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険しい山の麓に暮らす作家が書いていたこと「生きているそのことだけでもう十分」「産まれてきたそのことだけで親には恩を返したことになる」「後は余生で恩を返し続けているだから自分で死ぬことはない」「そんなことで自分を苦しめることはない」「余生と考えれば生きにくいこの世も少しは心軽く生きていけるのではないか」「金持ちにならなくても偉くならなくても余生なのだからそんなものは関係ない」
2022/09/24
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子供の頃赤ん坊が生まれると取り上げたときにへその緒を切ってその後すぐにへそを結ぶのだと思い込んでいた年の近い従兄弟と風呂に入ったとき従兄弟がでべそだったそのでべそが結び目のように見えたそれで医師や助産師が臍の緒を結ぶのだと思い込んでいた調べるとでべそは臍ヘルニアという病気で大人になるにつれて自然治癒すると書かれていた従兄弟ももう臍ヘルニアは治っているだろう
2022/09/17
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風に靡く旗裸足のままで砂浜を歩く物語を語る生き物の一生滑らかな表面に水を差すと雫が落ちてやがて穴を穿つ岩を流れて望んでいた見えないものの光が見え始め遠くに歩き出す歩行能力の限界まで歩く倒れる時は前向きに倒れる自分にそう言い聞かせているけれど自分の人生に対する気持ちはついついマイナスに悲観的に考えてしまう
2022/09/13
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子供の頃コガネムシというのはゴキブリの事で昔はゴキブリを黄金虫と呼んだと聞いた覚えがある調べると詩人の野口雨情が作詞した童謡の「黄金虫は金持ちだ金蔵建てた蔵建てた」の黄金虫はゴキブリの事だと書かれていた僕が覚えているのはゴキブリは食糧の沢山あるお金持ちの蔵に好んで住み着くだからゴキブリの事を黄金虫と呼ぶと聞いた気がすることだ
2022/09/09
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近々アイヌ神謡集の特集があるこの本を読んだのは学生の頃だったその中で一番印象に残ったのは動物の命は耳と耳の間にあると書かれていた事だ魂が耳と耳の間にあると書かれていたのかも知れないその耳と耳の間につまり脳に生きることに大切な機能があると分かっていたこととそれを耳と耳の間という風に表現してそれが語り継がれてきたのが面白いと思ったことを覚えている
2022/09/05
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水平線の向こうから昇っていく太陽の影が伸びて行くと海風が吹いて潮騒が聞こえる日中海から陸へ向かう風が揺らした髪が好きだった人の記憶と重なる夜には陸風が吹き陸から海へと向かう風は酔い覚めの失恋の記憶を呼び覚ます海風の記憶や犬の吠える夏 鏡のような凪の夕暮れ
2022/09/03
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