全9件 (9件中 1-9件目)
1
10月24日放送のテレビ朝日のドラマ 「ドクターX」 を見逃してしまった方、地域により、放送内容が違うので当てはまらない地域もあると思いますが、10月31日の午後2時59分~15時57分に、再放送があるようです。既に、ネット上では見ることは出来るようですけどね。あのドラマの中で、外科医と内科医との掛け合いは、実に、りあるぅ~って思ってしまいましたねぇ。ドラマの中の話ですよ。腹膜播種が判明した時点で、内科医がFOLFOX療法を提案するのですが、この時の内科医と外科医のセリフ・・・ 内 「これまでの治療法の1年生存を、この治療法が2年に延ばしています」 外 「そうやって内科は、根治を目指そうとしないじゃないか」これが、内科医と外科医の大きな違いです。これ、事実ですわな。内科にすれば、外科はやたらと切りたがる、切れば良いというものでもない。切っても、切らなくても生きる時間は同じじゃないか。それならば、抗癌剤治療で良い言う。外科にすれば、このまま内科的治療を続けていても、先は見えている。ならば、可能性に賭けて切るべきだと言う。根治を目指して治療に当たる外科医も、治らない事を大前提に、より良いQOLを維持しつつ、残り時間を過ごさせようとする内科医も、どちらも正解でしょう。どちらを選ぶかは、患者さん次第です。物は考えようです。生まれた時から、何時の日か死ぬことは避けられません。だから、たった今生まれたばかりの赤ん坊さえ、余命を生き始めたと言えます。そう思えば、極力リスクを避けて、内科的治療で騙し騙し余命を過ごすのもアリです。そうではなく、自分自身で運命を切り開き、後悔するくらいならと、手術に賭けるのもアリ。手術したからこそ、今、元気に生き永がらえている方を知っています。手術したことで、大きなリスクを背負いながらも、何とか生き永らえている方も知っています。そして、手術はしたけれど、大した延命にならず亡くなった方も知っています。内科的治療だけで、何とか騙し騙し何年かやってきたけれど、いよいよ厳しくなった時、何故か望むのは手術という患者さんがあまりにも多い。こういう患者さんに出会うと、何故、もっと早くに・・・と何時も思う。この後悔は、あまりにも切ない。ところで。。。あのドラマの話を米村先生にしてみました。米倉涼子さん演じる、ドクターX が腹膜切除と、温熱療法をした話です。先生、ご覧になっていなかったので、内容をお話すると、 へぇ~そりゃ凄いなと言うておられました。そりゃそうですよねぇ、腹膜切除やCHPPがドラマに使われるなんてねぇ。何年もの間、 「温熱療法? んなもの効くか」 「腹膜切除? んなことしても意味ない」とお偉い先生方に、鼻で笑われていた手法ですからねぇ。さぞや、陽の目を浴びて感激するかと思いきや・・・米村先生の感想って、何だと思います? よねむら と よねくら って似ているのかな(えっ感想はそっち)何時ものことながら、ちょっとズレてる・・・・
2013年10月27日
コメント(3)
昨晩はテレビ朝日の 「ドクターX」に釘付けになってしまいました。ご覧になった方も多いと思いますが、夕べの米倉涼子さんが演じる、ドクターX・大門医師が行った手術は米村先生の手法そのものでしたねぇ上行結腸癌の再発で、腹膜播種の患者の手術を施行する内容です。以下は、ドラマの内容ですよ。有名大学病院の教授による執刀で、上行結腸癌の手術を受けるも(礼金500万を渡す)早々に、腹膜播種で再発。PET CT で腹膜播種が確認された時点で、内科からは手術は不能だから、FOLFOX の提示が出ます。(この場合、内科からの提案であれば、アバスチンも加えるべきでは? とテレビを見ながら、突っ込みを入れる私)でも、この患者は大金持ちでこの病院にも、主治医にも多額の寄付をする人物。外科の教授は手放したくない、でも、手術は難しい・・・そこで後に引けず、手術を強行する。開腹してみると、横隔膜、腸間膜、広範囲の腹膜に癌が存在しています。さすがの外科教授も再発した原発だけ切除して、閉じようとします。そこで、ドクターXの登場。完全切除を試みようとしますが、見学に来ていた内科の女性教授から手術の成功率は5パーセント、術中死亡の可能性もあるから、 止めなさいと怒鳴られる。