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0210 地震列島【スタッフ】・製 作 田中友幸・脚 本 新藤兼人・監 督 大森健次郎・特技監督 中野昭慶・特別スタッフ 竹内 均 大崎順彦 諏訪 彰・撮 影 西垣六郎・美 術 阿久根巌・音 楽 津島利章・録 音 林頴四郎・照 明 小島真二・特殊技術 撮 影 山本 武 長谷川光広 美 術 井上泰幸 照 明 森本正邦・協 力 グループ915【キャスト】・勝野 洋・松尾嘉代・永島敏行・多岐川裕美・大滝秀治・佐分利信・松原千明・村瀬幸子・松村達雄・佐藤 慶・山崎 務・岡田英次・三木のり平【仕 様】・型 番 TDV-2732D・製作年度 1980年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 126分+映像特典 34分・音 声 1.日本語4.0chステレオ 2.音声コメンタリー・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用、\4,800(税抜)・発 売 元 東宝株式会社・リリース 2003.09.25・映像特典 1.中野昭慶「地震列島」を語る 2.特報 3.劇場予告編 4.オーディオコメンタリー:勝野洋(川津洋一役) 古怒田健志(聞き手)【ジャケット】・オモテ面:―これだけは神ですら止められない―・ウラ面 :東京を襲うマグニチュード7.9! 直下型大地震発生! 地獄と化した東京で、決死のサバイバルが始まる! 過密都市・東京を直下型大地震が襲ったら? 地球物理学・耐震工学・火山学に基づく緻密な考証により映像化された、 パニック・スペクタクル巨編!いいですねぇ、このイラスト!(笑)昔の映画館の看板みたいで懐かしさが心の底から湧いてくる。パニック映画だから、これ以上のデザインはないだろうなぁ。崩壊して炎に色づく東京の画に、出演者の顔がズラリと並ぶ。やっぱり、映画ってのは、こうでなきゃね。(笑)ウラ面も、まずまずの出来映え。静謐な東京の遠景を上部に配して、その下にはスペクタクル・シーンの画像がバーンと出ている。出来れば、もう少し分かりやすい画像の方が良かったけど、まぁ、十分にそそられる出来映えです。見事!(笑)【感 想】「マグニチュード7.9」日本映画界が世界に誇る特撮パニック映画の決定版。後半の地震の描写は、『日本沈没(1972)』よりも熱がこもっているかも知れない。(やや近視眼的だが……)ところが、私は長いこと、本作品はTVMだと思っていた。劇場公開されたのを知らなかった。(他の作品と混同していたかも知れない)TV放送を観て、随分と特撮に力を入れたなぁぐらいにしか思わなかった。『日本沈没』と較べて、昼メロ風の展開について行けなかった記憶もある。学生だったからかも知れない。当時はスペクタクルとサスペンスとミステリーにどっぷりと浸っていたから、一般人のサバイバルなんて興味がなかった。そもそも、どんな大災害が身に降りかかっても、自分だけは生き残ると思っていた。いまも、そう思っている。(笑)――地震予知会のメンバーである川津博士は、大島の三原山や岩槻の深井戸の変化から、東京に直下型の大地震が起きると発言する。防災意識の低さを懸念してのことだったが、変化が顕著になって来る。その行動に政府も興味を持ち、学会も動き始める。しかし、時すでに遅し。東京をマグニチュード7.9 の大地震が襲う。……というお話し。主人公の川津博士の不倫や夫婦の再生物語などは、正直どうでもよくて、彼が東京の無防備さを懸念して、「大地震が来るゾ」と動き回る辺りが面白い。確かに、この過密都市が大地震に襲われたら、ひとたまりもない。誰もがそう思っているのに、耐震強化だけでことを済まそうなんて間違っているような気がする。東京中に張り巡らされたガス管や上下水道管の老朽化は激しいし、交換工事も遅々として進まないとも聞いた。地下鉄の補強工事だって後回しだ。東日本大震災の後、地下街がシェルターになるなんて話しもあったが、23区の半分は東京湾に沈むと言われているのに正気の沙汰とは思えない。(箱舟を埋めてあるなら解るけどね)東京を大地震が襲った場合の検証と対策をしっかりお願いしたいものだ。(オリンピックより優先すると思うなぁ)本作品の後半は、大地震の様子を嫌というほど描く。マンションの崩壊シーンは、いま観てもスゴイ。多岐川裕美さんのお芝居なんか実にリアルだ。彼女の演じたキャラクタは好きじゃないけど、揺れるマンションの一室で家具が倒れる中を右往左往する姿は、アクション俳優顔負けだった。―― 一方、川津博士は、妻と地下鉄に乗っている最中に地震に遭う。隅田川の水が流れ込み、車輌を押し流す。他の生存者と一緒に車輌に捕まって何とか生き延びた2人だったが、水嵩は増すばかり。川津博士は、脱出口を見つけるために水中に潜るが……。川津博士を演じるのは、勝野洋さん。私たち世代には“テキサス”だな。(笑)妻役は、松尾嘉代さん。能面のように冷たい表情から生きる希望を見いだすラストカットまで、実に多彩な表情を見せてくれる。初めて、いい女優さんだなぁと思った。(失礼!)大規模セットでの撮影も見事。全編通じて、熱い。人間模様も熱ければ、役者さんたちの体当たり演技も熱い。いまどきの“なんちゃって”俳優さんたちとは覚悟が違うのだ。いい作品だった。オススメ!
2015.10.31
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0209 群青/愛が沈んだ海の色【スタッフ】・原 作 宮本あや子「群青」(小学館 刊)・監 督 中川陽介・脚 本 中川陽介、板倉真琴、渋谷 悠・音 楽 沢田穣治・主 題 歌 「星が咲いたよ」畠山美由紀・撮 影 柳田裕男・照 明 宮尾康史・録 音 岡本立洋・美 術 花谷秀文・製 作 「群青」製作委員会(バンダイビジュアル、東宝、 エキスプレス、オーシーシー、小学館、テレビ東京、 ワイズコーポレーション、ウィルコ、ジェービー、 沖縄タイムス社)【キャスト】・長澤まさみ・佐々木蔵之介・福士誠治・良知真次・田中美里【仕 様】・型 番 BCBJ-3651・製作年度 2009年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 119分+映像特典 6分・音 声 1.ドルビー・デジタル(サラウンド)・字 幕 1.英語字幕・サ イ ズ 本 編 16: 9 LB スコープサイズ 映像特典 LB スコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用、\3,800(税抜)・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・映像特典 劇場予告編、TVスポット集【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :もし父が反対しなければ もし彼と恋に落ちなければ もし私がこの島に生まれなければ 最愛の人を亡くした、父と娘の二代にわたる、 愛の痛みと再生の物語。青い色はキレイなんだけどねぇ……。(溜息)【感 想】「沖縄の空虚感」“南風”と書いて“ぱいかじ”と読むのだそうだ。沖縄に行くと、読み方が難しくて戸惑うことが度々ある。ひと通り教えられたはずなのだが、記憶力が低下した昨今、とみにそんな場面が増えたような気がする。(笑)本作品には、風が気持ち良さそうに見えるカットが幾つかある。そんな映像を、ぼんやりと観ている分には不満のない作品だった。けれど、じっくりと腰を据えて観ると、かなりフラストレーションがたまる。沖縄の空や海の抜けるような鮮やかさが全く見られなかった。カメラも、ほぼ同じ高さで固定されていて、せっかくのロケが活かされていない。それが残念でならない。もうちょっと俯瞰気味に撮って色を出すとか、あおり気味にして青い空を入れるとかして欲しかった。これじゃあ、逗子で撮っても変わらないゼ。(笑)――沖縄の離島。一年ぶりに島に帰って来た比嘉大介は、仲村凉子と再会する。けれど、彼女から昔の明るい笑顔が消えていた。結婚の約束をした一也を海で失って以来、彼女は心を閉ざしていたのだ。3人は幼馴染みだった。大介も凉子に惹かれていたが、一也と結ばれてしまったため、島を出て那覇の芸大に通っていた。何とか、凉子の力になりたいと願う大介だったが、何も出来ないでいた。しかし、或る日、庭で焼き物をしている大介の姿に、凉子の心に変化が訪れる。……というお話し。正直、半分くらいは、凉子の父親と母親の物語で、ちょっとかったるい。長大な伏線といったカンジ。全体の構成に難アリだ。(苦笑)父親役を佐々木蔵之介さん、母親役を田中美里さんが演じる。片や漁師、片やピアニストという組み合わせ。(笑)病気療養のために島を訪れたピアニストが漁師と結ばれる、というストーリー。どちらかと言うと、こちらを描いた方がファンタジーっぽくて良かったような気がする。(笑)凉子と一也と大介のお話しは、少しだけ。後は、心を閉ざした凉子の姿を映すので、いい加減ウンザリしてしまった。この手の映画で、主人公に感情移入できず、嫌悪感さえ抱いてしまうのだから、いい評価になるはずもない。凉子を演じるのは、長澤まさみさん。根暗な感じは合ってるけど、どうもこのキャラも彼女も好きじゃないなぁ。原作者は、沖縄を舞台にしたロマンティックな伝説(寓話?)を作りたかったのだろう。でも、あまりに幼稚で、お話しにならない。脚本家も監督さんも、そんな気分だけ継承したせいか、映画の出来映えとしては、イマイチだった。中学生くらいならまだしも、大人が心を揺さぶられるようなものではない。ただ、前述した通り、風が吹く映像が心地よい。そこしか見るところがないのは残念だが、それがあるだけでも善しとしなければ……。(笑)あ~あ、オススメ致しません!
2015.10.30
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0208 フライ・オブ・ザ・デッド【スタッフ】・製 作 ルーシー・ムカジー「トランスフォーマー」・監 督 パトリック・シヴェルセン「NAKED/ブービートラップ」・脚 本 ティム・トーリ・撮 影 ハヴァード・ビルケランド「NAKED/ブービートラップ」・特殊メイク ジム・ウデンバーグ「ダーク・フロアーズ」・特殊効果 イヴォ・ジフコフ「フォースカインド」【キャスト】・コートニー・ホープ・ルタ・ゲドミンタス・ブルース・ペイン「パッセンジャー57」・ペルディータ・ウィークス「ハムレット」・ラドスラブ・イグナトーヴァ「アンストッパブル」・ヴェリザール・ペエフ「トロイ」【仕 様】・型 番 LBXC-510・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 PROWL・収 録 本編 85分・音 声 1.英語 ステレオ・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本国内向、 DVD、セル専用・発 売 元 株式会社トランスフォーマー・販 売 元 株式会社ファインディスクコーポレーション・日本語字幕 株式会社ワイズ・インフィニティ 藤井美佳【ジャケット】・オモテ面:抜け出せない恐怖。・ウラ面 :[SAW ソウ]meets[ゾンビ]! シチュエーション・ホラーとクリーチャーSFが融合した かつてない最強エンターテイメント作が誕生!! 大都会を夢見る 6人の若き男女 彼らを乗せたトラックが辿りついたのは 人里離れた不気味な廃工場 そこでは 驚異的な跳躍力で空を舞う 獰猛な人食いクリーチャーたちが エサの到着を待ち望んでいた… 脱出不能の密室で今 究極のサバイバルゲームが始まる! 新種!空を跳ぶ人食いクリーチャーの 猛襲から生き延びろ!!何となく、オモテ面のイラストは、マヌケな感じ。(笑)上からブラ下がっているクリーチャー(ヴァンパイア?)は、何? 脅かしているのか?ウラ面の取り込み画像は、同じようなトーンで、面白みがない。センスのないデザイナーだ。意味不明のタイトルもそうだが、これに携わった人は、ダメだな。“フライ”って何だ?【感 想】「フライって何だ?」“国際線の旅客機の中で、ウィルス感染が広がって、ゾンビと化した乗客が乗員を襲う”映画かと思っていた。キャビンアテンダント(CA)がゾンビに追い回される映像を期待したのに……。(笑)このタイトルだったら、誰だってそう思うだろう。ところが、飛行機どころか、ほとんどトラックの荷台と廃工場が舞台。画面は暗いし、ブレるし、主人公はイヤな女の子だし……。美人でミニスカートのCAは、どこに行った?(怒)余談だが、CAって、首に巻いたスカーフがポイントだよなぁ。白くて長い首筋にシルクのスカーフがふんわりと巻かれている。その首筋こそ、エロティシズムってヤツだ。山田五十鈴さんの襟足の色香とは違うが、これはこれで、ステキだと思う。それに較べて、本作品は、いいところがなかった。(汗)――田舎町に住むアンバーは、都会に出ることを決意。友人に車を出して貰い、一路シカゴへ向かうため出立する。ところが、途中で車はオーバーヒートしてしまう。そこへ1台のトラックが通りかかる。アンバーと友人たちは、そのトラックに乗せて貰うことになる。しかし、トラックが到着したのは、シカゴではなく、どことも知れない廃工場だった。……というお話し。これだけ共感できない主人公ってのも珍しい。(笑)まず以て、可愛くない、美人でもない。終始、ふてくされたような表情を浮かべている。その上、「こんな町は出るの。私は都会が似合う女よ」みたいなことを平気で言う。然も、自分が養女らしいと知って、夫を亡くしてアルコールに溺れる母親を捨てて行こうと言うのだから、非道いものである。既に精肉店で働いているわけだから、多感な年ごろというワケでもあるまい。その上、まだ母親には言えないから車は借りられないと、友人たちに「車を出して」と頼みまくる。「車を貸して」ではなく、「私を乗せてシカゴまで車を運転して」ということである。とんだ“お嬢さま”だ。免許を持っていない私が言うのも何だが、車がないなら公共の交通機関を利用しろよ、と思ってしまった。(私自身は、車は運転するものではなく、誰かに運転して貰うものと思っている。短気で癇癪持ちの私がハンドルを握ったら、交通事故の死者が増えるだけである)本作品は、そんな主人公の生活環境や交遊関係などの説明に半分くらい費やされている。非常にバランスが悪い。時折り挿入されるショットが、彼女の正体と将来を暗示している。ナルホドと思ったが、大してインパクトもなかった。何しろ『オブ・ザ・デッド』というタイトルのわりには、登場したのが、ヴァンパイア(?)だったので、こちらの方がインパクトが強かった。(笑)「何だって『オブ・ザ・デッド』なんだよ」とか、「『フライ』って何だよ」とか、終わるまで、ずっと考えてしまった。空を飛ぶわけではないし、『フライ』の意味が分かんないなぁ。エビフライの“フライ”か? いずれにせよ、酷い邦題であることに変わりはないが。画面が暗くて何がなんだか分からないところがあるし、一番盛り上がる後半が、実に呆気なかった。主人公が何者であってもいいのだが、もっとカタルシスが欲しかった。スタイリッシュな映像もいいが、独り善がりにならずに万人が楽しめる映像が基本だと思うぞ。オススメ致しません!
2015.10.29
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0207 世界侵略:ニューヨーク決戦【スタッフ】・監督・脚本 アンドリュー・ベルウェア「バイオハザード3077」・脚 本 ラルフ・ボズウェル「エイリアン・リベンジ」・製 作 ローラ・シュラフトメイヤー【キャスト】・ティナ・タンザー・ディヴッド・イアン・リー・トーマス・ローウェン「ターミネーター2525」・ナット・キャシディ・ダニエル・クイセンベリー・キャスリーン・クワン「ターミネーター・プラネット」・マドゥカ・ステッディ【仕 様】・型 番 LBX-623・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 BATTLE :NEW YORK,DAY2・収 録 本編 92分・音 声 1.オリジナル(ドルビーデジタルステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用・発 売 元 アサルトワン株式会社・販 売 元 株式会社マクザム【ジャケット】・オモテ面:ふたたび、人類は戦うのか――。・ウラ面 :あの「戦い」から2日後。 遂に“奴ら”がNYに上陸する日がきた――。 戦うほか、選択肢はない。オモテ面は、エイリアンのマシンが遠ざかって行くイラスト。本編に登場するマシンより小さく描かれている。或る意味、珍しい。(笑)中央で背を向けているのが、主人公だろうなぁ。ウラ面は、イメージとして自由の女神が配置され、本編からの取り込み画像が散りばめられている。散漫な感じだなぁ。何故だか、原題として記載されているのは、“ASSALUT OF SASQUATCH”。これって、『U.M.A/ビッグフット・アタック!』の原題だ。どんなソフトを用いているのか知らないが、ファイルは使い回しってことだな。(笑)【感 想】「ビジネスの厳しさ」ハイアマチュアの自主制作作品と言ったところか……。そこそこ演出もされているし、工夫のアトもうかがえる。でも、哀しいくらいに低予算だ。(笑)それでも、途中で投げ出したりせずに、頑張って作品として仕上げたスタッフとキャストの粘り強さに敬意を表したい。たいしたものだ。でも、作品そのものは、ほめられたものではないなぁ。スゲー退屈だった。(苦笑)――幻聴に悩まされているローラは、精神科医と海辺を歩いている。幻聴がカウントダウンであることが分かり、それが“0”になった時、上空から眩い光が降り注ぐ。昏倒したローラが目を覚ました時、近くに精神科医の姿はなかった。仕方なく彼女は歩き始める。しかし、彼女は気づく。消えたのは精神科医だけではなかった。街には、いつもの人影がなかった。……というのが序盤。正直、ここまでで飽きてしまった。退屈も退屈。(笑)終末映画は好きだし、“誰もいなくなった大都市”なんて絵柄は、大好物中の大好物だ。なのに、少しもそそられない。ロケの許可を得たとは思えないから、ひと気のない時間帯や場所を探して撮ったのだろう。涙ぐましい努力だ。なのに、全く魅力が感じられなかった。監督さんにセンスがなかったってコトだろう。この後、ローラは、仲間と出会い、ゾンビくんと戦いながら、真相に迫って行く。ナノロボットによって正常な人間はゾンビになり、精神疾患を持った者は正常になるって設定らしい。ちょっと、オタクっぽい。でも、この世に“正常”な人間なんて、いるのか?(笑)程度の差こそあれ、現代人は病んでると思うんだけどなぁ。そうでなければ、“ストレスチェック”なんて義務化されないと思うぞ。オタクっぽいエイリアンのマシンは、面白いデザインだった。でも、ほとんど活躍せず。予算の都合だろうなぁ。ゾンビくんも、まともにメイク出来ないんだから仕方あるまい。ま、場面によっては、CGの出来映えが良かったことだけは、記しておきたい。ただ、エイリアンのマシンからローラが逃げるシーンで、彼女の走るスピードがジョギング並みなのには笑った。この辺は、予算の大小に関係なく、純粋にセンスがないだけだ。走り方に緊張感があってスピード感があれば、もっと期待できたのだが、あれじゃあね。たぶん、この監督さんでは、予算が潤沢でも、たいした作品は撮れないだろう。(笑)キャストもシロートさんばかり。輝きもなければ、締まりもない。役者として鍛練して来たとは到底思えない人たちばかり……。だからこそ、あのエンドロールなんだろう。微笑ましいが、プロの仕事じゃない。それとも、「画像つきで名前を出すからさぁ、タダで出てよ」なぁんてカンジだったのかな?(やっぱり、プロの仕事じゃないな)本作品は、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』にあやかった、いわゆる“バッタもん”である。御徒町の路地裏に行くと、2015年モデルの“第2弾”みたいなポップがついたヴィトンの靴が売ってたりするが、あれと同じだな。(笑)凄いのは、日本の販売会社が勝手につけたわけではなく、原題から推して、制作時から便乗していたこと。『サイレントワールド』や『NAKED』シリーズとはワケが違う。確信犯だ。(笑)映画を撮るっては、夢や憧れではなく、純粋にビジネスなんだなぁってことが、よく分かる作品だった。オススメ致しません! ビジネスは甘くないんだってことを教えてあげましょう!
