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☆ウォーキングコース(玉川上水緑道)で、4日前には見かけなかったキツネノカミソリの花が咲き始めていました。(2023年7月31日撮影)。☆植物は、夜の長さで季節を感じるそうで、短日植物であるキク科の植物は夜の時間が短くなると開花します。開花時に葉がないヒガンバナは、なぜ一斉に開花するかを調べたところ、地温が20℃になると花芽が分化して発達し開花することがわかりました。しかし、猛暑が続くこの時期にキツネノカミソリの花が開花し始める要因はわかりませんでした。☆このツネノカミソリの花が開花し始める要因について、ご存じの方はお知らせください。よろしくお願いします。
2023.07.31
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☆個人的な事情で今年は高尾山の植物観察に行くことができませんでしたが、タカオスミレだけは観察したいと思い、急遽高尾山を短時間訪ねました。なんと、4月が始まったばかりなのに、タカオスミレは花の終わりの時期でした。(2023年4月8日撮影)。☆花の終わりの時期になっていたため、タカオスミレの特徴である葉の表面の黒紫色・暗赤褐色・こげ茶色は、薄くなりかけていました。◎そこで、4年前2019年の4月中旬に観察した「しろうと自然科学者の自然観察日記」を再録して紹介することにします。※一部修正※☆4月15・16日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(5回目・6回目)に行きました。その内容を順次紹介しています。タカオスミレの花です。(2019年4月15・16日撮影)。☆タカオスミレは、ヒカゲスミレの品種で、谷筋の落葉樹林など湿り気のある半日陰の林縁に生えるスミレ科スミレ属の多年草です。高尾山で多く観察できますが、他の地域にも分布しています。☆高尾山で、たくさんのタカオスミレを観察することができました。☆タカオスミレの葉は、花の時期に表面が黒紫色・暗赤褐色・こげ茶色になります。株によって、表面の色や濃度は異なっています。☆タカオスミレの葉は卵形で先が尖り、基部は湾入しており、葉脈の部分が凹んでおり葉に凹凸があります。全体に毛が多く、花柄や葉柄には白い毛がありますが、この写真でも葉の周りに毛が見えます。☆この写真では、葉柄に毛があるのがわかります。☆タカオスミレの花期は4~5月で、花弁は白く、唇弁はもちろんですが上弁と側弁にもわずかに紫条があります。側弁基部には、毛が目立ちます。雌蕊柱頭は、カマキリの頭型です。☆タカオスミレの距は、細長く淡紫色です。萼片は幅が広く、付け根から付属体が花茎方向に張り出しています。萼片の付属体には切れ込みがあります。☆タカオスミレ(高尾菫)の名は、高尾山で最初に発見されたことから名づけられました。☆タカオスミレは、花が終わると表面の黒紫色・暗赤褐色・こげ茶色はほとんど消えてしまい、ヒカゲスミレとの見分けはむずかしくなります。☆スミレ類の記事作成にあたっては、次の資料を参考にしました。(1)『増補改訂日本のスミレ』(写真・解説/いがりまさし、山と渓谷社、2004年)(2)『スミレハンドブック』(山田隆彦著、文一総合出版、2010年)(3)『高尾山全植物 草・木・シダ1500種』(山田隆彦著、文一総合出版、2018年)
2023.04.08
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☆7月30日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(11回目)に行きました。その内容の続きです。キジョランの花です。花冠は5つに分かれています。花冠の内側に副花冠があるようですが、詳しいことはわかりません(2022年7月30日撮影)。☆キジョランの花期は8~9月で、葉腋に散状の花序を作ります。今年は、少し早く開花し始めたようです。☆3年前の2019年は、11月初めの開花でした。☆冬には果実が割れて、白い種髪がついた種子を飛ばします。今年こそ、果実とともに先に白い種髪がある種子を観察したいと思います。☆キジョランについては、2019年11月21日の日記で紹介しました。◎キジョランの花(2019年11月21日の日記)。☆道端で、見かけたことがない花が咲いていました。調べてみると、サルトリイバラ科サルトリイバラ属のシオデでした。シオデは、北海道から九州の山野に生え、茎はつる状に長く伸びます。☆まるで花火が広がったかのように見えます。シオデは雌雄異株で、葉腋から散形花序を出します。これは雄株の雄花序です。☆雄花の花被片は6個で長さ4~5ミリの披針形、花被片は後ろに反り返っています。6個の雄蕊の先にある葯は線形で鉤形に曲がっています。☆ シオデ(牛尾菜)の名は、アイヌ語の「シュウオンテ」に由来しているそうです。漢字の「牛尾菜」は、芽生えの時期の形が牛のしっぽに似ていることから、中国で付けられたものだそうです。
2022.07.31
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☆7月30日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(11回目)に行きました。その内容を紹介しています。イワタバコの花です。この花を見たくて猛暑の中出かけたので、大満足でした(2022年7月30日撮影)。☆イワタバコ花期は6~8月で、葉腋から長さ10~30センチの花茎を伸ばし、2~30個の花をつけます。☆満開に時期を少し過ぎていましたが、たくさんのイワタバコの花を観察することができました。☆イワタバコの花冠は、直径1.5センチ、紅紫色(まれに桃色、白色)の花冠は5つに分かれ先が尖っています。花冠の底部は白色で、黄橙色の円形の斑紋が梅鉢型に並んでいます。☆これから咲き始める蕾も見えています。☆イワタバコ(岩煙草)の名は、岩壁に生えていて、葉がタバコの葉に似ていることから名づけられました。葉が大きく長く伸びています。☆イワタバコについては、2019年8月26日の日記で紹介しました。◎イワタバコの花(2019年8月26日の日記)。
2022.07.31
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☆玉川上水緑道で、ヤマユリの花が咲き始めました。玉川上水緑道でもっとも大きな山野草です。本格的な夏の訪れを実感します。(2022年7月6日撮影)。☆ヤマユリは、本州(北陸地方を除く近畿地方以北)の山地の草原や林の中に生えるユリ科ユリ属の多年草(球根植物)です。☆ヤマユリ(山百合)の名は、山に咲く百合から。☆ヤマユリについては、2018年11月9日の日記で詳しく紹介しました。◎林の中で大きな花を堂々と咲かせているヤマユリの花(2018年11月9日の日記)。☆まもなく、オニユリの花も咲き始めるでしょう。
2022.07.08
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☆7月1日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(10回目)に行きました。その内容を紹介しています。オオカモメヅルの花です。(2022年7月1日撮影)。☆オオカモメヅルは、北海道から九州の山の木陰に生えるキョウチクトウ科オオカモメヅル属のつる性多年草です。☆オオカモメヅルの葉は対生し、3角状狭卵形で先は長く尖り、基部は心形でやや耳状に張り出しています。☆オオカモメヅルの花期は7~9月で、葉腋から花序を出し、花は短い総花柄の先にまばらにつきます。☆オオカモメヅルの花冠は淡暗紫色で、5つに深く避けています。濃い紫色の副花冠は星形に開出しています。中央に見える黄色の5角形は、雄蕊と雌蕊が合着した蕊柱です。☆花冠の内面には白色の毛があります。☆オオカモメヅルの果実は、袋果で狭披針形です。柄の先に2個が水平に開出します。(2019年9月6日撮影)。☆オオカモメヅル(大鴎蔓)の名は、花ではなく葉が大きいカモメヅル(鴎蔓)です。カモメヅル(鴎蔓)の名は、蔓性植物で対生した葉が翼を広げたカモメの姿に似ていることからという説があります。
