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「視力」について、です。自閉症者の視力に関しては、遠視の人が多いのです。眼鏡を掛けている人は少なく、稀に掛けている人は、それこそ、ゲームなどで、極端に視力を害した者だけです。特に、動体視力が目覚ましく、動いているものから、必要な情報を見分ける能力に優れています。また、視力とは別に、人の感情を読み取る、「人を見る目」もなかなかである。中には、人に反応を示さないこともあるが、そういう対象となる人物に共通して言えることは、気持ちが不安定な人。迷いのある人。 ・・・には、敢えて反応しません。それは、相手の不安に巻き込まれたくないからです。こちらに、気持ちの迷いがある事を、まるで見抜いているかのようです。なので、先生も心の整理がついてから、行動に移すようにされているとのこと。また、頑張り屋だけど、自分を見下す人、認めない人に対しては、必要以上に頑張らない、という変な機転が利きます。期待されているところまでしかしないので、実際の能力を見落としがちです。 なるべく、本人の力をうまく引き出す手段を心掛けることが必要ですね。 自閉症の人の「形」への反応は、二種類に分かれます。円・球 → ミニカーなどの車輪四角・直方体・立方体 → バス・電車・エレベーターなどの箱型いずれにしても、左右対称型を好みます。そして、一列に真っ直ぐに並んでいるものに心地好さを覚える。でも、これは、健常のお子さんも通過する、一つの通過点であり、実際に、先生のお子さんも、ミニカーを並べた時期もありました。しかし、次回からは、用途別の車の分類。車種別に分類へと変化していくものです。自閉症のお子さんは、分類へと進まずに、ずっと同じ遊びに留まることで、心地好さを覚えるようです。また、これは、男の子に限った遊びで、女の子には、見られません。特に、美意識に優れていて、バランスが保たれた状態を好み、非対称への違和感・拒否感を持ち、文字に関しても、手書きには反応が悪いが、活字に対しては、良いのも特徴です。
2011.05.31
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自閉症の人は、一瞬で物事を記憶する特性があります。なので、一回目に基準が置かれることから、二回目、三回目と、違う反応、やり方をすることが望ましい。物の置場所にしても、二回目以降も同じ場所だと、その後の修正がしにくくなります。先生ご自身も、自閉症の方と関わる時には、上に白衣は着ていても、二回目は、中のネクタイを外したり、ワイシャツではなく、ポロシャツにしたりと、応用を効かせ、『篁先生』というイメージを、一つの装いで固めないように、工夫をされているようです。彼らの規則性・法則性に、知らない間に、関わっている事が多いからです。眼鏡のフレームを変えただけで、全く別の人と思い込んでしまうこともあり、『変化』について、どう伝達していくかも、そのタイミングが難しい。法則性・規則性を一瞬に記憶してしまうことは、ずっとその記憶が残るので、場所は、変わらずとも、物の位置、人の特徴は、三回までは、変化を持たせると、 4回目からは、変化にも融通が利くようになります。 一回見たものは、直ぐに記憶していく自閉症の特質。これは、交通手段でも言えることです。乗り物に乗ったら、絶対に寝ません。ずっと外を眺めて、景色を収めています。これは、一つの情報の収集の仕方であり、常に、自分がどこにいるかを確認しています。また、凡人には、目に留まらない駅名も、同じ車内でも、しっかり読み取っていることにも、びっくりさせられます。たまに、通過の際に、読み取れない時には、別の機会に、一人で確認しに行ったりしています。全ての情報は、こうやって、きちんと自分の中で、整理されています。
2011.05.30
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武蔵野市には、「0123 吉祥寺」という就園までの子ども達を遊ばせる通園施設があります。確か、Keiが生まれた頃にできたので、 社宅絡みで、ご一緒した覚えもあります。 質疑応答の座談会には、そこで勤める職員も見えていて、通ってくる自閉症児の関わり方、三才後の予後の不安をされていました。「通所が三才で途切れてしまうのが、不安。どうしたらいいのか?」関わる人によって療育の方向性も変わっていきます。家族が主役です。黒子になって、家族への手助けをしましょう。自閉症児は、とかく独学の人です。人から教わるのが下手なので、教われる人、真似、模倣する人になれるよう、三才頃にその方法を教えていくことです。そして、子供からの一方的な話し言葉についての質問に答えるのは、難しいので、子どもが話す前に、こちらから先手を打って、やっている作業について聞き出し、作業や行動を語学化することが、いずれ会話や話す力へと結び付いていきます。 私も、我が子がまだにっちもさっちもいかない時には黒子になれたら、日々関わる時間を療育だけに絞れて、余計な私情を挟まなくて済むのに。。。・・と良く思ったものです。教育者の立場からの相談は、冷静でとても役に立つものばかりでした。保護者からの相談もあったので、改めてアップします。 にほんブログ村
2011.05.03
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篁先生の質疑応答の続きです。通所施設で勤務する青年からの質問。『年齢に関係なく、観察力は鋭いのに、挑戦することから回避してしまう自閉症者が多い。プライドが高いのもあるようだが、どう対処したらいいのか?』失敗を幼い頃から、幾度となく注意されていると自己防衛本能が働き、用心深くなり、何もしないのが安全、周りに不快な思いをさせないようにと、 すっかり意欲を見せなくなります。周りの人の無神経さもあるが、自閉症者は、教えられたことを一回で覚え、逆に試行錯誤ができないのです。その流れの中で叱られることが多いと、回避してしまう傾向があります。失敗を許されない、完全主義者なので、自分に腹を立ててしまいます。周りの対処としては、先回りして、失敗をさせないようにしようとするのではなく、「一緒にやろうね!」と、失敗を直してゆく良い経験へと変えていくことが大切です。そして、より良い成長へとステップアップする練習を重ねていくことが大切です。 励ましながら、自信を持たせるようにする。 育児の基本かもしれませんね。 にほんブログ村
2011.05.01
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