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白い水鳥がいれば、黒い水鳥もいます。ダイサギの羽は白色。その羽は撥水性(水をはじく性質)で、汚れが付きにくく、白さを保つ羽。さらにダイサギは尾脂腺から出る油をくちばしで羽に付け、撥水性を高めています。そのおかげでダイサギの羽は、水にも濡れにくい。[ダイサギ](画像元: ウィキペディア)ウの羽は黒色。その羽は、水鳥なのに撥水性が弱い羽。しかし、水になじむそのは水に潜りやすい、潜水能力の高い羽。ウは高い潜水能力を生かし、次々と魚を捕食します。一方で、水に濡れたウの羽は、なかなか乾きません。ウがしばしば羽を広げて日光で乾かしているのは、濡れた羽が乾きにくいから。[羽を乾かす ウ](画像元: https://publicdomainq.net/)白い水鳥がいれば、黒い水鳥もいます。どちらの鳥かが優れているわけではありません。ただ、その得意とすることが、違うだけ。白くても、黒くても、皆同じ、日々を懸命に生きようともがく、仲間なのです。・・・・・・・・・・・・・・・・※ 今日は、鳥に関する洋食器,陶器を。【 ヘレンド シノワズリ / B&G 2020年 】 にほんブログ村
2020.11.29
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驚きのニュースがありました。掲載予定の記事を差し替えて、以下のニュースを掲載します。[11/27の報道]・奈良県立医科大学から「市販のお茶に新型コロナウイルスを不活化(無害化)する効果がある」と発表。・紅茶,大和茶で、30分後に99.99%までウイルスが減少。・ペットボトルでも緑茶1種類で、99.99%までウイルスが減少。・最も効果が高かった茶葉からいれた紅茶では、1分間で99%のウイルスが不活性化。・より不活化させる力が高い銘柄を見つけ、飲料メーカーの許可が出れば商品名を公表する。・お茶に含まれるカテキンが、ウイルスを不活化する関係する可能性があるとのこと。・カテキンはインフルエンザウイルスでは表面の突起状タンパク質に付着し、感染力をなくすことが確認済みで、新型コロナでも同様の効果が推測されるという。[注意点]・感染力を失わせる能力が高いお茶と、効果が少ないお茶もあった。・試験管レベルの試験で、飲用での感染予防効果は未検証。・人での効果は、可能性の段階。(画像元: いらすとや)もしカテキンで、新型コロナに対しても抗ウイルス作用があるなら、今後の応用が期待されます。身近なお茶の効果に驚きました。にほんブログ村
2020.11.28
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アニメ「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」がとても楽しい。アニメ「犬と猫・・・」は、1話が1分30秒の短編アニメ。しかし、犬猫好きなら共感できる、楽しいアニメです。YouTubeに公式動画がありましたので、紹介します。公式動画7話。公式動画8話。犬猫好きの方は、ぜひご覧ください。【 犬と猫どっちもグッズ 】 にほんブログ村
2020.11.26
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浅野祥雲作品の解説書の推薦を希望する声がありました。解説書といえば、やはりこちらでしょう。【 「コンクリート魂 浅野祥雲大全」(大竹敏之さん執筆) 】(画像クリック・リンク先は楽天)大竹敏之さんは、フリーライター。ネット世界でも、よく御姿を見かけます。テレビ番組「タモリ倶楽部」でも、浅野祥雲作品を紹介されたそうです。この本では、758体(758で”なごや”)の祥雲作品が紹介されています。しかし浅野祥雲作品は、この本に未掲載の作品もあります。この本にない作品を探すのも、浅野祥雲作品を見る楽しみです。私もこの本に未掲載の作品にもいくつか出会っています。たしかに祥雲作品と想えるものもあり、怪しいものもあります。これらもブログで順次紹介しますので、皆さんも真贋を検討くださればと思います。なお、この本のお寺の位置には一部誤りもあります。よく事前にご確認ください。私は愛知県の主な祥雲作品は、大体一通り見ました。その写真のストックを、ご存じのとおりブログに順次掲載を進めている最中です。一方で、岐阜県にある祥雲作品は、なかなか見に行く機会がありません。もし岐阜県の祥雲作品をご覧になったなら、ご紹介くださればと思います。にほんブログ村
