広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog


2016年07月10日

ワープロ検定は廃止!? 過去にあった全商検定一覧

全商検定は検定の廃止や追加が頻繁にあります。

調べただけでも、今までに 10種目もの全商検定が廃止されています。では最近廃止された順に過去にあった全商検定を紹介していきます!


(1) パソコン入力スピード認定試験  2013年2月廃止

日本語部門と英語部門がありました。

5段〜4級の9段階まであって、日本語部門で1級〜4級を取った人はワープロ実務検定の同じ級の速度部門が免除されました。どの級・段も全く同じ問題が出題されていて、入力した文字数で判定されていました。年1回の実施でしたが、受験者数は少なくなく、突然の廃止に驚きました。


(2) ワープロ実務検定  2012年11月廃止

問題内容はビジネス文書実務検定と全く同じです。

ビジネス文書実務検定に名前が変更されたと考えてもいいかもしれません。検定制度に変更があり、ビジネス文書部門と速度部門に分かれて、部門合格も可能となりました。


(3) 珠算実務検定  2003年6月廃止

珠算・電卓実務検定に統合されたそうです。


(4) 情報処理検定  2003年1月廃止

プログラミングを中心とした情報処理能力を判定する検定試験で、今の情報処理検定(プログラミング部門)に似ています。ちなみに当時はビジネス情報部門がありませんでした。


(5) 電卓実務検定  2002年12月廃止

珠算・電卓実務検定に統合されたそうです。


(6) コンピュータ利用技術検定  2002年9月廃止

表計算ソフト(Excel、Lotus)を用いた情報処理能力を判定する検定試験です。今の情報処理検定(ビジネス情報部門)に似ています。実技と筆記があったそうです。

表計算ソフト 「Lotus」というのは、1986年の発売から3年間で、日本国内だけで約25万本を出荷した表計算ソフトのヒット商品です。でも、Excelの登場で売上が下がり、今はもう発売されていません。


(7) 英文ワープロ実務検定  1998年11月廃止

どうやら英文タイプ実務検定試験の名前が変わっただけのようです。


(8) 英文タイプ実務検定試験  1994年廃止
(9) カナタイプ実務検定試験  1991年廃止
(10) 和文タイプ実務検定試験  1988年廃止

現在ではもう実用的でない タイプライターの検定です。

タイプライターを辞書で調べてみると、「指で鍵盤(けんばん)をたたいて、文字や記号を紙面に印字する機械」だそうです。

タイプライターの検定だけでも3種目もあったとは驚きです。英文タイプはアルファベット、カナタイプはカタカナ、和文タイプは漢字やひらがなを打ちます。特に、和文タイプライターは最低でも1000もの文字を1つずつ打ち込んでいかないといけないという、 めちゃくちゃ大変な作業だったそうです。

一番最初になくなった検定は和文タイプ実務検定試験でした。もし今この検定があったら超ニッチで珍しいですよね。




以上です。
今ある全商検定一覧は こちら


2016年07月17日

全商簿記は履歴書になんて書くの? 全商検定正式名称を紹介

せっかく全商検定を取ったので、「履歴書の資格欄に書きたい!」という方もいると思います。

もちろん、全商検定は履歴書やエントリーシートに記入して構いません。

しかし、ここで問題があります。
「正式名称が分からないので全商検定を履歴書にどう書けばいいかわからない」のです。

ということで、 全商検定の正式名称一覧をお伝えします。

さらに、 商業高校生がよく受けるほかの検定の正式名称も紹介しています。参考にしてください。



全商検定正式名称一覧

○ 全商簿記
全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定 ○級

科目合格の場合
全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定 会計 合格
全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定 原価計算 合格

○ 全商英検
全国商業高等学校協会主催 英語検定 ○級


○ ワープロ検定(平成24年11月 廃止)
全国商業高等学校協会主催 ワープロ実務検定 ○級


○ ビジネス文書検定
全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書実務検定 ○級

部門合格の場合
全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書実務検定 ビジネス文書部門 ○級
全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書実務検定 速度部門 ○級


○ パソコン入力スピード試験(平成25年2月 廃止)
全国商業高等学校協会主催 パソコン入力スピード認定試験 日本語部門 ○級or○段
全国商業高等学校協会主催 パソコン入力スピード認定試験 英語部門 ○級or○段


○ 電卓検定
全国商業高等学校協会主催 珠算・電卓実務検定 ○級(電卓)


○ 珠算検定
全国商業高等学校協会主催 珠算・電卓実務検定 ○級(珠算)