2022.07.01
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☆5月6日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(7回目)に行きました。その内容を紹介しています。クワガタソウの花です(2022年5月6日撮影)。☆クワガタソウは、東北地方南部から関東・中部地方、紀伊半島の林中に生えるオオバコ科クワガタソウ属の多年草です。☆クワガタソウについては、2019年7月29日の日記で詳しく紹介しました。◎クワガタソウの花(2019年7月29日の日記)。☆ギンランの花も見つけました。☆ギンランについては、2017年6月11日の日記で詳しく紹介しました。◎ギンランの花(2017年6月11日の日記)。☆先週、1週間前に蕾を見かけたキンランは開花していました。☆このキンランは、高尾山の登山コースの間近で咲いていましたが、盗掘されることなく咲き続けていました。「キンランは、菌根菌(ラン菌)という菌類と共生し、その菌に対する依存度が強く、キンラン・菌根菌・菌根性樹木の三者共生系がなければ生育できないため、自生地からキンランのみを採取しても、庭で育てることはできません」と明記しましたが、多くの方に理解してもらいたいものです。☆高尾山のスミレシーズンの終わりを告げるコミヤマスミレは、咲き続けています。☆コミヤマスミレについては、2019年7月10日の日記で詳しく紹介しました。◎コミヤマスミレの花(2019年7月10日の日記)。
2022.05.06
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☆高尾山で初めてキンランの花に出合いました(2022年4月28日撮影)。☆登山コースのすぐ脇に咲いていました。高尾山で増えている違法な盗掘の被害を受けないことを願わずにはいられません。開花前ですが、蕾が8個見えます。☆野生蘭ブームによる乱獲によってキンランやギンランは少なくなり、国の絶滅危惧種に登録されています。キンランは、菌根菌(ラン菌)という菌類と共生し、その菌に対する依存度が強く、キンラン・菌根菌・菌根性樹木の三者共生系がなければ生育できないため、自生地からキンランのみを採取しても、庭で育てることはできません。
2022.04.30
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☆4月28日、今年6回目の高尾山(東京都八王子市)に植物観察に行きました。高尾山で花期が最も遅いスミレ、コミヤマスミレの花が咲き始めました(2022年4月28日撮影)。☆コミヤマスミレは、日本のスミレの中で最も暗いところを好むものの一つです。コミヤマスミレ(小深山菫)の名の通り、小(花が小さく)深山(山地に咲く)菫(スミレ)です。☆コミヤマスミレについては、2019年7月10日の日記で詳しく紹介しました。◎コミヤマスミレの花(2019年7月10日の日記)。☆ツクバキンモンソウの花も咲き始めていました。接近して撮影してみました。☆ツクバキンモンソウは、関東から四国の太平洋側の山地に生えるシソ科キランソウ属の多年草です。北海道・本州・九州の主として日本海側に生えるニシキゴロモの変種です。☆ツクバキンモンソウについては、2019年6月25日の日記で詳しく紹介しました。◎ニシキゴロモの変種ツクバキンモンソウの花(2019年6月25日の日記)。☆ジュウニヒトエの花は、4月中旬から咲き続けています。接近して撮影してみました。☆ジュウニヒトエ(十二単)の名は、花穂に花が重なり合う様子を平安時代の貴族女性の正装である「十二単」に例えてつけられたといわれています。☆ジュウニヒトエについては、2019年7月8日の日記で詳しく紹介しました。◎ジュウニヒトエの花(2019年7月8日の日記)。☆ホウチャクソウの花が、あちこちで咲いています。☆ホウチャクソウは、日本全土の丘陵や原野の林下に生えるイヌサフラン科チゴユリ属の多年草です。☆ホウチャクソウについては、2019年7月18日の日記で詳しく紹介しました。◎ホウチャクソウの花(2019年7月18日の日記)。
2022.04.28
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☆ウォーキングコース(玉川上水緑道)でアマドコロの花が咲きました(2022年4月26日撮影)。☆アマドコロは、北海道から九州の山野の草地などに生えるクサギカズラ科(キジカクシ科)アマドコロ属の多年草です。☆アマドコロはナルコユリと似ていますが、ナルコユリは茎が丸くて稜がないのに対して、アマドコロの茎には稜(とがったところ)があり丸くないのが決定的な違いです。アマドコロの茎は、角張って見えます。☆アマドコロについては、2015年5月10日の日記で詳しく紹介しました。◎アマドコロの花(2015年5月10日の日記)。
2022.04.27
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☆ウォーキングコース(玉川上水緑道)のあちこちで、キンランの花が咲いています。(2022年4月26日撮影)。☆キンラン(金蘭)は、本州・四国・九州の山地や丘陵の林下に生えるラン科キンラン属の多年草です。☆キンランの花被片は6枚ですが、この写真でも確認できます。外花被片(萼片)は3枚で、上萼片1枚と下の左右に側萼片2枚で三角形を作っています。内花被片(花弁)は3枚で、側花弁2枚と唇弁1枚です。☆キンランについては、2018年8月14日の日記で詳しく紹介しました。◎「華やかな美人」という花言葉がふさわしいキンランの花(2018年8月14日の日記)。
2022.04.26
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☆ウォーキングの途中で、フデリンドウの花が咲いているのを見つけました(2022年4月22日撮影)。☆フデリンドウは、北海道から九州の日当たりの良い山野に生えるリンドウ科リンドウ属の越年草です。例年は4月上旬に咲いていたので、今年は遅いようです。☆フデリンドウの花冠は青紫色で、先が5つに分かれ、裂片と裂片の間には短い副片があります。日が当たると先が平たく開花します。☆フデリンドウについては、2017年4月21日の日記で詳しく紹介しました。◎フデリンドウの花(2017年4月21日の日記)。
2022.04.22
