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先日「飲み放題」について、ずいぶんと否定的な記事を書いたが、それを書くキッカケとなったのは、卸問屋のセールスが持ってきた某ビールメーカーからの案内パンフレットだった。このメーカーでは先日、「第3のビールの樽生」を発売した。発泡酒のものは少し前からあったが、「第3」は業界初だ。もちろん昨今のデフレ傾向の中、少しでも単価を下げてお客を呼びたい、という飲食店の要望に応える、というのがメインの目的だが、その他にも「飲み放題にもお使いいただけます」ということが書かれている。そうか、狙いはそれか。とにかく量を飲ませようということなんだな。しかしメーカーが旗振り役になってはイカンだろう。もういい加減、メーカーは量を追い求めることから脱却しないといけないと思うのだが、なかなかそれが出来ない状況だということも理解できるし、それがなんとも歯がゆいところだ。
2010年04月29日
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などという過激なタイトルをつけてしまったが、さすがにそれは大袈裟だとしても、「飲み放題」にはあらゆる立場から見て、メリットよりもデメリットの方が多いのではないか、というのが私の考えるところだ。まずお客さんの立場からすると、価格設定や出されるお酒によって違いはあるものの、実際にはモトがとれて無いことも多いと思われる。もっともそれでもこれだけ「飲み放題」のニーズが高いのは、ひとえに「分かりやすい」とか「金額が決まっている」という安心感から来るものだろうが。実際あまり詳らかにすると差し障りがあるが、飲み放題で出されるお酒というのは、モノによってはかなりヒドいものだったりする。ビールなどはあまり差のつけようがないが、日本酒に焼酎、ワインから洋酒に至るまで、飲み放題プランでは普段のその店の定番酒とは違う、かなり低クラスのものが出てくるのが常識である。そんなものをたらふく飲んだところで、真に満たされたとは言い難いのではないか(何を飲んでも一緒、という方は別だが)。そして提供する店側、これは常に原価とのせめぎ合いの中で、常に冷や汗をかいているところが多いかと思う。実際、飲み放題なんてしたく無いのに、周りが皆やってるから対抗上仕方なく、というところが大多数ではないかと思う。そういうお店に商品を卸す我々リカーマンや、そのまた川上の卸問屋やメーカーもまた、それに振り回されている。お店側から「飲み放題にしなきゃいけないから.....」と言われると、それは即ち「単価を下げろ」という無言のプレッシャーであるか、あるいは「もっと単価の低いものを探して来い」という要請なのである。それを言われる我々としては、「飲み放題なんて、しなきゃいいのに.....」と思うのだが、そこはやはりむげには出来ない立場なのである。そして今度はまた別の角度から見てみたい。「飲み放題」は、飲食のモラルの崩壊の序章なのだ。私は仕事上、宴会の行なわれたお店の空瓶を日常的に回収しているが、ほとんど中身の残ったビール瓶の何と多いことか!飲み放題なのをいいことに、飲めもしない分までどんどん栓を開けさせてるというのが看て取れる。もちろん栓を開けようが開けまいが、お客さんの払う金額は変わらないから、こうなるとお店側は丸損である。自分たちの飲める分だけオーダーする、という原則に立てば、いかに「飲み放題」という、店側の容認したシステムであるとはいえ、こんな勝手がまかり通っていいものかと、お店から回収した空瓶に残っているビールをじょぼじょぼと捨てながらいつも思う。そしてそれはやがて、彼らの子どもにまで伝播するだろう。以前あるレストラン経営者から聞いた話だが、最近のファミレス的な店では、「ドリンクバー」のある店が多い。言ってみれば「飲み放題」と同じだ。ここにたむろする高校生たちを見てると、皆が皆そうではないと思うが、ムチャクチャにあれこれ注いでは、飲み切れないといって平気でジャブジャブ捨てたりしてるのが多いという。これが本当なら、モラルのカケラもあったものじゃないが、その源は案外その上の世代にあるんじゃないだろうか。そして最後に最も重要な話。大量摂取するとカラダに与える影響が大である「酒」という飲み物を、「飲み放題」にするということ自体、ともすれば無茶な飲み方を誘発しやしないだろうか、という懸念がある。あくまでも「酒」そのものを悪者にしないためにも、消費者に過剰な不便をかけない範囲内で、酒の扱いを検討し直すべきだと思うが、「飲み放題」を自粛したところでそれは「過剰な不便」には当るまい。「飲み放題」は、「百害あって一利なし」とまでは言わないが、多くのデメリットに比べると、メリットなどホンの少しだと思う。消費量が増えて喜ぶアルコールメーカーの他には、宴会の幹事さんとお店のレジ係が、ちょっとばかし楽になるという程度だろう。
2010年04月26日