それでも、止めないドクターX。横隔膜、腸間膜、腹膜切除を施行、そして、その後にCHPP施行。CHPPとは、術中温熱療法です。42度に抗癌剤を温め、これを腹腔内に循環させる手法です。癌は熱に弱いという特性があります。腹膜播種は、完全切除できたと見えても、他にも散らばっている可能性が否定できません。ですから、取り残したかもしれない癌を叩くため、温熱療法を施行するのです。ですがこの場合、癌の浸潤している深さによっては、効果が出ないケースもあります。ドラマの中の、横隔膜、腸間膜、腹膜全摘・・・って、米村先生は通常施行する施術内容なので、特に、難易度が高い手術・・・という感覚がなかったけど、このドラマでは、相当難易度の高い手術なのだと言うてましたねぇ。。。(へ~ぇ、そうなんだぁ、凄いじゃん、米村先生)と、普通に感心していまいました。米村先生というお人は、褒めると絶対、 いやいやいや、大したことないです、でへへへへと照れるんですよねぇ。医療関係者からは、それこそ色んな批判がバンバン届くもんだから、褒められ慣れていないと言いましょうかねぇ。。。このドラマのように、「無謀な手術」 という位置づけですからねぇ、米村先生の手術は。それでも、命を繋ぐ患者さんは、ちゃんといるのです。ドラマのようにね。
2013年10月25日
コメント(2)
メールのお返事をお待たせしてしまった方々、大変申し訳ありませんでしたm(_ _)m昨日、一昨日とダーーーーーーーーーーーーーーーーーーッと気合を入れて、返事させて頂きました。でもまだ、お返事できていな方々がおられます。今日もまたダーーーーーーーーーーーーッと気合いれますんで今日は、久しぶりにあの原発不明癌の患者さんの近況です。(※6月5日の日記参照 過去には、「原発不明・再発するも元気」でシリーズ化)この患者さん、実は、前回近況をここでお伝えしてから1ヶ月後、また、肝臓に癌が見つかってしまいました。PET CT で確認されたのです。この少し前なんですが、不思議なことがあったのです。何時も行く美容院の美容師さんに、「頭皮から嫌なもの(臭い)が出ていますよ」、「どこかお悪いんですか?」と言われたのだそうな。それから間も無く、再発が判明。確かに・・・うちの博士なんかも風邪を引いたり、体調を崩すと、必ず頭皮から嫌な臭いを出します。私もそうかも?ですが、自分じゃわかりませんからねぇ。頭皮って、非科学的な言い回しですけども、なんだか毒素を出しているみたい。話は戻って、この患者さん、8月からDCS療法が開始されています。このDCS療法というのは D=ドセタキセル(タキソテール) C=シスプラチン(CDDP) S=TS-1(S-1)の3剤併用療法で胃癌患者さんに対して、米村先生がよく使う手法です。患者さんは癌判明時、既に70代後半。腹水4Lから始まった癌との付き合いです。今や、80歳となられ、失礼な表現かもしれませんけども、高齢。こんな高齢の患者さんに3剤併用療法は、さすがにキツイのでは?と心配していたのですが。。。タキサン系の薬剤ですからね、頭髪は抜け落ちてしまいます。さすがに副作用で、だる~いという時間はあるようですけども、吐き気止めイメンドが効果が良くて、吐き気は軽いようです。高かった腫瘍マーカー CA125 も8128に下がり、画像でも、肝臓の癌は縮小してました。DCS療法が、良く効いているようです。ただ80歳という年齢を考えて、休薬期間を延ばしていますけどね。で、2度目の再発となった、この患者さんですがぁ・・・80歳という年齢でありながら、好奇心旺盛でね。最近、デジカメを購入されたり、スマホを購入しようとしたり・・・・だそうです。デジカメこそは、買って楽しんでおられるようですが、さすがにスマホの方は、娘さん、必死こいて止めさせたようです。そもそも、誰にも相談なしにケータイショップに出向き、 スマホにしたいと申し出たのだそうな。でも、説明の最中にちんぷんかんぷんになって、 娘に電話してくださいってなって、娘さん、仕事中に突然、ケータイショップの店員さんから電話がきたそうな。慌てた娘さん、必死に「絶対無理ですから、この話はなかったことに・・・」と電話で平謝りしたそうな。いやぁ。。。。