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2016.10.14
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今年のノーベル文学賞は、またも村上春樹を外しましたね。
でも、まあ、毎年この時期に、当落に心躍らせるのもなかなかいい風物詩ではないかと思ったりする♪
・・・ということで、以前の記事をR1として復刻します。

今年のノーベル文学賞はボブ・デュランが受賞し、びっくりポンでおます。
でも、なかなかいい選定ではないか♪
****************************************************
【復刻】
食わず嫌いの村上春樹 」と言いつつも、大使はこんな本を読んできました。今では結構はまっているけど「走ることについて語るときに僕の語ること」を最初に買ったところに大使の傾向が出ているのかも。
村上

<村上春樹関連の蔵書>
・色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(2013年)
・村上春樹ロングインタビュー(2010年)
・夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです(2010年)
・1Q84 BOOK1(2009年)
・「1Q84」をどう読むか(2009年)
・村上春樹にご用心(2007年)
・走ることについて語るときに僕の語ること(2007年)

<図書館で借りた本>
・風の歌を聴け(1982年)
・海辺のカフカ(2002年)
・東京奇譚集(2005年)
・職業としての小説家(2015年)

<フィリップ・マーロウがつなぐ輪>

それはそうと、村上春樹がなぜ芥川賞を取れなかったのか?ということでWeb検索したら、こんなHPがありました。
村上春樹-芥川賞候補作家 が充実してるし、面白いでぇ♪
村上春樹研究所




【色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年】
村上

村上春樹著、文藝春秋、2013年刊

<内容紹介>より
三年ぶりの書き下ろし長篇小説。
(発刊直後は「BOOK」データなし)

<読む前の大使寸評>
発売初日に内容も確かめずに単行本の小説を買ったことは、我が読書生活では初めてのことであるが・・・・
ミーハーだったかなとの自覚はあるわけです(汗)

Amazon 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年



【村上春樹ロングインタビュー】
村上
考える人 2010年 08月号 、新潮社、2010年刊

<内容紹介より>
特集 村上春樹ロングインタビュー 日常から離れた新緑の山にこもって、たっぷりとお話をうかがった3日間。
【1日目】 一人称から三人称へ 『ノルウェイの森』のこと 僕と鼠の物語の終わり 歴史少年だったころ 物語の間口と奥行き プリンストンへ 「第三の新人」講義 『アンダーグラウンド』と『サハリン島』 『アフターダーク』と『1Q84』 『1Q84』はいかに生まれたか クローズド・サーキット 手を握りあう 物語を掘りだす 文体が支える BOOK3 女性たちとセックス  「1Q84」という世界 パラフレーズすること
【2日目】 プリミティブな愛の力 『静かなドン』から始まった 話し言葉と語りの力 メタファーの活用と描写 BOOK4の可能性 近過去の物語 十歳という年齢と偶然を待つこと 父的なものとの闘い 漱石のおもしろさ 芦屋から東京へ 心理描写なしの小説 自由であること、個であること 時間が検証する 十歳で読書少年に 芦屋のころ 19世紀的な小説像 自我をすっぽかす小説 長距離ランナー 
【3日目】 リスペクトの感情 古典の訳し直し サリンジャー、カポーティをめぐって カーヴァーの新しい境地 20世紀の小説家の落とし穴 アメリカの出版界 オーサー・ツアー 全米ベストセラーリスト エルサレム賞のこと 短篇小説と雑誌の関係 今後のこと。

<大使寸評>
村上さんがインタビューで、小説を書く舞台裏とかノウハウを惜しげもなく語っています。
小説を書きたいと思う大使にとって、たいへん参考になります♪

Amazon 村上春樹ロングインタビュー
村上春樹ロングインタビュー byドングリ



【夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです】
春樹
村上春樹、文藝春秋、2010年刊

<内容紹介より>
13年間の内外のインタビュー18本を収録。なぜ書くのか、創作の秘密、日本社会への視線、走ることについてなどを語りつくす。

<大使寸評>
ちょっとかったるい本なので、いまは積読状態になっているけど・・・そのうち読もう。
Amazon 夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです



【1Q84 BOOK1】
1984
村上春樹著、新潮社、2009年刊

<内容紹介>より
1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。
そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。
そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。
私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。

<大使寸評>
1Q84のシリーズ3冊を購入したが、ハードカバーのシリーズ3冊とはしぶちんの大使としては画期的なことである。このシリーズはもう打ち止めにしてほしいものだ。

Amazon 1Q84 BOOK1



【「1Q84」をどう読むか】
村上

河出書房新社編、河出書房新社、2009年刊

<商品説明>より
今を代表する30人の論客が、様々な角度から村上春樹の「1Q84」を照射し作品の謎を紐解く。「1Q84」に向けられた評論からの問い。加藤典洋/川村湊/沼野充義/森達也/島田裕巳/斎藤環他。

