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2023.10.10
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カテゴリ: マカロン文庫


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2021年9月刊
マカロン文庫
著者:皆原彼方さん

ウブな秘書の紗世は、イケメン社長の景光と、ある日、酔った勢いで濃密な一夜を共にしてしまう。身ごもったことに気づいた紗世は、彼には告げずお腹の子をひとりで産み、育てることを決意。なのに、ひょんなことから景光と共同生活が始まって、彼の庇護欲全開な溺愛は加速するばかり…。「出会ったときから、俺の心は君のものだ」ーー独占愛を露わに甘い言葉で迫られた紗世は心を揺さぶられていき…。



登場人物
 麻田紗世=社長秘書。景光に片思いしている。
 城阪景光=大手不動産グループの御曹司。
日村恵美子=紗世の先輩秘書。


悪酔いした想い人に押し倒されて思いがけずに一夜を過ごしてしまった紗世。だが、その一カ月後に妊娠が発覚。
あの夜のことを謝罪しようとする彼に気を遣わせたくなくて今まで通りに接してきたものの、悪阻も酷くとてもじゃないがハードスケジュールの景光の秘書は務まりそうもない。
離れがたいけれど退職を申し出ると、景光に妊娠がバレていて、秘書の仕事がキツイなら、動ける期間だけ自分の家のハウスキーパーをしてくれないかと頼まれた。
さすがに今ほどの給料は出せないが食費付きで1日6時間ほどの勤務と聞き、何かと物入りになるのを思うと正直ありがたい申し出だった。
しかも、彼の様子を見るに紗世のお腹の子の父親は彼女の別れた恋人だと思っているらしい。どちらにせよ、景光に打ち明ける気はなかったので誤解させたままの方がいい。

そうして、通いでのハウスキーパー勤めが始まったのだが、最初の頃は悪阻で迷惑をかけることも多く申し訳なさで一杯だった。しかし、5ヶ月にもなると食欲も戻り彼も安心したようだ。
それから暫くすると通勤がきつくなり退職を願い出ると、一人だと何かと大変だろうからと住み込みを薦められた。ここまで甘えていいものかと逡巡するも離れ難さもあって素直に好意に甘えた紗世だったが、景光が自宅に忘れた書類を届けた際、彼と恵美子が結婚話で揉めているのを目撃してしまい・・・。


紗世は景光と恵美子がそういう仲だと勘違いして、置手紙を残して姿を消してしまうんですが、2ヶ月後、彼女を探し回っていた景光によって見つかり連れ戻されます。
恵美子さんと付き合ってたんじゃ?と尋ねると、元々景光は紗世が好きで、彼女が妊娠して恋人に捨てられたようだが、そんなの関係なく紗世と結婚したいのだと相談してたらしい。
だが、半年近くも側にいてプロポーズできていないことに呆れられ、恵美子に怒られていた場面を紗世が目撃。誤解されて今に至ると。
景光から求婚され、同じ気持ちだったと判った紗世は漸く、この子はあの時に授かった子だと告白。彼の両親からも結婚の許しを貰い入籍。それから暫く後に女の子が産まれて終わっています。

途中、景光サイドの心境を描いたエピソードが挟まれてたので、モヤモヤ度はほぼ無し。紗世はクズな父親のせいで苦労しており絶縁状態で実家も頼れず、子供も一人で育てるつもりでした。
でも、景光は酔い任せに関係を持ったものの何でもないふりされてたせいで内心大ショック。妊娠発覚の時も最初は自分の子かと疑いつつも、その割に責任を問われないのできっと恋人がいたんだなと勘違い。いやいや、彼女の性格を思えばそんな責任とって結婚してくれとか言うわけないの判るでしょ。変な所で鈍い奴め(苦笑)
紗世を何かと気にかけてくれていた恵美子さんは勘付いてたんじゃないかなぁ。だからあんなにハッパをかけてたと思われ。でも、そのせいで紗世に誤解されちゃったのは景光の言う通り本当に間が悪かったとしか。
ぶっちゃけ、すっごい玉の輿だから、あのクズ父が金の無心とかに来たりしないか心配だったんですが、景光がちゃんと話を付けると言ってたこともあって一安心。この人、家族も良い人達だったし、いい人捕まえたなぁ。


評価:★★★★☆





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最終更新日  2023.10.10 14:31:16
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