2020.11.25
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写真は、愛知県小牧市の杲洞寺(こうどうじ)から。観音様を中心に、四天王が並びます。観音様の名前は「お恵観音」とあります。祠の背面には作者の銘板があります。作家は皆さんもお気づきのとおり「浅野祥雲」です。昭和34年、祥雲68歳の作品です。香炉の裏に、浅野祥雲の妻、俊子の名前があります。四天王の配置は、なぜか間違っています。祥雲の作品ではこの様な誤配置がありますが、理由はわかりません。しばらく後の記事で、四天王の配置について検討してみましょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・※ 四天王つながりで陶器くらべ【 九谷焼 四天王柄水指 / 陶器製毘沙門天守り 】 にほんブログ村
2020.11.23
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寺院では、迫力のある石像に出会うこともあります。例えば、愛知県東海市 王林寺の風神・雷神。まずは、風神。そして、雷神。仁王像の代わりに、山門を守れそうな力強さ。風神雷神と言えば、俵屋宗達の風神雷神図を連想します。(画像出典: ウィキペディア)よく見ればこの屏風絵は、少し奇妙な構図です。風神も雷神も絵の隅で、今にも見切れそう。それなのに、中央には広い空間があります。この屏風絵が俵屋宗達の作品という証拠は、どこにもありません。作者の銘も一切ありませんが、誰もが俵屋宗達の作品と信じています。風神雷神図を見ていると、屏風の中央の金の空間に、心が引込まれてしまいます。気がつけば、左に風神、右に雷神。嵐が迫るただなかにあって、不思議なほどに心静かでいられるのです。・・・・・・・・・・・・・・・・※ 陶器で見る風神・雷神【 九谷焼 風神 / 信楽焼 雷神 】 にほんブログ村
2020.11.21
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現状から逃げ出したいと、思ったことはありませんか。しかし、ただ逃げ出しても、状況が改善されるとは限りません。雨上がりの暑い日、アスファルト上で干からびたミミズを見たことはあるでしょう。なぜミミズは、焼けたアスファルトの上に出てきてしまうのでしょう。(画像元: https://www.irasutoya.com/)ミミズが土から出てきてしまう理由。それは雨が降ると、土の中の居心地が悪くなるから。ミミズは、体全体で皮膚呼吸しています。雨が降ると土の中の酸素が不足して、ミミズは苦しく土から出てきます。暑い日も、ミミズには厳しい日。ミミズは体温調整ができません。土が熱くなるとミミズは厳しくなり、やはり土から出てきてしまいます。苦しくて、ただ無暗に逃げようとしたミミズ。しかしその結果、より過酷なアスファルト上で焼け死ぬことになります。逃げ出したいこともあるでしょう。しかし逃げ出す前に、よく考えてください。逃げ出した先にも、別の地獄があるかもしれないのですから。・・・・・・・・・・※ 地獄つながりの陶器をご紹介。【 萬古焼 陶器マグカップ付 麦焼酎 閻魔 / 陶器製 ねこデビル&天使 】 にほんブログ村
2020.11.19
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今回は、弁財天をご紹介します。こちらの弁財天も、愛知県春日井市の観音寺におられます。ご覧の通りの浅野祥雲らしいお顔です。しかし、作者の銘は浅野雲岳。この弁財天を見ても、「浅野雲岳」=「浅野祥雲」と思えます。じっくりとご覧ください。作り手が誰としても、伝わる気持ちは同じです。弁財天は音楽の女神、そして水の女神。筆が奏でる、書の旋律。風になびく、柳が魅せる水の流れ。弁財天は、道風の傍に在るにふさわしい。【春日井市 観音寺の浅野雲岳作品】 「浅野雲岳作 小野道風」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・※ 弁財天の陶器くらべ【 瀬戸の陶器製弁財天 / 信楽焼 弁財天茶碗 】 にほんブログ村
2020.11.17
