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1398 メン・オブ・ウォー [HDマスター版]※オモテ面【スタッフ】・監 督 ペリー・ラング・製 作 アーサー・ゴールドブラット アンドリュー・プリファー・脚 本 ジョン・セイルズ イーサン・リーフ サイラス・ヴォリス【キャスト】・ドルフ・ラングレン・シャーロット・ルイス・アンソニー・ジョン・デニソン・ドン・ハーヴェイ・B・D・ウォン・トレヴァー・ゴダード・ケヴィン・タイ※ウラ面【仕 様】・型 番 LBXS-032・製作年度 1994年・製 作 国 アメリカ・原 題 ----・発 売 元 株式会社オルスタックソフト販売・販 売 元 株式会社ファインディスクコーポレーション・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2011.・収 録 本編 102分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 1.オリジナル語 (英語)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD、Sell Only・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:人間核弾頭復活!!・ウラ面 :金より価値のある 闘いに 奴らは挑む!!何ともはや、ぼんやりした画像をジャケットに使ったものだ。オモテ面もウラ面も、漏れなくボンヤリしている。折角、いい作品なのに、こんな画像しか使っていないなんてガッカリだ。(溜息)それに、印刷のクオリフィも低い。やはり、メジャーからリリースされる作品のジャケットは、紙質から印刷の質まで、何だかんだ言って一流だ。でも、中小企業がリリースする作品は、紙質も印刷の品質も低い。デザインや宣伝コピーも大切だが、意外とほかのところを消費者も見ているものだ。特に印刷のクォリティは、重要だ。最初に目にするのは、ジャケット(印刷物)だからね。【感 想】「ドルフ・ラングレン版『七人の侍』」大好きだなぁ、この作品。(笑)演出は粗いが、作り手の情熱が伝わって来る。個人的には『レッド・スコルピオン』に次ぐ良作だと思っている。――元傭兵のニック・ガンナーは、嘗ての上司メリック大佐から仕事を請け負う。或る企業が東シナ海の孤島に眠る資源に目をつけたが、島民たちに契約を拒否され、強硬手段に出ることになったのだ。ニックは、仲間を集めて現地に赴くが、何故か島民たちに歓迎されてしまう。美しい自然に純朴な島人たち、お金や物質に囚われない姿に、ニックらは心を癒されて行く。けれど、期日は刻一刻と近づいていた。やがて、メリック大佐が雇い主を連れて島にやって来る。決断を迫られたニックは、企業が求める資源が、島に堆積した鳥の糞だと知って、傭兵としての仕事を放棄。島を守ることを宣言する。それは、傭兵たちと島人たちの戦いの火ぶたが切って落とされた瞬間だった。……というお話し。必要な台詞やカットがあるにも関わらず、全体的に「?」な部分があるのは、ペリー・ラング監督のスキル不足だろう。エッジが立っていない。(溜息)そもそも、ニックは何故、この仕事を請けたのか? 指令は何だったんだ? 銃で脅して契約書にサインさせることか? 後から武装した兵士を連れて大佐が乗り込んで来るなら、ニックが仲間を連れて行く必要ないじゃん。「サイン貰えませんでした」なんて報告を許すくらいなら、会社の営業マンに行かせた方が安上がりだったんじゃないか? だいたい島の地権者は誰なんだ?あれ? 「大好きだ」と言っておいて、何でツッコミを入れてるんだ、オレ?まぁ、これは寓話=ファンタジーなんだな。(笑)ニックが島に残る決意をしたことからも、それは確かだ。基本的なプロットは、『七人の侍』や『荒野の七人』と同じ。もう少し仲間を集めるシーンにキャラが印象に残るようなメリハリが欲しかった。あれ、またツッコんじまったぜ。(汗)役者あがりの監督2作品目だから、まぁ、その辺りは大目にみよう。本作品でも企業の経営者の1人としてチョコっと顔を見せている。ちなみに、共同経営者として出演しているのが、トーマス・ギブソン。後年、TVシリーズ『クリミナル・マインド/FBI行動分析課』でメインキャストのアーロン・ホッチナーを演じた方。まだ若い。紅一点の女性兵士のグレースを演じたキャサリン・ベルも、本作品の後、TVシリーズ『犯罪捜査官ネイビーファイル』でメインキャストのサラ・マッケンジー役で凛凛しい軍服姿を見せている。また、ニックと結ばれる山の民のロキを演じているのが、シャーロット・ルイス。エディ・マーフィ主演『ゴールデン・チャイルド』のヒロインで、当時は人気があった。こうして見ると、配役面では、『ジュラシック・パーク』のBD・ウォン、『黒豹のバラード』のタイニー・リスター、TVシリーズ『メジャー・クライムス/重大犯罪課』のトニー・デニソン、『死の標的』のトム・ライト、『モータル・コンバット』のトレバー・ゴダードと、なかなかの顔ぶれだ。そして、忘れてならないのは、脚本にジョン・セイルズが名前を連ねていること。『ピラニア』や『アリゲーター』等のB級モンスター映画、『アポロ13』といった大作から『フィオナの海』や『スパイダーウィックの謎』といったファンタジーまで手掛けた名脚本家である。どこかユーモラスでファンタジックな雰囲気が漂っているのは、彼のテイストが反映しているからだろう。ただ、惜しむらくは、後半の戦闘シーンにストーリーが読み取れないこと。優勢なのか劣勢なのか、どんな作戦で何が狙いなのか、その辺りが滑らかに演出できていたなら、かなり良いアクション映画に仕上がったと思う。傭兵などの戦う男のイメージが強いドルフ・ラングレンだが、その優しくて寂しげな眼差しが、実は戦うことを嫌っているように見える。私には、そう見える。本作品は、彼のそんなキャラを、よく捉えた作品だったと思う。だから、オススメ!(笑)
2019.01.31
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1397 めちゃ怖3/霊魂との交信「霊能力を持つ男」驚愕のドキュメント※オモテ面【スタッフ】・監 修 小池壮彦・音 楽 スキャット後藤 山田ヤスト・撮影協力 LOFT PLUS ONE ミリオン出版・企画協力 伊保内裕美・アートデザイン 中平一史 青木由香里(Viemo)・プロデューサー 工藤達矢 松瀬真一郎 しまだゆきやす・制作進行 那須千里・撮 影 近藤能人・編 集 小川和彦・構成協力 向井康介 桑原あつし・監 督 山下敦弘【キャスト】・森 達也・住倉カオス・野嵜好美・山本剛史・竹田尚弘※ウラ面【仕 様】・型 番 R-SDHR-003・製作年度 2009年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 SODクリエイト株式会社・販 売 元 ソフト・オン・デマンド株式会社・提 供 ----・価 格 6,500円(税抜)/6,825円(税込)・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 88分・サ イ ズ 16: 9・音 声 1.日本語・字 幕 ----・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、ALL NTSC、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:再生ボタンを押す勇気はありますか? 注意 失禁必須! 発禁覚悟の「呪われた」恐怖映像!・ウラ面 :不気味な人形…、 朽ち果てた靴…、 未解決殺人事件。 ※本作品には一部奇怪な表現が含まれ ますが、それが視聴者に及ぼす いかなる被害についても SRI(超常現象噂調査隊)は 一切の責任を負いかねます。 (なお、今作品は必ず2人以上での 鑑賞をお勧めします。) 天才・山下敦弘監督×シャーマンシリーズ3本目にして、ようやくレイアウトとコピーに変化が現れた。ここでは、山下敦弘監督の名前の扱いを小さくし、あたかもフツー(?)の心霊ビデオであるかのように装っている。(あまり遊び心がみられない) まるで本の帯のように著名な人からのコメントを記載せず、扇情的なキャッチコピーに変わってしまった。ウラ面は、レイアウトを変更し、本編のフェイクドキュメンタリーのストーリーを丁寧に掲載している。そして、まるで70年代のモンド映画のようなキャッチコピーが目を惹く。「一切の責任を負いかねます」「2人以上での鑑賞を」と、なかなか力がこもっている。うーん、これはこれで、モキュメンタリーのコピーとしては正しいような気がするな。でも、ちょっと焦点がボケてしまったような……。(苦笑)モキュメンタリーは、存在そのものが微妙な立ち位置にあるから、作り手や売り手がしっかりと腰を落ち着けないと、こういうことになるんだろうなぁ。【感 想】「モキュメンタリーの中のエセ霊能力者に感化された女性の末路」山下敦弘監督による心霊系モキュメンタリーの第3弾にして最終巻。圧巻だった。エセ霊能力者を登場させ、その騙しのテクニックを暴いて屈伏させるのかと思いきや、まさかのオチ。これにはビックリ。笑うより唖然としてしまった。(笑)エセ霊能力を演じた山本剛史さんの強烈な胡散臭さに引き込まれてしまった。その存在感とウソ臭さには妙な魅力と説得力がある。「こういう役者さんがいるんだなぁ」と、しみじみ感心してしまった。やや小粒な感じがしないでもないが、ジャリタレを起用するくらいなら、彼を要所にキャスティングした方が、映画のスクリーンは締まると思うな。(笑)そして、何よりも、助手の野嵜さんが、エセ霊能力者に“取り込まれ”てしまう展開が凄い。脚本があるのかどうか知らないが、ロケの後も心霊療法を受けていたと言う彼女が、山下隊長(監督)らに事情聴取される時の顔の表情が見事。彼女の役者としての奥深さを感じた。シリーズの中で、強気でバシバシ行くタイプに見せておいて、本作品では女性としての顔を垣間見せる。然も、降霊の儀式を行うエセ霊能力者がピンチに陥ると、自らも儀式に参加してみせる。いわゆる悪どい新興宗教や霊感商法の被害者が辿る道を見せられたような気がした。そして、あのオチ。「信じる」派も「信じない」派も、まとめてウッチャリをかますような幕引きは、本シリーズの最も重要なシーンだろう。独特のユーモアに包まれているが、内側には毒を含んでいる。それを、どう感じるかによって本シリーズの評価は変わる。本物の心霊現象や写真、動画を求める人たちにとっては噴飯モノだろう。彼らは、否定するかも知れないが「信じる」派だ。一方、「信じない」派にとっては、何かが起きて終わるところにモヤモヤしたものが残るはずだ。モキュメンタリーである以上、明確な否定は肯定に繋がる。だから、「心霊写真などなかった」「幽霊は出なかった」「霊能力者に特殊な力なんかない」と描けない。風刺の精神は、虚構をリアルに作り上げるほど混迷して行く。現実と虚構の境界線がぼやけて来るからだ。だからなのかも知れないが、最後に笑いを用意し、ダメ押しのように作り物然とした投稿映像が流れる。虚構としての立ち位置を明確にする。(ナビゲーターの心霊サイトの管理人が、どういう気持ちでモノローグを口にしたのか聞いてみたい)世の中に溢れている心霊系のビデオは、多かれ少なかれ、モキュメンタリーである。少なくとも、そういう要素を含んでいる。けれど、それは決して明らかにされない。明らかにしてしまっては、存在意義が失われるからだ。けれど、本作品は、端から作り物であることを宣言している。超常現象噂調査隊(SRI=SUPERNATURAL RUMOR INVESTIGATORS)を名乗り、同ロゴを付けた安物のキャップとウィンドブレイカーを山下敦弘監督と助手の野嵜好美さんが着て登場するだけで、戯画化されていることが伝わって来る。異色のビデオなだけに観客を選ぶかも知れないが、オススメ!
2019.01.30
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1396 めちゃ怖2/死霊との遭遇「恐怖!心霊スポット十連発」驚愕のドキュメント※オモテ面【スタッフ】・監 修 小池壮彦・音 楽 スキャット後藤 山田ヤスト・撮影協力 LOFT PLUS ONE ミリオン出版・企画協力 伊保内裕美・アートデザイン 中平一史 青木由香里(Viemo)・プロデューサー 工藤達矢 松瀬真一郎 しまだゆきやす・制作進行 那須千里・撮 影 近藤能人・編 集 小川和彦・構成協力 向井康介 桑原あつし・監 督 山下敦弘【キャスト】・森 達也・住倉カオス・野嵜好美・梅澤佳寛※ウラ面【仕 様】・型 番 R-SDHR-002・製作年度 2009年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 SODクリエイト株式会社・販 売 元 ソフト・オン・デマンド株式会社・提 供 ----・価 格 6,500円(税抜)/6,825円(税込)・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 93分・サ イ ズ 16: 9・音 声 1.日本語・字 幕 ----・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、ALL NTSC、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:Jホラーの原点、オリジナル・ビデオの 最初期に立ち返る思いがした。 心霊表現はまさに “行ってはならない現場”から 生まれたのである。 高橋洋(「狂気の海」監督/「リング」 「おろち」脚本) 注意 失禁必須! 発禁覚悟の「呪われた」恐怖映像!・ウラ面 :『リンダ リンダ リンダ』 『天然コケッコー』の 天才・山下敦弘監督×幽霊の巣窟 「正直、霊とかって信じていないんだよ ね。」 すべては監督のひと言から始まった。 「監督、ごめんなさい……」ここでしか 聞けない戦慄の絶叫!本作品は4部構成。「1.心霊会議」「2.本編(フェイクドキュメンタリー)」「3.小池壮彦の怪事件簿」「4.解禁!恐怖の投稿ビデオ」となっている。その3.と4.のイントロダクションがウラ面に記載されている。「小池壮介の怪事件簿「奇跡体験!アンビリバボー」等の怪奇探偵でおなじみの怪談史家・小池壮彦が語りおろす、本当にあった怖い話。」「解禁!恐怖の投稿ビデオ視聴者から送られてきた心霊ビデオの中から、怖すぎて自主規制していた極秘映像を特別にお蔵出し!」うーん、いかにも心霊ビデオらしい。(笑)【感 想】「野嵜好美さん」山下敦弘監督による心霊系のモキュメンタリーの第2弾。構成は前作と同じ4部構成。今回は心霊ビデオの定番モチーフ「心霊スポット」に焦点を当てた1本となっている。いよいよ、モキュメンタリーとしての真価が発揮された1本。助手役の野嵜好美さんが、キャラを活かし、役者としてもみせてくれる。予定調和をブチ壊して行く様子が鮮やかで、つい見入ってしまった。(笑)でも、結局は、心霊ビデオとしての定番のオチに辿り着いてしまうのは、皮肉だろうか。実に見事。(拍手)本ディスクに収録された心霊スポットは、次の通り。■.恐怖!心霊スポット十連発#1.大阪府T市「墓場山の首なし地蔵」#2.大阪府K市「Tダムの幽霊トンネル」#3.山梨県富士「青木ヶ原樹海」#4 千葉県T市「廃墟ホテル」 #5 千葉県東金市「雄蛇ヶ池」#6 東京都八王子市「道了堂跡」#7 東京都渋谷区「千駄ヶ谷トンネル」#8 東京都大手町「将門の首塚」#9 東京都青梅市「旧旧吹上トンネル」#10 神奈川県藤沢市「辻堂海岸」 #8が終わったところで締めようとする山下監督に異議申し立てをする(笑)助手の野嵜さん。彼女に煽られるまま、#9にロケに突入して“事故”に遭う。そして、「探さないで下さい」というメッセージに笑いました。結局、#10のロケはされなかったので、第3部の怪談話は、辻堂海岸が舞台のものをピックアップし、第4部の投稿映像に繋がる。この辺りの遊び心も面白い。ユーモラスだ。ちょっと気になったのが、心霊サイトの管理人や怪談史家は、どういう立ち位置で、本作品に出演しているのだろう?「信じる」「信じない」の二極で振り分ける必要はないと思うが、山下監督は「信じない」立ち位置からモキュメンタリーに仕立てているはずだ。そうでなければ、笑いにならない。既存の心霊ビデオを茶化しているような演出から、そう思える。投稿映像を紹介する方は、明らかにニセ物の動画を紹介している。彼は、心霊サイトを運営しながら、その存在を信じていないのか?怪談史家が語る怪談話しは、創作なのか?彼らの出演動機を是非とも知りたいものだ。心霊ビデオがお好きな方にはオススメ出来ませんが、懐疑的な方にだけオススメ!(そういう方の方がフェイクを楽しめると思います)
2019.01.29
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1395 めちゃ怖/学校の怪談「呪われた心霊フィルム」驚愕のドキュメント※オモテ面【スタッフ】・監 修 小池壮彦・音 楽 スキャット後藤 山田ヤスト・撮影協力 PLANET+1 LOFT PLUS ONE ミリオン出版・企画協力 伊保内裕美・アートデザイン 中平一史 青木由香里(Viemo)・プロデューサー 工藤達矢 松瀬真一郎 しまだゆきやす・制 作 那須千里・撮 影 近藤能人・編 集 小川和彦・V F X 近藤聖治・構成協力 向井康介・監 督 山下敦弘【キャスト】・小池壮彦・森 達也・住倉カオス・野嵜好美・奥村 勲・寺内康太郎・熊切和嘉・元木隆史※ウラ面【仕 様】・型 番 R-SDHR-001・製作年度 2009年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 SODクリエイト株式会社・販 売 元 ソフト・オン・デマンド株式会社・提 供 ----・価 格 6,500円(税抜)/6,825円(税込)・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 70分・サ イ ズ 16: 9・音 声 1.日本語・字 幕 ----・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、ALL NTSC、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:ホラーが苦手な僕にとって、 こんな怖いドキュメンタリーは他にいない。 森 達也(「A」「A2」監督/ ドキュメンタリー作家) 注意 失禁必須! 発禁覚悟の「呪われた」恐怖映像!・ウラ面 :『リンダ リンダ リンダ』 『天然コケッコー』の 天才・山下敦弘監督×日本一怖いDVD 「正直、霊とかって信じていないんだよ ね。」 すべては監督のひと言から始まった。 焼死した女子大生、呪われた8mmフィルム、 不可解な光――いかにも心霊系のオリジナル・ビデオらしい、オドロオドロしいジャケットだと思う。本シリーズがモキュメンタリーであることを考えると、このジャケットも、ウソってことだろうなぁ。(笑)親切にも、ウラ面にSRIの説明が載っている。「SRIとは?Supernatural Rumor Investigators(超自然噂調査隊)の略。巷の超常現象にまつわる噂や都市伝説の真相を勝手に究明するべく日々自主的に活動している。そのメンバーは全国に散在すると言われており、しばしば予告もなく謎の隊員が登場する。」謎の隊員なんかいたんだぁ。(笑)【感 想】「モキュメンタリー」『リンダリンダリンダ』や『天然コケッコー』、『苦役列車』の山下敦弘監督が手掛けた心霊系のモキュメンタリー。どこまで本気なのか分からないが、ウィキペディアでは黙殺されているところから察すると、一般的にはあまり歓迎されていないのかも知れない。(苦笑)作品の構成としては、4部構成になっている。最初に、このジャンルの有識者(?)が登場して、いろいろディスカッションする。面白いが、誰の発言も前提条件が曖昧で、あまり真剣に聞くものではないだろう。これが「心霊会議」。次に、本作品のメインであるモキュメンタリー。キャッチコピーでは「心霊ドキュメント」を謳っているが、それに騙される消費者は少ない。そもそも、モキュメンタリーを撮る行為が、「心霊会議」の内容を否定しているように思える。本作品では、山下監督の母校に伝わる幽霊話を検証する。どこの学校にも、ひとつや二つあるものだが、たいていは出所不明。でも、本作品では、それを掘り下げて行く。よく「3人たどれば目的の人に会える」と言うが、そんな感じ。結局、終盤は、フツーの心霊ビデオになってしまう。3つ目は、「小池壮彦の怪事件簿」。小池氏の顔がUPのまま独り語りを聞かされる。本作品のタイトルは、『心霊写真』。一応、テーマには添っているが「これって面白いの?」と思ってしまった。素人の話しを丸々見せられても困る。(一龍斎貞水は偉大だなぁ)最後は、心霊サイトに投稿された画像を紹介する「解禁!恐怖投稿映像」。紹介されるのは、3本。いずれも、つくりものであることがハッキリと判る。ナビゲーターが「信じるかどうかはあなた次第」みたいなことを真顔で口にするが、「だったら、もっとリアルなのを紹介しろよ」と思ってしまった。そこで、はたと気づく。「もしかしたら、彼も役者か?」作品全体が、モキュメンタリーなのかも知れない。では、世間一般に流布している心霊ビデオとの違いは何だ?立ち位置の違い? 誰が心霊現象を信じている? モキュメンタリーを製作するのは、心霊ビデオに対するアンチテーゼか?いろいろなことを考えてしまうビデオだった。それもこれも、山下敦弘という名前があったればこそ。もし、山下監督の名前がなかったら、「しようがねぇなぁ、いつまでも似たような作品を作って……」と鼻で笑っていたかも知れない。(笑)だからって、フツーにオススメ出来る作品ではありませんけどね!(笑)
2019.01.28
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1394 ドント・ノック・トワイス※オモテ面【スタッフ】・監 督 カラドッグ・ジェームズ『ザ・マシーン』・脚 本 ニック・オストラー マーク・ハッカービー・製 作 ジョン・ジワ=アムー『ザ・マシーン』【キャスト】・ケイティー・サッコフ『オキュラス/死霊鏡』 『リディック:ギャラクシー・バトル』・ニック・モラン『ハリー・ポッターと死の秘宝』・ルーシー・ボーイントン 『シング・ストーリー/未来へのうた』※ウラ面【仕 様】・型 番 FFEDR-00842・製作年度 2016年・製 作 国 イギリス・原 題 Don’t Knock Twice・発 売 株式会社ファインフィルムズ・販 売 株式会社ファインフィルムズ・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 93分・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・音 声 1.オリジナル 英 語 5.1ch ドルビーデジタル 2.日本語吹替 2.0ch ステレオ・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:カラドッグ・ジェームズ 『ザ・マシーン』監督が仕掛ける 甦る恐怖の《都市伝説》スリラー! 2度目のノックで、 “それ”は現れる。・ウラ面 :決して、そのドアをノックしてはいけない… 古い廃墟にまつわる都市伝説 どこに逃げようが“目覚めた彼女”は 迫って来る…。えっと……。このジャケットのイラスト、変じゃない?どうして、魔女の老婆(バーバ・ヤーガ)のような手が、ノックしているんだ?――ああ、そうか、彼女が現れる時、ノックが聞こえて来るんだっけ。(苦笑)つまり、このイラストは、バーバ・ヤーガの襲撃の予兆だったわけだ。うん、悪くない。(笑)ウラ面も、中央左手のメアリーの叫び顔がインパクト絶大。つい、目が行ってしまう。(笑) 上段中央のクロエが、背後の不気味な人影に気づいた瞬間の画像も悪くないけど、色褪せてしまった感じだな。本編は、さほど感心しなかったが、このジャケットは、思いのほか、出来映えが良いと思う。【感 想】「バーバ*ヤーガ」「その屋敷のドアを2回ノックしてはならない。1回目でメアリーが目覚め、2回目で死から蘇る。そして、メアリーが殺しにやって来る」そんな都市伝説をベースにしたホラー映画。そういう都市伝説が本当にあるのかどうか知らないが、“いかにも”な設定だ。例えば、鏡の前で「ブラッディメアリー」と3回唱えると死が訪れるとか、“動作”“回数”“報復”という王道のパターンをなぞらえている。(笑)――養護施設で育ったクロエは「2回ノックしてはいけない」と噂されている屋敷のドアを、友人と一緒にノックしてしまう。噂話など信じていなかったが、友人が突然姿を消してから俄に怖くなって来た。然も、何か得体の知れないモノが、つきまとい始めている。次は自分かも知れない。クロエは、疎遠だった母親のジェスを頼って行く。ほかに知り合いはいなかった。ジェスは、芸術家として大成しており、裕福な暮らしをしていた。けれど、そこにも不気味なモノが、姿を現し始めた。……というお話し。薬物中毒だったジェスは、9年前に娘のクロエを手離してしまった。以来、ジェスは薬物を断ち、芸術家として認められようになる。そして、銀行家の男性と結婚。生活が安定した彼女は養護施設からクロエを引き取ろうとするが、なかなか役所に認めて貰えない。一方、クロエは、捨てられたことが心の傷となっていて、素直に母親を受け入れられない。この母娘の確執と和解が、異常な状況下で描かれる。その辺りは、なかなか面白かった。母親のジェスを演じるのは、ケイティ・サッコフ。TVシリーズ『バトルスター・ギャラクティカ』にレギュラ出演されていた女優さん。体格がいい訳だ。どこか歪で、険しくて神経質な顔立ちが、過去のあるキャラクタによく合っていた。娘のクロエを演じるのは、ルーシー・ボーイントン。本作品の後、『オリエント急行殺人事件(17)』『ボヘミアン・ラプソディ』と大作が続いている。本作品では、グレているのでメイクは濃いめ。決して可愛いキャラクタではないので感情移入がしにくかったが、なかなかの好演だったと思う。ストーリーは、後半に入ってから二転三転するので展開が読みづらい。時々、「?」と思う場面もあった。だから、エンディングのキレが悪い。結局、メアリーは関係なくて、バーバ・ヤーガ(魔女の老婆)が、黒幕(?)だった。魔力の弱いバーバ・ヤーガは人間を手先にして生け贄を調達していたらしい。メアリーを自殺に追い込んだのは自分ではないかと罪の意識に苛まれていたクロエだったが、とんだ一人相撲だったわけだ。でも、同じように2回ノックした友だちは即座にバーバ・ヤーガに連れ去られたのに、どうしてクロエは違うんだ?そんな風に、釈然としないところが少なからずある。スピード感で押し切ってはいるが、バッドテイストの幕切れと相まって、ビミョーな余韻が残った。(続編がありそうだ)女優さんたちは好みじゃないし、やたら決めポーズで登場するバーバ・ヤーガには笑いが絶えない。こういうのが、いまのトレンドなんだろうなぁ。ちなみに、“バーバ*ヤーガ”という名前の3人組のアイドル・ユニットがあるらしい。曲は聴いたことがないし、見たこともないが、ネーミングのセンスには感心してしまった。(濡れた長い髪に針金細工みたいなシルエットの老婆3人が、アイドルみたいに歌って踊ってるところを想像してしまった……) 機会があったら見てみたいものだ。(笑)でも、本作品は、もういいや。一定水準の出来映えだとは思うけど、納得できない痼(しこり)のようなものが残るしね。なので、オススメ致しません!
