全10件 (10件中 1-10件目)
1
ちょっと題目を変えました。昨日は、米村先生の大阪・岸和田徳州会病院の外来日でした。受診された患者さんや、ご家族から続々とご報告メールが届いてます。明るい内容が殆どでした。中には、病院を出たのが夜9時を過ぎてしまった方もおられ、皆々様方、大変お疲れ様です。お疲れながらも、米村先生を含め、病院スタッフへの、お気遣いのお言葉もありましたし、未来が見えてきたとお喜びの方もおられましたし、たとえ結果が出なくても・・・と決意を固めた方もおられました。言葉の一つ一つに、こちらが暖かい気持ちになりました。それにしても、だから夕べは、米村先生に電話を入ても繋がらない訳ですねぇ。今朝早々に、開口一番 すんましぇ~んと電話がかかってきましたよ米村先生も大変、お疲れ様です。ところで本題です。患者さんのご主人は、何度かコメントを頂いたことがあるタミ夫さんです。患者さんは奥さんで40代、奥さんですから、もちろん女性。胃癌が判明したのは2010年3月。開腹するも、腹膜播種だった為、そのまま閉腹しました。昨夜のドクターXでもやってましたけど、インオペってやつです。当初の病院は有名な大学病院で、主治医はこれまた有名な医師。この世界では、知らない人はいない医師です。権威という表現で言えば、ピカイチの医師かも。腹膜播種が判明した時点で、余命宣告。その時間たるや半年~1年でした。これはよくあるパターンで、余命宣告の中では良い方かも。普通は 「最悪は余命数ヶ月」 って言葉もつきますから。言っておきますが、この時言われる余命ほど、アテにならないものはないですけどね。これは私の経験からです。ただ、突然胃癌と言われ、手術したけど腹膜播種なんて聞いたこともない言葉を言われ、オマケに余命宣告なんてされたら、誰だって、になります。特に患者さんは40代の女性。まだまだ、あと30年や40年は生きるものと、普通に思ってますからね。それから必死に病院探し、医師探し、腹膜播種の勉強が開始されました。腹膜播種となると、「米村豊」 の名前が出てきたわけです。たまたま近くに米村先生が居たのが幸いし、同年2010年6月に、米村先生の元へ。ここで、前向きに頑張ろうとなったのです。先日も、あるスキルス胃癌の30代の患者さんが言っていましたが、地元の大学病院から、新しい抗癌剤の治験参加の提案がなされたそうです。治験に参加してくれれば、医療費は免除になりますよって。でも、この患者さんにが欲しかったのは、「医療費免除」 の言葉よりも、「前向きに治療しましょう」 だったんです。この言葉があれば、治験に参加も考えたかもしれませんが、主治医からは、こんな前向きな言葉は出てこなかった。だから、断ったのだと言ってました。少なくても、米村先生は治そうと治療に当たりますからね。時に必要なのは、新たな治療や先進医療ではなく、こういった医師の姿勢です。こんな米村先生の姿勢に感銘されたこともあり、タミ夫さんの奥さんも、米村先生の元で治療を受けることにしたようです。そして、全身化学療法のTS-1と、腹腔内化学療法(タキソテール+シスプラチン)の併用療法を受け、同年2010年8月に手術施行となりました。私に、夫のタミ夫さんからメールが届いたのは、手術の後でした。どうやら、米村先生がこのブログを売り込んだらしいです。米村先生からの口コミで、このブログを知り、ひろりんを知り、メールが送られてきたというパターン。(たまに、こういうパターンはあります)術後は1週間、ICUにいましたけど、2週間で退院に至りました。つづく
2013年11月29日
コメント(0)
今朝、実にご無沙汰している方からお電話がありました。ヤマダさんなのですが、正直、どのヤマダさんで、申し訳ないほどに、わからず。。。何せ、夕方には別のヤマダさんからも電話がありましたもので。。。今日は、何故かヤマダさん日和です今朝のヤマダさんは、少しお話して直ぐに、どのヤマダさんなのか思い出しましたけどね。2年前に、ご遺族となられたヤマダさんでした。ご主人がスキルス胃癌で闘病されていた頃は、よくメール交流していた方です。懐かしいヤマダさんです。ご遺族となられてからも、ご自分の周りに癌患者さん、それも腹膜播種の方が現われると、思い出すのは米村先生のようです。お知り合いから、「腹膜播種」 のご相談を受けたそうで、即、米村先生をご紹介したのだとか。ですが、「米村先生と連絡が取れません」と言うことで、私に電話があった次第です。このところの米村先生は、本当に殺人的スケジュールです。