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2016.10.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
図書館で『ポケットに物語を入れて』という本を手にしたのです。
文庫本の書評集というふれこみであるが・・・
開高健、池澤夏樹、佐野洋子、三浦しおん、東海林さだお等々、大使好みラインナップであり、なにより、最近読んだ高野秀行著『アジア新聞屋台村』が載っているのが、ええでぇ♪



s角田

角田光代著、小学館、2014年刊

<「BOOK」データベース>より
本は、開くとき、読んでいるときばかりではなく、選んでいるときからもう、しあわせをくれるのだ。まるで旅みたい。読書という幸福な時間をたっぷりつめこんだエッセイ集。

<読む前の大使寸評>
文庫本の書評集というふれこみであるが・・・
開高健、池澤夏樹、佐野洋子、三浦しおん、東海林さだお等々、大使好みラインナップであり、なにより、最近読んだ高野秀行著『アジア新聞屋台村』が載っているのが、ええでぇ♪

amazon ポケットに物語を入れて


東海林さだお著『ホットドックの丸かじり』を見てみましょう。

<ああ、食べたい> p244~247
 この『ホットドックの丸かじり』にも鯛茶漬けのレシピがのっているが、ほかの本それはいろんなレシピがのっている。塩らっきょうや、ラーメンスープや、クサヤまで。私は実際にいくつかを教わったまま作り、ちょっとびっくりした。かんたんで、おいしかったからである。

 そして思ったのだ、こんなにおいしいものを自分で作ってしまう人の舌はさぞや肥えているに違いない。それによくよく読んでみれば、作者の舌が的確で厳格で、その的確と厳格をうまく隠しながら文章にしていることが読みとれる。この人が、私が日々食べているような立ち食い蕎麦やカツ丼や、よもやジャンクフードを、日常食べているはずがないのではないか、と疑問を抱くに至ったのである。

 私たち読み手はひとり残らず、「丸かじりシリーズ」を読み「そう、そう、そう」と膝を打った。今まで考えたこともない、いや、考えはするが言葉にはしなかった食べものへのあれやこれやが、まったくかたちを損なわず文章にされたとき、あるカタルシスを覚える。それが「そう、そう、そう」であり、膝を打つという行為になってあらわれる。

 この、だれにもカタルシスを覚えさせてしまう作者の観察眼はいったいなんなのであろう。この観察眼、洞察力は、鋭いというよりも、もはや過激であると私は思う。

 その過激な観察眼と洞察力をもって作者が書くのは、徹底して地味な食べものである。ちらし寿司やロールケーキや肉まんやナポリタンといった、だれもが知っている、だれもが食べたことのあるもの。ときに豪華なものも書かれるが(本書では3千円のお好み焼きであり、3千円のラーメンである)、「えー、そんなの本当にあるの?おいしいのそれ?」というような私たちの胸の内を、きっちりと代弁してくれる。もしかして3千円のお好み焼きを毎日食べているかもしれないのに、である。

 おいしいものを食べると、だれもがなんとなくにやつく。おいしいものを食べながら怒ることはむずかしい。この作者の書くものは、そんなおいしいものと似ていて、読んでいるだけでそこはかとなく満たされた気持ちになる。それは作者が、食と私たちの幸福な関係を見せてくれるからではないか。

 ふだん何気なく食べていて、それについてとくに何か思ったりしないのに、じつはどれほど地味な食べものでも、私たちと密接なつながりがある。当たり前すぎて気づかない愛がある。そのことを発見し、書かれた食が愛しくなるのだと思う。本書に書かれた桃缶やウイロウや、ナポリタンやちらし寿司の、なんと愛しいことだろう。「」と、写真や実物を目にしたわけでもないのに、思う。

 しかも、「丸かじりシリーズ」は1年や2年の連載ではないのである。20年以上も、作者は私たちに寄り添い、笑わせ、膝を打たせ、幸せな気分にし続けている。すごいを通り越して、コワイ。畏怖すら覚える。

 考えてみれば、この20年、食は波乱万丈だった。80年代の後半から90年代にかけては好景気の絶頂で、すさまじい種類の食が氾濫し、だれもがグルメ気取りだった。一転、好景気が終焉を迎えると、B級グルメがブームになって、一気に価格破壊。その後、スローフードがはやったこともあれば、オーガニックがはやったことも、ロハスなどという言葉が登場したこともある。食と私たちの関わり方や求め方は、驚くほどころころ変わる。

 その食激動の20年、この作者の姿勢は一貫して揺るがない。はやりにのって美食家ぶることもない、健康志向になることもない。しかも、ときどきそのときの流行を揶揄してくれる。「丸かじりシリーズ」を通読すると、食における時代の変化がじつによくわかる。

 たとえば本書には「百円うどん」が登場する。私もこのチェーン店ができたときはもの珍しさに足を運んだものだが、今、わが家の近隣にあったその店はなくなっている。もちろんこのチェーン店自体がなくなったわけではないが、しかしあの勢いは失われているのだと思う。あと数年後、本書を読み返し私たちは「あったなー、百円うどん、並んで食べたなあ」と、なつかしく思うのではないか。そういう意味でいえば、このシリーズは私たちの風俗史でもあると思うのだ。


東海林さんの「丸かじりシリーズ」については、どれを読んで、どれを読んでいないか?フォローできない大使であるが・・・・
このシリーズは私たちの風俗史でもあるのか。
角田さんの書評を読むとあらためて、その偉大さに気づくわけでおます♪

ところで、今日から5日ほど四国の田舎に帰省します。例の如く、その間は音信不通になるので、そこのところを宜しくお願いします。

『ポケットに物語を入れて』1





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Last updated  2016.10.16 09:16:38
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