2015.10.28
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0206 トルネード・エクスプレス【スタッフ】・監 督 イエルグ・ルードルフ・脚 本 イエルグ・ルードルフ・撮 影 フィリップ・ティムメ・音 楽 オリバー・ビーラー【キャスト】・イエルグ・シュツアウフ・クラウディア・ミヘルセン・フランク・ローツ・デニス・チッヒ・ユルゲン・ショルナゲル【仕 様】・型 番 ALBD-4562・製作年度 1999年・製 作 国 ドイツ・原 題 CASTOR・収 録 90分・音 声 1.オリジナル(Stereo) 2.日本語吹替(Stereo)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ LB ビスタ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・発 売 アルバトロス株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 オリジナル予告編・日本版予告編【ジャケット】・オモテ面:列車大爆破・ウラ面 :列車爆走 容赦なし!非情のパニック・アクション決定版! 人体破壊の廃棄物と乗客は爆走! 犯人グループは自爆覚悟の狂気に走る! 国家は全ての抹殺を実行。果たして何が正義なのか!いいイラストだ。迫力がある。このシーンに向けて物語が進んで行くことが、分かる。カタルシスを期待する。(笑)ウラ面は、カッチリしたデザインで、列車を中心にしており、鋼鉄の骨組みがハードな印象を与えている。登場人物の画像は少なく、主役が列車であると理解できる。いいデザインだ。【感 想】「ヒネリの足りないストーリー」作品の内容よりも、やたらに目立つノイズが気になって仕方なかった。(苦笑)先にVHSでリリースされていたようだから、それをDVDに焼いただけなんじゃないのか? これはもう、DVDの画質じゃないなぁ。(溜息)ディスクの作りも荒っぽい。メニュー画面は動画仕様になっているので、ジャケットのイラストにヘリが飛んだり、爆発が描かれている。凝ってはいるのだが、解像度が悪い。フォントも20年前のPCみたいにカクカクしている。(笑)セットアップは“英語再生”と“日本語再生”の2つだけ。機能はしているので、善しとしよう。(笑)後はチャプターと、映像特典として予告編が収録されている。こちらも画質が悪い。とても大画面での視聴にたえられるものではない。(溜息)――使用済み核燃料を積載した列車がテロリストに乗っ取られる。要求は、現金とロバートソン・レポートの公表だった。政府はレポートの存在を否定するが、それは核燃料を輸送するために開発された最強高度をほこるコンテナ“カスター”の欠陥を証明するものだった。一方、デモに参加した娘のジェシカがテロリストの人質になったことで、警察官のマーティンは、否応なく事件に巻き込まれて行く。……というお話し。核燃料輸送に絡んだ政府の陰謀を暴こうとするのがテロリストの目的なので、ストーリーは分かり易い。そのせいか、事態が二転三転するサスペンスにはなっていない。クライマックスに向けて段階を踏んでいくだけ。本作品を観ながら、「やっぱり『カサンドラクロス』はスゴイな」と認識を新たにしてしまった。(笑)ドイツ映画なので、基本的に生真面目な作り。おちゃらけたところは、少しもない。アメリカのB級映画もいいが、たまには、マジメな作品に付き合うのもいい。(笑)ただ、ストーリーは、もうひとヒネリ欲しいところ。もっとハラハラドキドキさせて欲しかった。例えば、ロバートソン・レポートの行方など、内部告発者の死をもってフタをするのではなく、彼が何らかの手段を講じていてくれたなら、あのエンディングにひとヒネリ加えることが出来たはずだ。そんな風に、いま一歩踏み込みきれない恨みが残った。(嘆息)ただ、撮影については、及第点をあげたい。どうやらTVMのようだが、実物の列車を使ったロケなど、低予算を気取られないほど気合いが入っていた。いい取り組みだ。熱意の感じられる映像は、観ていても気持ちがいい。でも、何でタイトルが『トルネード・エクスプレス』なんだろう?ヒネリが足りないから、タイトルだけでもツイストしてみたのかな?(笑)いい画像で再販してくれたなら、オススメ!(笑)
2015.10.27
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0205 スカイ・ファイター【スタッフ】・監 督 クリストファー・レイ・製 作 デビッド・スターリング・脚 本 ジェレミア・キャンベル・撮 影 オレステス・ゴンザレス・編 集 ランディ・カーター・V F X カール・ソト【キャスト】・ギル・ジェラード(有本鉄隆)「スケルトンライダー」「エア・レイジ」・バーナード・フレデリックス(楠大典)・マイケル・ガルベス(庄司将之)・エリック・フィッシャー(一馬芳和)・ジェラルド・ウェブ(佐藤英一)・カロリーン・アトウッド(東條加那子)【仕 様】・型 番 ALBTS0044・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 REPTISAURUS・収 録 83分・音 声 1.オリジナル(Stereo) 2.日本語吹替(Stereo)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用・提 供 ネクシード株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編【ジャケット】・オモテ面:ヤツを撃ち墜とせ ・ウラ面 :ハイテク戦闘機vs翼竜レプティザウルス 勝つのはどっちだ? バイオ実験が生んだ最終兵器 翼竜レプティザウルス 世界最大にして最強 アメリカ太平洋艦隊 最強vs最強 極限スカイ・バトルの果て 勝った方が この空の支配者となるタイトルの通り、徹底して翼竜と最新鋭戦闘機による空中戦を想起させるデザインになっている。この涙ぐましい努力が、素晴らしい。でも、本当は違うんですけどね。B級映画のジャケットの面白さの1つのパターンだろう。(笑)誇張ではなく、ミスリードだ。或る意味、素晴らしい出来映えだ。きっとデザイナーは、頭が良くてセンスのある方なのだろう。感心した。(笑)【感 想】「クズ映画の遺伝子」……。……何か書かなきゃダメ?ダメだよなぁ。(溜息)書くのが億劫になるくらい低レベルの作品だった。こんなにヒドイのは『メガ・シャークVSクロコザウルス( )』以来だ。――そう思っていたら、同じ監督さんだった。(笑)監督は、クリストファー・レイ。何と、『シャーク・アタック!(2011)』を監督したフレッド・オーレン・レイの息子さんだそうだ。これにはビックリ。親子でクズみたいな作品を撮っているなんて、笑ってしまった。フレッド・オーレン・レイは、“遅れて来た”グラインドハウス向け映画専門の監督さん。これで少しでも才能があれば、また違った評価が出来るのだろうが、如何せん、どの作品も下らなくて話しにならない。(笑)予算がないとか、そういうことではなく、端からしよーもない作品なのだ。然も、ヒット作の亜流がほとんど。少しでも面白い作品にしようとか、いい映画にしようとか、そんな気はサラサラないようだ。何にも考えていないんだろうなぁ。或る意味、下らなさ過ぎて笑えるところが、一番の特色だろう。ドライブイン・シアターでワイワイ騒ぎながら見るに相応しい内容だと言える。息子もまた、同じような作品をリリースして来るってことは、クズ映画を撮る才能は遺伝したってことか……。(笑)最近作は、『トリプルヘッド・ジョーズ(2015)』。もう、人生をなめてるとしか思えない。映画館が減って来ている現状を鑑みると、この親子が撮る作品は、ケーブルTVの番組の穴埋めに用いるか、ビデオスルーだろう。どう考えたって、ゴールデンに放送するとは思えない。深夜か明け方の隙間に滑り込ませるのが関の山だ。それはそれで需要がありそうだ。(私のような好事家もいるし……)もしかしたら、この親子は、確信的にクズ映画を撮っているのかも知れない。或る意味、スゴイことだ。あんな映画、狙って作れるもんじゃない。(笑)――或る島で行われていた実験で誕生した凶暴な翼竜が、逃げ出してしまう。軍は、秘密裏に事態を収拾しようと兵士を送り込むが、失敗に終わる。将軍は躍起になって、海兵隊の先鋭を派遣する。同じ頃、ボートの事故(?)で遭難した若者たちが、島に漂着する。彼らは、将軍が派遣した兵士と出会い、行動をともにすることになる。……というお話し。バカバカしい台詞の応酬、シロート丸出しの役者たち。誰が演技をつけたのか、マヌケなお芝居。演出なんてあろうはずもない。CGの翼竜は、脚だけ映るシーンがやたら出て来る。その方が安いのか?女性が3人も出て来るのに、騒ぐだけで、Hもしなければ、シャワーも浴びないし、水着もないし、脱がないし……。とんだ不心得者だな、この監督さんは。(笑)いいところが、全くない作品だった。私としては、最後まで見た自分をほめてあげたい。(笑)廃棄処分にしましょ!(観てはいけません)
2015.10.26
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0204 ラスト・クルセイダーズ【スタッフ】・監 督 パオロ・バルツマン・製 作 ロバート・ハルミ Sr.、ロバート・ハルミ Jr、 マイケル・プラパス・撮 影 トマス・バースティン・音 楽 ノーマンド・コーベイル・編 集 アーサー・ターノウスキー・原 作 レイモンド・コウリー・脚 本 スゼット・クーチャー【キャスト】・ミラ・ソルヴィノ「魅惑のアフロディーテ」(安達忍)・オマー・シャリフ「アラビアのロレンス」(穂積隆信)・スコット・フォーリー「スクリーム3」(内田夕夜)・ヴィクター・ガーバー「ミルク」「タイタニック」(一ノ瀬宏昭)・ケネス・ウェルシュ「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」(小島敏彦)【仕 様】・型 番 ALBTS0043・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE LAST TEMPLER・収 録 114分・音 声 1.オリジナル(Stereo) 2.日本語吹替(Stereo)・字 幕 1.日本語字幕、2.デカ字幕、3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9ビスタ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用・提 供 プライムウェーブ株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編【ジャケット】・オモテ面:謎を解け 世界を変えろ・ウラ面 :この面白さ まさに女インディ・ジョーンズ!! 「天使と悪魔」にもリンクする本格謎解きアクション・アドベンチャー登場!! バチカンの財宝に秘められた テンプル騎士団の伝説 その真相を追い 巨大な敵に闘いを挑む女考古学者テス 灼熱の砂漠から嵐の海底へ 果てしなく続く冒険の旅 そして明かされる 世界の運命を変える謎とは?冒頭のイークエンスをイメージしたイラストがジャケットのオモテ面に使われている。この後の展開を考えると、いい選択だ。画的にも映えるしね。(笑)……でも、車を跳ね飛ばしてテンプル騎士団を従えて突進する構図は、ちょっと間違っていると思うぞ。(苦笑)ウラ面は、主人公2人を背中合わせに配置して、ストーリー紹介の下には取り込み画像が5枚並んでいる。オーソドックスなレイアウトだ。画像の選択も、なかなかいい。盛り上がっているシーンからチョイスしている。デザインした方は、この作品が好きなようだ。愛情が感じられる。(笑)【感 想】「お手軽な冒険活劇」RHI製作のTVM。これまでの経験からすると、どうやら“短縮編集版”のようだ。単発なら収録時間は80~90分。なのに、本作品は 104分もある。おそらく前後編をまとめて1本にしたのだろう。場面もかなり飛躍している。前半はノンビリしているのに、後半はバタバタとしているのが、その証だ。(笑)――“バチカンの秘宝展”のオープニング・セレモニーを、テンプル騎士団の装束をした3人組の賊が襲う。展示品を根こそぎ奪い、人質を取って、夜の闇に消えて行った。その場に居合わせたテスは、騎馬警官の馬を奪って、これを追撃。1人だけ倒すことに成功する。しかし、それは、テンプル騎士団の秘密にまつわる冒険の始まりだった。……というお話し。暗号解読機だの船首像だの、魅力的なアイテムが登場する。けれど、あまり映像的に堪能させてくれない。暗号解読機なんて、どう動くのかキチンと見せて欲しいよなぁ。これは、TVMの宿命ってところか……。でも、かなり予算はつぎ込まれたようで、見映えのする映像も多かった。特に、冒頭の美術館襲撃シーンは面白かった。ハデだし。ドレス姿のミラ・ソルヴィーノが太股も露わに馬に跨がるシーンは、スタンドインとはいえ、なかなか素晴らしかった。(笑)FBIの頼りない男も絡んで、中盤くらいまではコメディ色が強い。危うくラブコメに踏み外すところだ。ところが、終盤になると、途端にグズついて来る。これも、主人公の心の変容のせいだ。この心の変容は、日本人には理解しにくい。(私だけ?)実は、ストーリーとしては、この変容がクライマックスになっている。でも、何だか空々しい。(失礼!)ここはやっぱりアメリカンに、無意味で盛大な爆発シーンで終わらせて欲しかった。(笑)主人公のテス(女性考古学者)を演じるのは、オスカー女優のミラ・ソルヴィーノ。実のところ、今回は彼女に惹かれて観た。(笑)彼女の出演作をあまり観ていないので、ギレルモ・デル・トロ監督の『ミミック(1997)』やアントワン・フークァ監督の『リプレイスメント・キラー(1997)』以来だと言える。どうも彼女とは作品の嗜好が合わないらしい。(笑)本作品は、なかなかの弾けぶりだった。嬉々として演じていた。でも、少し歳をとり過ぎたかなぁ。20年前にこんな作品に出てくれていたら、大ファンになったのに、ちょっとザンネン……。チョイ役でオマー・シャリフが顔を出している。『アラビアのロレンス(1962)』や『ジャガーノート(1974)』など、70~80年代に映画にうつつを抜かしていた身には懐かしい名前だ。これは、ちょっと得した気分だった。相変わらず濃い顔だなぁ。(笑)また、ヴィクター・ガーバーが、冒頭の美術館のシーンに顔を出し、次第に物語に絡んで来る。『タイタニック(1997)』でお馴染みになった顔だが、どうしてこんな役で出ているのか不思議だ。何か縁故があるんだろうなぁ。お手軽な冒険活劇は、徹底してお気楽に撮って欲しいものだ。フルサイズで観たいとも思ったが、きっと終盤はグズグズだからカットされたんだろうな。短縮編集版で正解なのかも……。(笑)少しだけオススメにしておきましょう!
2015.10.25
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0203 エンジェル・アポカリプス【スタッフ】・監 督 イワン・ミトフ・製 作 ジェフ・ビーチ、フィリップ・ロス・脚 本 ネイサン・アトキンス、ポール・ジョシュア・ルービンス・撮 影 マーティン・チチョフ・音 楽 ダニエル・リチャーズ【キャスト】・サラ・ブラウン(瑚海みどり)・ミッシェル・リー(片岡身江)・エイドリアン・ポール「シューター/狙撃手」(小野塚貴志)・ウィリアム・ホープ「シャーロック・ホームズ」(穂積隆信)・ウラジミール・コーレフ(手塚秀彰)・ベリザー・ビネフ・ジョン・ラスコウスキー・シェリー・バロッド【仕 様】・型 番 LBX-120・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 COLD FUSION・収 録 本編 82分・音 声 1.オリジナル(Stereo) 2.日本語吹替(Stereo)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9ビスタ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用・発 売 元 ジャスティ・販 売 元 ファインディスクコーポレーション【ジャケット】・オモテ面:世界を救え 美しき戦士《エンジェル》たち・ウラ面 :レディアクション&SF&パニック!! エンタメ3大アイテムで完全武装!! 墜落したUFOから生み出された 恐怖の最終抹殺兵器 それが起動した時 人類文明は終焉を迎える 巨大な陰謀に戦いを挑む 2人の美女エージェント 世界の運命を賭けた “天使の黙示録”が幕を開ける!!いいデザインだ。(笑)実際に映像はどうなのかは兎も角、主人公2人の太ももに目が離せない。(笑)何でもアリのB級映画らしく、賑やかなジャケットに仕上がっている。ウラ面に使われている画像も、なかなかだ。【感 想】「DVDの出来映え」DVDの仕様も、作品のうちだと思っている。「映画とカンケーないじゃん!」とか言われそうだが、購入者の満足度に関わることだから、あたら無視は出来ない。画質や音響、スクリーン・サイズと、言い出したらキリがない。場合によっては、日本語吹き替えの有無から字幕翻訳のスキルも重要な要素だ。これまでも度々触れて来たように、私が重要視するのは、ディスクの使い勝手だ。本作品は、本編はなかなか面白かったが、使い勝手の面では落第点だ。何がダメって、新作紹介も予告編も収録されていないこと。ひとつくらい、映像特典が欲しいものだ。それに、メニューの大雑把さ。“英語再生”と“日本語再生”しかボタンがなくて、その下に6つのチャプターが並んでいるだけ。まぁ、大雑把なメニューは他にもあるから、善しとしよう。でも、“日本語再生”を選ぶと吹き替えで再生されるが、字幕は消えないのは、どういうこと? リモコンで字幕を選択しようとしても拒否される。これは、プレイヤーを代えても同じだった。たまに、こういう不具合いはあるが、ちょっとねぇ……。そんなわけで、本ディスクは、落第点である。(笑)さて、本作品は、SF映画っぽい設定+スパイ映画っぽい筋書き+レディ・アクション映画っぽいキャスティング。(笑) あくまでも“ぽい”ね。ジャケットのキャッチコピーのまんまってワケにはいかないが、いいセン行ってた。(笑)これは、稀有なことで、大抵は嘘八百が並べ立てられているが、本作品は実に正直だ。――80年代に撃墜したUFOを研究する施設は、ソ連の崩壊以降、ロシア・中国・米国によって極秘に運営されていた。しかし、UFOを直せないことに業を煮やした一部の幹部が、燃料から新型爆弾を作ることに方向転換。出来上がった爆弾を、アメリカで爆発させる。得体の知れない爆発で町を一つ失ったアメリカは、NSAが動き出す。エージェントのリオは、ウクライナに飛び、ロシアの中国人の女性エージェント、エカテリーナと合流、事件の真相と黒幕を暴き出そうとする。……というお話し。格闘シーンは、丁寧に撮っているし、女優さんの動きも良かった。これならOKだ、と期待したが、途中から失速。予算を使い切って、脚本を端折ったのだろうか? 何だか、そんな出来映えだった。だいたいUFOを撃墜する場面を冒頭に持って来ながら、その後は全く活用されないし、宇宙人も出て来ない(シベリアの研究所に送られた、と台詞で説明はある)し、UFOを登場させる意味がなかった。結局、あのUFOは、どうなったんだ?こんなことなら、UFOなんかに費用をかけず、“マッドサイエンティストの暴走”ってセンでまとめた方が、もっとちゃんと撮れたんじゃないか?面白かったけど、ディスクと同じように落第点だなぁ。(笑)オススメ致しません!
