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中学生だった時に「なぜ人を殺してはいけないのか」という題名の書籍を二冊読んだ。一冊は対談形式のもので著者は永井氏と小泉氏。もう一冊は普通の本で著者は小浜氏。中学の図書室で借りたのだが、今でも多分売られていると思う。あの頃の私はこの問いに対して、こう考えていた。自分が殺されたくないから人を殺してはいけない。小学校の道徳の先生が言いそうな答えだと思った。今になって考えてみれば妙な答えだ。別に殺人は命の等価交換じゃない。誰かを殺したからといって自分も殺されるわけではないのだ。大抵の人間は殺されたくないから、殺してはいけないという法をつくり、破るものには制裁を加え、安心できる場を形成する。 では、死を目前にした人間は人を殺しても良いのか。例えば一時間後に自分が死ぬことが判っていて、誰かを道連れにする時。殺した後の時間は僅かで、誰かに白い目で見られたり裁かれたりする前に自分が死ぬとしたら。私が読んだ二つの本では、この問いに対する解答は示されていない、或いは「殺しても良い」だった。無論、死んだ後に意識が存在しないと仮定した場合の話だが。さて現在、私が前述の問いについて考察するに、これに解答を示すことが出来る。それも極めて保守的に「殺してはいけない」と言えるのだ。条件付きであるから、その条件に当てはまらない人間は依然として「殺しても良い」になるのだが、前よりは幾分かマシな解答だと思える。「人を殺してはいけない」のではなく「君が人と認識するところのものを殺してはいけない」のだ相手をヒトと認識する限りに於いて、その殺人は確実に自分へと舞い戻ってくる。それは殺人という罪に対する刑罰への怖れではなく周囲との調和を乱したことへの後悔ではなくヒトとしての自分の存在を抹消する行為であったとあなたは自ら気づくことになる。実際問題としてヒトを殺してしまった人は恐らく刑罰や周囲の視線にまず悩むのだろうが、それらに悩まない奇異な人に伝えたい。人を殺すという行為そのものが人である君を抹消しているのだ。人に限らず生物全体が周囲と何らかの関係を持っている。孤立して生存できるものは皆無だ。比較的狭い範囲の資料に基づく憶測によると、人はその周囲との関係性を意識し、構築できる唯一の生き物だ。人としての尊厳とも云えるが、それより何よりこれは人としての定義だ。そして、殺人という行為は個としての意識を摘み取る行為だ。心臓を止めることではなく、一人の固体(個体ではない)としての人間が周囲と関係する可能性を断ち切る行為なのだ。この際、周囲の一切の人間は排除して考えて良いだろう。これは君と殺される人間との一対一の問題だ。君はその人を殺す事によって、その人間と君が関係する全ての手段を壊す。それは修復不可能だ。より感覚的に言えば不可逆反応のようなものだ。それはただ誰かが死ぬ時に訪れる断絶とはまた別のものになる。自らが相手に突きつける別離の報せなのだから。一つの意識を壊す時、君は人間である自分も壊すことになる。君が人であるのは君が関係性を持っているからなのだから。一人を殺した分だけ君は人ではなくなる。相手が君にどれだけ関係していたかによって、君が人でなくなる度合いは変わってくるだろう。それは別にどれだけ親密な関係であったかとかいう問題ではない。見知らぬ人を通り魔的に殺した時であっても、君が殺してしまった数十年後にでも被害者を人間として意識してしまえば、それに執着してしまえば、壊した関係性は大きいと云える。だから、先に言った「条件に当てはまらない人間」というのは自分が殺す相手に対して一切、人間性を認めない人である。繰り返すがこれは、現在は勿論自分が意識する間に於いて永遠に人格を認めてはいけない事を意味する。私は人である者、人であり続けたい者には「人を殺すな」と進言する。しかし人ではない者、人であろうとしない者にはそんなけったいな事を言わない。条件に当てはまらない人間が刃を持ち向かってくれば、正当防衛として殺してしまう事はあるだろう。まずそのような輩に対しては人と認識する必要は無いし、相手から意志の疎通の可能性を断絶されたのだから、譬え自分を殺そうとした相手を殺したとしてもそれは「人を殺す」行為ではない。殺そうとする時に考えればいい。自分が人でなくなってまで殺すべき相手か。その殺人は自分の差し出すものの価値に見合うのか。君が人と認識するところのものを殺してはいけません※意識的にネクロフィリアに関する例を避けました。異常・正常という境界線がどこにあるかは判りませんが、あれは意志の疎通の能力不足という意味で私個人的には人の定義から外れます。
2004.06.30
