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nohohon7941

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2004/09/04
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カテゴリ: カテゴリ未分類
NHKスッペシャル
「子どもが見えない。大人の知らない世界」
では、小学生や中学生が、ネットの中に何を求めているのか?を主題に、ネットを自分の生活の中に取り入れている子供たちを事前に登録した400人の子にTV局の掲示板に書き込みをしてもらって、送られてきたメールの中身に従い追跡取材をしたVTRも交えながら現場教師と親的立場の作家が参加して、今子供たちが何を思い大人たちに何を求めているのかを見ていこうという内容だった。

教師の立場で参加している先生の1人に「ヤンキー先生こと、義家先生」が出演していました。

子供たちが親にも友達にも言えない胸のうちをネットの中でなら何でも言える。
子供たちは叫んでいた。
「私たちのことをもっとわかってほしい!」
「友達」とは学校の中のみでの共通場面を共有しているだけで、本音の語れる友達ではない事が浮き彫りにされていた。

信頼できるのは親でも教師でも無いという。
なら、友達なのか?そうではないという。
ネットの中だけで1人の人間として生きている今の子どもたちの姿に心が押しつぶされそうになった。

この番組が終了して「教育チャンネル」にすると、
奇しくも連続性をねらったかのように、
ETV特集「いいもんだ、生きるって」
夜回り先生「水谷修氏」の活動が放映された。

某新聞のTV聴評欄には
「夜回り活動を13年間続けている水谷氏は定時性高校教師。仕事の合間に(終わってから)繁華街にたむろする子供たちに声をかけ続け、「薬物汚染の怖さを訴え多くの子どもを救ってきた」
貧しさや、親による性的虐待を受けた、子どもが、薬物に走る。
リストカットをする子どもも増えている。この子達は死にたいからリスカをするのではなく生きるためにリストカットをするのだ。
子供たちが生きにくくなっている社会で大人が深く寄り添ってやる事が如何に大切かが力強く訴えられる。

と、あったが、
実写では、水谷氏が年間300回を越えるという「講演」活動の様子がVTR構成されていました。

氏の講演は、主に中学生や高校生に対してなされるものでした。
その口調は優しく子供たちに語りかけます。
自分が今まで関わってきた「非行」といわれる行為を起こしてきた子供たちの話を具体性を持って話しかけられます。
優しく話してはいても中味の厳しさに思わず涙する生徒の姿もありました。

いくら優しく、いとおしく思って接して来ても結果亡くなった子どもが13年間の間に22人もいたことが、氏にはとてもつらく
「私が殺したも同然です。・・・私が殺したのです・・・。」
インタビュー役には「江川詔子」さんがあたられていました。
江川さんは、「そんなに、ご自分をせめないでください!」
といってましたが、水谷氏は「自分の力が足りなかったから・・・。社会の大人たちの力が足りないんです。・・・
私の書いた本が売れるような世の中、私のようなものが何時までもいなければ成らない世の中。どうか、子供たちを抱きしめてあげてください。大人たちが子どもに寄り添ってやらなければなりません」
と訴えられていました。

死んでいった子供たちの殆どは薬物中毒が原因でした。
講演先の子供たちに、誰に誘われても断りなさい。
先輩の甘い言葉に乗ったら、薬が欲しくなります。辞められなくなります。買うお金ほしさに売人になり、女の子は身体まで売らなくてはなりません。
誘う先輩の後ろには必ず「暴力団」がいる事を忘れないでください。
と、切々と訴えておられました。

「講演」を聞く生徒たちは真剣です。
いじらしいほどに真剣に聞く子どもたちに少しは安心した私です。

エンディングシーンでも夜回りをする先生の姿がありました。

感想を書くほどの力量はありません。
それほど重たいテーマーでした。

もし、見た方があったらご意見を聞かせて欲しいなあと思います。





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最終更新日  2004/09/05 02:02:55 AM
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Re:教育問題 2題(09/04)  
オセロ六条  さん
テレビを見る習慣がないので両方とも見ていません。
でも私も定時制高校時代、クラスの生徒を交通事故で
2人、教え子を薬物中毒で一人亡くしています。
まだ私も若かったけれどそれよりもずっと若い
10代の子どもが命を落とすことに涙が止まりません
でした。
少なくとも交通事故の二人は私が担任をしていて
交通安全指導をしっかりしていれば若い命を落とす
ことはなかったかもしれないのに。
今でもときどき思い出します。 (2004/09/05 07:25:21 AM)

Re:教育問題 2題(09/04)  
水谷さんの番組、僕も観ました。
色々考えさせられることも多く、今日の日記に書いています。

トラックバックさせてくださいね。 (2004/09/05 06:07:09 PM)

Re:教育問題 2題(09/04)  
 水谷さんの優しさと愛が本当に伝わってきました。
そしてnohohonさんの優しさもVv
TVの水谷先生、江川さん、生徒達に向ける
nohohonさんの優しい眼差しが目に浮かびます。

 涙が出てきます。
水谷さんの切実な思い、子供たちに対する思いにも
胸が押しつぶされそうになりました。
本当に、大人と子どもの会話っていつからこんなにも
少なくなってしまったのでしょう。。。

 「今時の子は・・・」とよく言いますが、
どうしてその“今時の子”がいるのかその原因を
見つけ出していくことが大事なのかも知れないですね。
だって、「今時の子は!」と言った時点で子どもは、
大人に突き放されているのだもの。。。
そんなのって悲しすぎますよね。。

 背景を見つけないと、根本を掘り出さないと、
いくら対策を話し合ってもだめなのだと思います。
(↑コレ、社会に言っています(>_< ))

 本当にnohohonさんの日記に私は感動しました。
ありがとうございます!

  (2004/09/06 10:53:14 AM)

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