2015.10.24
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0202 ヘンゼル&グレーテル/呪いの森の魔女【スタッフ】・製 作 マーク・モーガン 「トワイライト」「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズ・監 督 デュアン・ジャーニー・脚 本 デヴィッド・ティルマン・撮 影 ジョン・スミス「コールドケース」「リベンジ」・編 集 ショーン・イエーツ・音 楽 コリー・A.ジャクソン「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」シリーズ・美 術 ビリー・ジェット【キャスト】・モリー・クィン「Disney’s クリスマス・キャロル」・マイケル・ウェルチ「トワイライト/初恋」・ケイリー・エルウィス「ソウ」・アンドリュー・ジェームズ・アレン「スマイリー」・レイナルド・ガイエゴス・ララ・フリン・ボイル「ツイン・ピークス」【仕 様】・型 番 AAC-2048R・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 HANSEL & GRETEL GET BAKED・収 録 本編 87分・音 声 1.英語[ドルビーデジタル 5.1ch]※日本語吹替なし・字 幕 1.日本語字幕、2.日本語デカ字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本国内向、 DVD、レンタル専用・発 売 アクセスエー・販 売 元 アクセスエー・販売協力 アメイジング D.C.・R-15・映像特典 オリジナルトレーラー【ジャケット】・オモテ面:『トワイライト』のプロデューサーが仕掛ける、 ダーク・グリムの世界・ウラ面 :本当は怖い、 グリム童話 『トワイライト』『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』の 敏腕プロデューサー、マーク・モーガン製作作品 この森、脱出不能このジャケットで、最も美観を損ねているのは、水色の“日本語吹替なし”のベルト。印刷されているので、剥がしようがない。何だって、こんなことをしたのだろう。オモテ面から背ラベル、ウラ面へと繋がっている。ホント、美しくない。(溜息)現代のカリフォルニアが舞台なのに、オモテ面のイラストは、魔女が造り出した森の中をヘンゼルとグレーテルが逃げているデザイン。グレーテルの顔がヘンだなぁ。ヘンゼルなんか背中を向けていて顔すら見えない。センスのないイラストだ。ウラ面も、ややバランスの悪いデザインだと思う。中心がないのだ。中央で背中を向けているのが“魔女”だと思うが、これがイマイチ役立っていない。ヘタクソなキャッチコピーをやめて、キチンとした画像を配置して欲しかった。【感 想】「モリー・クィン!」誰が何と言おうと、本作品の見どころは、モリー・C.クィンである。(笑)TVドラマ『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』で、主人公リック・キャッスルの娘アレクシス役で出演している。しっかり者の娘という設定。なかなかキュートなのだ。まぁ、彼女が見たくて、あのドラマを観て来たようなものだな。(笑)美形ではないし、おとなしめの顔立ちだが、あの瞳の色とキレイな肌に、イチコロである。いい歳をしてバカだなぁと思うが、真面目にファンである。だから、本作品は、けなさない。(笑)ゴア・シーンも、あるにはあるが、少なめ。――いいんです、それで。彼女が出ているんですから、キタナイ映像は少ない方がよろしい。彼女に相応しくありません。タイトルは『ヘンゼルとグレーテル』なのにヘンゼルは全くと言っていいほど活躍しない。――いいんです、それで。ヘンゼルなんか活躍しなくて正解です。その分、彼女の出番が増えますから。いいシナリオです。ララ・フリン・ボイルが“汚れ”役。文字通り汚れたような格好で出て来る。――いいんです、それで。その分、彼女の肌がキレイに見えますから。大歓迎です。舞台が現代のアメリカで、魔女はマリファナを栽培する“売人”と化している。――いいんです、それで。オシャレな彼女に、中世の小汚い衣装なんか着せられません。コスプレならいいですが、ベストやバイ菌がいっぱいの時代が舞台なんて、お断りです。魔女にカレシを殺され、ヤクの売人と元締めも殺される。――いいんです、それで。彼女以外の登場人物は、みんな魔女に殺されてもOKです。ましてや、役の上とはいえ“カレシ”なんて殺されて当然です。ドンドン殺しましょう。彼女と一緒に魔女の家に乗り込んだ売人のカノジョがあっさり殺される。――いいんです、それで。彼女が迷路に残した“しるし”を食べちゃったんですから、当然の報いです。天罰です。異常を察して、魔女の家にやって来たパトロール警官も、あっさりと殺されてしまう。――いいんです、それで。魔女を退治するのは、ヒロインたる彼女の役目ですから。誰も邪魔してはいけません。たとえ、警官を演じるのがヤンシー・バトラーでも、そこは譲れません。魔女をやっつけるときのグレーテルの手際が良すぎる。――いいんです、それで。彼女は頭が良くて反射神経もいいんです。第一、彼女がヒロインですから、文句を言ってはいけません。続きをにおわせるありきたりなエンディングは、陳腐だ。――いいんです、それで。続編、大歓迎です。もう一度、彼女が見られるのなら、いくらでも作って下さい。シリーズ化して貰っても結構。誰も観なくても、私が観ます。監督さんの名前も知らないし、脚本家の名前も知らない。――いいんです、それで。彼女の名前、モリー・C.クィンだけクレジットされていればいいんです。それ以外は必要ありません。それに、彼女が associate producer です。ですから、本作品は彼女のプロモーションビデオと言っても過言ではありません。劇中のすべてが、彼女をひきたてるために存在します。そういう作品なんです。ですから、オススメ致しません!私だけのモノです。(笑)それに、かなり物足りない作品ですから……。――はっ、しまった。本音が出ちまったゼ。(汗)
2015.10.23
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0201 ヘンゼル&グレーテル【スタッフ】・監督・脚本 トミー・ウィルコラ・製 作 ウィル・フェレル・製作総指揮 デニス・L.スチュワート【キャスト】・ヘンゼル………ジェレミー・レナー(桐本琢也)・グレーテル……ジェマ・アータートン(甲斐田裕子)【仕 様】・型 番 PDG124376・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・原 題 HANSEL & GRETEL WITCH HUNTERS・収 録 本編 88分・音 声 1.オリジナル(英語) 5.1ch サラウンド 2.日本語吹替 5.1ch サラウンド・字 幕 1.英語字幕、2.日本語字幕、3.吹替用日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・字幕翻訳 北村広子・吹替翻訳 寺尾知寿子・吹替演出 乃坂守蔵・発 売 元 パラマウント ジャパン・R-15【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“「ヘンゼル&グレーテル」は ジェマとジェレミーのアクションが満載!” --Daily Star Sunday紙如何にもメジャー作品らしいジャケットのデザインだ。ウラ面もサッパリしている。敵役には、ファムケ・ヤンセンも出演しているのに、一枚の画像も出て来ない。これがB級ホラー映画だったら、名前の売れているスターを埋もれさせてはおかないだろう。大々的に名前と画像を出してウリ出すはずだ。さすが、メジャー作品。余裕がある。でも、勿体ないなぁ。(笑)個人的には、オモテ面は、もっとスタイリッシュなデザインにして欲しかった。【感 想】「グリム童話のパロディ」グリム童話集の一編“ヘンゼルとグレーテル”をモチーフにしたアクション・ホラー・コメディ。古典の新たな解釈とCG満載のアクロバティックなアクションは、昨今流行りのスタイルとはいえ、ちょっと食傷気味。いまとなっては古臭い感じすらする。まぁ、この辺りが、如何にもMTV作品らしい。(笑)――幼いヘンゼルとグレーテルは、或る夜、実の父親に森の中に置き去りにされる。ワケの分からない2人は森をさまよい歩き、お菓子で作られた小屋に辿り着く。安心したのも束の間、そこは魔女の棲み家だった。2人は捕らえられてしまう。ヘンゼルは檻に入れられ、お菓子ばかり食べ続けさせられる。太らせて美味しく食べるためだ。一方、グレーテルは、家事手伝いにこき使われる。しかし、2人は魔女のスキをついて、これを退治。焼き殺してしまう。これが始まりだった。2人は、次々に魔女を退治し、名を上げて行く。数年後、或る村にやって来たヘンゼルとグレーテルは、自らの出生の秘密を握る魔女と対峙することになる。……というお話し。“新たな解釈”と言うよりも、グリム童話を茶化したような感じだ。お菓子ばかり食べさせられたヘンゼルが糖尿病になってしまった、なんてグリム兄弟が聞いたら怒るぞ。(笑)テンポのいい、コミカルな演出が冴えて最後まで同じテンションで走り切ったのは見事。でも、どこか“楽屋落ち”のような印象が拭い切れない。観客を楽しませようという意識が低かったようだ。何が楽しいのか子供同士でクスクス笑っていることがあるが、そんな感じ。(溜息) そう思っていたら、製作にウィル・フェレルの名前が……。納得してしまった。(笑)そのせいか、様々なギミックが登場し、個人的には好みの作品のはずなのに、鑑賞後の印象が良くない。設定マニアのオタクくんにはウケるかも知れないが、一般的にはどうかなぁ、と思う。そう、本作品は、脚本以上に設定がよく錬られている。それは、ヘンゼルとグレーテルが使うアイテムに集中している。変形するボウガンや携帯型のガトリングガン、ヘンゼルが携行している注射器もそうだ。この集中力が、物語世界の社会や文化にまで及んでいたら、さぞかし面白い作品になっていただろう。ちょっと残念な気がする。ヘンゼル役は、『ハートロッカー』や『ボーン:レガシー』のジェレミー・レナー。いつも困ったような顔をしている。(笑) 母性本能をくすぐる雰囲気をまとっていて女性人気が高そうだ。グレーテル役は、ジェマ・アータートン。『タイタンの戦い』や『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』が思い出される。個人的には好きなタイプではないが、本作品ではキュートな魅力を見せている。魔女のリーダー役には、ファムケ・ヤンセン。『X-メン』シリーズでは、ジーン・グレイ役で有名だが、私としては『パラサイト』を推したい。監督は、トミー・ウィルコラ。 コメディ映画で長編デビューをしているので、その方面が得意らしい。監督第2作『処刑山/デッド・スノウ』もコメディ・ホラー。こちらのレビューもUPしなければ……。(笑)オタクくんにはオススメ!
2015.10.22
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0200 エンダーのゲーム【スタッフ(参考)】・監督・脚本 ギャヴィン・フッド・原 作 オースン・スコット・カード・製 作 ロベルト・オーチー、アレックス・カーツマン、 ジジ・プリッツカー、リンダ・マクドナフ、 ロバート・チャートフ、リン・ヘンディー、 オースン・スコット・カード、エド・ウルブリッシュ・製作総指揮 デイヴィッド・コートスワース、デボラ・デル・プレト、 ビル・リシャック、テッド・ラヴィネット、 ヴェンカテッシュ・ロダム、マンディー・サファヴィ、 アイヴィー・チョン・撮 影 ドナルド・マルカパイン・編 集 ザック・ステンバーグ、リー・スミス・音 楽 スティーブ・ジャブロンスキー【キャスト】・ハイラム・グラッフ大佐………ハリソン・フォード(磯部 勉)・エンダー・ウィッギン…………エイサ・バターフィールド(逢坂良太)・ペトラ・アーカニアン…………ヘイリー・スタインフェルド(佐藤聡美)・アンダースン少佐………………ヴィオラ・デイヴィス(斉藤貴美子)・ヴァレンタイン・ウィッギン…アビゲイル・プレスリン(白石涼子)・メイザー・ラッカム……………ベン・キングズレー(麦人)【仕 様】・型 番 VWDP1527・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・原 題 ENDER’S GAME・収 録 114分(本編)・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch 英語 2.ドルビーデジタル 5.1ch 日本語・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本国内向、 DVD、レンタル専用・字幕翻訳 森本務・発 売 元 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン・映像特典 1.音声解説 2.未公開シーン 3.オリジナル劇場予告編【ジャケット】・オモテ面:全米No.1大ヒットのSFアクション・ウラ面 :人類滅亡の危機、宇宙戦争を終結せよ! 全ては、その戦士に託されたこのジャケットで気になるのは、時計まわりで確認して行くと、1時の位置にいるのが、ベン・ギングズレー、3時の位置が、アビゲイル・プレスリン、5時の位置が、ヘイリー・スタンフェルドだろう。今度は、反時計まわりで、11時の位置が、ハリソン・フォード、9時の位置が、ヴィオラ・デイヴィス、7時の位置が、エイサ・バターフィールド。……では、6時の中央にいるのは、誰?(笑)【感 想】「アムロ・レイになれなかったエンダー」『機動戦士ガンダム』の主人公の少年兵アムロ・レイに、本作品の主人公エンダーとの共通項を見て取ることが出来る。少年が巨大なロボットを操縦するのは、この手のアニメでは定番だが、『ガンダム』は、主人公のリアルな成長を描いて異質だった。既に30年以上も昔のことだ。――地球が異星人フォーミックの襲撃を受けて半世紀。地球は、再度の侵攻に怯えながら、敵を殲滅するための準備を進めていた。少年少女をスカウトして、有能な司令官に仕立てて行くプログラム“バトルスクール”も、その一つだった。エンダーは、戦略の才に優れ、畏れずにそれを実行する怜悧さも持ち合わせていた。同時に人としての感情的な豊さに欠けており、それが故に、普通の社会に適応出来なかった。しかし、バトルスクールの教官であるグラッフ大佐の目にとまり、彼はバトルスクールに入ることになる。……というお話し。クライマックスに大きな仕掛けが施されているが、これには異論がある。気に入らない。エンディングから先の物語を描かなければ、ただの生意気なガキの自己発見の物語だ。(笑)エンダー役は、エイサ・バターフィールド。『ヒューゴの不思議な発明』の少年だが、随分と大きくなった。でも、子役が大人になると、ちょっとひいてしまう。(笑)「あら、ずいぶんと大きくなったわねぇ」と親戚のオバチャンのように微笑むことなんて出来ない。彼が心のバランスをとる相手として姉のバレンタインが登場している。この役を、アビゲイル・プレスリンが演じている。こちらも、ずいぶん大人びていた。ただ、他の女性キャラと描き分けが出来ていない上、彼女にも“輝き”が感じられなかったのは、ザンネン。出番も少なかったしね。でも、総じて、レビューの書きにくい作品だった。面白いかどうかは別にして、映像は素晴らしいし、物語の世界観も出来上がっている。子供たちの演技にも、引き込まれるものがあった。けれど、大人が不在のこの作品は、70~80年代なら分かるが、いま映像化するのって危険ではないのか?親や社会の大人たちが、子供に対して無関心な現代は、それこそ大人不在の世界だ。『ザ・チャイルド』の世界そのもの。スマホを端末にネット社会が並行してある子供たちは、“家”という社会、“学校”という社会、ゲームが仲介する“放課後”という社会、――子供たちは、器用にシフトしながら生きている。本作品のように、ゲームの勝敗が現実世界の生死を決める感覚が養われてしまったら、『ザ・チャイルド』は預言書になってしまう。本作品は、さしづめバイブルだ。『機動戦士ガンダム』が優れているのは、そんな特異な子供を、大人が躾て行くところにある。ブライトさんであったり、リュウさんであったり、ランバ・ラルさんであったり、シャアであったり、アムロに関わる大人たちが、コンピューター・オタクで内向的でニュータイプとほめそやされる少年に社会の規律や道理を教えて行く。(個々のエゴによるものだが……)本作品には、躾る大人がいない。それが、どうも気持ち悪い。見終えた後、言い知れぬ不安感が残る。こういう作品は、撮ってはいけないと思う。オススメ致しません!
2015.10.21
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0199 将軍の娘/エリザベス・キャンベル【スタッフ(参考)】・監 督 サイモン・ウエスト・製 作 メイス・ニューフェルド・脚 本 ウィリアム・ゴールドマン、クリストファー・バートリーニ・原 作 ネルソン・デミル・撮 影 ピーター・メンジーズ Jr.・音 楽 カーター・バーウェル【キャスト(参考)】・ジョン・トラボルタ・マデリーン・ストウ・ジェームズ・クロムウェル・ティモシー・ハットン・レスリー・ステファンソン・ジェームズ・ウッズ・クラレンス・ウィリアムズ三世【仕 様】・型 番 PDH-12・製作年度 1999年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE GENERAL’S DAUGHTER GO BEHIND LIES・収 録 本編 116分・音 声 1.オリジナル(5.1ch サラウンド) 2.日本語吹替(5.1ch サラウンド) 3.音声解説(ドルビーサラウンド)・字 幕 1.英語字幕、2.日本語字幕、3.音声解説(日本語)字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ワイドスクリーン(スコープ)・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 井場洋子・吹替演出 福永莞爾・発 売 元 パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン株式会社・映像特典 1.オリジナル劇場予告編2種 2.4つの未公開場面と別エンディング 3.ウエスト監督による音声解説 4.撮影風景のドキュメント【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“ジョン・トラボルタが、 今回もまた熱のこもった 演技を披露している” ――NBC TV 「ジーン・ウルフのハリウッド」よりホント、メジャー作品は、このデザインが好きらしい。(笑) スターの顔がジャケットに描かれている。でも、星条旗や軍用ヘリ、軍用車両から降りて横たわる人を見下ろす2人の人物がシルエットで描かれている。タイトルとこれだけで、ストーリーが何となく伝わって来る。いい構成だ。ウラ面は、やっぱりサッパリしている。内容はともあれ、やっぱりスターの映画なんだなぁ。【感 想】「サイモン・ウエスト監督の良心」こういう映画は、あまり好きではない。センセーショナルな題材を扱いながら、テーマを掘り下げていることが少ないからだ。表層を撫でるにとどまることが多い。残念ながら、本作品もまた例外ではなかった。――だからと言って、本作品がつまらないわけではない。サイモン・ウエスト監督のフィルモグラフィの中では末席かも知れないけどね。サイモン・ウエスト監督と聞いて、まず思い出されるのが『トゥームレイダー』と『コン・エアー』といったアクション大作。製作費のかかった現場をまとめる器用さを持っているし、集客力もそこそこある。そんな監督サンが挑んだサスペンス映画は、軍内部の犯罪を暴くミステリーだった。このカテゴリーは、舞台設定が狭いせいか、主要登場人物が揃った時点で、犯人や黒幕の予想が出来てしまう。撮影にはさぞや気を使ったことだろう。けれど、そんな甲斐もなく、誰もが推理した枠内で物語は集結してしまう。原作を読んでいないので判らないが、おそらく小説はもっと緻密だったではなかろうか。しかし、映画化に当たって、映像的な迫力や醍醐味を盛り込むために大胆に物語をカットしたような印象を受ける。短絡的な展開は、そのためだ。ミステリーとしての完成度を求めるなら、この緻密な部分の積み重ねが必要だ。しかし、本作品のプロデューサーにその気はなかったようで、だからこそ、S.ウエスト監督に白羽の矢が立ったのだろう。もう少し堅い作品を目指したなら、大御所を指名したはずだ。ひと昔前ならシドニー・ルメットとかね。本作品はウエスト監督らしく、B級サスペンス映画としては、まずまずの出来映えだった。及第点をあげて良いだろう。落第点でないのは、ウエスト監督の良心が随所に覗いているからだ。凄惨な現場を下品にならず、キワモノ的な描写を嫌ってソフトに見せている。PG規定をクリアするためかも知れないが、彼のこれまでの作品群を振り返ると、意思的にドギつい描写を避けているように思える。物足りないと言う人もいるだろうが、それが彼の良心だ。私は、彼のそんなところが好きだ。積極的にススメたいとは思わないが、感情表現に重点をおいた作りは、ウエスト監督にとっては“ひとつ試み”だったような気がする。ちょっとだけオススメかな?