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続け 繋げ現実まで この螺旋を多分 永遠に 追いつかない言葉恐らく 一生 理解できない君へそれでも全部壊す前に叩き落す前に私が引き千切る前に伝えたい君に届かない途中で失速する感情それでも壊すほど力を込めて壊れる前に 壊す前に君に伝えられたらとそう 願ってる
2004.06.29
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ねぇ世界中の誰もが認めてくれても君が私を拒否すれば生きることは とても難しいねぇ世界中の誰もが私を貶しても君が私を認めてくれたら生きることは とても容易いねぇ君はこの とてつもなく重い 繋がりを断ち切る? 引き摺る?全て抱えてくれる?
2004.06.28
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何が正しいってあなたは知ってるの?現在正しいと信じるものは過去と未来と恒久の正しいことなの?あなたはそれが存在すると思ってるの?ならばそれを否定する私は正しくないの?君は光と影が逆転する瞬間を知らない何度言い聞かせても御伽噺だと哂うだけど ねぇ目を開いて 耳を塞がずによく考えて恒久に正しいことあなたは見つけられるの?
2004.06.27
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誰かを理解できるなんて、幻想。次々に湧き出る君の思考を全て一体いつまでに知り得たら“理解”?二十年にも足らないかもしれない君の生涯を一体どれだけ事細かに知る事ができたら“理解”?君の一挙手一投足を全て一体どこまで予測できたら“理解”?全て箱の中あたしは君を知らない
2004.06.26
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大地や地球を「母」と形容すること。そんなキャッチコピーを見た事の無い人の方が少ないだろう。ヒトは女性から産まれる。母はただそれだけで敬わねばならなくて母はただ存在するだけで絶対者で女の子は“いつか母となる人間”として見られる。もしも人が完全に母胎からではなく試験管から産まれるようになっても女性崇拝は残されるのだろうか、と時々考える。歴史や文化、習慣へのインプリンティングそんなものだろうか、と。
2004.06.25
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君の瞳を辿るよただ同じものを見つめていたいがためにただ同じ目線で見つめていたいがために対等なんて有り得ないし対等なんて望んじゃいないそれでも この錯覚の後に何が在るのかと思ってねそれだけだよ君の視線を辿るよ今も ほら
2004.06.24
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23時。大通りの脇道を自転車で走る私の目に白いものが映る。―――人が倒れている―――目の錯覚だと思えぬほど鮮明にそれは人型に映った。しかし、私はそれに駆け寄ったりはしなかった。自転車の速度を一瞬たりとも緩めたりはしなかった。例えば明日、その人物の死亡記事が新聞の末尾に在ったとして駆け寄らなかった事に一点の後悔も無い。人は自分を守る為に他人を殺すこともある。ただ、それだけなのだろう。
2004.06.23
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部屋に篭もる。窓を開ける。戸外に出る。街を走る。いつも変な臭いが付き纏う。息苦しくなる。厭だな、生きてるの。
2004.06.22
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もっと冗長であってほしいと願う。グダグタとくだらなく続いてほしい。長く。そうでもしないと 物語は酷く短くてこの人はすぐに死んでしまうだろうから。
2004.06.21
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猫や犬の悲鳴と人のそれは よく 似ている我らがそれらを聴き分けるに能うとすれば主観が成せる自己満足であろう
2004.06.20
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刃を握った君に「死なないで」と言うのはとても簡単刃を翳した君に「君の代わりに僕を刺して」と言うのは多分 簡単だけど刃を捨てた君に「生きて」と言うのは凄く 難しかったんだ僕は君の人生なんて背負えない君に何の権利も持たないし それに何の力も無いんだ 僕には今度は僕が 刃を拾う弱い僕でも 君の為に出来ることが何かあるなら安寧に背を向けて刃の途を歩もう
2004.06.19
