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2022.12.29
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カテゴリ: 映画
図書館で『映画の巨人たち リドリー・スコット』という本を、手にしたのです。
「ブレードランナー」「ブラック・レイン」「テルマ&ルイーズ」とくれば・・・
もっとも好きな監督になるのかなあ。




佐野亨著、辰巳出版、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
SFから歴史劇まで、幅広い題材を描きながら、人間の悪意や文明論など明確なテーマ性と独自の映像美で、いまなお第一線で活躍し続けるリドリー・スコットーその魅力と本質をさまざまな角度から読み解く!

<読む前の大使寸評>
「ブレードランナー」「ブラック・レイン」「テルマ&ルイーズ」とくれば・・・
もっとも好きな監督になるのかなあ。

rakuten 映画の巨人たち リドリー・スコット





次に「テルマ&ルイーズ」の論考を、見てみましょう。
P102~105
<車は走り続ける:佐藤結>
『エイリアン』で“リプリー”という映画史に残る女性キャラクターを誕生させたリドリー・スコットは、そのほかにも『G.I.ジェーン』や『イン・ハー・シューズ』と言った「女性を主人公にした映画」を手掛けている。中でも『テルマ&ルイーズ』は、発表当時、世界中に大きなインパクトを与えただけでなく、30年が過ぎた現在にいたるまで、様々な問いかけを見るものに投げかけてきた。

 脚本を書いたのは、この映画でアカデミー脚本賞に選ばれたカーリー・クーリ。当時、ミュージック・ビデオの監督をしていた彼女が「午前4時に突然、ひらめいた」アイディアを出発点として、生まれて初めて完成させた脚本だった。

 自分で監督したいと考え資金集めに動いていた過程でスコットと出会い、当初は「製作者として腕のふるい甲斐がある」と感じていた彼が、結局、自らの手で演出することを決める。当時のスコットは、「(『エイリアン』、『ブレードランナー』、『ブラック・レイン』といった作品が続き)ジャンルが偏りつつある」と考えていた時期で、「もっと人間が中心の作品を作ろう」という。

『エイリアン』で“男のような女のキャラクター”を演出し、「男女同権を支持する監督だ」と言われ始めてもいたというが、彼自身は「別にフェミニストの監督ではない。常に新しいテーマを求めるのが監督だ」と語っている。クーリと向かい合って1行ずつ脚本を検討し、撮影時に主演の二人からどんな質問を受けても答えられるようになっていたという。

 若くして結婚した専業主婦であるテルマとダイナーのウェイトレスをしている年上のルイーズという親友同士が小旅行に出かける。途中で立ち寄ったバーで出会った男にテルマがレイプされそうになり、それを見つけたルイーズが彼を銃で撃ち殺してしまったことから、二人の逃避行が始まる。

「日常からのちょっとした逸脱」だったはずの旅は、徐々に後戻りのできない「最後の旅」へと変わっていく。悲劇に向かって進んでいくロードムービーではあるが、スコットはこの映画を「コメディとして」演出したとのことで、冒頭から、子どもっぽくて危なかしいテルマや、彼女のことをまったく理解していない夫を中心に笑いを誘うシーンがちりばめられている。

 ルイーズを演じたスーザン・サランドンが「主人公の性別以外、目新しいことは何もない」と語り、脚本のクーリも「女性が主人公のアウトロー・ムービー」であるだけで「女性の地位向上を描いたわけではない」と強調する『テルマ&ルイーズ』だが、観客や批評家たちは、「ただの映画」以上のものとしてこの作品を受け止め、公開から約1ヶ月後の1991年6月24日に発売された週刊誌「TIME」の表紙を飾るほど、大きな話題となった。

 オリヴィア・B・ワックスマンによれば「男たちに立ち向かう2人を見て一部のファンやフェミニストが『女性による復讐を描いた究極の物語だ!』と称賛した一方で、他のメディアはこの映画を『男性の品位を下げる』あるいは『二時間にもわたる暴力だ』と評した」という。確かに映画の中で彼女たちは男性を一人殺し、もう一人の男性を銃で脅したが、そうした行動にいたる理由は十分に説明されている。

 また、彼女たちに同情的な刑事を始め、悲劇を避けようとする男性たちも登場する。しかし、「女性が男性に対して自分の意思で銃を向ける」という表現そのものが、一定の数の人々の恐怖と怒りを呼び覚ました。
(中略)

 後半に向かうにつれて削ぎ落された美しさへと変貌してゆくテルマとルイーズの姿や、イギリス人であるスコットの目から見た「アメリカらしい」風景が忘れ難い印象を残す『テルマ&ルイーズ』は、「家族に気兼ねせず、自分で稼いだお金で親友と旅に出かけること」に切実な意味を見出す女性たちが存在し続ける限り、古びることがない。


『映画の巨人たち リドリー・スコット』1 :冒頭の論考





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Last updated  2023.05.05 21:43:11
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