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0271 トレジャーハンター/ロンドン・チェイス【スタッフ】・監 督 トム・クレッグ オーレイ・サッソン・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 ジュナ・ヴェヴェーカ ジェームズ・ゾープ・撮 影 マルコム・クロス【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・ヘンリー・イアン・キュージック・トッド・ボイス・ヴォン・フローレス・キラ・クラベル【仕 様】・型 番 IA09-0543・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:アドベンチャー・チームに 最大の危機が訪れる!!・ウラ面 :2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 これ以上ないおもしろさが弾けるアクション・アドベンチャー巨編第10弾!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》オモテ面は、第1話(19話)をモチーフに、ロンドンの大時計、ダイヤが描かれている。その周りに、主要登場人物3人の顔が浮かんでいる。もう1人は、マックの昔の恋人(?)だ。タイトルの下にも、ダイヤがざくざく。景気のいいジャケットだ。(笑)ちなみに、ジャズソンだけ、第2話の画像が使われている。ウラ面も、同じイメージ。ストーリーは、ほとんど昼間、展開するが、ジャケットのイメージは夜になっている。雰囲気があっていいけど、カラフルなデザインでも良かったような気がする。【感 想】「シリーズ構成の失敗」本ディスクに収録された2本は、『トレジャーハンター』である必要がない2本だった。ネタ切れで、ヒットした映画を模倣したような感じ。作品の出来映えに関わらず、あまり良い印象がなかった。だんだん冒険じゃなくなって来たなぁ。(苦笑)第 1話(19) マックの過去休暇を過ごしていたロンドンで、マックが行方不明になる。乗り捨てられていたボート、置きっぱなしのダイビング器材、血痕……。彼女の姿だけなかった。心配したジャズソンは警察に捜索願いを出そうとした時、マックから連絡が入る。何者かに拉致されそうになったと言う。マックを巡って何かが起きているのは、確かだった。マックは、昔の恋人らしい男に導かれるように逃げ、ジャズソンはCIAに連行されてしまう。……というお話し。劣化した『ボーン・アイデンティティ』みたいだった。実は、マックは記憶を失っており、昔はフリーの工作員だった、という設定。「ええ? いまさら記憶喪失かよ?!」と思ってしまった。ムリムリの設定で、シリーズ構成的にも浮いている感じだ。明らかに本作品を撮ったのは間違いだろう。監督は、トム・クレッグ。第 2話(20) カンボジアの幽霊麻薬取締局の主任となった友人の頼みで、カンボジアに旅立ったアドベンチャーInc.。ベトナム戦争の時に墜落したヘリを探し出すのが、任務だった。彼はただ1人生還し、英雄となったが、戦友はカンボジアの地に野ざらしにされているに違いない。それを弔いたいという願いをジャズソンは素直に受け入れた。しかし、友人の行動が少しずつおかしくなって行く。何か隠しているに違いないない。不穏な空気が流れる中、一行は麻薬組織に捕まってしまう。……というお話し。こちらは劣化した『ランボー2/怒りの脱出』みたいだった。(オカルト風味ね) 或いは『ラルゴ・ウィンチ』か……。(褒めすぎだな)戦争の英雄が、実は戦争犯罪者だった、というストーリーは、これまでにも沢山ある。手垢がついて新味に乏しい。然も、亡霊なのか幻影なのかは不明だが、殺された戦友の登場の仕方がデジタルで、何かが違うような印象を受けた。もっとアナログな方が良かったような気がする。監督は、オーレイ・サッソン。シリーズの中でバリエーションをもたせたい意向は、よく分かる。でも、本シリーズは失敗だろう。(溜息)例えば、『スーパーナチュラル』。基本路線は変えないで、コメディ・タッチの作品もあれば、シリアスもある。カレンダーに合わせたイベントもある。1話完結もあれば、2話つづきのスペシャル・エピソードもある。そうやって、半年に渡るシーズンにメリハリをつけている。『CSI:科学捜査班』だって、そうだ。残念ながら本作品は、基本路線から逸脱し、単なるホラーやアクションやサスペンスにと、振幅が激しいドラマ作りだ。“アドベンチャー”というキーワードすら忘れてしまったような低たらく。そんなことを思うと、小学生の低学年がギリギリかなぁ。 9歳以下にオススメと致しましょう。(またまた年齢が下がったな)
2015.12.31
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0270 トレジャーハンター/人類起源の秘密【スタッフ】・監 督 デニス・バリー ジョーゼ・モンテシ・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 アンドレア・マリア・ジャクリーンメットン ドナルド・マーティン・撮 影 ビル・ウォン マルコム・クロス【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・マーク・サミエル・ポール・バンディ・ナハンニィ・ジョンストーン・ノアム・ジェンキンス【仕 様】・型 番 IA09-0543・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:世界を股にかけた冒険の旅 その旅は遂に、人類の起源にまで及ぶ!!・ウラ面 :ブームはまだまだ続く!2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 限界超えのおもしろさが弾けるアクション・アドベンチャー巨編!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》手に入れたレンタル落ちのDVDは、状態が悪かった。何度かスキャンし直したが、日焼けして色褪せたジャケットは、元に戻せなかった。(笑)その上、スタッフとキャストのクレジットは、前作のジャケットのまま。変わっていない。校正の時に見落としたんだろうなぁ。(ウラ面のキャッチコピーも同じだしね)【感 想】「化石の扱い方」子供の頃から化石が好きだった。だから、いまでも幾つか家に転がっている。(苦笑)さすがに頭蓋骨だの恐竜の大腿骨だの、マニアが好きそうなやつはない。そういうのは、だいたい値が高いので、私たちでは手に入れられない。買えるにしても、買うには度胸がいる値段だ。どっからどう見ても、ただの石くれにしか見えないのに、“恐竜の卵”とプレートがついただけで何十万円。割ってみて、中に胚が確認できると、更に何倍にも跳ね上がるらしい。ピテカントロプスや北京原人の化石って、どれくらいの値がつくのだろう。第 1話(17) ピテカントロプス会社の“財政難”から或る品の仲介を引き受けたマック。依頼人が闇取引の前科があったことから、ジャズソンも同行することになる。ところが、依頼人はジャズソンらが見ている前で狙撃され、息を引き取ってしまう。然も、彼が託そうとしていた品物は、人類学史上最も重要なピテカントロプスの遺骨だった。……というお話し。なかなか面白い1本だった。アクションも丁寧に撮っているし、カット数も多い。“遺骨”の出来映えも上々だ。説得力があった。ストーリーは相変わらずお気楽だし、真相にも無理がある。けれど、単純に緩いスリルとアクションを楽しめば、いい作品と言えるだろう。ちょっとオカルト風味の作品だった。監督は、デニス・バリー。第 2話(18) バイオハザードバルバルテで発掘調査をしていたジャズソンたちは、必死に助けを求めて走って来る女の子と出会う。彼女は、高熱にうなされていた。彼女を船に運び込むや否や、軍隊が現れ、船は包囲されてしまう。「検疫する!」 それが、彼らの第一声だった。彼女は、致死性の高いウィルスに感染していたのだ。ジャズソンたちは船に隔離されてしまうが、その裏には恐ろしい陰謀が隠されていた。……というお話し。宝探しも関係なければ、冒険もない。本末転倒の1本。(笑)未開のジャングルや手付かずの海、誰も足を踏み入れたことのない大洞窟とか、それだけで冒険心をあおられるシチュエーションってのがある。けれど、本作品の場合、船の中だもんね。何にも楽しくない。(笑)吹き替え、字幕ともに意味不明だしね。監督は、ジョーゼ・モンテシ。本ディスクの第1話は、ピテカントロプスの化石を巡る争奪戦が描かれている。アルミのケースに収められているとはいえ、かなり手荒に扱われていて、観ていてヒヤヒヤした。「壊れちゃうんじゃない?」砂岩層から発掘された魚の化石を持っていたが、掃除の時にケースから出してテーブルに置いたら、それだけで割れてしまった。学芸員をしているヤツに聞くと、湿度や温度の違いでモロくなるらしい。魚のカタチが綺麗に残っていたし、サイズもそこそこ大きかったのでお気に入りだったが、ザンネンなことをしたと思う。そんな経験からすると、どうも本シリーズにおける遺物の扱いは、かなりぞんざいだ。『ボーン・キッカーズ』の時も思ったが、欧米人の感覚には、なかなか理解し難いものがある。遺物であれ何であれ、モノを丁寧に扱うって、教育なんだろうなぁ。そんなことを思うと、小学生の高学年が観てはいけない作品だな。10歳以下にオススメと致しましょう。(またまた年齢が下がったな)
2015.12.30
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0269 トレジャーハンター/ギリシャ神話の財宝【スタッフ】・監 督 デニス・バリー ジョーゼ・モンテシ・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 アンドレア・マリア・ジャクリーンメットン ドナルド・マーティン・撮 影 ビル・ウォン マルコム・クロス【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・マーク・サミエル・ポール・バンディ・ナハンニィ・ジョンストーン・ノアム・ジェンキンス【仕 様】・型 番 IA09-0538・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:世界を股にかけた冒険の旅―― 今度の冒険は神話に挑む!!・ウラ面 :ブームはまだまだ続く!2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 限界超えのおもしろさが弾けるアクション・アドベンチャー巨編!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》今回のジャケットは、具体的な画像ではなく、イメージ・イラストになっている。ただ、タイトルの下の画像は、第1話(15話)に出て来る財宝の映像が使われている。本編を観た時は「陳腐だなぁ」と思ったが、こうしてみると、なかなかだ。(笑)ウラ面のデザインは、ギリシャ神話風の壁画をバックに、主要登場人物3人の顔が浮かんでいる。いずれも険しい顔つきだ。でも、本編はかなりグズグズなんですけどね。(笑)キャッチコピーは“限界を超えのおもしろさ”……。さすがに語彙が尽きたか、開き直ったカンジだなぁ。面白い。(笑)【感 想】「もはや冒険でもない」本ディスクに収録された2話は、“宝探し”をしない。(笑)いずれも、主人公たちの目的は“人助け”だった。然も、どちらもジャズソンがらみの女性。「おいおい、いい歳をして何してんだよ」と思わないでもないな。(笑)第 1話(15) 賢人の宝オデュッセウスが実在していたと信じて足跡を追っていた高校の女性教師ペネロペは、原因不明の病におかされる。既に意識もなく免疫系も侵され、重病だった。彼女とは旧知の仲だったジャズソンは、病を治すために、手掛かりを頼りにギリシャの孤島へと向かう。そこは、“賢人の宝”が眠るという言い伝えのある島だった。しかし、島の住民は、彼らのことを心良く思っていなかった。早々に何者かに襲われ、荷物を奪われてしまう。……というお話し。雑な作品だった。シリーズ後半の作だろうか。何となく『その男、ゾルバ』を思い出してしまった。(苦笑)サブタイトルの『ギリシャ神話の秘宝』は、本エピソードのことだろうが、名前負けだな。ホメロスのオデュッセウスまで引き出しておいて、「これかい!」ってカンジ。ギリシャ神話に親しんでいる人が観たら、怒られるぞ。(笑)監督は、デニス・バリー。第 2話(16) 死者を蘇らせるジャズソンの元カノのビクトリアが誘拐されたとの報を受け、アフリカにやって来たアドベンチャーInc.の面々。生命保険会社からの救出の依頼だった。著名な人類学者の彼女は、彼女が発見した希少民族の人たちと暮らしているはずだった。誘拐の理由は分からなかったが、政情不安の国ゆえに、反政府組織の資金調達だと思われた。しかし、ジャズソンたちが、彼女の暮らしていた住居を訪れたが、整然としていた。何かがおかしかった。……というお話し。ガイドですら畏れるその民族には死者を蘇らせる“まじない”があり、それが本エピソードのキーになっている。ひとを思う心が魂を導く……。いいお話しのはずなのだが、表現が稚拙すぎて、失笑モノだった。(笑)本シリーズには、そんなところがたくさんある。脚本と演出の乖離とでも言うか……。ま、プロデューサーの責任であることは確かだな。本エピソードのオチは、どう考えても詐欺だな。(笑)監督は、ジョーゼ・モンテシ。友達の病を治そうと孤島に行って、たまたま“お宝”を見つけるのは、冒険じゃないと思う。それに、あの“お宝”は何? ヴィジュアル的にも失敗だなぁ。――というより、間違いでしょ。誘拐された元カノの救助に向かって、保険金詐欺を働くのは、青少年の教育上よろしくないと思うぞ。冒険という言葉には“夢”がある。隠された財宝を探すのもいいだろうし、誰も足を踏み入れたことのない秘境を目指すのも、いい。無帰港世界一周や、未踏のルートで世界最高峰の山頂に挑むのもいいだろう。けれど、盗まれた品を取り返すために他人の敷地に忍びこんだり、敵とはいえ銃で撃ったり、何やらしみったれた現実に毒されたエピソードばかりだ。冒険という言葉の定義が、製作サイドで間違っているような気がする。美術館や博物館から依頼されて古代の遺物を引き上げる仕事に夢は、ない。単なる作業であって、冒険ではない。そんなことを思うと、小学生の高学年が鑑賞するには厳しいかなぁ。11歳以下にオススメと致しましょう。(また年齢が下がったな)
2015.12.29
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0268 トレジャーハンター/ローマ帝国の財宝【スタッフ】・監 督 クリス・ボールド ウイリアム・コーコラン・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 ゲネ・オニール カレン・ハリス・撮 影 マルコム・クロス【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・アンドリュー・ターベット・ダニエラ・オリビエリ・ポール・ミラー・デボラ・オデル【仕 様】・型 番 IA09-0534・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:世界を股にかけた冒険の旅―― 興奮は遂に限界を超える!!・ウラ面 :2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 限界を超えた興奮が弾けるアクション・アドベンチャー巨編第7弾!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》今回のジャケットも、好みだ。(笑) オモテ面は、ローマの遺跡が配置され、主要登場人物3人の顔が浮かんでいる。もう1人は、第1話(13話)に登場した天才くん。タイトルの下には引き上げられた黄金の皿が鎮座しているが、モチロン、本編中に、こんなシーンは、ない。ウラ面も、比較的精細な画像が使われており、丁寧な仕事って感じがするデザイン。黄金の皿が、大きく描かれている。この黄金の皿を探して発掘するストーリーだったら、良かったんですけどねぇ。(笑)キャッチコピーは“限界を超えた興奮”……。限界を超えて、次はどうするんだろう?(笑)【感 想】「宝探しをしないトレジャーハンター」ヘンな話しだが、本シリーズは『トレジャーハンター』というタイトル(邦題)なのに、“宝探し”をしない。(笑)これまでのところ、たいていは宝が見つかったところから物語が始まる。低予算ならではの苦肉の策だろうが、こんなことで善いのだろうか?第 1話(13) さら博物館からの依頼で、地中海からローマ帝国時代の遺物を引き揚げたアドベンチャーInc.。喜びも束の間、何者かの銃撃を受ける。何とか、これをかわして博物館に遺物を届けたジャズソンだったが、再び正体不明の襲撃者に襲われ、奪われてしまう。一方、ゲイブは、ジャンク屋から買った船外機用のターボチャージャーが或る学者の発明品だと知って驚く。早速、マックを伴って彼を訪ねて行く。しかし、そこは精神病院だった。……というお話し。奪われた遺物を取り返そうと立ち回るジャズソンの姿と、新発明を巡る陰謀(?)から1人の学者を助けようとするゲイブとマックの姿が描かれる。精神病患者を装う天才くんって設定はありきたりだったが、最後のセリフは気に入った。ここを膨らませてくれた方が、よほど冒険モノっぽい仕上がりになったと思う。(苦笑)監督は、クリス・ボールド。第 2話(14) 伝説の沈没船故郷に戻ったジャズソンは、海が埋め立てられてリゾート開発が行われることを知る。しかし、その入江には、この町にゆかりのある船が沈んでいるという伝説があった。それは、町の歴史そのものだった。ジャズソンらは48時間の猶予を貰い、沈没船を探すことになる。何か証拠が見つかれば、リゾート開発を阻止することが出来る。しかし、その証拠を見つけるや否や、ジャズソンは何者かに拉致されてしまう。……というお話し。ジャズソンは、夢の中で彼の祖先に起きたことを追体験する。ロマンスとサスペンスとスペクタクル……、予算があれば、いい感じのエピソードになったのではなかろうか。ちょっと勿体ない出来映えだった。本ディスクに収録された2話は、ジャズソンが女性にアプローチする姿が描かれている。色の道に歳は関係ないのね。(笑)監督は、ウィリアム・コーコラン。“宝探し”って、見つけるまでの謎解きや地道な苦労、アクシデントなどの過程が面白いのであって、見つけた後はトーンダウンするだけだ。主人公のジャズソンも劇中で言っている、「簡単に夢が叶ってしまったら、人生はつまらない」と――。(笑)宝を見つけた後に無理矢理、アクションを付け加えたりするから、夢に向かって行く高揚感が得られない。“宝の争奪戦”と言えば聞こえはいいが、宝の価値が伝わって来ないのだから、ちっともハラハラドキドキしない。これは、本シリーズの致命的な欠陥だな。(嘆息)そんなことを思うと、中学生が鑑賞するには厳しいかなぁ。12歳以下にオススメと致しましょう。(だんだん年齢が下がるな)
2015.12.28