診察室にいるか、手術室にいるか、移動中の車中にいるか、論文書きに没頭しているか・・・・兎に角、私でも連絡が取れないことが珍しくない状況です。少しの合間を見計らって、電話をかけなおして下さるので、私でも、何とか連絡が取れている感じです。お懐かしいヤマダさんとお話できて、と言うより、私を思いだしてくれた事は嬉しかったですところで、以前からお約束していたので、あるスキルス胃癌患者さんの経過を書こうかと思います。40代の女性患者さんですが、今は残念ながら闘病を終えています。ご主人から、皆さんに希望をもって頂きたく、書いて下さいと頼まれました。今現在、お元気なら兎も角、そうではないのに希望と思われる方もおられるかもしれません。不安を感じる方は、このテーマはスルーしてください。闘病中に、私としては書きたかった患者さんなのですが、ご主人から届くメールは、いつも会社から。ご本人には、内緒内緒でメールを送って来られていたので、書くことを控えていました。このブログも、ひろりんも高く評価して下さっていましたが、辛い内容も少なくないことから、 妻に見せる勇気がありませんと言われましてね。そのお気持ちを汲んでおりました。ですが、闘病を終えた今、あっという間に闘病を終えてしまう患者さんが、現実には少なくないこの病気で、奥さんが得た時間は正しく奇跡。そして、疑いのない幸せだったのです。その間、多くの温情に触れました。不幸の中にも、真の幸せはあるものです。。。この本題は、今後、ぼちぼち書いていきます。
2013年11月27日
コメント(0)
このところ、新規の方との交流が頻繁でして。。。米村先生に、次から次へと予約をお願いしている状況です。殆どの場合において、連絡を取り合っているのはご家族と・・・なのですが、このご家族の方々とは、実際は会った訳じゃないですが、実質の初対面のような方々に、ひろりん、何故かウケが良いご家族が大変な状況の中、非常識な表現で誠に申し訳ないのですが、「愉快な仲間達」 が次々と出来ております娘さんの七五三の写真を送って下さる方がいたり、このブログを、「癌初心者の私にとって、バイブルです」と言うて下さる方がいたり、暖かさに触れ、感謝感激ですと言うて下さる方がいたり・・・仲間は増え続けています。ところで、治療成績の向上に伴い、患者友が増えていると先日書きました。その中のお一人、あのカズコさんと夕べ、電話でお話しする機会がありました。カズコさんというのは、虫垂癌の40代の女性患者さんです。2009年1月に腹膜炎を起こして、緊急手術。この時、虫垂癌が見つかりました。その後、PET CT で腹膜播種も判明。腹膜播種と知り、ご主人は慌てて勉強を開始。米村先生の存在を知り、米村先生の元へ。早々に手術の予定が立ったものの、突然、腸閉塞を起こしてしまいました。イレウス管を入れたりして、大変だったんです。その後、腸閉塞が落ち着いてから、米村先生の手術を受けたのが2009年4月です。そう、腹膜切除術と、術中温熱療法を受けました。術後は感染症が起こり、発熱したりして順調な回復とはいかず、入院は1ヶ月半。退院後、尿管に穿孔が見つかると言う、更なるアクシデント。何やかんやで、この穿孔を塞ぐ手術は、翌年の4月。丁度、手術してから1年後でした。実際に開いて見て再発なし、癌はなし。とまぁ、こんな具合でしたから、何もかもが、すんなりコトが運んだわけじゃないです。カズコさんのお気持ちなんて、常にでしたもん。最初のは、腹膜播種って知らないから、なんでそんな大阪くんだりまで、行かないと行けないのよでした。次のは、自己導尿になってしまったことでした。この体の不都合は、アナタにはわからないわよってご主人に当たってました。手術で、膀胱回りの神経を止む無く、切ってしまったので自然排尿が困難となってしまったのです。あとは、何だったかなぁ。。。とにかく、は、幾つもありましたっけ。体も心も山も谷もあったってことです。それでも時は流れ、ご自分が置かれていた状況の真実を知り、今の健康は奇跡的であることを知り・・・ある時、ご主人につぶやいたのです。 ありがとうって。それまで、文句ばかり言われてきたご主人は、大感激したみたいですよご主人から、 初めて妻から、ありがとうって言われましたってメールが届いた時は、「ええ話やなぁ。。。」って涙しちゃいましたもん。そんなカズコさんと、夕べ電話でお話したのです。最初の頃の大変さと、ご主人がドタバタして、泣きそうになりながら私に電話がきたこととか・・・もう、ホントに笑い話です。「ご主人が本当に心配してらしてねぇ・・・」と言うと、 もう、今じゃ家族の誰も私の心配なんかしてくれません 主人だって、普通に悪態つきますもん あっあっはは・・・ 何食べても美味しいものだから、太っちゃって つい食べちゃうんですよねぇ あっあはっはは・・・ 受診は1年に1度になってしまったんで、 米村先生に全然会ってないんですが、先生、お元気ですかと言われるので、前にも増してお忙しくされている話をして、それから、ここでは書きませんけども、私、この際ですから米村先生の悪口を一杯話しましてぇ・・・2人してあっあっはは、あっははは・・・でした
