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「立国は私から」。この言葉には、強くてやさしい思想が宿っているように感じます。国に「何をしてくれるか」を求めるばかりではなく、「どうすれば私がこの国を支えられるか」と考える発想。それは決して押しつけられた責任ではなく、もっと前向きで、もっと誇り高い生き方のようにも思えるのです。たとえば消費税が上がったとき、「また生活が苦しくなる」と嘆く気持ちも当然です。でも、そこにほんの少しの視点の変化があるとしたら──「これで医療や福祉の仕組みが少しでも持続可能になるなら、少しだけ耐えてみよう」そんなふうに思える“寛容さ”を、私たちは育てていけるのではないでしょうか。もちろん、ただ受け入れるだけではなく、「どうすればもっとよい税制がつくれるのか?」「そのためにはどんな対案があるのか?」と、建設的に問い直す姿勢もまた大切です。社会を良くするために何ができるか。その思考と行動は、子どもたちの目にも確実に映っています。大人が何に怒り、何に希望を持ち、どんな態度で日々を過ごしているのか。子どもたちは、言葉以上にその“背中”から多くのことを学び取っているのです。だからこそ私は、教育の現場においても、少しのアジテート──つまり“揺さぶり”を恐れたくないと思っています。偏らない視点を持ち、多様な考えに触れ、ときに正解のない問いに悩みながら、自分なりの答えを導き出していく。そんな学びの場をつくり続けていきたい。そして今、私たちは新たな挑戦の真っただ中にいます。すぐには理解されないかもしれない。あるいは、99%の人に「それは無理だよ」と言われるかもしれない。でも、その“1%の理解”の中にこそ、未来を変える芽が潜んでいると信じています。私たちが目指しているのは、「教育におけるイノベーション」です。それは、単にタブレットを導入したり、新しい授業形式を試したりすることではありません。もっと根本的に、「学ぶってなんだろう?」「教えるって、ほんとうに必要なのだろうか?」というところから問い直し、子どもたちが夢中になって時間を忘れるような学びを一緒に創っていくこと。私自身、今そんな時間を生きています。気がつくと、夜になっているほど没頭しているこの時間。そんな時間を、塾生たちとも分かち合いたい。そんな空気の中で、ともに未来を見つめていたい。「立国は私から」──この言葉は、政治や経済の話だけではありません。私たち一人ひとりの生き方の中に、そして教育という営みの中に、確かに根を張る言葉だと思います。変わるのを待つのではなく、変えていく姿勢を持つこと。それが未来を動かす第一歩になると、私は信じています。
2014.03.29
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「今日ぐらい、勉強しなくていいよ。」 そんなふうに誰かが言ったとき、僕たちの中には、どこか違和感が残ります。 それはちょうど、「今日ぐらい、歯磨きをしなくていいよ」と言われるのと同じくらいの感覚。 生活の中に溶け込んだ「当たり前」に対して、それをやめてしまう理由が、見つからないのです。 つまり、僕たちにとって「今日ぐらい」は存在しません。 勉強というものは、義務や強制ではなく、もはや呼吸のようなリズムの中にある。 だからこそ、特別に意識することなく続けられるのです。 きっとそれは、「慣性」が生んだ力。 物理の法則のように、止まらなければ進み続けるエネルギーのこと。 勉強もまた、それと同じ。動き出せば、自然と続いていくのです。 思い返してみてください。 合格発表の日、あの長かった受験生活が一区切りを迎えるその瞬間。 歓喜に包まれたその日にも、変わらず机に向かった人が、どれほどいたでしょうか。 きっと、それこそが本当の意味で「学ぶことを習慣にした人」なのだと思います。 (ここで少し、視点を変えて。) 僕たちはよく「世界を目指す」「世界に通用する人間になりたい」と言います。 でも実際、世界を目指して行動している人は、案外少ない。 だからこそ、僕たちは「目指せば、きっと届く」と信じることができるのかもしれません。 夢を語るのは、誰にでもできること。 でも、夢に向かって一歩を踏み出すのは、ほんの一握り。 そんな数少ない「踏み出した人たち」が、今日も一緒に、机に向かっている。 その事実が、なによりも尊く、励みになります。 