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寺社巡りをされている方は、今年はこんな姿を見かけたことでしょう。写真は、愛知県東海市の王林寺。マスク姿は、今年ならではでしょう。こちらは愛知県東海市の安楽寺。二宮金次郎さんもマスク姿。いつもより勤勉、苦学な姿に見えます。しかし最近では、金次郎さんは校庭からも姿を消しつつあります。その姿が、勤勉ではなく、「虐待」と非難されるようになったため。アルバイトをしながら、通学する学生は今もいます。日本は豊かになりましたが、国民のすべてが豊かになったわけではありません。ひとつの価値観からの批判は、他から見れば誤りかもしれません。マスク姿は一過性。疫病の流行が収まれば、元の姿に戻るでしょう。しかし、人の価値観が変わり、しかも偏った価値観だとしたら、もう元通りはできない、哀しい光景だけが残ることでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・※ 次は金次郎2点。陶器の代わりに高岡銅器も。【 モアイ・金次郎 / 高岡銅器の金次郎 】 にほんブログ村
2020.11.15
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オーストラリアの国章をご存知でしょうか?オーストラリアの国章には、2体の動物が描かれています。それは、カンガルーとエミューです。【 オーストラリアの国章 】(出典: ウィキペディア)カンガルーはともかく、エミューはなぜ選ばれたのでしょう。それはエミューの特徴に理由があります。エミューは全高1.5mを超える、飛べない巨鳥。エミューは前には進めるけど、後ろ向きには歩けません。エミューは、前進あるのみ。その特徴が、国の発展を示すのにふさわしいと選ばれました。カンガルーは、オーストラリアらしい動物。前進が得意な姿も、伸びる国にふさわしい。ただ、似つかわしくないのは、カンガルーの攻撃性。そのカンガルーの攻撃的な性格は有名です。当然、カンガルー同士もケンカをします。その際、負けを認めた側は、セキをして敗北を宣言します。その習性から、ヒトもセキをしながら後すざりすれば、カンガルーは攻撃を止めるそうです。もし、あなたがカンガルーに襲われたなら、ぜひ試しください。・・・・・・・・・・・・・【 衝撃のエミュー油100% / 陶器のカンガルー 】 にほんブログ村
2020.11.13
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こちらは三跡の一人、小野道風。愛知県春日井市 観音寺にあるこの像も、浅野祥雲作品です。観音寺は道風公園に隣接しています。浅野祥雲と書きましたが、正確には浅野”雲岳”作品です。道風像の台座の裏、左下に「雲岳」の銘があります。寄付主「山口悦太郎」の名前は、以前もありましたね。小野道風は、小野妹子や小野篁の子孫でもあります。春日井市出身という説があり、平安時代に宮中に勤めました。小野道風といえば、柳とカエル。(出典: https://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/furusato/2000/1020_kaeru/index.html )何度も柳に飛びつこうとし、そして願いが叶い飛びつくカエル。道風はそのカエルの姿に、あきらめずに努力することの大切さを知ったと言われます。道風像の傍にある、このカエルも浅野祥雲(雲岳)の作品でしょうか。一方で道風は、空海の書を激しく批判したとも伝わります。芸術家らしい逸話ですが、当然に道風を嫌う人も少なくはありませんでした。道風像の傍には、道風記念館があります。その展示説明では、道風を嫌う絵師により、次の明治時代の道風の絵では、あえて醜く描かれたらしいとありました。(画像出典: ウィキペディア )その絵に比べ、浅野雲岳の小野道風は凛々しいお顔でした。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・※ 萬古焼は三重県四日市の陶器です。【 小野道風 刺繍しおり / 陶器 カエル付き萬古焼 急須 】 にほんブログ村
2020.11.10