2015.10.20
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0198 ラスト・ボーイスカウト【スタッフ】・製 作 ジョエル・シルバー、マイケル・レビー・監 督 トニー・スコット・脚 本 シェーン・ブラック【キャスト】・ジョー………ブルース・ウィリス(樋浦 勉)・ジミー………デイモン・ウェイアンズ(山寺宏一)・サラ…………チェルシー・フィールズ(高島雅羅)【仕 様】・型 番 DL-16619・製作年度 1991年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE LAST BOY SCOUT・収 録 本編 105分・音 声 1.オリジナル(5.1ch サラウンド) 2.日本語(ドルビーサラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD、セル専用・字幕翻訳 菊地浩司・吹替翻訳 庄司 遼・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・映像特典 関連5作品オリジナル劇場予告編【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :俺を裏切らないのは、正義だけ。炎をバックに、主人公2人が、見得を切っている。(笑) メジャー作品らしいデザインだ。ウラ面も、左側にブルース・ウィリスの全身像を配している。この画像が、何となくアーノルド・シュワルツェネッガーに見える。(笑) ざっくりとしたデザインが、やっぱりメジャー作品らしい。ストーリーは全くと言っていいほど伝わって来ないが、まぁ、スターを見るための映画でもあるしね、これで善いのだろう。いまだったら、ハル・ベリーとダニエル・ハリスの画像も大きく入れたいところだ。【感 想】「アメフトはスタジアムで観るべし」アメフトは好きだ。タクティカルで、観ていて飽きない。これほど監督の裁量が勝敗を左右するゲームは他にないだろう。だから、選手の技能とフォーメションを覚えると面白くてたまらない。いっぱしの監督気分だ。そのうち、TV中継では物足りなくなって、ナマで試合を観たくなる。残念ながら、日本でNFLを観るチャンスは滅多にない。だから、昔は、よく社会人チームの試合を観に行っていた。何故、TVでは物足りなくなるのか? それは、スナップと同時に選手がフィールドいっぱいに散らばるからである。それはもう、全速力で散らばる。(当たり前か) その様子は、TVには映し出されない。カメラはボールの動きを追うし、花形はQBだ。まぁ、タッチダウンの瞬間を撮りたいから、WRくらいは追いかけるか。でも、まず、ディフェンス側の動きなんか映してくれない。しかし、実のところ、試合の流れは、映していないところで決しているケースが多い。WRの動きを阻んだことでパス不成功、攻守が転じることはザラだ。その瞬間を見逃してはアメフト観戦の楽しさは半減してしまう。私は、そう思っている。本作品は、アメフトの裏の世界を舞台にしたバディ・ムービー。ヨレヨレの探偵とクビになった元アメフト選手がタッグを組む。この頃、バディ・ムービーが量産されていて埋もれてしまった感じはするが、いま観ると、なかなか面白い。如何にも“ジョエル・シルバー”印の作品なのに、トニー・スコット監督に勢いがあって、彼らしい映像も随所にみられる珍品である。――妻とうまく行かない探偵(元SS)のジョーは、親友から仕事を紹介される。ポールダンサーの警護だ。報酬が破格に高い。しかし、その親友が目の前で車ごと爆破されてしまう。探偵は、ダンサーを訪ねて仕事を請ける。しかし、彼女には元アメフト選手の恋人ジミーがついていて、怪し気な探偵など近寄らせてもくれない。「俺がオマエを守るから探偵なんか必要ない」けれど、彼女は悪人どもに射殺されてしまう。彼女が命を賭けてまで守ろうとした情報とは何なのか?ジョーとジミーは、タッグを組んで巨悪に挑むことになる。……というお話し。80~90年代の映画らしい展開だ。(笑)ジョーはSS時代に大統領の命を救った伝説の男。ところが、“変態”上院議員を殴って、いまや落ちぶれてしがない探偵業だ。その仕事すら上手く行ってるようには見えない。一方、ジミーにしてもアメフトの世界では名選手とうたわれながら、ドラッグに手を出して追放され、鬱々とたのしまない日々を送っている。いずれもスネにキズを持つ男たちが、どのように復権するかが本作品最大の見所になっている。キズをなめあうでもなく、諭すでもなく、死んだポールダンサーのために戦おうとする姿は、ちょっとハードボイルドっぽい。ただ、T.スコット監督は、そんなテイストを嫌ったのか、ストレートなアクション映画に仕上げている。そのため、どっちつかずになった印象は否めない。撮ろうと思えば、如何様にも撮れたはずだ。或いは、J.シルバーとシェーン・ブラックの意向が働いているかも知れない。T.スコット監督にしてもキャリアを積み上げ始めたばかり。大物プロデューサ相手に我を通せるほど強くはない。自身のスタイルを確立させるのは、まだまだ先の話しだ。ジョー役をブルース・ウィリスが演じる。今も昔も彼は変わらない。(笑) ジミー役は、デイモン・ウェイアンズ。『最終絶叫計画』のキーネン・アイボリー・ウェイアンズ監督とは兄弟で、フィルモグラフィを見ると80~90年代まではよく映画に出ていたようだ。ポールダンサー役には、ハル・ベリー。デビュー間もない頃の出演なので、まだ幼い若さを残している。ジョーの娘役にダニエル・ハリス。『ハロウィン』シリーズでマニアには有名な子役だった。本作品でも、主人公2人の危機を救う役割を担ったりして、よい印象を残している。(子供の前でひとを撃ち殺すアメリカってコワイ国だと思った)何も考えずに観ることが出来るアクション映画なので、HDに入れておくと超便利。新作よりこの頃の作品の方がウンチクを語れるのでお得感がある。(笑) ――てなわけで、オススメにしておきましょう!(ジョン・エルウェイのサインは、私の宝物)
2015.10.19
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0197 アトム【スタッフ】・監 督 デビッド・パワーズ・脚 本 ティモシー・ハイド・ハリス、デビッド・パワーズ・製 作 マリアン・ガーガー・製作総指揮 セシル・クレイマー、ケン・ツムラ、 ポール・ワン、フランシス・カオ・音 楽 ジョン・オットマン・イマジ・スタジオ制作作品【キャスト】・アトム/トビー………フレディ・ハイモア(上戸彩)・コーラ…………………クリステン・ベル(林原めぐみ)・ゾグ……………………サミュエル・L.ジャクソン(加瀬康之)・ハムエッグ……………ネイサン・レイン(内海賢二)・オリン…………………ユージン・レヴィ(山寺宏一)・お茶の水博士…………ビル・ナイ(西村知道)・ストーン大統領………ドナルド・サザーランド(土師孝也)・ナレーション…………シャーリーズ・セロン(愛河里花子)・And テンマ博士………ニコラス・ケイジ(役所広司)【仕 様】・型 番 KEBF-90200・製作年度 2009年・製 作 国 アメリカ・香港・原 題 ATOM・収 録 本編 94分・音 声 1.英 語 オリジナル 5.1ch ドルビーデジタル 2.日本語 吹 替 5.1ch ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本国内向、 DVD、セル専用・日本公開日 2009年10月10日・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 高井清子・吹替監修 三間雅文・発 売 角川書店・販 売 元 角川書店・価 格 \1,800(税別)【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :アトム、再臨せよ。 すべてはから始まった――いま甦る、 ロボット・アニメーションの原点にして聖典オモテ面は、ケーブルにつながってブラ下がっている始動前のアトムの画像。うーん、何だか、“死”のにおいがするな。(笑)ウラ面は、SFっぽいデザインになっている。端正でいいが、おとなしい。静かだ。もっと、生命力あふれる、動きのあるデザインにして欲しかった。ダメなデザインだな。(笑)【感 想】「どこがアトムかさっぱり分からない」『ロボッツ』の続編かと思ってしまった。(笑)正直、これは“アトム”ではありませんね。こんな作品を撮るために、製作サイドが“アトム”のデザインに細かな変更を加えたのは、愚の骨頂にしか思えない。『アトム』というタイトルではなく、“アトム”みたいなキャラクタが出て来ないのであれば、多少は受け入れられたかも知れない。『A.I.』のアニメ版と思えば思える作りだし、興収だけを考えれば、その方が良かったのではないかと思う。“手塚治虫”という漫画家は、日本の漫画を語る上では欠かすことの出来ない存在だし、日本にアニメ文化を興した立役者でもある。その功績を忘れることは誰にも出来ない。数多くの名作を残している天才だ。しかし、カタチだけ模して、泥臭いまでの精神性を写さない手塚作品の映像化は愚かなことだと思う。それに、あのキャラクタが、今の観客に受け入れられるとは到底思えない。何故なら、時代の推移によってデザインも盛衰の波に洗われるからだ。怒られるのを承知で言わせて貰えば、手塚治虫のキャラクタデザインは、いまとなっては古めかしい。(これはディズニーアニメも同様。だからこそ、ピクサーが必要だったのだろう) 手塚治虫の生み出した定番キャラクタだけで勝負をすることは、もはや無謀だと言える。ならば、実写映画化の方が成功の可能性はある。学生時代に『火の鳥2772 -愛のコスモゾーン- 』を観た時から、ずっとそう思っていた。私にとっては、市川崑監督の『火の鳥』が、手塚作品の映画化では最も成功した事例だからだ。或いは、大友克洋とりんたろうが作り上げた『メトロポリス』が、もう一つの回答かも知れない。いずれにせよ、巨匠の呪縛から解き放たれる必要がある、と言うことである。どういう経緯で、本作品の企画が持ち上がったのかは知らないが、中心となったのは、オタクくん達であったろうことは想像に難くない。アトムの出生にこだわったストーリー展開からも、それはうかがえる。マーケティングの結果をストレートにキャラクタデザインに反映させたのも、オタクならではの拘りだ。しかし、仕上がった作品は、オタクくん達であるが故の失敗作だった。もしかしたら、“アトム”を知らないプロデューサと監督の方が、よほど『鉄腕アトム』に近い作品が生み出したかも知れない。客観性とは、往々にしてそういうものだからだ。いつか、まともな『ブラックジャック』や『火の鳥』や『どろろ』を観たいものである。オススメ致しません!※敬称略でスミマセン。
2015.10.18
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0196 ドリーム・ホーム【スタッフ】・原案・プロデュース・監督 パン・ホーチョン・脚 本 パン・ホーチョン、デレク・ツァン、ジミー・ワン・エグゼクティブプロデューサー アンドリュー・オーイ・プロデューサー コンロイ・チャン、スーピ・リャン・ラインプロデューサー ジミー・ワン・撮影監督 ユー・リクウアイ・編 集 ヴェンダース・リ・音 楽 ガブリエル・ロベルト・音響効果 トゥー・ドゥチー・美 術 マン・リンチュン・アクション監督 チン・ガーロウ・特殊メイク アンドリュー・リン、ウィッタヤー・ディーラタクン・制 作 Making Film【キャスト】・ジョシー・ホー・イーソン・チャン・デレク・ツアン・ローレンス・チョウ・ジュノ・マック【仕 様】・型 番 DALI-9346・製作年度 2012年・製 作 国 香港・原 題 DREAM HOME・収 録 本編 96分+特典23分・音 声 1.オリジナル「広東語」・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB 本編:ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本国内向、R-18、 DVD、セル専用・日本語字幕 吉川美奈子・劇場公開作品・配給・宣伝 ユナイテッドエンタテインメント・ビデオグラム版スーパーバイザー 青鹿敏明、鈴木雄太、西山浩司・税込価格 \3,990(税抜 \3,800)・発 売 元 「ドリーム・ホーム」フィルムパートナーズ・販 売 元 オールイン エンタテインメント・映像特典 【スペシャル対談】パン・ホーチョン監督×園子温監督【ジャケット】・オモテ面:香港映画界の鬼才 パン・ホーチョン監督、日本初上陸! 嗚呼、阿鼻叫喚! 世界を震撼させた衝撃のヴァイオレンス・スリラー、 遂に日本解禁!! 彼女が本当に欲しかったもの、それは――・ウラ面 :今や伝説となった『八仙飯店之人肉饅頭』から18年――。 香港映画界が再び事実を基に世界を震撼させる、 衝撃のヴァイオレンス・スリラーが で、遂に登場!! 全編の約2/3を占める、 衝撃のヴァイオレンス・シーン! 超高級マンションで見つかった12人の惨殺死体! 異常者の猟奇的犯行か? 綿密に練られた完全犯罪か? 真の残酷物語の登場だ!!! 残酷なら韓国より香港が本家だ!! ――園子温(『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』監督)扇情的なジャケット。オモテ面もウラ面も、力がこもっている。なかなかだ。これを手にしてレジに行くのは、勇気がいるな。(笑)ただ、煽り文句が、イマイチ。ライターにボキャブラリが足りなかったようだ。“衝撃のヴァイオレンス”って言葉が3回も出て来る。感嘆符も13回。(苦笑)気負いが伝わって来るけど、もう少し勉強しましょうよ。(笑)【感 想】「惜しいっ!」あー、何かザンネンな作品だった。(笑)返還後の香港が舞台。主人公の女性銀行員は、病床に伏せる父親と弟を抱えて貧しい地域の集合住宅に住んでいる。友人たちとの付き合いもそこそこにお金を貯めている。彼氏はいないが、妻子のある男とグダグダの不倫関係を続けている。彼女には海辺のマンションに住むという夢があった。しかし、オーシャン・ビューの物件は高価な上に、家主も売りしぶっている。手が届きそうで届かない。そんな時、父親が末期の病だと分かる。ところが、加入時の虚偽申告で保険がおりない。使えもしない保険に多額の保険料を支払って来たことに、主人公は苛立つ……。冒頭、香港の不動産事情などがテロップで流れる。タイトルバックは、幾何学模様のようなマンションの外観が繰り返し映し出される。アングルや構図に才気が見え隠れしているが、あまりに長い。(汗) 押井守監督かと思った。(笑)肺の病気なのに煙草をやめない父親にキレる主人公。誰のために高い保険料を払って来たと思っているのか、どうやって手術費を捻出しようか悩んでいるのに、本人は咳き込みながら平気で煙草を口にする。その夜、発作を起こした父親に、彼女は酸素吸入器を与えなかった。見殺しにしたのだ。そして、すべてが狂い始める……。物語を整理すると、主人公の心情が見えてくる。しかし、映像からはそれが伝わらない。希求する力が絶望感にねじ伏せられる悔しさのようなものが、一切感じられなかった。だから、後半の展開は、かなり唐突だった。監督さんにひとを描く力がなかったか、主人公を演じた女優さんに演技力がなかったか、そのどちらかだろう。或いは、両方かも知れない。父親の保険金が入るや否や、彼女は嬉々としてマンション購入の話しを進める。頭金を払い、いよいよ契約の運びとなったが、土壇場で家主が約束を反故にする。もっといい条件の買い手が現れたからだと言う。再び奈落の底に突き落とされた彼女は、強硬手段に訴えることになる。惨劇が始まった……。この後、過激な殺戮シーンが続く。昔ながらの特殊メイクとコンピュータ処理を両立させて、見応えのある出来映えだった。監督自身、予算が潤沢に使えたおかげとコメントしていたから、お金のなせるワザなのだろう。そのため、様々な殺しのテクニック(?)が披露されることになる。しかし、逆に一介の女子銀行員にしては、過ぎたスキルだ。やや鼻白む結果となってしまった。これもザンネンなことである。特典映像の中に園子温監督と本作品の中国人監督の対談が収録されている。失語症のような園監督とは対照的に中国人監督は悠然と喋りまくる。カメラに背を向けて内懐を隠す仕草の園監督と椅子にもたれて鷹揚な態度の中国人監督。日本人として悔しい気持ちがあったのは確かだが、中国人監督の弁舌は如何にも詭弁のように感じられた。何せ、冒頭“これは実話を基にしている”とテロップを流しながら、実話の部分は香港の不動産事情だけと平然と言ってのける。マンションを買うために住人を殺す事件があったわけではないのだ。「どこら辺が事実ですか?」と質問した園監督のあっけにとられた顔は忘れられない。ジェイソンよろしく12人も殺してみせたのは、お見事。描写にも力がこもっている。『インブレッド』よりはるかにぶっ壊れた作品だと言える。でも、主人公に感情移入出来なかったことは、作品として大きな欠陥があると言わざるを得ない。繰り返しになるが、ザンネンな作品だった。あまりオススメ出来ないかなぁ。(笑)
2015.10.17
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0195 映画 謎解きはディナーのあとで【スタッフ】・原 作 東川篤哉(「謎解きはディナーのあとで」小学館刊)・監 督 土方政人・脚 本 黒岩 勉・音 楽 菅野祐悟・主 題 歌 嵐「迷宮ラブソング」(ジェイ・ストーム)・製 作 フジテレビジョン、ジェイ・ストーム、小学館、 S・D・P、東宝、共同テレビジョン、FNS27社・制作プロダクション 共同テレビジョン・協 力 スタークルーズ【キャスト】・櫻井 翔・北川景子・椎名桔平・中村雅俊・桜庭みなみ・要 潤・黒谷友香・甲本雅裕・大倉孝二・伊東四朗(特別出演)・生瀬勝久・竹中直人・鹿賀丈史・宮澤りえ【仕 様】・型 番 PCBC-72277・製作年度 2013年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 121分+特典映像・音 声 1.オリジナル(日本語)ドルビーデジタル 2chステレオ 2.オリジナル(日本語)DTS 5.1chサラウンド・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・発 売 元 フジテレビジョン・販 売 元 ポニーキャニオン・映像特典 セル特典映像ダイジェスト【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :容疑者は乗客乗員3000人。犯人はこの中に必ずいる――。漫画のようなコマ割りで、登場人物(キャスト)の紹介をしたジャケット。面白い。中学生くらいなら、大ウケしそうだ。本作品の方向性は、端から、こういうことなのね。日本で役者さんが育たないのは、この手の作品がハバをきかせているからだろうなぁ。世界に通用するゴルファーが、なかなか日本から出て来ないのと、似たような環境だな。世界レベルのゴルフ場が日本にはなくて、練習ひとつ出来ないからだ。ゴルフ場の経営を考えれば、プロも苦しむコースではお客さんは集まらないだろうから、仕方ないのかも知れない。映画の世界も同じ。世界レベルの作品を撮る環境を整えなければ、役者さんは育たない。そんなことを思わせるジャケットだった。【感 想】「オママゴト」学芸会と言うよりも、盛大にお金を浪費した“オママゴト”だった。TVドラマの劇場版らしいが、こんな作品をリリースするようでは、日本映画の未来は暗いな。(嘆息)お金持ちのお嬢様と執事が、豪華客船で起きた難事件を解決する、というお話し。お嬢様役の北川景子さんは、どう見てもお嬢様には見えないし、お芝居も誉められたものではなかった。スタイルがいいワケでもないし、肌に若さもない。タレントさんだろうか……。(ファンの方、ゴメンナサイ)ノーブルな顔立ちの女優さんは他にもいるだろうに……。執事役の櫻井翔さんにいたっては、頭を抱えてしまった。滑舌が悪い。語尾が消える。セリフが聞き取れない。アイドルらしいが、ドラマで主演をはるなら、もっとトレーニングするべきだ。それにしても、いい加減、アイドルに主演させるのは、やめましょうよ。日本でも日夜演技の勉強をしている方が大勢いらっしゃるのですから。彼が懐中時計で時間を確かめる場面がある。数千円で買える安物だった。有数の大財閥の執事にしてはオソマツ。それとも、何かエピソードがあるのかな。ブレゲの懐中時計を使えとは言わないが、高価な逸品か精度の高い品を選んで欲しかった。製作サイドは、小物にまで気を配るべきだろう。客船専属のジャズ・シンガー役に、桜庭ななみさん。この方もアイドルっぽい。歌うシーンは口パクなようだが、あまりにあからさまなのでズッコケてしまった。……私語だな。(笑) 確かに“What's new”だった。選曲は分かりやすくて良かったが、もっと“いい女”に歌って欲しかったなぁ。警部役に、椎名桔平さん。何なの、このひと?客室乗務員に中村雅俊さん。ちょっと見ないうちに老けたなぁ。TVを見なくなって久しいので、あまりのギャップにビックリしてしまった。更にビックリしたのは、宮沢りえさん。(笑)ニコニコえびす商店街のオバチャン役が、実にぴったりハマっていて笑ってしまった。優雅にドレスUPした姿よりも、こちらの方がいい。酸いも甘いも噛み分けたオバチャン役で頑張る彼女を見たくなった。そういう作品はない?コソ泥役には、竹中直人さん。いつものヘンなテンションのお芝居だった。正直、飽きたなぁ。(失礼!)同じようなお芝居しか求めない監督さんに問題があるな。ジャズシンガーの恋人役には、要潤さん。お芝居が下手だった。この方も何なのか不明。役者さんではないだろう。芸人でもなさそうだし、モデルにも見えない。あとは……船長役に、鹿賀丈史さん。何だか、やる気がなかったのか、単にお年を召されたのか、オーラが全くなかった。カジノの客に生瀬勝久さん。この方も、いつもと同じようなお芝居だった。香港映画や韓国映画の脇役に出て来そうなお芝居。香港ノワールでチンピラを演じて欲しい。(笑)こうして見ると、舞台の華やかさに較べて登場人数が少なかった。いきおい、犯人は推理を要せずアテがついてしまう。クリスティみたいに老若男女とり合わせて1ダースはキャラクタをバラまかなきゃ。ミステリーにならない。邦画じゃ、この辺りが限界なのかも知れない。貶すばかりで気持ち悪いレビューになってしまった。アイドル映画は好きだが、TV局主導の作品は、総じて出来が悪い。予算と興行収入がチラつくからだろう。角川映画のように女優を育てるつもりで臨んでいただかないと、いい作品は望めないと思う。まぁ、少なくとも、世界有数の豪華客船でのロケは、観る価値があるかも知れないことだけは、付記しておきたい。オススメ致しません!