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0267 トレジャーハンター/沈没した豪華客船の財宝【スタッフ】・監 督 ラリー・モリン パオロ・パーズマン・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 ダグ・モリター トム・スゾロッシィ・撮 影 マルコム・クロス ビル・ウォン【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・リーガン・パスターナック・パトリシア・コリンズ・サリー・アシャンティ・ジュレス・レイサー【仕 様】・型 番 IA09-0529・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:世界を股にかけた冒険の旅―― ついに海底にまで及ぶ!!・ウラ面 :2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 MAXの興奮度で迫るアクション・アドベンチャー巨編第6弾!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》今回のジャケットは、本シリーズ中でも異色の出来映え。沈没船が中央に配置され、上部には海面が描かれている。サメは余分だったかな。(笑) 主要登場人物の真剣な顔が浮かび、タイトルの下には沈んだ財宝が描かれている。うん、冒険映画らしいジャケットだ。ウラ面も、沈没船が中心のデザイン。少しだけ、いつもとイメージが異なっているのは、全体的に青色系でまとめられているからだろう。キャッチコピーは“MAXの興奮度で迫る”……。まだ5枚もあるのに、MAXなんて使ってしまっていいの?(笑)【感 想】「吹替翻訳」海外ドラマは吹き替えで観るようにしている。これまで、多くの名声優さんたちが、見事な吹き替えをみせてくれた。『刑事コジャック』の森山周一郎さん、『ダンディ2』の広川太一郎さん、『刑事コロンボ』の小池朝雄さんは言うまでもないだろう。しかし、思うのだ、それもこれも素晴らしい吹替用の台本があったればこそ。翻訳のセンスが違う。本シリーズの下手クソな翻訳とは、雲泥の差だ。(満足に英会話も出来ない私が言うのは、おこがましいが……)第 1話(11) 沈没した豪華客船Uボートに沈められた豪華客船ネプチューン号を発見したアドベンチャーInc.。しかし、その船は呪われていた。その遺物の引き揚げを開始すると発表したセレモニーで、引き揚げを指揮するダイバーが不慮の事故で死亡する。後を継いだジャクソンも事故に遭い、誰かの策略だと気づく。早速、調査を開始したものの、第2の被害者が出てしまう。……というお話し。本シリーズの中では、出色の出来映えだった。脚本もメリハリがあり、撮影も手を抜かずに丁寧だ。予算が出たのだろう、時間をかけている。撮影に使用された車や部屋、調度類も立派なものだ。エベリン役を演じたリーガン・パスターナックがノーブルで華があった。(笑) 『プロムナイト(1980)』を撮ったポール・リンチ監督の『グリズリー・プラネット(2006)』に出ていたらしい。観直さなければ。(汗)監督は、アンドリュー・ポッター。第 2話(12) 呪いのマスク西アフリカでマスクを発掘したアドベンチャーInc.。ところが、何者かの襲撃を受ける。辛くも危機を脱したジャズソンたちは、マスクを依頼人の司祭に届ける。仕事は、そこで終わるはずだった。マスクの帰還を祝うお祭りの最中に、再び何者かの襲撃を受けて、マスクを盗まれてしまう。何世紀もの間、人々の憎悪や怨念をためて来たマスクに、どんな価値があるのか――。ジャズソンたちは、宗教学者に意見を求める。……というお話し。“呪いのマスク”なので、物語は想定した範囲内で展開し、終了する。(笑) マスクでも短剣でも指輪でも、何でもいいようなものだが、ひとの心を映す顔を象った“マスク”という点が、いい。ただ、予算切れなのか、必要なシーンやカットがないので、出来映えは悪い。「何だコレ?」って感じだった。監督は、パオロ・バーズマン。この方が撮った作品は、みんなショボいな。(笑)メジャー作品になると、ジャケットに“字幕翻訳:○○○○ 吹替翻訳:○○○○”と明記される。残念ながら、本作品には、記載がない。責任の所在を明確にするため、ここはやはり明示すべきだろう。前々から思っていたことだが、会話が成立していないことが多い。声優さんの表現が間違っているケースもあるが、どうも機械翻訳のままって感じがする。ビミョーなのだ。英語の勉強をしている人にはマイナスになる気がするので、13歳以下にオススメと致しましょう。(笑)
2015.12.27
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0266 トレジャーハンター/吸血男爵の財宝【スタッフ】・監 督 ラリー・モリン パオロ・パーズマン・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 ウィンディー・グリーン ギリアン・ホーヴァス・撮 影 マルコム・クロス ビル・ウォン【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・スティーブン・グリヴェス・イアン・ダンカン・アレクサンドラ・スタデン・ジャン・クリストファー・レパート【仕 様】・型 番 IA09-0525・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:まだまだ終わらない!―― 世界を股にかけた冒険の旅!!・ウラ面 :2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 ノンストップの興奮が突っ走るアクション・アドベンチャー巨編第5弾!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》今回は、月にガイコツが浮き出ている。その下には吸血男爵の城。カラス(?)が飛んでいる。月を囲むように、主要登場人物が顔をのぞかせている。一人多いのは、これが吸血男爵。(笑)ウラ面のデザインは、相変わらず同じだが、使われている画像が毎回違う。今回は、マイケル・ビーンのビックリした顔が印象的。キャッチコピーは“まだまだ終わらない”に変更。“ノンストップの興奮が突っ走る”と煽っているが、ユルユルの活劇なんですけどねぇ。【感 想】「吹き替え」基本的にTVドラマは吹き替えで観るようにしている。特に理由は見当たらないのだが、海外ドラマがこんなに日本に紹介される前は、TVで放送される海外ドラマは、すべて吹き替えだった。『刑事コロンボ』も『チャーリーズ・エンジェル』も『警部マクロード』も『事件記者コルチャック』も、うーん、挙げて行ったらキリがない。その頃の名残りが、いまの私の嗜好を決定しているのかも知れない。(笑)けれど、本シリーズには閉口した。主人公の声をアテた声優さんたちが、まぁ、見事に下手だったからだ。……いや、下手って言うよりも、シロートっぼいのだ。(笑)だから、字幕で観るようにしているのだが、どうも違和感を感じて仕方ない。(溜息)第 1話( 9) 海賊の財宝海賊ジョン・ローチに沈められたブラックマンティス号の財宝探しが空振りに終わったアドベンチャーInc.の面々は、疲れ切って帰港する。待っていたのは、保険調査官。彼女は、ブラックマンティス号の宝飾品がオークションに出品されたことで、ジャズソンが財宝を見つけながら隠匿していると疑っていた。ジャズソンは、嫌疑を晴らすために調査を開始する。やがて、人里離れた古城、クロフトン城の城主が、情報を持っていることをつきとめる。しかし、彼には、とんでもない秘密があった。……というお話し。冒険モノというよりクライム・サスペンス、……いや、ロマンティック・ホラー映画のような作品だった。『CSI:科学捜査班』に、こんなエピソードがなかったっけ? やっぱり、そう思ってしまった。(苦笑)“吸血鬼かも知れない”という台詞はあるが、“吸血鬼だ”という描写はない。そして、定番のオチだ。ちょっと、ありきたり過ぎるかなぁ。(笑)監督は、ラリー・モラン。第 2話(10) るつぼ盗まれた黄金の“るつぼ”を取り返すために、闇のバイヤーのアジトに忍び込んだアドベンチャーInc.。ゲイブが監視カメラを“騙して”いる間に仕事は順調に運ぶはずだった。ところが、捕らえられた女性を見つけてしまったことから、ジャズソンは黄金の“るつぼ”を奪い返すと同時に、その女性を船に連れ帰ることになる。しかし、その女性は、黄金の“るつぼ”を売って大金を手に入れようと企んでいた。……というお話し。この後、正体がバレた女は、黄金の“るつぼ”を盗み、ジャズソンは銃で撃たれてしまう。船は壊され、無線も通じない中、マックが銃弾を取り出す手術に挑むことになる。ここで、何故、ジャズソンが宝探しをするのか、動機が語られる。いわゆる作品のテーマである。出来映えは悪いが、面白かった。(笑)監督はパオロ・バーズマン。ジャズソンの声をアテた里卓哉さんは、まずまずの仕上がり。落ち着いた雰囲気が老いたマイケル・ビーンと合っていた。けれど、マックをアテた吉崎藍さんは、ダメかなぁ。声質が合っていない上、お芝居もほめられたものじゃない。キャスティングの間違いだな。更にダメなのが、ゲイブの声をアテた静弦太郎さん。シロートさんみたいだ。プロの声優さんを起用して欲しかった。総じて、声優さんの人数が少ない。彼らだけではなく、毎回ヘンな抑揚で喋る声優さんがいて、毎回違う役を演じている。どうにかして欲しかった。15歳以下にはオススメだが、大人はやめときましょう。(笑)
2015.12.26
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0265 ナイトメア・オブ・クリスマス【スタッフ】・監督・脚本 ヴァディム・ジーン・製作総指揮 ロバート・ハルミ Sr.・原 作 テリー・プラチェット・V F X ムービング・ピクチャー・カンパニー 「バットマン/ビギンズ」「X-MEN/ファイナル・ディシジョン」【キャスト】・イアン・リチャードソン(家弓家正)「未来世紀ブラジル」・ミシェル・ドッケリー(根本圭子)・マーク・ウォーレン(佐々木望)「フーリガン」・デヴィッド・ジェイソン(千田光男)「フロスト警部」シリーズ・ジョス・アックランド(川久保潔))「レッド・オクトーバーを追え」【仕 様】・型 番 NKDF-2146・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 HOG FATHER・収 録 本編 194分・音 声 1.オリジナル [英 語] ( 2.0ch ドルビーデジタル) 2.日本語吹替 ( 2.0ch ドルビーデジタル)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・サイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 元 日活株式会社・販 売 元 日活株式会社【ジャケット】・オモテ面:最強のダーク・ファンタジー! 大人たちの、もうひとつのクリスマスを 見せてあげよう・ウラ面 :クリスマスに贈る 最強のダーク・ファンタジー!『アメイジング・ワールド』のジャケットのイラストが素晴らしかったので、この安っぽくて何の工夫もないデザインには、ガッカリである。(嘆息)それに、“最強のダーク・ファンタジー!”というキャッチコピーの陳腐さ。ダーク・ファンタジーってところは正しいが、“最強”ってどういう意味だ。だいたい、これを考えた人は、本作品を観たのだろうか? 観ていたら、こんなコピーは書けない。然も、裏面にまで、同じコピーが用いられている。ボキャブラリーが貧困なのだろう。それにしても、ヒドいものだ。デザインをやり直して欲しいなぁ。(笑)【感 想】「信じる心が支える世界と存在」素敵なジャケットに惹かれたTVM『アメイジング・ワールド』と、同じ物語世界の一編。長かったけど、なかなか面白かった。(笑)『アメイジング・ワールド』が2枚でリリースされていたのに対し、本作品は1枚。収録時間は、どちらも 180分以上だった。こちらが先にリリースしたことを考えると、不評だったのだろう。(苦笑)軽薄短小の時代、3時間もゆったりとTVドラマにひたる時間は、現代人にはない。いいところ90分だ。私が学生の頃は、 120分以上ないと満足出来なかった。『風と共に去りぬ』にしろ『ベン・ハー』にしろ、その尺でないと描き切れない物語だった。それに、 120分以上撮れる予算とスキルがなければならない。それは、A級=メジャー作品の証しだった。だから、90分前後の作品は、それだけでB級映画と断じていた。――ま、当たらずとも遠からずって感じだな。(笑)ところが、最近は好んで短い作品を選ぶ。私が歳をとったせいばかりではないだろう。選択肢も困らない現況からして、その尺の作品を製作・配給サイドも好んでリリースしているフシがある。上映回数の問題もあるだろうし、大人の事情が微妙に反映されているに違いない。そんな風な観点からすると、本ディスクは、リリースに失敗した1枚。風呂に浸かりながら観たので、ほぼ1週間がかりだった。それくらいのんびりかからないと、本作品を受け入れることは難しいと思う。(笑)――宇宙を漂流する巨大なカメ。その甲羅には4頭の像に支えられた世界がある。それが、ディスクワールド。ホグワッチ(クリスマス)に、良い子にプレゼントを運んで来るホグファーザー(サンタクロース)。そのホグファーザーを殺して欲しいと、暗殺者組合に依頼が来る。依頼者は、全宇宙の管理組合の聴収者。彼らは、人間がホグファーザーを信じる心は不要だと判断したのだ。……というお話し。――結局、存在するのかも分からないホグファーザーを殺すため、暗殺者組合は、ティータイムを送り出す。一方、行方不明のホグファーザーに代わって、何故か“死神”が子供たちにプレゼントを配って歩くことになる。……この辺が、英国映画っぽいな。(笑)――信じる心がなくなると、ディスクワールドの存在も危うくなる。“死神”の孫のスーザンは、ホグファーザーを助けるために行動を開始する。……まぁ、そんなお話し。一番目をひいたのは、セットだろう。かなり豪華だ。照明も撮影も、いい。問題は、のんびりした語り口。ホント、丁寧で雰囲気抜群だが、ノリ損ねると、かなり観ているのが、辛い。観るには覚悟が必要だ。(笑)『アメイジング・ワールド』でヘタレの魔法使いを演じるデヴィッド・ジェイソンも出演している。ミステリーチャンネルで放送している『フロスト警部(1992―2010)』で、主人公のフロスト警部を演じた方だ。分かりやすい顔立ちで、本作品でもコミカルな演技を披露している。(笑)当然、原作は『アメイジング・ワールド』と同じテリー・プラチェット。監督もヴァデム・ジーンなので、ファンには嬉しいところだろう。このコンビで、原作を次々と製作されたら、さすがの私もコンプするのを断念するかも知れない。(笑)取り敢えず今は、ほんのちょっとだけオススメにしておきましょう!
2015.12.25
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0264 コン・エアー –特別版-【スタッフ(参考)】・監 督 サイモン・ウエスト・製 作 ジェリー・ブラッカイマー・製作総指揮 リン・ビグロー ジョナサン・ヘンズリー ジム・カウフ チャド・オーマン ピーター・ポガート・脚 本 スコット・ローゼンバーグ・撮 影 デヴィッド・タッターサル・音 楽 マーク・マンシーナ トレヴァー・ラビン【キャスト(参考)】・ニコラス・ケイジ・ジョン・キューザック・ジョン・マルコビッチ・ヴィング・レイムス・ミケルティ・ウィリアムソン・モニカ・ポッター・レイチェル・ティコティン・コルム・ミーティ・ダニー・トレホ【仕 様】・型 番 VWDS3530・製作年度 1997年・製 作 国 アメリカ・英 題 CON AIR・収 録 115分・音 声 1.英 語 ( 5.1ch サラウンド) 2.日本語 ( 2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ LB シネスコサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用、CC・発 売 元 ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント・映像特典 1.“コン・エアー”へようこそ 2.“ビバ!ラスベガス”撮影秘話 3.オリジナル版劇場予告編【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :凶悪犯罪者を護送する専用機―― 人はそれを《コン・エアー》と呼ぶ。オモテ面は、炎をバックに、凶悪犯の護送専用機《コン・エアー》を正面からとらえたイラストと、主役級3名の顔が載っている。本作品に相応しいデザインだ。ウラ面も、同じイメージでデサインされている。炎と3大スター。メジャー大作としては、シンプルながら考えられたデザインだと思う。主人公キャメロン・ポーとその妻の画像、その下にラーキン捜査官、そして、サイラス。物語が浮かんでくる。【感 想】「本物志向のアクション映画」サイモン・ウエスト監督の長編劇場映画デビュー作。もともとBBCで編集をしていた彼が、どういう経緯でハリウッドで大作映画の監督を引き受けるようになったのだろう。興味深い。けれど、デビュー作がジェリー・ブラッカイマー製作のアクション大作って、幸運なのか不幸なのか分からない。(笑)メガホンを取る度に大作ってわけにはいかないだろうし、小規模の佳作を撮っても、観客としては物足りなさを感じてしまう。言わば、レッテルを貼られたようなもので、何だか気の毒だ。本作品は、囚人護送機が乗っ取られ、たまたま乗り合わせていた元レンジャー部隊の男が奮闘するお話し。この頃のアクション映画の常で、展開が『ダイハード』ライクなのは仕方ない。次から次へと危機が主人公を襲う。ただ、本作品が他と一線を画しているのは、圧倒的な物量と本物志向だろう。如何にもジェリー・ブラッカイマーらしい。囚人護送機には本物の飛行機を使っているし、ライナーノーツによれば、ラスベガスに着陸するシーンこそミニチュアだが、飛行機が看板に衝突する場面はライブらしい。ぶっつけ本番の一発撮りだったと記されている。勿論、シボレー・コルベットの落下シーンも実物。(笑)ラスベガスに飛行機が着陸し、プロペラがカメラに向かって飛んで来るカットがTVCMで使われていた。頻発に目にしていたので、“CG頼みの映画”って印象だが、実際にはCGが使われたのは、この場面を含めて数カットだけ。後は皆、ライブである。そう、CGに頼らないアクション・シーンの数々が、本作品の魅力であることに間違いはない。そういう意味では、古いタイプの作品だと言えるだろう。だから、私は本作品が好きなのだ。主人公のキャメロン・ポーには、ニコラス・ケイジ。トラブルに巻き込まれながら、妻と娘のところに帰ろうとする男を演じる。『ザ・ロック』からの続投で、このキャスティングのせいか、てっきり監督はマイケル・ベイだと思っていた。(笑)事態を収拾しようと躍起になるFBI捜査官のビンス・ラーキンを演じるのは、ジョン・キューザック。ちょっとコメディ・タッチでいい味を出していると思う。ポーの妻を演じるのは、モニカ・ポッター。大人しいイメージで、埋もれてしまった感じもあるが、個人的には好みのタイプ。ゴードン先生の妻役で『SAW』にも出演していた。護送機の中で、ポーに協力する女性警官サリーを演じるのは、レイチェル・ティコティン。『CSI:マイアミ』のデイヴィッド・カルーソの奥さんだった方だ。コンスタントに大作、話題作に出演している。敵役には、何の説明もいらないジョン・マルコヴィッチ。『レザボア・ドッグ』のスティーブ・ブシェーミ。ダニー・トレホも出ている。男の顔と名前は覚えられないタチなので詳細に記せないが、いずれも、キャラが立っていて、なかなか見応えがある。(これだけの役者を揃えれば、当然か)ちなみに、本作品は、ラジー賞も受賞している。無駄に人が死んで、公共物を破壊しまくったところが評価されたらしい。(笑)そんなワケで、気分が晴れない時は、オススメでしょう!