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☆4月19日、今年5回目の高尾山(東京都八王子市)に植物観察に行きました。チゴユリの花が一斉に咲き始めました(2022年4月19日撮影)。☆チゴユリは、北海道から本州・四国・九州の山野の林内に生えるイヌサフラン科チゴユリ属の多年草です。チゴユリ(稚児百合)の名は、花が小さく可愛らしくチゴ(稚児)のようなユリ(百合)の花を咲かせることに由来します。名前の通り、直径1センチメートル位の小さな花を下向きに咲かせています。☆チゴユリについては、2019年6月24日の日記で詳しく紹介しました。◎チゴユリの花(2019年6月24日の日記)。☆高尾山の頂上近くで、アケボノスミレと思われるスミレを見つけました。アケボノスミレの花は、花弁が厚く、色も鮮やかで、日本のスミレの中でも特に美しいと言われています。アケボノスミレの葉は、花期には十分に展開していません。☆アケボノスミレの花は、鮮やかな紅紫色から淡紅紫色です。写真は鮮明でありませんが、アケボノスミレの距は、円くて太い形をしています。☆アケボノスミレについては、2019年7月9日の日記で詳しく紹介しました。◎アケボノスミレの花(2019年7月9日の日記)。☆タカオスミレの花は、残念ながら終わりの時期になっていました。来年は、観察したいと思います。☆タカオスミレについては、2019年6月4日の日記で詳しく紹介しました。◎タカオスミレの花(2019年6月4日の日記)。☆ジュウニヒトエの花も見つけました。☆ジュウニヒトエは、茎が株から数本束生し、高さは10~25センチ、全体に長い白毛が多く、帯白緑色となります。☆ジュウニヒトエについては、2019年7月8日の日記で紹介しました。◎ジュウニヒトエの花(2019年7月8日の日記)。☆ウラシマソウの花が数株咲いているのを見つけました。高尾山では、ウラシマソウの花は初めての出合いです。肉穂花序の先端の付属体が細長く釣り糸状に伸びています。☆ウラシマソウについては、2017年4月15日の日記で詳しく紹介しました。◎ウラシマソウの花(2017年4月15日の日記)。☆ウラシマソウと同じサトイモ科のミミガタテンナンショウの花です。ミミガタテンナンショウの仏炎苞の口辺部は、名前の通り耳朶(みみたぶ)のように著しく張り出しています。☆ミミガタテンナンショウ(耳型天南星)の名は、仏炎苞の口辺部が耳朶(みみたぶ)のように張り出していることと、「天南星」は中国で夜空に広がる星のことで葉が広がる形に由来するそうです。葉が広がっています。☆ミミガタテンナンショウについては、2019年5月29日の日記で紹介しました。◎ミミガタテンナンショウの花(2019年5月29日の日記)。
2022.04.19
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☆昨日、ウォーキングの途中に玉川上水緑道でウラシマソウの花を見つけました。ウラシマソウは、北海道(日高・渡島)、本州・四国・九州(佐賀県)に分布するサトイモ科テンナンショウ属の多年草です。(2022年4月14日撮影)。☆ウラシマソウ(浦島草)の名は、肉穂花序の先端の付属体が細長く釣り糸状に伸び30~60センチにもなり、これを浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸に見立てたそうです。付属体が長く伸びて垂れ下がり、ウラシマソウ(浦島草)と名付けられたことに納得できます。☆ウラシマソウについては、2017年4月15日の日記で詳しく紹介しました。◎ウラシマソウの花(2017年4月15日の日記)。
2022.04.15
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☆4月10日、今年4回目の高尾山(東京都八王子市)に植物観察に行きました。ニオイタチツボスミレの花です。ニオイタチツボスミレの花は、濃紫色から淡紫色で、赤みが強いものもあり、中心部が白く抜けます。タチツボスミレより色は鮮やかで、唇弁の紫条も細かくなっています。(2022年4月10日撮影)。☆ニオイタチツボスミレは、北海道(南部)から本州・四国・九州(屋久島まで)の山地や丘陵の、比較的日当たりが良い草地や明るい尾根伝いなどに生えるスミレ科スミレ属の多年草です。☆ニオイタチツボスミレについては、2019年6月12日の日記で紹介しました。◎ニオイタチツボスミレの花(2019年6月12日の日記)。☆フイリヒナスミレの花です。ヒナスミレの葉は、長卵形から披針形で、先は細く尖り、鋸歯が目立ちます。このように、葉の表面に白い班が入るものをフイリヒナスミレ(斑入雛菫)といいます。☆フイリヒナスミレの花は、初めての出合いでした。3年前に出合った時は、花が終わっていました。☆ヒナスミレについては、2019年5月19日の日記で紹介しました。◎ヒナスミレの花(2019年5月19日の日記)。☆オカスミレの花です。オカスミレは、アカネスミレの品種です。☆オカスミレの花期は4~5月、花は直径1.5センチ前後で、花の色は濃い紅紫色で、花の基部は閉じ気味で奥の雌蕊などは良く見えません。☆オカスミレについては、2019年5月18日の日記で紹介しました。◎オカスミレの花(2019年5月18日の日記)。☆マルバスミレの花です。☆マルバスミレの葉は、心形または卵形で、基部は心形で、葉の縁の鋸歯は丸みがあります。☆マルバスミレについては、2019年5月17日の日記で紹介しました。◎マルバスミレの花(2019年5月17日の日記)。☆アカフタチツボスミレです。アカフタチツボスミレは、タチツボスミレの品種です。☆アカフタチツボスミレの葉は、葉脈沿いに紅紫色の班が入っています。班は、花後になくなるものもありますが、そのまま残るものが多いそうです。☆アカフタチツボスミレについては、2019年5月15日の日記で紹介しました。◎アカフタチツボスミレの花(2019年5月15日の日記)。
2022.04.11
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☆ウォーキングコース(玉川上水緑道)では、この数日で春が急速に進んでいるようです。ヒトリシズカの花です。ヒトリシズカは、茎の先に1本の穂状花序を出し、ブラシ状の小さな白い花をつけます。(2022年3月20日撮影)。☆花には花弁も萼もなく、雌蕊の子房の横に雄蕊がついています。白いブラシ状に見えるのは、長さ約3ミリの3個の雄蕊(花糸、葯隔)で、基部は合着しています。☆ウォーキングコース(玉川上水緑道)の岸辺でアマナの花が咲き始めたのを見つけました。アマナは、スミレやカタクリなどとともに、アリによって種子が拡散し広がるそうで、非常に大きな群落をつくっています。☆花の形は同じユリ科のチューリップに似ており、花びらには紫のスジがくっきりと見えます。アマナは、かつてはチューリップ属に含められていたこともあるそうですが、花茎の途中に2枚(~3枚)の苞があるので別属のアマナ属に分類されたそうです。☆ウォーキングコース(玉川上水緑道)には高いフェンスがあり、自然が保護され山野草が増えているのは嬉しいことです。約300種が確認されている玉川上水の野草は、玉川上水の450年を超える歴史の中で、奥多摩から多摩川の水に運ばれて岸辺に定着したもの、アリなどの昆虫によって拡散したもの、野鳥によって運ばれたものなど、野草のロマンに満ちています。
2022.03.30
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☆3月25日、今年2回目の高尾山(東京都八王子市)に植物観察に行きました。ハナネコノメの花です。雄蕊先端の裂開前の紅色の葯が目立ちます。これは、開花直後でないと観察できません。ハナネコノメ(花猫の目)の名前をつけられたことが納得できます。(2022年3月25日撮影)。☆蛇滝周辺では、開花直後で見ごろのハナネコノメを観察することができました。☆ヒナスミレ(雛菫)の花です。淡いピンク色の小さくてかわいらしい花をつけ、三角形に近い先がとがったハート形の葉も特徴的です。☆ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)の花も咲き始めました。まだ咲き始めなので、葉が名前のように長い披針形になっていません。☆身近な道端や庭でも出合う日本を代表するスミレと言ってもいいタチツボスミレ(立坪菫)の花も咲き始めていました。写真はありませんが、エイザンスミレも1輪見かけました。☆シュンラン(春蘭)の花も、開花していました。☆ニリンソウの花も咲き始めました。本格的な開花はこれからです。☆ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)の花も見かけました。ヨゴレネコノメの葉は、青みがかった暗緑色で、灰白色の斑紋があります。この斑紋が、ほこりをかぶったように見えるため「汚れ」の名が付けられました。☆前回(3月12日)は2株ほどしか見かけなかったヤマルリソウの花も目立つようになりました。☆マメヅタです。細い匍匐茎からまばらに葉を付け、岩肌に這うように広がります。葉は丸い栄養葉と、細長くてヘラ形の立ち上がった胞子葉があります。☆昨年よりは遅れていますが、3月下旬になって高尾山では春が動き出したようです。