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「愛してる」そう呟く時に思う。恋愛が錯覚でなかったことが一度としてあったろうか。「愛してる」貴方はそう呟いた時だけ見える幻のようなもの。
2004.06.18
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誰かにとって絶対に譲れないものは私にとっては全くどうでもいいものでそこに生じる衝突は避けられないだから私たちは平素 互いを解かり合うことが必要衝突を避けるためではなく衝突して それでも互いを見失わないために
2004.06.17
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時々なるんだ。唐突に腕全体が重たく、痛くなって腕が「切れ」って訴えてくる。今は切ることすら億劫になったけどそれでも時々泣きそうだ。誰か助けてくれるかと思ったこともある。あの人が救ってくれると信じたこともあったよ。私にとって神様みたいな存在に見えた。人生全部あげてもいいと思えた。でも、これって完璧な依存で相手が思うより前に私がそんな自分が重たくなっちゃったんだ。引き摺られるみたいに彼の存在も重たくなって今では神様空席。ぬいぐるみでも座らせておこうかなって感じです。何にも不満は無いんです。毎日とっても幸せなんです。だから我儘。満ち足りることが無いのは とても 愚か。明日、天気が良かったらリストバンド買いに行こう。腕全体覆ってくれるようなのが理想。晴れてたら外出できないから天気の神様お願いあした曇り空にして。
2004.06.16
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音楽に於いて歌詞とはどのくらい重要なんだろうか人の言葉は大切 でもそれは声帯という楽器の音色を必要としているだけなんじゃないだろうか
2004.06.15
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午前四時、北上する私の右目が空の青を映す。明けゆく空を見て、一晩明かしてしまったと気付く。漂流、放浪。凄く綺麗な空だったから君に見せようと思った。カメラも携帯も置いて来たことに気付いて残念だったけどこの青は何処にも残せないだろうから同じことだった。全て私の目が悪い午前四時の魔法がこの目をイカレさせたんだ。だから今度君達もイカレた一晩過ごして一緒に午前四時の空を見よう。共有できたら素敵だと思うよ。街も眠った午前四時。
2004.06.14
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「美しい」と感動してシャッターを切ってもフィルムの中にはその美しさは留まれない。そこには只、色が写っているだけで美しさが君の心の中に遮断されているんだ。
2004.06.13
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実家の母へのメールの返信に妹の名前を書いた微量の違和感が過ぎって口に出して呼んでみた三文字の 可愛い妹の名前を・・・これ、私の妹?一緒に住んでいた頃私は彼女をどう呼んでいたのだろうか無意識に近い行動だったからか思い出せない段々消えていく嘗ての習性独りで完結していく私の中身これは自立じゃなくて独立に似てる
2004.06.12
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中学の放課後、西日の射す教室。五人ほどでいつも、お喋りをしてた。ずっと笑い声が絶えなくて何を言っても笑ってた。言ってることが可笑しいんじゃなくてただその時間が嬉しかったんだと思う。 冗談めかしてしか本音を言えない私が 一日の内で一番、素に戻る時間だった。他の皆はどうだったのか分からない。でも、私 凄く安心してたよ。君たちは何を言っても受け入れてくれるから。あの時間が君たちの心にも今でも在ったら嬉しい。私が宝箱に仕舞っているように君たちも大切に時々思い出してくれると嬉しい。いつもクダラナイ話 沢山してたね。ありがとう。ずっと、忘れない。
2004.06.11
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貴方から遠ざかろうとしたわけじゃないでも、私は私の道を譲らなかったから結果として私と貴方は遠ざかった貴方と居ることがそれほど大事だとは思わなかったの大事な私の途を捨ててまでして一緒に居ようなんて微塵も思わなかったのでも、独りで雨の音を聞くときに ふと貴方が居たら、と思い出す多分 その程度
2004.06.10
