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私のお気に入りのだるま様。高さ70~80cmぐらいの大きな石像です。このだるま様は、愛知県刈谷市の洞隣寺におられます。一度しかお会いできていませんが、禅宗の曹洞宗の寺院らしいだるま様。だるま人形の起源は中国にあります。中国の「不倒翁(ふとうおう)」という起き上がり人形。これが日本に伝わり、起き上がり小法師になりました。江戸では達磨大師顔の起き上がり小法師が誕生しました。達磨大師は赤い服にちなみ、その起き上がり小法師は赤色でした。赤色の起き上がり小法師、つまり「だるま人形」は初めは玩具でした。それが江戸時代のある頃から、だるまは縁起物に変わりました。なぜなら、だるまが赤色だったからです。もちろん赤が縁起物なのは、江戸時代以に疱瘡(天然痘)が流行したため。身体が赤くなる疱瘡を、赤いだるまで病除けできると信じられたからです。とても大きな、だるま様。その強いまなざしで、現代の疫病も払ってください。【マスクを作る?】
2020.06.28
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全国的に有名なこの御方。サングラスがお似合いです。この大仏様は、愛知県江南市の御嶽薬師尊。奈良の大仏様よりも約2メートル高い、高さ18メートルの通称「布袋の大仏」です。布袋の大仏様は「サングラス大仏」として、メディアでも何度も紹介されています。江南市の広報にも登場する街の有名人です。木の陰になりますが、大仏様の背面は接骨院の建物と一体化しています。大仏様を建立したのは、接骨院の医院長。病を退ける御嶽薬師尊への信仰から、この大仏様を建立しました。私財を投じての、5年がかりでの建立でした。大仏様の背面には、鐘楼もあります。街中での大仏様の存在感は絶大。サングラスに見えるのは、名鉄犬山線の信号機。そのため、赤く色変わりもします。布袋の大仏様は街の人気者。その視線の先にあるものは、ぜひご自分でおたしかめください。【猫用】
2020.06.25
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スーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が運用を開始しています。富士通製の富岳は、昨年に運用を終えた「京(けい)」の後継機。計算速度は、最高で京の約100倍とされます。富岳の本格運用は2021年度の予定。しかし先行運用で、富岳による新型コロナウイルス対策の研究を開始しました。公式に富岳を利用した、下記の研究テーマが公開されています。「医学」 1)新型コロナウイルスの治療薬候補の物質を同定 (担当: 理化学研究所・京都大学) 新型コロナウイルスの治療薬を探索 2)新型コロナウイルス表面のタンパク質動的構造予測 (担当: 理化学研究所) 新型コロナウイルスの性質を解明 3)新型コロナウイルス関連タンパク質に対するフラグメント分子軌道計算 (担当; 立教大学) 新型コロナウイルスの性質を解明 「社会的対策・影響」 1)パンデミック現象および対策のシミュレーション解析 (担当; 理化学研究所) 新型コロナウイルスの感染拡大及び活動自粛が経済に与える影響を解明 2)室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策 (担当: 理化学研究所・神戸大学) 新型コロナウイルスの感染拡大の様子を解析6月22日、富岳は世界最速のコンピュータと認定されました。京ですら1年かかる計算を数日でこなす富岳。新型コロナ治療薬の物質探索では、1週間で数万個の物質を検討できます。しかしコンピュータは道具にすぎません。運用法によっては、富岳は宝にも資金の無駄遣いにもなります。富岳が世界最速の力を発揮できるか否か。それは私達の未来を、左右することかもしれません。【医療現場は大変】
2020.06.23