2019.01.27
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1393 ホーンテッド※オモテ面【スタッフ】・監 督 ナチョ・セルダ・脚 本 ナチョ・セルダ カリム・ハッセン・編 集 ジョージ・マカヤ・撮 影 シャビ・ヒメネス 「マシニスト」「10億分の1の男」・製 作 フリオ・フェルナンデス「マシニスト」・製作総指揮 フリオ・フェルナンデス カルロス・フェルナンデス「ダークネス」【キャスト】・マリー:アナスタシア・ヒル(山像かおり) 「穴」「ザ・ディレクター」・ニコライ:カレル・ローデン(大川 透) 「ボーン・スプレマシー」「ベルボーイ」・カダノフスキ:ヴァレンタイン・ガネヴ(遠藤純一) 「灰の記憶」・オルガ:パラスケヴァ・デュケロヴァ(定岡小百合)・エミリー:モニカ・ボウノヴァ(津村まこと)※ウラ面【仕 様】・型 番 ALBD-5750・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・スペイン・ブルガリア合作・原 題 THE ABANDONED・発 売 アルバトロス株式会社・販 売 アルバトロス株式会社・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 96分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:その家で残された命は、24時間。・ウラ面 :ライオンズ・ゲート 「SAWソウ」「CUBE」 × FILMAX「マシニスト」製作!! アメリカ全土にて1250館公開! 世界各国で大ヒットの超話題作が、 ついに日本を恐怖に陥れる!! 「巧妙なストーリーに、美しく雰囲気のある 悪夢に仕上がった傑作!」★★★★★ ――(Variety)ジャケットのオモテ面は、血の涙を流すビスクドールの顔のUPと闇夜に浮かび上がる屋敷。不気味な雰囲気は悪くないが、出演している役者が1人も登場していない。こういう時は、高い確率で駄作だ。(笑) 本編には、ジャケットのオモテ面に使えるような良いシーンがないってことだ。ウラ面は、派手な宣伝文句がデカデカと載っているが、使われている画像は、とらえどころがない。これでは、物語どころかイメージすら伝わって来ない。それに、統計的にみて、製作会社が云々なんて宣伝文句が並ぶ時は、だいたい駄作だ。(笑)まぁ、確かに、本編中に使いたいショットがなかったなぁ。こういうジャケットにならざるを得なかったわけだ。気の毒に……。ジャケットを満足にデザインできないような作品は、リリースしない方がいいと思いますよ、アルバトロスさん。(笑)【感 想】「あー、何コレ?」中学生が書くようなホラー・ストーリーだった。(溜息)――マリーは、ミャシリンという男に呼ばれてロシアに遣って来る。森の奥に建つ古い屋敷と農場を相続する権利があると言う。そう言って渡されたのは、実母の死亡診断書だった。実母が死んで養子に出され、英国で育った彼女は、米国で映画プロデューサーの夫と結婚し、娘をもうけていた。バツイチだが、いまさら廃墟同然の屋敷や農場などに興味はなかった。しかし、自分の出生の秘密を知る手掛かりになるかも知れないと、屋敷に向かうことになる。ところが、途中で案内人のアナトリーとはぐれてしまい、一人で屋敷を訪れた彼女は、そこで男と出会う。彼こそが、生き別れになっていた双子の弟のニコライだった。……というお話し。マリーとニコライは屋敷で自分たちの生霊に襲われる。(?) なんで生霊なのかは不明。もしかしたら、二人を助けようとしたのか?ミャシリンと父親のカイダノフスキ(亡霊)が同一人物(?)だから、彼女は呼び寄せられたってことだろう。カイダノフスキは40年前に双子を殺そうとして果たせなかった。それを果たそうとしているのかも知れない。でも、何故?グダグダの展開と寒々しい映像は、正直、好みじゃない。それに伝え方が下手なのか、釈然としない部分が多々ある。カイダノフスキが家族を殺したい理由は、何だ?カイダノフスキは、マリーの娘エミリーが「足りない」と言っていたが、どうしてエミリーまで殺したいんだ?(エミリーは映像で出て来ないのに……)然も、エミリーはエンディングのモノローグで「あーあ、お母さん、やっぱり行方不明になっちゃった。でも、私はロシアまで捜しに行ったりしないもんね!」って冷たいことを言う。まぁ、「あの親にしてこの子あり」って感じ。マリーも相当に感じの悪い女性だったしね。(笑)実父が妻を殺し、双子の赤ん坊までも手にかけようとして果たせず、40年も経ってから悪霊となって生き残った二人を殺そうとする。たった60文字でまとめられる物語を、どうしてこんなにも謎めかせて描こうとするのか理解に苦しむ。(溜息)登場人物は少ないのだから、それぞれの人間関係はシンプルにするべきなのだ。(マリーがニコライに対する当り方は、物語をややこしくしている) その辺りが、どうにもシロート臭くていただけない。監督さん逹は、雰囲気に酔ってばかりで、ちゃんとストーリーを通して怖さを演出できなかった。それが本作品の致命的な欠陥だろう。観ないことをオススメ致します!(「オススメ致しません!」よりも、こっちの方がいいなぁ)
2019.01.26
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1392 F.R.A.T. フラット/戦慄の武装警察※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 デヴィッド・J.バーク・撮 影 フランシス・ケニー・製 作 ランドール・エメット ジョージ・フーラ ジョン・トンプソン【キャスト】・モーガン・フリーマン(坂口芳貞)・ケヴィン・スペイシー(大塚芳忠)・ジャスティン・ティンバーレイク(竹若拓磨)・LL・クール・J(東地宏樹)・ディラン・マクダーモット(山路和弘)・ケアリー・エルウィズ(森田順平)・パイパー・ペラーボ(魏 涼子)※ウラ面【仕 様】・型 番 DABR-0417・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 EDISON・発 売 元 角川映画株式会社・販 売 元 株式会社角川エンタテインメント・提 供 ----・価 格 ---- ・字幕翻訳 栗原とみ子・吹替翻訳 久保喜昭・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2008.03.05.SN・収 録 本編 99分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.英 語 オリジナル 5.1chサラウンド ドルビーデジタル 2.日本語 日本語吹替 2.0chステレオ ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 オリジナル予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:真実は、銃撃の果てに現れる・ウラ面 :美しい街を守るはずがの精鋭部隊 「F.R.A.T.」は敵か味方か!? ジャーナリスト モーガン・フリーマン 『ミリオンダラー・ベイビー』 アカデミー賞助演男優賞受賞 捜査官 ケヴィン・スペイシー 『アメリカン・ビューティ』 アカデミー賞主演男優賞受賞 『ユージュアル・サスペクツ』 アカデミー賞助演男優賞受賞 オスカー受賞の名優2人が競演! モーガン・フリーマン × ケヴィン・スペイシージャケットのオモテ面は、なかなかの出来映え。力作だ。LL・クール・Jにケヴィン・スペイシー、モーガン・フリーマン、ジャスティン・ティンバーレイクときた。でも、片手落ちなのが、悪役のディラン・マクダーモットの扱いが小さいこと。正義の味方が横並びに4人並んでいるから仕方ないのかも知れないが、タイトルの上に小さい画像でチョコっと出ているだけなのは寂しい。あれだけ熱演していたのだから、もっとクローズUPしても良いと思うぞ。ウラ面も然り。重鎮のM.フリーマンとK.スペイシーの扱いが大きい。確かに、こうしてみると、誰が主人公なのか分からないところがある。J.ティンバーレイクでは主役をはれないってことだろうなぁ。その辺りのことが如実に表れたジャケットだと言える。(このジャケットが、劇場未公開の理由を明らかにしている)【感 想】「豪華なキャスティング」モーガン・フリーマンにケヴィン・スペイシー、ジャスティン・ティンバーレイクやディラン・マクダーモット、LL・クール・Jも出演している。なかなか豪華なキャスティングだ。これだけ揃えて日本では劇場未公開とは、プロデューサーも予想外だったに違いない。スティーヴン・セガール御大のしよーもないアクション映画すら劇場にかかるって言うのに……。(笑)確かに、映画そのものの出来映えは微妙な感じがする。各エピソードの堀り下げが浅いし、何のためのシーンなのかカットなのか分からないところが多々ある。勧善懲悪でもないし、悟ったような若造のモノローグで幕を引かれても、俄には納得できないよな。(溜息)然も、ジャスティン・ティンバーレイク演じるミニコミ誌『ハイツ・ヘラルド』の駆け出しの記者ポラックが、全く活躍しない。真相を突き止めるワケでなし、若さから無茶な行動を取ったりもしない。ただボコボコにされるだけ。(そもそも、彼が証拠を掴んだり目撃するわけではないので、自分の記事に入れ込む動機が希薄である)観客が彼に期待するのは、周りの迷惑を顧みずに突っ走り、最後にはそれを反省して成長する姿だろう。なのに、礼儀正しくて鈍臭いところを見せられてもガッカリだ。(溜息)そのミニコミ誌の発行をしているアッシュフォードを演じるのが、モーガン・フリーマン。嘗ては、ピュリッツァー賞を受賞する名ジャーナリストという役どころ。残念ながら、過去に何があったのかは明かされない。でも、久しぶりにM.フリーマンがチョイ役ではなく、助演クラスでフル出演。その点は嬉しかった。それに、ポラックを鍛える役まわりにも関わらず、画面に出て来ると、すっかり場をさらってしまう。何と言うか、器の違いだな。アッシュフォードと一緒にポラックを担ぎ上げてF.R.A.T.(フラット)を追い詰める調査官ウォレスを演じるのは、ケヴィン・スペイシー。こちらもまた、出て来ると他を圧倒する。個人的にはのっぺりした顔立ちとヅラみたいな髪型が好みではないが、さすがだと思う。劇中、凄腕の調査官と評価されていたが、それなら何故、いままでフラットを糾弾して来なかったんだ? それに、あのラストは、保身に動いたようで気持ち良くない。みんな死んだ後、タバコをくわえる演出は、彼がフラットの後を継いだように見える。やっぱり、気持ち悪い。フラットの新人隊員のリードを演じるのは、LL・クール・J。笑顔を封じて真面目な顔で出演。悪に染まりそうになりながらも善人の道に戻る。やっぱり、彼に悪役は似合わないよなぁ。善人の彼が、どうしてフラットに入ったのか分からなかった。けれど、クライマックスの暴れっぷりで、それも納得。(笑) でも、唐突だよなぁ。それに、火炎放射機って……。銃撃戦の最中にそんなのを背負って走るなんて、危ないと思うぞ。そんなリードと対照的にフラットに命を捧げて来たラザロを演じるのが、ディラン・マクダーモット。熱演だった。タバコをくわえながら平気で人を撃ち殺し、階段の吹き抜けから人を突き落とし、一般人をボコる。そのイカレっぷりは、なかなか見応えがあった。腐敗した街を浄化するために、超法規的な警察組織フラットが出来たのだろう。当初は、彼のイカレっぷりが大きな力になったことは想像に難くない。それが、街がキレイになって厄介者になって行くところは、どこの世界においても改革者の末路だ。身につまされる。彼の視点から描いた方が、本作品は面白かったんじゃないか?本作品で失敗だったのは、架空の都市を舞台に、架空の組織を描いたことだろう。リアリティがなかった。思い切って、SFにしてしまった方が、まだ納得出来たかも知れない。カット数は多いし、映像面では満足のいく出来映えだっただけに、浅い脚本と勘違いした製作方針が恨まれる。惜しいっ!
2019.01.25
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1391 ダークナイト/ライジング※オモテ面【スタッフ】・監 督 クリストファー・ノーラン・脚 本 ジョナサン・ノーラン クリストファー・ノーラン・原 案 デイビッド・S.ゴイヤー・製 作 エマ・トーマス クリストファー・ノーラン チャールズ・ローブン※ウラ面【キャスト】・ブルース・ウェイン/バットマン …クリスチャン・ベール(檀 臣幸)・アルフレッド……………マイケル・ケイン(小川真司)・ゴードン市警本部長…… ゲイリー・オールドマン(納谷六朗)・セリーナ・カイル………アン・ハサウェイ(園崎未恵)※チラシ【仕 様】・型 番 1000452508・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE DARK KNIGHT RISES・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ---- ・字幕翻訳 アンゼたかし・吹替翻訳 アンゼたかし・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2012.・収 録 本編: 165分/映像特典: 8分・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・音 声 1.オリジナル (5.1chサラウンド) 2.オリジナル (ドルビーサラウンド) 3.日本語 (5.1chサラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD、セル専用・映像特典 スタッフ&キャストが語る “ダークナイト”※シール【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“職人技と呼ぶべき、究極の映画” ――Kenneth Turan, LOS ANGELS TIMES※ポストカードジャケットのオモテ面には、バットマンとベインの対決シーンのクローズUP画像が使われている。なるほど、本作品のテーマを端的に現していると思う。いい選択だ。でも、ウラ面にも、同じ画像が大きく使われている。これは、つまらないなぁ。(溜息)シリーズ最終作にして超大作にしては、ちょっとお粗末なジャケットだと思う。昨今は、ブルーレイが中心だし、ブルーレイ+DVDの2枚組が主流かも知れないが、各々のジャケットに、もっと力を注いでほしいなぁ。※ピクチャディスク【感 想】「キャットウーマンのお尻と国際市場」クリストファー・ノーラン監督によるシリーズ3作品目にして完結編。 160分を超える超大作。力作である。――地方検事ハービー・デントの死から数年。組織犯罪を取り締まるデント法の施行によって、ゴッサム・シティは犯罪のないクリーンな街に生まれ変わっていた。一方、デントとの戦いで恋人を失ったブルース・ウェインは、心身ともに傷つき、屋敷で隠遁生活を送っていた。平和が訪れた街にバットマンも必要なかった。全ては順調であるかのように思われた。しかし、真相を知るゴードンが忸怩たる日々を送っているのと同じように、何かが闇の奥深くで動き始めていた。或る夜、屋敷にメイドを装った女盗賊が忍び込み、ブルースは母親の形見のネックレスを盗まれてしまう。然も、彼の指紋を採取したフシがある。その目的が何なのか皆目見当がつかなかった。そして、闇の中から最強の敵、ベインが姿を現す。……というお話し。相変わらず丁寧な作りで、羨ましくなってしまった。(笑) 別段、同じ業界で働いているわけではないので、私が羨ましく思う必要もないのだが、普段からB級映画ばかりを観ているだけに、本作品は眩し過ぎる。千分の1以下の予算でカメラを回す人たちの悲哀をヒシヒシと感じることが多いだけに、この丁寧さには、やっかみの一つも言いたくなる。ストーリーについては、何も言うことはない。脚本もお見事。 CGにしても、CGであることを忘れてしまうような出来映えだ。「どんだけお金をかけてんだよ」と思ってしまった。(これも、やっかみね)キャストも続投。バットマン=ブルース・ウェイン役は、クリスチャン・ベール。弱いヒーロー像を嬉々として演じている。意図的なのか、格闘シーンも等身大だ。驚異的なスピードでパンチをくり出したりしない。蹴りだって鈍重な感じ。叩かれるだけ叩かれる。C.ベールのマゾっぽい性向(別な言い方をすると求道的な性格)と相俟って、実にヘンな感じだった。奈落の底に落ちていても、彼だけは嬉しそうだった。(笑)キャットウーマン=セリーナ役は、アン・ハサウェイ。劇中、そう呼ばれてはいないが、キャットウーマンなのだろう。全身を写すカットが少ないのが、残念。コスチュームも地味めだが、バァンとはったお尻が魅力的。色気のある女優さんではないが、後ろ姿のあの1カットだけはリピートしてしまった。(この歳になって何をやっているんだろ)フォックス役は、モーガン・フリーマン。ホント、何にでも出ているな、この方は。(笑) 出ていない作品を数えた方が早いんじゃないか? ――そんなわけないか。(笑)ゴードン役は、ゲイリー・オールドマン。最早、ゲイリー・オールドマンに思えない。フレームの太い眼鏡と演技でスターの威光を見事なくらい消している。「引き算の演技が出来る役者は一流だ」と言うが、彼は超一流のクラスだ。一枚看板のスターをこんな風に使えるなんて、何て贅沢なんだろう。(これもやっかみだな)ベイン役は、……。知らない。マスクしていたし。(笑)ミランダ役のフランス人女優さんも、イマイチだった。重要なキャラのはずだが、ブルースが信用するほどの誠実さとか魅力とかは感じられなかった。ヴィジュアル的にも、フランス人女性特有の体型になりつつあり、ちょっと残念なキャスティングだった。いい女優さんなんだろうけどね。昨今のメジャースタジオは、端から国内だけでペイ出来るとは考えていない。国際的な市場を視野に入れている。そのため、キャスティングも国際色豊かになりつつある。昔は東洋系とか欧州系とか、大雑把な括りでもOKだったが、今はその国での興収を上げるため、ピンポイントのキャスティングになっている。日本以上にコミック文化が浸透した仏国での成功を狙うなら、フランス人俳優の起用は必要不可欠だ。ミランダ役のキャスティングには、そんな思惑を感じずにはおれない。ケン・ワタナベの起用だって、そうだ。残念ながら『バットマン/ビギンズ』は14億の興収にとどまった。期待外れに落胆したことだろう。この年の『ハリー・ポッター』は 115億だったのだから、較べるまでもなく、如何に低調だったかが分かる。せめて、30億円を超えていればベスト10にランクイン出来た。そうすれば、トム・ハーディの代わりに西田敏行さんがベイン役を演じていたかも知れない。「マスクで顔を隠しているんだから誰が演じたって同じじゃん」と思ったが、西田さんの顔じゃ、マスクで隠し切れないか。れないか。(笑)日本人俳優が外国映画に出演したら、ちゃんと観に行ってあげなければ、と思った次第。観ることが、スターを育てる早道だ。劇中の扱いがカスでも我慢しましょう。市場の原理が働けば、興収を上げれば神様だ。日本人俳優が出演すれば 150億円は下らない、主演にすれば 500億円は確実だ、となれば、ハリウッドも日本映画界に平伏す。日本政府は、漫画やアニメの輸出を云々するより、そっちに力を入れるべきだと思うなぁ。兎にも角にも、これで『バットマン』シリーズも完結。ちょっと優しいエンディングが好みだった。長い作品だったので、レビューも長くしてみました。(笑)オススメ!
