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2024年07月27日

アムラームのラ国とは驚いた!

『アメリカがライセンス国産を認めるとは驚いた!』
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2024年7月下旬になり、驚くべき話が飛び込んできました。

日本で生産したPAC−3を米国輸出すると共に、アムラーム(AIM-120)のライセンス国産が決まりそうです。

AMRAAMはF-35戦闘機用として、完成品をFMSで導入しているのが現状でした。
図1 AMRAAM
図1 AMRAAM.jpg
引用wiki
日本はAAM-4Bの運用や、次期中距離空対空誘導弾(AAM-6?)など国産誘導弾も並行生産していました。

アメリカもさすがに生産ラインが厳しくなったかな?
(前回記事):『 防衛白書でミサイル写真が出たよ!!
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(1)AIM-120(アムラーム)とは何か?

アムラーム(AIM-120)は、米国の中距離空対空ミサイルです。

図2 搭載
図2 搭載.jpg
引用wiki

軽量で各種の戦闘機に搭載できることから、生産数が多くなっています。

1.1 日本ではF-35A戦闘機用に導入

日本の航空自衛隊でも、F-35A戦闘機導入に伴いAIM-120を導入し始めています。
図3 発射
図3 発射.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/en/publ/w_paper/wp2022/DOJ2022_Digest_CH.pdf

令和4年度防衛白書別冊に、AIM-120を発射するF-35A戦闘機が掲載されています。

F-35戦闘機では、国産誘導弾の搭載が難しいため導入された経緯があります。

1.2 軽量かつ対空戦重視のミサイル!

AIM-120は、1980年代にAIM-7スパローミサイルの後継として開発が始まりました。
図4 AIM-7
図4 AIM-7.jpg
引用wiki
旧式化していたスパローミサイルを更新するため、撃ちっぱなし性能を重視しています。

1987年には先行量産型が配備され、1993年までに米空軍・米海軍で使用が始まります。

図5 全景
図5 全景.jpg
引用wiki
ミサイル全長約3.65m、重量約150kgほどで、軽量なミサイルです。

改良型も次々登場して、A/B/C型が次々と登場してD型の開発も進んでいます。

1.3 ウクライナ戦争では地上発射型防空システムにも!

アムラームの使い勝手の良さは、地上発射型防空システム「NASAMS」にも使用されています。
図6 NASAMS
図6 NASAMS.jpg
引用wiki
あまりの性能の高さに、次々とミサイルや無人機を撃墜してアメリカがミサイル供給が追い付かない状況になるほどです。

結果として、台湾以外のAIM-120運用国に出荷制限が行われる状況となりました。

FMSでアメリカから弾薬を買うとき、このようなリスクがあります。

さて日本は、F-35A戦闘機用ミサイルをどうするのかと思っていたらまさかのライセンス国産の話です!
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(2)AAM-4Bより安くできるかな?

国産の誘導弾であるAAM-4は、結構性能が良いミサイルです。

図7 AAM-4
図7 AAM-4.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/asdf/adtw/adm/shiken/missile/AAM-4.jpg

初期のAIM-120Bより、高性能なミサイルです。

2.1 対巡航ミサイル能力を持つ!

国産AAM-4やAAM-4Bについては、keenedge1999先生が大変詳しく説明していくれています。
(サイト: Keenedgeの湯治場(第二源泉):https://fanblogs.jp/keenedge1999/

特に巡航ミサイルへの対処能力を持つことが、AAM−4の強みです。

図8 巡航ミサイル撃墜
図8 巡航ミサイル撃墜.jpg
引用URL:https://www.cnn.co.jp/storage/2023/05/09/62c279c911477b6c8866362afd6860c3/t/768/508/d/explosion-is-seen-in-the-sky.jpg

ウクライナ戦争では相当数の巡航ミサイルが発射され、多くが撃墜されています。

巡航ミサイル対処能力を有する、AAM-4の考え方は正解だったといえます。

2.2 ラ国より安くできるのが国産の強み!

ミサイルは1発〇億円の世界であるため、量産効果で安くすることが求められます。
図9 スパロー
図9 スパロー.jpg
引用wiki

AIM-7スパローミサイルをライセンス国産していても、やはりライセンス料が上乗せされ高価格になりがちでした。

99式空対空誘導弾(AAM-4)が登場したのは、高価格になるAIM-120より安定的に生産できる利点があります。

今回AIM-120がライセンス国産となったとき、AAM-4Bより安くできるかが勝負でしょう。

2.3 弾薬は2種類以上あった方がいい!