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愛知県西尾市の金蓮寺弥陀堂は、愛知県最古、鎌倉時代中期の木造建築物です。そして弥陀堂は、西三河地区唯一の国宝の建築物でもあります。参拝したのは梅の咲き始めの頃でした。国内でのパンデミック騒ぎもまだ先のことで、ボランティアの説明員も複数人おられました。弥陀堂の屋根の桧皮葺に復元したことなど、説明くださいました。一時期は瓦屋根に簡略化されていたそうです。その甲斐あって、屋根が復元された翌年に国宝に指定されたとのことです。阿弥陀堂の中にも、拝観料200円で入ることができます。木造の阿弥陀如来様などが祀られています。ボランティアの皆さんの説明も再開したか、間もなく再開するのではないでしょうか。地域の国宝を守るボランティアの皆さんが、早く自由に活動できますように。【外出では熱中症対策、晴雨兼用 完全遮光 ひんやり傘】にほんブログ村
2020.06.21
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天上天下唯我独尊。お釈迦様は生まれた直後に7歩歩き、そう告げたと言われます。右手で天を指し、左手で地を指して。次の写真は、愛知県刈谷市の西福寺にて撮影。「天上天下唯我独尊」は、文字どおりなら「この世で私が最も尊い」となります。この世で解脱するから尊い。苦しむ人々を救うから尊い。尊いとする理由の解釈は様々です。しかしお釈迦様は、なぜこの様な傲慢な言葉を告げたのでしょうか。スポーツなどで、我こそナンバーワンと宣言する人がいます。それは傲慢さからではなく、そうなるべきと宣言して自らを追い込む決意表明です。天上天下唯我独尊。これはお釈迦様の決意表明だと、私は思います。何としても解脱する。人々を救わなくてはならない。そういう決意表明だったのではないでしょうか。それだとしたら、すばらしいことです。私だったら言えても、次の程度でしょうか。天上天下、和衷協同(わちゅうきょうどう)!(この世の中、みんな仲良くがんばろう!)【トートバッグ】
2020.06.18
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鬼瓦といえば厄除け。屋根の上で、住人を守ってくれています。愛知県高浜市は、300年前から瓦の産地。高浜市の三州瓦は日本三大瓦のひとつで、その生産量は日本最大です。高浜市では、様々な瓦が見られます。公園にも、瓦のオブジェがあります。屋根の端、棟瓦の橋の瓦は、鬼の顔がなくても鬼瓦です。蓮の模様や家紋の模様の鬼瓦がよくあります。梅雨の日本。雨と戦う瓦たちを、時には見上げてあげましょう。【エコバッグ: レジかごセットで詰め替え不要】
2020.06.16
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弘法大師にも様々な御姿があります。愛知県知立市の遍照院では、その御姿の多くを見ることができます。初めは、三河三弘法のひとつ、「見返り弘法大師」。この地を訪れた弘法大師が、別れを惜しんで振り返ったお姿。にらまれているように感じるのは、私の不徳を看破されているからでしょう。こちらは子宝祈願、安産祈願の「子育(こやす)大師」。別のお寺でもご覧になったように、子供を抱えています。次は「厄除大師」。疫病も退けてくださるでしょうか。続いて、湧水を授けた「慈水大師」。弘法大師の湧水伝説は各地にあります。さらに修行する「修行大師」。そして最後は、名もない大師像。お疲れ大師とでも名付けましょうか。ちょっと頑張りすぎましたね。修行の努力、広い慈悲の心と恩恵。そして休息も必要と、様々な教えを下さる大師様でした。【そろそろ、お出かけ?】にほんブログ村
2020.06.13
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愛知県西尾市の赤羽根古城跡に建つ、赤羽別院親宣寺。1700年建立の親宣寺は楼門が立派です。楼門は彫刻も精緻。そして彫刻をよく見ると、面白い模様が見つかります。卍の文字があるのがおわかりでしょうか。ただし逆向きの右卍です。右卍はハーケンクロイツの悪い連想をさせますが、もちろんこの彫刻は無関係。かつてドイツのシュリーマンンが、トロイ遺跡内部で右卍模様を発見しました。これをナチスがアーリア人の象徴として採用したのがハーケンクロイツです。仏教では左卍は”和”を、右卍は”力”を示すそうです。親宣寺は城跡に建立されていますから、力を示す右卍なのでしょう。寺院の彫刻は、よく見ると発見があります。皆さんもお見逃しなく。【やわらかいフリスビー】 にほんブログ村
2020.06.11