2015.12.24
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0263 グーニーズ【スタッフ】・製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ フランク・マーシャル キャスリーン・ケネディ・製作・監督 リチャード・ドナー・製 作 ハービー・バンハード【キャスト】・マイキー…ショーン・アスティン(浪川大輔)・ブランド…ジョシュ・ブローリン(菊地英輔)・チャンク…ジェフ・コーエン(岩淵 健)・マウス……コリー・フェルドマン(飯泉征貴)・データ……キー・ホイ・クアン(藤田哲也)【仕 様】・型 番 DL-11474・製作年度 1985年・製 作 国 アメリカ・英 題 THE GOONIES・収 録 本編 114分+映像特典 26分・音 声 1.オリジナル ( 5.1ch サラウンド) 2.オリジナル (ドルビーサラウンド) 3.日 本 語 (ステレオ) 4.音声解説 (隠された財宝)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.音声解説用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、輸出禁止商品、DVD、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・映像特典 1.メイキング・オブ・グーニーズ (約 7分) 2.未公開シーン集 (約 7分) 3.ミュージック・ビデオクリップ “The Goonies‘R’Good Enough”by シンディ・ローパー (約12分) 4.隠された財宝(音声解説)・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 菊地浩司【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :スピルバーグ・アドベンチャーの傑作! 豪華映像&音声特典付きの特別版。このポスター1枚の中に、本作品のエッセンスが詰まっている。財宝に“グーニーズ”の面々、フラテリ一家のママさん。水が流れ落ちている洞窟にドクロに罠、骨で出来たピアノ……。いいデザインだと思う。1コマ漫画ではないが、それだけで作品を表現するポスターやジャケットを、最近見かけなくなった。もっと頑張って欲しいものである。ウラ面は、作品の中から2つのシーンがピックアップされている。作品を象徴する場面なので、楽しさが伝わって来る。【感 想】「児童文学の名作」本作品はオリジナルだが、児童文学の名作に匹敵する内容だと私は思っている。ハンディを抱えながら家族に降りかかって来た災厄に敢然と立ち向かう勇気が描かれ、それはどの作品よりも明快に伝わって来る。クリス・コロンバスの脚本が秀逸だ。リチャード・ドナー監督の演出もいい。何より子供たちが輝いている。じゃれあったり、喧嘩したり労りあったりしながら自分を取り巻く環境を理解して行く様子がありありと伝わって来る。『サンドロット』や『クエスト』など、子供の世界を描いた作品は多いが、これだけ活き活きしているものは少ないだろう。そう言えば、同じR.ドナー監督作品に『ラジオフライヤー』なんて切ないものもあったっけ。確かにいま観るとアラも目立つし、編集のミスも指摘できる。しかし、そんなことは本作品の楽しさの前には霞んでしまう。ただ、唯一残念なのは、最後に海上に現れる海賊船が合成だったことだ。製作にスティーブン・スピルバーグが名を連ねているのに、どうしてホンモノの帆船を走らせなかったのかと不思議でならない。僅か数秒、数カットだが、一番肝心な部分なだけに悔しくて仕方ない。ここだけが納得いかない。シンディ・ローパーの名曲にのせて、いまも色褪せることのない名作を、是非ともご覧いただきたい。ただ、LD版からやいたのか、ディスク・チェンジと思われるフリーズが何ヶ所かある。(再生エラーではなさそうだ)オススメ!
2015.12.23
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0262 バトルシップ【スタッフ】・監督・製作 ピーター・バーグ・製 作 ブライアン・ゴールドナー・脚 本 ジョン・ホーバー&エリック・ホーバー・音 楽 スティーヴ・ジャブロンスキー【キャスト】・アレックス・ホッパー…テイラー・キッチュ(置鮎龍太郎)・ナガタ……………………浅野忠信(浅野忠信)・サマンサ…………………ブルックリン・デッカー(本名陽子)・ストーン・ホッパー……アレクサンダー・スカルスガルド(平田広明)・シェーン提督……………リーアム・ニーソン(石塚運昇)・レイクス…………………リアーナ(土屋アンナ)【仕 様】・型 番 GNBF-2538・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・英 題 BATTLESHIP・収 録 本編約 131分・音 声 1.英 語 ( 5.1ch サラウンド) 2.日本語 ( 5.1ch サラウンド) 3.タイ語 ( 5.1ch サラウンド)・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕 3.タイ語字幕 4.韓国語字幕 5.中国語字幕( 2種) 6.吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント・映像特典 BATTLESHIPビデオゲーム版 予告編・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 平田勝茂【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :感動と興奮のスペクタクル・アクション超大作! いま始まる、史上最大の海戦! 人類の未来は、彼らに託された――。宇宙船や異星人の巨大のマシンを前に背を向けている主人公、そんな構図のポスターが流行った。『世界侵略:ロサンゼルス決戦』や『スカイライン-征服-』……。本作品も、そんなデザインのジャケット。迫力はあるが、後発なだけに「またかぁ」という印象なのは、ザンネン。英文のクレジットが記載されていないので、さっぱりしているが、ちょっとマヌケな感じだ。カッコよくない。ウラ面にも、この巨大なマシンが大写しになっている。(マシンのデザインが少し違うところが面白い) 真ん中あたりに取り込み画像が4枚。無難な仕上がりだ。【感 想】「ノー天気な大作映画こそハリウッドの真骨頂」この数年、超大作を装った作品が多かった。『世界侵略:ロサンゼルス決戦』とか『スカイライン-征服-』とか……。正直、どちらもCG頼みなので、印象的には似たり寄ったり。本作品も「同じようなモンだろう」と思っていたら、違った。紛れもなく昔風の超大作映画だった。ユニバーサル・ピクチャ 100周年記念作品。初めは、マイケル・ベイ監督作品かと思った。映像が、よく似ている。編集もだ。もっと言えば、音楽の入れ方もそっくり。違いがあるとすれば、語り口だろう。M.ベイ監督は、複雑な状況や設定を見事に整理して単純化する技に長けている。それは、娯楽作品の作り手としては、最大の武器だ。まさに職人技。しかし、本作品のピーター・バーグ監督は、それほどではない。ストレートな物語なのに、状況が解りづらいところが多々あった。若いというか、未熟というか……。そう言えば、『ハンコック』でも躊躇いのようなものが見て取れた。もう少し映画作りに馴れたら、よい作品をリリースするかも知れない。――物語は、外宇宙に向けてメッセージを送る壮大な計画から始まる。地球外生命体の探査を目的にハワイに巨大な送信施設が建設され、いつ終わるか分からない任務が始まる。数年後、ハワイ沖でアメリカや日本など複数の国が参加する一大演習“リムパック”が行われる。主人公のアレックスは、兄とともに、士官として駆逐艦に乗り込む。しかし、彼には軍事演習よりも大切なことがあった。恋人の父親(提督)に結婚の許しを得なければならない。彼にとって、それは正に戦争に臨むに等しかった。ところが、演習前から日本の海上自衛隊のナガタと喧嘩をしてしまい、結婚の許しを貰うどころか、懲戒免職の危機に陥ってしまう。その頃、巨大な物体が地球に近づいていた。……というお話し。宇宙から来た何かが地球で暴れまわり、人類が知恵と勇気を武器に立ち向かう、――という映画は、昔からたくさんあった。『宇宙戦争』が代表格だが、異星人や宇宙船の造形には、みんな苦労をして来た。異星人を異星人たらしめるデザインこそが作品の命であることを知っていたからである。ところが、本作品には、それがない。海の上をハンミョウみたいに飛び跳ねる異星人のマシンは、『スターシップ・トゥルーパーズ』に出て来る“バグ”のメタル・バージョンにしか見えなかった。(笑) ここは、もっと頑張ってオリジナリティを出して欲しかった。ストーリー全体の流れと展開は面白かった。シノプシスだけなら最高だ。閉ざされた空間で、異星人のハイパーテクノロジーと地球人のローテク渡り合うなんて、まるでマンガみたいではないか。(笑)それをマジメに、然も巨費を投じて映像化するなんて、ハリウッド以外ではあり得ない。「くだらねぇ~」と言うなかれ、これこそが数多の映画人を生み出して来た土壌なのだ。映画が夢と希望を与えてくれた時代は遠く過去へと過ぎ去ってしまったが、それでもまだ、何かを与えてくれる力は残っているかも知れない。そんな風に思えたクライマックスだった。ただ、人物造形の面では、いささか疑問が残る。若くて無鉄砲なのは主人公の常だから仕方ないとしても、あんなに嫌なヤツが「主人公でいいの?」と思ってしまった。(笑) バカはやっていても思慮深いところを見せてくれないと、皆を率いるリーダとして認められないではないか。そんな主人公を演じたのは、テイラー・キッチュ。この手の作品では若手新人の起用が定番だが、今回は、ちょっと失敗っぽい。『ジョン・カーター』もコケたようだし、あまり星の巡りが良くなさそうだ。主人公の恋人役を演じたブルックリン・デッカーも似たような印象。でも、如何にもアメリカンなネェーちゃんというのは、ポイントが高いと思う。ノー天気なハリウッド製超大作にこそ、映画の未来があると思うのは、私だけだろうか。(笑)オススメ!
2015.12.22
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0261 オブリビオン [ブルーレイ]【スタッフ】・監督・原作・製作 ジョセフ・コシンスキー・脚 本 カール・ガイダシェク マイケル・デプリュン・製 作 ピーター・チャーニン ディラン・クラーク ダンカン・ヘンダーソン バリー・レヴィン・製作総指揮 ジェシー・バーガー デイヴ・モリソン ジャスティン・スプリンガー・撮 影 クラウティオ・ミランダ・音 楽 M83【キャスト】・ジャック……………………トム・クルーズ(森川智之)・ビーチ………………………モーガン・フリーマン(坂口芳貞)・ジュリア……………………オルガ・キュリレンコ(中村千絵)・ヴィカ(ヴィクトリア)…アンドレア・ライズブロー(岡 寛恵)・サイクス……………………ニコライ・コスター=ワルドー(西凛太朗)・サリー………………………メリッサ・レオ(池田昌子)【仕 様】・型 番 GNXF-1279・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・英 題 OBLIVION・収 録 本編約 124分・音 声 1.英 語 (7.1ch サラウンド/DTS-HD マスターオーディオ) 2.日本語 (5.1ch サラウンド/DTS)・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 スコープサイズ (1080)・そ の 他 2層、MPEG-4 AVC、COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、Blu-ray、セル専用・発 売 元 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント・映像特典 1.未公開シーン 2.「オブリビオン」製作の裏側 ・運命の出会い ・空の旅 ・戦闘 ・幻想 ・ハーモニー 3.M83によるスコア音楽 4.主演 トム・クルーズと監督/原作 ジョセフ・コシンスキーによる 本編音声解説・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 平田勝茂【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :トム・クルーズ×『トロン:レガシー』ジョセフ・コシンスキー監督が クリエイトするSF超大作! 彼はなぜ、地球を守るのか。 消された記憶に何が隠されているのか。このジャケット、ポスターサイズになると、かなり迫力がある。いいデザインだ、デカいポスターで欲しいなぁ。(笑)ブルーレイの欠点で、ウラ面はショボい。それでも、画像が40%くらいは占めているので、頑張っている方ではなかろうか。主要登場人物の画像もあるしね。ところで、この“eCOPY”って、使っている人はいるのだろうか? こうした映画をスマホで観て楽しいのだろうか? 何だか、損をしているような気がする。それに、この説明文がなければ、ウラ面の50%は、画像に使えるのに……。(笑)【感 想】「パーフェクト・ソルジャーはフィアナの夢を見るか?」何だか、トム・クルーズの老け具合いが、CG画像とアンマッチだった。(笑)――2077年、異星人の侵略を撃退した人類は、荒廃した地球を後に、土星の衛星タイタンへの移住を計画していた。ジャックとヴィッカの2人は、異星人の残党から施設を守ること、警備用無人機のメンテナンスのため、地球に残っていた。この命令を全うするため、彼らは記憶を強制消去されて任務に就いていたが、何故かジャックは、毎夜、女性が出て来る夢に悩まされていた。夢に出て来るのは2017年の世界らしい。彼には、夢を見る理由が分からなかったし女性が何者かも分からなかった。或る日、ジャックは宇宙船が墜落するのを目撃する。上層部の命令を無視して現場に辿り着いたジャックは、宇宙船の残骸の中に救命ポッドを発見する。ポッドの中に眠っていたのは、夢の中に出て来る女性だった。……というお話し。どことなく古めかしい感じがするのは、私だけだろうか? 最新のCGと人気ハリウッド・スター、製作費も充分そうだ。にもかかわらず、40年くらい前のSF映画のようにカビ臭い。衣装から無人偵察機のデザインに至るまで、統一感があって、美しい。けれど、物語世界のデザインに統一性があるのってヘンじゃない? 工業製品であれば、多くのデザイナー、多くの工場を経て製品化される。ならば、細かいところで統一感は失われるのが、必然だ。もっと雑多で猥雑でなければいけない。多様性のない社会は継続しない。多くのデザイナーが大成せずに死滅して行くのは、この点を見逃しているからだと私は思っている。余談だが、この監督さんなら、『機動戦士ガンダム』を実写映画化する時、連邦側のモビルスーツ“ジム”とか“ボール”のデザインをして欲しいなと思った。(笑)主演は、トム・クルーズ。老いを感じさせる作品だった。夢の中の女性を演じたのは、オリガ・キュリレンコ。覚えにくい、発音しにくい名前だ。主人公の相棒ヴィッカを演じるのは、アンドレア・ライズボロー。知らない女優さんだった。けれど、無菌室のようなところで生活し働く完璧な女性を演じるに充分な気品と美しさを兼ね備えていた。初めはアンドロイドかと思った。このメイクで寝乱れた姿を見てみたい。(笑)他にモーガン・フリーマン。出演作が多いなぁ。何にでもチョコチョコ顔を出している。「もう少し作品を選んだ方がいいんじゃない?」と余計な心配をしたくなる。どれもこれもオーディションが必要ないくらいの役ばかりだ。あまり易きに流れるとダメになるぞ。正直、ジャックの生活は「あー、夢のような生活だ」と思ってしまった。(笑)人類の99%が死滅し、 1%の緑と海しか残されていなくても、私が生きて行くのに不自由しなければ、それでOK。隣に我が家の冷蔵庫=コンビニがあれば充分だ。勿論、店員なんか必要ない。いつの間にか商品が補充され、新商品も並ぶ。季節商品の入れ替えもされたりして、生鮮関係が充実していれば、言うことはない。(笑)何故か『装甲騎兵ボトムズ』を連想させる作品だった。(笑)SF好きの方にオススメ!