一見すると、国産AAM-4Bとライセンス国産のAIM-120という非効率な体制に見えると思います。

図10 AIM-120
図10 AIM-120.jpg
引用RL:https://www.mod.go.jp/asdf/adtw/adm/shiken/missile/AIM-120.jpg

AIM-120については、F-15JMISIP機にも搭載は可能ですが性能的に不満が残ります。

さらに突然アメリカからの供給が止まる可能性もあり、国産弾は必要です。

次期中距離空対空誘導弾と共に、AIM-120のライセンス国産は継戦能力向上に役立つでしょう。
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(3)AIM-174(SM-6)のライセンス国産もあるかな?

最近米海軍が、SM-6航空機搭載型AIM-174を開発しています。

図11 AIM-174
図11 AIM-174.jpg
引用URL:https://www.twz.com/wp-content/uploads/2024/07/AIM-174-SM6-copy.jpg?w=1024&h=576

海自にも導入されるSM-6の派生型なので、ライセンス国産を考えた方がいいかもしれません。

3.1 超長射程ミサイルが欲しい!

中国空軍は、超長射程ミサイルPL-17の開発を進めています。

図12 PL-17
図12 PL-17.jpg
引用URL:https://www.thedrive.com/wp-content/uploads/2023/12/02/PL17-missile.jpg?auto=webp&crop=16%3A9&auto=webp&optimize=high&quality=70&width=1920

アムラームのライセンス国産と共に、長射程ミサイルの動向も気になります。

今後の情報に期待しましょう!
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posted by sstd7628 at 11:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 自衛隊

2024年07月19日

防衛白書でミサイル写真が出たよ!!

『なかなかカッコイイミサイルじゃん!』
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2024年7月12日に、令和6年度防衛白書が公表されました。

数々の不祥事発表の最中であったため、ちょっと注目度が下がっています。

図1 12SSM
図1 12SSM.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2024/pdf/R06zenpen.pdf

12式地対艦誘導弾能力向上型について、より詳細な写真が出てきています。

防衛白書は、読み込むと結構いろんな発見があるよ!
(前回記事):『 潜水艦裏金?B終:チャンネルダッシュ作戦と今後どうなる!
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(1)カッコイイミサイルやんけ!

前倒しで開発が進む12式能力向上型は、2022年に一部の写真が公開されました。

図2 風洞実験
図2 風洞実験.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2022/pdf/DOJ2022_Digest_jp.pdf

令和4年に公開された風洞実験モデルから、かなり進歩しているのが見えます。

1.1 陸海空ファミリーモデルがよくわかる!

12式SSM能力向上型については、陸海空どこからでも打てるように開発が進んでいます。

図3 運用
図3 運用図.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2024/pdf/R06zenpen.pdf

製造数量が増加すれば、量産コストも下がり国民の税金を大切に使うことが出来ます。

2025年には、最初の地上発射型配備を開始するものです。

今回公表された写真では、かなりミサイルの外観が分かるようになりました。

1.2 防衛白書は情報戦の意味もある。

新型ミサイルを配備前に広報してどうする!なんて意見もあるかもしれません。

図4 12SSM
図4 12SSM.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2024/pdf/R06zenpen.pdf

防衛白書は政府公表資料であるので、関係各国も情報を分析します。

開発中のミサイルを掲載することで、抑止力としての情報戦にもなります。

意外と防衛白書は、バカにできない資料です。

1.3 GPIミサイルも登場したよ!

令和6年防衛白書には、GPIミサイルのイメージ図も登場しました。

図5 GPI
図5 GPI.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2024/pdf/R06zenpen.pdf

令和5年度に情報がでていましたが、今回正式に概要図が登場しています。

新たな脅威となったHGVに対処するため、SM-3Block?UAに続く日米共同開発です。

正確な資料を得るには、やはり防衛白書は役立ちます。
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(2)パトリオット用LTAMDSの情報も!
イージス・システム搭載艦の情報など、目に映るものが数多くあります。

図6 イージス・システム搭載艦
図6 イージスシステム搭載艦.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2024/pdf/R06zenpen.pdf
しかし意外と注目されていないのが、LTAMDS(エルタムズ)導入の話です。
2.1 パトリオットミサイル用レーダーの換装

ウクライナ戦争でも供与が始まり、防空システムの要となっているパトリオットミサイルです。
図7 パトリオットミサイル
図7 パトリオット.jpg
引用wiki
日本では、BMDで有名になりましたが本来は野戦防空システムです。

アメリカでは1961年に設計がスタートして、1982年に最初の部隊配備となっています。

ミサイルは改良型が次々と出てきましたが、レーダーそのものは換装が遅れていました。
図8 レーダー
図8 レーダー.jpg
引用wiki
航空自衛隊のパトリオットは、AN/MPQ-53という古いレーダーのままです。