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経験者が必ずしも渦中の人を救えるわけではない。救えるものだとしたら私は今頃多くの鬱病患者をリストカットから守ることができているだろう。+ + +小気味の良い警句に「何の発展性も無い」と批判するのはお門違いだ。それは確かに警句を戒律か何かのように盲目視する人々にとっては未来の無い言葉だろう。しかし僕や彼のように、警句にすら反発する愚か者にとっては格好の議論の的となる。先人が一生を賭して遺言の如く放った警句を、僕らも全身全霊で以って否定する。そして、この否定こそが有史以前も以来も全ての哲学者が後世に求めたものであることを知っている。議論に終わりも正解も安楽も無く、真理なんていうものが存在しないことを僕らはエリスの懐疑派の思想家の名前を知るより先に知っていた。しかし僕らは“判断停止”を掲げることは無い。それは涅槃の境地に辿り着くことのようで、凡俗な僕らには不可能だから。こうやって先人の言葉を否定する時僕らは自らの内なる世界に独り、目を向けて孤独な一人として、孤独な一人であった彼らと相対する。何処までも孤独な途。何より僕らが望んだ途。笑うも泣くも 僕ら次第だ。
2004.06.09
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叫んだよ、肺が壊れるかと思うほど此処から逃げたくてでも君と離れたくなくて
2004.06.08
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人は本能的に孤立しては生きられぬことを知っている三人集まるするとそこには必ず疑心が生じるそうこのくらいでないと世界は巧く廻らぬのだ
2004.06.07
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つまらない意地だと莫迦にしたそんなもの捨ててしまえと心底思った私の中だけに留まらず周囲にも感染し始めてふと 思う意地・・・だったのかなそれを無くした現在は毎日 唇を噛み締めて過ごすとても好ましからざる世界になったうん 大嫌い どっちも
2004.06.06
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暗い室内から見ればまだ外は明るいけれど私の手元を照らしてはくれない夕闇は穏やかに光を群青に変えてゆくけど此処からは見えない私は随分と光を見ている筈なのにどれも、墜ちてゆく流星だった
2004.06.05
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知っているのだろうか安易な同意が引き裂いた幼いこころのこと僕のことなんて何も見ちゃくれなくてそのくせ見ているふりしてるんだ「そうですね」「私もです」ウンザリ もうたくさんちゃんと見てるわけ?だったら否定してよ全身全霊で批判してよ君が安全なトコに居ちゃ誰も君なんか信用しないさ言い訳なんかいくらでも思い付くだろうよ言い訳の数だけ後悔が積もるんだ何その「私は中立です」って顔分からないからとりあえず?莫迦にするにもいい加減にして
2004.06.04
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問い掛け-1―――恐怖は何から生じるか。また、―――僕らはそれにどう対処すべきか。返答-1恐怖は外界でなく、自らの内に生ずる。―――従って僕らがそれに力を以って対する事能はず。―――只、自らに内在するものに向かい、自問自答すべし。恐怖とは未知との折衝の摩擦係数であろう。
2004.06.03
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君が僕を殺したがった理由が今になって判るってものだよ確かに有害だ 無益だ百害あって一利無しとは僕のことか酸素を吸うことすら惜しいそれでも僕は権利を与えられ半ば強制的に権利を行使させられ生きて君の目の前に現れるだろうすまないね あの時死ななくてすまないね 今すぐに死ななくてすまないね 善良なる人々の口から僕にも生きる価値が在るだなんて叫び慄きながら嘘を吐かせて皆の世間体の偽善に護られ僕は生きるよ 約束するこの恥さらしめが
2004.06.02
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無意識に地雷を踏んでくれる人ほど怖いものは無い。その人が気を使ってくれる箇所と違う場所で喉元を押さえる自分が居て何が原因なのか嫌でも気付かされる。いつか他人事のように話せるだろうか。それとも、一生引き摺るのだろうか。ああ、腸引き摺り出したい衝動。
2004.06.01
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