2022.03.25
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☆3月12日、今年初めて高尾山(東京都八王子市)に植物観察に行きました。キクザキイチゲの花です。(2022年3月12日撮影)。☆ヤマルリソウの花は、2株だけ見つけることができました。☆例年ならいたる所で見かけるユリワサビの花も、ようやく咲き始めたところです。☆6号路、1号路で見かけるキヨスミイトゴケです。☆3月中旬なのに、まだスミレの花は見つけることができませんでした。ハナネコノメ、シュンラン、フサザクラなどは、まだ蕾でした。今年の高尾山の春は、例年よりかなり遅れているようです。
2022.03.12
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☆5月26日、今年7回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察の続きです。オカタツナミソウの花です。花冠は淡紫色で長さは約2センチ、下唇は折れ曲がり斑紋は薄く、ほとんど斑紋がない場合も見られます。☆オカタツナミソウ(丘立浪草)の名は、丘に生えるタツナミソウ(立浪草)です。タツナミソウ(立浪草)の名は、花が片側を向いて咲く様子を寄せる波に見立てたことに由来します。☆オカタツナミソウの花は、茎頂に短い花穂を作り、茎先にかたまって花がつきます。☆オカタツナミソウの花については、2019年8月11日の日記で詳しく紹介しました。◎オカタツナミソウの花(2019年8月11日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190811/☆ユキノシタの花です。☆ユキノシタは、湿った半日陰の岩場などに群生しています。☆ユキノシタ(雪ノ下)の名は、常緑で寒い冬に雪の下でも枯れずに育つことに由来するという説や、白い花がちらちら降る雪のように見え下に葉が見えることに由来するという説があります。☆ユキノシタの花については、2019年8月16日の日記で詳しく紹介しました。◎ユキノシタの花(2019年8月16日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190816/
2021.05.31
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☆5月26日、今年7回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察の続きです。イナモリソウの花冠の変異です。図鑑には「イナモリソウの花の花冠は筒状漏斗形で、先は5つ(まれに6つ)に分かれて平開します」とありますが、変異は多様なようです。☆イナモリソウの花が本格的な開花の季節を迎えており、あちこちで観察できましたが、筒状漏斗形の花冠に変異があることに気づきました。☆このイナモリソウの花冠は、先が4つに分かれています。☆このイナモリソウの花冠は、先が5つに分かれています。ほとんど花は、花冠が5つに分かれています。☆このイナモリソウの花冠は、先が6つに分かれています。花冠が6つに分かれているものは、時々見かけます。ホシザキイナモリソウでも、花冠が6つに分かれているものがありました。☆このイナモリソウの花冠は、先が7つに分かれています。花冠が7つに分かれているものは、これだけでした。
2021.05.29
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☆5月26日、今年7回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察の続きです。イナモリソウの花です。今年は早々と5月10日には咲き始めていましたが、本格的な開花の季節を迎えていました。☆こちらは、フイリイナモリソウの花です。初めて出合いました。フイリイナモリソウ(斑入稲森草)は、イナモリソウに斑が入ったもので、高尾山で見つかった数が少ない貴重種だそうです。☆ホシザキイナモリソウの花です。ホシザキイナモリソウ(星咲稲森草)は、高尾山で最初に発見されたイナモリソウの変種です。ホシザキイナモリソウは、小さめの花弁の縁が内側に折りたたまれる状態で咲くので、細い星形に見えます。☆イナモリソウについては、2019年8月8日の日記で詳しく紹介しました。◎イナモリソウの花(2019年8月8日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190808/☆ホシザキイナモリソウについては、2019年8月9日の日記で詳しく紹介しました。◎ホシザキイナモリソウの花(2019年8月9日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190809/
2021.05.28
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☆5月26日、今年7回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察です。セッコクの花です。☆2019年は、5月末に満開のセッコクの花に圧倒され感動しました。今年も、6号路のスギの老木の枝の上に着生して美しい花を咲かせています。☆セッコク(石斛)の名は、中国名の石斛をそのまま音読みして「セッコク」の名になったそうです。セッコクの太い茎を、石のように硬い水がめ「斛(こく)」に見たたて、石斛(セッコク)の名がついたそうです。☆満開の時期は、もうすぐのようです。☆ケーブルカー清滝駅のセッコクは、満開のようです。☆セッコクについては、2019年8月15日の日記で詳しく紹介しました。◎セッコクの花(2019年8月15日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190815/☆サイハイランの花です。サイハイラン(采配蘭)の名は、花序の様子を戦国時代の陣中で武将が命令を指揮する時に使う采配に見立てて名づけられました。☆サイハイランを間近で観察できました。4株ほどが花を咲かせていました。観察場所は掲載しませんが、見逃しそうな草むらの中です。2019年5月末にも、同じ場所で観察しました。☆こちらのサイハイランは、「踏み込まないでください」と掲示があり、通路からはっきり見えるおなじみの場所です。☆サイハイランの花については、2019年8月12日の日記で詳しく紹介しました。◎サイハイランの花(2019年8月12日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190812/
2021.05.27