1989年から導入を開始しており、早期換装が求められます。

そんな中で、ついにLTAMDSへの換装が令和4年度以降から明記されました。

2.2 LTAMDSとは何か?

LTAMDSは、レイセオン社が新世代のパトリオット用レーダーとして開発したものです。
図9 LTAMDS
図9 LTAMDS.jpg
引用URL:https://prd-sc102-cdn.rtx.com/-/media/rtx/news-images/2024/07/dust2_stmta_peo-23-004_xl_retouch_02_1920x1080.jpg?rev=40635c2975ee4f59b87ce1a4f250d9df&w=1600&hash=73344988CB09ED619E8BB0B0B2E14F69

従来はレーダー1面のみでしたが、3面のレーダーにて同時対処が可能になりまます。

米国では、SM-6の誘導管制にも成功するなど革新的なレーダーです。

2024年度中にアメリカで正式配備となり、日本でも早期換装が望まれます。

2.3 費用がいくらになるかな?

革新的なレーダーとなるLTAMDSですが、費用がいくらになるかはまだ不明です。
(レーダー車両1両でも、10億円以上はするでしょう)
図10 外観
図10 外観.jpg
引用URL:https://militarycabinet.com/wp-content/uploads/2020/02/EG2JnOuXkAIVGDW-1.jpg

これだけ巨大なレーダーを動かす為には、さらなる大電力供給装置が必要になります。

今後換装にどれだけ費用が使えるか、検証が必要です。
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(3)防衛白書は宝物が一杯!

あまり読まれることのない防衛白書ですが、意外と宝物が多くあります。

図11 ASM-1発射
図11 ASM-1.gif
引用URL:http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/1979/w1979_03011.gif

1979年(昭和54年)防衛白書には、開発中のASM-1の発射シーンがあります。

古い防衛白書から、思わぬ写真を発見するかも?!
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posted by sstd7628 at 14:18| Comment(14) | TrackBack(0) | 防衛省

2024年07月11日

潜水艦裏金?B終:チャンネルダッシュ作戦と今後どうなる!

『中国東海艦隊へのチャンネルダッシュで不祥事隠蔽だ!』
(検索除けです)
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護衛艦「すすづき」が、中国海軍基地にチャンネルダッシュ作戦をやったと聞いて!

次は台湾海峡突破の航行の自由作戦だ!だけどなにか勘ぐってしまいます。

図1 護衛艦「すすづき」
図1 護衛艦すすづき.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/dd/akizuki/#117-1

潜水艦裏金は、防衛大綱での潜水艦増強で加速したと考えられます。

国税局が、防衛産業に切り込んだのは「スイッチ」がきっかけ?
(前回記事):『 潜水艦裏金?A物品管理地獄と潜水艦失注の恐怖!
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(1)22大綱以降裏金は拡大した?

平成22年12月に、22大綱にて潜水艦の22隻への増強が決まりました。

図2 22大綱
図2 22大綱.png
引用URL:http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2012/2012/pdf/24020202.pdf

潜水艦の世界にとっては、この世の春が来た状態です。

1.1 潜水艦増強で人員選抜に無理がかかった。

潜水艦乗員になるには、適正試験や厳しい試験が必要な正解です。

図3 潜水艦乗員訓練
図3 乗員訓練.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/stc/assets/img/kyouiku/bousui1.jpg

パイロット並みに過酷な試験をクリアして、乗員を増やす必要がありました。

しかしながら当時の海上自衛隊は、過酷な状況でした。

2006年に連取潜水艦「あさしお」が浮上中に貨物船に衝突して、舵が曲がるほどの損傷をしています。

図4 あさしお事故
図4 あさしお事故.jpg
引用URL:https://image2.sina.com.cn/jc/p/2006-11-22/U1716P27T1D414011F3DT20061122092600.jpg

そんな人手不足が進んだ状況で、潜水艦乗員を増やすと歪みがかかります。

モラル規律の面で本来入ってはいけない人間が、潜水艦乗員になってしまったといえます。

1.2 防衛費増強でモラルハザードが起きた。

私も海上自衛隊にいたものですから、予算増額となるとやることは決まっています。

図5 打ち出の小槌
図5 小槌.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2019/05/blog-post_61.html

不足する部品爆買い!ついでに○○艦の整備も豪華に!ヒャッハー!

予算は海幕から、いくらでも降ってくる!

造船所で修理をしていた、潜水艦乗員も同じ感じで色々要求がエスカレートしたのでしょう。

1.3 造船所は下請けとの架空取引で裏金を作る

ただこの時期は、契約監査が厳しくなっており艦船修理費に上乗せするのが難しくなります。

そこで造船所修繕部は、修理用部品発注として下請けと架空取引スキームを始めたのでしょう。

図6 循環取引
図6 循取引.png
引用URL:https://www.hitachi-systems.com/-/media/ind/travelerswan/column/22/image/column02.png

よくある手法ですが、J−SOX砲では共謀した架空取引を見抜けない弱点を突いています。

潜水艦という秘密の塊を利用した、裏金スキームは進化していったのでしょう。
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(2)国税庁は「スイッチ」から大金星を挙げたか?