癌になって、それもスタート地点で末期癌だったというのに、あれから4年が経って、2度目の再発となって、強い抗癌剤治療を受けている80歳のお婆ちゃんなのに、凄いバイタリティですもしかしたら、もう1回、手術できるかもの患者さんです。娘さんからは、ちょっとした余談も届きました。本当に偶然、「こんなに酷くなってしまっては、余命数ヶ月、治療より看取りを考えなさい」と諭した、あの時の高名な医師をバッタリ見かけたのだそうな。そう4年前にこの患者さん、この医師からハッキリこう言われたのです。既に治療の段階じゃありません、看取りを考える段階ですってね。こう言われたら、誰でも泣きますわな。患者さん、この時、涙ボロボロ・・・娘さんと息子さんも悔し涙を流し、唇をグッと噛んだものでした。だから、「今の母の姿を見せたい」って思ったみたい。だってねぇ、4年経った今、2度再発しても、お元気そのものなんですからね。正に、米村先生が救った命です。
2013年10月24日
コメント(0)
昨日、今日と立て続けに、「ご無沙汰しまくり」 の方からの近況が届きました病気発覚当時は、それこそ、もう頻繁にメールが届いたものですが、このお2人の共通言葉は 「便りがないのが、無事で元気な証拠」だと思って下さいですって。まぁ、この言葉の前には 「ひろりんさん、お忙しそうだから、メールするのも悪くって」と言うお心遣いがありましたけどね。そうなんです、私、なんでかヒマなし状態が続いております。近況連絡があったのは60代の胃癌男性と、40代の偽粘液種の女性です。胃癌患者さんの方は、常に連絡をくれるのは娘さんです。2010年2月に胃全摘の手術を受けたのですが、この時、腹膜播種がハッキリ確認できました。その後、米村先生の元で腹腔内化学療法を受け、同年6月に腹膜切除術を受けました。この時、あったはずの腹膜の癌が綺麗に消えているという快挙でした。ただ、1年くらい前から、腫瘍マーカーが上がり始めましてね。その推移を見守るうちに、1年が経過。まだ、高いままなのですが、今も推移を見守っちゃっております。当のご本人は何しているかと言いますと・・・2ヶ月に1度は旅行に行き、趣味のゴルフに行き、趣味の日本刀をたしなみ、焼肉をたらふく食べ・・・だそうな。美味しいものだから、つい食べすぎちゃうようです。ご自分に胆嚢がないこと、忘れちゃうみたいですよ。だから、うぇ~ってなって、ってこともあるようですが娘さんが言うには、やたらと予定満載で今では気軽に孫のお迎えも頼めないのだとか。予め、約束しておかないとダメなのだと、娘さん、半ば呆れてましたね。もう1人、近況連絡があったのが、40代の偽粘液腫のゆかりさん。久方ぶりに電話がありましてね。 「何ごと」って、先ずは心配しましたが・・・ ひろりんさ~ん、地元の医師からしばらくやってないから 大腸内視鏡の検査やろうかって言われまして・・・ 一応、予約は入れたんですけどぉ・・・ あの検査、嫌なんですよぉ 来年1月に米村先生の外来で、MRIが予定されているんです だから、大腸内視鏡、やらなくても良いかな?って思って、 ひろりんさんに聞いてみようと思って あははは・・・久しぶりに電話してきたから、何事かと思えば・・・驚くやんか何でも、術後の抗癌剤治療のTS-1 が来年1月で丸3年になるのだとか。これで、抗癌剤治療が卒業になるのだとか。お仕事もフルタイムでしていて、体調は何ら問題なく元気なのだとか。それでも、大腸内視鏡検査は気が進まないのだとか。「外から見るのと中から見るのじゃ違うから、やっておけば」と言うておきました。 そうですよねぇ 私の場合は、偽粘液腫よりも普通に癌の方に近いから やっておいた方が良いですよねぇ(ちゃんとわかってるやんか)な~んだ、嫌で嫌で仕方ないけど、やった方が良いって思いつつ気乗りしなくて、誰かに背中を押して欲しかったんだな。ハイ、ちゃんと受けていらっしゃいな3年もお付き合いしていると、患者さんご本人ともこんな感じでございます。術後3年組、お元気そのものでございます
2013年10月21日
コメント(0)