2019.01.24
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1390 ダークナイト [TWO-DISC SPECIAL EDITION]※アウターケース オモテ面※アウターケース ウラ面【スタッフ】・監督・脚本・原案・製作 クリストファー・ノーラン・脚 本 ジョナサン・ノーラン・原 案 デイビッド・S.ゴイヤー※オモテ面【キャスト】・ブルース・ウェイン/バットマン …クリスチャン・ベール(檀 臣幸)・アルフレッド……………マイケル・ケイン(小川真司)・ジョーカー………………ヒース・レジャー(藤原啓治)※ウラ面【仕 様】・型 番 DLW-Y17658・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE DARK KNIGHT・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ---- ・字幕翻訳 石田泰子・吹替翻訳 久保喜昭・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2008.[DISC 1]・収 録 本編: 152分・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・音 声 1.オリジナル (5.1chサラウンド) 2.日本語 (5.1chサラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD、セル専用・映像特典 ----[DISC 2]・収 録 映像特典: 156分・サ イ ズ スタンダードサイズ/ ワイドスクリーン混合・音 声 1.オリジナル ・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD、セル専用・映像特典 1.メイキング: ・撮影風景 ・ダークナイトの音楽~混沌の世界~ ・世紀の大追跡 ・ダークナイトの裏側に迫る ・進化するバットマン ~バットスーツとバットポッド~ 2.IMAX映像シーン: ・序章 ・香港 ・大激走 ・衝突 ランボルギーニ ・プルイット・ビル ・ダークナイト 3.ゴッサム・トゥナイト ニュース: ・特集1“選挙戦の行方” ・特集2“億万長者の素顔に迫る” ・特集3“蔓延する悪” ・特集4“街を守る ~ジム・ゴードンの戦い” ・特集5“対決!ギャングvs警察” ・特集6“ゴッサムの 光とーの騎士に問う” 4.スチール・ギャラリー 5.予告編集 6.テレビスポット集※チラシ1※チラシ2【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“覚悟せよ。度肝を抜かれる。” ――Peter Travers,ROLLING STONES※チラシ3※はじめにお読みくださいDVD2枚組のアウターケース仕様。前作と同様に、アウターケースのデザインが、そのままジャケットに使われている。ただ、ウラ面だけは、落書きのようなものが施されている。「ジョーカーのしわざ」ってことなんだろうなぁ。ちょっと面白い趣向だ。それに、バットマン(ダークナイト)がジャケットの中心ではなく、ジョーカーなのも、ちょっと特別な感じがある。本作品には幾つかのデザインがあるようだし、その中の一つでしかないのかも知れないが、悪役がメインとは、滅多にないことだ。そういう意味では、希少なジャケットだ。※HOW TO GET YOUR DIGITAL COPY※ディスク1※ディスク2【感 想】「それぞれが、それぞれを証明する存在」本作品は、クリストファー・ノーラン監督による『バットマン』シリーズ2作品目。“ダークナイト”の呼称を一般に認知させた。“バットマン”という子供向けのコミック・キャラクタが、“ダークナイト”というシリアスな人格を持つ登場人物となった。それが善いのか悪いのか判らないが、個人的には、映画の出来不出来は別にして、ちょっと懐疑的。それは、小中学生が楽しめる空想科学映画が姿を消し、みんな『レイダース』や『スターウォーズ』の亜流ばかりになってしまったことからも、同じ道を歩むのではないかと心配している。『スポンジボブ』や『ザ・シンプソンズ』のシリアス実写映画なんて誰も観たくないもんね。(笑)――ゴッサムシティでは、バットマンとゴードン刑事らが地方検事ハービー・デントと手を組んで、マフィアを一掃する計画を立てていた。彼らの資金を絶つ企ては順調に見えたが、正体不明の悪人“ジョーカー”の介入で頓挫しかかる。何とかバットマンらの活躍で成果を収めたものの、ブルース・ウェインは、ゴッサムシティに必要なヒーローは地方検事であると悟り、バットマン引退を決意する。しかし、マフィアからバットマン殺害を請け負ったジョーカーは、執拗に彼を追い詰める。……というお話し。 2時間半を超える長丁場を飽きさせなかった監督さんの手腕は見事としか言いようがない。今回もお腹いっぱいになりました。(笑)特に面白かったのは、ディム・バートン監督『バットマン』と同じ力関係の善悪を描いていること。おそらく、原作がそうなのだろう。『バットマン』のレビューに、「バットマンとジョーカーは、それぞれが、それぞれの存在を証明している」と書いたが、本作品も、そうだった。むしろ、本作品の方が、ジョーカーにそう語らせている分、主題は明確だ。そうなると、トゥーフェイスの役割わりが重要になって来る。バットマンの善の心と、ジョーカーの悪の心に影響を受け、両方に染まった男。バットマンでもあり、ジョーカーでもある男。彼は、恋人を殺された激情から復讐に走る。ケモノのように内通者をあぶり出す。それは、恰も復讐することが、悪でも善でもあると言いたいかのようだ。心情的にはよく解る。(笑)こうした対比は随所に盛り込まれている。2隻のフェリーに仕込まれた爆弾の一幕も、そうだ。信じる心と疑う心。本作品は、人間の心を信じる結末を用意する。ステキなシナリオだ。それは、悪と戦うバットマンの原動力になっている。ブルース・ウェインがジョーカーとならないのは、この信じる心があるからだ。そう物語っている。しかし、トゥーフェイスが象徴するように、信じる力は脆い。挫折すれば、簡単にジョーカーになってしまう。そういう意味では、彼女からの手紙を隠して燃やしたアルフレッドは、凄い人物だ。本作品中で最も賢明な人物ではなかろうか。人物を洞察し的確な状況判断をする。主のためなら主を裏切ることも厭わない。スーパー執事だ。私も、こういう人物にそばにいて欲しい。(笑)主要なメンバーは前作から続投している。バットマン/ブルース・ウェインは、クリスチャン・ベール。弱い等身大の男を演じる。ジョーカーは、ヒース・レジャー。急逝し、本作品でオスカーを受賞。細部まで作り込んだ渾身の演技でした。トゥーフェイスは、アーロン・エッカート。CGだろうか、見事なメイクぶりのわりにはインパクトが薄かったのは残念。ゴードン警部には、ゲイリー・オールドマン。虚構の善悪のせめぎ合いの中で、現実的な身の処し方として浮かび上がる役どころのはずだが、果たして……。描き方としては消化不良な感じだった。キリアン・マーフィがスケアクロウ役でカメオ出演。1カットだけだった。ケイティ・ホームズが降板し、レイチェル役はマギー・ギレンホールに交代。生身の女性としての存在感はあったが、これだけスターが揃うと埋もれてしまった感じがする。でも、考えようによっては、“浮かばず沈まず”で勤めを果たしたとも言える。もう少し観てみたい女優さんだった。いろいろ言いたいこともあるが、作品の出来映えとしてはトップクラス。普段、B級映画ばかり観ている目には、めくるめくような時間だった。ホント、才能ってヤツは万人に与えられるものではないのだな、と実感した。(でも、個人的には、勧善懲悪、単純なヒーローものの方が好きだなぁ。その方が夢があるモン)オススメ!
2019.01.23
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1389 バットマン/ビギンズ [TWO-DISC EDITION]※アウターケース オモテ面※アウターケース ウラ面【スタッフ】・監督・脚本 クリストファー・ノーラン・脚本・原案 デイビッド・S.ゴイヤー※オモテ面【キャスト】・ブルース・ウェイン/バットマン …クリスチャン・ベール(檀 臣幸)・アルフレッド……………マイケル・ケイン(小川真司)・ジム・ゴードン…ゲイリー・オールドマン(納谷六朗)・ルーシャス・フォックス ………モーガン・フリーマン(池田 勝)※ウラ面【仕 様】・型 番 DLW-73217・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 BATMAN BEGINS・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ---- ・字幕翻訳 石田泰子・吹替翻訳 杉田朋子・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2005.[DISC 1]・収 録 本編: 140分・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・音 声 1.オリジナル (5.1chサラウンド) 2.日本語 (5.1chサラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD、セル専用・映像特典 1.オリジナル劇場予告編[DISC 2]・収 録 映像特典: 103分・サ イ ズ スタンダードサイズ/ ワイドスクリーン混合・音 声 1.オリジナル ・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD、セル専用・映像特典 1.ジャーニー・ビギンズ 2.精神と肉体の鍛錬 3.ゴッサム・シティー建設 4.ケープとマスク 5.タンブラーの製作 6.撮影への道 7.ゴッサム・シティーを救え! 8.コウモリの起源 9.極秘資料 10.アート・ギャラリー 11.隠しボタン(3種類)※チラシ【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :壮大なスケールで描かれた 衝撃の本格アクション 超大作 ――Mick LaSalle, SAN FRANCISCO CHRONICLE※再生上のご注意DVD2枚組のアウターケース仕様。アウターケースのデザインが、ジャケットそのままなのはいただけないが、特典ディスクの内容が充実しているので、善しとしましょう。(笑)本編同様にアート系(シリアス系?)に偏っているのも、いい。ティム・バートン版のシリーズのイメージを完全に払拭できている。最近は、ブルーレイとDVDの2枚組が主流のようだが、個人的には、DVD2枚組の方がいい。かなりの確率で、特典ディスクの内容が充実しているし、本編を収録したディスクが2枚もあってもねぇ。(苦笑)※ディスク1※ディスク2【感 想】「バットマンの作り方」面白かったけれど、どうも『バットマン』という気がしない。上品すぎるからだろうか。原点回帰との評価だったが、原作を体系的に読んだことのない身には、やや敷居が高かった。優れた演出と役者の演技、セットや衣装、小道具にかかる費用を考えると気が遠くなる。普段、低予算のB級映画を見慣れた目には毒だ。クラクラしてしまった。おそらくゴッサム・シティーのセットだけで『サイレント・ワールド』シリーズ5本分の予算がつぎ込まれているんじゃないかなぁ。(笑)――幼い頃、ブルース・ウェインは、空の井戸に落ちてケガをする。ケガは完治したが、その時に体験した暗闇とコウモリに対する恐怖がトラウマとなってしまう。そして、それが起因して両親を強盗に殺害される。ブルースは、更に大きくて深いトラウマを抱えたまま成長。青年になると、街を牛耳るマフィアへの復讐を計画するが、軽く一蹴されてしまう。政治家も法律家も警官も悪に染まった街に絶望し、衝動的に旅に出る。そして、旅先で堕ちるところまで堕ちる。身の処し方を見いだせないままの彼をすくい上げたのは或る闇の組織だった。ブルースは、そこで武術を通して肉体を鍛錬し、正義とは何かを学ぶ。しかし、力で悪を一掃しようとする導師の考え方に馴染めず、組織を抜けてゴッサム・シティーに戻る道を選ぶ。ゴッサム・シティーこそが、ブルースにとって救うべき街であり、自分自身でもあった。……というお話し。ウェイン・エンタープライズに戻ったブルースは、執事のアルフレッドと社の科学部のフォックスの協力を得て、少しずつ“バットマン”としての出で立ちに変化して行く。その過程が、滅法面白い。ムック本『バットマンの作り方』の付録DVDを見ているような気分だった。(そんなのがあればの話だが)バットマン=ブルース・ウェインを演じるのは、クリスチャン・ベール。求道的な雰囲気が、本作品のバットマンとよくシンクロしている。彼以外に考えられない。いいキャスティングだ。執事のアルフレッド役は、マイケル・ケイン。こちらもハマっていた。多才にして有能。腰が据わっているから度胸もある。客人「このお邸でもっとも力があるのは、ご主人、あなたではないんですか?」主人「バカを言うな。一番力があるのは、執事頭に決まっておる。私は逆らえん」そんなジョークを思い出した。日本風に言えば“番頭さん”だ。しっかり者の番頭さんがいる店は、旦那は遊んでいられる。かえって分かり難いか……。ブルースをどん底からすくい上げた謎の男ラーズをリーアム・ニーソンが演じる。どうも彼が演じる役は、友人や弟子や親族に裏切られる。そういう雰囲気の方なんだろうなぁ。そんな謎の男に遣われる精神科医=スケアクロウに、キリアン・マーフィ。彼は、この手の役が抜群に似合うな。いい刑事役にゲイリー・オールドマン。声高に異論を唱えはしないが、迎合もしない一市民を演じている。静かだが、強い意思。昔ならジェームズ・スチュアートのポジションだ。G.オールドマンの好演がなければ、 本作品から説得力は失われていただろう。ブルースを助ける男フォックスにモーガン・フリーマン。気づいても余分なことは口にしないフトコロの広い男を演じている。いいなぁ、こういう男になりたい。(笑)社の失態を隠そうとしてフォックスを更迭する役員にルトガー・ハウアー。いい歳になられたが、やはり『ヒッチャー』『ブレードランナー』が忘れられない。一時期、日本でも人気が高かく、多くの作品が公開された。けれど、どれもこれも名を汚す作品ばかりでファンをガッカリさせて来た。最近、ようやく出番は少ないながらマトモな作品に出演している。ちょっと安心。(笑)渡辺謙さんがチョイ役で出演。何だか、“渡辺謙”に見えなかった。きっと、出ていたのは“KEN WATANABE”だったのだろう。(笑)クライマックスのガチャガチャぶりには、あまりカタルシスが感じられなかった。あんなに破壊シーンが描き込まれているのに満足できないなんて、何か私の嗜好に合わないところがあるのだろう。個人的に最もカタルシスを得られたのは、誕生日のパーティに集まった客をブルースが辛辣な言葉で追い返す場面だった。次回作に繋がるエンディングもスマート。勿論、このまま終わってもいい余韻を残している。見事な手腕だと思う。オススメ!
2019.01.22
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1388 バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲!※オモテ面【スタッフ】・製 作 ピーター・マクレガー=スコット・監 督 ジョエル・シュマッカー・脚 本 アキバ・ゴールズマン※ウラ面【キャスト】・Mr.フリーズ/ビクター・フリーズ博士 …アーノルド・シュワルツェネッガー(大友龍三郎)・バットマン/ブルース・ウェイン …ジョージ・クルーニー(竹中直人)・ロビン/ディック・グレイソン …クリス・オドネル(宮本 充)・ポイズン・アイビー/パメラ・イスリー …ユマ・サーマン(戸田恵子)・バット・ガール/バーバラ・ウィルソン …アリシア・シルバーストーン(岡本麻弥)※リーフレット1※リーフレット2【仕 様】・型 番 1000452515・製作年度 1997年・製 作 国 アメリカ・原 題 BATMAN & ROBIN・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ---- ・字幕翻訳 石田泰子・吹替翻訳 平田勝茂・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2000.・収 録 125分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (英語)(5.1chサラウンド) 2.日本語 (5.1chサラウンド) 3.ミュージック・サウンドトラック (ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD、セル専用・映像特典 ----※リーフレット3※リーフレット4【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :大ヒットシリーズ第4弾! 最強最悪の敵=A.シュワルツェネッガーを 迎えて放つ アクション・エンターテイメント大作!!※ポストカードいきなりジャケットのクオリティが上がったような気がする。それは、デザインとかレイアウトの問題ではなく、画像の解像度や印刷品質が向上したせいではないか、という気がする。邦題の通り、バットマン&ロビンとMr.フリーズがポーズをつけ、当時一番のウリだったバットカーが大きく配置されている。背景処理も決まっており、奥行が感じられる。余計なキャッチコピーもなく、なかなか良い出来映えだ。もう少し、デザインの方針を明確にして欲しかったところだが、まぁこんなもんだろう。(笑)ウラ面もまた、落ち着いた端正なレイアウト。主要な登場人物の画像しか使われていないので、ストーリーこそ伝わって来ないものの、ハリウッド・スターの映画としては、この選択間違っていない。本編の内容は兎も角、ジャケットの仕上がりは、なかなかいい。※ディスク【感 想】「アトラクション・ムービー」『バットマン』シリーズ第4作品目。ジョエル・シュマッカー監督が続投し、“Mr.フリーズ”と“ポイズン・アイビー”が登場する。前作から更にトーンが変わって、本作品はアトラクション映画の要素が強くなっている。――と言うよりも、アトラクションそのもの。(笑) メイン・ストーリーであるはずの“フリーズの妻に寄せる愛情”が置き去りにされてしまっている。本来なら、この異形の愛を力強く描くべきではなかったか、と思う。――ゴッサムシティでは、Mr.フリーズによるダイヤの強奪事件が続いていた。現場に駆けつけたバットマンとロビンだったが、寸でのところで逃げられてしまう。フリーズは薬学者で、不治の病におかされた妻を救うため、その身体を超低温保存していた。しかし、彼は研究中に誤って低温タンクに落ちてしまう。命は助かったものの、彼は冷気の中でしか生きられない体になってしまった。彼が開発した低温スーツはダイヤをエネルギー源としており、妻を救う薬を開発するためには、ダイヤを強奪するしかなかったのだ。……というお話し。執事のアルフレッドにマグレガー症候群の初期症状が現れ、命の危険が迫る、というサイド・ストーリーが並行して描かれる。フリーズ博士の妻への愛と対をなすカタチだ。いいお話しのはずなのに、アクション・シーンの俗っぽさが台無しにしてしまった。『レイダース/失われたアーク《聖柩》』の悪しき影響だな。Mr.フリーズを演じるのは、アーノルド・シュワルツェネッガー。哀しい男を嬉々として演じていた。(笑) この落差も失敗の原因かも知れない。あのゴテゴテの低温スーツを身に着けてサマになるのは彼しかいないので適役だとは思う。だから、これは演出の責任だろう。アルフレッドの姪役で“バット・ガール”を演じるのは、アリシア・シルバーストーン。うん、懐かしい名前だ。作品に恵まれなかったのか、最近はあまり名前を耳にしていない。因みに、彼女は本作品でゴールデンラズベリー賞助演女優賞を受賞している。(笑)悪女役として登場する“ポイズン・アイビー”は、ユマ・サーマンが演じている。こちらも、いかにも“ユマ・サーマン”だ。(笑) バットマンとロビンを誑かす役どころを嬉々として演じている。ただ、キャラクタとしては既視感を拭えない。何だか、((『パルプフィクション』+『キル・ビル』)÷2)×キャットウーマン、といった感じ。エンディングも含め、既存キャラクタの二番煎じみたいだ。それにしても、総てを彼女に押し付けるような結末は承服し難いな。もっとも、それはU.サーマンのせいではなく、イマジネーションに乏しい脚本と演出のせいだろう。映画なのだから、もう少しオリジナリティが欲しかった。バットマン役は、ジョージ・クルーニー。マイケル・キートン、ヴァル・キルマーと繋いで来て真打ち登場といったところ。堂々たる貫禄だ。個人的には、彼の演じる“ブルース・ウェイン”が一番サマになっていると思う。残念なのは、バットスーツが段々チャチになって来ているコトだな。(笑) 1作目と2作目のバットスーツを“仕立てのいい高級スーツ”、前作を“吊しのスーツ”と表現したが、本作品のそれは“ネット販売のスーツ”だ。HPに写真を掲載して映えるようにデザインも生地も派手めだが、縫製の不味さは致命的。1シーズンしかもたない。……安いけどね。(笑)それにしても、何故、バットスーツに乳首をつけたり、股間やお尻をアップで撮ったのだろう? 理解し難い。同時にバットカーとバイクにも個性がなくなっていた。やはり、「乗りたい!」って思うようなデザインでないと……。ハリボテみたいだったけど、デザイン重視の1作目のバットカーが一番ワクワクした。この手の作品は、実用性よりも夢を求めるべきだろう。J.シュマッカー監督は熱意をこめて頑張っていたが、今からすると、間違った時流に乗って失敗したって感じだ。安直な制作陣の責任は大きい。おかげで、シリーズ再開まで、長い年月を待たなければならなくなった。A.シュワルツネェッガーの扮装に、少しだけオススメにしておきましょう!
2019.01.21
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1387 バットマン/フォーエヴァー※オモテ面【スタッフ】・製 作 ティム・バートン ベンジャミン・マクレガー・スコット・監 督 ジョエル・シュマッカー・音 楽 エリオット・コールテンサル【キャスト】・バットマン/ブルース・ウェイン …バル・キルマー(竹中直人)・トゥーフェイス/ハーヴェイー・テント …トミー・リー・ジョーンズ(菅生隆之)・リドラー/エドワード・ニクマ …ジム・キャリー(島田 敏)※ウラ面【仕 様】・型 番 DLT-13666・製作年度 1995年・製 作 国 アメリカ・原 題 BATMAN FOREVER・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ---- ・字幕翻訳 石田泰子・吹替翻訳 石田泰子・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2000.・収 録 122分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (英語)(5.1chサラウンド) 2.日本語 (ドルビーサラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD、セル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :最強のパートナー、ロビン登場! ジム・キャリーが 強敵リドラー役に!いかにもアメコミの映画化って感じのジャケットになってしまった。1作目には、それ以上の何かを期待させるモノがあった。それは、ティム・バートン監督の美意識に裏付けされたものだったわけだが、本作品のジャケットからは、そういうものが感じられない。マントを翻すバットマンに、ロビンをはじめとする主要な登場人物が顔を出している。フツーの映画なら、これで充分だと思うが、バットマンだぜ。(苦笑) もっと高尚なデザインを見せて欲しかった。ウラ面も、前作同様にパッとしない。ポップな感じに仕上げているが、これはグリーンの使い方によるものだろう。これはきっと、リドラーのコスチュームからイメージされたものだろう。何だか安っぽいジャケットになってしまったなぁ。(溜息)【感 想】「新装開店したけども」『バットマン』シリーズ第3作品目。ティム・バートン監督が降板し、ジョエル・シュマッカーにバトンタッチ。“トゥーフェイス”と“リドラー”が登場する。いきなりトーンが変わって面食らってしまった。それでも、当時は上り調子だったJ.シュマッカー監督の勢いが感じ取れる出来映えは、好意的に評価したい。――ゴッサムシティでは、トゥーフェイスによる事件が多発していた。バットマンは犯行を阻止するものの彼を逮捕には至っていない。或る日、トゥーフェイスの率いる武装集団がサーカスを襲う。目的はバットマンの正体を暴くことだったが、結局、空中ブランコの一家が犠牲になり、生き残った末息子をブルース・ウェインが引き取ることになる。一方、新たな敵が現れる。その男は、トゥーフェイスと一緒に宝石店や銀行を襲撃し、金品を奪って行く。現場にナゾナゾを残して行くことから、リドラーと呼ばれるようになる。リドラーは、実はウェインが経営する会社の研究員で、3D映像装置の開発をしていた。それは、人間の脳に直接働きかける危険なものだった。……というお話し。生き残った空中ブランコ一家の末っ子リチャードが、紆余曲折があって“ロビン”になる。復讐のために自ら志願するのだが、簡単にバットケイヴに忍び込まれる場面には苦笑してしまった。(笑) まぁ、好意的に解釈するなら、執事のアルフレッドが密かにリードした、ということだろう。(そこは端折らずにキチンと描いて欲しかった)バットマン役は、マイケル・キートンが降板し、バル・キルマーが演じている。ビミョーな感じもするが、バットスーツも微妙なので丁度いいか……。バットスーツの“乳首”に笑いました。(笑)“アシュラ男爵”のようなトゥーフェイス役は、トミー・リー・ジョーンズ。クレイジーな演技は、二番煎じっぽくていただけない。ジョーカー役のジャック・ニコルソン、ペンギン役のダニー・デビートを超えるインパクトを与えようと痛々しい努力をしている。けれど、一本調子で途中で息切れしていた。古い良識人のT.L.ジョーンズには、もともと無理な要求なのだ。もっとも、このキャラクタ設定そのものがイマイチなので、ちょっと気の毒なカンジもしたので付記しておく。一方、リドラー役には、ジム・キャリーが起用されている。『エース・ベンチュラ』『マスク』がヒットした直後なので、無意味にはじけている。明らかに途中からT.L.ジョーンズをくってしまっていた。個人的には、彼のヘンテコな動作が気持ち悪いので、あまり好きじゃないが……。(笑)バットマンに惚れ、ブルース・ウェインに惚れる精神科の女医チェイス役にニコール・キッドマン。艶っぼさに欠ける方なので、このキャスティングは失敗でしょう。観ていても、気持ちが近づかないもんね。個人的には、ドリュー・バリモアのチョイ役が嬉しい。(笑)ハデな爆発シーンやアクションは増えたものの、粗雑な印象が残る作品だった。トゥーフェイスのメイクの雑さは致命的でしょ。バットスーツの出来映えもイマイチ。前2作は、仕立てのいい高級スーツみたいに役者の身体に馴染んでいたが、本作品はデザインのマイナーチェンジもあったせいか、吊しのスーツみたいに安っぽかった。大作なのだから、この辺りの手を抜いて欲しくなかった。勢いだけで最後まで押し切ったシュマッカー監督に敬意を評して、ちょっとだけオススメにしておきます!
2019.01.20
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1386 バットマン/リターンズ※オモテ面【スタッフ】・製 作 デニーズ・ディ・ノヴァ ティム・バートン・監 督 ティム・バートン・脚 本 ダニエル・ウォーターズ※ウラ面【キャスト】・ブルース・ウェイン/バットマン …マイケル・キートン(渡辺裕之)・セリーナ・カイル/キャットウーマン …ミシェル・ファイファー(田島令子)・オズワルド・コブルポッド/ペンギン …ダニー・デビート(樋浦 勉)※チャプターリスト【仕 様】・型 番 DL-15000・製作年度 1992年・製 作 国 アメリカ・原 題 BATMAN RETURNS・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ---- ・字幕翻訳 新村一成・吹替翻訳 新村一成・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 1997.・収 録 127分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (英語)(5.1chサラウンド) 2.日本語 (ドルビーサラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用・映像特典 ----※再生上のご注意【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ゴッサム・シティーが再び悪の闇に 包まれたとき、 あのヒーローが帰って来た!うーん、バットマン、キャットウーマン、ペンギンがタテ一列に並んだジャケットのオモテ面は、イマイチ。ダークな雰囲気は継承されてはいるが、1作目が鮮烈だっただけに、フツーに戻ってしまったようで、ちょっとガッカリ。タイトルの下にペンギン軍団の画像が切り抜かれて配置されているのも、ビンボーくさい。(溜息)あれだけ強烈なキャラクタが登場しているのだから、もっと派手で不気味なデザインでも良かったかも知れない。それは、ウラ面にも現れていて、とりとめのない出来映えになっている。手はこんでいるけど、大胆さに欠けている。これじゃあ、B級映画みたいだ。(いけない、このブログは『B級映画ジャケット美術館』だったっけ……)※ディスク【感 想】「ティム・バートン監督が愛情を寄せるモノ」ティム・バートン監督によるシリーズ2作品目。怪人ペンギンとキャットウーマンが登場する。T.バートン監督の愛情が溢れる力作である。ゴッサム・シティで暴れまわるサーカス・ギャング団。市長は街の安全に力を入れると宣言するが、その矢先に子供が誘拐されてしまう。しかし、そこに現れたのが、怪人“ペンギン”。彼は子供を奪い返すと、一躍街のヒーローとなる。しかし、それはギャング団の首領であるペンギンの自作自演だった。彼は、名家に産まれながら、奇形と残虐さ故に両親から疎まれ、川に捨てられた過去を持つ。下水道で育った彼は、いつの日か地上に出て陽の目を見る日が来ることを夢見ていた。遂に、その日がやって来たのだ。そんなペンギンを丸め込み、密かに支援するのが、街の名士であるシュレック。彼は電力エネルギーを我がモノとするため、ペンギンを市長にしようと画策する。……というお話し。ダニー・デビートが演じるペンギンは、実に強烈だった。ジャック・ニコルソンに負けない怪演ぶり。誰かに認められたくてもがく姿は、おぞましくもブザマで愛おしい。演技とは思えない。 150cmそこそこしかないD.デビートが受けて来たであろう“区別”に対する怒りや哀しみがぶち込まれているような気がする。アカデミーのメイクアップ賞を受賞している。シュレックの秘書セリーナは、ドジでのろまなカメみたいな女性。(笑) 地味で目立たないが、能力は高い。しかし、それが仇となり、シュレックの陰謀に気づいて謀殺されてしまう。ところが、猫の魔力で彼女は“キャットウーマン”として蘇る。そして、彼女もまた、誰かに愛されたくてもがく。演じるのは、ミッシェル・ファイファー。カタカタとミシンでコスチュームを作る辺りが可愛らしい。(笑) ムチで叩かれたい♪バートン監督は、愛情を求める悪役2人をクローズアップする。自己投影なのか、その眼差しは優しく、どこかもどかしげだ。セリーナのブルース・ウェインに対する恋心と、キャットウーマンがバットマンに抱く敵対心は、相反する。それがクライマックスで一つになる時、キャットウーマンは「……どうして、そんな」と嘆く。それは、セリーナの台詞だ。バットマンがマスクを取った時、セリーナとキャットウーマンも一つになってしまった。九つの命を持つキャットウーマンは、命を一つ残して闇に消える。エンディングのシルエットが儚げだ。彼女は、セリーナではなく、キャットウーマンとして生きる道を選んだ、ということだろう。本作品では、バットマンは狂言回しだ。前作で分身とも言えるジョーカーを倒してしまったから仕方ない。彼は、自らの存在を証明してくれる敵がいないと活きて来ない。ペンギンは、バットマンを相手にしていなかったし、キャットウーマンはセリーナと未分化のキャラクタだった。だから、3作目でどんな相手が登場するのか楽しみだった。けれど、バートン監督の降板で、ダークファンタジーの世界は、ここで潰えてしまった。バートン監督の世界を支えたのは、美術監督ばかりではない。ダニー・エルフマンの音楽によるところも大きい。本作品も絶好調だ。ディズニーランドの“ホーンテッド・マンション”と、どう違うんだと問われると返答に窮するが、これがティム・バートン版『バットマン』の音楽であることに間違いはない。おそらく『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』に結実して行く途中で、試作ならではの勢いがある。それが、本作品において良いイメージをもたらしていると思うのだ。ティム・バートン監督の『バットマン/フォーエバー』を観たかった。(無念)オススメ!
2019.01.19
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1385 バットマン※オモテ面【スタッフ】・製 作 ピーター・グーバー ジョン・ピータース・監 督 ティム・バートン・脚 本 サム・ハム ウォーレン・スカーレン※ウラ面【キャスト】・ブルース・ウェイン/バットマン …マイケル・キートン(渡辺裕之)・ジャック・ネーピア/ジョーカー …ジャック・ニコルソン(デーモン小暮 閣下)・ビッキー・ベール …キム・ベイシンガー(宮崎ますみ)※チャプターリスト【仕 様】・型 番 DL-12000・製作年度 1989年・製 作 国 アメリカ・原 題 BATMAN・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ---- ・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 トランスグローバル・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ---- ・リリース ----・収 録 127分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (英語)(5.1chサラウンド) 2.日本語 (ドルビーサラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用・映像特典 ----※再生上のご注意【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :悪がはびこるゴッサム・シティーに 姿を現す噂のヒーロー。 ジャック・ニコルソン共演、 シリーズ第1弾!ジャケットのオモテ面は、バットマンのお馴染みのロゴ・マーク。いまとなっては、やや野暮ったい感じもするが、封切り当時は、そのカッコ良さにシビレたものだ。(苦笑)大胆な演出は、無数の星が輝く宇宙空間にタイトルだけあしらった『スター・ウォーズ』の初期のポスターや一本道の先が光り輝いている『未知との遭遇』のポスターでもみられた。映画会社の絶対的な自信が、そこに現れていた。こういうデザインは、最近はめっきり減ったが、自信に溢れた映画のポスターを見たいものだ。それだけで観客数は倍増すると思うぞ。(笑)※ディスク【感 想】「『PLANET OF THE APES/猿の惑星』は何処に行った?」ティム・バートン監督の『PLANET OF THE APES/猿の惑星』を観ようとケースを開けたら、『バットマン』が入っていた。「あー、やっちまったぜ」という感じ。案の定、『バットマン』のケースは空だった。(笑)たまぁに、こういうコトがある。使ったら元の場所に戻す。幼稚園でも教えていることが、いまだに出来ていないことに愕然とする。ちゃんと生活しなければ……。――というワケで、久しぶりに『バットマン』を観た。(笑)1989年の作品だから時代を感じさせる部分もあるが、如何にもT.バートン監督らしい映像で、その濃厚さにお腹いっぱいになった。ところどころ神経が行き届いていないところがあって、それが若々しく微笑ましい。既に四半世紀前の作品だが、オリジナリティという点では、少しも色褪せていない。奇跡に近い。コミックのテイストとバートン監督の嗜好が、実によくマッチしている。プロデューサのセンスが良かった、ということだろう。あまり実績のなかったバートン監督を起用するのは、冒険だったに違いない。それが出来たってことは、あの頃は豊かな時代だったのかも知れない。監督の頭の中にある世界観を丸ごと顕在化させたようなゴッサム・シティのセットが見事で、この重厚さは、本作品の後に続くシリーズに継承される。おそらく次作の『バットマン/リターンズ』が頂点ではなかったかと思う。本作品で、美術監督がオスカーを受賞しているのも納得だ。主人公バットマン=ブルース・ウェインを演じるのは、マイケル・キートン。個人的には、コミックのイメージに合っていないと思っている。ただ、あの悪役顔と根暗そうなところは、心にキズを持つ大富豪という役どころとは合っていた。身体能力ではなく、監督と共通する資質で選ばれたような気がする。(米国人はエラのはった顔が好きだしね)公開当時、絶賛されたのは、ジョーカーを演じたジャック・ニコルソン。特殊メイクを施してなお、様々な表情を見せる。怪演だ。いま観てもスゴイなと思う。いろいろな役者さんが、似たようなお芝居を披露して来たが、誰も超えていない。(ヒース・レジャーについては、後日)キム・ベイシンガーは、どこがいいのか解らなかった。いまも解らない。(笑) 取り立てて美人には見えないし、可愛くもない。特別に運動神経がいいわけでもなさそうだし、歌を歌うわけでもない。今も昔も、私は「どうして彼女なの? 他にもいるでしょ?」という意見である。以前から気になっていたことだが、本作品のバットマンは、ほとんど喋らない。受け身だ。黒いマスクとマントで素姓を隠し、男根のような車に乗って登場。暗闇に紛れて悪人を退治する。――でも、本作品では、あまり悪人を退治していない。まだ、正義の味方としては未分化で、ラストシーンで漸く認知される。一方、ジョーカーは饒舌すぎるほど喋りまくる。そして、攻める。化学薬品でアルピノのように肌が白くなり顔が歪んでしまった。いや、顔だけでなく、心も歪んでしまった。(元からか) 彼はボスを殺し、女に惚れ、化学薬品を使って街を混乱に陥れる。その狂気は、実に開けっぴろげでストレートだ。この対比は何なのだろ? どちらも心の裡に狂気を育てている。バットマンとジョーカーは表裏一体。陰と陽、プラスとマイナス、男と女、真実と嘘……。それぞれが、それぞれを証明する存在になっている。だから、ジョーカーが死んだ後、「バットマンは何処に行くのだろうか?」と気になった。糸の切れた凧と同じ。彼には、自分と同じ狂気を内包した悪者が必要なのだ。それは、次作の“ペンギン”に結実する。久しぶりに満足した。(笑)オススメ!
2019.01.18
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1384 レイズ・ザ・タイタニック※オモテ面【スタッフ】・監 督 ジェリー・ジェームソン・製 作 マーティン・スターガー ウィリアム・フライ・製作総指揮 ロード・グレイド・原 作 クライヴ・カッスラー・脚 本 アダム・ケネディ エリック・ヒューズ・撮 影 マシュー・F.レオネッティ・音 楽 ジョン・バリー【キャスト】・ジェイソン・ロバーズ・リチャード・ジョーダン・アン・アーチャー・アレック・ギネス・デヴィッド・セルビー・J.D.キャノン・ボー・ブランディン・M.エメット・ウォルシュ・ノーマン・バートールド・エリヤ・バスキン・ダーク・ブロッカー・ロバート・ブロイルズ・ポール・カー・マイケル・C.グウィン・ハーヴェイ・ルイス※ウラ面【仕 様】・型 番 KIBF 1472・製作年度 1980年・製 作 国 アメリカ・イギリス・原 題 RAISE THE TITANIC・発 売 キングレコード株式会社・販 売 キングレコード株式会社・提 供 株式会社東北新社・価 格 3,800円+税・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・LD吹替音源協力 山田 勉・日本公開 1980年12月 6日 全国一斉公開・リリース ----・収 録 本編 約 114分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.英 語 ドルビーデジタル (STEREO) 2.LD版日本語 ドルビーデジタル (MONO) 3.TV版日本語 ドルビーデジタル (MONO)・字 幕 1.LD版吹替補助字幕 2.TV版吹替補助字幕・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用・映像特典 ----※再生上のご注意【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :20世紀最大の謎は《浮上》する! 製作4年、製作費90億円、世界各地で 大ロケーションを敢行! 雄大なロマンとサスペンスを乗せて、 タイタニック号が姿をあらわす!封切り当時のパンフレットやチラシ、ポスターに使われたイラストが、そのままジャケットのオモテ面に使われている。あの頃、このイラストを目にしてワクワクしたものだ。うん、ナツカシー。(笑)ウラ面は、浮上するタイタニックの画像が大きく使われている。ここからも、タイタニックが主役であることが、ハッキリ伝わって来る。まぁ、タイタニックの引き上げ以外に見どころはないんですけどね。(苦笑)ようやくリリースされたDVDのジャケットに、相応しい出来映えだと思う。いいジャケットだ。(笑)※ピクチャディスク【感 想】「完璧なヒーロー」クライヴ・カッスラー著の冒険小説『タイタニックを引き上げろ』を原作としたサスペンス・アクション映画。C.カッスラーには不評だったようだが、個人的には大好きな作品である。(笑)長いことDVD化されず、不満に思っていたが、いつの間にかリリースされていた。世事に疎いと、こういうことがタマに起きる。少しはニュースを見たり、実店舗に行って買い物と情報を収集しなければいけないなぁ、と思う。(でも、そんな時間がどこにあるんだ?)――1980年代、米国はミサイル防衛システムの開発に躍起になっていた。けれど、システム構築に必要な鉱石《ビザニウム》は限られた場所、然も、ソ連の領土でしか採掘できない。しかし、1912年に沈没したタイタニック号に密かに積み込まれていたことが分かる。これを引き揚げることが出来れば、米国は軍事上の主導権を握ることが出来る。米国海軍のサンデッカー提督の元にダーク・ピットらが召集され、沈没したタイタニック号の発見と引き揚げという困難な指令に取り組むことになる。……というお話し。映画としての出来映えは、決して良くない。原作にあった東西冷戦下の複雑なパワーバランスを背景としたスリリングなスパイ合戦(?)の要素をゴッソリと殺ぎ落として、単純なエンターテイメントに徹している。そのため、演出も脚本も、平板で凡庸なものになってしまった。メリハリに欠けるし、ちっとも盛り上がらない。だいたい、ダークの相方であるアル・ジョルディーノ(登場人物)をカットしてしまったことが、大きな間違いだろう。それに、出演者全員に華がない。それでも、本作品が「好きだ」と堂々と言えるのは、伝説のタイタニック号が深海から浮上するシーンが、ことのほか魅力的だからである。封切り当時、このシーンを観たいがために劇場に足を運んだ。正直、ほかの部分は眼中になかった。(笑)だから、カッスラーが激怒したのも解る。本作品の主人公は、明らかにダーク・ピットではないからだ。でも、カッスラーが生み出したこのヒーローは幾多の窮地を切り抜け、莫大な財宝を見つけ出し、歴史を塗り替える考古学的な発見をして来た。女性にモテてクラシックカーを蒐集し、世界中を飛び回って悪者の陰謀を阻止する。まるで、現代のジェームズ・ボンドのようだ。そんな完璧な冒険者を演じられる役者が、どこにいると言うのだろ? 特に、映画という虚構の中では、そんなヒーローを描くことなんか誰にも出来やしない。監督は、『エアポート77/バーミューダからの脱出(76)』を撮ったジェリー・ジェームソン。もともとTV畑の方なので、端正で分かりやすい作品に仕上げるが、いつも作品世界の広がりに乏しい。ダイナミズムに欠けるのだ。ただ、本作品では、CGのなかった時代にミニチュアと撮影と編集の技術力でタイタニックの浮上シーンを描いてみせたのは◎である。(プロデューサーの力かも知れない)同じ年、日本では『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』が公開され、新たな特撮映画の歴史が幕を開けることになる。オススメ!
2019.01.17
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1383 サマー・インフェルノ※オモテ面【スタッフ】・監 督 アルベルト・マリーニ 「REC/レック3 ジェネシス」・脚 本 アルベルト・マリーニ ダニエル・シュレイワ・撮 影 アレックス・デ・モリナ・音 楽 アルナウ・バタレル 「REC/レック4 ワールドエンド」・製 作 フリオ・フェルナンデス 「REC/レック」シリーズ ピーター・サフラン 「[リミット]」「記憶探偵と鍵のかかった少女」・製作総指揮 ジャウマ・バラゲロ 「REC/レック」シリーズ カルロ・フェルナンデス 「REC/レック」シリーズ ローラ・フェルナンデス【キャスト】・ディエゴ・ボネータ 「ロック・オブ・エイジズ」(水村拓未)・マイアラ・ウォルシュ 「デスパレートな妻たち6」(竹村知美)・ジョスリン・ドナヒュー 「インシディアス 第2章」(湯浅恵里奈)・アンドレス・ヴェレンコソ・アレックス・モネール「REC/レック3 ジェネシス」※ウラ面【仕 様】・型 番 NSD-6150・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・スペイン・原 題 SUMMER CAMP・発 売 ニューセレクト株式会社・販 売 ニューセレクト株式会社・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 85分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:[アメリカ Scary Movies9] [イギリス フライトフェスト映画祭] [スペイン サン・セバスチャン映画祭] [ドイツ ファンタジー映画祭] [フランス ジェラールメ映画祭] [韓国 釜山国際映画祭] 全世界絶叫!! 『REC/レック』×『リミット』の 最恐タッグが放つシチュエーション・ シャッフル・ホラー!! この恐怖は、入れ替わる。・ウラ面 :「REC/レック」「マシニスト」の FILMAX製作!! 全・員・感・染!!全・員・発・狂!! ようこそ、真夏の地獄へ。『インバージョン/転移』のジャケットのレイアウトを、パターンを減らして使っている。でも、なんで2人なんだ? 主要登場人物の指導員は4人だったんだから、4人でも良かったんじゃないか。(まぁ、1人は序盤で早々に死んじゃったけど……)面白いのは、“CHANGE!”“BATTLE!”ってPOPがさり気なく盛り込まれているところ。作品のイメージとは合わないけど、デザインされた方の稚気が現れていて面白い。ウラ面のデザインは、ちょっと散漫な感じ。これでは、ストーリーは伝わらない。もっと工夫が必要だなぁ(苦笑)【感 想】「用法用量を守ってお使いください」サマーキャンプの準備中に、指導員が突然、狂暴なモンスターとなって誰彼構わず殺しまくるホラー映画。カメラも編集も、まずまずの仕上がり具合い。だから、インディーズと言うよりメジャー作品に近い印象を受ける。広告宣伝の展開によっては売れたのではなかろうか。この10年間にヒットしたホラー映画に携わった方たちが、大挙して本作品の製作に取り組んでいるし、話題性は十分だ。なのに、劇場未公開なのは、スケール感が乏しいからだろうなぁ。惜しいことだ。――アメリカ人の若者4人、ウィルとアントニオ、ミシェル、クリスティは、スペインの田舎町にある洋館で、サマーキャンプの準備をしていた。明日にも子供たちが大勢やって来るというのに井戸すら故障して水が出ない。ウィルとアントニオは昨年もここで指導員を務めた。ミシェルもフランスで経験がある。けれど、クリスティは明らかに場違いだった。アウトドアと言うと、キャンプよりショッピングを思い浮かべる子だ。既に、ミシェルは愛想を尽かしている。その夜、アントニオの発案でパーティを開くことになったが、ワインを取りに地下室に降りたアントニオが豹変。黒い液体を撒き散らしながら、ウィルに襲いかかった。危険を感じたウィルは応戦するが、はずみで殺してしまう。何が起きたのか分からないままパニックになる3人だったが、やがてミシェルも凶暴化し、二人を襲い始めた。……というお話し。序盤でウィルが狂犬病の犬に噛まれるシーンがある。『遊星からの物体X』を思わせるが、これがミスリード。実は、凶暴化はウィルス感染ではなく、キノコに付着していた黒カビによる中毒症状だった。つまり、中毒症状が薄れると、患者は回復する。回復すると、発症していた期間の記憶がない。発症中に行った残虐な行為のことを考えると、回復して良かったのかどうかビミョーなところだ。(笑)麻薬の密売人たちが、新しい麻薬を作ろうとして井戸の周りにキノコの菌糸を植えたことから黒カビが繁殖。その胞子が井戸水に混入し、飲んだ人間が胞子の毒素に冒されて中毒症状=凶暴化していた、ということらしい。(これってネタバレか?)本編中では“スタキボトリス”と言っていた。我を失って人を殺すほど凶暴化するってのは、映画上の脚色だろう。けれど、黒カビの胞子が原因で乳幼児が窒息死した事例もあり、致死性があることは確からしい。売人たちが、どんな麻薬を作ろうとしていたのか不明だが、体内に接種するモノは、用法用量を守って正しく使わないとね。ワガママお嬢さまぶり全開のクリスティが一番目立っていた作品だった。銃があったら「撃ち殺していいんじゃね?」とか、「二階から突き落とそうよ」とか、「コイツを囮にして皆で逃げようぜ」とか、そんな風に観客に思わせるキャラは、秀逸だと思う。彼女のワガママお嬢さまぶりにオススメ!(そんな理由かよ)
2019.01.16
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1382 EXO〈エクソ:地球外侵略者〉※オモテ面【スタッフ】・監 督 クリスティアン・パスカリエロ・製 作 クリスティアン・アルヴァルト 『パンドラム』 ジークフリート・カムル 「ニック/NICK」シリーズ ティム・オーバーウェランド・撮 影 ハーゲン・ボグダンスキー 『千年医師物語~ペルシアの彼方へ』・衣 装 バーバラ・シュラム 『ブリッジ・オブ・スパイ』『クラウド・アトラス』・サウンドデザイン ユルゲン・ファンク 『パンドラム』『モンスターズ/地球外生命体』・特殊効果 マルセル・キャスパーズ 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』【キャスト】・イワン・リオン「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズ・アンドレ・ヘンニック『パンドラム』『ヴィクトリア』・ノーマン・リーダス(声の出演) 『パンドラム』「ウォーキング・デッド」シリーズ※ウラ面【仕 様】・型 番 MPF-12721・製作年度 2016年・製 作 国 ドイツ・原 題 S.U.M.1・発 売 元 シンカ・販 売 元 ミッドシップ・配 給 シンカ・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 2017年 3月11日・リリース 2017.05.02.・収 録 本編 96分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.オリジナル 5.1ch ・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD、レンタル専用・映像特典 オリジナル予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:人類壊滅へ追いやる ヤツら〈EXO〉は 現実(リアル)か、陰謀(プロット)か―― 超豪華クリエイター陣が放つ、 衝撃の 近未来SFアクション・スリラー!・ウラ面 :見えざる地球外侵略者との壮絶な闘いと その背後に蠢く巨大な陰謀を描く 近未来SFアクション・スリラー!!かなり精細に描き込まれているが、Z級SF映画のにおいがプンプンするジャケットだ。(笑)主たる作品の舞台である監視塔を中央に配置している。その向こうに隣の監視塔も見える。そして、装備をつけた主人公のS.U.M.1は、銃を持ち、銃口を下におろしている。この静かな佇まいが、本作品のイメージを象徴している。そして、暗く湿った曇天にはVTOLが浮かび、ミサイルが飛ぶ。まぁ、これなら、物語は伝わって来るかな。ウラ面に使われている画像で、ほぼストーリーは伝えられる。(でも、ネズミくんが登場していないのは、ザンネン) そういう意味では、 良いジャケットなのかも知れない。でも、劇場にかかった作品としては、何だかビンボーくさいなぁ。(苦笑)【感 想】「とってもクソ!(失礼!)」ドイツ製のB級SFスリラー。「どこかで見たような気がするなぁ」と思っていたら、J.J.エイブラムス製作の『10クローバーフィールド・レーン(16)』と展開が似ていた。「閉ざされた世界→不協和音→疑念(疑心暗鬼)→決断と行動→驚愕の真実」という流れ。古くからスリラー映画が踏襲して来た王道のパターンだ。いかにも実直なドイツ映画らしい。――57年前、地球外侵略者EXO(エクソ)の襲来により、人類は人口の95%を失った。生き残った人たちは地下に避難し、暗い穴ぐらでの生活を余儀なくされた。その一方で、軍からの警告にもかかわらず、地上に残る者もいた。彼らは“はぐれ者”と呼ばれた。地下に避難した人類は、国際連合国を形成。再び地球を取り戻すために、反撃の機会を伺っていた。普通の人たちが、地上に出られるのは、兵士になる以外になかった。地上での配属期間は 100日。バリアーで囲われた安全領域を監視塔から守る任務だ。そして、その日、S.U.M.1二等兵(サムワン)は、監視塔ケルベロスに着任した。……というお話し。前置きが長い割には、本編において説明セリフは排除されている。そのため、単純なお話しなのに分かりにくい。たとえば、地下の生活をうかがわせる描写が一つもないこと。豊かなのか貧しいのか、明るいのか暗いのか、広いのか狭いのか、何を求め、何に厭きているのか……。地上での任務にどんな価値があるのか、さっぱり分からない。だいたい、サムワンは、この任務を望んでいたのかすらハッキリしない。(溜息)記録された監視カメラの映像に映るサムワンの前任者は、サムワンにそっくりだった。彼らはクローンなのか? だから名前がなく、番号で呼ばれているのか? 夢を見ないのは、そのせい? サムワンだけが夢を見る伏線は、どう回収された?そもそも、監視塔での任務って何だ? 定時報告だけってことはあるまい。機器のメンテナンスや観測と記録、実験など、普通に考えられる作業が一つも出て来ない。奇異な感じがする。SFという手法を用いて観念的な世界を表現しようとしていたのかとも思ったが、後半は下世話な展開で萎えてしまった。だいたい、埋設されたケーブルを切断しただけで世界が崩壊するなんて、システムが脆弱すぎないか?(失笑)ケチをつけるつもりはなかったが、製作サイドが思うほどにはSFにもスリラーにもなっていなかった。「魂は細部に宿る」と言うが、もっと作り込んで貰わないと、説得力がないではないか。キャストは、なかなかイイところを揃えているので、勿体ない話しだ。TVシリーズ『ウォーキング・デッド』のノーマン・リーダスが、隣の監視塔の兵士を演じている。(とは言え、声だけの出演だが……)主人公のサムワンを演じたイヴァン・リオンは、TVシリーズの『ゲーム・オブ・スローンズ』にレギュラ出演されていた方。Z級のSFスリラー『Q-ZONE:隔離地区(15)』にも出演している。また、設備の点検に来るMACを演じるのは、アンドレ・ヘンニック。TVシリーズ『GSG-9/対テロ特殊部隊』やポール・W.S.アンダーソン製作の『パンドラム(09)』、TVMの力作『エアポート2010(09)』に出演している。ドイツでは、訴求力の高い作品だったのではなかろうか。でも、観なくてもいい作品だよなぁ。(苦笑)オススメ致しません!ところで、地球を侵略したEXO(エクソ)って、何の略だろ? “E”は“XO”の強調だから、「とってもクソ!」ってことになる。あー、そう言うことか! いかにも、本作品に相応しい。(笑)
2019.01.15
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1381 インバージョン/転移※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 デヴィッド・ヤロフスキー・製 作 ケイリー・グラント 「スクリーム」シリーズ ヴィンセント・シーバー 「ナルニア国物語」 エド・ジョーンズ ジャレッド・マス・脚 本 ウィル・ホンレイ・撮 影 マイケル・ダラトーレ・音 楽 アンソニー・ウィリアムス 「ジェイソン・ボーン」【キャスト】・ガブリエル・バッソ「SUPER8/スーパーエイト」 (中澤まさとも)・キャスリン・プレスコット(一杉佳澄)・ヤコブ・ザッカー「ゾンビ・ハイスクール」 (後藤淳一)・ガブリエル・ウォルシュ 「パラノーマル・アクティビティ/呪いの印」 (竹村知美)・ショーン・ガン(前田弘喜)・エリヤ・バスキン(矢野正明)※ウラ面【仕 様】・型 番 NSD-6400・製作年度 2015年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE HIVE・発 売 ニューセレクト株式会社・販 売 ニューセレクト株式会社・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 94分・サ イ ズ シネスコ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:この恐怖は、あなたの記憶にも“転移”する。 『GODZILLA』『パシフィック・リム』の レジェンダリー社と 『スクリーム』のプロデューサーが放つ 戦慄のスパイラル・シチュエーション・ ホラー!!・ウラ面 :[症状1:感染者は黒い液体を吐き、 凶暴化し人を襲う] [症状2:感染者は互いの意識を共有し、 一つの“群れ”となる] [症状3:変身を逃れた感染者は、 記憶を喪失する] 極秘実験が生み出した“人類単一化” ウィルス それは人間を破壊し、 世界を滅亡に導くのか?ジャケットのオモテ面には、主要な登場人物4人の顔が並んでいる。上段は普通の時の顔、下段は感染した後の顔。なかなか面白い。こういうレイアウトは、新聞広告では時折り見掛けるが、DVDのジャケットでは珍しいのではなかろうか。ウラ面には、コピーをかねて、感染者の症状について記載されている。親切だなぁ。正直、これがないと、イマイチ面白さが伝わらないのかも知れない。(笑)このデザインが気に入ったのか、ニューセレクトは『サマー・インフェルノ(16)』でも使っている。本作品では“使用前・使用後”は4人だが、『サマー・インフェルノ』では2人。次は何人だろ?(やっぱり、1人だろうなぁ)【感 想】「えっと……。何これ?」脚本が整理されていないのか、最初から最後までクズグズだった。(溜息)「ボディスナッチャされた人間の意識や記憶が共有される」と言うアイデアが気に入ったのだろうけど、それを物語として伝えることが出来なかった。イメージ出来なかったのかも知れない。――男が1人、滅茶苦茶に破壊された部屋で目覚める。辺り一面、黒い吐瀉物が撒き散らされており、彼もまた吐瀉物で汚れていた。壁には女性のデッサン画が数枚貼り付けられ、「思い出せ(REMEMBER)」とチョークで書かれていた。彼は、何が起きたのか、何故ここにいるのか、自分が何者なのかも分からなかった。けれど、フラッシュバックのように少しずつ記憶が戻り始める。……と言うお話し。コ汚い部屋で、コ汚い男が、一人で悶々と独り言を呟きながら記憶を取り戻して行く様子を延々と見せられる。これって、楽しい?私は、楽しくなかった。そもそも、何でいつまでも部屋にいるんだ? 外に出て、状況を把握することが先決じゃないの? それに、「早くシャワーを浴びろよ」とか「顔を洗えよ」とか「服を着替えろよ」とか思ってしまったのは、私だけ?普通の行動をとらせないところに作為が透けて見える。どうにも気持ち悪い。おかげで、最初から最後まで集中出来なかった。男は、サマーキャンプの指導員のようで、子供たちが寝た後、同僚の女の子を湖のほとりに連れ出してイチャイチャしようとしたところで、飛行機の墜落を目撃する。無線で通報した後、男は、仲間と一緒に墜落現場を見に行き、生き残ったパイロットらしき男に襲われる。そして、物語は『キャビン・フィーバー』の様相を呈して行くことになる。黒い液体に感染した者は、意識とともに記憶が共有されるので、男は何も調べなくても、何が原因で、どうしてそうなったのかを理解して行く。何と言う都合のいい展開。(笑) だから、ストーリーとしては、拡がりがない。それに、記憶を失った男が、悪戦苦闘の末に真実に辿り着く作品は他にもあるから、特段の新鮮味があるわけではない。まぁ、ミステリアスな作品が好きな方には面白いと思えるかも知れない。でも、最後のグダグダな感じは、いただけないと思うぞ。感染していても、死ぬと元に戻る。だから、一度殺して蘇生すれば、助かる。けれど、そうやって元に戻っても何があったのか覚えていない。だから同じことを繰り返してしまう。頭の悪い子の言い訳みたいだ。新鮮味はないが、嗜好は、ひとそれぞれなので、黒い吐瀉物が好きな方にだけオススメ!(笑)
2019.01.14
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1380 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジンVol.6※オモテ面【スタッフ】・原 作 山田悠介 「リアル鬼ごっこ」(幻冬舎文庫/文芸社刊)・監 督 副島宏司・脚 本 宮本武史 おかざきさとこ・音 楽 吉川清之・企画プロデュース 柴田一成・エグゼクティブプロデューサー 山口敏功 遠藤圭介(テレ玉) 小森健一郎(チバテレ) 熊谷典和(tvk)・プロデューサー 大野貴裕 鶴岡智之・共同プロデユーサー 大枝浩之 柳原祥広(ツインピークス)・ラインプロデューサー 川島正規 上野境介・撮 影 早坂 伸(J.S.C.)・照 明 福長弘章・録 音 西岡正己・美 術 遠藤 剛・特殊造形 マイケルティー・ヤマグチ・スタントコーディネート 江澤大樹 (STUNT TEAM Gocoo)・V F X 酒井基宏・編 集 和田 剛・衣 装 清藤美香・ヘイメイク 越智雅代・助 監 督 永江二朗・制作担当 相川真範・キャスティングプロデューサー 北田由利子・宣 伝 宮本 敬、百瀬 潤、鈴木ちえみ (テレ玉) Kプレス・主 題 歌 May’n「Run Run Run」 (フライングドッグ)・制 作 セディック ドゥ・製 作 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント テレ玉、チバテレ、tvk【キャスト】・本郷奏多・清水富美加・横浜流星・岡山天音・藏内英樹・塚原大助・内野 智※ウラ面【仕 様】・型 番 GNBR-2959・製作年度 2013年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 47分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.日本語 (2.0chステレオ)・字 幕 ----・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 衝撃の問題作、プロモーション映像 収録! 「生き残る方法――、それは生贄を 捧げることです。 生贄のジレンマ 8.2Fri 三部作同時レンタル開始!」※ディスク【ジャケット】・オモテ面:佐藤さん、みっけ。・ウラ面 :遂にTVドラマ化! これが《真のリアル鬼ごっこ》だ!全12話だったわけだが、クレジットを見る限り、スタッフもキャストも変更がない。全話、同じスタッフとキャストで撮り上げたわけだ。30分番組だったとはいえ、稀有なことではなかろうか。個人的には、メインキャストだけではなく、出来れば、各話のゲストについても記載をして欲しかった。【感 想】「最後の願い」『リアル鬼ごっこ』のTVドラマ版のディスク6。最後の1枚である。これでTVシリーズも、ようやく完結。長かったぁ。(汗)■.第11話赤鬼に妹の愛を連れ去られた翼は、洋と再会する。鬼に捕まった後、護送車から逃げて来たのだと言う。意気消沈していた翼だったが、洋に励まされて再び走り抜く決意をする。一方、王宮に連れて来られた愛は、反抗的な態度を崩さない。けれど、王様はそんな愛を気に入り、結婚すると言い出す。……というお話し。予算がないのは理解しているが、衣装のチープさは、ちょっと哀しい。或いは、イメージの貧困さが為せるワザか……。いずれにせよ、このチープさが、足を引っ張ったのは事実だ。また、脚本の稚拙さもブレーキになった。再三再四述べて来たことだが、登場人物を活かせなかったことは大きなマイナスだろう。それに、終盤になって鬼ごっこ政策の社会への影響だの説明されたって、説得力はない。そもそも、あんな王様を生かしておくこと自体、間違っているんだってことに早く気づけよ。おとぎ話じゃないんだからさ。どう考えても、もっと早い段階で暗殺されているな。(笑)■.第12話7日目、最後の鬼ごっこが始まる。逃げ延びれば、願いが叶えられる。翼は、親友の犠牲を礎に走り抜ける。けれど、“佐藤”さん1人に何千人もの鬼が解き放たれている。到底、勝ち目はなかった。翼は陸橋の上で力尽き、鬼たちに取り囲まれる。その頃、王宮では、王様を殺そうとした愛が、拘束されていた。……というお話し。翼の最後の願いが何のか、製作サイドは、その興味だけで引っ張って来たつもりだろうが、成功したとは言い難い。あのクライマックスは、「ああ、やっぱりそうか」と思ってしまった。もうちょっと驚かせて欲しかった。(笑)全体を通して生ぬるい演出と脚本は、僅か12話のTVドラマでは致命的だと言える。アクション・シーンをみても、畑ちがいの監督さんであることは明白だった。アクション演出に秀でた監督さんだったら、もっと違うイメージに仕上げられたかも知れない。主人公の佐藤翼を演じたのは、本郷奏多くん。たまに見せる拗ねた目つきが好きではないが、頑張って走っていた。ただ、とても長距離を走るフォームに見えなかったのはザンネン。さりとて短距離の瞬発力も感じられなかった。演出の問題もあるだろうが……。親友の佐藤洋を演じたのは、横浜流星くん。まるでホストのような名前とルックスが切ない。ちゃんとした役者になるには、イメチェンが必要だろうなぁ。どうするんだろ。(笑)本作品で一番の収穫だったのは、清水富美加さんだろう。佐藤翼の妹の愛を演じていた。演技を云々するよりも、そのキャラクタに惹かれるものがあった。美人ではないしスタイルがいいわけではない。むしろ、等身大の女の子を演じてムリがないって感じだった。数年前にケチがついて、ダメになってしまったのが惜しまれる。(溜息)余韻の残るエンディングに、ちょっとだけオススメにしておきましょう!
2019.01.13
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1379 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジンVol.5※オモテ面【スタッフ】・原 作 山田悠介 「リアル鬼ごっこ」(幻冬舎文庫/文芸社刊)・監 督 副島宏司・脚 本 宮本武史 おかざきさとこ・音 楽 吉川清之・企画プロデュース 柴田一成・エグゼクティブプロデューサー 山口敏功 遠藤圭介(テレ玉) 小森健一郎(チバテレ) 熊谷典和(tvk)・プロデューサー 大野貴裕 鶴岡智之・共同プロデユーサー 大枝浩之 柳原祥広(ツインピークス)・ラインプロデューサー 川島正規 上野境介・撮 影 早坂 伸(J.S.C.)・照 明 福長弘章・録 音 西岡正己・美 術 遠藤 剛・特殊造形 マイケルティー・ヤマグチ・スタントコーディネート 江澤大樹 (STUNT TEAM Gocoo)・V F X 酒井基宏・編 集 和田 剛・衣 装 清藤美香・ヘイメイク 越智雅代・助 監 督 永江二朗・制作担当 相川真範・キャスティングプロデューサー 北田由利子・宣 伝 宮本 敬、百瀬 潤、鈴木ちえみ (テレ玉) Kプレス・主 題 歌 May’n「Run Run Run」 (フライングドッグ)・制 作 セディック ドゥ・製 作 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント テレ玉、チバテレ、tvk【キャスト】・本郷奏多・清水富美加・横浜流星・岡山天音・藏内英樹・塚原大助・内野 智※ウラ面【仕 様】・型 番 GNBR-2958・製作年度 2013年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 47分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.日本語 (2.0chステレオ)・字 幕 ----・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 衝撃の問題作、プロモーション映像 収録! 「生き残る方法――、それは生贄を 捧げることです。 生贄のジレンマ 8.2Fri 三部作同時レンタル開始!」※ディスク【ジャケット】・オモテ面:佐藤さん、みっけ。・ウラ面 :遂にTVドラマ化! これが《真のリアル鬼ごっこ》だ!常々思っていることだが、どうしてDVD1枚に2話しか収録しないんだ? 変な特典映像を収録しなければ、十分に3~4話くらいは収録できるんじゃないか? そうすれば、6枚組ではなく、3~4枚組でリリース出来るじゃん。ブルーレイみたいに6話も入れられてしまうと、何話まで観たのか分からなくなってしまうが、3~4話なら問題ないでしょ。(そこまでボケていないぞ)【感 想】「シンプルなストーリーと巧みな伏線をご所望です」『リアル鬼ごっこ』のTVドラマ版のディスク5。物語も大詰めだが、収束して行く気配はない。(笑) 新しい登場人物が出て来ては1話で消えて行く。ヘタクソだなぁと思う。思い返してみると、本作品は最初からそうだ。万引き少女やヘンなサラリーマン、洋の職場の先輩、佐藤隆幸……、1話完結のドラマじゃないんだから、もっとキャラクタを大切にすべきだと思う。連続ドラマの利点を活かせていないなぁ。■.第 9話“鬼ごっこ”政策も残すところ2日となった。王様は、新しいルールを発令し、“佐藤”さんを追い詰める。一方、翼は、着替えを取りにアパートに戻ったところ、吉田と再会する。陸上部の仲間だ。翼の苦しみを他人事のように考える陸上部に愛想を尽かして辞めた、と言う。助けになりたい、と言う吉田の言葉に甘える翼だったが、そんなに簡単に他人を信用するものではない、と愛にたしなめられる。……というお話し。“鬼ごっこ”が、王様が打ち出した“政策”であると知ってビックリ。(笑) 或る意味、政策と言ってしまうところにダイアローグの稚拙さがうかかえる。人間、勉強しないといけないなとしみじみ思った。父親が教えてくれた逃走経路も、大して役に立たなかったことも不満。手引きがあったとはいえ、あっという間に鬼に踏み込まれてしまう。(笑)わざわざ愛の入浴中にカプセルに入れて投げ込むほどの価値はあったのか? 郵送じゃダメだったのか?そう言えば、最初の赤鬼もミッションに失敗して殺されてしまう。アイテムやギミックやキャラクタを大切できないのは、駄作の証だな。■.第10話赤鬼から逃げる途中で崖から落ちた翼と愛。気を失った愛を抱えて、翼は何とか廃屋にたどり着いた。けれど、まだ鬼ごっこの最中だ。じわじわ包囲網が縮まっている。幸いなことに赤鬼の姿はない。動けない愛から鬼たちを引き離すため、翼はオトリとなって走り始める。何とか彼らをまいて小屋に戻って来ると、そこに赤鬼が待っていた。……というお話し。翼と愛が子供の頃の話しをする。それがエンディングに繋がる。それはそれで善いが、翼が家庭を欲する描写を第1話から丹念に描き込んで欲しかった。そうすれば、翼が父親を嫌い、愛を探す動機が納得出来ただろう。(父親との和解も描けたんじゃないかなぁ)王様の演技がこなれて来て、面白くなって来た。シンプルなストーリーだからこそ、登場人物には凝って、伏線を張り巡らせて欲しいと思う。ここに来て、ようやく興味を惹く謎が散りばめられたので、ちょっと見直した。(笑)例えば、赤鬼の正体とか、どうやって赤鬼になることを説得したのかとか、最後の願いは何なのかとか、――最後まで引っ張る工夫がなされている。せめて、これぐらいはして貰わないとオススメ出来ないな。最後くらいは締めて欲しい。ガンバレ!(笑)
2019.01.12
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1378 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジンVol.4※オモテ面【スタッフ】・原 作 山田悠介 「リアル鬼ごっこ」(幻冬舎文庫/文芸社刊)・監 督 副島宏司・脚 本 宮本武史 おかざきさとこ・音 楽 吉川清之・企画プロデュース 柴田一成・エグゼクティブプロデューサー 山口敏功 遠藤圭介(テレ玉) 小森健一郎(チバテレ) 熊谷典和(tvk)・プロデューサー 大野貴裕 鶴岡智之・共同プロデユーサー 大枝浩之 柳原祥広(ツインピークス)・ラインプロデューサー 川島正規 上野境介・撮 影 早坂 伸(J.S.C.)・照 明 福長弘章・録 音 西岡正己・美 術 遠藤 剛・特殊造形 マイケルティー・ヤマグチ・スタントコーディネート 江澤大樹 (STUNT TEAM Gocoo)・V F X 酒井基宏・編 集 和田 剛・衣 装 清藤美香・ヘイメイク 越智雅代・助 監 督 永江二朗・制作担当 相川真範・キャスティングプロデューサー 北田由利子・宣 伝 宮本 敬、百瀬 潤、鈴木ちえみ (テレ玉) Kプレス・主 題 歌 May’n「Run Run Run」 (フライングドッグ)・制 作 セディック ドゥ・製 作 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント テレ玉、チバテレ、tvk【キャスト】・本郷奏多・清水富美加・横浜流星・岡山天音・藏内英樹・塚原大助・内野 智※ウラ面【仕 様】・型 番 GNBR-2957・製作年度 2013年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 47分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.日本語 (2.0chステレオ)・字 幕 ----・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 衝撃の問題作、プロモーション映像 収録! 「生き残る方法――、それは生贄を 捧げることです。 生贄のジレンマ 8.2Fri 三部作同時レンタル開始!」※ディスク【ジャケット】・オモテ面:佐藤さん、みっけ。・ウラ面 :遂にTVドラマ化! これが《真のリアル鬼ごっこ》だ!レンタル版なので、残念ながらピクチャディスク仕様になっていない。味もソッケもない白地に青文字で必要な情報がプリントされている。面白いのは、「読み取り面に直接触れないでください」「乱暴な取扱いをしないでください」と注意事項が記載されているところ。(笑)セル版なら、“取り扱い上のご注意”として一枚ものの用紙が封入できるから、事細かいに伝えることが出来るが、レンタル版では、そうもいかない。でも、削りに削って、たった2つの文章で済むことならば、セル版の“取り扱い上のご注意”も要らないんじゃない?(笑)【感 想】「兄と妹のちょっとアブナイ関係」『リアル鬼ごっこ』のTVドラマ版のディスク4。物語に展開が見られるものの、監督さんの演出としては底が透けて見えた感じ。スリラーとしての面白さを演出する力は、おそらくないだろう。■.第 7話熱を出して倒れた愛を看病する翼は、窓の外に不審な人物を見掛ける。ハンチング帽をかぶった男は、翼に見咎められて直ぐに逃げてしまう。しかし、その男は3日目の鬼ごっこの時に愛を助けた男と似ていた。翌日、愛が入浴していると、逃走経路を記したメモが投げ込まれる。その筆跡から2人は父親が生きていることを確信する。愛を助けた男も、ハンチング帽の男も父親だったのだ。……というお話し。前半は、まるでオタクくんが妄想する妹系のラブコメ。(笑) それはそれで楽しくて良いけどね。然も、入浴シーンというサービス付き。たぶん、監督さんか脚本家の嗜好なのだろう。何だかヘンな方向に寄り道しているなぁと思える1話だった。清水富美加さんが演じる愛のサバイバリティが光る脚本だった。(アニメっぽいが……)■.第 8話吐血した父親を病院に運び込んだ翼と愛。しかし、父親は肝臓癌で余命も僅かだった。“佐藤”に協力したと思われたくない病院側を説得して何とか父親を入院させた翼と愛。しかし、案の定、鬼ごっこが始まると、病院は鬼に取り囲まれてしまう。2人は、病院内での鬼ごっこを乗り切るために計画を立てる。一方、王宮では佐藤愛を捕まえるために、鬼ごっこに“赤鬼”を投入する。……というお話し。鬼に捕まった人たちは、直ぐに抹殺されるわけではないらしい。公式発表ほどには“佐藤”さんは減っていないようだ。こうした誤謬は、現実の世界も虚構の世界も同じなんだと感心してしまった。(笑)病院内での“鬼ごっこ”は面白そうな設定だったのに。ドタバタするだけで緊張感のカケラもなかった。……もうちょっと、ちゃんとした演出をしようよ、監督さん。(溜息)“鬼ごっこ”をサスペンスフルにスリリングに描くことが、本作品の目的だったはず。いつかは面白いアクションが見られるだろうと期待していたが、どうやら、その可能性も潰えてしまったようだ。監督は、副島宏司さん。『リアル鬼ごっこ2』で助監督をなさっていた方で、そんなところから今回の抜擢なのだろうが、どうも“畑”が違うような気がする。この際だから、兄と妹のちょっとアブナイ関係を描いたラブコメ路線に昇華させた方が、無難かも知れない。(笑)このままでは、オススメ出来ないかなぁ。ザンネン!
2019.01.11
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1377 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジンVol.3※オモテ面【スタッフ】・原 作 山田悠介 「リアル鬼ごっこ」(幻冬舎文庫/文芸社刊)・監 督 副島宏司・脚 本 宮本武史 おかざきさとこ・音 楽 吉川清之・企画プロデュース 柴田一成・エグゼクティブプロデューサー 山口敏功 遠藤圭介(テレ玉) 小森健一郎(チバテレ) 熊谷典和(tvk)・プロデューサー 大野貴裕 鶴岡智之・共同プロデユーサー 大枝浩之 柳原祥広(ツインピークス)・ラインプロデューサー 川島正規 上野境介・撮 影 早坂 伸(J.S.C.)・照 明 福長弘章・録 音 西岡正己・美 術 遠藤 剛・特殊造形 マイケルティー・ヤマグチ・スタントコーディネート 江澤大樹 (STUNT TEAM Gocoo)・V F X 酒井基宏・編 集 和田 剛・衣 装 清藤美香・ヘイメイク 越智雅代・助 監 督 永江二朗・制作担当 相川真範・キャスティングプロデューサー 北田由利子・宣 伝 宮本 敬、百瀬 潤、鈴木ちえみ (テレ玉) Kプレス・主 題 歌 May’n「Run Run Run」 (フライングドッグ)・制 作 セディック ドゥ・製 作 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント テレ玉、チバテレ、tvk【キャスト】・本郷奏多・清水富美加・横浜流星・岡山天音・藏内英樹・塚原大助・内野 智※ウラ面【仕 様】・型 番 GNBR-2956・製作年度 2013年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 47分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.日本語 (2.0chステレオ)・字 幕 ----・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 衝撃の問題作、プロモーション映像 収録! 「生き残る方法――、それは生贄を 捧げることです。 生贄のジレンマ 8.2Fri 三部作同時レンタル開始!」※ディスク【ジャケット】・オモテ面:佐藤さん、みっけ。・ウラ面 :遂にTVドラマ化! これが《真のリアル鬼ごっこ》だ!ジャケットのウラ面は、上半分くらいのスペースに大きく本編画像が配置されている。なかなか大胆だ。個人的には、こういうのが好きだ。(笑)そこにキャッチコピーとイントロダクション、下方には2話分のストーリー。その下には、本編からの取り込み画像が4枚。落ち着いたレイアウトだ。【感 想】「かくれんぼ」『リアル鬼ごっこ』のTVドラマ版のディスク3。海外ドラマは1シーズン22~24話が基本になっている。だから、 5~ 6話辺りはまだ序盤と言ったところ。それに較べて日本の場合、10話から12話が中心。欧米と違って短い。だから、シーズンの真ん中辺りでナカダルミが生じた時、主要な登場人物が揃ってもいないこともある。本作品が正に、それ。佐藤翼が妹の愛と再会するのに 6話もかける必要がどこにある?どう考えても、構成の失敗でしょう。■.第 5話翼と洋は喧嘩をして別行動をとることになる。洋は、中学校時代に友人だった佐藤隆幸と再会する。隆幸は、自分たちが生き残るために生贄にする“佐藤”を仲間に入れようと提案する。一方、愛の行方を探す翼のもとに洋の職場の先輩が現れる。……というお話し。不要な登場人物が出て来て“イラっ”とした1話。(笑) 隆幸って何? 要らないキャラクタだなぁ。ここまでのところをマトメて1話にした方が、スピード感があっていいな。ようやく鬼ごっこのシーンが出て来て、らしくなって来た。■.第 6話翼は、愛と再会する。しかし、何と言っても9年ぶりだ。洋は、足首の激痛にたえながら2人の気まずい雰囲気を和ませようとする。一方、王宮では、王様の“運命の人”探しが続いていた。モニターの中から気に入った子を呼び寄せては殺していた。そして、そんな王様の目がモニターの中の愛にとまる。……というお話し。佐藤愛を演じるのは、清水富美加さん。何だか仔犬みたいな雰囲気の子で愛嬌がある。(笑) 或る意味、賢くて逞しいキャラクタに描かれており、こういう子じゃないと生き残れないだろうなぁと納得した。(すっかりケチがついてしまったのが、ザンネンだ)――でも、コレって“鬼ごっこ”じゃなくて“かくれんぼ”じゃない?(笑)前半を振り返って、「チープだなぁ」というのが、正直な感想。コストの問題もあるだろうが、もう少し、登場人物の描き込みとアクションが欲しいところ。放送枠は深夜か? ここまでの主要登場人物が2人ってのは、物語世界を構築する上では少なすぎる。脆弱だ。何人かの仲間が徐々に減って行き、鬼の数が増えて行く描き方の方が、サスペンスが盛り上がる。喜びも悲しみも、焦りや怒りも盛り込める。それなら各話を充実させることが出来たんじゃないかなぁ。テーマと言うか、製作方針が間違っているような気がする。――原作? 小説としては稚拙だし、発想だけだから無視しても構わないでしょう。オリジナルの物語世界をキチンと構築すべきだった。ザンネン。でも、清水富美加さんに星ひとつ追加。ちょっぴりオススメ!
2019.01.10
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1376 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジンVol.2※オモテ面【スタッフ】・原 作 山田悠介 「リアル鬼ごっこ」(幻冬舎文庫/文芸社刊)・監 督 副島宏司・脚 本 宮本武史 おかざきさとこ・音 楽 吉川清之・企画プロデュース 柴田一成・エグゼクティブプロデューサー 山口敏功 遠藤圭介(テレ玉) 小森健一郎(チバテレ) 熊谷典和(tvk)・プロデューサー 大野貴裕 鶴岡智之・共同プロデユーサー 大枝浩之 柳原祥広(ツインピークス)・ラインプロデューサー 川島正規 上野境介・撮 影 早坂 伸(J.S.C.)・照 明 福長弘章・録 音 西岡正己・美 術 遠藤 剛・特殊造形 マイケルティー・ヤマグチ・スタントコーディネート 江澤大樹 (STUNT TEAM Gocoo)・V F X 酒井基宏・編 集 和田 剛・衣 装 清藤美香・ヘイメイク 越智雅代・助 監 督 永江二朗・制作担当 相川真範・キャスティングプロデューサー 北田由利子・宣 伝 宮本 敬、百瀬 潤、鈴木ちえみ (テレ玉) Kプレス・主 題 歌 May’n「Run Run Run」 (フライングドッグ)・制 作 セディック ドゥ・製 作 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント テレ玉、チバテレ、tvk【キャスト】・本郷奏多・清水富美加・横浜流星・岡山天音・藏内英樹・塚原大助・内野 智※ウラ面【仕 様】・型 番 GNBR-2955・製作年度 2013年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 47分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.日本語 (2.0chステレオ)・字 幕 ----・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 衝撃の問題作、プロモーション映像 収録! 「生き残る方法――、それは生贄を 捧げることです。 生贄のジレンマ 8.2Fri 三部作同時レンタル開始!」※ディスク【ジャケット】・オモテ面:佐藤さん、みっけ。・ウラ面 :遂にTVドラマ化! これが《真のリアル鬼ごっこ》だ!ジャケットのオモテ面は、“鬼”のマスクを大きく配置し、それを背景に主人公3人がポーズをつけている。不穏な空気感を現すように、動きのあるスモークが描き込まれている。全体的にカチッと納まったレイアウトだ。それに、翼が青いダウン、洋は白いダウン、愛はボアの付いたカーキ色のアウターを身につけている。ハッキリとした色合いなのも、ジャケットとしては映える。彼らにかぶるようにタイトルは白抜きだが、“鬼”の文字だけ、炎のオレンジ色。そして、“THE ORIGIN”の文字が赤。些細なことだが、これらの配色が、いい。よく考えられたデザインだと思う。いいジャケットだ。【感 想】「アバン」『リアル鬼ごっこ』のTVドラマ版のディスク2。冒頭、長い予告編集が収録されている。けれど、チャプター分割されていない上に、メニュー画面を呼び出せない仕様になっている。どうあっても予告編を見せるつもりらしい。(笑) 気持ちは解るが、毎回見せられるのは苦痛だ。そう思っていたら今日、“早送り”が出来ることに気づいた。間抜けな話しだ。(苦笑)お風呂につかりながら1話づつ観ているので、この発見は助かった。32倍速で飛ばしてメニュー画面、そこからチャプターで2話目を選択。何気ないことだが、ユーザビリティは大切な要素だ。あまり複雑なのも困るが、視聴者が困らない程度には作り込みして欲しいものだ。■.第 3話2日目を生き延びた佐藤翼と洋。夜が明けると、翼は妹の愛を訪ねる決意をする。しかし、愛が引き取られた伯母の家はもぬけのカラだった。洋が見つけた年賀状の束を頼りに、2人は愛の消息を尋ね歩く。そこには世間の冷たい現実があった。“佐藤を助けた者は厳罰に処す”というルールに過剰反応しているのだ。けれど、愛の友達の1人が、2人に情報をくれた。伯母夫婦は鬼に捕まったようだが、愛は生き延びたらしい。……というお話し。佐藤翼と洋が、愛を探して歩くところがミソ。かったるいくらい稚拙な物語だと思うが、“佐藤”に対する世間の反応を描くことで、世界観を作り出そうとしている。意図的ではないかも知れないが、こういうのは好みだ。走りっぱなしのアクション映画と違い、全12話のTVドラマだ。その特性を活かす方法として評価したい。(笑)■.第 4話翼と洋は、愛の行方を追って街での聞き込みを始める。しかし、道行く人に尋ねても、なかなか情報は得られない。洋は、職場の友人に協力を求めるが、やはり“佐藤”との関わりを嫌って相手にして貰えない。昨日までの仲間が手のひらを返したように冷たい。傷ついた洋は、喧嘩をするが、翼に諫められる。……というお話し。3日目の“鬼ごっこ”が終わる。 500万人いた“佐藤”さんが、 140万人にまで減っている。4日目が終わる頃には、鬼の数が佐藤さんを上回るだろう。そうしたら、緊迫感が感じられるようになるだろうか。この先、この調子だったら、とてもオススメ出来ない。登場人物が揃うまで様子を見ることにしよう。(笑)竹中直人さんがヘンなサラリーマンに扮して登場。佐藤さんが出勤しないため「その穴埋めをしているオレたちを楽しませろ!」とまくしたてる。成る程、こういうヤツが出て来るだろうなぁと納得してしまった。チャプターは、各話とも“アバン”“Aパート”“Bパート”“Cパート”“予告編”と分かれている。“アバン”という言葉が聞き慣れなかったのでWikipedia で調べてみた。“映画・ドラマ・アニメなどにおいて、オープニング前に挿入される部分「アバンタイトル」の略称”とのコト。納得。でも、チャプターをきる必要はないんじゃないかなぁ。(笑)ちょっぴりオススメ!
2019.01.09
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1375 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジンVol.1※オモテ面【スタッフ】・原 作 山田悠介 「リアル鬼ごっこ」(幻冬舎文庫/文芸社刊)・監 督 副島宏司・脚 本 宮本武史 おかざきさとこ・音 楽 吉川清之・企画プロデュース 柴田一成・エグゼクティブプロデューサー 山口敏功 遠藤圭介(テレ玉) 小森健一郎(チバテレ) 熊谷典和(tvk)・プロデューサー 大野貴裕 鶴岡智之・共同プロデユーサー 大枝浩之 柳原祥広(ツインピークス)・ラインプロデューサー 川島正規 上野境介・撮 影 早坂 伸(J.S.C.)・照 明 福長弘章・録 音 西岡正己・美 術 遠藤 剛・特殊造形 マイケルティー・ヤマグチ・スタントコーディネート 江澤大樹 (STUNT TEAM Gocoo)・V F X 酒井基宏・編 集 和田 剛・衣 装 清藤美香・ヘイメイク 越智雅代・助 監 督 永江二朗・制作担当 相川真範・キャスティングプロデューサー 北田由利子・宣 伝 宮本 敬、百瀬 潤、鈴木ちえみ (テレ玉) Kプレス・主 題 歌 May’n「Run Run Run」 (フライングドッグ)・制 作 セディック ドゥ・製 作 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント テレ玉、チバテレ、tvk【キャスト】・本郷奏多・清水富美加・横浜流星・岡山天音・藏内英樹・塚原大助・内野 智※ウラ面【仕 様】・型 番 GNBR-2954・製作年度 2013年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 47分・サ イ ズ 16: 9 LB HDサイズ・音 声 1.日本語 (2.0chステレオ)・字 幕 ----・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 衝撃の問題作、プロモーション映像 収録! 「生き残る方法――、それは生贄を 捧げることです。 生贄のジレンマ 8.2Fri 三部作同時レンタル開始!」※ディスク【ジャケット】・オモテ面:佐藤さん、みっけ。・ウラ面 :遂にTVドラマ化! これが《真のリアル鬼ごっこ》だ!TVシリーズ『リアル鬼ごっこ/ジ・オリジン』のレンタル版DVD。ディスク1枚に2話を収録。全12話なので6枚組である。ジャケットは、オモテ面は6枚とも同じもので、ボリュームナンバーだけ変えている。ウラ面も、同じレイアウトを使用。使われている本編画像だけ差し替えている。「2013年 4月 9日からテレ玉、テバテレ、tvkで放送(全12話)」と記載されていることから、地方局の製作ってことになる。予算面から考えても、DVDのリリースにお金をかけられたとは思えない。これくらいが限界なのかも知れないなぁ。まぁ、出来映えとしてはクリアなので、第一印象は悪くない。いいジャケットと言えるだろう。【感 想】「ジャストサイズ」『リアル鬼ごっこ』のTVドラマ版。先立ってリリースされたナヴィゲーション・ディスクを観て萎えていた気持ちを奮い起こして試聴。正直、『序章』のレベルだったら「とても12話は完走できないな」と思っていた。拷問と同じだ。戦場を駆け抜けたランボーでも、この苦痛にはたえられないだろう。(笑)でも、意を決して観始めたら、これが意外と良い出来映えだった。(第1話だから?)■.第 1話西暦 3000年、若くして即位した王様の許に“佐藤”姓が 500万人に到達した、との報告がなされる。自分も“佐藤”であることから、これを忌み嫌った王様は、“佐藤”を減らす計画を立てる。それが“リアル鬼ごっこ”だった。期間は1週間。毎日午後11時から深夜0時までの1時間行われる。佐藤は車や電車などで逃亡してはならない。“鬼”に捕まった者は収容され、抵抗した者は殺される。佐藤でない者でも逃亡を幇助した者は厳しく罰せられる。1週間生き延びた者には王様から“褒美”がつかわされる。……というお話し。主人公の佐藤翼は、陸上部のエース。彼は、父親とは別居し、独り暮らしをしている、という設定。演じるのは、本郷奏多くん。華奢すぎて運動部員に見えないのが、難点。走る姿も美しくない。バネも感じられなかった。クレジットを見ると、スーパーパイザーもついたようだが、あまり効果はなかったようだ。基本的な運動能力や体の使い方には生来のものがあるから、ちょっとくらい指導されたからと言って、変わるものでもない。もっと走る姿が美しい役者さんが良かったなぁ。(笑)■.第 2話寸でのところで1日目を生き延びた佐藤翼。目の前で犠牲になった“佐藤”の姿を見てショックを隠せない。夜が明けて、翼は父親の消息を確かめに実家を訪れる。父親は生きていた。けれど、相変わらず酒浸り。それが原因で家族はバラバラになったと言うのに……。いたたまれなくなって町に出た翼は、洋と再会する。彼もまた“佐藤”だった。……というお話し。2日目の鬼ごっこが始まったところで、第2話は終わる。それまでに佐藤翼の生い立ちや妹の存在などが明かされる。途中、知り合いになった万引き少女が妹の佐藤愛かと思っていたら、どうも違うらしい。いまどきの女の子は制服姿だと見分けがつかない。(笑)また、友人の佐藤洋が、翼の心情を代弁する役回りになっている。けれど、キャラが立っていないことと、翼の台詞なのか洋の台詞なのか区別がつかない稚拙な脚本のため、ちょっと存在感が薄い。幽霊みたいだ。明らかに脚本と演出の失敗だ。或る意味、TVがジャストサイズのシリーズなのかも知れない。映画としてスクリーンにかけるには、この素材は小粒なのだ。TVと言っても、居間に置くような大画面ではなく、個人の居室に置くような小さいサイズがいい。20インチ以下がベストな気がする。それなら、発色も保てるし、クリアだ。内容的にも皆でワイワイ観るようなものでもない。どちらかと言えば、深夜に1人で観るものだ。そういう点では、企画の成功と言えるだろう。ちょっぴりオススメ!
2019.01.08
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1374 ビヨンド・ザ・トレック※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 イアン・トゥルートナー・製 作 ヘイリー・ヘルムライク マシュー・S.ゴア・撮 影 ジャスミン・クーン・音 楽 ローマン・コバリク【キャスト】・サニー・メイブリー『スピーシーズ3/禁断の種』・ランス・ブロードウェイ・T.J.ホーバン・クリスチャン・ピトル『バウンティー・キラー』※ウラ面【仕 様】・型 番 TWAD-1398・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 Teleios・発 売 株式会社トランスワールドアソシエイツ・販 売 株式会社トランスワールドアソシエイツ・提 供 ----・価 格 4,700円+税・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 approx.90分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (英語) 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD、セル or レンタル・映像特典 1.オリジナル予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:地球に残された 唯一の希望。・ウラ面 :消息を絶った宇宙船で 一体何が起きたのか!? 救助に向かったクルーたちが、 かつてない危機に直面! 巨大な陰謀に翻弄された者たちの 運命を描くSFアクション超大作!!宇宙空間での銃撃戦を描いたジャケットのオモテ面は、なかなかカッコイイ。地球と木星(?)を背景に、爆発を起こす宇宙船。主人公と男性乗組員が、どこか目線を向けて銃を構えている。『スター・ウォーズ』が公開された後、たくさんの亜流作品、スペースオペラが登場したが、その中の1本ってカンジ。でも、本作品は、2016年度の製作なんだなぁ。(笑)それに、体躯のわりには、頭が大きく、少しズレている。この辺りの違和感が、さらにチープな印象にしている。ウラ面も、なかなかカッコイイ。ハチの巣の形状をモチーフにして、画像をレイアウトしている。キャッチコピーも、あながち間違ってはいない。全体的に良いデザインだが、そこはかとなく漂うB級の感じが、マニアにはたまらない出来映えだ。【感 想】「昔懐かしいSFゴッコ」ちょっとだけハードなSFミステリー。リドリー・スコット監督の『エイリアン』や『ブレードランナー』をリアルタイムで観て来た世代の1人としては、「懐かしい」のひと言だった。だから、「2015年、人間の胚の組み換えに成功」と、プレオープニングに流れるテロップを見た段階で、ストーリーが読めてしまった。(笑)そうして産まれた完璧な人間はIQが高くて肉体的にも優れていた。気質も整っている。彼らはGCヒューマンと呼ばれ、過酷な深宇宙探査にかり出されることになる。まるで、レプリカントだ。(笑)環境汚染の激しい地球の大気を浄化するため、《アトロミトス号》は、タイタンから触媒を採取精製していた。けれど、或る日突然、アトロミトス号からの連絡が途絶。積み荷を回収するために、5人のGCヒューマンが、《テレイオス(完璧)》号でタイタンに向かう。この辺りの設定は、『宇宙戦艦ヤマト』って感じ。イスカンダルじゃないけど。(笑)数年後、テレイオス号は、無事にアトロミトス号に接舷する。内部は荒れており、生き残っていたのは、乗組員のオニールと女性型人造人間のルルだけだった。然も、積み荷も、ブラックボックスも消えていた。やっぱり、人造人間は女性型でなきゃね。(♪)しかし、問題は、そんなことではなかった。5人が次第に変調を来たし始めたのだ。神経質になったり、性慾におぼれたり、記憶が跳んだり……。完璧に調律されたはずのGCヒューマンが少しずつ人間に近づいていた。もう、ここまで来ると、ほとんどレプリカントだな。(爆)GCヒューマンは普通の人間に戻り、一方では、人造人間が自ら改造をして人間に近づこうとする。SFの大命題「人間とは何か?」に通じる面白いプロットだ。ただ、それをストーリーで語ることが出来なかったところが、脚本の弱さだろう。予算規模の割には、セットや小道具が細かいところまで凝っていた。チープだけど……。監督さんは、心底スペースオペラが好きに違いない。その愛情が、画面から伝わって来る。(笑)それに、役者さんに美男美女を揃えたところは良かった。男性陣はマッチョで、みんなクラーク・ケントに見えて仕方なかった。『スーパーマン』のオーデションに落ちた俳優のリストからチョイスしたような感じ。女性陣も、お○ぱいが大きくていいなぁと思いながら見た。(見どころは、そこではないのだが、つい目が行ってしまう) それに、衣装が合っていそうで合っていないところに、手作り感があって微笑ましかった。(笑)とはいえ、やっぱり、子供のゴッコ遊びの印象が拭い切れないのも事実。イメージが、私たち(観客)と大して差がないってことだろう。それに、役者さんたちが、その宇宙船の内部システムの存在を信じていないので動作がぎこちない。(大作と違って、キチンとした説明もされず、訓練をする時間もなかったんだろうなぁ)低予算で頑張っていたし、撮れないシーンを大胆にカットする潔さにも好感が持てる。クレバーな監督さんだ。『スタートレック/ビヨンド』にあやかって付けた邦題には笑ってしまったが、内容的にはマジメ。中学生くらいなら、いろいろ触発されるのではなかろうか。原題が『TELEIOS』と言うのも、意味深だしね。ジャケットのイメージとは異なるテーマなのはいただけないが、『宇宙大作戦』や『スペース1999』に馴れ親しんだ方々には、オススメ!(笑)
2019.01.07
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1373 ザ・コレクター※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 ティホン・コルネーエフ・脚 本 アレクセイ・カラウロフ【キャスト】・アンナ・ワシリエフ・ヴラディミール・クズネツォフ・ロマン・エフドキーモフ※ウラ面【仕 様】・型 番 FFEDR-00831・製作年度 2016年・製 作 国 ロシア・英 題 Diggeri・発 売 株式会社ファインフィルムズ・販 売 株式会社ファインフィルムズ・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 80分・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・音 声 1.オリジナル ロシア語 (5.1chドルビーデジタル) 2.日本語吹替 (2.0chドルビーデジタルステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:その地下鉄に 乗ってはいけない・・ 震撼の人間捕食スリラー あなたは、予測不能! のラストを目撃する・ウラ面 :終電間際の地下鉄に乗り込んだ 乗客が消える 予測もしない“地獄”の始まり。 叫び声さえ、引きずり込まれていく…ジャケットのオモテ面に使われているイラストは、かなりの力作だと思う。けっこう細部に至るまで描き込まれている。ただ、パースの取り方が、直線的に面白くない。“動き”が消されてしまっている。こういうところは、漫画のようにデフォルメして、パースを少し崩して、印象を優先させる構図にした方が良い。お行儀の良いデザインは、往々にしてつまらない。わずかに崩すことで迫力が生まれ、動きが出て来る。一瞬で、その作品の印象が決まってしまうジャケットだからこそ、そういう感性が必要だ。ウラ面は、オーソドックスな出来映え。数枚の画像を配置して、物語世界とストーリーを伝えようとしている。まずまずと言ったところ。画像のチョイスも悪くない。でも、クレジットの情報量が少ないのが、難点か。アメリカやカナダの作品と違って、ロシアの作品は、あまり日本に紹介されない。最近は増えて来たような気がするが、まだまだ少数だ。だからこそ、スタッフ&キャストについては、丹念に情報を収集して紹介して欲しかった。【感 想】「地下鉄に潜むモノ」「地下鉄にはモンスターが棲んでいる」という映画は多い。それだけ、日常から乖離した世界なのだろう。私たちは常日頃から地下鉄を利用しているが、よくよく考えてみれば、あのトンネルの先に何があるのか、どこに連れて行かれるのか、不気味な環境であることに間違いはない。ホラー映画にはカッコウのモチーフだ。その恐怖を最も良いカタチで具現化させたのは、ギレルモ・デル・トロ監督の『ミミック』ではなかろうか。さて、本作品は、ロシア製のホラー映画。地下鉄の構内をダンジョンに見立て、なかなか興味深い設定ではあったが、2つの物語が同時並行で展開するので分かりにくい。それに、カメラを逆さにしたり、奇をてらったカットも視聴者としては集中力を割かれるだけで何のメリットもなかった。2つの物語をエンディングで収束させるためだけに、この構成にしたのであれば失敗だろうなぁ。(苦笑)――ロシアはモスクワの地下鉄。終電車が何かトラブルで止まってしまう。然も、前方車輌からただならぬ悲鳴や怒声が聞こえて来る。乗り合わせていたのは、ローマとダーシャのカップルにコスプレ少女のディナ。自殺志願者の中年男に、その自殺を止めた男。そして、アタッシェケースを持った中国人の6人。彼らはドアを開けて外に出ると、出口を求めて線路沿いに歩き始める。しかし、そこはモンスターが潜む迷宮だった。……というお話し。ローマとダーシャをはじめとする6人の脱出劇が、最初のストーリー。唐突にクリスマスツリーが出て来たり、出口が見つかったのに「行き止まりだ」と言う男がいたり、何かに怯えるように通気孔から逃げようとしたり、ドブ水の中を潜ったり、パニック映画ならお馴染みの場面が繰り広げられる。でも、地下鉄のトンネルから脱出するだけなのに、どこにそんな必要があるのか、私には理解出来なかった。電車が走って来た線路を辿れば、駅に出るんじゃないの? 「コイツら、みんなバカか?」と思ってしまった。――ダーシャとローマが行方不明になってから5日後。あの日、駅で別れたアルテムとレナは、二人を探し出すために、地下鉄構内に詳しいエゴールを雇う。彼の案内で迷宮のような構内に入り込んだ二人は、途中でTV番組の撮影クルーと出会うが、得体の知れないモンスターに襲われる。……と言うお話し。アルテムとレナの救出作戦(?)が2つ目のストーリー。最初のストーリーと交互に描かれる。同じような場所でドタバタするので、観ていて戸惑うことがあった。それでなくても唐突な描写が多いのに、「ロシア人の頭の中はどうなってるんだ?」と思わずにはいられなかった。そもそも、地下鉄の車輌が乗客ごと行方不明になっているのに警察当局や鉄道会社、モスクワ市民、マスコミが何も騒がないなんて、おかしくないか?テロの可能性だってあるわけだから、軍隊が捜索に当たっても不思議ではないと思うぞ。モンスターと化した兄弟に食糧を供給するために、何も知らない人を騙して連れて来る。そんなレベルの話しじゃないだろ?何だか、すべてにおいて説得力に欠ける映画だった。エンディングは上手くシンクロさせたつもりかも知れないが、ブラックアウトした画面に男の悲鳴が響いた時、思わず笑ってしまった。そりゃあ、いくら好きな女がモンスターに変化したとはいえ、自分がモンスターにされるのはイヤだと思うぞ。(私ならイヤだ)イヤだから、オススメ致しません!(邦題も意味不明だしね)
2019.01.06
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1372 ディープ・サンクタム※オモテ面【スタッフ】・監督・製作・脚本・撮影・編集 アルフレッド・モンテーロ・脚 本 ハビエル・グヨン・製 作 フアン・ゴルドン 『ザ・ウォーター・ウォー』 マルコス・オルティス・音 楽 カルロス・ゴニ・編 集 ナチョ・ルイス・カピヤス 『アレクサンドリア』【キャスト】・マルコス・オルティス・マルタ・カステジョテ・ホルヘ・パエス・エヴァ・ガルシア・ソエル・フェルナンデス※ウラ面【仕 様】・型 番 TWAD-1396・製作年度 2013年・製 作 国 スペイン・英 題 IN DARKNESS WE FALL・発 売 株式会社トランスワールドアソシエイツ・販 売 株式会社トランスワールドアソシエイツ・提 供 ----・価 格 4,700円+税・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ----・リリース 2013.・収 録 本編 approx.79分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 オリジナル (スペイン語) 2.0ch・字 幕 日本語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD、セル orレンタル・映像特典 オリジナル予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:潜むのは魔物か狂気か!? 入ったら最期。もう出られない!!・ウラ面 :必死の叫びは 誰にもどこにも届かない!! 不気味な洞窟に引き寄せられた 男女5人の生き残りをかけた 戦慄のショキング・スリラー!!ジャケットのデザインは、『ダウンヘル(16)』と『ディープ・インフェルノ(14)』のレイアウトを合体させた感じ。(笑)洞窟の内側から、登場人物を映し、いまから探検が始まるんだよ、という雰囲気を伝える構図になっている。そして、それが死の危険を伴う探検であることを表現するため、洞窟の壁面にドクロが浮かび上がっている。なかなか良いジャケットだ。ホラー映画ファンへの訴求力が高い。ウラ面は、煽り文句が中心のレイアウトになっており、画像の要度が低くなっている。(この本編の出来映えだと、良いショットを選び出すのは至難のワザだから、こうならざるを得ないのかも知れない) 面白いことに、99%はPOV形式の作品なのに、そう謳っていない。画像も、そういうイメージのものを使用していない。うーん、賢い!(笑)本編の出来映え以上に、素晴らしい仕上がりのジャケットだと思う。(爆)【感 想】「無理と無茶」スペイン製の洞窟ホラー映画。「危ないから行ってはダメ」と言われたのにノコノコ奥地に出掛けてチュパカブラ(?)に襲われる『ディープ・インフェルノ(14)』と、ほぼ同じ展開。まぁ、正直なところ、この手の作品は、みんな似たり寄ったりなのだが、どうもスペイン映画って、油絵の具のようにベタっと色を重ねたような映像の印象が強くて、見分けがつかない。(苦笑)本作品は、危機意識の低い若者が災難に遭うだけのお話し。頭の悪いヤツがどうなろうと知ったこっちゃないし、大して気の毒に思えない。むしろ「死んだ方が世の中のためになるんじゃないか?」とさえ思ってしまった。(無理と無茶の違いくらい分かるように教育を見直すべきだ。年号なんかいくら覚えても役に立たない)――フォルメンテーラ島に休暇を過ごしにやって来た5人の男女。バカ騒ぎをして海辺でキャンプし、楽しい時間を過ごしたが、翌朝、岩壁に洞窟を見つけて探検することになる。ところが、勇ましく奥へと進んで行ったはいいものの、帰り道が分からなくなってしまう。遭難したのだ。5人は陽光の届かない洞窟で、数本の懐中電灯とビデオカメラのライトだけを頼り、洞窟からの脱出を試みる。……というお話し。POV形式だが、何故かエンディングだけは三人称。遣りたい気持ちは解るが、だったら最初からPOVにするべきではなかったな。(この辺りのイージーさは、いかにもスペインっぽいかなぁ)ストーリー展開は単調で、前半は、5人のバカ騒ぎ。空港ではカートに乗って走り回り、荷物用の自動走路の上でポーズを決めたり、ほとんど修学旅行で浮かれる中学生なみ。カメラの前でケツの穴を広げたりする辺りは、もう小学生だな。この前半部分は、或る意味、失敗じゃないかなぁ。こんなのを見せられたら、感情移入なんか1ミリも出来ない。(笑)舞台を洞窟内に移した後半は、グダグダ状態が延々と続く。何の備えもせずに奥へ奥へと進んで行くバカさ加減にも辟易するが、その後の右往左往ぶりには怒りすら覚える。「私の時間を返せ!」ってことである。然も、女性の一人は閉所恐怖症なのかパニック障害なのか、ぐったりしたまま。映画のストーリー上、全く役に立たない。男性の一人はネズミに咬まれて大騒ぎ。挙げ句の果て、お腹が減ってクタクタだから「誰かを食べちまおう」と言い出す始末。演出がヘタクソで時間の経過がハッキリしないが、どうやら数日経っているらしい。然も、これがまた、くじ引きで決めた女性を殺して食べてしまう。ナマのまま。全く、スペイン人って何を考えてんだか……。殺して食べるよりもやるべきことがあるだろ? これで最期だと思たら、あんなことやこんなことをして、やっぱり酒池肉林でしょ。だいたい、命が危険にさらされているのに《種の保存本能》を全開にしないなんて、ウソだ。(笑)思うに、洞窟で迷子になっているのに、息が苦しくなるような閉塞感が演出されていないなんて、致命的な欠陥だと言わざるを得ない。てなわけで、オススメ致しません!