今回裏金問題が発覚したきっかけは、大阪国税局の税務調査です。

図7 国税庁
図7 シンボル.gif
引用URL:https://www.nta.go.jp/chuijiko/img/emblem.gif

珍しいところが、防衛不祥事を暴く結果になりました。

2.1 ふつうは会計検査院か東京地検特捜部

防衛に関して贈収賄や不正会計を調査するのは、大抵の場合東京地検特捜部です。

図7 F-X商戦
図7 F-X.jpeg
引用wiki

F-104J戦闘機導入のころは、派手な汚職と検挙が相次ぎました。

会計検査院も会計不正があれば、しっかり調査して対応してたはずですが国税庁が事件を暴きました。

2.2 スイッチ納入は国税庁税務調査の草刈り場!

最近国税庁は、ゲーム機のニンテンドースイッチを足掛かりに各所で脱税摘発を加速しています。

図8 スイッチ
図8 スイッチ.jpg
引用URL:https://m.media-amazon.com/images/I/71Rb2fxVgWL._AC_UF350,350_QL80_.jpg

スイッチは2017年に発売され爆発的な人気を誇っていますが、転売屋簿の爆買いや会社が厚生費名目で爆買いなど税務上問題が起きました。

スイッチ販売リストを元に、各所で税務調査で結構脱税摘発が行われています。
(国税は税務調査資料として、販売リスト資料を請求できる権限がある。)

おそらく大量のスイッチが、神戸周辺の会社に納入されたのを不審に思ったのでしょう。

その結果として、潜水艦裏金に突き当たったと考えます。

潜水艦乗員の欲を出した結果が、今回の追徴課税と問題発覚につながったといえます。

2.3 潜水艦修理仕様書は秘密区分無しの行政書類

秘密の塊である潜水艦の修理仕様書を、国税庁が見るなんてケシカラン!と思うかもしれません。

しかし私ペンギンは潜水艦修理仕様書を書きましたが、秘密区分無しで書いています。

図9 仕様書
図9 仕様書.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2019/11/blog-post_860.html

修理仕様書そのものを秘密文書にしてしまうと、修理作業指示書などが非常に面倒になるためです。

おそらく官仕様書・川重部品発注表などを突き合わせて、架空取引を炙り出したと思われます。

完全に裏金スキームが暴かれた瞬間です。
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(3)指名停止と「真やむ」契約で手打ちかな?

おそらく2022年から調査が始まり、書類が残っている6年分を追徴課税認定したのでしょう。
図10 とうりゅう
図10 とうりゅう.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/operation/meimei/r00/img/28ss/13.jpg

今後の防衛省調査で、どこまで影響が広がるか見極める必要があります。

3.1 川崎重工は指名停止だろうけど・・・

ここまで来ると川崎重工の長期指名停止(おそらく1年以上)は、確実と思われます。

潜水艦の造船部門だけでなく、会社全体を対象に指名停止となります。

図11 潜水艦修理
図11 潜水艦修理.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/pco/gunma/pco_news/kouhousitu/images/kouhou1215-12.png

潜水艦の新造も修理も出来なくなりおしまいだ〜!と騒ぎ立てる人がいるかもしれません。

そんなときの魔法の言葉を唱えましょう!

3.2 真にやむおえない事由!

昔三菱電機が陸自の中SAMデータ漏洩で、長期間指名停止となったことがあります。

図12 中SAM
図12 中SAM.jpg
引用wiki

この時、レーダーやFCS-3などで大迷惑が掛かりました。

そんな指名停止を受けても、「真にやむおえない事由」という名目で随意契約が続きました。

哨戒機(P-1)や輸送機(C-2)など生産中製品は、真やむ契約で続くでしょう。

潜水艦は指名停止の上で、理由を付けて新規契約をすることになります。

3.3 潜水艦隊を解体せよ!

建造計画や修理計画を狂わせるため、契約自体は続行でしょう。

しかし海上自衛隊のけじめとして、潜水艦隊を解体するぐらいは行うべきです。
(潜水隊群は残して、あとは自衛艦隊直結に)

閉鎖体質の組織から裏金を潰すには、そのくらい大胆なことが必要ですよ!

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2024年07月08日

潜水艦裏金?A物品管理地獄と潜水艦失注の恐怖!