2015.12.21
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0260 アデル/ファラオと復活の秘薬【スタッフ】・監督・製作 リュック・ベッソン・原 作 タルディ・音 楽 エリック・セラ・撮 影 ティエリー・アルポガスト・美 術 ユーグ・ティサンディエ・3D特殊効果 BUF【キャスト】・アデル………………ルイーズ・ブルゴワン(岡 寛恵)・デュールヴー………マチュー・アマルリック(納屋六朗)・カポニ警部…………ジル・ルルーシュ(後藤 敦)・サン=ユベール……ジャン=ポール・ルーヴ(多田野曜平)・メナール教授………フィリップ・ナオン(塚田正昭)・ズボロフスキー……ニコラ・ジロー(勝 杏里)・エスペランデュー…ジャッキー・ネルセシアン(石森達幸)・アガット……………ロール・ド・クレルモン(鵜飼まり)【仕 様】・型 番 HBIBF-8022・製作年度 2010年・製 作 国 フランス・英 題 The extraordinary adventures of ADELE BLANC-SEC・収 録 本編 107分・音 声 1.仏 語 DTS 5.1ch 2.仏 語 Dolby Digital 5.1ch 3.日本語 Dolby Digital 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 スコープサイズ スクイーズ収録・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、PG-12、DVD、セル専用・輸 入 元 ヨーロッパ・コープ ジャパン・提 供 アスミック・エース、ハピネット・発 売 アスミック・エース・販 売 ハピネット・映像特典 1.メイキング 2.カトリーヌ・ランジェ「アデルのテーマ」ミュージック・クリップ 3.テーマソング レコーディング風景 (トマ・デュトロン&ルイーズ・ブルゴワン) 4.未公開シーン集 5.原作と映画の比較 6.バックステージでのルイーズの1日 7.オリジナル予告、日本版予告・字幕翻訳 松浦美奈・吹替翻訳 高部義之【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :幻の秘薬を求めて、エジプト“王家の谷”から、パリ“ルーブル美術館”へ―― リュック・ベッソン監督が贈る、 ヒロイン×アドベンチャー超大作!腕組みをしたアデル・ブランセックが、ジャケットのオモテ面。後光がさしている。(笑)その背景には、主要な舞台であるエジプトとパリのランドマーク、登場人物の画像が配置されている。当のアデルの画像も3枚、用いられている。そのうち1枚は、ウラ面にも使用。使用できる画像に制限があるのか、或いは公開され、使用を許諾された画像が少ないのか、デザイン的には満足なケースが少ない。ロビーカードの方が、種類が多いのではないかと思ってしまう。それにしても、コピーの貧困さには、あきれる。“○○○○監督が放つ”“○○○○監督が仕掛ける”“○○○○が挑む”……。本作品は、“贈る”ときた。もう少し、何とかならんもんかねぇ。【感 想】「ユーモアのお国柄」「うーん、これかぁ」という感じ。(笑) 実にレビューを書きにくい作品だ。確かにシチュエーションは冒険活劇にはもってこいだが、作り手はそんなことを望んでいなかった。ひたすらコメディを目指す。セットや衣装には莫大なコストをかけ、CGやVFXのクォリティも高い。このギャップが既にユーモアなのだろうが、こちらとしては何だか勿体ないとしか言いようがない。ユーモアにもお国柄があり、国によって表現が異なる。くっだらないパロディ映画ばかり観て怠けていた身には、本作品は少々ツラかった。結婚式で“3つのフクロ”のスピーチを聞かされているような錯覚にとらわれた。それも何度も……。(笑) 正装して美味しそうなコース料理をふるまわれているのに、ちっともそれを楽しめない。新婦の友人たちが♪てんとう虫のサンバ♪でも歌おうものなら、料理を諦めてワインをがぶ飲みして帰ろうかと思ってしまう。――この例えが既にイタいか。(笑)リュック・ベッソン監督は「もう監督はしない」と公言したのに現場に復帰。数多の作品に製作や脚本で携わりながら、自分で本作品を撮ったということは、なにがしかの動機があったのだろう。残念ながらスクリーンからそれを読み解くことは出来なかった。単に『フィフスエレメント』の対局を撮りたかっただけなのかも知れない。或いは『インディ・ジョーンズ』や『ハムナプトラ』といった冒険活劇に対するアンチテーゼか。――というのも、どこかサイレントの大袈裟なアクションをともなったコメディ映画のような印象を受けるからだ。ハロルド・ロイドとかね。L.ベッソン監督の狙いはクラシックなスラップスティック・コメディ系映画の復活だったのかも知れない。そう考えると受け入れやすい作品だった。考えみれば、広告に騙されたようなものだ。いくらL.ベッソンのブランド名を冠しているとはいえ、フランスのコメディ映画は、日本ではあまり人気がない。それならいっそのこと女性版の『インディ・ジョーンズ』のような映画として売った方が客は入る。どうも確信的な策略のような気がしてならない。(笑)主演女優サンはなかなかキュートだし、何となくシリーズ化されそうなコメディ大作。次回は肩肘張らずに作ってほしいと思うが、存外これはこれでステキな作品かも知れない。ちょっとだけオススメ!
2015.12.20
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0259 リンカーン/秘密の書 [ブルーレイ]【スタッフ】・監督・製作 ティムール・ベクマンベトフ・原作・脚本 セス・グレアム=スミス・製 作 ティム・バートン ジム・レムリー【キャスト】・エイブラハム・リンカーン………ベンジャミン・ウォーカー(石川英郎)・ヘンリー・スタージス……………ドミニク・クーパー(平田広明)・メアリー・トッド・リンカーン…メアリー・エリザベス・ウィンステッド(相武紗季)・アダム………………………………ルーファス・シーウェル(藤 真秀)【仕 様】・型 番 ----・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 ABRAHAM LINCOLN:VAMPIRE HUNTER・収 録 105分(本編)・音 声 1.英 語 DTS-HD マスター・オーディオ 7.1ch (ロスレス) 2.日本語 DTS-HD デジタル・サラウンド 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ HD ワイドスクリーン 1920x1080p シネマスコープ・そ の 他 COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、Blu-ray、セル専用・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・映像特典 1.セス・グレアム=スミス(原作/脚本)による音声解説 2.大いなる苦難 3.撮影の舞台裏 4.ミュージック・ビデオ:“Powerless”by Linkin Park 5.オリジナル劇場予告編・字幕翻訳 松浦美奈・吹替翻訳 桜井裕子・2012年劇場公開作品【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ティム・バートン×『ウォンテッド』の監督が仕掛けた 比類なきバトル・アクション! 命ある限り、ぶった斬る――ジャケットのオモテ面は、オノをふりかざしたリンカーンのイラスト。レンタル版も含めて何パターンかあるようだが、このバージョンが、一番スタンダードなような気がする。椅子に座って帽子に手をかけた構図のポスターを、公開前は、よく見かけたが、ジャケットには採用されなかったようだ。やはり、顔が見えるのと見えないのとでは、イメージがだいぶ違う。個人的には、あのポスターは好きだ。一枚の中に物語が凝縮されていたような気がする。ウラ面は、文字ばっか。あってもなくてもいいようなデザインだ。(苦笑) でも、使われた画像はセンスが良かった。もう少し画像にスペースを割きましょうよ。(笑)【感 想】「史実と虚構の狭間にあるもの」アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンは、実は“ヴァンパイア・ハンター”だった、という映画。他に足すことも引くことも出来ない内容で、そこにはフィクションの面白さがあまりない。やはり、史実に捕らわれるからだろうか。もう少し破天荒な展開を期待していたが、空振りに終わってしまったようだ。――幼い頃、リンカーンは、ムチで叩かれている友だちを見かける。彼は黒人奴隷だった。使用者たちの暴力から助けようとして、騒ぎになってしまう。両親が止めに入って、その場は収まったものの、その事件がきっかけで、一家は使用者たちに睨まれることになる。或る夜、母親が何者かに襲われる。相手は、ヴァンパイアだった。程なく、母親は死んでしまい、一部始終を見ていたリンカーンは、必ず復讐を果たすことを心に誓う。青年になったリンカーンは、銃を懐に酒で勢いをつけ、復讐に向かう。しかし、吸血鬼相手に先込めの銃が役に立つはずもなく、簡単に反撃されてしまう。危ういところを救ってくれたのは、ヴァンパイア・ハンターのヘンリーだった。……というお話し。弁護士を目指し、奴隷制に反対し、やがて大統領になって行くリンカーンの“表の顔”は、おそらく伝記に載っているものと同じだろう。そこに“裏の顔”が織り込まれる。ここに一体感があると良い作品になったと思うのだが、残念ながら本作品は上手く行かなかったようだ。大統領になる過程がゴッソリ抜けて、いまいちメリハリに欠ける流れだった。アクション映画だからそれでも良いような気もするが、不満も感じる。製作がティム・バートン、製作・監督が『ナイトウォッチ』『ウォンテッド』の監督さん。(覚えられないし発音し難い名前だなぁ) アクションシーンは面白かったが、これまでの作品に較べると冴えがなかった気がする。唐突な感じに白けることも多々あった。南北戦争を背景に、奴隷をエサとするヴァンパイアたちの思惑が絡む設定は、大胆でOKだ。ところが、戦闘シーンにカタルシスが感じられなかった。南軍の兵士が全員、身体能力が高い吸血鬼だったなら、一度の戦闘で北軍は壊滅するでしょ? 吸血鬼は死なないし。(笑) 南軍の名将ロバート・リー将軍がヴァンパイアの親玉だったら面白かったのに……。米国は南北戦争フリークが多いからハメは外しにくいだろうが、少年時代から描かずに南北戦争だけに絞ってじっくり描いたなら、最高に面白いエンターテイメントになったに違いない。TVドラマならいざ知らず、少年から暗殺直前までを描くのは、この尺ではムリがある。監督さんは“日記”にこだわりたかったようだが、そこは小説という媒体の方が相応しい。映画には映画に相応しいアイテムがあったろうと思う。見立て違いだ。個人的に興味をひかれたのは、撮影がキャレブ・デシャネルだったこと。TVドラマ『BONES/骨は語る』のエミリー・デシャネル、『イエスマン』のズーイ・デシャネルのお父さんだ。最近、あまり見かけなかったので引退したのかと思っていたが、元気にカメラを回しているようなので、安心した。出演者については、特に記したい方はいなかったが、『ファイナル・デッドコースター』のメアリー・エリザベス・ウィンステッドが“ファーストレディ”として登場しているのが印象に残った。キャラクタとしては面白味がなかったが、これまでと違った雰囲気に惹かれた。メイクのせいだろう。米国人にとっては、この時代を舞台にした作品は時代劇のようなものなんだなぁと納得してしまった。ひと言でまとめるならば、史実と虚構の狭間を埋める想像力が足りなかった、ということだろうなぁ。いい素材なだけに勿体ない出来映えだった。ザンネン!
2015.12.19
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0258 インモータルズ -神々の戦い-【スタッフ】・監 督 ターセム・シン・製 作 マーク・キャントン ライアン・カヴァナー ジャンニ・ヌナリ・脚 本 チャールズ・パーラパニデス ヴラス・パーラパニデス・撮影監督 ブレンダン・ガルヴィン・衣 装 石岡瑛子・編 集 スチュアート・レヴィ【キャスト】・テセウス………ヘンリー・カヴィル(小森創介)・ハイペリオン…ミッキー・ローク(菅生隆之)・老ゼウス………ジョン・ハート(大塚周夫)・スタブロス……スティーヴン・ドーフ(加瀬康之)・パイドラ………フリーダ・ビント(甲斐田裕子)・アテナ…………イサベル・ルーカス(優木まおみ)【仕 様】・型 番 GNBF-2488・製作年度 2011年・製 作 国 アメリカ・原 題 IMMORTALS・収 録 本編約 111分・音 声 1.英 語 ( 5.1chサラウンド) 2.日本語 ( 5.1chサラウンド)・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕 3.中国語字幕( 2種)・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント・映像特典 1.現代に生きる神話 2.未公開シーン 3.もうひとつのオープニング:幼きテセウス 4.もうひとつのエンディング (最後の抱擁/ハイペリオンを殺すテセウス) 5.オリジナル予告編・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 平田勝茂【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :『300(スリーハンドレッド)』スタッフが放つ、空前絶後の映像革命! “光”と“闇”の戦いを描く衝撃のスペクタクル・バトル・アクション!!ジャケットのオモテ面が、地味だなぁ。『300』を意識しているのは解るけど、二番煎じみたい。もう少し、本作品のオリジナリティを打ち出して欲しかった。ウラ面も、動きが少ない画像を用いている。美しいとは思うけど、いまいちインパクトが足りない。ターセル監督作品なら、物語性を排除して、大胆なデザインで臨んで欲しかった。【感 想】「印度人監督が日本人デザイナーの衣装で撮ったギリシャ神話」インド人監督がハリウッドスターを使って日本人デザイナーの衣装で撮ったギリシャ神話の映画。ややこしい。(笑)テセウスが主人公。あまり神話にこだわらなかったようで、かなり自由に物語を展開している。『ザ・セル』のターセム監督が挑んだ冒険活劇。とはいえ、ハリウッド流の軽薄短小な作品ではなく、耽美的でエロティックな仕上がり。その上、オタッキーな雰囲気がプンプンしている。私には『聖闘士★星矢』の実写版に見えて仕方なかった。――ゼウスによって封じ込められたタイタン族を解放して覇権を手中におさめようとするハイペリオンが、ギリシャに侵攻して来る。農民の子として母親とともに避難を後回しにされたテセウスは、その腕をかわれながらもギリシャ軍への任官を断る。しかし、翌日、侵略者に母を殺され、自身も捕まって奴隷となってしまう。……というのが、序盤の展開。ターセム監督らしいゆっくりした時間の流れは賛否両論だろうが、個人的には好きだ。無駄に場面転換に手間ヒマかけるところが、良い。なかなか出来ることではないし、名前すらウマく発音できない古代ギリシャが舞台だ。じっくり描いてくれないと、ワケが分からなくなってしまう。(笑)――苦役を強いられてボロボロのテセウスは、巫女のパイドラと出会う。彼女の手引きで脱走したテセウスたちは、ハイペリオンの野望を阻止すべく旅立つ。何としても先に“エピロスの弓”を手に入れなければならなかった。……中盤は、ハイペリオンを演じるミッキー・ロークの独壇場。存在感がピカイチだった。おかげで、ほかの登場人物が皆、マヌケに見えた。(失礼!) 没個性なのはゼウスをはじめとする神々も同じで、えらく存在感が希薄だった。ただ、テセウスを導く師匠を演じたジョン・ハートだけは、出番は少ないながら、さすがによい味を出していた。ぽっと出の俳優とは年季が違う。監督さんも心得たもので、じっくり彼の表情を追っている。衣装は石岡瑛子さん。『ザ・セル』と組んで以来、ターセム監督とは相性が良いらしい。本作品でも力強く流れる線と赤の色使いが印象的だった。いつも思うことだが、デザイン画を現実に着用する衣装にする技術が素晴らしいと思う。終盤は、篭城するギリシャ軍をハイペリオンの軍勢が攻める。一旦は怖じ気づいたギリシャ軍だったが、テセウスの煽動で戦いに身を投じて行く。そして、解放されたタイタン族と神々との戦いも壮絶を極めていた。……というクライマックス。『300』のスタッフが結集したと謳われているだけあって、成る程、戦闘シーンのアクロバティックな映像は見応えがあった。古代のお話しだから蛮刀を振るって首だの腕だの胴体だの、いろいろなものがチョン切れる。頭も潰れれば、○○タマも潰れる。PG指定されるのも頷けるが、どの映像も、あまり痛みを伴わない。観ていて「うわっイタそう~!」と思うカットが、一つもなかった。キレイ過ぎるのだ。あんな鈍い刃物で斬られたら痛いはずだ。つまりは、演出の方向性が間違っていたってことだろう。『落下の王国』を観た時、ターセム監督は“世界的な”映像作家になるだろうと思った。映画に限らず、製作の拠点も定めず、撮りたいところで映像作品を撮る。そんな作家になるような気がしたのである。ところが、最近、ターセム監督作品が続いている。順調にハリウッドでの映画製作に馴染んで行っているようだ。『ヴィドック』のピトフ監督が『キャットウーマン』で失敗したのとは対照的だ。真面目で器用な方なのだろう。作品の善し悪しは別にして、そこは評価されるべきかも知れない。ちょこっとだけオススメにしておきましょう!
2015.12.18
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0257 大脱出 [ブルーレイ]【スタッフ】・監 督 ミカエル・ハフストローム・脚 本 マイルズ・チャップマン アーネル・ジェスコ・原 案 マイルズ・チャップマン・撮 影 ブレンダン・ガルヴィン・美 術 バリー・チューシッド【キャスト】・シルベスター・スタローン(ささきいさお)・アーノルド・ツュワルツェネッガー(玄田哲章)・ジム・カヴィーゼル(青山 穣)・カーティス“50セント”ジャクソン(竹田雅則)・サム・ニール(谷 昌樹)【仕 様】・型 番 PCXE-50391・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・原 題 ESCAPE PLAN・収 録 本編 116分+映像特典28分・音 声 1.英 語 (dts-HD Master Audio 7.1chサラウンド) 2.日本語吹替 (dts-HD Master Audio 5.1chサラウンド) 3.オーディオ・コメンタリー (英語/ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語字幕(デカ字幕) 3.日本語字幕(手書き風フォント) 4.吹替用字幕 5.オーディオ・コメンタリー用字幕・サ イ ズ 16: 9 (スコープサイズ) 1080p Hi-Def・そ の 他 片面2層、AVC、COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、Blu-ray、セル専用・発 売 元 ギャガ・販 売 元 株式会社ポニーキャニオン・映像特典 1.メイキング:計画実行 2.監督・脚本によるオーディオ・コメンタリー 3.予告編集 4.キャスト・スタッフ プロフィール 5.プロダクション・ノート・2014年劇場公開作品・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 佐藤恵子【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“完全”を超えろ! そこは、地図にのらない動く要塞。 “脱獄のプロ”が挑むのは、脱出不可能とされる究極の監獄要塞――。仲良し2人の顔のアップ。これがジャケットのオモテ面だが、本編を観た後だと、ちょっと鼻白む。観る前は、2大スターの共演だ、インパクトは絶大だった。その一方で、この2人で客を呼べるのだろうかと、疑問も浮かぶ。25年くらい前だったら、一大ニュースだったかも知れない。(笑)でも、いまや……、これ以上はやめとこう。(笑)ウラ面は、スタローンとシュワルツェネッガーの2人が入った画像を上面に配置して、その下に、小さな取り込み画像が5枚。いいんだけど、選択がヘタだなぁ。もっとイイ画像があったろうに。その左下の監獄の画像が生きていないから、余計にそう思えるのかも知れない。ちょっとザンネンな出来映えだった。【感 想】「仲良しお友だち」シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの2大スターが共演したアクション大作。何だか緊張感のない作品だった。(溜息)刑務所の安全度を測るため、脱獄を請け負う男の役を、S.スタローンが演じる。オープニングから脱獄シーンなわけだが、これがまたトントン拍子に進む。見事に刑務所から脱出して仲間と合流。再び投降した後、身分を明かして、所長の前で手口を披露する。でも、あまりリアリティはなく、ちょっと鼻白む。リアリティってやつは相対的だ。ギリギリの緊張感を強いられた後に説明されると、多少荒唐無稽でも納得してしまう。逆に、どんなに精緻な計画でも、滑らかに説明されたひには「そんなの机上の空論だよ」と認めたくなくなる。(笑)いわゆる演出が必要ってことである。このオープニングのせいか、スタローンが所属する企業の経営責任者が、次の仕事を 500万ドルで請け負うと言い出した時、「ずいぶん高いなぁ」と思ってしまった。(笑)確かに特殊技能だし、一企業の1案件としては、さほど高くはない。でも、刑務所内に協力者もいて、ダメな時の暗号まで決めてあって、成功報酬ではなく 500万も支払うなんて、甘いと思う。通常の倍額との説明だが、250 万ドルでも高いと思うぞ。だから、思いもかけず、拉致られて民間の最新刑務所に送り込まれても、ドキドキしなかった。(笑)「ほらな、ぼったくりみたいな仕事をしてるからだよ」と思ってしまった。いつもとは違う刑務所の作りにビビって、早々に暗号を使うスタローンにも笑ってしまった。協力者もいない、暗号も使えない、いよいよホンモノの脱出劇が始まるぞ、と期待に胸を膨らませていたら、アーノルド・シュワルツェネッガーの登場である。これがいけなかった。(嘆息)何やら訳あり風の囚人役だった。……でも、どう見ても、囚人に見えない。ただのハリウッド・スターだ。(笑)シュワルツェネッガーは、スタローンに近づき、やがて2人は仲良く脱出計画を実行することになる。もう、何と言うか、観ているのがバカバカしくなるくらい仲良しこよしの映画ゴッコ。仲のいい友達とじゃれあっているようにしか見えなかった。緊張感のカケラもない。刑務所づきの医者役でサム・ニールが出演していたが、終始苦々しい顔をしていた。演技ではなく、本当に苦々しく思っていたのかも知れない。(苦笑)最初こそ「これは脱出不可能でしょ」と思わせる状況を見せたが、後はユルユル。ロクな身体検査もせず、六分儀まで作らせてしまう管理のズサンさは、著しく緊迫感を殺ぐ結果となった。所長を演じたジム・カヴィーゼルも、いつもと変わらぬ演技で、イマイチだった。「クリスチャン・ベールのソックリさんか?」と思った。彼なら、もっとオリジナリティのある役作りが出来たのではあるまいか。それは、ヴィンセント・ドノフリオにも言える。彼でなくても、いいような役柄だ。大作映画には、ままあることだが、スターの名前を揃えるためだけのキャスティング。こんなことなら違う役者さんにチャンスを上げるべきだと思う。スタローンとシュワルツェネッガーが、どれだけ仲がいいのか知らないが、本作品を観る限り、馴れ合いがうかがえて好ましくない。ケジメがつかなくなったってことは、お2人とも、そろそろ引退の時期じゃないのかなぁ。オススメ致しません!