夕べから朝方にかけて、台風26号の影響でここも凄い強風でした。家が揺れるんですよ。地震って思うくらい。市内では停電もあったようですが、うちはナシ。でも、古い家なものだから、雨漏りが酷かったです折れている木の枝があったし、曲がっている看板があったし、崩れているフェンスもあったし・・・台風の爪痕ってヤツが、市内のあちらこちらで見えました。ところで、今日は9月15日以来の 「でぇくさん」 の近況です。虫垂癌(30代・男性)の患者さんで、腹膜播種による再発が判明したのが昨年の2月。腫瘍マーカーのCA19-9 が800台まで上昇してしまった患者さんです。昨年11月に米村先生の手術を受け、今に至ります。ご職業は、でぇくさん。そう、このHNまんまです。もちろん、術後は抗癌剤治療を受けています。今もね。抗癌剤治療をうけつつ、でぇくさんもこなし、家族サービスもばっちりやっちゃっています。治療内容はゼロックスです。ただ、このゼローダの副作用は相当きつかったようですねぇ。。。おまけに、この夏は異常なまでの酷暑。お仕事は、体力勝負ってトコありますからね。ここで、治療内容の変更となりました。副作用の辛さから、本人の希望もあってのことです。でも、きっかけは、副作用の辛さだけにあらずですが。実は、腫瘍マーカーのCEAが上昇してきたのです。術後は、CEA もCA19-9も、CA125 も基準値内でした。それが、あの800まで上昇したCA19-9は基準値内のまま。CA125も問題なし。なのに、今度は CA19-9 が800だった時でさえ基準値内だったCEA だけが上昇したのです。現在11という数値が出ています。で・す・が・・・私的には、この腫瘍マーカーのCEAはイマイチ不可解です。そもそも、スキルス胃癌の患者さんで、術後10年を越えた患者さんがいるんですが、この患者さん、術後の抗癌剤治療の最中にCEAが20前後まで上昇したことがあるんです。米村先生が 経過観察やねって言って、経過みているうちに下がってきましてね。抗癌剤治療卒業して7年経つ今、普通にサラリーマンやってます。他にも、奥さんをスキルス胃癌で亡くした男性が、自分の体も気になり、敢えて腫瘍マーカーをオーダーした方が2人いるんですが、これがナント2人とも、このCEAだけが基準値越え。やはり経過観察ってなりましたが、何年も越えっぱなしです。この中のお1人なんざ、 高値安定ですって笑ってますし・・・この方、お仕事柄、定期的に長期海外滞在するスーパーサラリーマン。ですからイマイチ、良くわからないんですよねぇ。。。CEAは。でぇくさんの今度のメニューは、イリノテカンとTS-1です。抗癌剤治療は地元の病院で受けておられます。ここの地元の医師、実に良心的でな方です。米村先生とは何の繋がりもないのですが、米村先生の今回の見解も、すんなり受け入れてくれました。でぇくさんは地元の医師にも、恵まれています。そうそう、この近況報告メールには、私のリクエストに答えて下さって写真も添付されていました。今回の写真はですね。オークションで格安で落としたという、排気量の大きなバイクにまたがりご子息と(やんちゃ坊主じゃないですよお姫さまを前に乗せてポーズを取ったものでした。でぇくさんのご趣味が、バイクとアウトドアなんですって。20代の頃は、バイクにキャンプ道具乗せて、走り回っていたそうな。実に逞しく見える でぇくさんが写ってました元気に術後2年目に突入です
2013年10月16日
コメント(3)
今日は、ひろりんのドタバタ日記ってとこです。先週の頭だったかなぁ、いつものように米村先生のセカンドオピニオン(以下、略してセカンド)の依頼をメールで送りました。メールで送った後、必ず、電話で確認を取ります。 先生、メール送ってあるんですけどぉ そう まだ見とらんです、もういっそがしくて・・・ 学会に行っとたもんだからぁ じゃ、見ておいて下さいね、セカンドの依頼ですからって会話の数日後の朝、米村先生から電話 あれからもいっそがしてくてPC見れんでねぇ 今朝、見たんやけどメール来とらんかった えーーっ、ちゃんと送信しましたよ また先生のPC、データ一杯なんじゃないですか ん~、かもしれんねぇ じゃ、もう1回送りますんで、データ整理しておいて下さいよ以前も同じことがありましてねぇ、あの時は、2人してケータイ片手にああじゃない、こうじゃないと双方がPC操作してねぇ。。。メール送信が完成するまで20分以上かかりました。今思えば、何もずっと電話している必要なかったんですよねぇ。うちの博士がよく言います。