『地獄の2000年代は狂乱の宴と化す!』
(タイトル除け)
『政治とカネと海自総ざんげと潜水艦発注切り捨て』
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前回の記事で、前提条件となる時代背景から2000年代になるとさらに地獄が幕を開けます。

連続する海自不祥事と、実態から乖離する一般競争入札制度改悪!

図1 入札
図1 入札.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2016/01/blog-post_712.html

劣化する造修監督官人材!常に不足する官品在庫と造船所の緊急取寄!

そしてとどめに、2009年(平成21年)の潜水艦発注取りやめ!

川崎重工が利益供与を続けざるを得ない状況が、完成していきます。
(前回記事):『 潜水艦裏金?@おっ〇い!〇っはい!!おっ〇イ!!!
\こちらもご参考にPR!/
(1)2000年代の海自連続不祥事は悪夢だったね!

海自を始め防衛省全体での、特定秘密不適切取扱いが表に出てきました。

図2 海幕長謝罪
図2 謝罪.png
引用:朝日新聞

ただ2000年代にも、海上自衛隊の連続不祥事が大連発してます。

1.1 ろくでもない年代だったな!

海自が関係する不祥事を列挙してみると、ろくでもないものばっかりです。

?2002年;護衛艦うみぎり連続不審火

 (給油量を取り違えたまま防衛庁長官答弁、間違い発覚後の隠蔽工作)
?A2004年〜2005年:護衛艦たちかぜ事案
 (いじめ自殺・恐喝・アンケート隠蔽)
?B2005年7月〜9月:潜水艦乗員7名(5隻)の大麻での逮捕
?C2006年2月:護衛艦あさゆきwinny事案
?D2006年9月:ミサイル艇3号の20mm機関砲暴発
?E2007年:イージス艦情報漏洩事件、山田洋行事件
?F2007年12月:護衛艦しらね火災
?G2008年2月:護衛艦あたご衝突事故
?H2008年10月:特別警備隊死亡事案

書き出してみたけど、海自の国民からの信頼が地に落ちた時代でした。

1.2 防衛費削減が続く暗い時代!

2000年代は、防衛費の削減が続きすべてにおいてお先真っ暗な時代でした。
図3 防衛費削減
図3 防衛費.gif
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2022/image/zuhyo02040202.gif

平成13年度から平成23年度まで、10年連続防衛費が削減され続けてきました。

冷戦終結後の就職氷河期や、経済不況により防衛費はやり玉になります。

そんな声を受けて財務省主計局が2004年に、独自防衛計画案で防衛費1兆円減額・護衛艦38隻(16隻減)というデッドボールを投げてきます。
(あの時国民は財務省に喝采を上げていたんですよ?)

図4 16DDH概要図
図4 16DDH概要図.png
引用URL:https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11488652/www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/15/jizen/sankou/02.pdf

経済が苦しく海自の不祥事が続くときに、イージス艦2隻DDH2隻だの要求すれば国民の信頼を失いますよ。

1.3 随意契約から一般競争入札!倫理規程の制定

1998年(平成10年)の調達実施本部背任事件を受けて、防衛装備品入札制度の全面見直しが行われました。

図5 16式戦車
図5 16式MCV.png
引用wiki
従来随意契約が普通だった正面装備品についても、一般競争入札を前提にすることになります。

さらに自衛隊員倫理規程が制定され、監督官など接待が禁止となります。

これは軍艦・自衛艦を建造し続けた、造船業界にとって衝撃的な話でした。

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(2)海軍以来の伝統が崩れる!監督官の質的劣化も!

旧海軍以来の伝統として、軍艦建造は1社を指名して建造する慣習でした。

図6 海軍進水式
図6 進水式.jpg
引用wiki

だからシーメンス事件のような、大規模汚職が起きる要素が残っていました。

2.1 平成15年に艦艇の一般競争入札が導入!

海上自衛隊艦艇については、平成15年度に一般競争入札制度が導入されます。

図7 進水式(22DDH)
図7 進水式.jpg
引用URL:http://j.people.com.cn/mediafile/201308/07/F201308071401101479846787.jpg

写真は護衛艦「いずも」進水式の時ですが、護衛艦「ひゅうが」から競争入札になりました。

IHIMU(JMU)と三井玉野での壮絶な競合いの結果、IHIMUが赤字受注となった経緯があります。

19DD(あきづき)の受注では、赤字確実と言われ各社が入札辞退・三菱長崎がやむなく受注します。
(入札なら19DDは受注しない!と海幕に脅しをかけていた)

壮絶な競争入札の煽りを受け、艦船建造計画に狂いが出かねない事態でした。

潜水艦も競争入札にさらされ、16SS(そうりゅう)は三菱重工が入札受注します。
2社寡占と言われる潜水艦業界ですが、競争入札導入で受注が確約されなくなりました。

2.2 監督官の目を覆う質的劣化

潜水艦を含めた造船各社にとっては、海自監督官・検査官の質的劣化は見過ごせない状況でした。

○防産業に従事している方も、本ブログを見ていただいているので分かるかもしれません。

もし技術者であるはずの海自監督官から、こんな言葉を吐かれたらどうします?
・『(電気の)直流と交流って何ですかぁ?』
(マジにあった話です!)
・『公差って何なの?正確に工作できないんですか?』
(文系なのに監督官になった防大出身幹部がマジに発言した)

いやああああ!!!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル!