2015.12.17
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0256 フェイクシティ/ある男のルール -特別版-【スタッフ】・監 督 デイビッド・エアー・脚 本 ジェームズ・エルロイ カート・ウィマー ジェイミー・モス・製 作 ルーカス・フォスター アレクサンドラ・ミルチャン アーウィン・ストフ【キャスト】・ラドロー………キアヌ・リーブス(森川智之)・ワンダー………フォレスト・ウィテカー(立木文彦)・ピッグス………ヒュー・ローリー(牛山 茂)・ディスカント…クリス・エヴァンス(土田 大)【仕 様】・型 番 FXBNM-37241・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 STREET KINGS・収 録 109分(本編)・音 声 1.英 語 5.1chサラウンド 2.日本語 5.1chサラウンド・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープ・サイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・映像特典 1.デイビッド・エアー監督による音声解説 2.未公開シーン集「監督による音声解説付き」(15種) 3.脚本について 4.ストリートの顔 5.別テイク集(10種) 6.メイキング映像集( 4種) 7.撮影の舞台裏集( 4種) 8.オリジナル劇場予告編・2009年劇場公開作品・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 高山美香【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :「L.A.コンフィデンシャル」以来の衝撃。 「マトリックス」「地球が静止する日」 キアヌ・リーブスが挑むクライム・アクション!斜め左下に向かって銃を向けているキアヌ・リーブスの姿が、ジャケットのオモテ面になっている。画像は45度、傾いているわけだ。映像の傾きは、不安定さから、不安感や不穏な予兆とかを象徴していると言われている。本作品も、主人公の置かれたポジションの不安定さを表現しているのかも知れない。作品そのものは、あまり好きではないが、ジャケットはいい出来映えだ。ウラ面は、主要登場人物の画像が、中央に帯のように並んでいる。いずれも、不穏な顔つきをしている。当然だが、落ち着いた顔や笑顔、泣き顔もない。叫んでいるわけでも、怯えているわけでもない。そんなところから、作品世界が読み取れる。【感 想】「小さな街のちっちゃい権力者の小さな兵隊」権力者のために“汚い仕事”をする警察内部の秘密組織が舞台。キアヌ・リーブスが演じるのは、その中でも最前線で働く一匹狼の刑事だ。彼は命じられるままに悪人を処刑していく。しかし、心の奥底では罪悪感に苛まれ、朝からウォッカをあおる毎日。ある日、彼は元同僚が殺される現場に立ち会ってしまう。その時から、彼は暗い陰謀に巻き込まれていく、というストーリー。(だったと思う。一度しか観ていないので細かい部分は自信がない)正直、どこかで耳にしたような話しだ。主人公の行動も、いまどき恥ずかしいくらい純朴な倫理観に突き動かされる。そんなに軟弱で、よく今まで“切り込み隊長”みたいな仕事をして来れたな、と思うこともしばしば。もっとぶっ壊れてないと“処刑屋”なんて務まらないんじゃないの、と心配してしまった。案の定、彼は仲間から狙われることになる。実に予想通りの展開だ。(笑)そもそも最初の事件で“オチ”が分かってしまうのも、どうかと思う。黒幕が誰かなんてハッキリしているのに、懸命に調査を続ける主人公は、ニブイのかカマトトぶっているのか――、いずれにせよ、カッコよくない。おかげでキアヌ・リーブスの熱演も台無し。『ファンタスティック・フォー』の“ヒューマントーチ”役で一躍有名になったクリス・エバンスも出演しているが、あまりパッとしない。おそらく製作サイドはリアルなクライムアクションを目指したのかも知れないが、どうも演出のスキルがついていけなかったようだ。昔、この手の映画は、警官への賄賂や麻薬の横流しなど、私腹をこやすことが目的で、不正の描き方がストレートだった。最近は、そこに「正義のためだ」とか「街をキレイにするためだ」とか大義名分がくっついて来る。厄介だ。小賢しいと言うか、小心者というか、悪人はもっと堂々としていてほしいと思う。本作品においても、あれだけ悪行を重ねておいて、小さな街の覇権と老後の蓄えとは、スケールが小さすぎないか? こんなんじゃあ、どこかの国で大量虐殺を画策するくらい人非人でないと、合衆国大統領にはなれないことになる。こういうみみっちいトコが説得力に欠ける所以だろう。全般的に古いタイプの映画だった。ストーリーも映像も新味に乏しく、もう少し現代的な情報も取り入れるべきだった。そうした要領の悪さも、製作にカート・ウィマーの名前を見つけて納得。『リベリオン』などで反体制の闘いを好んで描いて来たナルシシズムいっぱいの監督サンだ。道理で古臭いわけだ。いかにもハリウッド映画らしいエンディングには違和感があるが、そこだけはトーンも明るく、個人的には好みだった。でも、まぁ、率先してオススメする作品ではないかな。(笑)
2015.12.16
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0255 ヒットマン -完全無修正版-【スタッフ】・監 督 サヴィエ・ジャン・脚 本 スキップ・ウッズ・製 作 チャールズ・ゴードン エイドリアン・アスカーリ ピエランジュ・ポギャム【キャスト】・エージェント47…ティモシー・オリファント(てらそままさき)・ニカ…………………オルガ・キュリレンコ(岡 寛恵)・マイケル……………ダグレイ・スコット(小川真司)・ユーリー……………ロバート・ネッパー(野島昭生)・ベリコフ……………ウルリク・トムセン(稲葉 実)【仕 様】・型 番 FXBNM-36281・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 HITMAN・収 録 95分(本編)・音 声 1.英 語 5.1chサラウンド 2.日本語 5.1chサラウンド・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープ・サイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・映像特典 1.もうひとつのエンディング 2.メイキング・オブ・「ヒットマン」 3.ヒットマン・スタイル ~ゲームから映画へ~ 4.殺しの道具:銃器説明:イントロダクション 1 パラオーディナンスP18.9 2 ブレイザーR93 LRS2 3 M16 4 FN F2000 5 マイクロウージー 6 M240 5.「ヒットマン」の映画音楽 6.未公開シーン集( 4種) 7.NGシーン集・2008年劇場公開作品・字幕翻訳 伊原奈津子・吹替翻訳 久保喜昭【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :華麗でスピーディーなガン・アクションが冴え渡るスタイリッシュ・アクション 運命に翻弄された悲しき暗殺者――ジャケットのオモテ面には、キレイな禿げ頭。キレイだなぁ。他が目に入らない。(笑)ティモシー・オリファントは、どうやって手入れしているんだろう。気になる。(手入れが楽なら、私もスキンヘッドがいいなぁ)ウラ面は、スタイリッシュなデザインで、なかなかいい。でも、使用されている画像が、5枚しかないのに、2枚はオモテ面でも使われている。個人的には、オモテとウラで、違う画像を使うのがベストだと思っているので、これは減点だ。【感 想】「何か物足りない……」テンポのいい映画だった。気になる部分は多々あるものの、主人公の次の行動を追って見せる脚本と編集は見事。かなり大胆に説明場面などをカットしている。おかげで、ありきたりのストーリーも退屈せずに観ることが出来た。しかし、新味に乏しいのも事実。いまさら“名前のない暗殺組織”だの“暗殺者として育てられた孤独な男”だの言われたって大して興味を惹かれない。『ニキータ』や『レオン』のヒット以来、似たような設定やキャラクタの映画がどれだけあったろう。もう少し捻りが欲しかった。(そう言えば、坊主頭にスーツ姿の男が活躍するのも、最近のアクション映画の定番だな)特に目立つアクションシーンは、ない。主人公がどのように危機を逃れるかに重点が置かれているせいだろう。そういう意味ではエスピオナージュの雰囲気も纏っている。存外、監督の狙いは、その辺にあったのかも知れない。ただ、筋立てが脆弱で、“頭脳戦”を演出するにはムリがあったのだろう。“組織”とロシア特殊警察、インターポールやCIAなども登場し、まるでフリーマントルの小説のようだが、真相がかなりイージーだ。インターポールの捜査官が、何故か“銭形警部”を彷彿させて微笑ましかった。大して活躍しないのだが、活躍のしないところが良いのかも。現場叩き上げの風貌なのに公僕の雰囲気を漂わせていて面白い。とってつけたようなエンディングがファンタジー。少々甘ったるくて物足りない作品だが、観るものに迷った時にはオススメでしょう!
2015.12.15
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0254 S.W.A.T. COLLECTOR’S EDITION 【スタッフ】・監 督 クラーク・ジョンソン・製 作 ニール・H.モリッツ他・脚 本 デヴィッド・エアー他【キャスト】・ホンドー巡査部長…サミュエル・L.ジャクソン(大塚明夫)・ジム・ストリート………コリン・ファレル(森川智之)・クリス・サンチェス………ミシェル・ロドリゲス(朴 璐美)・ディーコン・“ディーク”・ケイ…………LL・クール・J(山野井仁)・アレックス・モンテル…………オリヴィエ・マルティネス(咲野俊介)【仕 様】・型 番 TSDO-34347・製作年度 2003年・製 作 国 アメリカ・原 題 S.W.A.T.・収 録 117分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド オリジナル (英 語) 2.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・映像特典 1.音声解説(監督とキャスト、脚本家たち) 2.銃撃戦大解剖 3.「特別狙撃隊S.W.A.T.」:TV版のスーパーコップたち 4.メイキング・ドキュメンタリー 5.未公開シーン集 6.NGシーン集 7.6番通りの橋:奇想天外なシーンの完成まで 8.『S.W.A.T』の音響“究極の銃声を求めて” 9.フィルモグラフィ 10.オリジナル劇場予告編集 11.DVD-ROM(Web-Link)【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :不可能を可能にする。 これが、プロフェッショナルだ。ジャケットのオモテ面には、主要キャストが並んでいる。クレジットではサミュエル・L.ジャクソンが上だが、ジャケットはコリン・ファレルが前に出ている。折衷案と言ったところか……。面白い。ウラ面の方が、いいデザインだな。SWAT隊員の後ろ姿にも雰囲気があるし、その横の画像にも緊迫感のあるシーンが用いられている。タクティカルな印象を与えるために、ラインを引いているところも、いい。ザンネンなのは、SWATの説明が大雑把すぎることかな。(笑)【感 想】「Special Weapon And Tactics」ノー天気な映画だった。これだけ何も考えていないと「見事」としか言いようがない。(笑)嫌われ者の上司、周囲からの信頼が厚い隊長、寄せ集めの隊員たち、――これだけでも、ありきたりなのに、ストーリー展開もまた退屈至極。訓練を重ねて一人前になるや重大事件に駆り出され、最初は苦戦を強いられるものの、最後は皆が団結して悪者をやっつける。まるで、どっかのスポ根ドラマみたいだ。情感を描く場面は最小限。後はひたすら銃撃戦。冒頭に命令違反を犯した部下に対して部長が「お前らに戦術はあったか?」と責める場面があるが、それこそ「この映画に戦術はあったか?」である。これじゃあスワットである必要もない。辛うじて強盗が立てこもった銀行に突入する様子に、プロフェッショナルの片鱗がうかがえて面白いが、後はフツーのアクション映画である。まぁ、そこを割り切ってしまえば、楽しく観ることが出来るだろう。女兵士役がよく似合うミシェル・ロドリゲスを観たくて引っ張り出したが、意外と出番が少なくて残念だった。小柄ながら鍛えられた体躯、ふてぶてしい雰囲気と三白眼が良いのだ。私はM男クンではないが、惹かれるものがある。他にいないキャラクタだと思う。その一方で、主人公であるコリン・ファレルは迫力不足。他の出演者に圧倒されて印象が薄い。サミュエル・L・ジャクソンもまた然り。こちらは迫力いっぱいだが、見せ場がなくて気の毒だった。特にススメたいとは思わないが、カーチェイスと銃撃戦ばかりなので、何となく気分がグズグズしている時には最適な一本かも知れない。(笑)
2015.12.14
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0253 ゴースト・オブ・マーズ[ブルーレイ]【スタッフ】・監督・脚本・音楽 ジョン・カーペンター・脚 本 ラリー・サルキス・製 作 サンディ・キング・演 奏 アンスラックス【キャスト】・ウィリアムズ…アイス・キューブ(塩屋浩三)・メラニー………ナターシャ・ヘンストリッジ(湯屋敦子)・ジェリコ………ジェイソン・ステイサム(内田直哉)・ヘレナ…………パム・グリアー(勝生聖子)・バシラ…………クレア・デュバル(朴 璐美)【仕 様】・型 番 BRS30740・製作年度 2001年・製 作 国 アメリカ・原 題 GHOSTS OF MARS・収 録 約 98分・音 声 1.ドルビーTrueHD 5.1chサラウンド オリジナル (英 語) 2.ドルビーTrueHD 5.1chサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ HDワイドスクリーン (2.40: 1) 1920x1080p・そ の 他 片面2層、MPEG-4 AVC、COLOR、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、Blu-ray、セル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・映像特典 1.ジョン・カーペンターとナターシャ・ヘンストリッジによる音声解説 2.ビデオ・ダイアリー:赤い砂漠の夜 3.視覚効果シーンの解体 4.「ゴースト・オブ・マーズ」の音楽 5.予告編集 6.BD-LIVE【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :鬼才ジョン・カーペンターが放つ 異色のハードコア・バトル・ムービー!ジャケットのオモテ面は、私が持っているDVDとは、使われている画像が違う。正直、前の方が良かったなぁ。これでは、何の映画なのか、さっぱり分からないではないか……。(笑)誰が出ているのかも分からない。デザイン性を優先したんだろうけど、「この女優さんが好きだ」とか「この監督の作品は見逃せない」とか「火星に惹かれる」とか、個人の趣味嗜好には、いろいろあるのだ。それらをバッサリ切り捨てて、何のアピールもしないなんて、デザイナーの自己満足に過ぎないと思う。ウラ面から、辛うじて雰囲気は伝わって来るが、こちらもやっぱり、DVDの方が、使われている画像がいいな。(溜息)【感 想】「B級映画の帝王の珍品」ジョン・カーペンター監督は好きだ。ある意味でサービス精神が旺盛な人だし、ある意味で自分の嗜好に正直な人だと思う。それ故、公開される作品は、好悪が分かれるし、出来不出来も激しい。本作品なんか、どう見ても途中で投げてるようにしか見えない。(笑)何しろ列車のミニチュアやCGの出来の悪さは、自主製作並み。まるで「それはオレの仕事じゃないよ」と言わんばかりの無関心さ。監督たるもの、そこを指導するのが仕事のはずだが、さすがカーペンター監督、バッサリ切り捨てている。その分、ゴーストに取り憑かれて変化した移民たちとの戦いに重点を置いている。これまでの作品群を見ても、“戦い”が彼のテーマであることは疑いようがない。幽霊との戦いであったり、殺人鬼との戦いであったり、エイリアンとの戦いであったり、ヴァンパイアとの戦いであったり……。その固執ぶりがB級映画と言えども絶大な支援を受ける所以だろう。本作品が公開された頃、火星を舞台にした映画が何本かあった。オタッキーに受けそうな『レッド・プラネット』、甘美で完成度の高い『ミッション・トゥ・マーズ』など、いずれも丁寧な描写が記憶に残っている。けれど、本作品はそんな嗜好を嘲笑うかのように荒っぽい。科学的な根拠なんかクソ食らえ、ゴーストとの戦いと脱出行だけ描かれる。これこそがカーペンター監督である。どこを舞台にしても、描く内容は変わらない。かつて故淀川長春氏は、デビューしたてのスティーブン・セガールに「いつまでも、こういうアクション映画に出つづけてほしい」とコメントしていたが、カーペンター監督にもまた「いつまでも、こういうB級ホラー・アクションを撮り続けてほしい」と思う。出演している俳優もなかなか面白い取り合わせなので、是非とも観ていただきたい。オススメ!
