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2023.09.29
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カテゴリ: スターツ出版文庫


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2023年9月刊
スターツ出版文庫
著者:真崎奈南さん

両親を失い、伯父の家で従姉妹・瑠花に虐げられる美織。ある日、一族に伝わる“鬼灯の簪”の封印を瑠花が解いてしまい、極上の美貌をもつ鬼の当主・魁が姿を現す。美織は、封印を解いた瑠花の身代わりとして鬼の生贄となるがーー。冷酷で恐ろしいはずの魁は「この日が来るのを待ち焦がれていた」と美織をまるで宝物のように愛し、幸せを与えてくれる。しかし、人間があやかしの住む常世で生き続けるには、あやかしである魁の子を身籠る必要があると知り…。鬼の子を宿し運命が変わる、和風あやかしシンデレラ物語。



登場人物
 浅羽美織=陰陽師の名家・浅羽家の娘。当主だった両親が亡くなって以降伯父一
      家に家を乗っ取られ使用人以下の扱いを受けていた。
    魁=鬼のあやかしで一派の長。美織を妻に迎える。
 朝羽瑠花=美織の従姉妹。


つい先日発売のお話なのでざっくりと。


陰陽師の名家の長女に産まれながら、両親が事故死して以来、家を継いだ伯父一家から使用人以下の扱いを受けていた美織。
ある日、従姉妹の瑠花のお供で、彼女の婚約者宅である天川家に赴いた美織は、瑠花の考え無しに起こした騒動の濡れ衣を着せられ窮地に陥ってしまう。
責任を取れと責められる中、突如現れた鬼のあやかし・魁に常世へ連れて来られた美織。
生贄として食われるものと覚悟を決めた彼女だったが、何故か魁の屋敷で至れり尽くせりのもてなしを受けていた。
どうやら、美織は魁の花嫁として迎え入れられたらしい。
冷酷で、長としていざとなれば配下にも厳しい処罰を下す魁だが、美織にだけは優しく溺愛。実は両親の死にショックを受けて幼い頃の記憶がほとんどない彼女は、昔、彼と出会い結婚の約束をしていたらしい。
伯父たちと暮らしていた時は萎縮して気の休まらない日々だったけど、魁の屋敷では皆美織を大事にしてくれる。かつてないほどの幸せな日々であったが、暫くして美織は体調を崩して寝込むように。
人間である彼女には常世に満ちる霊気が合わないせいだった。
しかし、命に危険が及ぶと判っても美織はもう魁と離れ難く、常世で暮らすことを望んでいた。そこで魁は彼女に自分の子を身籠ればいずれその身体が常世に適応していくことを告げ・・・。


薄幸ヒロインが、幼い頃に結婚の約束をしていた鬼に娶られて幸せになるという内容です。割とテンプレな展開ではあるんですけど、常世に順応できないと言う試練によって美織はある選択を迫られます。とはいえ、妻なのだから魁の子を産むのはそれこそ望むところ。
でも、あやかしの子を宿すと人間ではなくなり、あやかしに体が作り変えられてしまうらしい。しかも、彼女は、魁との相性が抜群で、相当な霊力を持った子が産まれるはず。臣下たちからも多大な期待を寄せられ、見事に妊娠した美織は酷いつわりに苦しみながらも、我が子の誕生を心待ちにしていた。そんな彼女にまたしても試練が。美織は我が子のためにも過去を乗り越え、恐怖の対象だった伯父たちに打ち勝てるのか、というストーリー。
魁に片思いしているあやかしに散々嫌味を言われたり、妊婦さんにプレッシャーかけるなよ、とモヤったりしましたが、何だか応援したくなるヒロインでした。
なんというか、結婚してからも苦労が多すぎて(^_^;) 旦那さんの愛情は疑いも無いものだったからそこは安心できたんですけどね。
諸悪の根源である伯父一家はしでかしたことの罰として捕まる方がマシな目に合ってたのは良し。あの従姉妹の身の程知らずぶりは出番の割に相当なヘイトを貯めさせてもらいました。


評価:★★★★★





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最終更新日  2023.09.30 10:16:38
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