2013年11月21日
コメント(0)
相変わらず、お待たせメールが多くなっておりまして、まっことすみません。これは、治療成績が向上してきた証拠でして、長らくお付き合いが続いている方が、どんどん増えているからとも言えます。お元気な近況報告を頂くことも多くなりました。その反面、切ない訃報も届きますが・・・切ない訃報の中には、「もっと早くにご相談していれば・・・」という文面も少なからずあります。「たら」「れば」はあくまでも結果論ですけども、やはり、切なくなります。長くお付き合いしている患者友さんの中に、「元気な弥生娘3人組」がいるという話を過去に書きました。スキルス胃癌の方あり、スキルスではない胃癌の方あり、虫垂癌の方ありです。その中の、胃癌の弥生さんから久しぶりにメールが来ました。この患者さん、過去のブログにも書いていますが、スキルスではない初期の胃癌患者さんです。初期だろうと、何だろうとそれは本人にとっては関係なく、ただ「癌」という言葉に打ちのめされ、頭はパニックとなり、私にメールが届きました。もう、5年以上前になりますかねぇ。術後の抗癌剤治療もなく、定期検査を受け完治の道へまっしぐら!!です。本当に普通にお元気で、海外旅行に行ったりしてねぇ。何も問題なしの弥生さんです。その弥生さんですが、先日、足を滑らせて階段から落ち、頭を強打したんだそうです。出血もないし、ちょっと「いたたたた・・・」レベルではあったけど、打ったのが頭なだけに心配となり、自ら病院へ行ったのだそうです。検査の結果、今回の強打による問題はなし。ちょっとした打撲程度と診断されました。 あ~、良かった良かったって胸をなでおろしたのですが、ナント、この検査でたまたま脳に腫瘍らしきものが見つかりました。それで、精密検査となり、その結果報告が届いたのですが、良性の腫瘍と検査結果が出ました。まぁ、放っておいても問題なさそうなモンらしいのです。場所的には、十分、取れる位置にあり、大きさもさほど大きくない。脳外科医にしても、「取る、それとも放っておく」レベルのようですが、やはり、脳外科医としては、「全然、急がないけど取った方が良いんじゃない」のニュアンスはあったらしい。それで半年の経過観察となったそうです。この患者さん、胃癌も 「たまたま見つかった」 人で、今回の件も、「たまたま見つかった」 んですよねぇ。胃癌の定期検査を受けていても、絶対に調べないのが脳です。ですから、胃癌の検査で病院に何度通っても、この脳腫瘍は見つからない。まぁ、ナント幸運の持ち主もいるものかと、私が驚きましたわ今回は、「どうしたら良いでしょう」 って聞かれたんですけど、脳腫瘍のことは、全くもってわからない。全くの別次元の世界。ただ、これまで卵巣癌の患者さんで、卵巣に良性の腫瘍があるけど、経過を見ましょう、様子を見ましょうと言われて、経過をみるうちに悪性化してしまい、腹膜播種にまで進行してしまったという卵巣癌の患者さんは、何人も知ってます。結果を言えば、最初に取ってしまえば良かったのに・・・ってなります。だからねぇ、良性の腫瘍って言っても絶対に悪性に化けないってことは言えない訳です。確率的にどんなに数字が小さくても、その小さい数字に入る人はいるんですから。そもそも、例え良性であっても、今後、もしも大きくなるようなことがあれば、どこかの神経に影響を及ぼしてしまう場所でしょう、脳って。だからねぇ、小さいうちに、変なモンに化けたりしないうちに取ってしまった方が安心じゃないですかねぇ・・・と返事しました。もちろん、私が脳腫瘍に対して全く持っての無知であることは、何度も言いましたけどね。階段から落ちたりしなければ、見つからなかった脳腫瘍です。神様が、わざと足を滑らせて、階段から落としたのかもしれませんよねぇ
2013年11月17日
コメント(0)