2015.12.13
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0252 赤ずきん【スタッフ】・監督・製作総指揮 キャサリン・ハードウィック・製 作 ジェニファー・デイビソン・キローラン レオナルド・ディカプリオ ジュリー・ヨーン【キャスト】・ヴァレリー…………アマンダ・サイフリッド(甲斐田裕子)・ソロモン神父………ゲイリー・オールドマン(辻 親八)・セザール……………ビリー・バーク(咲野俊介)・ピーター……………シャイロー・フェルナンデス(小松史法)【仕 様】・型 番 1000296145・製作年度 2011年・製 作 国 アメリカ・原 題 RED RIDING HOOD・収 録 本編 100分+映像特典 4分・音 声 1.オリジナル ( 5.1ch サラウンド) 2.日本語 ( 5.1chサラウンド)・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、DVD、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・映像特典 1.未公開シーン ・クロードとルーシーの出会い ・ルーシーを思うヴァレリー ・ヴァレリーとおばあちゃん ・セザールのあこがれ【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :セクシー、クール、そして、魅惑的。 誰も知らないおとぎ話の、誰も知らない結末。うーん、このイラスト、好きじゃない。アマンダ・セイフリッドの特徴をつかんでいるとは思うけど、“似顔絵”じゃないんだからさ、もう少し美しく描こうよ。(苦笑)然も、ウラ面にも、このイラストがド真ん中に使われているではないか……。限られたスペースで、同じイラストを使用するなんて、ひどいデザイナーだ。思慮に欠けている。個人的な見解を言わせて貰えば、ダメなジャケットの見本だな。(溜息)【感 想】「ホラー映画にも恋愛映画にもなれなかったよ」シャルル・ペローの『赤ずきん』をベースに書いた脚本を映画化。最近、童話に材を取った作品が続いているので、何から始めようかと考えて、本作品にした。特に理由はないのだが、モンスター・ホラーとの噂だったので、決めた次第。――年に一度、狼に生け贄を捧げて来た小さな村。迷信と信仰が深く根付いた環境の中でも、若さは縛れず自由を目指す。貧しい家に生まれた少女ヴァレリーは、幼なじみのピーターと結ばれることを夢見ていた。しかし、母親は金持ちの息子との婚約を決めてしまう。彼女には、若い頃に望まぬ結婚をした過去があった。その日、ヴァレリーの姉が狼に殺される。何十年も生け贄を捧げて来たのに約束を破られたことに怒った村人たちは、“狼狩り”に繰り出す。……というお話し。「どこが“赤ずきんちゃん”なんだろう?」と観ていたら、途中でヴァレリーがお祖母さんから赤いアウターを贈られて納得。「お祖母さんの口は何でそんなに大きいの?」等々の童話でお馴染みのセリフもちゃんと出て来る。(笑) その点は律儀なシナリオだった。セットの雰囲気や女性を中心とした三角関係、青白い顔をしたヤサ男がキャスティングされているなど「『トワイライト』シリーズみたいだ」と思っていたら、ビックリ、同じ監督さんでした。(笑) 予備知識を仕入れることなく観て良かった。この類似性は、キャサリン・ハードウィック監督にはマイナスだろう。「似たような作品しか撮れない」「どうせ同じだろ」と、観る前から、撮る前から評価が定まってしまうからだ。役者さんにも同じことが言えるが、一本の作品に何十人もの役者さんが起用されるが、監督さんはたった1人だ。挽回の機会は少ない。柳の下に二匹目のドジョウを当てにする余裕はないのだ。次回は、もう少し自身のキャリアを考慮した作品を選んで貰いたいものである。さて、本作品は、幼いヴァレリーとピーターが「君に靴を作って上げるよ」と、捕まえたウサギにナイフの刃を当ててどちらが殺すか話す場面から始まる。もともと、モンスター・ホラーと聞いていたので、いつ“狼”が禍々しい姿を現すのだろうとドキドキしていた。村人たちを容赦なく喰いちぎり、白い雪の上に血しぶきが飛び散る。もげた手足が宙を舞い、クライマックスでは“狼”の腹を切り裂いて、お祖母ちゃんが血みどろになって奇跡の生還をはたすに違いない、と思っていた。主人公の少女は、モンスターから逃げ惑ううちに白いマントが血で赤く染まって行く、と……。だが、違ってましたね。(笑)“狼”のCGはイマイチの出来映えで、とてもモンスター・ホラーと呼べるレベルではなかった。やはり、監督さんの狙いは、少女コミックのような恋愛にあったようだ。ただ、恋愛モノとしては中途半端で、最初からヴァンパイアや狼男という業を背負っている『トワイライト』と較べると、如何にもキャラクタの線が弱い。もしかしたら、ヴァレリーにも何か秘密があるのではないかと期待したが、それも空振りだった。甘っちょろい考えでホラー映画のテイストを盛り込まないで欲しいなぁ。主人公のヴァレリーを演じたのは、『マンマミーア!』でメリル・ストリープの娘役が印象に残るアマンダ・サイフリッド。目ばかり大きくてガリガリの女の子。本作品には、もう少し色気のある女の子が欲しかったところ。モンスターハンター役にゲイリー・オールドマンが出場しているが、こちらも失敗。彼はこのオファーを受けるべきではなかった。少しもプロフェッショナルな一面を見せることなく、散々事態を混乱させた挙げ句、呆気なく殺されてしまう。イヤな役柄だった。こうして振り返ると、何もかも中途半端な作品だったようだ。あまりオススメ出来ないかなぁ。ザンネン!
2015.12.12
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0251 ノア 約束の舟 [ブルーレイ]※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本・製作 ダーレン・アロノフスキー【キャスト】・ノア…………ラッセル・クロウ(井上和彦)・ナーマ………ジェニファー・コネリー(岡 寛恵)・イラ…………エマ・ワトソン(沢城みゆき)・メトシェラ…アンソニー・ホプキンス(浦山 迅)※ウラ面【仕 様】・型 番 PBH134575・製作年度 2014年・製 作 国 アメリカ・原 題 NOAH・収 録 本編 138分・音 声 1.オリジナル (英 語) 7.1ch DTS-HD MasterAudio 2.日本語吹替 5.1chサラウンド・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕他・サ イ ズ 16: 9 LB (1080p Hi-Def)/ビスタ・サイズ・そ の 他 2層、COLOR、dts-HD MasterAudio 7.1、DOLBY DIGITAL、 日本市場向、Blu-ray、セル専用・発 売 元 パラマウント ジャパン・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 桜井 裕子・吹替演出 依田 孝利・2014年(日本公開 ’14.6.13)・映像特典 1.アイスランド 美しき大地 2.箱舟の外観 300アンマへの戦い 3.箱舟の内部 つがいの動物たち【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“「プレイブハート」、「グラディエーター」、「タイタニック」が好きなら 間違いなく「ノア 約束の舟」もお気に入りの1本になるはず” ――キャスリーン・パーカー、ワシントン・ポスト紙素晴らしいジャケットなんですけどねぇ。(苦笑)本編を観た後だと、色褪せて見える。スペクタクルではなく、人間ドラマとしてウリたい意思が、ウラ面のデザインからうかがえる。あれだけCGを駆使しながら、なんだか勿体ない気がする。(苦笑)それにしても、このコピーは一体何だ? 『ブレイブハート』と『グラディエーター』と『タイタニック』が、本作品と繋がるとは思えない。ワシントン・ポスト? ヘンな記者だ。このセンスは理解できない。※ディスク【感 想】「オカルト・アクション・ホラー映画」退屈だった。(嘆息)どうも、こういう作品は性に合わない。何だか、新興宗教団体が作る映画を観せられているようで、楽しめなかった。質的には同じようなものだろう。何故なら、教義を押し付けられているようで腹立たしいからだ。見た目の画もキタナイしね……。そんな風にシズル感を演出するなら、題材とした旧約聖書の世界を忠実に描いて欲しかった。中途半端に未知の動物が現れたり、堕天使が主人公を助けたり、まるで『スーパーナチュラル』や『ロード・オブ・ザ・リング』のようではないか。それに、描かれる世界の狭さは、洪水が起きるリアリティを阻害していると思う。ノアと、その家族を中心に物語は進む。外の世界は、ソドムとゴモラのような情景が映される1場面だけ。それだけで、洪水を起こされてはたまらない。現代社会なんか何度滅ぼされていることやら。如何にも優等生が書きそうな脚本だな。その上、中盤から盛りのついた次男の嫁探しまで絡む下世話さ。(笑)父親が見つけてくれないなら自分で探すと、町に出た次男は、死体を投げ捨てる奈落でナエルと出会い、心を通わせる。罪人の町で、罪人が死体を捨てる穴の底で、一体どんな女と出会えると言うのだろう。もののけか。悪魔の手先か……。いずれにせよ、ノアに見捨てられ、カインの軍勢に踏み潰されてしまう。……待てよ。これはオカルト・アクション・ホラーかも知れない。(笑)町を出たところでトラバサミの罠にかかるってことは、彼女がケモノの証しだろう。身体のどこかに“666”の刻印があるはずだ。ケモノは執念深い。死んだナエルの魂が、次男のハムに取り憑き、ノアの野望を打ち砕こうとしたのかも知れない。もしかしたら、最初からカインの罠だったとか……。カインは小心者の悪党だが、真実を見抜く目は持っている。ノアが事実を話していることに気づき、箱舟にスパイを密航させて乗っ取る計画だった可能性もある。しかし、計画は失敗、自身もノアに倒されてしまう。カインの魂はノアに取りつき、イラの子を殺そうとする。ところが、天使の微笑みに、悪魔=カインの魂は祓われ、一件落着。こうして、ノアの家族は生き長らえることになる。ノアは、悪魔に取り憑かれていたとはいえ、幼子を手にかけようとした罪に苛まれ、アル中状態に陥る。助けたのは、妻だった。ノアは再び家長の威厳を取り戻すと、次の世代に教えを伝えて行く。……という内容だな。(笑)ま、こんな風に思えば、楽しめないこともないな。正直なところ、昔観た『天地創造』の中にノアの箱舟のエピソードがあったが、そちらの方が面白かったような気がする。(昔すぎて細かいトコは覚えていないが……)それにしても、ローガン・ラーマンは、いつまでこんな役をやるつもりだろう。もう二十歳過ぎじゃないか? 子供でも大人でもない反抗期真っ只中のキャラクタばかり演じていると、マシュー・ブロデリックのようになってしまうぞ。(笑)オススメ致しません!
2015.12.11
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0250 デイ・アフター・トゥモロー【スタッフ】・監督・脚本・原案・製作 ローランド・エメリッヒ・脚 本 ジェフリー・ナクマノフ・製 作 マーク・ゴードン・音 楽 ハラルド・クルーザー・撮影監督 ユーリ・ステイガー,ASC・VFXスーパーバイザー カレン・グレーカス・V F X ILM、デジタル・ドメイン他【キャスト】・ジャック・ホール………デニス・クエイド(原 康義)・サム・ホール……………ジェイク・ギレンホール(浪川大輔)・テリー・ラブソン教授…イアン・ホルム(小林恭治)・ローラ……………………エミリー・ブロッサム(小笠原亜里沙)【仕 様】・型 番 FXBA-26503・製作年度 2004年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE DAY AFTER TOMORROW・収 録 124分(本編)・音 声 1.英 語 5.1ch DTS 2.英 語 5.1chサラウンド 3.日本語 5.1chサラウンド・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープ・サイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 原口真由美・映像特典 1.FOX最新情報:「エイリアン vs.プレデター」メイキング 2.ミュージック・クリップ: “more than a million miles”by day after tomorrow (「デイ・アフター・トゥモロー」日本語吹替版エンディングソング)・2004年全国劇場公開作品【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :「ID4(インディペンデンス・デイ)」の衝撃× 「タイタニック」の感動ふたたび!! 驚異のVFXで贈る、究極のスペクタクル超大作!何故か、この作品はDVDばかり3枚も持っている。(笑)買ったワケではないので、貰ったりしたのだろう。それぞれ発売時期が違うのか、収録されている特典映像が違っていたりする。売れ残ったディスクを購入者特典でプレゼントしたりしているのかと思っていた。昔は、まだDVDも高かったから、何枚か買って応募券をハガキは貼り付けて送ると、好きなタイトルを貰えたりした。よく送ったっけ……。(笑)オモテ面は、氷河におおわれたニューヨークのイラスト。突き出た自由の女神像の腕が印象的だ。素晴らしいイラストだと思う。ウラ面は、スペクタクル・シーンが2枚、貼り付けられているが、デニス・クエイドの顔すら出て来ない。遠景でジェイク・ギレンホールは映っているが、エイミー・ブロッサムも出て来ない。オモテ面のイラストを考えれば、もう少しスターを大切した方がいいんじゃないかと思う。オールスター・キャストの映画ってわけではないが、家族愛が中心の作品なんだからさ、その辺も大切にしようよ。(苦笑)【感 想】「静かな情熱」ずいぶん昔のことだが、ローランド・エメリッヒ監督がドイツで撮った「スペース・ノア」を観た。凄い衝撃を受けた。いい映画だった。あの時から監督は、この映画を撮りたかったんだろうなぁ。気象というか、地球環境に対して一家言もっていることがありありと判る。ここには、静かな情熱がこめられている。物語りそのものは“家族愛”を描いて、舞台劇にでも出来そうなほど単純な構造を持っている。一幕ものにでも出来そうだ。にもかかわらず、この映画がスペクタクルとして成立しているのは、その情熱の成せるワザと言える。間違いない。『スターゲイト』にしろ『ゴジラ』にしろR.エメリッヒ監督の撮って来た映画のほとんどは、主義主張はあっても、それを奥に隠してエンターテイメントに徹しようとしている。しかし、この映画だけは違う。それを隠そうとしていない。家族の物語を縦軸に、荒れ狂う寒気の凄まじさを描き、観客に対して警鐘を鳴らしている。“私たちはこれでいいのか”と――。環境の激変に敢然と立ち向かう姿を描くのがハリウッドの十八番だ。艱難辛苦の果てに勝利するのも常道だ。しかし、ここには、そのいずれもない。あるのは、氷河期を受け入れて生き延びようとする人類の姿だけだ。ヒーローもヒロインもいない。それが事態の深刻さを物語っている。だから、少しでも良識のある観客は「このままでいいの?」と考える。にわか自然保護論者になるつもりもないが、少しくらい地球環境について思慮を巡らせた方がいい、と思わせる出来映えだと思う。
2015.12.10
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0249 世界侵略:ロサンゼルス決戦[ブルーレイ]【スタッフ】・監 督 ジョナサン・リーベスマン・製 作 ニール・H.モリッツ オリ・マーマー・脚 本 クリストファー・バートリーニ・撮 影 ルーカス・エトリン・音 楽 ブライアン・タイラー【キャスト】・マイケル・ナンツ2等軍曹……………アーロン・エッカート(木下浩之)・エレナ・サントス空軍工科2等軍曹…ミシェル・ロドリゲス(朴 璐美)・ウィリアム・マルチネス少尉…………ラモン・ロドリゲス(志村知幸)・ミッシェル………………………………ブリジット・モイナハン(山像かおり)・ケヴィン・ハリス伍長…………………Ne-Yo(檀 臣幸)・ジョー・リンコン………………………マイケル・ペーニャ(間宮康弘)【仕 様】・型 番 BRS-80151・製作年度 2011年・製 作 国 アメリカ・原 題 BATTLE:LOS ANGELES・収 録 約 116分・音 声 1.DTS-HD Master Audio/ 5.1chサラウンド/オリジナル(英語) 2.DTS-HD Master Audio/ 5.1chサラウンド/日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ HDワイドスクリーン (2.40: 1) 1920x1080p・そ の 他 片面2層、MPEG-4 AVC、COLOR、DOLBY DIGITAL、 Blu-ray、セル専用・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・字幕翻訳 太田 直子・吹替翻訳 松崎 広幸・映像特典 1.コマンド・コントロール:ピクチャー・イン・ピクチャー(BONUS VIEW) バトル・ポイント特典映像付き(10種) 1.ナンツ2等軍曹 2.海兵隊の訓練 3.エイリアンの待ち伏せ 4.未知なる敵との戦い 5.サントス工科2曹 6.エイリアンの解剖 7.ガソリンスタンドの爆破 8.高速道路シーンの視覚効果 9.エイリアンの存在 10.エイリアンの司令部を攻撃 2.メイキング・ドキュメンタリー集( 7種) 1.決戦の舞台裏 2.監督への道のり 3.エイリアンの誕生:制作から撮影まで 4.戦闘準備 5.ブートキャンプ 6.ロサンゼルス in ルイジアナ 7.高速道路での激戦 3.PlayStation3限定壁紙 4.BD-LIV 5.特別映像(ゲーム・トレーラー集) 6.予告編集・2002年全国劇場公開作品【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :戦うしか、選択肢はない。 あの「ロサンゼルスの戦い」から69年後、 遂に“彼ら”が地球に上陸する日がやってきた――。映画のチラシでは、女の子を抱いた兵士が、こちらを向いていた。レンタル版のDVDも、そのデザインだった。(ような気がする) ブルーレイ版は、何故か背中を向けている。これが意味するのは、決意か恐怖か……。セル版とレンタル版で、使用されているイラストや画像が異なることは、ままある。あまり気にもとめていなかったが、デザイナーが何を表現しようとしたのか考えると、なかなか興味深い。同じ“ロサンゼルスの戦い”をモチーフにしたB級SFアクション映画『バトル・オブ・ロサンゼルス』の方が、ストレートだったなぁ。本作品は、戦争映画に寄り過ぎたような気がする。ウラ面が表現しているほど、SF映画っぽくなかった。【感 想】「どこかで観たような……」『第9地区』と似た手法で『フルメタル・ジャケット』を撮っちまったゼ! ――みたいな作品だった。『●REC』のスタッフで『ハートロッカー』に挑んだとも言えるか。(笑) 『インディペンデンス・デイ』のリアル・バージョンのような気もするし、何だか、最初から最後まで既視感が拭えない作品だった。主演はアーロン・エッカート。『ザ・コア』の草食オタク系の天才学者のイメージが強い。けれど、本作品では陰のある屈強な海兵隊員を演じている。これが、なかなかサマになっていた。あまり暑苦しくなく、そこそこ説得力もある。これなら役者として使い勝手が良さそうだ。これから出演作品が増えて行くような気がする。作品選びはヘタそうだけどね……。(汗)個人的には、ミシェル・ロドリゲスが出演していたので、俄かに観る気になった次第。いつも同じような役柄ばかりだけど、彼女はいい。(笑)――でなければ、本作品を観る気は、サラサラなかった。正直、本作品と『スカイライン―征服―』と『バトルシップ』の区別が出来ず、「どれも観なくていいや!」と思っていた。どうせ、『トランスフォーマー』みたいなCG満載の作品だろう、と。あの作品で開発されたソフトウェアや技術は、業界内に自然浸透し、最近では比較的似たような映像を安価に作れるようになった頃だ。CGやVFXに依存した作品なら、俳優に払うギャラは安く済む。昔は出演者を90日間以上拘束したらしいが、今は60日だ。その上、セットも必要最低限、後はグリーンスクリーンにしちゃえばコンピュータで幾らでも加工出来る。いい時代だ。勿論、コンピュータに資金が注ぎ込まれるが、それでもエリザベス・テーラーがクレオパトラを演じた時代に較べたら、はるかにローコストだと言える。そんでもって、見映えのいいSFアクション映画の一丁上がり。(失笑)案の定、本作品もエイリアンとの市街戦を描きながらローコストの仕上がりだった。まぁ、スティーブン・スピルバーグ監督の『宇宙戦争』よりも面白かったが……。(笑)海兵隊の作戦行動をPOVの手法を取り入れてリアルに演出し、玄人好みになっている。『クローバーフィールド/HAKAISYA』や『第9地区』の評論を読むと、映画評論家やハードな映画ファンは、この手の作品が好きなようだ。通俗的なエンターテイメントよりも将来性を見出しているのかも知れない。(個人的には、思い切り通俗的な作品の方が好きだ)“お約束”のエイリアンの解剖シーンもあるから、マニアも満足だろう。それにしても、なぜ欧米人は、エイリアンを解剖したがるんだろ? 不思議だ。(笑)SFアクション映画というより単なる戦争映画だった。CGやVFXの質感にも新しさはなく、特筆すべき点がなかったのはザンネン。それでもM.ロドリゲスが出演しているので、ちょっとだけオススメとしておきましょう!