○ 情報処理検定
全国商業高等学校協会主催 情報処理検定試験 ビジネス情報部門 ○級
全国商業高等学校協会主催 情報処理検定試験 プログラミング部門 ○級


○ 商業経済検定
全国商業高等学校協会主催 商業経済検定 ○級


○ 会計実務検定
全国商業高等学校協会主催 会計実務検定 合格


○ ビジネスコミュニケーション検定
全国商業高等学校協会主催 ビジネスコミュニケーション検定 合格


全商検定は以上です。

正式名称は結構長いですね。ちなみに、一番長いのがビジネス文書の文書部門の32文字です。

でも、どの検定も必ず 「全国商業高等学校協会」 という語句を記入してください!

特に簿記検定や英語検定は注意してください。そのままだと日商簿記検定や実用英検になってしまいます。全然レベルが違うので、「全商」であることをはっきりと記入しましょう。



商業高校生が受けるほかの検定

○ 日商簿記
日本商工会議所主催 簿記検定 ○級


○ 販売士
日本商工会議所主催 販売士検定 ○級


○ 実用英検
日本英語検定協会主催 実用英語技能検定 ○級


○ ITパスポート
経済産業省 ITパスポート試験 合格


○ 基本情報技術者
経済産業省 基本情報技術者試験 合格


○ TOEIC
TOEIC公開テスト(又は IPテスト) ○○○点取得


これで、履歴書はバッチリですね!

おすすめの記事

○  全商検定は履歴書に書けるの?
○  全商検定2級以下は取得してもあまり意味ない?
○  全商簿記と日商簿記の違いとは?


2016年08月13日

全商検定の満点賞とは?

全商検定には満点賞(各種検定試験第 1 級満点合格表彰)というものがあります。

どうすれば満点賞になるのか?
満点賞をとったら何かいいことがあるのか?
これから、お伝えします。

満点賞の条件とは?

満点賞とは、名前のとおり全商検定で満点を取ったらもらえるものです。

ですが、幾つか条件があります。

まず、 全商検定1級 で満点を取らなければなりません。2級や3級で満点を取ってもダメです。

そして、 全商簿記実務検定の場合は 会計と原価計算の両方が満点合格 でないといけません。

商業経済検定は「マーケティング」「経済活動と法」「ビジネス経済A」「ビジネス経済B」の 4つ全て満点 でなければなりません。

部門合格と部門合格で別々に受けて満点だったとしても満点賞にならないようです。同時に受けてどちらも満点の時だけです。例えば、ビジネス文書検定の速度部門が満点合格で、次の試験で文書部門が満点合格だったとしてもダメということです。

満点といっても、100点を取ればいいわけではなくて、模範解答である必要があります。簿記検定やビジネス文書検定は採点箇所でないところもありますが、それも正解でないといけないということです。

なお、 ビジネスコミュニケーション検定 会計実務検定には 満点賞はありません


以上の点をまとめると、満点賞をもらうには、

?@ 珠算・電卓検定(電卓)1級 満点合格
?A 珠算・電卓検定(珠算)1級 満点合格
?B ビジネス文書実務検定 1級 満点合格
?C 全商英語検定 1級 満点合格
?D 情報処理検定(ビジネス情報) 1級満点合格
?E 情報処理検定(プログラミング) 1級満点合格
?F 全商簿記検定(会計と原価計算) 1級満点合格
?G 商業経済検定 4科目すべて満点合格

のいずれかの条件に当てはまる必要があります。

満点賞を取るメリットとは?

特にないと思います。
履歴書にも書けないですし、70点だろうが100点だろうが1級は1級です。

でも、表彰状がもらえます。もちろん表彰もされます。

満点賞を目指して一生懸命頑張るよりは、日商簿記とか英検とか基本情報とかの勉強をしたほうがいいのではと思います。

以上、全商検定満点賞についてでした。




タグ: 満点賞

2017年02月18日

全商推薦とは? 条件や基準・対象の大学を紹介!

最終更新日 2017年10月1日
商業高校生が大学に進学する方法として、 「全商推薦」 というものがあります。

ここでは、「全商推薦が一体どういう制度なのか」ということから、 対象大学 応募条件 合格率までお伝えします。

全商推薦とは?