今日は久しぶりに、まいちゃん(現在・小3)の成長期シリーズを。本当にまいちゃんに教わることが、多いと感じる今日この頃です。大人って、何て自分勝手で愚かなのだろうと思うこともしばしばです。何かにつけ、誰かのせい、何かのせいにしたがりますからねぇ。私のブログの長年の愛読者は、まいちゃんのことは良くご存知ですよね。パパは2009年6月にスキルス胃癌で旅立ちました。パパ(30代前半)が2007年1月に癌になってから、小さな戦士となってパパを支え続けました。まだ2歳だったまいちゃんが4歳になるまで、まいちゃんなりに、パパの病気を理解し、パパが元気になるお手伝いをしてました。泣かないで保育園に行く、良い子にしてる、そうすれば神様が、きっとまいちゃんの願いを叶えてくれる。パパを元気にしてくれる。そう思っていたようです。時々、イライラしているママに、「パパには、もっと優しくしてあげんと」 と、たしなめたこともあります。パパやママ、お婆ちゃん達の会話に出てくる 「ひろりん」 という人物がいつの間にか、まいちゃんの頭の中にも入ってきて、したり顔で会話に参加することも。それでママ、「まい、ひろりんさんって誰だか知っているの?」と聞いてみる。ネットも出来ないし、顔も見たことないし、会った事も、話した事もない人物を、まいちゃんが知るわけがないです。そんなまいちゃんの口から出た言葉は「パパを元気にしてくれる人じゃろ」 でした。だけどパパは旅立ってしまった。ひろりんは、まいちゃんに 「パパを元気にできなくてごめんね」 と謝った。まいちゃん、「いいよ」 と一言。そう、まいちゃんは誰も怨んだり怒ったりすることなく、ただただ、自分の中で悲しみと寂しさを消化しようとしていました。パパがもの凄く頑張ったこと、目と心に焼き付いてましたからね。もの凄く頑張ったけど、ダメだった・・・という現実を素直に受け入れていたのです。誰のせいでもないってこと、わかってたみたいです。2009年にパパが、2010年にはお爺ちゃん(パパの実父)が交通事故で、そして、2012年にはお婆ちゃん(パパの実母)が膵臓癌で亡くなりました。まいちゃんは、生まれてからずっと一緒に暮らした家族を次々と亡くしてしまったのです。大人なら、やりきれない悲しみをお酒で紛らわしたり、愚痴やストレスを、歪曲させて発散させたりするところかもしれません。やたらと不満ばかり言う大人、文句ばかり言う大人って沢山いますよね。でも、そのどれも出来ないまいちゃんは、ただ悲しみや、寂しさを自分の中で消化するしかありません。ただじっと・・・・だから時々、心と体のバランスが崩れちゃうことがあるようです。一人で学校に行けなくなったり、給食を食べれなくなったり・・・普段は、活発な小学生なんですよ。作文がコンクールに出たり、今、はまっている卓球で3位に入賞したり、書いた絵もクラスの代表に選ばれたりね。心のバランスを心配したママ、犬を飼うことにしました。犬を飼いたがって仕方ないまいちゃんに、ダメって言ってましたが、ついに折れました。まいちゃんを心配した義理のお姉さんが、黒のプードルを買ってくれたんです。ママ、実は犬アレルギーなんです。犬の毛で反応しちゃうみたいで、花粉症と同じ症状が出てしまいます。でも、プ-ドルは他の犬と比べると、毛もあまり抜けず、色々と工夫することで、アレルギーが出ずに済むみたいです。ペットショップで売れずに、7ヶ月残っていたプードルだそうで、薬殺寸前だったとか。そのお陰で、躾も出来ているし、人に慣れているし飼い易いみたいですよ。今、まいちゃんは、このプードルの丸君に夢中です。まいちゃんが、丸君に抱きつく写真が送られてきました正しく、ドックセラピーですかね~動物は、癒しですからね。まいちゃんの心も体も、逞しく育って欲しい。それが、ママとまいちゃんを見守る大人たちの願いです。まいちゃんと、ひろりんは今もお友達です
2013年11月13日
コメント(4)
「突然の腸閉塞」 という症例は、過去にも多々ありました。緊急連絡が私に届くことも、しばしば。でも、それぞれ事情は違っていますので、腸閉塞になったらコレと答えは1つだけではありません。その都度、米村先生ならどうされるだろうを考えます。米村先生の1番の目的は、癌の完全切除です。完全切除の舞台に持っていく為には、それなりの下準備が必要です。そう、抗癌剤治療にて癌を縮小に持ち込み、切れる大きさにすること。ですから極力、安易な手術は推奨されません。術前の抗癌剤治療のメニューをこなすまでは、何とか誤魔化し、お茶を濁し、メニュー続行が基本です。安易に手術してしまうと、癒着が起こり、癒着箇所が剥げなくなるケースがあるからなのです。ですから、さっちゃんの場合も、しばらくイレウス管で凌いでみてはと、言われる可能性も十分考えられました。