2015.12.09
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0248 マイノリティ・リポート【スタッフ】・監 督 スティーブン・スピルバーグ・製 作 ボニー・カーティス ジェラルド・R.モーレン ヤン・デ・ポン ウォルター・F.パークス・原 作 フィリップ・K.ディック・脚 本 ジョン・コーエン スコット・フランク・撮 影 ヤヌス・カミンスキー・S F X ILM・音 楽 ジョン・ウィリアムズ【キャスト】・ジョン・アンダートン…トム・クルーズ(堀内賢雄/須賀貴匡)・アガサ(プリコグ)……サマンサ・モートン(根谷美智子/水樹奈々)・ダニー・ウィットワー…コリン・ファレル(楠 大典)・ラマー・バージェス……マックス・フォン・シドー(大木民夫)【仕 様】・型 番 FXBF-20918・製作年度 2002年・製 作 国 アメリカ・原 題 MINORITY REPORT・収 録 本編 146分・音 声 1.英 語 DTS 5.1chサラウンド 2.英 語 5.1chサラウンド 3.日本語1 5.1chサラウンド 4.日本語2 5.1chサラウンド・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープ・サイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 伊藤 美穂・映像特典 1.メイキング集 ・誕生:企画から映像へ ・解析:マイノリティ・リポートの世界 ・スタント ・ILM:その特殊効果技術 ・ファイナル・リポート:スティーブン・スピルバーグ&トム・クルーズ 2.アーカイブ(作品データ集) ・製作コンセプト ・ストーリーボード ・予告編集 ・キャスト ・スタッフ ・プロダクション・ノート・2002年全国劇場公開作品【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :トム・クルーズ& スピルバーグ 夢の共演! 大ヒットSFアクション超大作!トム・クルーズの横顔がデカデカと描かれたジャケット。メジャー作品らしい仕上がりだが、正直、つまらない。(苦笑)ウラ面も、トム・クルーズ、トム・クルーズ、トム・クルーズ。(笑)監督が誰か、どんな作品なのか、どんなストーリーなのか、まったく無視。こういうデザインは、よくないなぁ。【感 想】「死のイメージ」 140分強あるわりには、観るのがあまり苦にならなかった。さすがS.スピルバーグ監督だ。見せ方を心得ている。(笑)技術も素晴らしい。少しも違和感がない。そういう意味では品質は折り紙つきだ。しかし、この作品が面白かったかと言うと、そうでもない。製作側はスリラーに仕上げたかったようだが、追い込まれて行く感じがまったくなかった。クライマックスに向かって収斂して行くゾクゾクするような快感が味わえないのだ。それが、T.クルーズのせいなのか演出のせいなのか定かでないが、全体の流れに緩急がないのは確かだ。凡庸な仕上がりと言っていい。スピルバーグ作品には“死”のイメージがつきまとう。デビューした頃からそうだが、特に最近の作品はそうだ。『A.I.』や『宇宙戦争』にも如実に現れている。個人々で感じるイメージは異なるものだから何とも言えないが、私はあのプールにしろ予知夢の映像にしろ、嫌な苦いものが口の中に残る。『JAWS』のロバート・ショウの死、『トワイライト・ゾーン』撮影中のビッグ・モローの事故死など、「スピルバーグは死によって大きくなって行く」と言うゴシップ紙の記事を読んだ印象が根強く残っているせいかも知れない。そんな中、ロイス・スミスやサマンサ・モートンら女優陣が人間らしい温かな演技を披露している。素晴らしいの一語だ。彼女たちがいなかったら、どうしようもない作品になっていたに違いない。ヤヌス・カミンスキーのカメラは嫌いだ。警官のユニフォームを見て、『ジャッジ・ドレッド』を思い出した。米国人は、どうもこういうダサいの好きらしい。あまり観る価値はないかな。私は、一度で充分でした。何度も観たくなる魅力はありません
2015.12.08
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0247 宇宙戦争【スタッフ(参考)】・監 督 スティーブン・スピルバーグ・製 作 キャスリーン・ケネディ コリン・ウィルソン・製作総指揮 ポーラ・ワグナー・脚 本 デビッド・コープ ジョシュ・フリードマン・撮 影 ヤヌス・カミンスキー・音 楽 ジョン・ウィリアムズ【キャスト(参考)】・トム・クルーズ・ダコタ・ファニング・ティム・ロビンス・ジャスティン・チャットウィン・ミランダ・オットー・ジーン・バリー・アン・ロビンソン・リック・ゴンザレス【仕 様】・型 番 PPA 111158・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 WAR OF THE WORLD・収 録 本編 116分・音 声 1.オリジナル 5.1chサラウンド 2.オリジナル DTS 5.1chサラウンド 3.日本語吹替 5.1chサラウンド・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕 3.吹替用日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 岸田 恵子・吹替演出 三好慶一郎【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 一触即発のノンストップ・アクション! -クラウディア・ビュイグ「USAトゥデイ」-ダコタ・ファニングを抱くトム・クルーズがデカデカと描かれたジャケット。いかにもメジャー作品らしい。クオリティは高いな。でも、ダークなイメージが、好きじゃない。ウラ面も、イマイチ。トライポッドの画像は使用制限でもかかっていたのだろうか。訴求力のある画像は、いくらでもあっただろうに……。企画のあいまに撮った作品だからか、たぶんに感情的で、まとまりに欠ける作品だったが、ジャケットにもそれが伝染しているような気がする。エンターテイメントじゃないよね。【感 想】「不満だらけ!」親子の反目を長々と見せられるとは思っていなかった。もっとライトな娯楽作品を期待してたんだけどなぁ。(溜息)でも、スピルバーグの監督作品にしては短いから、それが救いと言えば救いだな。いつの頃からか、スピルバーグの映画は、色調がヘンになった。(笑) 何と表現すればいいのか分からないが、カラープリントの焼きに失敗した感じだ。昔のように総天然色の作品が観たいって痛切に思うのは私だけだろうか。(どこがどうと言うわけではないのだが、ヤヌス・カミンスキーのカメラは嫌いだ)いつもながら驚くようなカメラワークを随所に入れて観客を飽きさせないのはサスガだ。構図もピッタリ収まっているし、役者への演技指導にもぬかりがない。単なる映画小僧が一夜にしてヒットメーカーへ、オスカーを受賞してからは名匠と呼ばれ、いまや巨匠として怖いものナシの映画作りだ。しかし、しかしだ、オスカーに固執するようになってからスピルバーグの映画はつまらなくなった。なぜか二番煎じの感が強く残る。子役の起用にしてもそうだ。なぜダコタ・ファニングなんだ? 既に評価の定まった子役をなぜ使う? 上手だけど、気に入らない。ハーレイ・ジョエル・オスメントを「A.I.」のスクリーンで観た時にも感じたことだ。キャスティングにオリジナリティが欠けている。(トム・クルーズは今までで一番ハマり役だが)それに宇宙人の登場や殺戮場面で「ID4」を連想したのは、私だけではないはずだ。CGもよく出来ているし、演出も確かだから最後まで観られるけど、どうも「映画を観た」と言うカタルシスが得られないのは、どうしたわけだろう。逆光の処理も気に入らないし、不満だらけだからだろうか。と言うことで、残念ながら本作は勧められません。
2015.12.07
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0246 アフター・アース【スタッフ】・監 督 M.ナイト・シャマラン・製作総指揮 E.ベネット・ウォルシュ・原 案 ウィル・スミス・脚 本 ゲイリー・ウィッタ M.ナイト・シャマラン【キャスト】・サイファ・レイジ…ウィル・スミス(東地宏樹)・キタイ・レイジ……ジェイデン・スミス(本城雄太郎)・ファイア・レイジ…ソフィー・オコネドー(藤 貴子)・センシ・レイジ……ゾーイ・クラヴィッツ(山下真琴)【仕 様】・型 番 OPL-80306・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・原 題 AFTER EARTH・収 録 約 100分・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド オリジナル 2.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ(2.40: 1)・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント・字幕翻訳 松崎広幸・吹替翻訳 瀬尾友子【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ウィル・スミス絶体絶命!! 禁断の“超危険惑星”に立ち向かうSFアクション超大作! 人類に牙をむく蒼き“死”の惑星…地球! 共に挑む この圧倒的絶望に。メジャー作品らしく、クオリティの高いイラストがオモテ面に使われている。親子2人に、墜落した宇宙船と緑の地球が映っている。いいデザインだと思う。ウラ面は、うつむく息子の姿。ここから物語が始まるってことなんだろう。画像の選択は意図的だと思われるが、その下の4枚の画像は、無作為だなぁ。それに、このキャッチコピーは何? “ウィル・スミス絶体絶命!!”って……。(笑) スターだから仕方ないのかも知れないが、もう少し考えようよ。(笑)【感 想】「アフターマン」30年くらい前だろうか、『アフターマン』という本があった。人類が絶滅した5000万年後の地球に棲息する生物を描いた図鑑だった。イラストはグロテスクだったが、意外とちゃんとした設定がなされており、夢中になったのを記憶している。これが売れたのか、同じ筆者で第2弾、第3弾とリリースされたが、最初の衝撃には到底及ばなかった。本作品を観ていて、あの本のことを思い出した。どこかにしまい込んでいるはずだから“発掘”しなければ……。(笑)正直、本作品のヴィジュアルには、そういう衝撃がなかった。人類が地球を放棄して1000年という設定らしいが、種の変化としては時間が足りないという解釈か、ヘンテコな生物は出て来ず、ちょっと期待を裏切られたカンジ。「ここの生物は、人類を殺すために進化した」と、父親は息子に言っていたから、ワクワクしていたのに……。あれは、息子の気を引き締めるために言っただけなのか。凶暴な動植物が襲って来て欲しかった。(笑)――2025年、地球は環境破壊が進み、人類は惑星ノヴァ・プライムに移住する。しかし、ノヴァ・プライムには先住民がいた。彼らは人類を殺すため、生物兵器“アーサ”を作り出す。アーサには視覚も嗅覚もなかったが、ひとの恐怖心を察知する。アーサと戦うには、恐怖を克服しなければならなかった。そうして人類は、恐怖を打ち消す技“ゴースト”を体得したレンジャーに守られることになる。……というのが、物語のバックボーンである。この幼いイマジネーションは、それはそれで新鮮で善いのだが、ツッコミどころ満載なのも確か。(笑)アーサと戦う武器が、如意棒みたいなのが1本って、どういうこと?(ポタージュ味の“うまい棒”かと思った) 現代でも、破壊力のある弾丸や高精度の長距離射撃用ライフルくらいある。惑星間移動できる宇宙船を作る技術があるなら、ビーム兵器なんて簡単に作れるんじゃない?――人類がノヴァ・プライムに移住して1000年。レンジャーの指揮官サイファは、疎遠だった息子のキタイを連れて、最後の演習に出る。これを機にレンジャーを辞めて、家族の絆を取り戻そうとサイファは考えていた。しかし、彼らを載せた宇宙船は宇宙嵐にあって遭難してしまう。機体は2つに折れ、或る惑星に不時着する。そこは、野生を取り戻した地球だった。……というのが、序盤。この辺りも、やけにアッサリしている。宇宙船が遭難して地球に不時着するのだ。それなりのスペクタクルがあってもよかったのではないか。ハリウッド映画だし。(笑)正直、拍子抜けだったし、もたついた感じもした。――この後、キタイは、怪我をした父親の代わりに救難信号を打ち出す機械を求めて、機体後部の落下地点へと出発する。……というお話し。どこかで観たような気もするストーリー展開で、ごくごくフツーのSF映画だった。可もなく不可もなく、と言ったところ。深夜にTVで放映していたら、喜んで観るかも知れないが、あえてチョイスしたい作品ではなかった。(笑)M.ナイト・シャマラン監督作品。『エアベンダー』にしろ本作品にしろ、シャマラン監督は、どうしたのだろ?「息子に見せたい作品を作りました」とか言ってくれれば納得するのだが、あからさまにウィル・スミスの息子のプロモーションビデオを見せられると、「大丈夫か!?」と心配になってしまう。こういう企画だからこそ、著名な監督らしくインパクトのある映像と演出を見せて欲しかった。ザンネン!