図8 アホの子
図8 あほの子.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2016/12/blog-post_139.html

監督官の質的劣化ってレベルじゃねえぞ!

造船所も困るし艦艇乗員も困り、まともな造船所担当者を頼るようになります。

2.3 経理補給の運用硬直化!

海上自衛隊の補給物品管理は、常に在庫不足・修理予算無しが続きます。

造修補給所に物品を要求しても、
「在庫がありません!調達はいつになるか分かりません!」
と言う運用上すぐに必要なのに、造修補給所を頼れない状況でした。

図9 艦内洗濯機
図9 艦内洗濯機.png
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FgdqaNdaMAA_MXm?format=jpg&name=medium

すぐに来ない官給品洗濯機などの艦内生活品、補給品を出してくれない阪神基地隊!
(神戸での定期整備中は、阪神基地隊が補給品供給の窓口です)

そりゃあ、ドラえもんみたくすぐ用意してくれる造船所にタカルなあ・・・

けどなあ!KPMSで補給品要求情報を出してこない、潜水艦側にも問題はあるぞ!
(KPMS:後方システムに吸収された部品請求データー送信システム)
要求が無ければ、官給品を買う根拠になる需要要求係数が出ないんだよう!

あと!スパナ・パッキンはCOSAL品で「諸器材等維持費」だバカ野郎!!艦船整備費に上乗せスンナ!!!
(艦船補給処・造修補給所で、何度もこのセリフを乗員・造船所に言ったことか!)

そんな中で、川崎重工神戸(当時は川崎造船)に悪夢が舞い降ります。
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(3)21年度潜水艦が査定落ち!川崎神戸危うし!

三菱神戸は乗員に便宜を図っても利益にならないと、早々に見切りをつけます。

図10 三菱神戸
図10 三菱神戸.jpg
引用URL:https://www.mhi.com/sites/g/files/jwhtju111/files/styles/original_image_style/public/2022-10/221012-1.jpg?itok=UvQ840o0

三菱は融通が利かずケチだ!と言うのは、そんな官僚的背景があります。

3.1 21年度潜水艦(21SS)査定落ちするかも?!

2007年(平成19年)ごろに、21SS(平成21年(2009年)度潜水艦)が無くなる?というウワサが飛び交います。
図11 そうりゅう6番艦
図11 そうりゅう6番艦.jpg
引用wiki

そうりゅう6番艦のころにちょうど潜水艦退役や、そうりゅう就役で潜水艦の枠が1つ余ることになります。
(練習潜水艦「あさしお」がAIP艦として寿命延長をしたため)

当時はまだ潜水艦16隻+練習潜水艦2隻の体制で、余分な潜水艦建造はできません。

世間ではサブプライムローン問題が取り上げ始められ、経済状況の悪化が懸念されて行きます。

結局概算要求からも、潜水艦は査定落ちして「あきづき型」3・4番艦同時建造になります。

3.2 狂乱の川崎神戸

あのころの川崎神戸は狂乱状態で加速度的に悪くなる景気の中で、2年に1回受注してた新造艦が吹っ飛んだのです。

『仕事が無い中で高度溶接技術者や関係各社の雇用を維持する』
『しかも次の年も受注できる確約はない状態』

普通の民間企業なら、事業撤退の判断をしてもおかしくない状況です。

しかもリーマンショックによる、世界的金融恐慌がさく裂します。

頼みの潜水艦出身の将官クラスは、潜水艦大麻事案の影響で影響力を失っていました。

21年度潜水艦が発注されなかったことが、裏金事案の直接的な引金になったと考えます。

『潜水艦に関して影響力のある幹部・海曹を増やそう!』
そんな発想になり、J-SOX法を潜り抜け裏金作りに走ったのかも?

3.3 監督官室にビール券の束が・・・

あの時期川崎神戸に潜水艦監督・検査に行くと、監督官室にビール券の束がポンと置いてあるなんてことが・・・
(もちろん受け取ってないですよ!)

