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2023.06.11
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カテゴリ: マーマレード文庫

2023年6月刊
マーマレード文庫
著者:吉澤紗矢さん
天界から降りた龍神が興したという清瀧(せいりゅう)帝国。龍神の末裔である皇帝には唯一の相手である“番”(つがい)がおらず、子をなすべく妃候補が集められた。候補の一人となった翠蓮(すいれん)は、思いがけず龍神皇帝・惺藍(せいらん)に見初められ…! 惺藍の寵愛を受ける翠蓮は、彼への想いを自覚しつつも、自分は彼の番ではない、と切なさを募らせていた。けれど、惺藍の愛欲はますます加速し、翠蓮は永遠に続くかのような熱情で抱かれ…。最愛の彼の子を身ごもったことを知った彼女は、ある決意をする…!
​     ↑amazonより、あらすじ引用

登場人物
 翠蓮=侯玲国の公主の一人。
    姉・珠蘭と共に惺藍の妃候補として清龍帝国へ送られた。
 惺藍=清龍帝国の皇帝。
 緋洛=惺藍の従兄。
 珠蘭=翠蓮の腹違いの姉。


発売して間もないので、ざっくりと。
このレーベルさんでは珍しく中華風ファンタジーで、後宮+シークレットベビーな内容になってます。


姉の珠蘭と共に皇帝の妃候補として清龍帝国へやって来た翠蓮。
しかし、彼女はあくまでおまけ扱いみたいなもので、後宮入りしてからも与えられたのは長らく使われていなかったような寂しい宮。
ある日、翠蓮は一人の美しい青年と運命的な出会いをした。
彼は惺藍と名乗り、以降度々翠蓮の宮を訪れる様に。
だが、やがて彼女が皇帝と初顔合わせが叶った際、惺藍が皇帝だと知り衝撃を受けた。
今までの様に気楽に接してはいけないと距離を置こうとする翠蓮だったが、惺藍は変わらずの態度でいることを望み、彼女にある悩みを打ち明けたのだった。

本来、龍神の血を引く皇帝は「番」となる女性を娶る。
どうやら、本能的に相手と出会えばすぐ判るものらしい。そのため、妃になるのは平民の娘の場合もあるそうだ。
しかし、惺藍は何者かに呪いを掛けられ、龍神の力も感覚も封じられている状態にあり、番を見つけることは困難。それで各国から妃候補を募ったそうなのだが、力が使えないことにより、彼を皇帝位から退かせようという動きがあるとのこと。
おそらく犯人は惺藍の従兄の緋洛。
見当はついていても、呪詛の媒体が巧妙に隠されているため、探索が困難であった。
事情を聞いた翠蓮は、協力を買って出て、調査に乗り出した。
共に行動するうちに惺藍と翠蓮はお互いの気持ちに気付き結ばれ、事件解決と共に、後宮は封じられ集められた姫たちも国元へ帰されることになった。
驚くべきことに彼女の姉・珠蘭も緋洛に唆され片棒を担いでいたことが判り、清龍帝国で幽閉され、翠蓮は一人国へ呼び戻されてしまい・・・。

先ず、惺藍の呪いを解くのに翠蓮が奔走していたので、そこに結構ページ数を食ってた印象。内容的にはTLっぽさはほとんどありません。
翠蓮の冷遇っぷりに読んでて腹が立ちましたが、姉代わりの姫たちが皆彼女を可愛がり庇っていたのでそのやり取りにじんわり。
惺藍が力を取り戻したので、彼は番を見つけるに違いないと一人思い込んで失意の末に里帰りしたものの、後に妊娠に気付きって感じの流れです。
シークレットベビー部分は本当にクライマックス部分のみなので、その分ページ数的に解決も早かった。
いやー、これ状況が状況だけに半分くらいから離れ離れになられるとキツイですもんね。
作中では3年以上経ってたけど、早く見つけてくれて良かった。
番に関しては、言わずもがな。ですよねー。
ジャンル的にはスターツ出版文庫の不遇ヒロインものに近いかも。


評価:★★★★☆
ファンタジーものとしては良作。





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最終更新日  2023.06.11 20:16:51
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