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前回の記事で、ノンアルコール飲料のことについて書いたが、その中でも「ノンアルコール・スパークリングワイン」が、このところ特に注目を集めている。先日も何かの雑誌で特集されたとき、かなりの反響があったそうだ。で、件のお得意先でも、この連休中にノンアルコール・スパークリングワインを使いたいという、お客様からのリクエストがあったそうで、私のところにその依頼があった。私はいつも使っている銘柄を卸してもらっている商社にオーダーを入れた。ところが、スイマセン....今、在庫が全く無いんですよ....この間マスコミで取り上げられてから注文が殺到して....今度の入荷は1ヵ月後になるんです....(注:これは輸入品である)ガ~ン!どうすればいい!?お得意先に今さら「無い」などとはとても言えないし....。とりあえず取引のある各問屋に片っ端から聞いてみたが、どこもその手の商品の扱いは無かった。唯一扱いのあるところがあったが、そこも状況は同じで、やはりメディアに取り上げられてからまもなく、在庫が枯渇したそうだ。すっかり途方にくれた私の頭に、その時ピンと来たものがあった。ツイッターだ。以前私をフォローしていただいた人で、「ノンアルコールワインを売っている」と言っていた人がいたのを思い出した。(注:「フォロー」とはツイッター用語で、まあいってみれば、「お気に入り」とか「リンク」みたいなニュアンスのものだ)私は過去ログを一生懸命遡って、その人を探し当てた。さらに調べると(会社のURLが載っていた)、輸入商社の方だということが分かった。で、早速そこの会社に電話を入れて、該当商品の在庫があること、小売店向けの卸をやっていること、この2点を確認し、何とか最悪の事態を免れることが出来た。ツイッターが仕事上で役に立った、最初の出来事だった。
2010年04月22日
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ウチの店の某お得意先で、昨今の事情を反映する形で、ノンアルコール飲料のメニューを更に充実させることになった。中でもここでは、特に「ノンアルコールカクテル」を重視することになった。で、今週はその試飲やら写真撮りやらで、結構振り回されている。同じノンアルコールものでも、ノンアル・ビールやノンアル・スパークリングワインなどは、商品として出来上がっているから、我々もケースごとポンッと置いてくればいいのだが、カクテルの場合はそうもいかない。といっても別に我々が現場で作るわけではないが、何せ材料が多岐にわたって手間がかかる割に、単価的にはアルコール物ほど高くは取れない。そういう意味では、正直言ってあまりありがたくない商品ではあるが、このご時世に贅沢も言ってられないのも事実なのだ。
2010年04月19日
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i-Padなどの登場で、今後は電子書籍、電子雑誌などの類がどんどん一般化してくることだろう。それに伴って、近い将来、紙媒体は無くなるだろう、という予測をする声もある。確かに今の趨勢を考えると、全くのゼロになってしまうことはないにしても、かなりマイナーな存在になってしまうことは、充分に予想できる。しかし、私はあの液晶画面で見るというのが、どうも苦手だ。なんだか落ち着かないのだ。パソコン上の文章でも、あまり長くなりすぎると、その全体が目に入っただけでイヤになってしまう。もちろんケータイ小説なんて、もっての外だ。だから紙媒体がどんどん無くなっていってしまうのは、私にとっては「読むな!」と言われるのに等しい。大変困るのである。しかしこういうことを言っている私は、もしかすると時代遅れな存在になってしまっているんだろうか?
2010年04月16日
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昨日、あのウワサの「子ども手当」の申請案内書が郵送されてきた。今まではマスコミの報道の中だけの話としてしか聞いてなかったのが、一気に現実的なものになった。まあこの世知辛いご時世、「いただける」ということは単純にうれしいことではある。ただこの「子ども手当」、あちこちでいろんな批判を受けているのと同じく、制度としては最悪なものだと、私も思っている。ある意味、支給対象外の家庭の皆様のおカネが原資の一部になっているわけだから、頂くほうとしては誠に申し訳ないという思いもある。せめては我が子らを、どこに出しても恥ずかしくない人間に育て上げることで、それに報いたいと思う。しかし民主党政権が誕生してはや7ヶ月になるが、マニフェストの実行に邁進しようとする一方で、財源など現実的な壁にも悩まされている。私は特に彼の党のシンパというわけではないが、与野党が入れ替わるという一大転機だけに多少の混乱は止む無し、と思い、結構長い目で見つめてきたつもりではある。しかしながら、マニフェストの遂行にこだわるあまり、かえって墓穴を掘り続けている、という感も否めない。所詮この世に、完璧なマニフェストなどあるはずは無い。また、世の民主党支持者の方たちもみんながみんな、マニフェストのすべての項目に賛同しているとも限らない。あまり意固地にならずに、火急の用件以外はもう一度イチから考えましょうや。理念さえブレなきゃ、多少マニフェストから外れたって、その方がベターなこともあるんだし。それともそんなに参院選が気になるのかね。
2010年04月14日