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☆5月10日、今年6回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察です。イナモリソウの花が咲き始めていました。2年前は5月下旬、4年前は6月初旬に観察しましたので、今年は3週間ほど早いようです。☆イナモリソウ(稲森草)の名は、江戸時代に尾張の花屋の九兵衛が伊勢菰野(現在の三重県)の稲森山で発見し、イナモリソウ(稲森草)と名づけたことに由来します。まだ1輪だけでしたので、これから本格的な開花になりそうです。☆高尾山で初めて観察できたキンランの花です。3株ほどがまとまって開花していました。☆キンラン(金蘭)の名は、金色(黄色、黄金色)の花を咲かせる蘭から。☆日陰では、コミヤマスミレの花が咲いているのを観察できました。☆コミヤマスミレは、例年は5月下旬から6月初めに咲く「最後のスミレ」ですが、今年は4月初めから咲き始め、およそ1カ月間咲き続けていることになります。
2021.05.12
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☆4月27日、今年5回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察の続きです。チゴユリの花は、終わりの時期を迎えていました。☆そのチゴユリの近くで、1株だけ茎が立ち上がり枝分かれするチゴユリを見つけました。調べてみると、チゴユリの変種でエダウチチゴユリというそうですが、最近では特に変種として分類しないことが多いそうです。☆花の形や大きさもチゴユリと同じであり、チゴユリとホウチャクソウの雑種ホウチャクチゴユリやオオチゴユリではなさそうです。☆こちらはホウチャクソウの花です。☆ホウチャクソウ(宝鐸草)の名は、花の形が寺院の軒先に下がっている宝鐸(四隅に吊り下げられた飾りの大型風鈴)に似ていることから名づけられました。
2021.04.29
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☆4月27日、今年5回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察です。今年は、高尾山の春は駆け足で過ぎ去ったようです。コミヤマスミレの花期は4月中旬から5月中旬で、花期が最も遅いスミレの一つですが、4月初旬に咲き始め、すでに終わりの時期になっていました。☆コミヤマスミレの花は、6号路の数カ所で見かけるだけでした。☆一昨年と同じところで、アケボノスミレの花を見かけました。花柄の先に咲く花だけで、葉は見かけることができませんでした。アケボノスミレの葉は、花期には十分に展開していません。アケボノスミレ(曙菫)の名は、鮮やかな紅紫色の花の色から、曙の空を連想して名づけられました。☆クワガタソウの花が、咲き始めていました。クワガタソウの花期は5~6月で、一昨年は5月中旬に見かけましたが、こちらも2週間ほど早いようです。☆クワガタソウ(鍬形草)の名は、扁平な三角状扇形の果実と2個の萼片が、兜とその前にある角状の飾りであるクワガタ(鍬形)に似ることに由来します。☆今年の高尾山は、季節が2~3週間早く過ぎているようです。
2021.04.28
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☆4月6日、今年4回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察の続きです。エイザンスミレの花です。エイザンスミレの葉は長さ5~9センチで、3全裂するもの、3全裂して外側2裂片の基部で2つに分かれて鳥足状に5つに分かれているように見えるものがあります。☆こちらのエイザンスミレは一般的に見かけるもので、葉は3全裂して外側2裂片の基部で2つに分かれて鳥足状に5つに分かれています。☆こちらは、鳥足状に5つに分かれていません。☆エイザンスミレの花は、花弁の縁が少し波打っており、側花弁の基部には毛があります。雌蕊花柱の上部は張り出して、カマキリの頭のような形になっています。葉の変異が気になったので、記録として残しておきます。
2021.04.11
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☆4月6日、今年4回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察の続きです。ジュウニヒトエの花です。ジュウニヒトエ(十二単)の名は、花穂に花が重なり合う様子を平安時代の貴族女性の正装である「十二単」に例えてつけられたといわれています。一昨年は、4月下旬に同じ場所で見かけました。3週間ほど早いようです。☆ツクバキンモンソウにも出合いました。ツクバキンモンソウ(筑波金紋草)の名は、筑波山で最初に見つかったこと、キンモンソウ(金紋草)は基本種であるニシキゴロモの別名です。キンモンソウ(金紋草、錦紋草)は、紋様がある葉を錦に例えて名づけられました。葉の文様が印象的です。☆チゴユリの花が咲き始めていました。チゴユリ(稚児百合)の名は、花が小さく可愛らしくチゴ(稚児)のようなユリ(百合)の花を咲かせることに由来します。名前の通り、直径1センチメートル位の小さな花を下向きに咲かせています。☆センボンヤリの花も咲き始めていました。センボンヤリは、1年に2回花を咲かせ、春型と秋型の2種があります。センボンヤリ(千本槍)の名は、秋の花の長い花茎を槍に例え、道端にたくさん並んでいる様子が大名行列で槍の穂先に被せた飾りを連想させるところから名づけられました。☆6号路は、昨年12月から今年の3月末まで閉鎖され整備中でした。6号路の上りの最後の急斜面に木製の階段が新設され、最後の力を振り絞る「難所」がなくなってしまいました。☆花は終わっていましたが、フイリヒナスミレの葉を見つけました。まとまってあったので、来年は花の時期に観察したいと思います。
2021.04.11
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☆4月6日、今年4回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察です。一昨年は4月下旬に観察したコミヤマスミレ(小深山菫)の花が咲いていました。コミヤマスミレの花期は4月中旬から5月中旬で、花期が最も遅いスミレの一つですが、今年は高尾山の春はスピードが速く過ぎているようです。☆アカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫)にも出合いました。アカフタチツボスミレの名は、葉に赤い斑が入るタチツボスミレ(立坪菫)です。☆ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫) にも出合いました。ニオイタチツボスミレの名は、花に芳香があることに由来します。
2021.04.07
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☆3月20日、今年3回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察の続きです。カンアオイ(寒葵)の花期は10月から2月ですが、3月中旬でも花を観察することができました。カンアオイの葉は、個体によって斑紋があるものとないものがあります。☆こちらは、葉に斑紋が見えます。☆カンアオイの花です。三角形に広がっているのは、萼裂片です。雄蕊が12個、雌蕊花柱が6個あるそうですが、花の中央に6個の雌蕊花柱が見えるようです。☆カントウミヤマカタバミ(関東深山片喰、関東深山傍食)の花も、咲き始めました。☆先週は地面を這うようにしていたヤマルリソウですが、花茎が立ち上がってきていました。☆ヤマネコノメソウ(山猫の目草)も、道端でたくさん見かけます。☆熟して裂開した果実の形が瞳孔を閉じた猫の昼間の目に似ていることから、ネコノメソウ(猫の目草)と名付けられたそうですが、何となく納得できます。☆ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)も目立つようになりました。ヨゴレネコノメの葉は、青みがかった暗緑色で、灰白色の斑紋があります。この斑紋が、ほこりをかぶったように見えるため「汚れ」の名が付けられました。