<大使寸評>
この3冊シリーズの小説がなぜこれだけ売れたのか気になるし、他の人がどう読むかも興味深いのです。

rakuten 「1Q84」をどう読むか



【村上春樹にご用心】
村上
内田樹著、アルテスパブリッシング、2007年刊

<内容紹介>より
ベストセラー『下流志向』のウチダ教授が村上文学の秘密をついに解きあかす!
本文より 「私たちの平凡な日常そのものが宇宙論的なドラマの「現場」なのだということを実感させてくれるからこそ、
人々は村上春樹を読むと、少し元気になって、お掃除をしたりアイロンかけをしたり、
友だちに電話をしたりするのである。それはとってもとってもとっても、たいせつなことだと私は思う。」

<大使寸評>
追って記入

Amazon 村上春樹にご用心



【走ることについて語るときに僕の語ること】
村上
村上 春樹著、文藝春秋、2007年刊

<「BOOK」データベースより>
1982年秋、専業作家としての生活を開始したとき、彼は心を決めて路上を走り始めた。それ以来25年にわたって世界各地で、フル・マラソンや、100キロ・マラソンや、トライアスロン・レースを休むことなく走り続けてきた。旅行バッグの中にはいつもランニング・シューズがあった。走ることは彼自身の生き方をどのように変え、彼の書く小説をどのように変えてきたのだろう?日々路上に流された汗は、何をもたらしてくれたのか?村上春樹が書き下ろす、走る小説家としての、そして小説を書くランナーとしての、必読のメモワール。

<大使寸評>
「継続は力なり」を地で行くような村上春樹のメモワールであり、市民ランナーとして思い当たるふしの多い本である。
読破するのが惜しいので、少しづつ読んでいるが・・・これもある意味、積読になります。

Amazon 走ることについて語るときに僕の語ること




<図書館で借りた本>

【風の歌を聴け】
風
村上春樹著、講談社、1982年刊

<出版社からの内容紹介より>
1970年の夏、海辺の街に帰省した〈僕〉は、友人の〈鼠〉とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、〈僕〉の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。

<大使寸評>
神戸、芦屋あたりが舞台だから土地勘もはたらくし、ものうく軽い、この都会的センスがいいね♪

Amazon 風の歌を聴け



【海辺のカフカ】
カフカ
村上春樹著、新潮社、2002年刊

<出版社からの内容紹介より>
15歳の誕生日、少年は夜行バスに乗り、家を出た。一方、猫探しの老人・ナカタさんも、なにかに引き寄せられるように西へと向かう。暴力と喪失の影の谷を抜け、世界と世界が結びあわされるはずの場所を求めて。

<大使寸評>
どうでもいいことかもしれないけど、この小説の全編にわたって土地勘があるのです。
ただ、大使の場合、四国の田舎から神戸、東京に向かうところが逆コースなんだけど(笑)

Amazon 海辺のカフカ



【東京奇譚集】
東京

村上春樹著、新潮社、2005年刊

<「BOOK」データベース>より
五つの最新小説。不思議な、あやしい、ありそうにない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語。
【目次】
偶然の旅人/ハナレイ・ベイ/どこであれそれが見つかりそうな場所で/日々移動する腎臓のかたちをした石/品川猿

<読む前の大使寸評>
村上春樹の小説を昔にさかのぼって読みたくなるわけです。・・・はまってしまったんでしょうね。

rakuten 東京奇譚集
東京奇譚集 byドングリ



【職業としての小説家】
村上

村上春樹著、スイッチ・パブリッシング 、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
「MONKEY」大好評連載の“村上春樹私的講演録”に、大幅な書き下ろし150枚を加え、読書界待望の渾身の一冊、ついに発刊!
【目次】
第一回 小説家は寛容な人種なのか/第二回 小説家になった頃/第三回 文学賞について/第四回 オリジナリティーについて/第五回 さて、何を書けばいいのか?/第六回 時間を味方につけるー長編小説を書くこと/第七回 どこまでも個人的でフィジカルな営み/第八回 学校について/第九回 どんな人物を登場させようか?/第十回 誰のために書くのか?/第十一回 海外へ出て行く。新しいフロンティア/第十二回 物語があるところ・河合隼雄先生の思い出