ですが、これまでの経過や自覚症状から、この場を一旦凌いでも、同じ症状は直ぐに起こるだろうと思われました。そうなれば、米村先生でも緊急に手術をせねばならないケースになります。となると、今、開腹しても、癌の完全切除は大変難しいと思われるので、緊急手術となった場合、米村先生がやることは、できるだけの癌の切除 + 人工肛門造設か、腸ろうを作る・・・・という内容に収まるでしょう。そして再度、抗癌剤治療を行い、その後、本来の完全切除を目的とした手術をされる筈です。本来の目的が遠のいてしまいます。な・ら・ば・・・・今、ここで腸閉塞を回避できる手術をして、食事が摂れるようになった方が、体力はつくし、気力も上を向けるし、賢明というものではないだろうか。こういう場合、大抵は、バイパス手術をするか、人工肛門を造るかで終わりですからね。米村先生の本来の意向に添う近道は、今、手術して食べられるようになることだろうと私は思ったんですねぇ。さっちゃん、かなり迷っていましたけど、ここで手術を決心しました。手術の前夜、メールを入れると、直ぐに返事がきました。昨年受けた胃癌の手術の時の記憶が、脳裏に浮かんでしまって、怖くて仕方ないこと、でも、まだ米村先生の治療が続けられると言う言葉で、元気がでたこと・・・・そんな内容でした。そして、 とにかく、今やらなきゃならないのは、寝ることってありました。そう、怖くて、怖くて、不安で仕方なくて眠れなかったんです。明日に備えて、眠らなきゃって思えば思うほど、眠れないものですからね、人間って。翌日の晩、ご主人から無事手術終了報告のメールが届きました。人工肛門は免れたこと、気になっていた腹部のしこりを切除したこと、腸の切除も行われたこと、腹腔ポートは残せたこと・・が書かれていました。腹腔内投与が劇的に効いていたのかポートの先、抗癌剤が直接投与された箇所には、癌がなかったとありました。これは凄いことです。さぁ、先ずは体を療養して、少しずつ元気になって、ご飯も食べられるようになって、また、治療を始めましょうね。しばらく下痢やら、おかしな便意に翻弄されても、それフツーですから。傷の治りが遅くても、それ、抗癌剤の影響と栄養不良のせいですから。焦らず、治してください。米村先生も、私も待ってますから
2013年11月11日
コメント(0)
![]()
ちょっと前まで、暑かったのが嘘のようにすっかり秋になりました。昨日は、河口湖までお出かけです。帰りは御殿場に寄って、イルミネーションを見て帰りました。帰り際、お付き合いの長い方から、何とも切ない電話がありましてねぇ。。。まぁ、この話はまたいずれ。ところで、先日の日記の続きです。患者さんは、30代の女性でさっちゃんです。腸閉塞で地元の病院に緊急入院となり、選択肢を迫られる事となりました。病院側は直ぐ手術しましょうと提案しますが、米村先生の腹膜切除術を受けるべく、治療が開始されたばかりです。 ここで予定外の手術などして良いのだろうかと迷ったのです。普通、腸閉塞って言うと、絶食か、絶飲食で様子をみることから始めますが、さっちゃんの場合、このずっと前から食事が難しくなっていて、点滴やエンシュアリキッドに、かなり頼っていました。完全なる絶食ではありませんが、既に、それに近いことをしています。ですから、絶飲食での経過観察は無意味です。次は、イレウス管を入れて、腸の流れを確保し様子をみるのがセオリー。それで、イレウス管が入れられましたが、さっちゃんの話によると、下までは通らないようです。という事は・・・完全に閉塞してしまっている箇所があるか、もしくは腸が硬くなってしまって、イレウス管を通すことができないか・・・と想像されます。間違いなく、狭窄箇所は複数あることがわかります。多くの方が、食事をしなければ便は出ないと思っておられますが、そうではありません。確かに便の量は極端に減ります。ですが、腸、それも小腸は特に新陳代謝が激しい臓器です。その新陳代謝で出来る細胞のカスが便として排泄されます。だから、絶飲食でも便は存在するのです。つまり、食べなくても日々便は少しずつ溜まっていきます。私が心配したのは、詰まってしまっている腸の長さでした。イメージ的には、キャンディの包み紙を想像してください。狭窄と狭窄の間が、短いと最悪は破裂してしまいます。長ければ、かなり時間は稼げます。でも、この長さがわからない。また、本来の手術前の抗癌剤治療も始まったばかりで、癌の完全切除を試みる為には、本来の治療メニューはこなしたいところです。治療をこなして、治療を終了しても直ぐには手術はできません。できれば1ヶ月程度の時間を空けての手術が望ましいとされます。 本来の治療時間 + 術前の空き時間 + 手術の為のベッド空き待ち時間まだ、さっちゃんには、癌の切除の手術までにこれだけの時間が必要です。これを考えますと、まだまだかなり時間がかかってしまいます。その間、恐らく、今回はイレウス管だけで誤魔化しても、また遠からず同じことが起こることが想像されます。その都度、治療が滞ることの方がデメリットのように思いました。ですので、今、そちらで手術を受けても、また治療は再開できること。本来の手術もちゃんとできることを伝えました。手術を受けてみては?と進言したのは、最悪のリスク回避と、デメリット回避の為です。私にメールを寄越す前には、病院に電話を入れたそうですが、たまたま米村先生は学会でお留守。電話も繋がらない場所におられ、他の医師からの指示となり、万が一を考慮して、手術を受けた方が良いと言われたそうです。ただ、本当にそれで良いのかと、不安になって私に 「至急、至急」 となったんです。これまでの多くの症例、及び、米村先生の手術事情、病院のベッド事情等々・・・兎に角、いくつもの要素を絡み入れ、私は手術を薦めました。次回に続く
2013年11月10日
コメント(1)
更新サボって、メールもサボって、またどこかに遊びに行っているんじゃないのぉとか、思われてないかしらいやぁ、そりゃ遊びにも行きますけども、どこにいても、ちゃんとやるべきことはやってまっせこの間の3連休のこと。湘南国際マラソンがあったものだから、もう、ド渋滞の嵐の中、「入園無料」 という言葉に釣られて、油壺マリンパークへ行って来ました。読売ファミリーサークルに入会していると、この3連休は入園無料だったんです。渋滞の車の中、ケータイメール着信。件名には、「至急、至急」と「至急」の文字が2つ並んでました。何事かと言うと・・・腸閉塞で緊急入院した患者さんからでした。胃癌の患者さんで、30代の女性です。この患者さん、昨年の春に胃癌、それも印環細胞癌で手術を受けました。印環細胞癌というのは、スキルス胃癌になりやすい癌と言われ、印環細胞癌=スキルス胃癌と定義する医師もいます。つまり、胃癌の中でも性質が悪いタイプであることは否めません。その時の手術では、腹膜播種に対して限りなくクロに近いグレーと言ったところ。術後1年間、TS-1の服用をしたそうですが、角膜に異常がでたことから、1年を機に服用が中止されます。TS-1服用患者さんは、とてもじゃないけど数え切れないほど知ってますが、TS-1の服用により、目に顕著な異常をきたした患者さんは1人しか知りません。この唯一の患者さんは、殆ど視力を失ってしまいました。必ずしも、TS-1 の副作用ばかりではないとも思いますが、当時は、副作用として片付けられました。この稀な副作用の為、TS-1 を卒業となったのですが、服用を中止して数ヶ月後に、腹部にしこりが見つかり、腹痛も感じるようになりました。ここからが凄いんですけど・・・このお若い患者さん、実に行動力がある方でしてね。ご自分ではこの時点で、「再発」 だと半ば認めておられました。それをハッキリ言わない医師に業を煮やし、さっさとデータを持って他の病院にセカンドオピニオンに行ったのです。そこで、はっきり再発であり、腹膜播種だと診断されました。既に、腹膜播種ではと疑っていたこの患者さん。腹膜播種なら米村医師だと、下調べはバッチリで、その足で米村先生の病院へ行き、ご自分で予約を入れてしまいました。セカンドオピニオンに出向いた先の医師が、たまたま、米村先生とお友達でね。この医師が、米村先生宛に紹介状を書いてくれたからこその技です。でなければ、これできません。そして米村先生の元で、早々に治療が開始される事となりました。ですが、治療計画書を見せられた時は、もう唖然。あまりにもハードな内容で、 休薬期間って何時あるのって感じで、タジタジになってしまいました。できるかしら、無理じゃないかしら、そんなに悪いのかしら最初の意気込みはどこへやら・・・です。私は、「頑張れ、頑張れ、予定通りにいかなくても、それフツー」 とエールを送りました。そして腹腔内に抗癌剤が投与され、違和感と酷い嘔吐に最初の晩こそはやられましたけど、落ち着きをみせました。そんな中での、「至急、至急」メールです。腸閉塞で地元で緊急入院したこと、そこで手術を薦められたこと、どうして良いのかわからないこと・・・が書かれてました。こういう場合、米村先生が指示する内容は3種類あります。 ・絶飲食で様子をみる ・イレウス管を入れて様子をみる ・人工肛門や腸ろうを作ってこの場を凌ぎ、抗癌剤治療を再開させるさてさて米村先生、どう言われるか・・・次回に続く