2015.10.16
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0194 トロン【スタッフ】・製作総指揮 ロン・ミラー・音 楽 ウェンディ・カルロス・ 歌 ジャーニー・脚 本 スティーブン・リズバーガー・ストーリー スティーブン・リズバーガー、ボニー・マクバード・製 作 ドナルド・クシュナー・監 督 スティーブン・リズバーガー【キャスト】・ジェフ・ブリッジス・ブルース・ボックスレイトナー・デヴィッド・ワーナー・シンディ・モーガン・バーナード・ヒューズ【仕 様】・型 番 VWDS3019・製作年度 1982年・製 作 国 アメリカ・原 題 TRON・収 録 96分・音 声 1.英 語(4.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ LB シネスコサイズ・そ の 他 片面1層ディスク、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本国内向け、 DVD、セル専用・発 売 元 ブエナ ビスタ ホームエンターテイメント・提 供 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :映画史上初めてコンピューター映像を駆使し、 かつてない立体的な映像を創り上げた新次元のSF超大作。このデザインのポスターは、つとに有名。今となっては、間然とするところがない。ディズニーらしい稚気もうかがえる。――まぁ、ほかにデザインしようにも、イメージが固まり過ぎている。(苦笑)ザンネンなのは、本編は、黒を基調にコンピュータとオプティカル合成された鮮やかな光が、印象的だが、それが印刷では再現できないこと。だから、慣れない目には「ヘンな画像」に見えるが、一度でも本編を観れば納得できる。いまの印刷技術なら、あの“光”をジャケットで再現できるかも知れない。コストは高いだろうけど、再販の時にやってくれないかなぁ。(笑)【感 想】「ディズニーの革新」コンピュータの内部世界を描いた初めての作品ではないかと思う。1982年の製作。公開から30年経つ。当時はよく分からなかったが、いま観るとなかなか興味深い。革新的だったのではなかろうか。――自分が開発したゲームを同僚に奪われ、職場を逐われたフリンは、夜な夜なエンコン社のシステムにハッキングしていた。しかし、新たに導入されたマスタ・コントロール・プログラム(MCP)に阻止され、盗作の証拠を掴めず、ゲームセンターで鬱々と愉しまない日々を送っていた。独立した監視システム“トロン”を開発中のアランは、フリンがハッキングしていることを知り、忠告をしに彼の許を訪れる。これを千載一遇のチャンスと捉えたフリンは、アランらと共にエンコン社に侵入。直接アクセスすることを試みる。しかし、すぐにMCPに見つかり、フリンは物質変換装置によって電子の世界に取り込まれてしまう。彼は、そこでゲームに参加することになる。……というお話し。“プログラムの集合体”が“システム”である、という概念が確立しており、擬人化されたプログラムの行動を通して描かれる。当時は馴染みのなかった世界を説明するために、随所に設定を解説するセリフが織り込まれていて、それが面白い。「あれは?」「動かなくなったプログラムやデータよ」米国のアニメによく見られる場面だ。失笑ものの時もあるが、物語世界を理解する助けになる。人間世界に通じる価値観が用いられているのは、やはり人間が作った世界だということだろうなぁ。デザインにシド・ミードとジャン・ジローが参加。工業デザイナのS.ミードは、『ブレードランナー』の全面参加で有名になった。日本での活動も多い。個人的には『ガンダム』かなぁ。本作品でもライトサイクル等の主要部分にセンスを発揮している。ジャン・ジロー(メビウス)は、仏国の漫画家。日本の漫画・アニメ界への影響は絶大で、しばしば大友克洋氏や宮崎駿監督について言及されている。『風の谷のナウシカ』に登場するメーヴェは、宮崎監督がメビウスの影響下にあった頃に描かれたものだ、と私は思っている。また、個人的に『時の支配者』は、日本の漫画界、アニメ界を語る上で外すことの出来ない名作だと信じている。史上初と謳われたフルCGだが、使われているのは、ほんの僅か。4分の1にも満たないだろう。あの頃のコンピュータの処理能力を考えば、それでも気の遠くなるような作業だったに違いない。ほとんどがオプティカル合成とアニメーション。それでも革新的だったのは、予算をケチらず優れたデザイナーを起用して作品として仕上げたことだろう。その揺るぎない方針の徹底ぶりは、さすがディズニーと言わざるを得ない。(ディズニーはあまり好きではないが……)主演は、ジェフ・ブリッジス。ロイド・ブリッジスの息子さん。あの頃、ライアン・オニールと区別がつかなかった。(笑)タイトルとなった“トロン”を演じた役者さんのことは、あまり知らない。他に『オーメン』でガラスで首を切断されるカメラマン役を演じたデビッド・ワーナー。板ガラスの上を首が転げるトコが衝撃的だったなぁ。どれだけインパクトのある殺され方をしたかで名前を覚えるのは、ホラー映画ファンの宿命ですので悪しからずご了承下さい。(笑)『オー!ゴッド』や『ロストボーイ』などのバーナード・ヒューズも出演していたことも付記しておく。優れた演出ではないし、映画としての出来映えは凡庸だが、その出自が既にエポック・メイキングなだけに外すことは出来ないだろう。オススメ!
2015.10.15
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0193 フライトプラン【スタッフ(参考)】・監 督 ロベルト・シュヴェンケ・脚 本 ピーター・A.ダウリング、ビリー・レイ・製 作 ブライアン・グレイザー・製作総指揮 ロバート・ディノッツィ、チャールズ・J.D.シュリッセル・音 楽 ジェームズ・ホーナー・撮 影 フロリアン・バルハウス・編 集 トム・ノーブル・音 響 ジョン・タイトル・プロダクション・デザイン アレック・ハモンド・美 術 ケヴィン・イシオカ、セバスチャン・T・クラウィンケル・セ ッ ト サイモン・ジュリアン・ボーチェリー、キャシー・ルーカス・衣 装 スーザン・ライアル・特殊効果監督 クレイ・ピニー・特殊効果監修 ジョン・S.ベイカー、ゲルト・フォイシター・特殊効果 トーマス・ティーレ・視覚効果監修 マーク・フロイント、ロブ・ホジソン、エドソン・ウィリアムズ・視覚効果 ローラ・ビジュアル・エフェクツ社・スタント指導 ジル・ストークスベリー・キャスティング デボラ・アクィラ、メアリー・トリシア・ウッド、トリシア・ウッズ【キャスト(参考)】・カイル・プラット………ジョディ・フォスター(戸田恵子)・ジーン・カーソン………ピーター・サースガード(森川智之)・マーカス・リッチ機長…ショーン・ビーン(磯部 勉)・フィオナ…………………エリカ・クリステンセン(小林沙苗)・ステファニー……………ケイト・ビーハン(藤本喜久子)・オバイド…………………マイケル・アービー(石住昭彦)・アハメド…………………アサフ・コーエン(船木真人)・ジュリア・プラット……マーリーン・ローストン(宮本侑芽)【仕 様】・型 番 VWDS3157・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 FLIGHTPLAN・収 録 98分(本編)・音 声 1.英 語(5.1ch サラウンド) 2.日本語(5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕、3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・そ の 他 片面2層ディスク、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本市場向け、 DVD、セル専用・発 売 元 ブエナ ビスタ ホームエンターテイメント・映像特典 1.機内上映:メイキング・オブ「フライトプラン」 A-セキュリティ・チェックポイント:ストーリー B-機長からのあいさつ:監督の役割 C-乗客名簿:キャスティング D-乗り継ぎ便:ポストプロダクション E-緊急着陸:視覚効果 2.キャビン・プレッシャー:アルト航空 E-474機の設計【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :高度1万メートルの超音速アクション・サスペンス。 隠された真実を、暴きだせ。「これぞ、スター映画の見本」みたいなジャケット。(笑)ジョディ・フォスターだけ。確かに、ジョディ・フォスターが主演だし、熱演だし、オスカーを2度も受賞しているし、ほかに何を求めればいいのだろう。彼女の顔のアップだけで十分ではないか。――そんな感じのジャケットだ。青い目がキレイだなぁ。ウラ面も、メジャーらしくシンプルな仕上がり。物語も伝わって来ないし、これがB級映画だったら「ちゃんと仕事しろ!」って怒るところだ。でも、メジャー作品じゃねぇ。(笑)【感 想】「演出プランの失敗」作為的な子供の演技は著しく興を削ぐ。まして欧州テイストの演出とあっては尚更だ。アイデアに固執するあまり、前半の演出は明らかに方向が間違っている。少女が存在したのかどうか判らない、母親の妄想ではないかというミスリードにこだわったばかりに、真相が明らかになった途端にガッカリした。映画としての演出の基本的な方針が間違っていたとしか思えない。(ミスリードに見合う真相ではないってこと)おかげで、J.フォスターの熱演は空回り。残念だ。このエネルギーは、別の作品に回して欲しかった。メイキングを見ると、彼女はこの題材に惚れていたようだから、製作側からすると監督の選出を間違ったわけだ。ある意味で、もう少しハリウッド的な監督、あざといくらいの演出をする監督の方が、エンターテイメントとして成功したろうし、ラストの感動もさわやかだったろう。そうは言っても、娘を取り返し、空港に戻って来た母親の姿、――救助された乗客たちの中を歩く姿にはグッと来るものがある。拍手も歓声もないが、皆が、彼女が正しかったことを知っている。そこには無言の賛辞がある。抑制が効き過ぎている気もするが、こういう演出も悪くない。(全体的には単調だけど、この場面だけは奏功して見事だ)もう少しストレートに描いてくれていたらなぁ。いい題材なだけに惜しい気がする。まぁ、J.フォスターが何を考え、何を望み、どんな仕事をしたいのかを知る意味で観ても損はないかな。ショーン・ビーンも善良な役柄で出演。ススメませんけどね。
2015.10.14
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0192 エリジウム[ブルーレイ]【スタッフ】・監督・脚本・製作 ニール・ブロムカンプ・製作総指揮 スー・ベイドン=パウエル・製 作 ビル・ブロック サイモン・キンバーグ他【キャスト】・マックス……マット・デイモン(土田大)・デラコート…ジョディ・フォスター(戸田恵子)・クルーガー…シャールト・コプリー(斎藤志郎)【仕 様】・型 番 BRR-80316・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・原 題 ELYSIUM・収 録 約 109分・音 声 1.DTS-HD Master Audio /7.1chサラウンド/オリジナル(英語) 2.DTS-HD Master Audio /5.1ch サラウンド/日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ HDワイドスクリーン(2.40: 1)1920x1080p・そ の 他 2層ディスク、MPEG-4 AVC、COLOR、日本市場向け、 ブルーレイ、レンタル専用 \12,000+税・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント・字幕翻訳 松浦美奈・吹替翻訳 小寺陽子【ジャケット】・オモテ面:掴みとれ、自らの運命を・ウラ面 :『第9地区』ニール・ブロムカンプ監督作品 マット・デイモン vs.ジョディ・フォスターで放つ 衝撃の二極化SFアクション! 運命に抗う男は、いつしか世界さえも変えるブルーレイだが、レンタル版なのでトール・ケースになっている。少しは、デザインのスペースが確保できるのかと思ったら、ムダ使いの部分が多いなぁ。ウラ面なんて、ほぼ半分しか使えてないもん。勿体ない。(笑)オモテ面は、タイトルを挟んで下方に、スラムと化した地球。上方には理想郷のエリジウム。マックス(マット・デイモン)は、その中間で、こちらを睨んでいる。(笑)ウラ面も、ほぼ同じ構造だが、帯になった画像で、人物の相関関係が伝わるようになっている。いいデザインだ。さすがメジャー作品と言ったカンジ。(笑)【感 想】「二極化される未来」遠くない未来、地球は全土がスラムと化し、低所得者が劣悪な生活を強いられていた。一方、富裕層は、軌道上のスペース・コロニー“エリジウム”で、飢えも病気も無縁な理想郷のような生活を送っている。――まるで『銀河鉄道999』の設定そのままだった。まぁ、SFの多くは、ディストピアとユートピアの両方を描いている。未来は二極化されて行くってコトだろう。人は、どんなにヒドい状況でも希望を求めるものらしい。“エリジウム”は、おそらくスタンフォード大学が提唱したドーナッツ型のスペース・コロニーを元にしたものだろう。『機動戦士ガンダム』シリーズに登場するシリンダー型でないのが、残念。(笑)……それにしても、スタンフォード大学ってヘンな研究ばかりしているな。地球の工場で働くマックスは、誤って致死量の照射線を浴びてしまう。余命は、あと5日。けれど、希望がないわけではない。“エリジウム”の市民が所有する医療ポッドなら、どんなケガも病気も治せる。彼は、密輸業者と交渉し、或る条件で“エリジウム”行きのチケットを手に入れる。……というお話し。“エリジウム”市民の上層部の記憶を盗んで来ることが、密輸業者の条件だった。そして、主人公は、全身にパワーアシストのような機械を体に埋め込まれることになる。まるで“機械伯爵”に機械の体を貰ったようなものだ。(笑)観ていて不思議に思ったのが、あのスーツ、体に直接埋め込んでいたが、どうやって固定したのだろう?骨に固定したのだろうか?人間の骨は、そんなに丈夫なのか?機械が受けた衝撃は、直接、骨に伝わるから、すぐに骨が粉々になってしまうんじゃない?――そんな気がした。面白いけど、ムリでしょ。(笑)人間の体は、全体で機能している。たとえ一部分だけ機械化しても、その性能は発揮できない。『サイボーグ009』は嘘っぱちってことね。(笑)百万馬力を出せる義手を取り付けたとして、上から落ちてくる重量物を受け止めようとしたら、取り付け部分から簡単に千切れてしまう。テコの原理と同じ。肉体が本来持っている力以上には強化できないのだ。これを回避するには、全身を機械化するしかない。やっぱり、機械伯爵に機械の体を貰うのが正解なのだ。(笑)彼は、自分が働いていた軍需工場の社長を狙う。ところが、この社長の頭の中には、“エリジウム”のトップを入れ替えるためのリブート・プログラムが書き込まれていた。……というタナボタの展開。これを機に、追われていた主人公は、一気に攻勢に転じることになる。主人公を演じるのは、マット・デイモン。彼の嗜好からすると、本作品への出演は、当然の帰結か……。(笑)“エリジウム”の防衛庁長官にジョディ・フォスター。面白かったけど、何もこんな役をやらなくてもいいんじゃないかなぁ、というのが正直な感想。途中で死んじゃうんだもん。(笑)監督は、ニール・ブロムカンプ。何度聞いても覚えられない名前だな。(笑)『第9地区』のヒットを受けて、2作品目のジンクスも何のその、なかなか面白い作品をリリースした。何よりも、デザイン・センスが秀逸だと思う。工業製品や重火器等をはじめ、住居や衣装にいたるまで、一つの物語世界を構築するのに十分な説得力を有していた。アニメや漫画、コミックの影響も指摘できるが、ここは素直に、そのセンスを認めたい。「いいデザインでしょ」と監督の得意気な顔がチラつく『オブリビオン』に較べたら、本作品の描写は慎ましやかだ。そういうところがスキです。(笑)オススメ!
2015.10.13
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0191 アダム・チャップリン/最・強・復・讐・者【スタッフ】・監督・脚本・撮影・音楽 エマニュエル・デ・サンティ・特殊効果 ジェリオ・デ・サンティ「テーター・シティ/爆・殺・都・市」【キャスト(参考)】・エマニュエル・デ・サンティ・ヴァレリア・サンニノ・ジェリオ・デ・サンティ「テーター・シティ/爆・殺・都・市」【仕 様】・型 番 ECLP-0086・製作年度 2010年・製 作 国 イタリア・原 題 ----・収 録 本編 84分・音 声 1.オリジナル(ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕、2.日本語用デカ字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ヴィスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 元 株式会社エクリプス・販 売 元 株式会社KADOKAWA 角川書店【ジャケット】・オモテ面:イタリアから逆輸入!! 強靭な肉体から放たれる 極限破壊奥義、ここに炸裂!! 貴様はもう、死んでいる――!!・ウラ面 :アドレナリン、大爆発!!究極を超えた究極の バイオレンス・アクション、遂に日本上陸!!!! 「ハリウッドにはない感覚!『北斗の拳』でいうならラオウ! この主人公・アダムにラオウを見た!」 ――小沢仁志氏(俳優)オモテ面は、漫画の扉絵みたいなデザイン。意図してのことだろうか。(笑)なかなか、いいデザインだと思う。ウラ面も、作品の雰囲気をよく伝えている。使われている画像も、ストーリーをなぞらえており、いい選択だ。作品そのものがマニア向けなので、ジャケットも凝っているってコトだろう。【感 想】「少年ジャ○プのような映画」予告編によれば、“日本の漫画やアニメを敬愛する新進気鋭の監督”さんの作品だそうな。成る程、観てみて納得した。こういうことだったのね。(笑)おおっぴらには伏せられているが、実写版の『北斗の拳』じゃん。著作権の問題があるからタイトルや主人公や物語世界は違えてあるが、残酷描写は、漫画やアニメとそっくりだ。集○社さんは、この監督さんを日本に招いて、『北斗の拳』の実写映画化に取り組んだ方がいいんじゃないか?あまり有名になってからだとオファーだけでお金がかかるし、いまのうちにツバをつけておいても損はないと思うぞ。(笑)それに、三池○史監督に撮らせるくらいなら、彼の方が面白そうだ。(そのうち、三池監督が『北斗の拳』を実写映画化するのではないかと、実はハラハラしている)但し、ドラマ部分は別の方にお願いするのが、無難かと……。この監督さんには演出力はありませんので、予めお伝えしておきます。(苦笑)――恋人を焼き殺されたアダムは、黒幕に復讐するため、悪魔と契約して無敵の肉体を手に入れる。彼は、立ちふさがる全ての人間を破壊し、町を牛耳るデニーに近づいて行く。……というお話し。どちらが悪魔なのか復讐者なのか不明。アダム自身が悪魔のように見える。(笑)では、あの人面瘤みたいなヤツは何だろう? アダムの復讐心か? 良心か? いずれにせよ、ロクなことにならない。ゴア・シーンだけは、やたらに気合いが入っている。リアルさよりも、派手さを求めたようだ。戯画化されているが、細かいところまで凝っており、マニアの方には大ウケだろう。血糊の量が半端じゃない。こんなに迸ったら、数秒で空っぽになってしまうんじゃないか?でも、前述した通り、監督さんに演出力がないため、ドラマとしては、非常につまらない。特に目立った展開もない。ひたすら戦うだけ。良くも悪くも、“少年ジャ○プ”の世界だ。だから、セリフも垢抜けないし、キャラも立っていない。陳腐この上ない。一生懸命に悪役の造形に工夫を凝らしたようだが、とんだ勘違いだ。当然、破綻もあるのだが、そこは勢いで乗り切ってしまう。象徴的だったのは、銃撃を受けたアダムが、咄嗟に物影に身を隠す場面。笑ってしまった。「何だ、結局、撃たれれば死ぬんだ」と、思わずツッコまずにいられなかった。長距離ライフルで狙撃されたら、ひとたまりもないな。面白い作品だったが、映画の出来映えとしては、自主映画に毛の生えた程度。家内制手工業だ。どうしても、シロート臭さが抜けない。勿論、カタルシスもない。本作品をサンプルに、大手製作会社に売り込みをかけて、次回作では本格的に映画製作に取り組んで貰いたいものである。より多くの予算をブン取ることが出来たら、余裕を持って撮ることが出来るだろう。その成果を是非とも観たいものである。マニアの方にだけオススメ!