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先日地元で「ツイッターセミナー」があって、私も参加した。内容についてはここでは割愛するが、講師の先生の話していた中で、個人的に一番ウケたのは、「三重県はツイッターの聖地みたいなもの」というくだりだった。どういうことかというと、「県庁所在地に行くだけで、ツイッターになる」ということなのだ。三重県の県庁所在地は「津市」、「県庁所在地に行った」=「津へ行った」→「津行った」→「ついったー」.......。(ここ、笑うとこでっせ!)まあそれはともかくとしても、津市は“日本で一番名前の短い市”として知られている。でも名前が短いが故に、その言い方も人によって微妙に違う。端的に言うと、三重県人と県外の人とでは、イントネーションの置き方が違うのだ。だいたいにおいて我々は「津」を「つ」とは言わない。「つぅ」なのだ。しかも「つ」よりもその後の「ぅ」のほうが上がるイントネーションだ。ただし「津」の後に言葉が続くときはこの限りではない。「津に居る」「津から来た」「津はエエところや」などのような場合は、「つぅ」ではなく、「つー」となる。要するに、イントネーションが無くなるわけだ。このあたりは県外から来た人には、なかなかスンナリ馴染めないようだ(含、私の妻)。あと三重県の地名ということで言えば、「松阪」も正しく理解されていない。あの「松阪牛」で全国的に知られているところだ。県外の人の大半は、ここを「まつざか」と発音するが、それではボストン・レッドソックスのピッチャーになってしまう。「松阪」は「まつさか」と、濁らずに言うのだ。ただこれを近鉄電車の車内アナウンスで聞くと、「マッツァカ」と聞こえるのだ。ちょっとイタリア語っぽいね。
2010年04月11日
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学生時代の音楽系サークルの先輩同士がこの5月に結婚されることになり、その結婚披露パーティーがGWに開催されるので出席して欲しい、というお誘いを頂いた。そしてその席で、即席バンドを組んで演奏する、という話も持ち上がってきた。もうかれこれ10数年ほど前、我々世代の結婚ラッシュの頃は、結構頻繁にそういう話が舞い込んできたものだが、このところずっとなかったから、演奏するのもかなり久し振りだ。私の担当はドラムスなので、ギターやキーボードのように、ヒマなときに気の向くままに楽器をいじるということが基本的に無い、というよりも、手元に楽器が無い。つまり私はもうかれこれ10年以上、ドラムの前に座っていないのだ。よく考えると、これは結構深刻なことだ。そんな状態で、果たして納得のいく演奏が出来るだろうか?そんな危機感を抱いた私は今日、仕事の合間を見つけて、知人の経営する音楽スタジオへ行って、ひとりで練習してみた。平日の昼間なら空いてるから、というオーナーのご好意で、安価で使わせていただけたのだ。そうして小一時間ドラムを叩いてみると、10年以上現役を離れていたことのギャップをまざまざと見せ付けられた。頭の中では素晴らしい演奏をしているのだが、実際には体がついて行ってない。ちょっと難しいことをやろうとすると、すぐにリズムが乱れる。それに長時間叩いていると、主にリズムを刻むほうの右手の関節が疲弊してくるのだ。これはちょっと想定外だった。まあいろいろと課題が見つかって、なかなか有意義な時間だった。後は、出来るときに少しずつリハビリをしてみるか。
2010年04月07日
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昨日の朝日新聞の「論争」の欄に、「酒の販売規制」というテーマで、意見の異なる二人の主張が掲載されていた。ひとりは、アルコール薬物問題全国市民協会代表の今成さんという方。もうひとりは、全国小売酒販組合中央会会長の四十万(しじま)さん、つまり私たちリカーマンの親玉に当たる人だ。ついこの間、WHO「世界保健機構」がアルコール類の販売規制について具体的な指針案を発表したが、これを「むしろ遅すぎ」としながらも歓迎する今成氏、あくまでも自主規制での形で律するのが望ましいとする四十万氏、ここのところに対決の構図がある。ただこのお二人の意見を見る限り、双方の主張が真っ向からぶつかっている、という感じでもなく、いずれも酒類販売の現状については、憂慮すべき問題を抱えているという点では一致しているのである。そもそもこのお二人の対決に意味があるのか、と私などは思う。今成氏と対決させるべきは、大手流通業のトップと、規制緩和を推進した当時の政・官のトップだろう。今成氏も指摘しているが、今日のアルコール問題の根底にあるもののひとつには、あまりに買い易いが故に、野放し同然の状態になっている酒類販売の現状がある。しかもそれを「安売り」「特売」という手段で盛んに煽り立てている。この状況を作り出した張本人が、今成氏の指摘に対してどう答えるか、私はそこに興味がある。確かに「消費者利益」という意味ではメリットはあったことは否めないが、致酔飲料で中毒性もある酒類の販売を、単に市場の論理の中で語ることについては、検討すべき時期に来ているのかもしれない。私個人的には、「日本は酒に対して甘すぎる」という今成氏の主張には、ある程度賛同できる。ただ今成氏の主張の中では、ご本人が明言しているわけではないが、どうみても酒が悪者にされている。酒がらみの事件や犯罪が多いとはいえ、元を断ってハイおしまい、という単純なことでは無いだろう。とにかくリカーマンとしては、酒が悪者になることだけは絶対に避けたいと思う。もっともWHOの指針案にしても、具体策については各国に委ねられているため、世界統一の指針というわけではない。だからこそ日本国内の事情を鑑みて、これからどうしていけばいいのか、メーカー、販売者、消費者がお互いに意見を出し合う余地も残されているだろう。以前私がこのブログで提案した「飲酒講習会」のようなものをやるのもアリじゃないか、とも思うが。
2010年04月03日
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