2021.03.22
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☆フェイスブックの友達からの情報にもとづいて、オクタマスミレを探しに行きました。オクタマスミレとは、初めての出合いでした。☆植物図鑑『高尾山全植物 草・木・シダ1500種』によると、オクタマスミレはエイザンスミレとヒナスミレの交雑種だそうです。なお、「オクタマスミレ(奥多摩菫)」の名は、牧野富太郎博士が最初に奥多摩で発見したので名づけられたそうです。☆花の時期は少し遅かったせいか、少ししおれかかっていました。5日ほど前に同じ道を通っていたので、その時に気づかなかったことが悔やまれます。自分の注意力と観察力の不十分さを反省しました。☆ヒナスミレの葉は三角形に近い先がとがったハート形ですが、葉の全体の形はヒナスミレの葉の特徴に似ているようです。また、葉の深い切れ込みはエイザンスミレの形質を受け継いでいるようです。☆オクタマスミレは、エイザンスミレとヒナスミレが混在しているところで比較的多くみられるそうです。周りにはエイザンスミレとヒナスミレが多く観察されます。ヒナスミレの花。☆エイザンスミレの花。☆来年は、花の開花直後に花の特徴などを詳しく観察してみたいと思います。高尾山では、ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)が真っ盛りを迎えていました。☆咲き始めの時期と比べて、名前の通り葉が長く伸びてきています、☆こちらは、花の色が淡紫色のナガバノスミレサイシン。☆こちらは、花の色が白いシロバナナガバノスミレサイシンの花です。
2021.03.22
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☆3月15日、今年2回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察の続きです。1株だけマルバスミレ(丸葉菫)の花を見つけました。花は白色で丸みがあり、縁が波打っています。雌蕊の花柱上部が張り出して、カマキリの頭部のようになっているのも特徴です。☆名前の通り葉が丸いマルバスミレ。本格的に開花するのは、これからのようです。☆先週は蕾だったシュンラン(春蘭)の花も、開花していました。☆名前の通り花が春に咲く蘭です。日当たりの良いところで、たくさん見かけました。☆シュンランの別名は、ホクロ。唇弁の斑点模様に由来するそうです。花を下から見ると、唇弁の紫色の斑点模様が見えました。☆タチツボスミレは、あちこちで一斉に開花し始めたようです。☆エイザンスミレとヒナスミレも、見ごろの時期を迎えたようです。日当たりの良い斜面で咲いているエイザンスミレの花。☆ヒナスミレの花も、エイザンスミレが咲いている日当たりの良い斜面でたくさん見かけました。☆こちらは、同じ場所で見つけたスミレの花です。エイザンスミレのように葉が烏足状に分かれていないので、エイザンスミレとの交雑種なのでしょうか。
2021.03.16
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☆3月15日、今年2回目の高尾山(東京都八王子市)に行きました。今回の目当ては、何といってもハナネコノメ(花猫の目)の花でした。☆びわ滝周辺と蛇滝周辺の2か所で、開花直後で見ごろのハナネコノメを観察することができました。☆白色の4枚の萼片と紅色の8本の雄蕊の葯の対象が美しく、ハナネコノメ(花猫の目)の名前が納得できます。雄蕊先端の裂開前の紅色の葯が目立ちます。これは、開花直後でないと観察できません。☆ヤマルリソウ(山瑠璃草)の花にも、あちこちで出合いました。☆ヤマルリソウ(山瑠璃草)の名前の通り、瑠璃色の花が印象的です。花の色は、初めは淡赤紫色ですが、次第に淡青紫色に変わっていきます。☆ヤマルリソウの花は直径1~1.5センチで、花冠は5つに分かれ、副花冠は白く歯車のように見えます。☆キクザキイチゲ(菊咲一華)の花にも出合いました。キクザキイチゲ(菊咲一華)の名は、「菊咲」は菊のような花を、「一華」は花が茎の先に1個だけ咲く一輪草を意味します。
2021.03.15
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☆3月10日、今年初めて高尾山で4種類のスミレの花に出合いました。名前の通り、淡いピンク色の小さくてかわいらしい花をつけるヒナスミレ(雛菫)です。三角形に近い先がとがったハート形の葉も特徴的です。☆葉が鳥足状に分かれているのが特徴的なエイザンスミレ(叡山菫)の花です。☆ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)の花です。咲き始めで、葉が名前のように長い披針形になっていません。☆身近な道端や庭でも出合う日本を代表するスミレと言ってもいいタチツボスミレ(立坪菫)の花です。☆2年前の2019年の高尾山では、3月から5月にかけて17種類のスミレに出合いました。2020年は、緊急事態宣言による不要不急の外出自粛のため、高尾山で思うように植物観察ができませんでした。今年は感染症対策に注意しながら、何種類のスミレに出合うことができるか、楽しみです。
2021.03.14
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☆9月21日、5カ月ぶりに高尾山へ植物観察(6回目)に行きました。記録として順次紹介します。の花です。☆ヤマホトトギスは、北海道西南部・本州(岩手県以南)・四国・九州の山地の林下に生えるユリ科ホトトギス属の多年草です。☆ヤマホトトギスについては、2019年9月27日の日記で詳しく紹介しました。◎ヤマホトトギスの花(2019年9月27日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190927/
2020.10.03
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☆9月21日、5カ月ぶりに高尾山へ植物観察(6回目)に行きました。記録として順次紹介します。ノササゲの花です。☆ノササゲは、本州から九州の山地の林縁などに生えるマメ科ノササゲ属のつる性多年草です。☆ノササゲについては、2019年11月26日の日記で詳しく紹介しました。◎ノササゲの果実(2019年11月26日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20191126/
2020.10.02
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☆9月21日、5カ月ぶりに高尾山へ植物観察(6回目)に行きました。記録として順次紹介します。ツリフネソウの花です。☆ツリフネソウは、北海道から九州の山中に湿地に生えるツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年草です。☆ツリフネソウの花弁は、上に先端が浅く分かれている紅紫色の花弁が1枚、左右に大きくて黄色の斑点がある倒卵形の花弁が各1枚、合計3枚です。☆ツリフネソウについては、2017年12月8日の日記で詳しく紹介しました。◎ツリフネソウの花(2017年12月8日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20171208/