2015.12.06
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0245 アイ,ロボット【スタッフ】・監 督 アレックス・プロヤス・脚本・原案 ジェフ・ヴィンター アキヴァ・ゴールズマン・製 作 ローレンス・マーク ジョン・デイビス トファー・ダウ ウィック・ゴッドフリー・撮影監督 サイモン・ダガン・視覚効果監修 ジョン・ネルソン【キャスト】・デル・スプーナー………ウィル・スミス(山寺宏一)・スーザン・カルヴィン…ブリジット・モイナハン(坪井木の実)・サニー……………………アラン・テュディック(田中明生)・アルフレッド・ラニング博士 ……ジェームズ・クロムウェル(大木民夫)【仕 様】・型 番 FXBA-24232・製作年度 2004年・製 作 国 アメリカ・原 題 I,ROBOT・収 録 115分(本編)・音 声 1.英 語 5.1ch DTS 2.英 語 5.1ch サラウンド 3.日本語 5.1ch サラウンド・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 久保喜昭・映像特典 1.音声解説1(監督:アレックス・プロヤス、脚本:アキヴァ・ゴールズマン) 2.音声解説2(テクニカルスタッフによる音声解説) 3.音声解説3(音楽指揮:マルコ・ベルトラミ) 4.メイキング・オブ・「アイ,ロボット」 5.スティル・ギャラリー 6.FOX最新情報「エイリアン vs.プレデター」予告編 「24」予告編 「エレクトラ」予告編・2004年劇場公開作品【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :驚愕の近未来アクション超大作! “ロボット三原則”が破られとき、未来は崩壊する ロボット三原則 1.ロボットは、人間に危害を 加えてはならない。 2.ロボットは、人間から与えられた命令に 服従しなければならない。 3.ロボットは、前掲第1条および 第2条に反するおそれのない限り、 自己を守らなければならない。スター映画らしく、ウィル・スミスが中央にデカデカと載っている。少し右に傾いているのは、不安定さ、ディストピアをイメージさせる意図からだろう。私が一番気に入らないのは、未来を描くSFなのに、黒人特有の衣装。「何だ、コレ?」と思っている。ウラ面は、イマイチ。ロボット三原則が中央に記載されているが、それを知っていたからと言って大して作品の理解を促すものでもないような気がする。要らないんじゃない?ウリとしては、CG、VFX、アクションだから、もう少し違う画像を使った方がよかったな。【感 想】「出来は悪いが野心作!」ハリウッド製の娯楽大作にしては、意外とダークな味わいの映画だった。良いか悪いかは別にして、それがこの作品の魅力でもある。デジタル技術の発達でほとんど何でも撮れるようになったが、正直なところ観る方は食傷気味だ。脚本や絵コンテに工夫がなくなって作品そのものに締まりがなくなった。逆説的だが、コミックのような破天荒な絵コンテでも監督や製作者が「作れ!」と命じれば実現してしまう。(ある程度は)しかし、残念なことに大抵の場合、それは発想レベルでしかないし、2次元的だ。本作も然り。走る車がロボットに襲われる場面なんて、絵の過激さに較べて観た印象は退屈そのもの。日本のコミックのパクリも散見できるしね。それでもなお、この作品が他と一線を画しているのは、作り手に熱意があり監督の感性が“ユニーク”だからだ。ディストピアを描きながら「A.I.」のように感情的な押し付けがましさがない。テーマを潜在化させて観る者に是非を問う。決して解答を提示しない。いい監督だ。W.スミスがプロデューサーに名を連ねてまで撮りたかった熱意も伝わって来るしね。しかし、理想郷のような未来社会の描こうとする時、ひとの発想は陳腐だ。嘗て、それを描いて人々を驚かせ、大いなる夢を抱かせてくれたのはH.G.ウェルズやJ.ベルヌだけだったし、仕方のないことかも知れない。この作品に描かれた2035年の世界も陳腐極まりない。百歩譲って説明的な描写も許そう。しかし、ピカピカに光って綺麗なだけで、少しも道具としての美しさがないのは何故だ?ここに凡人のイマジネーションの貧困さがある。これは間違いなく製作側の失敗だ。いまどきこんなんでは誰も感心しないし、興ざめなだけだ。クリエイタも製作者もそろそろ幼稚な描写から脱しなければいけない。いろいろ酷評したが、思索が好きな人には面白い作品である。サニーがその後どうなったのか、そこにこの映画の価値がある。
2015.12.05
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0244 アンブレイカブル【スタッフ(参考)】・監 督 M.ナイト・シャマラン・製 作 バリー・メンデル・製作総指揮 ゲイリー・バーバー ロジャー・バーンバウム・撮 影 エドゥアルド・セラ・音 楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード【キャスト(参考)】・ブルース・ウィリス・サミュエル・L.ジャクソン・ロビン・ライト・ペン・スペンサー・トリート・クラーク・イーモン・ウォーカー・レスリー・ステファンソン・ナタリー・ハルトマン【仕 様】・型 番 VWDS3226・製作年度 2000年・製 作 国 アメリカ・原 題 UNBREAKABLE・収 録 107分・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (2.0ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替版用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用、税抜\2,500、CC・発 売 元 ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :謎はまだ解かれていない――対極をなす2人の男の顔を描いたオモテ面は、インパクトがある。ガラスに入ったヒビのような亀裂が、2人を分かっているデザインも、作品の内容を象徴している。大胆だが、いいデザインだ。ウラ面は、男の影が、中央に配置され、上部に2人の男の取り込み画像。色味は、オモテ面に合わせて青系で統一されている。少し物足りないカンジだが、不気味な雰囲気が伝わって来る。でも、日本語のクレジットくらい載せて欲しいな。【感 想】「事実とイメージの狭間で報道されるもの」以前、M.ナイト・シャマラン監督がインタヴュウに応えて「『アンブレイカブル』の続編製作は難しい」と発言しているのを読んだ。続編を作るような作品だと認識していなかったのでビックリしたのを覚えている。一体、どういう経緯で続編の話が出て来たのか、――シャマラン監督が密かに続編製作の構想を練っていたのか、質問した記者が個人的に続編を望んでいたのか……。確認はしていないが、いずれにせよ、こちらで思うより本作品の評価は、本国では高いらしい。そんなことがあったので、ふと昔のことを思い出した。それこそ30年以上昔のことだが、当時は“ロードショー”や“スクリーン”、“キネマ旬報”などの雑誌しか情報源はなかった。勿論、TVでボックスオフィスが流れることもなかったし、たまに洋書店で買い求める洋雑誌は宝物だった。それだけに雑多な情報は編集者の手によってまとめられていたし、読み物としての体裁がとられていた。それは、事実を伝えることよりも、読者の持つ、映画作品や映画スターの虚像(イメージ)を膨らませることを目的としていたように思う。どんなに退廃的な内容であろうとも……。しかし、インターネットが普及した最近では、情報は細切れで、ガセネタもゴシップもニュース報道も、何から何まで一緒くたになってしまっている。どれが事実で、どれが映画スズメたちの噂話なのか、どれが10%の事実を90%の憶測でくるんだ興味本位の記事なのか、はっきりしない。特にポータルサイトから発信される情報は、良い話も悪い話も、均等に伝わって来る。これはもう、“情報のタダ漏れ”状態と言っていい。誰も映画作品や映画スターのイメージを守ろうとしない。そのため、ちょっとでも風向きが変われば、風評に殺されてしまう。殺伐とした時代になったものである。ブログのレビューも本質的には同じ。だから、淀川長治先生に倣って、出来るだけ良いトコを見つけるようにしているが、これがなかなか難しい。(笑)思うに、映画ってヤツは、公開された後はファンや良心的な観客によって守られ、育てられて行く。そうして、大きな樹木となるケースは少ないが、豊かで可愛らしい花を咲かせることは多い。私も直情的に辛辣な文章をUPして来た。これを少し反省して、良い作品を育てて行くレビューを書くようにしたい。(育てる価値のある作品を観ないといけないな)
2015.12.04
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0243 デアデビル【スタッフ】・監督・脚本 マーク・スティーヴン・ジョンソン・製 作 アーノン・ミルチャン ゲイリー・フォスター アヴィ・アラド・製作総指揮 スタン・リー バーニー・ウィリアムス・原 作 スタン・リー・原 案 フランク・ミラー・撮影監督 エリクソン・コア・音 楽 グレアム・レベル【キャスト】・マット・マードック/デアデビル ……ベン・アフレック(小山力也)・エレクトラ…ジェニファー・ガーナー(岡 寛恵)・キングピン…マイケル・クラーク・ダンカン(大友龍三郎)・ブルズアイ…コリン・ファレル(村治 学)【仕 様】・型 番 FXBF-23789・製作年度 ----年・製 作 国 アメリカ・原 題 DAREDEVIL・収 録 本編 104分・音 声 1.英 語 5.1chDTS 2.英 語 5.1chドルビーサラウンド 3.日本語 5.1chドルビーサラウンド・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 松崎広幸・映像特典 1.音声解説(監督/製作) 2.字幕解説 :映画の製作過程、ストーリー、キャラクター、マーヴェルについて 3.本編視聴モード 2種類 ・劇場公開版 ・超感覚VFXモード 【本編中8箇所でメイキング映像が マルチアングル機能でお楽しみいただけます】【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :全米2週連続No.1ヒット!! 「X-MEN」「スパイダーマン」に続く最強のアクション・ヒーロー登場!オモテ面は、主人公2人が見得をきっているイラスト。赤いコスチュームって、カッコよくないなぁ。基本的に赤が中心のジャケットって、好きじゃない、個人的に。(笑)ウラ面は、悪役2人が左上に配置され、主人公2人は、取り込み画像で右側に配置されている。一番上は、エレクトラとブルズアイの格闘シーン。つまり、主人公マードックの格闘シーンは、ジャケットには、ない。まぁ、最弱鈍重のヒーローだから仕方ないな。(笑)【感 想】「最弱鈍重なヒーロー」これだけスピード感のないアメコミヒーローも珍しい。もう十数年前の作品だから、余計にそう感じる。デアデビル役のベン・アフレックがミスキャスト。こんなに動作が鈍い人だとは思ってもいなかった。(汗)公園でのエレクトラとの演武が見せ場だが、ほとんど失笑ものだった。まさか意図したものではないだろう。監督さんは、どう思ってOKを出したのか、一度話しを聞いてみたい。もっとも全編通して、演出に冴えがみられないことを鑑みると、存外、これは監督さんのセンスなのかも知れない。(笑)エレクトラを演じるのは、ジェニファー・ガーナー。TVドラマ『エイリアス』の人気と実力が評価されての起用だろう。かなり頑張っていた。個人的には、本作品よりも『エレクトラ』の方が好きだ。イロモノだが、エンターテイメントに徹していたと思う。もし、『エレクトラ』の続編が製作されていたら必ず観たが、本作品の続編は絶対に観なかったと思う。“ブルズアイ”を演じたのは、コリン・ファレル。正直、ずっこけた。(笑)あの手裏剣みたいなのは何?何の関係もない一般市民を伸ばしたクリップで殺して得意がってなるなんて、小者すぎないか?どう見ても、このキャラの描き方とキャスティングは失敗だった。黒幕は、キングピン。演じるのは、マイケル・クラーク・ダンカン。“キングピン”なんて呼び名のせいか、スキンヘッドのせいか、ボウリングの巨大なピンに見えて仕方なかった。悪党としての迫力はなかったなぁ。いい役者さんだけど、やっぱりミスキャストでしょう。親友のフランクリンには、ジョン・ファブロー。彼自身はいいキャラだが、本作品では活かせなかった感じだ。映画監督のイメージが強いが、もう少しバイプレイヤーとして活躍してもいいような気がする。新聞記者のユーリックを演じたのは、ジョー・パントリアーノ。『グーニーズ』や『マトリックス』に出ていたことくらいしか思い出せない。(汗)デアデビルの理解者となるわけだが、ちょっと地味だった。これもミスキャストかなぁ。いい役者さんだけど、残念。その新聞記者に証拠を見せる検視官にケヴィン・スミス。『レッドステイト』の監督さん。カメオ出演程度なので、何か繋がりがあったのだろう。新作の拉致した男をセイウチにしてしまうホラーは公開されたのだろうか? リリースされたら観てみたい。ギリシャの海運王のナチオス役には、エリック・アヴァリ。『スターゲイト』『インディペンデンス・デイ』『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』等の大作に顔を出している。でも、名前を知らなかったので調べてしまった。この方もミスキャストだなぁ。デアデビル=マット・マードックの父親役には、デビッド・キース。80~90年代に映画にひたっていた人にはお馴染みの役者さん。こういう役柄が多かったように思う。『デアデビル』のファンは、本作品を観て、満足したのだろうか。気になる。(笑)総じて、キャスティングと演出に難のある作品だった。オススメ致しません!
2015.12.03
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0242 ワイルド・ワイルド・ウエスト【スタッフ】・製 作 バリー・ソネンフェルド ジョン・ピータース・監 督 バリー・ソネンフェルド【キャスト】・ジェームズ・ウエスト……ウィル・スミス(森川智之)・アーティマス・ゴードン/グラント大統領 ……ケビン・クライン(井上和彦)・アーリス・ラブレス博士…ケネス・ブラナー(佐古正人)・リタ・エスコバー…………サルマ・ハエック(亀井芳子)【仕 様】・型 番 DL-WB17175・製作年度 1999年・製 作 国 アメリカ・原 題 WILD WIDE WEST・収 録 本編 106分/映像特典60分・音 声 1.オリジナル ( 5.1chサラウンド) 2.日本語 (ドルビーサラウンド) 3.バリー・ソネンフェルド監督による音声解説 (ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.音声解説用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・字幕翻訳 石田泰子・吹替翻訳 岸田恵子・映像特典 《DVDビデオコンテンツ》 1.メイキング(約14分) 2.メイキング映像集(約14分) 3.スチール・コレクション(66枚) 4.ミュージック・ビデオクリップ(約14分) ウィル・スミス「ワイルド・ワイド・ウエスト」 エンリケ・イグレシアス「バイラモス」 「ニュースラップ」 5.オリジナル劇場予告編 《DVD-ROMコンテンツ》 1.メイキング映像集[日本語字幕入] 2.オリジナル劇場サイト 3.エッセイ集[日本語]【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :『ID4』『MIB』に続く、ウィル・スミス最新作!! 合衆国の命運を懸けて 移動要塞“タランチュラ”に挑む!オモテ面は、主人公2人に移動要塞“タランチュラ”が描かれているが、小さい……。(笑)スターの映画だから仕方ないにしても、“タランチュラ”の巨大さを表現して欲しかった。これじゃあ……、『エイリアン』のフェイスハガーみたいじゃん。(笑)ウラ面は、ディスクがDVD-ROM仕様のせいか、半分以上をクレジットと説明文に費やされている。残りは、主人公2人が人力飛行機(?)に乗っているところのアップ画像。大きすぎて、それが人力飛行機に見えない。自転車に乗っているようにしか見えないのは、難点だなぁ。(笑)ま、メジャー作品にしては、細かく描きこまれているので、上々の出来映えでしょう。【感 想】「ミーハーなフリーク」バリー・ソネンフェルド監督作品には、異形への偏愛が感じられる。おそらく彼は変態に違いない。(スチームパンクって言うよりも、単なる変態?)だいたい毎回、作風に変化のない監督だが、今回もまた、ケネス・ブラナー演じる敵役への造形がフリークスへの偏愛を象徴している。なぜ下半身が機械仕掛けなんだろう?(『MIB2』にも似たようなキャラクタが登場する) 片耳にラッパを付けた“将軍”の醜さや汚らしさにも愛情がうかがえる。主要な登場人物の中で五体満足なのは主人公たちだけでいいよ、と言った勢いだ。よほど歪なものが好きなんだなぁ。ヘンなギミックも好きらしい。さまざまなアイテムが登場するが、どれもこれも馬鹿馬鹿しいものばかりだ。白眉は“多脚砲台”みたいなマシンだろう。“ガジェット”と呼ぶには、先進技術への憧れが足りない。これがあったら、もう少し厚みのある映画になったに違いない。この作品は、軽くて、何も考えずに観られる。しかし、かなりの“毒”を含んでいる。それが監督の変態ぶりに起因しているので、作品としての方向性を決定づけてはいない。あくまでも嗜好だ。だから、軽く観られる。残念なところでもあり、救いでもある。魅力ある設定のわりには統一感に欠けるところが、マイナスだなぁ。ヒマのある方にオススメ!
2015.12.02
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0241 パーフェクト・ストーム【スタッフ】・製 作 ポーラ・ワインスタイン ウォルフガング・ペーターゼン ゲイル・カッツ・監 督 ウォルフガング・ペーターゼン・原 作 セバスチャン・ユンガー【キャスト】・ビリー・タイン………………ジョージ・クルーニー(小山力也)・ボビー・シャットフォード…マーク・ウォルバーグ(家中 宏)・クリスティーナ・コッター…ダイアン・レイン(深見梨加)・リンダ・グリーンロー………メアリー・エリザベス・マストラントニオ(塩田朋子)【仕 様】・型 番 DL-18584・製作年度 2000年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE PERFECT STORM・収 録 本編 130分/映像特典20分・音 声 1.オリジナル ( 5.1chサラウンドEX) 2.日本語 ( 5.1chサラウンドEX)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.音声解説用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・字幕翻訳 菊地浩司・吹替翻訳 久保喜昭・映像特典 1.メイキング(19:52) 2.オリジナル劇場予告編:パーフェクト・ストーム( 3:00)【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :それはただの嵐ではなかった。 のちに伝説となる100年に1度の大嵐、 “パーフェクト・ストーム”が暴れ狂う!オモテ面は、B級ディザスター映画“顔負け”のイラスト。(笑) いいねぇ。古い映画だから、いまの若い人たちには、ドイツ映画の『TSUNAMI』なんかと同じ扱いなのではなかろうか。名手ウォルフガング・ペーターゼン監督作品としては、ちょっと寂しいかな。(笑)ウラ面も、何だかB級映画っぽい。 130分もある作品なんだから、もう少し違う画像を選んでレイアウト出来なかったものだろうか。全部、嵐の中の画像じゃあ、物語が伝わらないじゃないか。そこが見せ場なのは解るが、映画はそこだけじゃないんだからさ。(溜息)【感 想】「大味なパニック映画」昔風に言えば、やや甘めの“パニック映画”だ。ラストの感動的なスピーチほどには、心が揺さぶられない。それが何故なのか気になって随分と見返したものだ。そうしてようやく辿り着いた結論は、「男たちの行動に必然性が感じられない」ということだ。どうもそれが一番の原因に思える。彼らには全くと言っていいほど“危機感”が見られなかった。ウォルフガング・ペーターゼン監督は、緊迫した状況をエンターテイメントに仕立てるのが上手い。しかし、本作に限って言えば、まず登場人物の整理からして出来ていない。特に漁に行く者と、残される者の関係が成立していないのだ。最も肝心な部分が希薄な上に、男たちの行動に説得力がないとあっては、たとえ物語りは収束しても、感情的な高まりは訪れない。名手W.ペーターゼン監督とあろうものが、どうしたことだろう。!――ああ、そうか、女性の描き方がヘタなんだ。(笑) 女船長のメアリー・エリザベス・マストラントニオは兎も角として、(漁師仲間だもんね)ダイアン・レインはどうしたって漁師の妻には見えない。ミスキャストもいいところだ。前半、監督は人間関係を描こうとしたのだろうけど、グダグダとつまらないエピソードが重ねられて退屈きわまりない。実話(?)をベースにした脚本の難しさなのだろうが、どうも登場人物の性格づけが曖昧なのだ。おかげで、最後まで男たちの名前を覚えられなかった。(これは、私の脳年齢が高いからではなく、描き分けが出来ていないからだ。念のため)船長の責任と勇気とは何なのだろう。ここで描かれたのは、“愚かさ”と“無謀”だ。“無理”と“無茶”は違うのだ。船長の無責任さと、ラストの感動的なスピーチとは、明らかに乖離している。それが感動を呼べない理由だ。まぁ、嵐の描写はそこそこだが、決してオススメ出来る作品ではありません!(ところで、これは実話とのことだが、船上で起きたことを誰が伝えたんだ? 本を読まなきゃ)
2015.12.01
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