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愛知県高浜市は、瓦の産地。その高浜市で鬼瓦を作る「鬼師」と「鬼滅の刃」がコラボしました。髙浜市役所庁舎横には、「鬼滅の刃」の瓦が展示されています。早速、鬼滅の刃の瓦をすべて、ご紹介しましょう。以下の瓦は、「鬼殺隊」がモデルになっています。○竈門炭治郎(かまど たんじろう)○竈門禰󠄀豆子(かまど ねずこ)○嘴平伊之助(はしびら いのすけ)○我妻善逸(あがつま ぜんいつ)○栗花落カナヲ(つゆり かなを)細かな彫り込みもよくできています。続いて、鬼殺隊の「柱」。○冨岡義勇(とみおか ぎゆう), 水柱○胡蝶しのぶ(こちょう しのぶ), 蟲柱○煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう), 炎柱○宇髄天元(うずい てんげん), 音柱○時透無一郎(ときとう むいちろう), 霞柱○甘露寺蜜璃(かんろじ みつり), 恋柱○悲鳴嶼行冥(ひめじま ぎょうめい), 岩柱○伊黒小芭内(いぐろ おばない), 蛇柱○不死川実弥(しなずがわ さねみ), 風柱欲を言えば、鬼師コラボなのに「十二鬼月」がいないのが残念。今後の楽しみでしょうか。鬼滅の刃のアニメは、私も見ていました。作画が丁寧で良作アニメとは感じましたが、ここまで人気になるとは予想できませんでした。もはや社会現象ですね。鬼滅の刃の瓦は、多くの方が見に来られていました。意外に大人の見学者が多く、電話をしながら撮影している方もちらほら。電話の相手は、お子さんやお孫さんらしく。どうやら、好きなキャラクターを確認しながらの撮影の様でした。「鬼滅の刃」をきっかけに、家族内の会話が生まれていました。今日の記事に登場した、「鬼殺隊」や「柱」や「十二鬼月」。よくわからないという方は、お子さんやお孫さんにお尋ねください。・・・・・・・・・・・・・・・・※ 鬼滅の刃の瓦と陶器。 瓦グッズは今回紹介の高浜市のコラボ企画で販売中。【 鬼滅の刃コラボの瓦グッズ / 鬼滅の刃マグカップ 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2020.11.07
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前を向いたままで、後ろが見えたら。そう思ったことは、ありませんか。ヤギは前を向いていても、自身の後ろが見えています。横に付いた眼と、横に四角く長い瞳孔。その目でヤギは、ほぼ360度の視野を持っています。ただ実際は自分の体の陰は、死角になりますが。(出典: http://www.wanpug.com/ )眼としての見える範囲が狭いのは、フクロウ。闇夜でも見えるフクロウの眼は、とても大きい。その大きな眼は、胸膜輪という骨に固定されています。そのため、フクロウの眼は動きません。フクロウがぐるぐる首を回すのは、眼が動かないから。その代わり、首は270度も回ります。眼を動かさなくても見えるヤギと、首を回して周囲が見えるフクロウ。もしどちらかを選ぶなら、あなたはどちらの視野をえらびますか。(出典: http://www.wanpug.com/ )【 陶磁器 ウェッジウッドのヤギ / ヘレンドのフクロウ 】 にほんブログ村
2020.11.05
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愛知県犬山市の成田山。そこには茶色一色に塗られた、数多くの浅野祥雲作品があります。場所は成田山入り口にある、駐車場前の丘。斜面に五大明王と八大童子の、計14体が置かれています。茶一色で塗られると、まるで陶器製の仏像の様です。斜面に階段があり、比較的近くで見ることができる仏像もあります。牛の乗る大威得明王。倶利伽羅明王は独特のデザイン。阿耨達童子は龍に乗ります。やはり、金剛夜叉明王は目を惹きます。成田山の本殿に向かおうともせずに、ひたすら写真を撮り続ける私。駐車場前ですから、車中からの冷たい視線が私の背中に刺さります。長々と撮影後、私はようやく本殿への階段を上がります。目的は、次の浅野祥雲作品。実は成田山には、さらに37体の浅野祥雲作品があります。その紹介は、またいつか別の機会に。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・※コンクリート像と下記の陶器(せっ器)をくらべてみましょう【 常滑焼 / 備前焼 (木南知加選) 】 にほんブログ村
2020.11.03
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