<読む前の大使寸評>
大学図書館でみっけ、市図書館の予約を解消し、借出したのであるが・・・
大学図書館は穴場やで♪

<図書館予約:(10/27予約、11/27大学図書館でミッケ、借出し)>

rakuten 職業としての小説家


村上さんの文体の秘密や『風の歌を聴け』の誕生エピソードが、あっけらかんと語られています。
p45~49
<小説家になった頃>
 とはいえ「感じたこと、頭に浮かんだことを好きに自由に書く」というのは、口で言うほど簡単なことではありません。とくにこれまで小説を書いた経験のない人間にとっては、まさに至難の業です。発想を根本から転換するために、僕は原稿用紙と万年筆をとりあえず放棄することにしました。万年筆と原稿用紙が目の前にあると、どうしても姿勢が「文学的」になってしまいます。

 そのかわりに押し入れにしまっていたオリベッティの英文タイプライターを持ち出しました。それで小説の出だしを、試しに英語で書いてみることにしたのです。とにかく何でもいいから「普通じゃないこと」をやってみようと。

 もちろん僕の英語の作文能力なんて、たかがしれたものです。限られた数の単語を使って、限られた数の構文で文章を書くしかありません。センテンスも当然短いものになります。頭の中にどれほど複雑な思いをたっぷり抱いていても、そのままの形ではとても表現できません。内容をできるだけシンプルな言葉で言い換え、意図をわかりやすくパラフレーズし、描写から余分な贅肉を削ぎ落とし、全体をコンパクトな形態にして、制限のある容れ物に入れる段取りをつけていくしかありません。ずいぶん無骨な文章になってしまいます。でもそうやって苦労しながら文章を書き進めているうちに、だんだんそこに僕なりの文章のリズムみたいなものが生まれてきました。

 僕は小さいときからずっと、日本生まれの日本人として日本語を使って生きてきたので、僕というシステムの中には日本語のいろんな言葉やいろんな表現が、コンテンツとしてぎっしり詰まっています。だから自分の中にある感情なり情景なりを文章化しようとすると、そういうコンテンツが忙しく行き来をして、システムの中でクラッシュを起こしてしまうことがあります。

 ところが外国語で文章を書こうとすると、言葉や表現が限られるぶん、そういうことがありません。そして僕がそのときに発見したのは、たとえ言葉や表現の数が限られていても、それを効果的に組み合わせることができれば、そのコンビネーションの持って行き方によって、感情表現・意思表現はけっこううまくできるものなのだということでした。要するに「」ということです。

 ずっとあとになってからですが、アゴタ・クリストフという作家が、同じような効果を持つ文体を用いて、いくつかの優れた小説を書いていることを、僕は発見しました。彼女はハンガリー人ですが、1956年のハンガリー動乱のときにスイスに亡命し、そこで半ばやむなくフランス語で小説を書き始めました。

 ハンガリー語で小説を書いていては、とても生活ができなかったからです。フランス語は彼女にとっては後天的に学んだ外国語です。しかし彼女は外国語を創作に用いることによって、彼女自身の新しい文体を生み出すことに成功しました。

 短い文章を組み合わせるリズムの良さ、まわりくどくない率直な言葉づかい、思い入れのない的確な描写。それでいて、何かとても大事なことが書かれることなく、あえて奥に隠されているような謎めいた雰囲気。僕はあとになって彼女の小説を始めて読んだとき、そこに何かしら懐かしいものを感じたことを、よく覚えています。もちろん作品の傾向はずいぶん違いますが。

 とにかくそういう外国語で書く効果の面白さを「発見」し、自分なりに文章を書くリズムを身につけると、僕は英文タイプライターをまた押入れに戻し、もう一度原稿用紙と万年筆を引っ張り出しました。そして机に向かって、英語で書き上げた一章ぶんくらいの文章を、日本語に「翻訳」していきました。

 翻訳といっても、がちがちの直訳ではなく、どちらかといえば自由な「移植」に近いものです。するとそこには必然的に、新しい日本語の文体が浮かび上がってきます。それは僕自身の独自の文体でもあります。僕が自分の手で見つけた文体です。そのときに「なるほどね、こういう風に日本語を書けばいいんだ」と思いました。まさに目から鱗が落ちる、ということです。

 ときどき「おまえの翻訳調だ」と言われることがあります。翻訳調というのが正確にどういうことなのか、もうひとつよくわからないのですが、それはある意味ではあたっているし、ある意味でははっずれていると思います。最初の一章分を現実に日本語に「翻訳した」という字義通りの意味においては、その指摘に一理あるような気もしますが、それはあくまで実践的なプロセスの問題に過ぎません。

 僕がそこで目指したのはむしろ、余分な修飾を排した「ニュートラルな」、動きの良い文体を得ることでした。僕が求めたのは「日本語制を薄めた日本語」の文章を書くことではなく、いわゆる「小説言語」「純文学体制」みたいなものからできるだけ遠ざかったところにある日本語を用いて、自分自身のナチュラルなヴォイスでもって小説を「語る」ことだったのです。そのためには捨て身になる必要がありました。極言すればそのときの僕にとって、日本語とはただの機能的なツールに過ぎなかったということになるかもしれません。

