2007年09月24日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

月は一年中空をめぐっているのに

 仲秋の十五夜だけを"名月"というのは

 月とそのまわりの取り合わせが

 最高に良いからなのでしょうね

 空は澄み

 月明は神々しく

 草むらにはその光に鳴く虫の声がきこえます

 草の一葉、一葉に宿る露が

 その月光にキラキラと光ります

 百千万の露です

 その草の露を見ながら

 空を雁が渡ります

 『月見の茶会』

 茶碗  秋草  永楽善五郎 作

 薄茶器  露蒔絵  中村宗哲 作

 人    亭主

 茶碗は、秋草が咲き乱れる花野をえがいたもので

 とても華やかな秋の宴が感じられます

 薄茶器は、露芝の蒔絵で

 草に銀の粒がうってあります

 会記 最後の 「人」

 この人はどこに出てくるのでしょうか?

 「人は亭主自身です」

 お茶会は亭主の考えでそこに構成され、演出されます

 人がその中に加わり

 人が人をもてなすその心が全体にあふれ

 にじみだして、はじめて月は光を輝かせるのです

 明日25日は仲秋の名月です。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年09月24日 10時04分32秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

sumireさん

sumireさん

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

育児・子育て きらり @ ++++見させていただきました++++ こんにちわ。 ブログっていですよ…
のの@ Re:薫風(くんぷう) かぜかおる五月です(05/01) 今日は気温29℃こちらも夏日です。 新緑…
sumireさん @ 爽やかな風とともに ののさん!こんにちは。 タケノコのお料…
のの@ 出されたものは すぐに食べる・・・ ご無沙汰している間に 季節が春から初夏…
のの@ 客の心の持ち方 >茶席では客の心の持ち方で・・・  深くも…

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: