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2024.04.07
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カテゴリ: 気になる本
図書館に予約していた『太陽と乙女』という本を、待つこと1週間ほどでゲットしたのです。
森見登美彦さんのエッセイ集であるが、何でもありの全90篇とのことで・・・期待できそうである♪




森見登美彦著、 新潮社、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
デビューから14年、全エッセイを網羅した決定版! 登美彦氏はかくもぐるぐるし続けてきた! 影響を受けた本・映画から、京都や奈良のお気に入りスポット、まさかの富士登山体験談、小説の創作裏話まで、大ボリュームの全90篇。台湾の雑誌で連載された「空転小説家」や、門外不出(!?)の秘蔵日記を公開した特別書下ろしも収録。寝る前のお供にも最適な、ファン必携の一冊。

<読む前の大使寸評>
森見登美彦さんのエッセイ集であるが、何でもありの全90篇とのことで・・・期待できそうである♪

<図書館予約:(3/23予約、3/31受取)>

rakuten 太陽と乙女


「第7章 空転小説家」で「小説を書くときのアイデア」が語られているので、見てみましょう。
p383~385
<第18回 コンセプトについて>
 小説を書くとき、私は「コンセプト」を必要とする。
 書きながらコンセプトを発見するという天才的な作家もいるかもしれない。いつかそうできるようになれば素晴らしいと思う。しかしこれまでに何度か手痛い失敗をして、少なくとも今の自分にはできないと分かった。私は事前にコンセプトを見つけなければ何も書けない。
「コンセプト」とは、小説の土台である。その小説はどういう小説であるのか?どういう点で他の小説と違うのか?そういうことを規定する条件である。条件は一つとはかぎらない。いくつあってもいい。しかし曖昧な物や抽象的過ぎるものは避ける。
「これは善と悪の戦いを描く小説である」と言っても、小説の姿は曖昧なままだ。「善と悪の戦いを描く」という条件では、いくらでも可能性が広がってしまう。コンセプトとは可能性を制限するものである。

 たとえば、あなたがこれから家を一軒建てようとするとき、ある区画の土地を買う。その土地の境界を決めるものがコンセプトである。つまりコンセプトは、教会を定め、制限する。いくらでも土地が広がり、毎日くるくる変化していたら、とても家なんか建てられたものではない。

 アイデアや書きたいことは無数にある。今でも無数にあるし、これからも無数に増える。アイデアが多すぎるということは喜ばしいことではない。何と何を組み合わせるべきか判断できないからだ。アイデアが多すぎる状態は、アイデアがない状態と同じである。何の方針もなくアイデアを組み合わせても、私の小説は果てしなく混乱していくばかりで、自分でも何がしたいのか分からなくなる。

 コンセプトを発見することによって、無数のアイデアから有用なものを選びだす。
 すべてはそこから始まる。
 それではコンセプトはどうやってみつければよいのだろうか。もし確実に見つけられる方法を知っているのなら、これは企業秘密と言えるから、私は誰にも明かすまい。とはいえ、方針のようなものはある。

 なによりもまず、デタラメであることが大切だ。
 普通の発想では到底結びつかないものが結びつけられるとき、良いコンセプトが生まれる。私の書いた『夜は短し歩けよ乙女』は、京都の飲み屋街と『不思議の国のアリス』を結びつけることから始まった。『ペンギン・ハイウェイ』は、住宅地に生きる少年と、スタニスワフ・レムの『ソラリス』というSF小説を結びつけることから始まった。意識的にデタラメであることは難しいことだが、少なくともコンセプトに論理的な意味を求めてはいけない。これは経験則である。
 コンセプトは、美しかったり、愉快であったり、ワクワクするものであればそれでいい。頭で考えるものではなくて、心で感じるものである。

 意味不明だが魅惑的なコンセプトから仕事を始め、「この小説には意味がある」と読者に信じさせるところまで持っていく過程に、私の小説が成立する。
 私が最初から意味のあるコンセプトを作ろうとするときは、調子の悪いときである。「どう書いても、とりあえず書き終われる」という安心感が欲しいのだ。しかし、こういった考え方では、手鹿にあるものを結びつけて、常識の範囲内でコンセプトを作ることになる。飛躍がない分、もちろん思いつくのは容易である。そのかわり、そんなことは誰でも思いつく。だから面白くない。

 コンセプトは、極端で、異様で、阿呆で、逆説的であるべきだ。そのように私は自分に言い聞かせる。もちろん、小説を書いている過程で、そのコンセプトについて私はあれこれ考える。ほとんど意味不明であったものが、意味を持ち始める。だからこそ、小説を書き進めるのが楽しいのである。

 コンセプトによって区切られた土地に建設されていく一軒の家。
 それが私にとっての小説である。


ウーム 小説のコンセプトはデタラメとするのか・・・登美彦さんのちょっと偏ったような楽しい小説の本質はこれなのか。


『太陽と乙女』3 :登美彦氏の口福
『太陽と乙女』2 :登美彦氏の東京暮らし
『太陽と乙女』1 :「書棚の整理」など





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Last updated  2024.04.07 00:12:08
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