2020.10.01
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☆9月21日、5カ月ぶりに高尾山へ植物観察(6回目)に行きました。記録として順次紹介します。ツユクサの花です。☆ツユクサは、日本全土の道ばたや草地などにごくふつうに生えるツユクサ科ツユクサ属の1年草です。こちらの花は花弁の色が淡い青色で、ウスイロツユクサようです。☆ツユクサについては、2019年10月25日の日記で詳しく紹介しました。◎ツユクサの花(2019年10月25日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20191025/☆ヤブミョウガの花です。ヤブミョウガの花には、黄色い葯の雄蕊が目立つ雄花と雌蕊が目立つ両性花があります。これは、花の中央に子房が目立ち花柱を長く伸ばす雌蕊が見えますので両性花のようです。☆ヤブミョウガは、本州(関東地方以西)から九州の林内に生えるツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草です。☆ヤブミョウガについては、2019年9月2日の日記で詳しく紹介しました。◎ヤブミョウガの花(2019年9月2日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190902/
2020.09.30
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☆9月21日、5カ月ぶりに高尾山へ植物観察(6回目)に行きました。記録として順次紹介します。シュウカイドウの花です。シュウカイドウは雌雄同株・雌雄異花で、これは雄花です。☆シュウカイドウは、中国南部から東南アジアの原産で、日本には江戸時代の嘉永年間(1624~1644年)に中国から渡来し各地で栽培されたたシュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニアBegonia属)の多年草です。こちらは雌花です。☆シュウカイドウについては、2019年10月6日の日記で紹介しました。◎シュウカイドウの花(201910月6日年の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20191006/☆ヒガンバナの花です。ヒガンバナは、地温が20℃になると花芽が分化して発達し開花するそうです。☆ヒガンバナは、人家に近い田畑の縁、堤防、墓地などに群生するヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。☆ヒガンバナについては、2018年10月28日の日記で詳しく紹介しました。◎ヒガンバナの花(2018年10月28日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20181028/
2020.09.29
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☆9月21日、5カ月ぶりに高尾山へ植物観察(6回目)に行きました。記録として順次紹介します。ママコノシリヌグイの花です。☆ママコノシリヌグイは、北海道から沖縄の道端や山野の林下に生えるタデ科イヌタデ属の1年草です。茎は、よく分岐し、逆さ刺によって他物にまといつきます。☆ママコノシリヌグイについては、2019年9月1日の日記で詳しく紹介しました。◎ママコノシリヌグイの花(2019年9月1日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190901/☆ミゾソバの花です。☆ミゾソバは、北海道から九州の溝や水辺に多いタデ科イヌタデ属の1年草です。☆ミゾソバについては、2019年11月27日の日記で詳しく紹介しました。◎ミゾソバの花(2019年11月27日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20191127/
2020.09.28
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☆9月21日、5カ月ぶりに高尾山へ植物観察(6回目)に行きました。記録として順次紹介します。オクモミジハグマの花です。小花は3個で、花冠は白色で細く5つに分かれています。☆オクモミジハグマは、本州から九州北部の山地の木陰に生えるキク科モミジハグマ属の多年草です。オクモミジハグマは、葉の形が紅葉に似て、縁は掌状に浅く裂けています。☆オクモミジハグマについては、2019年10月15日の日記で詳しく紹介しました。◎オクモミジハグマの花(2019年10月15日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20191015/☆カシワバハグマの花です。カシワバハグマの筒状花の花冠は白色、先が深く5つに分かれ、先がカールします。☆カシワバハグマは、本州から九州の山地の乾いた木陰に生えるキク科コウヤボウキ属の多年草です。☆カシワバハグマについては、2019年11月1日の日記で詳しく紹介しました。◎カシワバハグマの花(2019年11月1日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20191101/
2020.09.25
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☆ウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を随時紹介します。ヤマユリの花です。☆ヤマユリは、本州(北陸地方を除く近畿地方以北)の山地の草原や林の中に生えるユリ科ユリ属の多年草(球根植物)です。☆ヤマユリ(山百合)の名は、山に咲く百合から。「百合」の名の由来は、日本釈名(にほんしゃくみょう、1700年)に「茎細く花が大きく、風にゆり動くので、ユリと呼ぶ」という記述があるそうですので、風に揺れるさまに由来するようです。☆ヤマユリについては、2018年11月9日の日記で詳しく紹介しました。◎林の中で大きな花を堂々と咲かせているヤマユリの花(2018年11月9日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20181109/☆「しろうと自然科学者の自然観察日記」、累計アクセス件数が500万件を超えました。2012年2月28日に開始し、8年5カ月でアクセス件数が500万件を超えました。
2020.07.21
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☆ウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を随時紹介します。オニユリの花です。この花が咲くと、いよいよ夏本番という気になります。☆オニユリは、日本全土の野原や田の畔など人里近くに生えるユリ科ユリ属の多年草です。☆オニユリ(鬼百合)の名は、形が大きく豪快なので「鬼」の名がついたとか、花の様子が赤鬼に似ているので「鬼百合」になったなどの説があるそうです。しろうと自然科学者としては、「花の様子が赤鬼に似ている」に賛同します。☆オニユリについては、2018年11月10日の日記で詳しく紹介しました。◎花の様子が赤鬼に似ているので「鬼百合」になったなどの説があるオニユリの花(2018年11月10日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20181110/
