アラ還の独り言

アラ還の独り言

2020年11月04日
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カテゴリ: 医療費
PCR検査は自由に受けられますというテレビコマーシャルが行われています。

薬価収載されている検査に関して自由診療で行う場合にはこういうテレビコマーシャルは許されているのでしょうか?

例えばがん治療で薬価承認を受けていない免疫療法というものがあります。患者からNK細胞を採決によって入手し、培養してまた患者に戻す治療です。肝がんにおいては二重盲検比較試験で生存期間の延長が認められるという文献が公開されていますが、そのほかのがんでは二重盲検比較試験の結果も報告されておらず、一例報告であたかも効果があるような報告を行っているので、胡散臭い諜報の一つです。

自由診療による治療が医師免許を有する医者によって行われています。効果②関しては申請するほどのデータを集めるために投資する気がなく、この治療を信じているとはとても思えません。

有効性が証明されていない治療を自由診療で行う場合には、医師主導の治験として無料で行うべきだと思います。

話がそれました、

PCR検査のことです。地方によって事情は異なりますがコロナの診断に用いられるPCR検査は単に医者が必要と感じただけでは試験を実施できず、保健所が実施の権限を持っていると医者が思っている地域は少なくありません。

すでにPCR検査、抗体検査ともに保険が適用される検査であり、コロナが第2種感染症である事から患者負担はありません。

医者によってはPCR検査や抗体検査が保険適用になっていることを知らない人もいます。
問題は知っていても、コロナを疑ったて検査をしたときに結果が陰性であった場合には支払いがどうなるか分からないので検査を行わない病院があります。

陽性になった場合には保健所に通知して、隔離を行い、その患者の動線上にある部署に関しては消毒を行わなければならないので、一般外来中の検査を断っているところがほとんどです。外来終了後に外来を受け付けているところはまだましと言わざるをえない状態が実際存在します。

迅速に結果がでると、その結果が出た途端に隔離・消毒を行わなければならないので翌日に結果を出ることを望んでいる開業医や病院もあります。

薬価の支払い基準は都道府県と政令指定都市の長が判断すべきことなので地域差があるのは仕方がないとも考えられますが、何となく変。

自由診療だからテレビコマーシャルを流してもいいのでしょうか。熱がでて、コロナっぽい症状があると診療を断られる可能性があるので、PCR検査を受けてコロナじゃないので診断して下さいというのは本末転倒でしょう。しかもコマーシャルは1回いくらと10回いくらの2種類の値段設定をしています。

これは毎日PCR検査を受けて私はコロナじゃないからマスクもしない、接待を伴う飲食店に行っても構わない事を保証してもらうためなのでしょうか。

いま思いつきましたが、接待を伴い飲食店の従業員が毎日検査を受けて、本店の従業員から感染することはありません。というのはある種の宣伝なるかもしれない。

どっちにしても医療に関することを宣伝することに関しては縛りがきついはずです。まあそこら辺は知った上で問題ないからテレビコマーシャルを流しているのでしょうが。なんか変

今日読んだ本 相変わらず漫画だ
やっと朱海平原の決着 20巻はかかる感じでしたが58巻から速度アップしましたね。
キングタム 59巻





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最終更新日  2020年11月04日 14時46分40秒
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