2013年11月08日
コメント(1)
うぅ・・・ぅ、ジャイアンツ、負けても~たジャイアンツが日本一になったら、今年ばかりはジャイアンツのイメージ悪くなるしなぁ、まぁ、しゃ~ないか、来期があるさって負け惜しみを言いつつ、ここはもうノーサイド楽天イーグルスの日本一、おめでとうございますところで、ちょっと留守している間に、コメント欄が掲示板のようになっていて驚きました。もう~、過去のトラウマがあるんで、ドキッとしちゃったじゃないですか。また、私の批判かと思えば、なんだ、米村先生か。ならば、私も参戦して米村先生の悪口を言いまくるゾ~って思ったのに、あららぁ、擁護してくれる人ばかりやんか。悪口ネタなら一杯あるのになぁ~まぁ私の場合は、ここで言わんでもご本人に直に言うんでいいんですが^^;米村先生、実に打たれ強いですで、今日は良い機会なんで、今回、コメントをくれたくにやんさんの話を。と言っても、患者さんは奥さんですけどね。確か、ご主人は「何時か、ひろりんさんのブログに元気な患者として登場したい」って仰ってましたからね、書いちゃっても良いんじゃないかと。患者さんは40代女性で、胃癌です。2年前に胃全摘、脾臓切除、膵臓の一部も切除しています。この時、洗浄細胞診陰性。術後は1年間、TS-1服用しました。定期検査は受けていまして、2013年4月の定期検査でも問題なし。ところが、翌月、右わき腹に痛みが走り、病院に行くと尿管狭窄による水腎症が判明して、腹膜播種による再発と診断されました。尿管狭窄が起きた時点で、一般的には腹膜播種と診断されます。そこで、ご主人から私に相談メールがきて、米村先生の受診となり、術前化学療法を経て、9月に手術、半月前に退院したばかりです。退院前には、米村先生とツーショット写真を撮ったそうで、その写真が私にも送られてきました。そこには、笑顔の米村先生と患者さんが写ってました。簡単に経過を書くと、たったこれだけなんですが、すんなりこうなった訳ではないです。再発と診断されて、米村先生を受診したものの、米村先生の説明の早さについていけず、あっと言う間に診察時間は終了。もう、わけわからないまま、治療の計画が立ってしまいました。外来の後は、ただ不安と不信と不満の塊みたいになってしまって、くにやんさんからは 「このままでは、妻に米村先生の手術を受けてくれと言えません」と泣きのメールが届きましてねぇ。それで私は何をしたかと言うとですねぇ、米村先生ご本人に 説明が早すぎて付いていけないって、 患者さんから泣きのメールがきましたよとストレートに言いました。すると そやろ・・・って、あっさり認める。 そやろ・・・って、 わかってるなら、ゆっくり話してあげて下さいよ それじゃなくても、患者さんは不安で怖いんですから そやね、そうしますわって直ぐ、反省モード。全てにおいて、悪気はないのですよ、内心はかなり反省しておられます。その後の外来では、ゆっくり話すようになってくれて、くにやんさんの奥さんも満足してくれるようになりました。まぁ、患者さんが溢れかえっていて、忙し過ぎるんで、直ぐ、この反省モードを忘れちゃうのが、米村先生の困ったトコなんですけども。。。。何せ、診察室に朝から、晩までずっと詰めたままでしょう。医師も人間なんで、この環境は精神的に相当きついのは確かです。患者さんご自身が、最初が米村先生に大して、こんな不満と不信の塊だったんで、どうなることかと心配しましたが、治療は順調に進み、手術となり、今は、米村先生大好き患者さんの仲間入りとなりました。開腹手術では、腹膜播種は見られず、実に珍しいケースで、癌は尿管に極限していました。ですので、尿管を多めに切除。癌が極限しているからと、単にここだけ切除して繋ぐと、QOLは保てますが、再発する率がとても高いことが、これまでの症例でわかっているのです。その為、尿管を繋ぎ合わせることができなくて、尿管を皮膚から外へ出す処置が取られました。これからまた抗癌剤治療は行われます。石橋は、叩いて渡らないとね~です。術後の経過は、とても順調です今度は、患者さんご本人からメールが頂けそうです。また、私も、お友達が増えそうで~す
2013年11月04日
コメント(1)