家が近ければ、「私が先生のPCの管理とメンテをするのに」 と。で再送を済ませ、やっと1仕事完了かと思いきや、また数日後、 やっぱり来てませんよと米村先生。はぁもうメールより郵便の方が早いやんか。でも、今となっては希望日程まで時間がない。しゃ~ないんで、FAXという手段に変更。ところが、FAXなんてしばらく使ってないものだから、どうやるんだっけから始まり、ここでも奮闘。どうにも送信できず、原因を探ってみたら、ナント我が家のFAX壊れてましたやっぱ~い、どうしよ~個人情報入っているから、コンビニ(今もFAXなんてやってるんだろか)って訳にもいかない。考えた末、FAXをよく活用している隣町の従兄宅に車を走らせる。30分くらいかな。いきなり行って、FAX貸してとドタドタと家の中に入り、勝手知ったるナントカで、我が家のように振舞う私。ふぅ~、なんとか今度こそ完了夕方、米村先生から FAX届きましたよ~ ちゃんとやっておきますよ~ 大丈夫ですよ~と人の奮闘も知らず、お気楽電話。はぁ~、疲れた。。。で、このまた翌朝、 来てましたよと米村先生から電話。 はぁ昨夜もそう仰ったじゃないですか FAXも来たけどぉ、メールも来とった 2通、ちゃんと来てました でも、日付の遅い方が先に来て、ひろりんのメールは後に来たんです なんでやろ(アタシが聞きたい。。。)なんか、どっと疲れた。。。そんなこんなの最中にも、色んな方からメール着。 「手術連絡がまだでして・・・」 「こんな説明を受けたのですが・・・・」 「先日の外来報告です」等々・・・ひろりん、常に奮闘中でございます
2013年10月12日
コメント(1)
![]()
10月8日は、東京ドームに行って参りました。ペナントレースの最終試合です。試合後はセレモニーがあるので、この日ばかりは単なる消化試合ではないのです。9割強はジャイアンツファンで、レフト外野にヤクルトファンという感じ。当日は、オレンジと黒のTシャツが全員に配布されました。これは 「V2」 を表してます。こちらは、読売ジャイアンツの 「YG」試合終了後には、今期で引退を表明しているヤクルトスワローズの宮本選手を、両ナインで胴上げ。ジャイアンツファンからも、「ミヤモト」 の大声援でした。イイトコあるでしょ、ジャイアンツナインと、ジャイアンツファンところで、本題です。つい先日、米村先生の腹膜切除の手術を受けた患者さん、ご本人からメールが。手術を受けたのは、昨年の3月です。スキルス胃癌・腹膜播種が判明したのは、2011年11月ですから約2年前。腹膜播種とわかり、某病院で腹腔内化学療法の治験に参加が決まっていました。これはあくまでも延命の為の治験です。基本的には、ガイドラインの治療と、この新たな手法では、どちらが延命するかを比較検討する為のもの。治療成績が良くても、手術を取り入れてしまうと比較検討試験にはなりません。ですから、あくまでも基本的には手術という選択肢は最初から存在しません。仮に、手術という選択肢が提示されるようになったとしても、それは胃癌の定型手術に収まることが殆どです。腹膜切除は施行しないのがセオリーです。そこで、この患者さんは腹膜切除を求め、米村先生の元へ来られました。40代の女性患者さんです。定型手術と比べると、拡大手術と言える米村先生の手術は、やはり、どうしても体力の低下、患者さんの状態によっては人工肛門等のQOLの低下の可能性が低くはありません。この患者さんの場合、QOLの低下は免れることができました。ですが体力の低下、回復の遅延はありましたねぇ。。。1年前だったか、心配のあまり、ご主人から電話を頂いたことがあります。あれから1年以上の時間が経過して、どうされているのか近況はわからないままでしたが、ナントご本人から突然のメールだったのです。私に相談された方は、患者さんのご姉妹でしたから、私のいい加減な記憶に間違いがなければ、ご本人からの連絡は初めての筈です。術後の抗癌剤治療は続いているものの、行動範囲も広がっているご様子。お子さんの学校行事に参加したり、家事をこなしたり、泊まりの旅行に出かけたり。あらま、すっかりお元気になっているやないのご主人から連絡があった頃は、それこそ食べれない、動けない・・・みたいなイメージでしたが。ゆっくり回復、これ、基本かな。お元気そうで、本当に嬉しいです
2013年10月10日
コメント(0)
10年以上、このような活動をしていますと、癌にまつわる不可解な話をよく耳にします。癌患者さんやそのご家族の 「弱味につけこんで」 的な商売は本当に沢山あるものです。皆さん、気をつけましょう。中には、明らかに悪質な商売も存在しています。私が知る中で、悪質度が高いケースは2つありました。1つはネット上にHPを作成して、 「末期癌でも治る」という魔法の言葉で、癌患者というより 「客」 を集めるものでした。胡散臭いと思っても、この魔法の言葉を無視できないのが人情で、実際に連絡を取った方がいました。翌日、早々に病室にこの商売人が現われました。何ともみすぼらしい姿の男性だったそうです。見かけで判断してはいけませんが、まず、その身なりでこの患者さんの家族は 「おかしい」 と思ったようです。病室でこの商品がどれだけ癌に効果があるかを、延々と語り・・・それでも、提示された金額があまりにも高額だったこと、そして何より、現われた人が、あまりにも胡散臭かったことから、その場で断ると 「これを飲まなければ、死にますよ」とまで言い放ったそうで・・・・また、もう1つの悪質度の高いと思われる例は、いわゆる口コミというヤツでした。厄介なことに、紹介者は、患者さんのご主人の上司だったんです。この商売人の手法というか手口はなかなか巧妙で、患者さんの状態を直接見ないと、この商品が効くかどうかわからないと言います。それで、病室にやって来ました。そう、効かない物は売れないからと、最初だけは何だか良心的な口調です。実際に、患者さんを見て 「この状態なら、これを飲めば治ります」 と断言して購入を薦めました。見ただけでわかるなんて、なんて凄い人なんでしょう。紹介してくれた上司の手前もあり、また、何より 「治る」 の言葉がたまらなく魅力で1ヶ月分20万円の、この健康食品を購入したのでした。でもね、よ~く考えてみてください。この患者さん、スキルス胃癌な訳ですよ。病床にいる胃癌患者さんが、飲んだり食べたりができますか効くとか、効かないとかの前の問題で、食することができないのに、どうやって効果が出るのでしょう。食事がかなり困難になっているにも関わらず、これを飲めば治ると言う。治らなかったのは、飲めなかったからだと言い訳する。この2つのケースは、あまりにも悪質だと思いました。そして、最近こんなケースもあると知りました。悪質とまでは言いませんが、ちょっと解せません。癌患者さんのご家族が、藁にもすがる思いで、かの有名な健康食品を購入しました。 「癌に効く」 が謳い文句の、代表的な健康食品です。高いんですよね、これも。その健康食品の会社に薦められるまま、セカンドオピニオンに出向いたそうです。ですが、このセカンドオピニオンは、約15分。内容は病気の経過説明で終わり。費用は1万円也。セカンドオピニオン1万円というのは、まぁ、相場ですから高くはありません。15分という時間は短いですけどね。大抵は30分で2万円とか、3万円とか・・・過去には、あまりにも有名になりすぎて患者が殺到し、その数を減らす目的で、セカンドオピニオン料を5万円に設定した医師もいました。最近は、あまりお名前をお聞きしませんが、超有名な腫瘍外科医です。この医師に関して言えば、5万円の価値はあると思いましたけどね。セカンドオピニオンというのは、自由診療ですから値段はそれこそ自由に設定できます。米村先生の場合は、やっすいですよ~。私が聞く分は、タダだし・・・話は戻って、この15分1万円のセカンドオピニオンは、ご本人が希望した訳ではなく、単に、健康食品会社に薦められたもの。このセカンドオピニオンの感想は、「お金をどぶに捨てた」 という何とも、寂しいものでした。やはり、他の医師の見解を聞くにしても、ご自身で捜し求めた医師や病院でなければ、意味もなさそうです。
2013年10月07日
コメント(1)