2020.07.16
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☆ウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を随時紹介します。ヤブカンゾウの花です。☆ヤブカンゾウは、北海道から九州の道端や土手、林の縁、平地や丘陵地の斜面などいたる場所に生えるススキノキ科ワスレグサ属の多年草です。☆ヤブカンゾウの花は八重咲きで、雌蕊と雄蕊の一部または全部が花弁化して八重咲きになります。ヤブカンゾウは、ヒガンバナと同じく染色体が3倍体で結実しません。☆ヤブカンゾウ(藪萱草)の名は、藪に咲く萱草から。「藪」は、「野」よりも人家の近くに生えることを意味するそうです。☆ヤブカンゾウについては、2018年12月12日の日記で詳しく紹介しました。◎ヤブカンゾウの花(2018年12月12日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20181212/
2020.07.12
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☆ウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を随時紹介します。ノカンゾウの花です。☆ノカンゾウは、本州から沖縄に分布し、野原や田んぼの畔など、湿った場所に生えるススキノキ科ワスレグサ属の多年草です。☆ノカンゾウの花の色は変化が多く、赤みの強いものはベニカンゾウと呼ばれるそうです。☆ノカンゾウ(野萱草)の名は、漢名の萱草(カンソウ)をそのまま音読みして、野山に咲くカンソウからノカンゾウに転訛したそうです。「萱(かや)」は、屋根を葺くのに使われるカヤなどの総称で、細長い葉を持つ植物に使われる名前だそうです。☆ノカンゾウについては、2018年12月11日の日記で詳しく紹介しました。◎ノカンゾウの花(2018年12月11日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20181211/
2020.07.11
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☆引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を随時紹介します。ドクダミの花です。☆ドクダミは、本州・四国・九州・沖縄の日陰の土地に群生するドクダミ科ドクダミ属の多年草です。☆白い4枚の花びらのように見えるのは、花序全体を包む総苞片です。ドクダミ(蕺)の名は「毒痛み(どくたみ)」、「毒溜め(どくだめ)」など毒を抑えることに由来しています。☆ドクダミについては、2019年8月20日の日記で詳しく紹介しました。◎ドクダミの花(2019年8月20日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190820/
2020.06.11
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☆引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を随時紹介します。ホタルブクロの花です。☆ホタルブクロは、北海道から九州の山野、丘陵に生えるキキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。☆ホタルブクロとヤマホタルブクロとの違いは、ホタルブクロの萼の裂片の間に付属片があって、それが上にそり返っていることです。☆ホタルブクロ(蛍袋)の名は、子どもが袋のような花にホタルを入れて遊んだことに由来するという説や、ぶら下がって咲く花の様子を提灯に見立て提灯の古語の火垂(ほたる)に由来するという説があるそうです。☆ホタルブクロについては、2018年10月22日の日記で詳しく紹介しました。◎ホタルブクロの花(2018年10月22日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20181022/
2020.06.10
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ムラサキカタバミの花です。☆ムラサキカタバミは、南アメリカ原産で江戸時代末期に観賞用として導入されたカタバミ科カタバミ属の帰化植物で、今では野生化して、日当たりの良い草むらや道端に咲いています。☆ムラサキカタバミの花は、5月から7月頃まで見かけます。ムラサキカタバミの花は、花びらは細長く色も薄いこと、花の中央はさらに色が薄く明るい黄緑色であること、雄蕊の葯は白いことなどが特徴です。混同されがちなイモカタバミの花は、花の色が濃く、花弁中央部は色が濃く赤紫色なので区別できます。(2012年5月29日撮影)。☆ムラサキカタバミ(紫片喰、紫酢漿草)の名は、花が紫色のカタバミから。ムラサキカタバミの花言葉は、「輝く心」「喜び」だそうです。
2020.06.08
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。カラスノエンドウの果実です。☆3月末から花が咲き、4月には緑色の果実(莢)ができていたカラスノエンドウですが、果実(莢)が熟して名前の由来の通り真っ黒になりました。☆熟した真っ黒な果実(莢)は、はじけて種子を弾き飛ばします。☆熟した果実(莢)を割ってみると、黒い種子がありました。これが、飛び散っていきます。☆カラスノエンドウ(烏野豌豆)の名は、マメが熟すと黒くなるのでカラスの名がつきました。「野豌豆」は中国での名称だそうです。「烏の豌豆」ではなく「烏野豌豆」です。
2020.06.06
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。コバンソウの果実です。☆5月初めに花が咲き始めたコバンソウですが、5月下旬には果実が熟してきて、緑色から小判色(黄金色)に変化してきました。☆コバンソウの花のつくりなどについては、2017年5月25日の日記で詳しく紹介しました。◎コバンソウの花(2017年5月25日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170525/
2020.06.05
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。オヤブジラミの果実です。☆オヤブジラミは、日本全土に生えるセリ科ヤブジラミ属の越年草です。花期は5~7月ですが、花の時期は見逃してしまいました。☆オヤブジラミの葉は、3回3出羽状複葉で、小葉は細かく裂けています。☆オヤブジラミの果実は長さ約6ミリで、果柄は約7ミリです。果実には、先がカギ状に曲がった刺毛があります。ヤブジラミの果実は長さ2.5~3.5ミリで果柄は1.5~2ミリと短いので、区別できます。☆オヤブジラミ(雄藪虱)の名は、果実が大きいのでオ(雄)がつきました。ヤブジラミ(藪虱)の名は、藪に生えていて、果実に鉤状に曲がった刺があって衣服に付きやすいのをシラミ(虱)に例えたものです。
2020.06.04
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