全商協会が商業高校の生徒を対象の大学に推薦する制度 です。

「一般推薦」や「指定校推薦」といった推薦入試は商業高校が推薦しますが、「全商推薦」は全商協会が大学へ推薦してくれます。

正式名称は「全商協会大学特別推薦」です。

全商推薦の流れ

全商推薦の流れを簡単に説明します。

(1)高校ごとで推薦者を選考
(2)県単位で各高校の推薦者を取りまとめる
(3)全商協会が推薦者を選考




全商推薦に対応している大学は?(H28年度)

2つのグループに分かれています。
Aグループは、出願要件に全商英検を指定していない大学で、
Bグループは、 全商英検 を指定している大学です。

なぜ、全商英検で分かれているのか謎ですね。

ただ、Aグループの方がBグループよりも書類提出期限や選考日が3〜4週ほど早いという違いがあります。


● Aグループ

駒沢大学
高千穂大学
拓殖大学?@
立正大学
中京大学
大阪商業大学
神田外語大学
東京経済大学
千葉商科大学


● Bグループ

拓殖大学?A
中央大学
日本大学
法政大学
明治大学 ※H29年度より全商推薦廃止(全国商業高等学校長協会会員校を対象とした公募制特別入試を導入)
関西大学
同志社大学
立命館大学
関東学院大学
専修大学
國學院大學
明海大学
関西学院大学

対象の学部・学科など、詳しくは こちら をご覧ください。

全商推薦の条件は?

全商協会より推薦を受けるには検定条件があります。

先ほど紹介した Bグループの大学はもちろん全て全商英語検定1級(または実用英検準2級)が推薦条件 となっています。

推薦条件は大学によってかなり違いがあります。ですが、 検定条件として一番多いのは、全商簿記1級 です。
進学を希望している人は、全商簿記1級は取得しといた方がいいです。

全商推薦の選考の基準は?

全商協会が決めることなので、詳しくは誰も分かりません。
ですが、全商検定1級を多く持っている方がよいのは確かです。評定も高いに越したことはないです。



全商推薦の選考の倍率は?

H28年度の場合、応募者数合計は342名で、決定者数合計は237名となっています。
倍率は 1.44倍 ということになります。

これはあくまで合計です。
大学別に見てみると、 定員割れのところも結構あります。 0名のところもあります。

大学によって倍率はかなり違うということを覚えておきましょう。

そして、推薦が通ってからの入試での合格率はほぼ確実に受かるでしょう。指定校推薦と同じくらいなので、全商の推薦をもらえば、基本的にその大学に入学できると思います。


以上、全商推薦についてでした。
その他、全商推薦について詳しいことは進路指導の先生に聞くのが一番でしょう。


2017年03月18日

全商検定9冠は本当にスゴイのか?

全商検定で全種目1級に合格することを俗に「 全商検定9冠」といいます。

ここでは、全商9冠達成は どれだけスゴイことなのか検証していきます。

全商9冠達成人数は?

平成27年度のデータを見てみましょう。

三種目以上1級合格者表彰受賞人数一覧

3種目 7,924 名
4種目 4,477 名
5種目 2,297 名
6種目 789 名
7種目 199 名
8種目 54 名
9種目 28 名
合計 15,768 名

1年の間に全商9冠達成したのはわずか28人です。毎日新聞にも「例年、全国で30人ほどしかいない難関」と書かれていました。

確かに9冠達成者は全国的に見ても少ないです。


全商9冠達成者が少ない本当の理由

全商9冠の人が少ないのは、ただ「問題が難しいから」というわけでもありません。

他にも、3つの理由があると思います。

【1】 9回も受けられない人が多い

全商9冠を達成するには、少なくとも9回は試験を受けないといけません。ただ、検定試験は1年に1回か2回あるのみです。

検定日が他の予定とかぶる人も多いので、全種目合格というのは週末の予定が空いていないと無理です。


【2】 商業高校生に限定される

そもそも全商検定の対象は商業高校生です。

一般の人が対象の多くの検定とは異なり、受験者数も少なければ、受験者の知識も少ないです。


【3】 全商9冠を達成する意味があまりない

全商9冠を達成しても高校を卒業したら、基本効力はありません。

卒業後のことを考えている人は、 全商検定にこだわりません。 その代わりに、実用英検や日商簿記、基本情報の取得を目指す人が多いです。特に進路がすでに決まっている人は、就職先、進学先で必要となることを学んでいく方がいいのではと思います。


結局、全商9冠はどれだけスゴイことなのか?

達成者数は少ないですが、 「難関」という訳ではありません。

センター試験で国立大学に入学したり、実用英検準1級や日商簿記1級を取得したりする方が難しいです。商業高校生から見れば全商9冠はスゴイことだと思いますが、他の人から見ればそうでもないのも現実です。


Build a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: