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2022.08.27
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カテゴリ: スターツ出版文庫

2022年8月刊
スターツ出版文庫
著者:クレハさん
晴れて正式に鬼の花嫁となった柚子。新婚生活でも「もっと一緒にいたい」と甘く囁かれ、玲夜の溺愛に包まれていた。そんなある日、柚子のもとにあやかしの花嫁だけが呼ばれるお茶会への招待状が届く。猫又の花嫁・透子とともにお茶会へ訪れるけれど、お屋敷で龍を追いかけていくと社にたどり着いた瞬間、柚子は意識を失ってしまい…。さらに、料理学校の生徒・澪や先生・樹本の登場で柚子の身に危機が訪れて…? 文庫版限定の特別番外編・外伝 猫又の花嫁収録。あやかしと人間の和風恋愛ファンタジー新婚編開幕!


登場人物
 鬼龍院柚子=鬼の一族の次期当主・玲夜の「花嫁」
       先日、正式に入籍を果たした。
 鬼龍院玲夜=あやかしの頂点である鬼の一族の次期当主。
  猫田透子=柚子の親友。猫又のあやかし・猫田東吉の「花嫁」で、数か月前に
       待望の第一子を出産。
  荒鬼桜子=玲夜の秘書兼側近の高道の妻で、柚子の相談相手。
   片桐澪=柚子が通う調理師専門学校で知り合った同期生。
       柚子を気に入り、友人になる。
  成海芽衣=調理師専門学校の同期生の一人。何不自由のないお嬢様風な柚子を
       妬み敵視している。
   樹元仁=テレビにも出演する創作料理のシェフ。

大人気ノベル「鬼の花嫁」の新章開始です。
ついにヒロインに名字が(苦笑)
なぜだか、ずっと柚子の名字が公開されてなかったので、今思うと元々シリーズ一冊目で終わるつもりだったのかな、と。
物語は、5巻ラストの二人の挙式から一週間後から始まります。
「ノベマ!」でも本編だけならば無料で読めますが、一応26日発売の書籍の為、ざっくりと。

晴れて入籍を果たし、新婚ほやほやの二人。
玲夜が多忙で新婚旅行にはまだいけてはいないが、柚子は幸せを噛み締めていた。
そんなある日、透子と二人で招かれた「花嫁」たちが集まる『花茶会』
招待客は皆、あやかしに望まれるだけあって美人揃いではあったが、輿入れして長い者ほど、不満や苦悩を抱えているようだった。
あやかしの「花嫁」への愛情は一途で揺らぐことはないけれど、その分執着や束縛も激しい。最初の数年はまだ良いが、禄に外出もままならず屋敷に閉じ込められるばかりでは気も滅入ると言うもの。
この集まりは、そんな「花嫁」たちの為の息抜きの場であった。
確かに、玲夜もそんな一面がある。調理師学校へ通うのだって随分反対されたが、惚れた弱みか渋々許可してくれた。ので、実際たまに透子ですら愚痴っている東吉の束縛ぶりについてもあまり真剣に考えていなかったのだ。ある程度の自由があるのも偏に玲夜が柚子の考えを尊重しているから。
だが、他の「花嫁」たちはそうもいかない。年に数度のこんな短時間の自由を生きる糧にしている者も多いと知って、柚子は複雑な心境になります。

4月になり、自分の料理店経営のために念願の調理師専門学校に入学した柚子。一般人が多いため、龍や小鬼2人を連れた彼女は相当奇異に映っているようだ。せっかくなら新しい友人も作りたいのに。すると、片桐澪と言う女性に声を掛けられた。
大学を中退して進路変更したと言う澪。その裏表無さそうな話し方や態度を柚子は気に入り仲良くなります。
とは言え、澪以外の学生たちからは遠巻きにされていたけれど、一年間の間に全て身につけなければと張り切っていた。それにテレビ出演で有名になったイケメンシェフ・樹元の授業も参考になる。だが、樹元はやけに柚子を贔屓し、スキンシップが多い様な。

この学校に通う条件が車の送迎と、必ず龍と小鬼達を傍に置くこと。
おかげで数か月経った今も柚子は遠巻きにされている。しかも玲夜の見立てで身に着けている物が高級ブランド品ばかり。同期生の成海芽衣からは「所詮、お嬢様の道楽なんでしょ」とあからさまに敵意を向けられて居心地が悪い。
龍から芽衣の悪意ある言葉や態度を玲夜は報告を受けているようで、出来れば彼の怒りを買う前に自分など無視していて欲しい。柚子は嫌味を言われるより芽衣の身が心配だった。
それ以外は特にトラブルもなく過ごしていたある日、柚子のロッカーに、いつからか不審な手紙が置かれるように。
ロッカー自体、鍵がかかっている上に、手紙の内容はドラマなどでよく見る所謂ストーカーが書くような文で、どうにも気味が悪い。学校にも報告して対処してもらうことになったが、以降も手紙は続いて怖くなった。
当然恐ろしいのはストーカーより、これを知った時の玲夜の反応がだ。
龍たちに彼には絶対に言うなと口止めし、桜子に相談の結果彼女が動いてくれることになったのだが、澪が口を滑らせたことで玲夜にストーカーの存在がバレて・・・。

新章と言うことで新キャラもちらほら。
子育てで忙しい透子の出番が減った分、澪が柚子の友人となって透子ポジを担っている感じ。何かと突っかかってる芽衣は何だかんだと後に仲良くなりそうな気が。
透子は書き下ろし短編で主役を張っていく模様。
ストーカーの正体は読んでいるとすぐ判ります。ですよねーってとこで。しっかり玲夜に報復され、この件は解決。
調理師資格を取って店を持つと言う柚子の願いの為に、玲夜も随分譲歩しているようですが、それはかなり稀な対応なのだとこの巻で判ります。
「花嫁」たちは夫に執着され続け自由が無い。好きで嫁いだにしても、それが死ぬまで続くとなると確かにしんどいかも。多少の自由は必要。
あと、柚子の前世が神子だったこともあり、なんかまたヒロイン補正が追加されそうな予感。
社に祀られている神様が相当な存在らしいから、この辺のエピソードが描かれるのが楽しみです。


評価:★★★★★





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最終更新日  2022.08.29 14:34:17
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