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日本の神仏が分かりにくい理由に、様々な神仏の同一視があります。その代表的な神様のひとつに、猿田彦大神があります。猿田彦大神は神様から庚申に到るまで、様々に同一視・混同されています。その大神は、古事記と日本書紀に登場します。いずれの神話でも、猿田彦大神は道案内をする神です。日本書紀には、猿田彦大神の容姿が書かれています。その姿は、「其鼻長七咫、背長七尺餘」とあります。ここで「咫(あた)」という単位が難しい。日本に「尺」が伝わるまで、日本では「咫」=「尺」でした。しかし尺の伝来後は、咫は尺より少し短い18~24cm程度として扱われました。そして同時に咫は単位ではなく、大きさの”概念”に変わりました。例えば、「八咫烏」。これは「大きさ144cmのカラス」ではなく、「大きなカラス」となります。猿田彦大神を「鼻の長さ126cm、身長210cm」と表現した例も見かけます。しかしこれではあまりに不自然。猿田彦大神も「鼻が長い」神様と理解すべきでしょう。浅野祥雲さんも、猿田彦大神を幾つも作製しています。次の像は、名古屋市の浅野祥雲邸の玄関前にあります。場所は公開情報もありますが、個人宅ですので詳細は控えさせて頂きます。撮影時期は、クリスマスツリーでおわかりでしょう。この像の高さは、約3.5m。大柄ですが、鼻は長くありません。容姿の記述は日本書紀だけですので、古事記の記述に従ったのでしょう。傍には荒神もあります。台座は荒神社で、以前は内部が公開されていました。今は塀もあり、内部は非公開となっています。ニニギノミコトの道案内をした猿田彦大神。様々な神と同一視され、様々な幸運に”みちびく”神になりました。猿田彦大神様。頼もしいその力で、私達を幸運に導いてください。【導いてあげて】
2020.06.08
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クレオパトラは犬の骨だと判明しています。以前から予測はされていましたが、確認されたのは2000年のことでした。小惑星クレオパトラは、向きで反射光の強度が変わることが知られていました。そのため2つの小惑星が隣接した二重小惑星と予想されていました。NASAのレーザー観測で、クレオパトラは犬の骨の形の小惑星と判明したのです。クレオパトラの長さは217km、幅94km。そのほとんどは、鉄とニッケルの金属でできています。「小惑星クレオパトラ」 (画像はウィキペディアより)ところで気になりませんか・この小惑星の形は、NASAからも「犬の骨の形の小惑星」(dog bone-shaped asteroid)と発表されています。皆さんにとって「犬の骨」は、次の①ですか、②ですか?(画像は「いらすとや」より)①犬の骨②犬がくわえたおもちゃの骨科学の公式発表で「犬の骨」といえば①だと思います、ただ、それではどの骨の形かわかりません。海外向けの公式発表で通用するほど、世界の犬の骨のイメージは②なのでしょうか?それでも覚えやすい、キーワード。クレオパトラは犬の骨。【クレオパトラブレンドハーブティー】
2020.06.06
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愛知県で古墳を話題にしたことはありませんでした。都市開発により、古墳の多くが破壊され、消滅していることが理由のひとつです。それでもこの地で、私の記憶に強く残っている古墳があります。それは泉田古墳という小さな古墳でした。この古墳では、2体の人骨が発掘されました。やはり工事で消滅する運命にありましたが、幸い移設保存されました。今は愛知県刈谷市の八王子神社の境内に移設されています。泉田古墳は、天井石がない古墳でした。そのため、石室は直接、土で埋まっています。古墳を覆う土の面を、私は不思議な気持ちで見つめていました。境内は子供たちの遊び場です。その日も子供たちは、境内で追い駆けっこをしていました。時には古墳の土面を踏んで子供は逃げますが、それもやむないことでしょう。実はこの古墳の土の中には、今も人骨が眠っています。移設時に保存を支援した人々は、この古墳に人骨を再び”埋葬”しました。やさしい配慮と言えますが、移設古墳の再埋葬は珍しい処置です。古墳は遺跡である前に墓である。その当たり前の事実に、私は違和感を拭えないでいました。【櫻子さんの足下には死体が埋まっている】
2020.06.04
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