図12 ビール券の束
図12 ビール券.jpg
引用URL:https://sasugaya.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/IMG_E3643-1024x1024.jpg
川崎神戸はここまで追い込まれてるのか!と驚愕しました。

図13 闇落ち
図13 闇落ち.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2018/11/blog-post_10.html 

完全に川崎神戸は、闇落ちした状態でした。

三菱の人は営業が、帰り際にスッと押し付けてくるスタイルでしたね。
(特に名古屋航空宇宙システム部はヤバかった!)

贈収賄に巻き込まれそうな、危険な時間を過ごした時代でした。

まだまだ地獄は続きます。
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2024年07月05日

潜水艦裏金?@おっ〇い!〇っはい!!おっ〇イ!!!

『こんなタイトルにしときゃ余計な検索はないだろう』
本タイトルは、検索除けにわざと書いてます。

『始まりはなだしお事件救済スキームから!』(ホントのタイトル)
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潜水艦の裏金問題について、特別防衛観察が決定するなど事件が広がっています。

一見すると、潜水艦乗員に会社が利益供与という分かりにくい話です。
図1 潜水艦
図1 潜水艦.jpg

引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/sbf/images/index/slide09.jpg

裏金スキームは、そんな簡単な話ではありません。

まずは時代背景と各種の関係性の話で、情報整理をいたしましょう。
(前回記事):『 潜水艦の裏金騒ぎがついに露見したな!
\こちらもご参考にPR!/
(1)昭和では当たり前だった

今回の裏金問題については、自衛隊員倫理規程に明確に違反するものです。

図2 自衛隊員倫理規程
図2 倫理規程.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/policy/agenda/meeting/rinri/pdf/gaiyo_01e.pdf

ただ昭和の時代には、問題にもならなかった話です。

1.1 昭和の感覚を悪い伝統にした

船舶の世界では、昭和の時代までは似たようなことが慣習としてありました。(ココ重要!)

艦船の建造・定期修理などでは、長期間になるためどうしても濃い人間関係が出来ます。

図3 艦船修理
図3 艦船修理.jpg
引用URL:https://daizokyo.or.jp/img/image1.jpg

昭和は浪花節の世界でもあり、乗員とのなれ合いも伝統でした。

昭和の悪い伝統が、今回の潜水艦裏金事件の背景にあることを覚えて欲しいです。

1.2 潜水艦隊の閉鎖体質も一因

潜水艦の世界は、いい意味でも悪い意味でも閉鎖体質(家族気質)の所があります。

そんな世界だから、伝統にとらわれ過ぎて改革の風が吹かなかったといえます。

1.3 潜水艦乗りの中にも危機感を持った人はいた!

潜水艦乗りの中にも裏金作りなどに疑問を持ち、危機感を持っていた人は何人もいました。

私ペンギンが、潜水艦艦長1名を裏金問題で更迭できたのも乗員の協力があったからです。

図4 乗員
図5 漁船 (2).jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/stc/assets/img/kyouiku/kan6.jpg

しかしそんな気概ある乗員は、昇進や潜水艦勤務から弾かれることが多かったのです。

家族主義の弊害が、裏金問題を発覚しにくくしました。

さらに潜水艦乗りは情報職種に進むことも多く、情報保全隊が潜水艦乗りの植民地でもありました。

警務隊や情報保全隊も信用できないのが、潜水艦裏金事件の背景です。
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感想(0件)

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(2)ペンギンの立ち位置をはっきりさせておきます。

本ブログで書いてきましたが、私は艦船造修(装備)畑の元幹部自衛官です。

潜水艦乗員としての教育は受けていません。

そのため今回の件について、俯瞰的な話と歴史を網羅することが出来ると思います。

2.1 情報保全上話せないこともある

潜水艦という機密の塊である以上、情報保全の立場から離せないこともあります。
(情報保全の刑事罰は、退職後も適用される)

本当に話せないことは、記載しません。(潜水艦の最大深度とか?)
|д・)つ(コトッ) https://fanblogs.jp/sstd7628/archive/206/0

そのうえで聞いていただければ幸いです。

2.2 入隊前と退職後の話もある。

背景は、1980年代までさかのぼります。

源流と言えることが昭和から平成にかけておきました。

そのため、入隊前のことは上司・先輩から伝え聞いた話も多くあります。

退職後も、いろんな話が流れてきました。

その辺もソース源を、隠蔽しながら書いていきます。

私ペンギンが、入隊年や退職年を書いていないのはそんな情報漏れを防ぐためです。
(このテクニックは、潜水艦出身の情報教官から教えてもらいました)

根拠が薄い情報となりますが、ご了承ください。
(今回の潜水艦裏金の件は非常に根に持っています!)

