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February 23, 2009
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「おくりびと」が外国語映画部門でアカデミー賞を受賞。

この映画の名前と、それが納棺士のストーリーであることは大分以前から知っていたのだが、年齢相応に別れを重ねてきた私としては、どうも「見たい」という気持ちはおきなかった。

2週間ほど前だったか、夫君を最近亡くされたばかりの昔の同級生から、「見てきましたが、とてもよい映画で、心がなぐさめられました。」というメールが届いたときも、「日本に行ったらぜひみよう!」というほどの積極的な気持ちになれなかった。

ところが、このたび、映画の紹介が何度も何度もくりかえし放送されるのを見ているうちに、私の父が、長女である私の姉、菊子を送った時、生徒さん方が出してくださった追悼文集に書いた文章の一部を思い出して、少し気持ちが変わった。

口ではいわなかったが、父親は、娘が美しく装って旅立てたことに、とても慰められたようだ。人のそういう気持ちに触れたのたこの映画だったのだろう。

今、映画館には大勢の人が詰め掛けているそうだ。きっと、私のように、だんだんに気持ちが変わって見に行く人も多いのだろう。
アメリカでも、たくさんの試写会をして、多くの人に、実際にその映画を見てもらうことによって、理解を得て受賞をしたのだと、報道されていた。

「おくりびと」というタイトルもよいし、それを「Departures」とする英語タイトルも見事。

ちなみに、カナダでは、葬儀の後の集まりを、Celebration of Life と表現することがある。「実りある、豊かな一生でよかったですねと祝って送り出す」という発想には、最初は少し戸惑ったが、最近では、私もかなり気にいっていて、私も「お祝い」をして送り出してもらいたいと思うようになっている。そんな人生がおくれるかどうか、自信はないのだけれども。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



以下、父の文章からの引用。

おわかれ

葬式のとき、どうしてもやめてもらいたいと思う行事がある。

それはいよいよ出棺のとき、改めて棺のふたをとって、会葬者にお別れをさせることである。どんなに美人でも、死顔は美しくないにきまっている。なにも人間として一番美しくない顔を衆目にさらし、人に与える最後の印象を悪くすることはあるまい。私はつねづね「あれだけはやってくれるな」と家内に言ってあり、他所様の場合にもあれはご辞退している。当然菊子の場合も最初からあのことはしないことにして、葬儀屋にも式の運びを頼んでおいた。大勢来て下さるであろう若い生徒さんには、死という現実はあまりに厳しすぎるので、できるだけショックをさけ、かつての暖かくて美しい印象をそのまま持ち続けていただくためにも是非そうしたく、本人もそう思っているに違いないからである。

葬儀はそのとおり進行し、皆さんが表へまわられた後、葬儀屋さんの手だけで棺の処理が行われたのであるが、生花を入れるとき偶然私の目に彼女の顔がうつった。・・・実に善い顔をしているではないか。・・頬は意外にふっくらしており、細長に閉じられた目が波形に横切って、まことに穏やかな顔付きである。・・・・(中略)・・・・

私は、平素の主張をすっかり忘れ「良い顔をしているから会ってやれ」と思わず家族に呼びかけた。・・・(後略)





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最終更新日  February 26, 2009 05:42:07 PM
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