このところ、更新を怠りましてすみません。改めて、ご報告しておきます。私と2年以上のお付き合いのある方々にお伝えしている、ケータイアドレス @pdx.ne.jp に変更はありません。ですが、2年くらい前からメール専用ケータイを持つようになりました。何せ、ケータイに届くメールも少なくないもので。苦肉の策でございます。メール専用に使用していた機種を9月29日に変更したのですが、アドレスを継続できず、こちの @willcom.com のアドレスは消失しています。9月29日以降に、 @willcom.com に送信されましても、届いておりませんので、ご注意くださいませ。尚、新しいアドレスは現在、更に契約ケータイを増やす事も含め、検討中です。3台持ちは、さすがに面倒かなぁ。。。う~ん。ところで。。。今日は残念なお話なので、スルーをご選択の方はまた次回に。先月の上旬に、コメント欄に 「妻がスキルス胃癌で、ご高名の米村先生のご見解をお伺いしたく・・・」という書き込みがありました。その後は、直接のメールのやりとりとなりました。60代の奥さまが、今年の夏はやけに食欲が落ち、痩せてしまったそうです。当初は、この暑さでしたから、夏バテ程度の感覚だったようですが、あまりにも痩せ方が酷く、食べられなくなったので病院に行くと、早々にスキルス胃癌の診断がおりました。8月の下旬に開腹手術を施行するも、浸潤転移が酷く、食道と腸を繋ぐバイパス手術で終わりました。早々に抗癌剤治療の開始となりました。TS-1+シスプラチン+ハーセプチンです。このハーセプチンに限っては、採取した癌細胞を検査し、HERT2 という特異のタンパク質が多く含まれている場合のみ対象患者さんとなります。当初、それこそ来週の10月10日のセカンドオピニオンをご希望されていましたが、奥さまの病状が思わしくなく、 「誠に勝手ながら、日程を早めて頂けませんでしょうか」と連絡がきて、早急に手配をし9月26日に早めました。僅かの期間ながら、幾度か奥さまの日常の様子の詳細が届き、その都度、これまでの経験からの推測に基づいて、アドバイスを差し上げました。退院したものの、1日中横になっていて、殆ど、食事も撮れていないご様子です。お腹の張りや、食欲不振、吐き気、下痢等の症状もあり、これは抗癌剤の副作用かならば、病院へ行かねばと病院に出向くも、「様子を見ましょう」 で終わりです。尚且つ、寝たきりだと動けなくなるから、もっと動くようにと指導を受けて帰って来られました。確かに、抗癌剤の副作用でも全てが当てはまります。食事が摂れないと言っても、年齢や、日常生活を考慮すれば、そんなにカロリーは必要とはしません。とは言え、やはり少なすぎるように感じました。下痢から、脱水症状も懸念されます。抗癌剤の影響で、貧血もあると思われます。ですので水分は、電解質飲料を。食事は、プリンやアイスクリーム等、少量でもカロリーが摂れ、食欲不振でも食べやすいものを、この際、栄養素など無視しても良いから食べるようにお薦めしました。また、寝てばかりの様子に対しては、 「主治医は、動けなくなるからと、運動を薦めます このような状態でも、甘やかさずに自分で動くようにさせた方が 良いのでしょうか」と聞かれましたので、これに対しては私は反対しました。健康体であっても、この摂取カロリー及び、脱水症状、貧血では動けません。また、無理して動いた際に倒れて怪我をする方が心配です。実際に私の父は、貧血で倒れて脳挫傷を負いましたし、他にも、1人でトイレに行く際に倒れ、心配停止状態になった方もいます。貧血や、脱水症状を甘くみるなかれです。ご主人は、寝たきり、要介護になることをとても憂いておられましたが、せめて、もう少し食事が摂れるようになるまで、手を貸して差し上げてくださいと伝えました。きっと、ご主人は迷われたと思います。主治医は動けと言う、でも、私は手を貸せと言うのですから・・・・そして、つい先日のこと。早めたセカンドオピニオンのキャンセルの連絡が届きました。 「妻が、他界しました」と。。。。開腹当時、長くて半年と言われましたが、実際は1ヶ月で亡くなってしまったのです。病状が悪化して、急遽病院に連れて行き、そのまま入院。そして、帰らぬ人となってしまったのです。単なる夏バテと思っていたのに、それが癌で、開腹しても、どうにも切除不能で、急いで抗癌剤治療を始めたと言うのに、あまりにも早すぎる闘病でした。このようなあまりにも早すぎるスキルス胃癌は、実は滅多にいません。800例くらい知る私でも、数えるほどです。誠に残念でなりません。
2013年10月03日
コメント(0)
全9件 (9件中 1-9件目)
1