2.3 前提条件となる背景

・ペンギンは、潜水艦に関わった艦船装備幹部である。(艦補処・造補所・検査官)
・1980年代に、裏金の源流がある。
・情報源を明かすことはできないが、ぺンギンも関わりがあった。
・入隊前・退職後の情報のある。(口伝の歴史)
・潜水艦だけでなく、(官側の)潜水艦造修も責任の一端がある。
・情報保全隊・警務隊・観察本部も信用できない。

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(3)1988(昭和63)年なだしお事件がきっかけ!

全ての始まりは、1988年(昭和63年)のなだしお事件の後始末です。

図5 漁船
図5 漁船.jpg
引用URL:https://www.mlit.go.jp/jmat/monoshiri/judai/60s/fuji.jpg

はじめは、救済スキームとして裏金が出来ました。

3.1 金とコネのある造修部門がスキームを作った

潜水艦隊は1981年に設立されたばかりで、金と権力が当時はまだありませんでした。

造修所潜水艦科や、調達実施本部神戸分室などカネとモノを用意できる部門が協力して救済用としてのカネの捻出に企業を巻き込んで作られています。

悪い意味の家族意識が、源流にあります。

3.2 造修部門が力を失い艦隊が権力を増強

1990年代になると、造修部門など防衛庁の調達部門の癒着が問題となります。

結果として1998年(平成10年)に、「10改編」と呼ばれる海自後方部門大改編が発生します。

・造修所潜水艦科は武器部門が切り離される。
・大物装備品調達は、艦船補給所・補給本部に移管となる。
・造修補給所監督官は、3年ルールですぐに転勤となる。

結果として、造修部門が技術力と実務能力を徐々に失っていきます。

潜水艦乗員は、プロフェッショナルですからすぐに監督官の業務代行のような状態になります。

3.3 乗員の細部カスタムメイドオーダーが横行

調達実施本部の検査官は、造修所の定期修理艦船の監督を代行できなくなり監督の目が届かなくなります。

そうなると、潜水艦乗員の天下とも言えます。

潜水艦乗員は修理建造契約(物品納入)について、口出しできる権限はありません。
(造修部門の監督官・検査官のみが対応できる)

しかし細部を監督できるベテラン監督官がいなくなり、裏金スキームも暴走していきます。

艦船により細部ぎ装が違ってくるなんてのが横行し始め、裏金も増大します。
ここまでが序章で、さらに地獄は暴走します。
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2024年07月04日

潜水艦の裏金騒ぎがついに露見したな!

『関係者の中では知られた話だったんだ』
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2024年7月3日に、朝日新聞が川崎重工による潜水艦乗員への物品・現金提供について税務調査を受けたと報道しました。

防衛省も、川崎重工から報告を受けたをと発表しています。
図1 川崎重工
図1 川崎重工.jpg
引用URL:https://www.khi.co.jp/pressrelease/news_190318-1.jpg

エリート集団の潜水艦乗りがなんで?!と思うかもしれません。

しかし昔から行われてきた、潜水艦隊の悪習です。
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(1)闇が深い話だけど興味ある?

潜水艦がらみの裏金話は、情報保全を盾に長いこと放置されていました。
図2 スパイ
図2 スパイ.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2015/04/blog-post_985.html
造補所監督官が潜水艦の裏金問題に切り込んだら、スパイ扱いされ左遷されることなんて平気で起きていました。

外部のメスにより、悪い膿を全て出してくれることを望みます。

1.1 単純な話にするとトカゲの尻尾切りになるぞ!

この話は、造船所が潜水艦乗員に物品・現金などの贈賄をしたという単純な話ではないです。

むしろミスリードを誘って、海自は悪くない!という意図が見えます。

問題の本質は、もっと奥深く闇の深い話になります。

1.2 ほかの造船所にも飛び火するぞ

単刀直入に言うと、川崎神戸だけでなく三菱神戸・JMU横浜の潜水艦修理でも同様の話が今後出て来るでしょう。
(同様のことをやっているため)

さらに水上艦艇の建造・定期修理などにも、大きく波及するでしょう。

航空隊以外は、大混乱になるでしょうがそれでも内部浄化が望めない以上は、司法の介入を受けてでも改革すべきです。

1.3 ペンギンも首を突っ込んで飛ばされた人間なんだよな

実を言うと、私ペンギンもこの潜水艦裏金問題に首を突っ込み左遷された人間です。

情報保全は、犯罪行為隠蔽の道具じゃないのに!

裏金に関して潜水艦艦長1名の首を飛ばしたはいいけど、情報保全隊の事情聴取を受けて飛ばされました!

そのぐらい、闇が深い話なんです。

造修補給所・潜水艦隊・防衛装備庁(装備本部)・神戸の造船所など、かなりデカいスキームの中でドロドロとした話だけど興味のある人はいますか?

興味のある人がいたら、詳しく書いていこうと思います。(秘密保全の兼ね合いも含めて)

『すべては、なだしお事件から始まった』
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