よ~く考えてみなくても、これって楽天ブログだったんですよねぇ。その楽天ブログで書くのもナンですが、私は熱烈ジャイアンツファンでして、ファンクラブの先行予約で日本シリーズのチケットをゲットし、30日、31日と連日東京ドームに行って参りました。普段、プロ野球に興味ない人までもが、俄か楽天ファンになっていて、今や、全国的にジャイアンツはアウェイなんですよねぇ「東北」=「復興祈願」 ってなイメージがあって、何だかジャイアンツが悪者的な何年も毎月、球場に足を運んでいるジャイアンツファンとしては、実に辛いトコありますところで。。。今現在、奮闘中の患者さんのあるご家族の話を。患者さんである奥さんが心配で、心配で仕方ない、ご主人の話です。患者さんは50代の女性で、虫垂癌です。まだ、癌が判明して2ヶ月というところ。なんでも、今年の8月に腹痛が起きて近くの病院を受診したところ、卵巣が腫れているけど、様子を見ましょうとなったそうです。1ヶ月くらい様子をみても、体調思わしくなく、ご親戚の、「大きな病院で診て貰ったら」 と進言を受け、大きな病院へ行くと、即、虫垂癌との診断。虫垂癌からの卵巣転移で、腹膜播種との見解だったものだから、もうご家族総出の大童。緊急に俄か勉強が始まって、見つけたのが米村豊という医師の存在。相談メールが届きましたが、そこには、必死な思いが短いながらも綴られていました。印象的だったのは 出来る事なら何でもしますの文字。長年連れ添った奥さんの為なら、何も惜しくない、何でもやりますという風です。メールには最初から住所や本名が書かれているし、決して、自分は怪しい者ではありませんとばかり、勤め先のHPまで載っていて、そこには、ご主人の顔写真までありました見てみると、ほぉ~、なかなかのお立場におられる方。ですが社会的な立場と、この降って湧いた災難の中での立場ってこうも違うものかと驚くほどに、おろおろしておられます。ちょっとした不調があれば、直ぐにメールが届き。不安で致し方なく、眠れないほどの思いに駆られれば電話がきます。最初の病院での説明では、数ヶ月で死んでしまうようなニュアンス。それに対して、まだまだ大丈夫と笑顔で話す米村先生の言葉。「大丈夫」 の言葉を信じて、すがりつきたいけど、家族を含めて励ましてくれているだけじゃないのかと疑心暗鬼に陥り・・・眠れなくなってしまったようです。色々お話を聞くと、何だかちょっとズレている所があるので、一つ、一つ、方向を修正させて頂きました。先ず、患者さんの訴えている症状から、腸の動きが良くない様子がわかります。なのに、癌に良いと聞いたからと、玄米を食べさせているというので、即NG 出しました。それ、少なくても今はダメです。次に、ゲルソン療法を始めたと言います。これも、今はNGです。これから手術を控えていると言う体力作らないといけない今、そんな究極の俄かベジタリアンになってどうするの・・・って感じで。もちろん、ゲルソン療法を否定するものではありません。ですが、人の体はタンパク質で出来てます。植物性のタンパク質と、動物性のタンパク質では役割が違います。少なくても、直近で手術を控えている人に、俄かゲルソン療法など無意味。今、必要なのは、手術に耐えられるように栄養と体力を維持すること。栄養状態や、体力の違いで、術後の合併症や感染症と言ったリスクを回避できる確率が上がるというものです。 はぁ~、そうですねぇ 自分も同じ食事に変えたんですが、3Kg痩せましたからねぇ(ここでダイエットしてどうすんねん)突然、大切な人が癌と診断されて、おまけに、まるで余命数ヶ月のような話をされて、パニクってしまって、何かやらなというお気持ちになるのは、わからんじゃないですけども、兎に角、ズレているトコを少しずつ修正して、少しでも、ご心配を軽くしようと、私もそれなりに対応させて頂きました。どんなコトでも、状態を十分加味しないといけません。歩くことが健康の第1歩・・・なんて言っても、足を骨折している人を歩かせたらダメだし、牛乳は骨を強くする言っても、牛乳の消化酵素を持ち合わせていない人が飲めば下痢です。何でもかんでも、「体に良い」 だけで受け入れてはダメ、ダメ。しかしぃ・・・もし、私がコレ、癌に効きますよ~って、100万円で小麦粉を売りつけたら買っちゃうんじゃないでしょか、このご主人。気をつけて下さいよ~世の中、人の弱味につけこむ商売がわんさか存在してますから。ちなみに、癌に効くという肩書きの健康食品の中には、マウス実験等で証明するような物もありますが、マウスが吸収できる成分を、必ずしも人間が吸収できるとは限りません。そういった人間には吸収できない成分もあるってことです。上手い話にはご用心。
2013年11月01日
コメント(6)
全10件 (10件中 1-10件目)
1