2015.10.12
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0190 ファイヤー・ウィズ・ファイヤー/炎の誓い【スタッフ(参考)】・監 督 デヴィッド・バレット・製 作 ランドール・エメット、カーティス・ジャクソン ジョージ・ファーラ、マシュー・ローズ、 アンドリュー・ディーン・脚 本 トム・オコナー【キャスト(参考)】・ジョシュ・デュアメル・ブルース・ウィリス・ロザリオ・ドーソン・ケヴィン・ダン・ヴィンセント・ドノフリオ・ジュリアン・マクマホン・カーティス・“50 Cent”・ジャクソン・ヴィニー・ジョーンズ・アリ・ヴァーヴィーン・エリック・ウィンター・ボニー・サマーヴィル【仕 様】・型 番 80DRN-10148・製作年度 2011年・製 作 国 アメリカ・原 題 FIRE WITH FIRE・収 録 本編 97分+予告編・音 声 1.オリジナル 5.1ch ドルビーデジタル 2.日本語吹替 2.0chドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕、2.吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、R15+、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 元 日活株式会社・販 売 元 株式会社ハピネット・映像特典 劇場予告【ジャケット】・オモテ面:始動 “人生”を抹消された男の反撃が始まる――!・ウラ面 :殺人事件の重要証人となった 青年に適用された それは人生を奪われ、 別人として生きる 過酷な運命の始まりだった…。 『トランスフォーマー』シリーズ ジョシュ・デュアメル 豪華スター&実力派俳優の競演! 『ダイ・ハード』シリーズ ブルース・ウィリス fight FIRE WITH FIRE –毒をもって毒を制す。- 実際にありうるシチュエーションをリアルに描き、 観る者に他人事ではない極限スリルを体感させる サスペンスアクションの傑作!!オモテ面とウラ面に、同じ画像を使うのは、やめましょうよ。ビンボーくさい。(笑)そんなに資料を貰えないものなのかなぁ。本編から画像をキャプチャして使ってはいけないのだろうか?もしかしたら、他に使えるようなシーンがないってことかな?確かに、そんなレベルの作品ではあるけれど……。(笑)ビンボーくさい上に、センスのないジャケットだ。【感 想】「オマケのブルース・ウィリスの切なさ」何とも、バランスの悪い作品だった。頭の悪い人が撮ったんだな。(笑)一番気になったのが、ブルース・ウィリス。何で、こんなに駄作に出ているんだ?出演が決まってから脚本を書き直したのか、明らかに余分なシーンばかりに出ている。昔なら、TV放送時に真っ先にカットされる場面だ。本人にも、あまりヤル気が見られない。終始、ウンザリした顔をしている。(溜息)B.ウィリスが演じたのは、永年追っているギャングのボスに相棒を殺された万年刑事。他のキャストとの繋がりが一切感じられない演技で、明らかに浮いていた。別撮りだったのだろう。セガール君みたいだ。(笑)主人公の消防士役には、ジョシュ・デュアメル。当たり役を得たのは『トランスフォーマー』シリーズくらいで、後の作品は、パッとしない。2代目“マイケル・ビーン”を襲名しそうな勢いだ。本作品も、いつ公開したのか分からないくらい扱いが粗末だった。消防士が反撃に出るのは善いとしても、チンピラみたいな拷問を披露するのは、いただけない。それに、相手の指を切り落としてゲーゲー吐いたかと思うと、情報を得たら、アッサリと眉間を撃ち抜いて殺してしまう。この統一感のないキャラは何だ? 役者の演技力のせいか?消防士は、恋人や仲間がギャングに狙われていると知って、反撃に転じるのだが、その恋人役は、ロザリオ・ドーソンが演じている。『アンストッパブル(2010)』のコニー役が印象深い。それに較べて、本作品のキャラは何? 連邦保安官の身分をいただきながら、証人保護プログラム下の証人と恋仲になったり、簡単にギャングに拉致されたり……。おバカな女優さんで十分な役柄だった。おバカと言えば、やっぱりギャングのボスだな。演じたのは、ヴィンセント・ドノフリオ。『MIB(1997)』で、ゴキブリ型エイリアンに体の中身を食べられた農夫を演じた。『フルメタル・ジャケット(1987)』も強烈だが、個人的には『MIB』が一番だ。もったいない使い方をしたものだ。そのボスだが、地上げのために自ら店に出向いて殺人をおかすとか、消防士をボコボコにするとか、まるで“小悪党”のようだ。そのくせ、ムショから部下に命じて消防士をつけ狙う。だったら、地上げも部下にやらせればよかったじゃないか。凄むのもいいけど、説得力がないと、単なるおバカだ。それに、ヴィニー・ジョーンズが部下役で登場するが、こちらも大して活躍しない。『ミッドナイト・ミート・トレイン(2008)』のような怪演は無理にしても、もうちょっと何とかして欲しかった。殺し屋として登場したジュリアン・マクマホンも同様だな。TVドラマ『チャームド/魔女3姉妹』や『ファンタスティック・フォー』シリーズで顔を売ったが、本作品では顔がハッキリ映される前に“退場”になっている。弱い殺し屋だ。そもそも、シロート相手にカッコつけて狙撃なんかすんなよ、と思った。弁護士役には、リチャード・シーフ。TVドラマ『ザ・ホワイトハウス(1999―2006)』が当たり役だが、映画にも数多く出演している。本作品は少し残念な役回り。キャラの背景と求められた演技が一致していなかった。まとめると、キャストは揃えたものの、登場人物の設定に一貫性がなく、それが如実に作品の出来映えに現れてしまった。頭の悪い脚本家と監督さんだったってことだろう。消防士が放火をしちゃ、いけませんよ。オススメ致しません!
2015.10.11
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0189 ザ・カウントダウン/地球大戦争【スタッフ】・原 作 H.G.WELLS・監督・脚本・撮影・編集 ティモシー・ハインズ・製 作 スーザン・ゴーフォース・音 楽 ジェイミー・ホール・美 術 エリック・ニールセン・S F X マイケル・フランセン【キャスト】・アンソニー・ピアナ・ジャック・クレイ・ジェイムス・ラスロップ・ダーレン・セラーズ・ジョン・カフマン・ジェイミー・リン・シーズ・スーザン・ゴーフォース・W.バーナード・ボウマン【仕 様】・型 番 IA07-0436・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 H.G.WELLS’ THE WAR OF THE WORLD・収 録 本編 135分・音 声 1.オリジナル(ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語(ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:約120年前――人類は、エイリアンの侵略に絶滅寸前だった!・ウラ面 :かつて大地は 炎に包まれ、 人類は捕食されていた!! 人類の闇に葬られた歴史が、 最新のSFパニック・アクション大作となって、遂に登場!! 群れをなすエイリアンと人類が地球の支配権をかけて戦う、 圧巻の一大バトル・フィールド!! B級テイストに満ち溢れたジャケット。(笑) 個人的には、このチープさが大好きだが、キャッチコピーがいけない。“人類の闇に葬られた歴史”?“地球の支配権をかけて戦う”?ウソ八百には慣れっコだが、この方向性は、いけない。原作を忠実に映像化しようとしたマジメな作品だ。(中身はヒドイけどね……) その路線で売るのが、良心ってものだろう。ホント、企業姿勢を疑うよ。【感 想】「本気か!?」驚いたことに、本編は実測 138分もある。たぶん、TVMの前・後編を一緒にしてリリースしたのではなかろうか。……まぁ、前編と後編を分けてリリースしたら、誰も後編は買わないだろうから、賢明な判断ではあるな。(笑)正直、自主制作レベルのZ級作品で、せいぜい80分くらいだと思って観始めた。だから、この長さは辛かった。地獄の責め苦も斯くありなんと言った趣き。きっと、私の前世は極悪人だったに違いない。(苦笑)然も、吹き替えで観たものだから、終始、悶絶してた。声優とも言えないシロートさんが声をアテており、ヘンな抑揚で喋られる度に、観ているこちらが恥ずかしくて、身悶えしてしまった。Mっ気のある方は、是非お試しあれ。死にそうになるくらいジタバタ出来ます。(笑)H.G.ウェルズの『宇宙戦争』をほぼ忠実に映像化した作品。その点だけは、評価出来る。(そこしか評価出来ない)けれど、CGやVFXは、ビックリするくらいショボい。いやいや、そんなもんじゃない。専門学校の学生が、夏休みの宿題に作ったようなレベルだ。とても、お金をとれる出来映えじゃあない。2005年度の作品だが、この年、スティーブン・スピルバーグが監督した『宇宙戦争』も封切りされている。それと比較するのは酷かも知れないが、園児の落書きとロートレックくらいの隔たりがある。技術はお金で買えるとはいえ、この差は、それだけではないだろう。才能と情熱が圧倒的に違う。それに役者さんがまた、みすぼらしい。よほど予算がなかったのか、紙で作ったような付け髭をつけてる。笑いました。全体的に、皆さん、学芸会のようなノリで、“わーって出番をこなしたら退場”みたいなことが繰り返される。かなり早い段階で、飽きてしまった。(溜息)それに、何故か映像をモノトーンにしたがる。セピア調だったり、ブルーをかけたり……。それならそれで統一してくれれば良いのだが、そうでないカットもある。この中途半端さが理解出来ない。いいところが全くない作品だった。(嘆息)ひとつだけ確かなことは、S.スピルバーグ監督には、物語を現代に置き換えたりせず、原作に忠実に撮って欲しかった、と言うこと。本作品を見ながら、しみじみ思ってしまった。オススメ致しません!
2015.10.10
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0188 ゴーストハンター【スタッフ】・製 作 ダナ・デュボフスキー「プテラノドン」 マーク・L.レスター「コマンドー」「処刑教室」(監督)・監 督 マット・コッド「ドラゴン・ダイナスティ」「シャーク・ハンター」・脚 本 ラファエル・ジョーダン・撮 影 アントン・バカルスキー「ドラゴン・ダイナスティ」・視覚効果 ヤーヴォル・アセノフ「ランボー/最後の戦場」 アルベナ・イワノヴァ「ランボー/最後の戦場」【キャスト】・エイドリアン・ポール「ハイランダー」シリーズ・フリーダ・ショウ「フットボール・ファクトリー」・レット・ガイルズ「H.G.ウェルズ宇宙戦争」・マイケル・テー・アレックス・マッカーサー「陰謀のセオリー」【仕 様】・型 番 TMSD-176・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 LOST COLONY・収 録 本編92分・音 声 1.英語 ステレオ、2.日本語吹替 ステレオ・字 幕 1.日本語字幕、2.吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用、税込\10,500・日本語字幕 ブレインウッズ・発 売 元 株式会社トランスフォーマー・映像特典 海外版予告編【ジャケット】・オモテ面:呪われた島 VS 地上最強の剣士・ウラ面 :『アポカリプト』の迫力×『ブレイド』の興奮!! ゴースト VS 人類の壮絶な戦いを描く、 VFXファンタジー・アクション大作!! 遥か昔 呪われた孤島 消えた117名の英国人 島に蠢く亡霊 降り立った地上最強の剣士 人類の常識を超えた 究極の戦いが始まる 「ランボー/最後の戦場」のスタッフが放つ、究極のスリルと興奮。ヒドいキャッチコピーだ。(笑)“呪われた島 VS 地上最強の剣士”って……。島と剣士が戦うの? どうやって? 地上最強の剣士って、誰? フツーの英国人でしょ?こんなのコピーを書いたヤツは出てこい! 無責任すぎるぞ!(笑)イラストも相応にヒドイな……。ウラ面も、かなりいい加減だが、8枚の画像を綺麗に並べたところは、良かった。選んだ画像も、なかなかだ。でも、キャッチコピーがヒドイなぁ。幼稚すぎる。(笑)【感 想】「クロアトアン」16世紀半ば、ロアノーク島の植民地化の命を受けたイギリス人の一行 117名が忽然と消えてしまった事件は、いまも語り継がれている。疫病やら先住民の襲撃やら、様々な憶測が飛び交ったが、未だ真相は解明されていない。最も単純な“全員で島を放棄した”というのが有力だが、人の想像力を掻き立てるものがあるのだろう、今も喧しい。考古学的な観点から、或いは医学的な観点から、この謎を解こうと、様々な取り組みがなされている。結論が出たという報道は聞いていないので、分析は続いているのだろう。いつかは分析結果を知りたいものだ。(笑)本作品は、そんなロアノーク島のミステリーに挑んだ歴史大作。いや、歴史小作品か。(笑)キチンとまとまっており、ヴァージニア・デアの伝説に着地している。映画そのものは退屈だったが、興味深かった。――ロアノーク島。先遣隊としてやって来た兵士たちが、何者かに襲われて全滅する。それから6ヶ月後。島に遣って来た本隊が砦に入るが、誰もいない。見つかったのは、白骨化した一体の首吊り死体だけだった。知事は、それを隠し、植民地政策を推し進めるため、食糧確保に本土に戻ってしまう。後を継いだのは、知事の娘婿だった。彼は、兵士を束ね、砦をよく守ったが、1人、2人と行方不明者が出始める。然も、開拓した農地は全滅。苗が育たないのだ。先住民の仕業に違いないと疑った幹部の1人が、部下を連れてクロアタン族を急襲する。しかし、戦力を見誤っていた彼らは反撃に遭い、這々の体で逃げ帰ることになる。帰って来た彼らの様子を見て、全てを知った知事代行は、全員を処罰する。しかし、翌朝、彼らの無惨な死体が発見される。どうみても、人間の所業ではなかった。明らかに人智を超えたモノの仕業だった。……というお話し。かなり真面目に作られており、TVMとしては良質ではなかろうか。そこそこエキストラも多いし、砦のセットも良い雰囲気に仕上がっている。衣装もなかなかだ。ただ、怨霊の造形がイマイチ。アクション・シーンにするため、仕方ないのかも知れないが、「殺す時には実体化するから、その瞬間を狙え」って……。ちょっとねぇ。(笑)「ギリギリまで引き寄せてから撃て」ぐらいにして貰わないと、あまり説明調のセリフは、興趣を削ぐ。そういう意味では、セリフは、こなれていなかった。そのくせ、ロアノーク島と(現在の)米国との位置関係とか不明確。せめて、行き来できる距離にあることくらい予備知識として冒頭で説明しておいて欲しかった。演出的にも、クライマックスに向かって収斂して行く力がなく、中盤がダレ気味だったことも、ちょっとザンネン。でも、個人的には好きな題材なだけに、最後まで興味深く観ることが出来た。何だかんだ言っても、怪しげな伝説は面白い。(笑)好きな方にだけオススメ!
2015.10.09
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0187 ドラゴン・パール/謎の皇帝のドラゴンボール【スタッフ】・監督・脚本・製作 マリオ・アンドレアッシオ「シークレット・パラダイス」・脚 本 ジョン・アームストロング「チェイス/RISK」 ロン・サンダース「クルタ/夢大陸の子犬」・製 作 マルコ・アンドレアッキオ、チャールズ・M.フライズ、 マーク・パターソン・撮 影 ジェフリー・シンプソン「セッションズ」「トスカーナの休日」・編 集 スレーシュ・エイアー「アイアン・スカイ」【キャスト】・サム・ニール「大脱出」「ジュラシック・パーク」シリーズ・ルイス・コルベット「シャルロットのおくりもの」・ロバート・マモーネ「マトリックス/リローデッド」・チャン・シウチョン「イップマン/最終章」【仕 様】・型 番 FFEDR-00675・製作年度 2011年・製 作 国 オーストラリア・原 題 THE DRAGON PEARL・収 録 本編 94分・音 声 1.オリジナル英語・中国語 5.1ch 2.日本語吹替 2ch・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、レンタル専用・発 売 株式会社SIMカンパニー・販 売 株式会社ファインフィルムズ【ジャケット】・オモテ面:想像を超える《冒険》の旅へ。・ウラ面 :呪われたドラゴンを救えるのは秘宝【ドラゴン・パール】 魔の力を悪用しようとする世界征服を企む悪と闘え!ジャケットのオモテ面は、いいデザインだ。上半分は、洞窟でドラゴンと邂逅した子供たちの姿。神秘的で静けさが漂っている。タイトルを挟んで下の方には、アクション・シーンの画像がコラージュされている。静と動が演出されていて見事だと思う。ウラ面は、端正でおとなしいカンジ。もう少し動きがあっても良かった。でも、オモテ面では後ろ姿だった子供たちが、ウラ面では顔を見せている。そこに演出の意図を感じる。でも、ドラゴンの顔が見られないのは、寂しいなぁ。(笑)【感 想】「♪金、銀、パール、プレゼント♪」子供向けの冒険ファンタジー映画。『センター・オブ・ジ・アース(2008)』なんかと、ほぼ同じ構造。適度にハラハラドキドキ、適度にワクワクで、安心して観ていられた。(笑)――遺跡の発掘調査をしている父親を訪ねて、中国に遣って来たジョシュ。同じように、中国人女性博士のリンと仲良くなる。2人は、竜寺を守るウーと知り合いになるが、彼は、リンが皇帝の末裔であると言い出す。リンが、他の人には聞こえない笛の音を聞き分けたからだ。ウーは、2人に竜と皇帝の物語を伝え、寺のどこかに秘密の扉があることを教える。……というお話し。モチロン、2人はドラゴンと出会い、竜玉(ドラゴン・パール)を返す冒険が始まる。無私の心で竜玉を返そうとするのだから、子供って、健気でイイなぁ。(笑)私だったら、絶対に“世界征服”を狙うな。2人は、ドラゴンの力で空を飛んだり、謎を解いたり、悪者と戦ったり、束の間の冒険に心をおどらせる。この辺りは、ファミリー映画としては手堅いストーリー展開で、なかなか楽しかった。特に、空を飛ぶシーンは、仕上がりが良く、結構良かった。ドラゴンが空を飛ぶ姿がヘンテコなのも良かった。どうして、あんな動きをつけたのか、不思議だ。(笑)そのドラゴンの造形も可愛らしく、これなら「1匹、水槽で飼ってみたい」と思わせる魅力があった。金色だし、水槽を玄関に置いたら金運が上がるかも知れない。(笑)小さいのが1匹欲しいなぁ。ジョシュ役を演じた子役は、ザンネンなくらい印象に残らなかった。(笑)誰なんだろ? 見た目は悪くないのに……。この子は、どこかで損をしているな。リン役を演じた子役は、利発そうで、なかなか鋭い輝きを放っていた。笑うとカドがとれて、柔らかくなる。もう少し笑顔を見たい子だ。竜寺を守るウー役は、香港映画に脇役で出ていそうな風貌だった。キャリアは長そうだが、お芝居に起伏をつけるのがヘタなご様子で、大人向けの作品で、いい役を貰うのは難しそうだ。どうなんだろ?(笑)ジョシュの父親役には、サム・ニール。『ジュラシック・パーク(1993)』以来、こんな役ばかり引き受けているような気がする。(笑)本作品は、いつもと同じお芝居だったが、少々浮いていたような気がする。集中力に欠けていたようだ。お仕事を請けたはいいものの、あまりお気に召さなかったようだ。中国が合わなかったか……。(笑)監督さんの名前は知らなかった。調べたら、『クルタ/夢大陸の子犬(1995)』を撮った方だった。動物映画が苦手な私でも、タイトルは知っているから、日本でもヒットしたのだろう。ファミリー向けの映画に才がある方なのかも知れない。本作品も、ソツなくまとまっており、お子さんが小さいご家庭なら1本常備しておいても損はないと思う。そんな出来映えだった。ちょっとだけオススメ!
