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2023.09.12
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カテゴリ: こはく文庫


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2023年9月刊
こはく文庫
著者:日野さつきさん

フェリシアは19歳で第二王子と結婚した。しかし、結婚式より以前に第二王子は亡くなっていた。フェリシアと第二王子の結婚は、王子の死を隠すための偽装結婚だったのだ。それから3年。第二王子の死が公表され未亡人となったフェリシアは、今度は第一王子と不義密通を働いた咎により、王都から追放されてしまう。実はこれは明らかな冤罪であり、フェリシアの追放は彼女を陥れた犯人を炙り出すため、王により立てられた計画だった。王都から田舎町へ居住を移したフェリシアは身分を偽り、護衛役の第三王子のレギウスと共に暮らし始める。フェリシアにはわからないことが多かった。王子であるレギウス自らがフェリシアの「護衛」を務める意味。身に覚えのない不義密通の罪を着せられた理由。しかしその時すでに、フェリシアを狙う恐ろしい謀は着実に進行していて……。

​    ↑楽天ブックスより、あらすじ引用

登場人物
 フェリシア=とある理由で既に故人の第二王子に嫁いだ伯爵令嬢。
  レギウス=第三王子。
 アートリー=第一王子。
  ジュリア=アートリーの妃。
 センテッド=第二王子。


タイトル通りのお話です。

無用な派閥争いを避けるために、生れつき病弱だった第二王子センテッドの死は秘匿されることとなり、万全を期すために王子妃を迎えた​。
幼い頃に負った怪我が原因で体に大きな傷跡のあるフェリシアは、結婚を諦めており、彼女の事情を知る国王は3年と言う期限を付けてフェリシアに協力を仰いだのだった。
3年経てばセンテッドの死を公表し、フェリシアは王族の寡婦として相当な額の年金を支給されるので、以降は一人でも何不自由なく暮らしていける。
縁談攻撃も避けられる上に、金も貰えるとなれば引き受けるのも吝かでない。
窮屈な生活ではあったが、無事に国王からの依頼を務めあげた。
そして、契約終了まであとわずかと迫ったある日、フェリシアは第一王子夫妻の策略によって不義密通の容疑を掛けられてしまった。
勿論、国王夫妻は第一王子たちの言い分を信じてはいなかったが、何分、声を挙げたのが王族とあっては無視することも出来ず、フェリシアは辺境の地への追放処分が決まった。

悠々自適の生活のはずが、まさかのド田舎への追放とか。
それでも、第一王子の第二夫人になるよりはマシ。
なぜか義弟に当たる第三王子のレギウスまで付いて来たのには驚いたが、彼にも何か事情があるらしい。
フェリシアが与えられたのは国境近くのガーデン男爵領。
当主が亡くなり、暫くは領民たちが細々と暮らしている土地であった。
だが、男爵はかなりの暴君で領民を苦しめていたらしく、その評判は最悪。新たな領主となったフェリシアはどうせなら暮らし易い土地にしようと、村の立て直しに乗り出して・・・。


そもそも、フェリシアのことは無実と判っていながら王たちが彼女を辺境の地に送ったには訳がありました。
この辺りは、レギウスが付いて来ていることからして読んでいるうちに割とすぐ予想が付くかと。
今作の悪役となる第一王子夫妻は正直、頭が悪いなとしか。
誰だよ、こんな杜撰な計画考えたのは。
でもなまじ権力を持ってるだけに行動に移されると厄介。そりゃ、下手に刺激できないよなぁ。
そんな中、フェリシアはレギウスと恋仲に。
寡婦とは言え、夫は式前に亡くなってるから特に遠慮することも無い。彼女の背中に残る傷跡をレギウスが気にしなければ何の障害も無いのでした。
しかし、さすがにしびれを切らして第一王子たちが本格的に行動し始め、てのがクライマックスまでのお話。
悪役共は相応の報いを受け、最後は当然ハッピーエンドですが、二人の恋愛より、村の立て直し+先代領主の不正を暴くのが、主な展開となってたのでラブシーンが無ければビーズログ文庫を読んでるような感覚でした。
ので、ラノベっぽい展開がお好きな方はハマるかも。



評価:★★★★☆





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最終更新日  2023.09.13 05:02:12
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