 それを日本語に対する侮辱ととる人も、中にはいるかもしれません。実際にそういう批判を受けたこともあります。しかし言語というものはもともとタフなものです。長い歴史に裏付けられた強靭な力を有しています。誰にどんな風に荒っぽく扱われようと、その自立性が損なわれるようなことはまずありません。

 言語の持つ可能性を思いつく限りの方法で試してみることは、その有効性の幅をあたう限り押し広げていくことは、すべての作家に与えられた固有の権利なのです。そういう冒険心がなければ、新しいものは何も生まれません。僕にとっての日本語は今でも、ある意味ではツールであり続けています。そしてそのツール性を深く追求していくことは、いくぶん大げさにいえば、日本語の再生に繋がっていくはずだと信じています。

 とにかく僕はそうやって新しく獲得した文体を使って、既に書き上げていた「あまり面白くない」小説を、頭から尻尾までそっくり書き直しました。小説の筋そのものはだいたい同じです。でも表現方法はまったく違います。読んだ印象もぜんぜん違います。それが今ある『』という作品です。




フィリップ・マーロウがつなぐ輪
『ブレ-ドランナー』と『チャイナタウン』をつなぐのがフィリップ・マーロウなんですね。
もっと製作サイドから言えば・・・監督スコットの愛する『チャイナタウン』であり、脚本家ファンチャーが愛する『さらば愛しき女よ』ということになります。

さらに、個人的な話になりますが・・・
『さらば愛しき女よ』を図書館で借りて入院し、入院中に痛みに耐えて読破した大使である。
医者が「本が読めるんですか」と感心していたが・・・・フィリップ・マーロウが好きなんですよ。


【さよなら、愛しい人】
さらば
レイモンド・チャンドラー著、早川書房、2009年刊、11年1月読破

<「BOOK」データベースより>
刑務所から出所したばかりの大男、へら鹿(ムース)マロイは、八年前に別れた恋人ヴェルマを探しに黒人街の酒場にやってきた。しかし、そこで激情に駆られ殺人を犯してしまう。偶然、現場に居合わせた私立探偵フィリップ・マーロウは、行方をくらましたマロイと女を探して紫煙たちこめる夜の酒場をさまよう。狂おしいほど一途な愛を待ち受ける哀しい結末とは?読書界に旋風を巻き起こした『ロング・グッドバイ』につづき、チャンドラーの代表作『さらば愛しき女よ』を村上春樹が新訳した話題作。

<大使寸評>
映画『チャイナタウン』が、パクリとは言わないまでも、この本をを下敷きにしていることが良くわかります。ただ、フィリップ・マーロウは、エロ話で盛り上がるジェイク・ギテスよりは上品ですね(笑)

Amazon さよなら、愛しい人


レイモンド・チャンドラーといえば、 村上春樹のロング・グッドバイ も良かった。


【ロング・グッドバイ】
ロング・グッドバイ

レイモンド・チャンドラー著、早川書房、2007年刊、2009年5月6日読破

<「BOOK」データベースより>
私立探偵フィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には哀しくも奥深い真相が隠されていた…大都会の孤独と死、愛と友情を謳いあげた永遠の名作が、村上春樹の翻訳により鮮やかに甦る。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞受賞作。

<大使寸評>
ミステリーというジャンルに初めて手を出したのは、フィリップ・マーロウの魅力もあるが、村上春樹訳に惹かれたからでもある。
翻訳本は翻訳者の創作とも言われるように、翻訳者の能力、感性が作用するようですが、村上訳は原本に忠実と言われているようです。(原本を読んだわけでは、ありませんが)

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リドリー・スコットも「未来のフィリップ・マーロウ」というアイデアに執着したようですね。
ところで、村上春樹は未来のフィリップ・マーロウともいえる『ブレードランナー』のデッカードについて、どう思っているんでしょうね。(調べてみます。)


【ブレードランナーの未来世紀】 より
60年代終わりから、ヴェトナム戦争を背景に、ハリウッドでは再びアンハッピーエンドの映画が作られた。いわゆるアメリカン・ニューシネマである。ハリウッド映画が描かなかったアメリカのダークサイドを描こうとしたニューシネマは、ハリウッドが闇を描いていた40年代のフィルム・ノワールを再生した。それがスコットの愛する『チャイナタウン』であり、ファンチャーが愛する『さらば愛しき女よ』なのだ。

スコットはファンチャーの脚本の「未来のフィリップ・マーロウ」というアイデアに興奮した。彼はロマン・ポランスキー監督の「チャイナタウン」(74年)のようなフィルム・ノワールを撮りたいと思っていたからだ。








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Last updated  2016.10.14 16:28:26
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