2015.10.08
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0186 人間人形デッドドヲル【スタッフ】・監督・脚本 アダム・シャーマン・脚 本 クリス・カーミオル、エルンスト・ゴスナー・編 集 ゴラン・デュキック・製 作 ジェイムズ・ハンコック、マイケル・ボーティニィ・ラザレフ・製作総指揮 アダム・シャーマン【キャスト】・ロミ・コッチ・ゴラン・デュキック・マット・ボーレン・クリス・カーミオル・エルンスト・ゴスナー【仕 様】・型 番 ALBCD-1492R・製作年度 2004年・製 作 国 アメリカ・英 題 DEAD DOLL・収 録 78分・音 声 1.オリジナル(Stereo) 2.日本語吹替(Stereo)・字 幕 1.日本語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、レンタル専用・発 売 アルバトロス株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 オリジナル予告編【ジャケット】・オモテ面:束縛はしない。 でも独り占めしたい・・・・ウラ面 :魔性の人形ホラーがやってくる!! 運命を狂わせる絶望の人形。手に入れたら最後。 死の香りを放つ人間人形は、あなたのすぐ隣にいる… 私は人間人形。 今夜も誰かを求め、彷徨っているの。 遊びたい。愛されたい。――殺したい。 あなたの全身全霊が欲しい。オモテ面は、猟奇的なイラストが用いられている。これに惹かれて借りる人が多いだろうなぁ。斯く言う私も、そうだな。(笑)ザンネンながら、本編内容は、これに即していません。ウラ面は、本編からの取り込み画像が使われているが、センセーショナルなものを選択していることが明らかだ。オモテ面のイメージに近づけようとしているのだろうなぁ。広告としては成功です。いい作戦だ。でも、やっぱり本編内容には、即していないなぁ。(笑)【感 想】「……。」書くことがない……。(溜息)何と78分が、途轍もなく長く感じられことか。(汗)――マネキン作りを生業とする男が、嫉妬から恋人を殺してしまう。彼は、技術を活かして遺体を加工処理、“人形”にする。それは、従順で外出も浮気もしない、理想的な“彼女”だった。しかし、或る日、運送会社の従業員が彼の部屋に上がり込み、“彼女”を見た時から、歯車が狂い始める。……というお話し。男を虜にしながら、次々と人の手を渡り、屍が積み重なって行く。――こう書くと、文学作品のような匂いがするが、映像はキタナイ。もっと下世話でウルサい。もっと言えば、品がない。(苦笑)だいたい“人形”役の女優さんが、キタナイ感じ。(ひどいコメントだ) ホテル街の“立ちンボ”にしか見えない。男を次々と虜にして行くなら、もっと美人じゃないと……。せめて肌くらいはキレイじゃないと説得力がないぞ。(笑)物語としては、伊藤潤二さんの『富江』シリーズとよく似ている。人形であれ、バケモノであれ、生身の女であれ(――ん? みんな同じか?)、美人の虜となって身を滅ぼして行く男の姿を描いている点では同じ。ただ、掘り下げが足りず、もっぱらセ○クスに傾いている点は、いただけない。脚本家と監督さんの精神的なレベルが低いってことだろうな。幼稚なのだ。これは、致命的な欠陥だろう。それ故、退屈だった。(嘆息)オチだけは、まるで1960年代のホラー・オムニバスの1編のようで面白かった。若干、レトロな雰囲気。いまどき、こんなオチは、誰も書かないと思うな。それが、男と女の宿命であったとしてもだ。男は女を追い求め、女はより強い男を求めて“旅”をする。それが種の保存本能だからだ。けれど、最後に帰って行くのは、1人の男。私かも知れないし、彼かも知れないし、あの男かも知れない。誰にも分からないし、理由も判然としない。或る人は「本当に愛し合っているから」と言い、或る人は「腐れ縁」と言う。「運命」と言う人もいるだろう。死んだ男が、天から降って来た“人形”に左腕を回すのを見て、ぼんやりと、そんなことを思った。多少は何か触発するものがあったってことだろう。驚きだ。(笑)――だからってオススメ致しませんけどね……。(笑)
2015.10.07
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0185 グエムル/漢江の怪物[内覧用サンプル]【スタッフ】・監督・原案・脚本 ポン・ジュノ「殺人の追憶」「ほえる犬は噛まない」・製 作 チョ・ヨンペ・製作総指揮 チョ・ヨンペ、キム・ウテク、ジョン・テソン・共同製作 ジョ・ナンヨン・脚 本 ハ・ジョンウォン、パク・チョルヒョン・撮 影 キム・ヒョング・照 明 イ・カンサン、ジョン・ヨンミン・音 楽 イ・ビョンウ・VFXスーパーバイザー ケヴィン・ラファティ・視覚効果&アニメーション オーファネージ【キャスト】・パク・カンドゥ……ソン・ガンホ・パク・ヒポン………ピョン・ヒョポン・パク・ナミル………パク・ヘイル・パク・ナムジュ……ペ・ドゥナ・パク・ヒョンソ……コ・アソン【仕 様】・2007.1.26(Fri)DVD Release[ご注文締切日:12.18(Mon)] 『グエムル-漢江の怪物- コレクターズ・エディション(3枚組)』 BIBF-7001/\7,800(税抜)/\8,190(税込) 《Disc1:本編Disc》 カラー/本編120分+特典映像(約20分)/片面2層/ 音声 1.韓国語DD6.1chサラウンドEX 2.韓国語DTS-ESサラウンド 3.日本語DD6.1chサラウンドEX 4.韓国語DD2.0chステレオ(監督×キャスト) 5.韓国語DD2.0chステレオ(監督×CGクリエイター) 字幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕 3.コメンタリー用字幕(監督×キャスト) 4.コメンタリー用字幕(監督×CGクリエイター) 【特典映像】 ■TRAILERS(オリジナル・日本版:予告編/TVスポット集) ■ポン・ジュノ監督『グエムル-漢江の怪物-』を語る ■漢江/家族/そして・・・怪物 ■怪物“グエムル”スチル映像集 ■『グエムル』応援映像 (カン・ドンウォン/シン・ハギュンなど著名人からのコメント) ■CAST & STAFF プロフィール(静止画) 《Special Disc:1》 特典映像:カラー/約204分/片面2層/音声:オリジナル 字幕:日本語字幕/ステレオ/2006年 ■映画『グエムル-漢江の怪物-』の誕生まで(約14分) ■映画『グエムル-漢江の怪物-』メイキング(約58分) ■怪物ビジュアル誕生まで(約28分) [怪物ストーリー/スケッチ画などを紹介] ■漢江に眠る40のシーンたち(約40分) [削除されたシーン:40シーン] ■“グエムル”のすべて(約45分) [CG合成される過程等を紹介] ■ポン・ジュノ監督コメント(約 4分) ■ベールを脱いだ怪物(約 9分) [カンヌ映画祭/世界からのコメントなど] ■短編「SLINK AND RISE」(約 6分) 《Special Disc:2》 特典映像:カラー/約70分/片面1層/音声:オリジナル 字幕:日本語字幕(一部)/ステレオ(一部モノラル)/2006年 ■2006 JAPAN TOUR映像 ○来日記者会見映像 [8.2 IN TOKYO] ○パク一家&監督特別インタビュー映像 [8.2 IN TOKYO] ○初日舞台挨拶映像(ソン・ガンホ&監督) [9.2 IN TOKYO] 《封入特典》 ○『グエムル-漢江の怪物-』ブックレット(P110) ○オリジナル絵コンテ台本(P220) 《仕様》 ○デジパック仕様 ○特製外箱仕様・『グエムル-漢江の怪物- スタンダード・エディション』 BIBF-7002 \3,800(税抜)/\3,990(税込) ※商品の内容はコレクターズ・エディションの本編Discと同内容になります。 ※仕様及びデザインは変更になる場合がございます。・レンタル版☆怪物が襲う! 3Dジャケット仕様!! 『グエムル-漢江の怪物-』 \12,000(税抜)/\12,600(税込) 12DRJ-20286■2006年韓国/日本公開日:2006年9月2日 本編+プロモーション(店頭用&仕入参考用)収録 発売・販売 ハピネット 提 供 ハピネット・角川ヘラルド映画【ジャケット】・オモテ面:---- ・ウラ面 :世界屈指の才能が融合! 韓国で歴代動員記録を塗り替えた 世界中が注目する 怪物パニック!! ★今年のカンヌ国際映画祭で最高の映画だ!――ニューヨーク・タイムズ ★「エイリアン」以来の衝撃! 愛おしいほど精巧にデザインされた“グエムル”は素晴らしい! ――スクリーンデイリー.com 正体不明の怪物がソウルのど真ん中に出現!オモテ面の画像は、見事です。ポスターと同じデザインですね。本作品は、これに尽きるかなぁ。(笑)本編は、ストレートなモンスター・パニック映画でないことも、ほんのりと伝わって来る。内覧用サンプル版なので、セル・レンタル版とは、ジャケットのデザインが少々異なるのが、ザンネン。でも、オモテ面の画像と、キャッチコピーで十分だな。(笑)【感 想】「韓国製モンスター映画の力作」『第7鉱区』が物足りなかったので、本作品をひっぱり出してみた次第。韓国製モンスター映画の力作である。――或る日突然、漢江に怪物が現れて人間を襲い始める。河べりで余暇を楽しんでいた人たちはパニックになる。そんな中、果敢に怪物に立ち向かう主人公だったが、目の前で娘を連れ去られてしまう。怪物にやられて負傷した駐韓米軍の兵士が得体の知れないウィルスに感染していことから、韓国軍や警察は撤退。一部の警備を残して漢江周辺は封鎖されてしまう。主人公は、悲嘆に暮れる家族とともに隔離される。しかし、死んだものと諦めていた幼い娘から助けを求める電話が架かって来る。生きていたのだ。けれど、誰もまともに取り合わない。娘を助けるために主人公と家族は、父親が手配した手引きで施設を脱走する。……というお話し。単純なモンスター映画ではなく、さまざまな要素が盛り込まれている。その昔、ゴジラが子供のオモチャになる以前、反核の象徴としてゴジラはこの世に生を受けた。本作品もまた、反米の象徴としてモンスターを描いている。冒頭、駐韓米国軍が大量の劇薬を漢江に捨てる場面から始まる。何だか無理矢理なシーンで、「こんなんで大丈夫かよ!?」と思ったくらい乱暴な描写だった。この乱暴さは、韓国人が米国軍から受けた仕打ちの乱暴さを表しているように思える。また、モンスターと戦った米国軍人が未知のウィルスに感染したとデマを流して混乱を助長したりもする。この意味不明なところも、韓国人の米国軍に対するイメージだろう。特に、最後に登場する米国軍の切り札“エージェント・イエロー”は、なかなか意味深だった。米国軍がベトナム戦争の時に使用した枯葉剤“エージェント・オレンジ”を揶揄したものだ。70年代に多感な時期を過ごした方は耳に覚えがあるはずだ。モンスターすら死んでしまう化学兵器を街中で使用する米国軍の傍若無人さ。本当の敵が誰であるのか、監督さんは、問うているのかも知れない。そうした政治的なメッセージだけでなく、本作品には韓国という国が抱える諸問題が、見え隠れしている。所得者層の二極化やホームレスの子供たち。司法や行政の不在感も色濃く現れている。ちょっと前の日本みたいだ。そうした様々な要素を、とぼけたテイストで包み隠し、モンスター映画としてはオリジナリティある作品に仕上がっている。『パトレイバー3』との相似性も指摘されているようだが、そこは触れないでおこう。監督さん自身、モンスター映画を撮ったつもりもないかも知れない。演出をみると、古典的なスリラーだからだ。擬人化されたわけではないが、どことなくモンスターくんに愛嬌があったしね。(笑)指摘したいことは、家族で困難に立ち向かいながら、父と子の関係はキチンと成立しているのに、兄弟の関係が破綻している点である。兄と妹も成り立っていない。これが、本作品の物語世界特有のものなのか、韓国が抱える問題なのかは不明。妙な感触を受けた。また、何かを象徴する抽象的なシーンが散見されたことも気になる。それは、唐突に物語に組み込まれ、時に観客を幻惑する。「え? 今のなに?」と思うと、現実世界に振り戻す手腕は見事だった。何故だか、森田芳光監督を思い出させるテクニックだった。オススメ!
2015.10.06
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0184 ウォー・ゲーム【スタッフ】・監 督 ジョン・バダム・製 作 ハロルド・シュナイダー・製作総指揮 レナード・ゴールドバーグ・脚 本 ローレンス・ラスカー、ウォルター・F.パークス【キャスト】・デビッド……………マシュー・ブロデリック・マキットリック……ダブニー・コールマン・フォルケン…………ジョン・ウッド・ジェニファー………アリー・シーディ・ベリンジャー将軍…バリー・コービン・パット・ヒーリー…ジャニン・クレイ【仕 様】・型 番 GXBA-15928・製作年度 1983年・製 作 国 アメリカ・原 題 WARGAMES・収 録 113分(本編)・音 声 1.オリジナル( 5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕・サ イ ズ LB ビスタ・サイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 元 20世紀 フォックス ホームエンターテイメント ジャパン株式会社・映像特典 オリジナル劇場予告編【ジャケット】・オモテ面:---- ・ウラ面 :An amazingly entertaining thriller. A masterpiece! –Roger Ebert-オモテ面もウラ面も、静かで、いいデザインだ。モニター画面に反射した主人公2人の顔が笑顔なのが、いい。ティーン向けであると同時に、さり気なく“悪意の不在”を表現している。タイトルを挟んで、その上方では混乱を来すペンタゴンの画像。整然と並んだモニターでは“ウォー・ゲーム”の真っ最中。物語性も高く、ホント、いいデザインだ。ウラ面も、パソコンのモニターが画面を見ながら笑顔の主人公2人の画像が印象的に使われている。キャッチコピーもなく、シンプルで、完成度の高いジャケットだ。【感 想】「悪意の介在しない世界崩壊へのきっかけ」80年代って特別だったんだなぁとしみじみ思った。パソコンが爆発的に普及し、街中にはTVゲームが氾濫していた。何よりもファッション! 一発で80年代だって分かるもんなぁ。本作品はロードショー公開時に日比谷で観た。当時は、ジョン・バダム監督作品が毎年のように封切られており、私たち“映画スズメ”の間では職人監督の名を欲しいままにしていた。半分は賞賛、半分はやっかみで、「キャッチーで面白いけど、後には何も残らない」というのが作品に対する評価だった。実のところ、根拠はない。(笑) 『ブルーサンダー』と本作品『ウォーゲーム』の二本でイメージが固まったと言える。確かに、J.バタム監督は、ワン・アイデアを膨らませて一本の作品に仕上げる技術に優れていた。サスペンスもスリラーも器用にこなす。『ショート・サーキット』のようなファミリー向けの作品すらヒットさせる。個人的には『ドラキュラ』や後年の『バード・オ・ンワイヤー』が思い出深いが、面白さでは本作品が一番だ。洞察力に優れた脚本と、ウィットに富んだ監督の演出が上手いこと噛み合っている。それに、主演のマシュー・ブロデリックがまだ若く、輝いている。その後のフィルモグラフィを見ても、本作品の頃が上り坂であったことが分かる。彼は、歳のとり方がヘタだった。いつまでも同じ顔で同じ演技をしていたため、次第に良い作品から遠退いて行く。顔に年齢が刻まれなかったことが、マイナスに働いてしまった感じだ。残念なことである。主人公の恋人役にアリー・シーディ。結婚に失敗してボロボロになる前だから、若い魅力に溢れていた。おそらく、本作品の頃が一番輝いていたと思う。時代が時代なだけに、女の子は男に手を引かれて逃げ惑うだけなので、これといった見せ場がないのはザンネン。物語は、クラッカーの高校生が主人公。彼が、間違って軍の防衛システムにアクセスすることから大きく展開する。オンライン・ゲームと勘違いして、核戦略プログラムで遊んでしまったからだ。しかし、それはシミュレーション・ゲームではなかった。……というお話し。この頃、私はN○Cの98とか富○通の16βとかを使って、ちまちまドットを拾いながらパソコンで絵を描いていた。まだ16ビットだった。インターネットという概念は一般的ではなく、モデム(2,400bps)でパソコン通信に精を出していた。だから、本作品の主人公が、音響カプラを使って学校のコンピュータにアクセスする場面を見て、とてつもなく羨ましかった。こちらはパソコン1台買うのにヒーヒーしていた。なのに、彼は、ネットワークを操っている。この違いは何だ?――あれから30年が経過したが、スクリーンを見る限り、日本は豊かになっていないような気がする。コンピュータの暴走を描いた作品は、本作品がはじめてではない。『2001年宇宙の旅』にも描かれていたし、クラシックのSF映画にも見受けられる。けれど、本作品が優れているのは、民生用機器でも堅牢なシステムを崩壊させることが出来る点を描いたことである。今や、中学生でもウィルスを作ることが出来るし、政治家のHPを書き変えるくらい造作もない。悪意の介在しない世界崩壊のきっかけを描くことが、監督さんの狙いだったように思える。1日たりともインターネットにアクセスしない日がない現代だからこそ、本作品を見直してみる必要がある、と思った次第。いい作品だった。オススメ!
