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歩世亜さんComments
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ティッピという少女が持っているのは、象やアフリカの動物たちと交流する能力です。
・・・ということで、以下の通り復刻して読み直してみましょう♪
図書館で『野生のティッピ』という本を、手にしたのです。
冒頭にティッピの写真が数枚載っているが、どれにもティッピの魅力的な能力が写っています。
・・・これは期待できそうである。
【野生のティッピ】
シルヴィ・デグレ・ロベ
-
ル
,
アラン・デグレ著、小学館、
1997
年刊
<「
BOOK
」データベース>より
ティッピは、ナミビア生まれの最初のフランス人だ。私たちはこの広大なアフリカの地平線を、ティッピとともに分かちあうのだ。彼女は動物たちとふれあいながら、世界でもっとも美しい風景の中で大きくなっていくだろう。アフリカに移り住んだ家族の、愛と自由に溢れる驚愕のノンフィクション。
<読む前の大使寸評>
冒頭にティッピの写真が数枚載っているが、どれにもティッピの魅力的な能力が写っています。
・・・これは期待できそうである。
rakuten
野生のティッピ
ブッシュマンとの交流を、第 14 章「ブッシュマンの火を囲んで」で見てみましょう。
p225
~
229
<
Alain
>
私たちは南アフリカの旅の最後にジョンと会うことにした。むしろ、ティッピがジョンと会うことにしたといったほうがよいかもしれない。これはずいぶん前から私たちに夢を与えるとともに、多少当惑もさせてきた話だ。
私たちはこの旅で、象のストンピーやヒョウの
J&B
、そしてカメレオンンのレオンに出合った。またカラカルのサムに出合ったとき、ティッピは一緒に背丈の高い草に隠れ、ヤギの群れを驚かせたりした。さらに、子ライオンのムファサとも知りあった。
そして、この旅のあいだ私たちはずっと、動物とすぐ仲良くなるというティッピの能力に驚かされつづけたのだ。ジョンの意見はやはり正しいのかもしれない。ジョンは、ティッピのなかに文字どおり“”の要素があるのを見て、ティッピは“”少女なのだと言ったのだ。
ジョンが私たちが知りあったのは
4
年前のことだった。紹介してくれたのは、当時カラハリ保全協会に勤めていた私たちの友人ポール・シェラーだった。そのときのことは細かいところまでよく覚えている。
「やあ、シルヴィ
!
アラン
!
きみたちに会えるなんてうれしいね!」
「ポール
!
きみのベースキャンプからこんなに遠いところで、いったい何をやっているんだ?」
「きみだって、ティッピをいったいどこに隠したんだ?」
ティッピは柵のすぐ後ろにいた。彼女は、小さな水飲み場をよじ登り、空いている椅子すべてを登ろうと試し、四方八方を駈けずりまわったあとで、その柵を今しがた越えたところだった。
<
ビストロ
>
のテラスはマウンでかならず立ち寄る場所だ。ドイツ人がやっているこの新しいレストランは、紅白の格子縞のテーブルクロスを使ったフランスふうのビストロだ。壁には、鉄板にマリンブルーのペンキでパリを模して通りを描いたプレートが飾ってある。綴りは発音に合わせたので劣等生並みの出来だが、まあしかたないか。
シルヴィも私もべつに誰かを待っているわけではなかった。やがて、そこにポールが現れたというわけだ。
(中略)
そうして、ポールに同行していたジョン・ハードバトルを私たちに紹介してくれたのだ。
ジョンは叢林生活者(ブッシュマン)のサン人で、顔つきは東洋的、目は切れ長で頬が突き出ていた。顔色は杏色で背が高く1メートル
80
はある。ふつう砂漠の民の身長は1メートル
50
あるかないかなので、これはずいぶん驚きだった。ジョンは母親がブッシュマンで、父親がイギリス人なのだ。
ジョンはすぐにティッピの存在に気付いた。彼の笑い声にティッピが笑い声で応えたからだ。ティッピはジョンの首にぶらさがり、彼の話をうれしそうに聞き、ブッシュマンの言葉でジョンに挨拶した。ブッシュマンの言葉はクリックと呼ばれる独特の舌打ち音で一語一語が区切られる。
この南アフリカの先住民は、おそらくモンゴル系の、人類の最も古い祖先で、度重なる異民族の侵入によって、最も過酷な地に追いつめられてしまった。ブッシュマンはその最後の避難場所を、誰も人のいないカラハリ砂漠中央に見つけたのだ。ボチマンまたは依然としてサンと称されるブッシュマンは、政治制度がなく、部族同士を束ねる首長をもたない平等な共同体を構成している。これらの部族は定住せず、族長もいない。部族は家族を核に構成されているのだ。
大人のブッシュマンはほっそりした顔立ちで、胡椒の種のような髪をしていて、その体格は西洋人の子供なら
12
歳ぐらいの大きさだ。男たちは今も弓で狩りをし、女たちは植物の根や昆虫の幼虫を棒切れを使って掘って探す。1万年前と同じだ。
子供たちは、なんの制約も受けずに、自分たちにとってよいと思えることをしながら時間を過ごす。というのも、学習は体験と観察によって行なわれるからだ。子供たちは採集に行く女たちについていって、砂漠では本当に貴重な水分を含むイモがどれなのかをしっかり学ぶ
『野生のティッピ』6
:
ブッシュマンとの交流
『野生のティッピ』
5
:ティッピとヒョウの交流
『野生のティッピ』
4
:ティッピと象の遭遇
『野生のティッピ』
3
:アフリカーンス語
『野生のティッピ』
2
:アランとシルヴィ(つまりティッピの両親)
『野生のティッピ』
1
:ティッピとリーダー象アブーとの交流
■ 2018.07.30
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