2019.01.05
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1371 マッド・ウォーリアーズ/頂上決戦※オモテ面【スタッフ】・監督・原案 マイケル・ジェイ・ホワイト・脚本・原案 クリス・ホーティ・製 作 クレイグ・ボームガーテン デヴィッド・ゼロン・撮 影 ロス・W.クラークソン・編 集 スコット・リクター【キャスト】・ケイス・ウォーカー…… マイケル・ジェイ・ホワイト(白熊寛嗣)・ブロディ・ジェームス… ジョシュ・バーネット(大羽武士)・ミーシャ・クルーズ…… ジリアン・ホワイト(千田ミヤコ)・マッティ……スティーヴン・クァドロス(菊池康弘)・“サイコ”シーザー・ブラガ… ネイサン・ジョーンズ(本田裕之)・ヒューゴ・ベガ……イーサイ・モラレス(加藤亮夫)・ジャージャー…………… ジャージャー・ヤーニン(佐伯美由紀)・トニー・ジャー…………トニー・ジャー(菊池康弘)※ウラ面【仕 様】・型 番 RDD-80829・製作年度 2016年・製 作 国 ----・原 題 NEVER BACK DOWN NO SURRENDER・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・販 売 ----・提 供 ----・価 格 8,000円+税・字幕翻訳 高橋 澄・吹替翻訳 古市暁子・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ---- ・リリース ----・収 録 約 101分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド オリジナル (英語) 2.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:トニー・ジャーが叫ぶ! ジャージャーが燃える! 目指すは頂点!!・ウラ面 :豪華アクションスター& 最強リアルファイター集結! 究極の 格闘技アクション・エンターテイメント! 《男》の中の《男》決定戦、開幕!うーん、暑苦しいジャケットだ。(苦笑) スティーブン・セガールの『沈黙』シリーズもかなわないな。でも、格闘技映画であることを押し出し過ぎて、本作品のイメージを精確に伝えられていない。確かにトニー・ジャーも出演しているが、本人役でレッドカーペットに登場する程度。もちろん、試合にも出ない。(汗) ジャージャーも出て来るが、まぁ格闘シーンはあるにはあるが、スパーリングだけ。イマイチだよなぁ。(苦笑)本作品が目指したのは、『ロッキー5/最後のドラマ』のような人間ドラマだと思う。(プロットがそっくりだし……) その辺りをキチンと表現するジャケットにして欲しかった。(溜息)【感 想】「意外と爽やかな格闘技映画」「訳ありの格闘技の選手が、悪徳プロモーターの罠にハマって狂犬のような選手と闘うことになる」というお話し。『ロッキー(76)』を持ち出すまでもなく、このジャンルでは定番の展開。新鮮味はないが、ついつい観てしまう。“王道”ってコトだろうなぁ。(笑)――総合格闘技の前座に出場したケイス・ウォーカーは、会場で古い友人のブロディ・ジェームスと出会う。成功した彼は大きな家に住み、妻子にも恵まれていた。見るからに羽振りも良い。その夜、ケイスは、ブロディからタイで開催される試合に備えてトレーニングのコーチを頼まれる。相手は“サイコ”シーザー・ブラガだと言う。試合で対戦相手を再起不能にして来た男だ。既に選手としてのピークを越えているブロディが闘うような相手ではなかったが、彼は家族のために多額のファイトマネーを必要としていた。トレーラー暮らしのケイスは、ブロディを助けるためにタイに行く決心をする。……というお話し。キチンと細部まで作り込まれていて厭きさせない。セットも間に合わせの“倉庫の片隅”なんかではなくホンモノだ。キャラの設定もしっかりしている。脇役にもバックボーンが描かれていて好感が持てる。ただ、全体的に締まりがないし、最後のオチもピリッとしない。でも、いい作品だと思う。(邦題はヒドイが、作品の出来映えとは関係ない)何よりも、ケイス・ウォーカーを演じたマイケル・ジェイ・ホワイトの動きが本格的。そう思っていたら、ホンモノの格闘技の選手で、複数の黒帯を所持しているとのこと。納得。(苦笑)――プロモーターのベガは、この試合にかけていた。けれど、なかなか資金が集まらない。《ブロディ対ブラガ》という対戦カードに魅力がないのかも知れない。そこで、ベガはブロディのコーチをしているケイスに目をつけて一計を案じる。昔、ケイスが警官を倒した動画をネットにUPすると、ブロディにケガをさせ、まんまとケイスをメインイベントに引っ張り出すことに成功する。案の定、ネット人気から対戦は世間の耳目を集めることになる。ケイスは、ベガにハメられたことに気づき苛立つが、策謀の証拠を掴み、一泡ふかせようと、或る行動に出る。……という展開。ちなみに、本作品は『ネバー・バックダウン』シリーズの3本目とのこと。知らなかった。『ネバー・バックダウン(08)』と『2(11)』にストーリー上の繋がりはなく、『2』と本作品の主人公は同じケイス・ウォーカーでマイケル・ジェイ・ホワイトが演じている。『2』を観ていないので確証はないが、おそらく正式に“ケイス・ウォーカー”シリーズ第2弾ってことだろう。(1作品目にマイケル・ジェイ・ホワイトが出演していたか、ケイス・ウォーカーというキャラが登場したかどうかは不明)むさ苦しいジャケットとキャッチコピーとは裏腹に意外と爽やかな印象の作品だった。マイケル・ジェイ・ホワイトの優しげな目に、ちょっぴりオススメ!(笑)
2019.01.04
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1370 ドント・ブリーズ※オモテ面【スタッフ】・監督・製作・脚本 フェデ・アルバレス・製 作 サム・ライミ ロブ・タパート・脚 本 ロド・サヤゲス【キャスト】・ロッキー…ジェーン・レヴィ(水樹奈々)・アレックス…ディラン・ミネット(梶 祐貴)・マネー…ダニエル・ゾヴァット(江口拓也)・盲目の老人…スティーヴン・ラング(沢木郁也)※ウラ面【仕 様】・型 番 RDDH-81044・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 DON’T BREATHE・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 風間綾平・吹替翻訳 小尾恵理・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ---- ・リリース ----・収 録 約 88分・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド オリジナル (英 語) 2.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY AUDIO、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:この家から脱出したければ、 息をするな・・・・ウラ面 :盲目の老人が、独りで暮らす古い屋敷。 大金を手に入れて、 簡単に逃げられるはずだった――レンタル専用なので、ジャケットの上方に「RENTAL VERSION」と帯が入っている。こういうのって分かりやすくていいなぁ。(笑)予備知識がなかったので、このジャケットを見て、てっきり心霊モノのホラーだとばかり思っていた。ツタの絡まる屋敷に屋根裏部屋の窓から老人の姿が見える。その屋敷を支配していることを表現するように、盲目の老人の白い目が大きく描かれている。(この絵はコワイなぁ……) そして、口を押えて息を止めている女性の怯えた顔。いいデザインだと思う。ウラ面は、盲目の老人を演じるスティーヴン・ラングを中心にして、本編からの取り込み画像が数枚、配置されている。残念ながら、同じような画像ばかり。これでは、物語が伝わらない。残念。でも、何だか、ミョーに余裕のある配置だなぁ。不思議だ。(笑)全体的には、怖さが伝わって来る、良いデザインのジャケットだと思う。【感 想】「コソ泥は成敗すべし♪」セリフや映像、カメラワークで張り巡らされた伏線が、物語の進行とともに拾われて行く様子は見事。然も、それらは虚仮威しではなく、物語を展開させるキーになっている。満足度が高い。いい脚本と演出だ。――デトロイト。ロッキーは、恋人のマネーと友人のアレックスと一緒に、裕福な家に空巣に入っては小銭を稼いでいた。アレックスの父親が警備する住宅ばかりを狙い、現金は奪わず金品のみ。それも1万ドル以下に押さえる。きわめてスマートに犯行を終わらせる。けれど、劣悪な家庭環境から幼い妹を連れ出し、新しい生活に踏み出したいロッキーは、マネーが持って来た計画に賛同してしまう。廃れた郊外の住宅地で独り暮らしをしている老人宅を狙うと言うのだ。退役軍人で、イラクでの従軍中に怪我をして失明しており、交通事故で亡くした娘の示談金30万ドルを地下室に隠しているらしい。難色を示すアレックスを口説いて計画を実行することになった3人だったが、いつもの勝手と違い、トラブルが続く。何とか家の中に忍び込んで物色を始めるが、睡眠ガスで眠らせた老人が起きて来たところから事態は最悪な方向へと転がり始める。……というお話し。異色の吸血鬼映画『リヴィッド(11)』を思い出させる滑り出しだった。「リメイクか?」と思ったくらい。(笑) でも、違った。中盤以降は、モンスターホラーのような怒濤の展開。ジェイソンかエイリアンか、神出鬼没の老人の活躍ぶりが、スゴい。思わず応援していたが、ロッキーを拘束して天井からぶら下げた辺りから、白けてしまった。「SMかっ!」と期待していたら、あろうことか「レ○プはしない。けれど、子供を産んで貰う」とか言い出すし、「それこそレ○プだろ!」とツッコんでしまった。自分の精子を冷凍保存しているなんて……。どうやって採取したんだ? 然も、演じるのは、スティーヴン・ラングだ。考えると、更にげんなりしてしまう。(苦笑)テントウムシが幸運のメタファーとして使われているが、ちょっと微妙な感じがする。罪の軽重を問う以前に、ロッキーは窃盗グループの実行犯だ。空巣に入られた側は、レ○プされたのと同じ気分になる。被害金額の問題ではない。いくら妹に良い環境で育って欲しいと願っていたからと言ってこんな犯罪が許されていいはずはない。なのに、テントウムシが幸運を運んで来るなんて欺瞞だろう。(恋人のマネーや自分に気があるアレックスが殺されているのに、ふざけた女だ)演じるのは、リメイク版『死霊のはらわた(13)』のジェーン・レヴィ。個人的には、『モンスター・トラック(16)』のヒロインの方が好きだな。最後は、カメラがカリフォルニアに向けて旅立つ二人の姿を見送る。けれど、すべてが「めでたしメデタシ」ではない雰囲気が漂っている。監督は、やはりサム・ライミ監督の『死霊のはらわた』で長編映画デビューを飾ったフェデ・アルバレス。いい監督さんだ。かなり面白い作品ではあったが、やっぱり、エンディングは納得できないなぁ。なので、少しだけオススメってことにしておきましょう!
2019.01.03
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1369 放課後戦記※オモテ面【スタッフ】・原案・監修 オクショウ・脚 本 桃原秀寿(平熱43度)・演 出 奥村直義(BQMAP)・アートディレクション&デザイン 大沢寿恵・音 楽 平井光一・音楽制作 スタジオ25・劇 中 歌 「キミの翼へ」 作詞・作曲 犬飼伸二・スーパーバイザー 和田小太郎・ゼネラルプロデューサー 萩原 烈・企画・主催 ジャパンアワードプロモーション× アイエス・フィールド【キャスト】・市川美織(NMB48)・高橋優里花(元乙女新党)・田尻あやめ(元乙女新党)・君島光輝・磯原杏華・片岡沙耶・南千紗登(アイドルカレッジ)・藤本かえで・末永みゆ・星園まりん(メチャハイ♡)・久田莉子(演劇ガール☆フューチャ)・小泉萌香・菜田彩佳(メチャハイ♡)・咲山しほ(メチャハイ♡)・今村美咲(メチャハイ♡)・荒木美歩・加藤美紅・齊藤奈央・楠 ろあ・日下部美愛(Prizmmy☆)・石原佑里子・野々宮ミカ・峰岸ちひろ・菊池梨沙・宮田祐奈・白鳥晴菜・河合柚花※ウラ面【仕 様】・型 番 HPBR-140・製作年度 ----・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 株式会社アイエス・フィールド・販 売 株式会社ハピネット・提 供 ----・価 格 3,800円+税・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ---- ・リリース ----・収 録 本編 104分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 1.オリジナル (日本語) ドルビーデジタル 2.0chステレオ・字 幕 ----・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:私を殺して…・ウラ面 :----アイドルには詳しくないので分からないが、ジャケットのオモテ面で刀を手にしたゴスロリの女の子が、市川美織さんなのだろう。でも、本編に登場している主人公とは、とても同じ女の子に見えない。然も、少女漫画のように背景には花が描かれている。うーん、私も歳をとった。(苦笑)正直、これが映画やTVMではなく、ステージを写したものだとは知らなかった。だから、本編の再生を始めてみて少々ビックリした。もっとジャケットをよく見て買うべきだったな。(汗)【感 想】「ステージの映像化作品にも志しが必要だ」演劇(舞台)のDVD化って、何だか本末転倒のような気がして好きではない。(溜息)演劇はライブで観てこそ価値があると思っている。照明のマジックや繊細な音響効果、役者の生々しい肉体の動きや息遣い。それらを客席で体感するからこそ面白い。役者と同じ時間を過ごすことに、何にも替えがたい魅力があるのだ。舞台を撮影してスクリーンやモニターで見ることに、どんな意味があるのだろう。資料的な価値? 追体験か? それとも新たな空間と時間の創造か? いずれにしても、舞台を体感することにはならないような気がする。(ならば、映像作品としての完成度を高めるべきだ)確かに、昔から某国営放送局では舞台の録画を放送して来た歴史がある。ブロードウェイ版の『コーラスライン』や『ピピン』をはじめ『ショーガール』など、いろいろ観た。考えてみれば、歌舞伎やお正月の神事能も、そうだな。もっと言えば、オーケストラもそうだし、落語や寄席もそうだ。本来、その場で楽しむものだが、劇場に足を運ぶことの出来ない人たちに向けて放送されている。(それは大変意義深い)それらの多くは、舞台を忠実に伝えることを主眼にしており、自ら映像作品としての表現を追求したものではない。また、そうでなければならない。本作品もまた、ステージを撮影しただけで何の工夫も演出もない。然も、カメラのグレードも低そうだ。(溜息)演劇の映像化作品の中には、演出の意図を汲み取って、カメラが寄ったり引いたりパンしたり、時には舞台に上がったりして役者の息遣いを伝えようとする。或いは、映画的な編集で見せようとする。そういう作品を観たかった。(この方面では、ライブDVDの方が進んでいる。演劇は明らかに遅れているな)さて、本作品=舞台版『放課後戦記』は、私には全く面白くなかった。幼稚な表現は意図的だろうが、それを2時間弱に渡って見せられるのは、少々ツラい。(セリフが聞き取りにくいし……)それに、舞台の役者としてはあまりに未熟な女の子が大挙して登場するものだから、中盤以降は休み休み見なければならなかった。アイドルが好きな方には楽しいのかも知れないが、一般の方々には、とてもじゃないが、オススメ出来ません!
2019.01.02
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1368 ハンナ★モンタナ ザ★ムービー※オモテ面【スタッフ】----【キャスト】----※ウラ面【仕 様】・型 番 VWDP2026・製作年度 2009年・製 作 国 アメリカ・原 題 HANNAH MONTANA THE MOVIE・発 売 元 ウォルト・ディズニー・スタジオ ホーム・エンターテイメント・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・吹替版制作 ----・日本公開 ---- ・リリース ----・収 録 102分(本編)・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.英 語 (5.1chドルビーデジタル) 2.日本語 (5.1chドルビーデジタル)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、 DVD、レンタル専用・映像特典 1.未公開シーン ・イントロダクション ・ジャクソンは大学生? ・悩めるマイリー ・ハンナを探せ! ・待ち受ける珍客 2.NGシーン集 ・ハンナと愉快な仲間たち 3.音楽の世界 ・ミュージック・クリップ ♪ザ・クライム by マイリー・サイラス *第52回グラミー賞 ノミネート作品 4.製作の舞台裏 ・アイ・ラブ・ マイ・ホームタウン ・ジェイソンの撮影現場ツアー ・音声解説※ディスク【ジャケット】・オモテ面:愛されてばかりで、 愛することを忘れてた。 スーパースターが、 やっと見つけた本当の自分・ウラ面 :全米No.1シンガー “マイリー・サイラス”主演! 愛されてばかりで、 愛することを忘れてた。 スーパースターが、 やっと見つけた本当の自分本編と同様に、手堅いデザインだと思う。(苦笑)オモテ面は、上下2つに分かれ、上段はハンナ・モンタナで、ハリウッドの夜景がバックになっている。下段はマイリー・スチュアートで、乗馬姿が用いられている。本作品の基本的なプロットが、そのまま構図になっている。でも、ウラ面は、フツーの出来映えかなぁ。(笑) ディズニー映画らしく、英文のクレジットだけで、日本語でのクレジットが載っていない。毎回思うことだが、その理由を知りたい。(笑)個人的には、ウラ面では、もう少しストーリーが伝わるような画像を用いて欲しかった。オモテ面は基本設定、ウラ面は物語を伝えるデザインになっていたら、完璧だと思う。惜しいなぁ。(苦笑)【感 想】「古き善きアメリカ」ディズニーチャンネルのTVシリーズ『シークレット・アイドル/ハンナ・モンタナ』の劇場版。米国のTVドラマを観ていると、時折り“ハンナ・モンタナ”を茶化すような台詞が出て来る。『スーパーナチュラル』にもあったし、『CSI:科学捜査班』にもあった。どんな番組だろうと常々思っていたが、シリーズを全部観るのは大変なので、ここは劇場版で妥協することにした。(笑)――普通の女子高生マイリー・スチュワートには、秘密の顔があった。それは、全米で絶大な人気を誇るポップスター、ハンナ・モンタナは、実は彼女だということ。しかし、セレブとして扱われることに慣れてしまった彼女は、一足の靴を巡って喧嘩したり、親友の16歳のバースデイ・パーティにハンナの姿で現れて大混乱を起こしたり、次第にブレーキが利かなくなっていた。それを見て、父親のロビー・レイは、マイリーを故郷のナッシュビル(テネシー州)に連れて行く。祖母の誕生日を祝うためだったが、カントリーミュージックや幼馴染み、牧場で働いている人たちと接しているうちに、マイリーは、少しずつ自分らしさを取り戻して行く。けれど、宅地開発の波がテネシーの田舎町にも押し寄せていて、牧草地を救うために、ハンナ・モンタナが慈善コンサートを開くことになる。マイリーは、自分の故郷でも二役を演じなければならない事態に、振り回される。……というお話し。ディズニーらしい手堅い作りで、スキがない。(笑)この映画作りのスキルには感心してしまう。長年蓄積して来たノウハウを分類し、成功パターンを定型化してモジュールとし、どんな制作会社に委託しても、一定水準以上の作品が撮れるようになっている。ビジネスとして捉えると、実に興味深い。市場のリサーチと自社作品の自己分析能力は、他にはないビジネスモデルではなかろうか。正直なところ、『ハイスクール・ミュージカル』も『キャンプ・ロック』も『ティーン・ビーチ』も、み~んな同じ。(笑) 姿カタチは違えど、ディズニーの成功パターンに則っている。見事だ。特に本作品は、その王道と言える。然も、多少の誤謬はあっても、スケール感と勢いで押し切っている。当時の“ハンナ・モンタナ”の人気ぶりがうかがえる出来映えだと思う。ミュージカルではなく、要所を歌やダンスで彩った音楽映画で、終始、楽しそうな演出で盛り上げている。ナッシュビルの牧草地の景観は美しく、そこに暮らす人たちの姿も、私たちがよく知る“古き善きアメリカ”のままである。(みんなカウボーイハットをかぶっている)マイリー・スチュワート(ハンナ・モンタナ)を演じるのは、マイリー・サイラス。美人ではないが、愛嬌のある顔立ちで、表情が豊かだ。そんなところが人気の由縁かも知れない。彼女を支える父親のロビー・レイ・スチュワートを演じるのは、実の父親であるビリー・レイ・サイラス。もともとカントリー歌手で、偶然だが、彼のCDは何枚か持っている。(さすがに、これにはビックリした)あくまでもティーン向けの作品ではあるが、監督が『マイ・フレンド・メモリー(98)』や『フォルテ(01)』、周防正行監督の『Shall we ダンス?』のリメイク版『Shall We Dance?(04)』を手掛けたピーター・チェルソムだけあって、細部まで気を配った作品になっている。大人でも十分に楽しめる作品だと思う。オススメ!
2019.01.01
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