2015.10.05
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0183 アルマゲドン2009【スタッフ】・監督・脚本 ポール・ジラー「ソーラー・ストライク」・製作総指揮 リサ・ハンセン、ポール・ハーツバーグ、 カーク・ショウ・製 作 ブリアンヌ・ハートリー・音 楽 マイケル・リチャード・ブロウマン・撮 影 マーロン・トッド・ウィリアムズ・編 集 ゴードン・ウィリアムズ【キャスト】・ジャック・コールマン「HEROES」………ノア・ベネット(根本泰彦)・ロジャー・クロス「24 Twenty Four」…カーティス(乃村健次)・ホリー・ディグナード(桜井ひとみ)・テリー・デヴィッド・マリガン(小山武宏)・エマ・ラハナ「Lの世界」(榊原奈緒子)・タイラー・ジョンストン(井上 剛)【仕 様】・型 番 ALBTS0054・製作年度 2009年・製 作 国 アメリカ・原 題 POLAR STORM・収 録 98分・音 声 1.オリジナル(Stereo) 2.日本語吹替(Stereo)・字 幕 1.日本語字幕、2.デカ字幕、3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY Digital、 DVD、NTSC、日本市場向け、セル専用・提 供 プライムウェーブ株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編【ジャケット】・オモテ面:人類に 明日はあるか・ウラ面 :巨大彗星の衝突でアラスカ消滅 だがそれは破滅の序章にすぎなかった!! 人類最大の危機を描く驚愕のディザスター・パニック最新作!!ステキなジャケットだ。彗星が地球を突き抜けている。その上方には“人類に明日はあるか”というキャッチコピー。……ありません。(笑)アルバトロスさんのジャケットは、オモテ面の上方に惹句を配置するのが、定番らしい。素晴らしいイラストを邪魔しない配慮に感謝したい。ウラ面も、緊迫感のあるデザインになっている。何だかよく分からないが、実にマジメな雰囲気だ。中身は3流でも、ジャケットだけは1流ですね。(笑)【感 想】「どうしても、チカラ技」『ザ・コア』のアイデアを流用した3流のデザスター・パニック映画。もちろん、TVM。この手の作品は楽しい。ワクワクしてしまう。予告編にあおられて観ずにはおれなくなる。困ったものだ。(笑)もちろん、本編より予告編の方が優れていることは百も承知だ。――いやいや、それを言うなら、本編よりも、ジャケットの方が何百倍も魅力的だ。実際、ジャケットに騙されて被害に遭った方は多い。(笑)けれど、私は思うのだ、これは騙すとか騙されたとか、そういうレベルのお話しではない、と――。言ってみれば、B級映画を選ぶ楽しさは、“王様のアイデア(古っ!)”のお店をのぞいて物色するのと同じ。(“王様のアイデア”って、まだあるのかな?)やたら便利そうなウリ文句が並ぶが、実際に買ってみると大して役に立たない、むしろ不便な商品ばかり。(笑)B級映画は、そんなニュアンスの作品だと思う。買うまでが華、買って当たれば嬉しいし、ハズレでも「しよーがねぇなぁ」と苦笑いするのが、大人の嗜みだ。(笑)――彗星“コペルニクス”が地球に最接近。引力の影響で彗星は分裂し、その一つが大気圏に突入。アラスカに落下し、大きな被害が出る。それから1週間後、天文学者のジェームズ・メイフィールド博士は、いつもと違う日の出の角度に、地軸がズレていることに気づく。然も、各地で渡り鳥の異常行動やクジラの座礁が相次ぐ。オーロラが観測され、地震が頻発するに及んで、彼は“転極”が起きていることを確信する。……というお話し。原案がジェイソン・ボルクとクレジットされているが、こんなパクりみたいな作品に原案とはカタハラいたい。(笑)主人公がプラムを使って大統領に説明する場面は、『ザ・コア』のアーロン・エッカートと全く同じ。「コアが止まって……」とセリフまで似ている。プロとして恥ずかしくないのだろうか。もっとも、このくらいツラの皮が厚くないと、この業界では生きて行けないかも知れない。(笑)彼が脚本を書いた作品、監督した作品は、いずれもB級映画(TVM)の中でもクズみたいな作品ばかりだから、わざわざクレジットするメリットはないと思うな。監督は、ポール・ジラー。わりと好きな監督さんで、TVMを手堅く仕上げる。個人的には“左官屋さん”みたいな方だと思っている。ただ、デザスター映画は、ちょっと出来上がりがショボい。スケールの大きなお話しは苦手なのだろう。『フィアー・フロム・デプス』や『スネークヘッド・テラー』を観ると、モンスター映画の方に才があるようだ。出演している俳優は、みんなどこかで見たような方ばかり。ドラマやTVMの常連さんだろう。主人公の息子、シェーンを演じたのは、タイラー・ジョンストン。彼は、TVドラマ『スーパーナチュラル』で天使のサマンドリエルを演じて、なかなかの印象を残した。(さほど、お芝居は上手くないが……)父親が女教師と再婚したため、担任の先生が母親になってしまう男の子の戸惑いを演じようとしていた。まるでAVみたいな設定だ。(笑)最初は、受け入れられず反発する。けれど、災害から一緒に逃れて行くうちに、お互いを認めるようになる展開。演技や演出の上手い下手はあるが、この手の作品としては、キチンと時間を割いて描写していた。これは珍しいのではないかと思う。クライマックスのいい加減な解決策よりも、或る意味、見応えがあった。……それにしても、何だって米国は、解決策がいつもチカラワザなんだ?(笑)時に、年の離れた妹が巨○だとか、義理の母が妙に色っぽいとか、入院したら看護師さんが皆ミニスカートだったとか、クラスの男子は自分だけだったとか、近くの教会の牧師の娘が金髪美人だとか……、どうして私には、そういうステキなシチュエーションが訪れないのだろう。人生は不公平だ。(溜息)オススメ!……致しません。(悔しいから)
2015.10.04
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0182 U.M.A/ビッグフット・アタック!【スタッフ】・製作総指揮 ボニー・ファーレイ・ルーカス、 リチャード・J.ルーカス 他・音 楽 マシュー・ルウェリン「ファイナルデッド・ブリッジ」・撮 影 コリン・ゼイズ 他・クリーチャーFX ベン・チェスター 「スタートレック ヴォイジャー/ディープスペース・ナイン」・脚 本 ジョン・ドーラン「バンジー」・監 督 アンドリュー・ゲルンハルト【キャスト】・ケヴィン・シェア「バンシー」・サラ・J.エハーン・グレッグ・ナッチャー「ライカン」・クリスティナ・サンティアゴ・アンドレア・サインズ【仕 様】・型 番 LBX-624・製作年度 2010年・製 作 国 アメリカ・原 題 ASSALUT OF SASQUATCH・収 録 本編85分・音 声 1.オリジナル(ドルビーデジタルステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・映 像 16: 9 LB シネマスコープサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、セル専用・発 売 元 アサルトワン株式会社・販 売 元 株式会社マクザム【ジャケット】・オモテ面:奴は実在する!・ウラ面 :存在確率95%! 衝撃の実在U.M.Aが暴れまくる モンスター・パニック・アクション!オモテ面は、ビッグフットの顔が大写しになっている。そして、“奴は実在する!”のキャッチコピー。煽ってるなぁ。(笑)主人公は、下の方で武器を構えて凄んでいるが、チンピラみたいだ。ウラ面も、“存在確率95%”と根拠のない数字で、あおって来る。(笑)いいねぇ、意味不明だけど……。なかなか凝ったデザインなのも、好感が持てる。きっと、本作品が気に入ったんだろうなぁ。【感 想】「着ぐるみの悲哀と誇り」レイ・ハリーハウゼンの代名詞とも言うべき“ダイナメーション”は、今となっては失われた技術だ。たまにストップモーションアニメは見掛けるが、人形を動かすことと、シーンを作り出すこととは、ちょっと違う。最近は、ほとんどコンピュータによる映像の加工が主流になっている。80年代に全盛をほこったラテックスと血糊を用いた特殊メイクも、同じだろう。ホラー映画の必需品だった。今じゃ、コンピュータが、代わりにリアルな血飛沫を描いてくれる。本作品で中心的な役割りを担っている“着ぐるみ”も、とうの昔に過去のものだ。(街中のイベントでは、ゆるキャラの着ぐるみが大活躍だが……)CGの恐竜やモンスターはリアルだし、動きの自由度も高い。多くを求めなければ、非常に安価らしい。ロボット技術を用いたアニマトロニクスは、操演のスキルが必要だし、コストが高い。1カットを撮るのに、べらぼうな人数が投入されるのだから、当然か。B級映画には高嶺の花だ。本作品は、そうした状況下、敢えて着ぐるみを選んで来た。ビッグフット(サスカッチ)の着ぐるみの出来映えは、決してほめられたものではない。むしろ失笑モノだ。(笑)けれど、同じB級モンスター映画『イエティ』が、CGで描かれた雪男が、メインだったことに較べると、その心意気たるやよしだ。高く評価したい。――密漁者のグループが仕掛けたワナに掛かったのは、ビッグフットだった。グループのリーダーは、仲間を犠牲にしてビッグフットを麻酔銃で眠らせると、トレーラーの荷台に閉じ込めることに成功。あとは、これを大金で売りさばくだけだった。しかし、銃声を聞きつけた森林局の保護官に捕まり、近くの警察に連行されてしまう。その間に息を吹き返したビッグフットは、トレーラーから逃げ出し、警察署を襲い始める。……というお話し。中盤から、ジョン・カーペンター監督の『要塞警察』みたいな展開だった。(笑)物語は、右左に蛇行しながらも、落ち着くべきところに落ち着いて行く。ただ、面白いのは、このビッグフット君、発情期だったらしい。女性の着替えをのぞいたり、ヤク中の女性をポン引きから助けたりして、なかなか隅に置けない。(笑)そのクセ、警察の受付の女性にボコボコにされたりして、なかなかみせてくれる。そんな風にコメディ・タッチの軽い演出で物語を進めるが、ハサミを刺したり、殺戮シーンもキチンと描いてみせる。ローテクを用いた撮影には自信があるらしい。製作サイドの年齢層が高いのかも知れない。昔、そうした現場に携わって来たとか……。そういう意味では、ちょっと懐かしい感じの作品だった。深夜に放送しているのを、たまたま観たら、ちょっと得した気分になったかも知れない。オススメは出来ないけど、原口監督のように“着ぐるみ”愛に満ちた方には、オススメの1本でしょう。(笑)
2015.10.03
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0181 U.M.A 2010 【スタッフ】・監 督 ビル・コーコラン「アトミック・ツイスター」・製作総指揮 ロバート・ハルミ・Sr.「メテオ」「OZ/アウターゾーン」 マイケル・ブラバス「ヒューマン・トラフィック」・脚 本 アンディ・ブリッグス、スティーヴン・ホルバス・撮 影 ピエール・ジョドイン・音 楽 ネッド・バウハラッサ【キャスト】・エリック・バルフォー(宮本 充)「24 Twenty Four」「ザ・スピリット」・ニック・マンキューゾ(小島敏彦)「沈黙の戦艦」・タニヤ・クラーク(岡 寛恵)・イファン・ハウ・ダフィッド(小山武宏)・キャロライン・ネロン(高乃麗)・ジャスティン・サリンジャー(田坂浩樹)【仕 様】・型 番 ALBTS0058・製作年度 2009年・製 作 国 アメリカ=カナダ・原 題 RISE OF THE GARGOYLES・収 録 94分・音 声 1.オリジナル(Stereo) 2.日本語吹替(Stereo)・字 幕 1.日本語字幕、2.デカ字幕、3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、DVD、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、セル専用・提 供 ネクシード株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編【ジャケット】・オモテ面:“謎”・が・来・る・ウラ面 :大ヒット作「クローバーフィールド/HAKAISHA」の興奮がよみがえる 正体不明の“謎”モンスター・パニック映画 新たな傑作登場!!『U.M.A ライジング』は、観覧車。今回は、高層ビル。せめて、教会にして欲しかったな。さて、今回も、怪物の姿は隠してます、キッチリ。ウラ面を見ても、影しか出て来ない。いいアイデアだ。(笑)然も、キャッチコピーでは、“謎”モンスターって表現だ。徹底している。でも、本編では、早々に正体を明かしてしまうンですけどね。(笑)いいデザインだ。【感 想】「マヌケな脚本家と監督」『U.M.A/ライジング』はジャージーデビル、本作品はガーゴイル、……既に“未確認生物”ではないような気がするが、どうなんだろ?(笑)存在が確認出来ない生物のことを言うらしいが、神話や想像上の動物は“U.M.A”に含まれないらしい。いわゆるドラゴンや妖怪の類だ。だから、本作品のゴーゴイルは、含まれないことになる。本作品は、そのガーゴイルが蘇り、人間を襲うお話し。舞台は何故かフランス。教会の地下に封印されていたガーゴイルが、これまた、何故か地上に出て来て人間を殺すわけだ。盗まれ卵を追っているらしいが、そんなことは関係なしにポツポツと人間を襲う。血のにおいに引き寄せられると劇中で言っていたが、では、ピザ屋の配達員を襲ったのは何故だ? ワケが分からない。B級TVMだから、或る程度は覚悟しているが、これは全く話しにならない。(溜息)ガーゴイルの巣である教会にしても、最初は、門を入った前庭には、取り壊し用の資材が置いてあった。別な場面では、緑溢れるキレイな庭になり、ラストの爆破シーンではアスファルトで舗装されていた。門すらない。とても同じ教会には思えなかった。(嘆息)辻褄が合わないところがたくさんあって、途中でウンザリしてしまった。主人公は大学教授らしいが、出版社の女性編集者が出て来る。名前は、キャロル。彼女は、教会の地下室から卵を持ち出してガーゴイルに襲われる。そして、屋上で首をチョン斬らる。なのに、翌朝、警察が彼女の部屋を調べた時は、何故か部屋に血飛沫の痕が残されていた。然も、争ったあとも……。そんな場面はなかったぞ。主人公は、教会のガーゴイルの像が「消えた!」と騒いでいたが、これも意味不明。前夜、カメラで像の撮った後、地下室でガーゴイルを見ているのだから、翌日、その像がなくなっていたとしても、関係ないじゃん。然も、“像がある写真”と“像がない写真”を観客には見せてくれない。いくらエリック・バルフォーが主人公を熱演していても、説得力は皆無。(苦笑)主人公がTV局のレポーターとカメラマンに連絡を取り、「そっちに行く」と息巻いて部屋を出たのに、次の場面では何故か殺人課の警部とカフェでお茶してる。何故?(笑)ビデオの画像を解析して、事態を認識したレポーターたち。主人公をインタビューを取ろうと電話をするが、「待ってられない」と、レポーターは局を出てしまう。入れ違いに主人公が局にやって来て、カメラマンと仲良く画像の確認。――なんか、忘れてませんかね?(笑)ガーゴイル退治に主人公たちが教会にやって来てからは、もう支離滅裂。(爆笑)カメラマンは「カメラを持ってくれば良かった」とか言っていたのに、何故がクライマックスではカメラを持っている。神父がダイナマイトを体に巻いて、入口にもセットしているのを見て、「みんなが危ない!」と、“留守番”のレポーターまでが教会に飛び込む。でも、さんざん騒いだのに、神父と一緒に地下をウロウロ。ダイナマイトの件は、棚上げかい?!ガーゴイルをやっつけると言ったり、逃げると言ったり、朝まで待とうと言ったり、およそ一貫性のない連中だった。「神父がダイナマイトを持ってる。だから、お前が探しに行け!」という主人公の台詞が一番笑えました。(笑)フランスとアメリカの合作映画のようだから、エリック・バルフォーの出て来ないフランス版ってのが、あるのかも知れない。もしかしたら、そちらの方は、辻褄が合っているのかも知れない……。そんなわきゃないか。(笑)廃棄しましょ!愚作です!
2015.10.02
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0180 U.M.A ライジング【スタッフ】・監 督 シェルドン・ウィルソン・脚 本 ダグラス・G.デイヴィス・製作総指揮 マイケル・ブラバス「ラスト・クルセイダーズ」、 ロバート・ハルミ・Jr.「メテオ」・製 作 アイリーン・リチンスキー、ナンシー・ブシェ、 サンドリーン・グロス・ダイロン・撮 影 ダニー・ノワク・編 集 サイモン・ウェッブ【キャスト】・ルー・ダイアモンド・フィリップス「チェ 39歳 別れの手紙」「戦火の勇気」・A.C.ピーターソン「ザ・シューター/極大射程」・シモーヌ・エリース・ジラール「ニュースの天才」・ヴラスタ・ヴラナ・ジョー・コブテン・ドメニック・クッツォクレア【仕 様】・型 番 ALBTS0055・製作年度 2009年・製 作 国 カナダ・原 題 CARNY・収 録 89分・音 声 1.オリジナル(Stereo)・字 幕 1.日本語字幕、2.デカ字幕・映 像 16: 9 フルフレーム・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 DVD、NTSC 日本市場向、セル専用・提 供 プライムウェーブ・ネクシード株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・映像特典 予告編【ジャケット】・オモテ面:“謎”が目覚める・ウラ面 :その生物は 神にも嫌悪されたという 呪われた存在なのか!? 「クローバーフィールド/HAKAISHA」に続く恐怖 ここに開幕!!いいジャケットだ。(笑)観覧車に、怪物が突き抜けたアトが……。マンガかよ。(笑)バットマンか?(笑)本編にも観覧車は出て来るが、移動遊園地のものなので、こんなに大きくない。この辺りの誇張はB級映画ならではの、ハッタリだ。大きな心で受け止めてあげます。(笑)面白いのは、怪物の姿が描かれていないこと。ウラ面にも、怪物の画像は小さいのが1カットだけ。左上に目立たないように配置されている。右上のルー・ダイアモンド・フィリップスの顔に目が行ってしまい、見落としてしまう。意図的だろうか……。だとしたら、いいトリックだ。でも、個人的には、怪物の画像を出さずに、興味を惹く演出をして欲しかったなぁ。【感 想】「シリアスでハードなB級モンスター映画」意外なことに、シリアスでハードな作品だった。比較的、脚本がまとまっており、間然とするところがない。むしろ、コンパクト過ぎたのが、欠点と言えるだろう。定番のストーリー展開とはいえ、中盤から徐々に勢いをつけて、終盤の展開はなかなか面白かった。――ネブラスカの田舎町にカーニバルがやって来る。メインは見せ物小屋だ。中でも、“仕入れた”ばかりのバケモノ(モンスター)は、評判になるはずだった。転売先も決まっている。稼ぐだけ稼いで大金を手に入れる。それが、団長の腹づもりだった。しかし、興行中にモンスターが暴れ出し、檻を破って逃げてしまう。神父から警告を受けていた保安官のサムは、判断の甘さを後悔しつつも、事態の収拾に乗り出す。けれど、時すでに遅く、犠牲者が出てしまう。翌朝、発見されたのは、神父の息子の遺体だった。……というお話し。序盤から見せ物小屋のフリークスたちが画面に登場し、「こりゃあ日本での劇場公開は無理だな」と思わせた。頭部が変形した男、豹のような女、小さい人に怪力男、千里眼の女……。特殊メイクに力が入っていて、独特な雰囲気をかもし出している。まるで1980年代の作品みたいだった。(笑)バケモノ=“ジャージーデビル”のCGも、このクラスの作品としては、破格の出来映えだと言えるだろう。実写映像との親和性も高かった。もう少し出番が多いと、もっと満足感が得られたに違いない。惜しいことをした。……まぁ、低予算なのはアリアリだし、仕方ないか。(笑)それに、凄惨な死体の描写にも、時間をさいている。カットは少ないながら、情熱を持って取り組んだようだ。豹女の裂かれた首のカットは見事だった。腕のいいスタッフを雇えたのだろう。このクラスの撮影期間は2~3週間。出来ることは少ない。観客を喜ばせるには、並々ならぬ情熱が必要なのだ。そんな情熱を持って取り組んだ方が、もう1人。主人公の保安官を演じたルー・ダイヤモンド・フィリップス。いつも真面目に演技に取り組む方だが、本作品はまた格別にマジメだった。B級映画を対象にしたオスカーがあったら、彼は毎回ノミネートされるはずだ。(笑)本作品は、監督さんのシリアスな路線と相俟って、見応えがあった。第2班も、丁寧に撮っており、いい仕事ぶりだと思う。惜しむらくは、センスがなかったこと。(笑)バケモノが檻を破って逃げ出す場面にしても、短いカットを繋いでスリリングな演出を施している。けれど、結果的にはイマイチ。(苦笑)ガキが檻に物を投げる、暴れるモンスター、鎖がゆるむ、鎖を引っ張る男が焦る、――この繰り返しだけでは、ダメだ。映像的にはイヤらしいくらいにインパクトがないと、観客は煽られないぞ。それに、予算が尽きたのか、観覧車の倒壊も直接描けず、ちょっと拍子抜けだった。クライマックスで最高潮に達したところが描けないなんて……。狂信的な神父をはじめ、登場人物のほとんど死んでしまう結末は、まるでニューシネマのような味わいだった。懐かしい感じがした。何度も観たくなる作品ではないし、気軽に観るには重い。観る時間帯も選ばなければならないが、いまどき珍しいテイストを味わっていただきたい。(笑)ちょっぴりオススメ!
2015.10.01
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