たとえ目標にたどり着けるのがまだ先でも、 その途中にある「努力を続ける日々」自体が、すでにかけがえのないもの。 夢に向かう一日一日が、誰かに勇気を与えるものになっていると、信じています。 そして、そんな日々を共に歩む「大人たち」がたくさんいる場所が、 僕たちの塾という学び舎です。 結果が出ることももちろん素晴らしい。 でもそれ以上に、夢に向かって努力し続ける人たちが集うこの環境に、価値がある。 この場所で学ぶ塾生たちには、ただ知識だけでなく、 「挑戦し続けることの意味」を、感じ取ってもらえたらと願っています。 そしていつか、誰かの希望になれるような存在へと育っていってほしい。 夢の途中にいることは、けっして未完成ではありません。 それは、未来に向かって歩き出しているという、何よりの証だからです。
2014.03.22
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子どもたちの多くは、「勉強=やらされるもの」と思っているのではないでしょうか。「やらなきゃいけない」「サボると怒られる」「点数がすべて」――そんなプレッシャーと義務感に包まれながら、机に向かう日々を送っています。でも、そんな“常識”を軽やかにひっくり返してしまう場所が、たしかに存在します。勉強が、楽しみになる。問題を解くことが、遊びのようになる。知識を得ることが、自分の世界を広げる旅のように感じられる。そんな学びの場が、この塾なのだと思っています。昨日は、合格発表の日でした。春の訪れを告げるようなその日。これまでの努力が花開く、希望と涙が交差する瞬間。そんな節目の日に、たくさんの“新しい一歩”が生まれました。電話のベルが、何度も鳴りました。資料請求や体験授業のお申し込み。そのどれもが、「未来に向かう一歩」を踏み出そうとする声。そして、新たなご入塾の報せも届きました。お兄さん・お姉さんの姿を見て憧れた「ごきょうだい」たち。学びの楽しさを知ってくれた塾生が紹介してくれた「ご紹介」の生徒さん。学校の部活や教室の中で「この塾、いいよ」と声をかけてもらった「後輩」たち。こうしてつながっていくご縁は、どれも温かく、どれも尊いものです。昨日は、そんな出会いが重なった、まさに特別な日でした。正直に言えば、心がざわつきました。嬉しい気持ちがあふれて、「もっともっと期待に応えたい」と思ってしまったのです。でも、それと同時に気づきます。この気持ちは、コントロールしなければならない。焦らず、驕らず、いつもと同じように目の前の一人ひとりと丁寧に向き合うこと。それが、僕たちにできる最善であることを。期待に応えるのではなく、期待を超えていこう――そう思うこと自体は、きっと悪いことではありません。けれど、それに飲み込まれず、冷静に、誠実に、日々の授業を紡いでいくこと。それがこの塾を「楽しくなってしまう場」にしている理由なのだと思います。勉強が楽しくなる理由は、ひとつじゃありません。わからなかった問題がわかるようになる喜び。周りの仲間たちと切磋琢磨する刺激。先生との何気ない会話や、褒められた瞬間のうれしさ。そして、自分でも気づかないうちに、前に進んでいたことにふと気づく瞬間。「やらされる」勉強が、「自分のためにやりたい」学びに変わるとき、その子の表情は、確かに変わります。目が輝き、声がはずみ、自分の未来を自分で描きはじめるのです。そんな瞬間を、昨日も、今日も、そしてきっと明日も。この塾では、いくつも目にすることができます。ここで出会えた子どもたちが、学びを通して自分を好きになり、夢を持ち、その夢に向かって歩き出していく――それこそが、僕たちがこの場に立ち続ける理由です。合格は、ひとつのゴールであり、同時に新たなスタート。そのスタートに立ち会えることが、なによりの喜びです。新しい出会いに感謝しながら、今日もまた、ひとりひとりの歩みにそっと寄り添っていきたいと思います。
2014.03.19
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昨日、5期生の激励会が開催されました。その会は、多くの拍手と涙に包まれ、まさに感動のひとときでした。なぜ、入試前にこのような激励会を開くのでしょうか?その答えは、シンプルですがとても大切なことにあります。それは、「涙」です。涙を流すことには、心をリセットし、すっきりと前向きな気持ちになる力があります。だからこそ、塾生たちが涙を流し、心を軽くしてから本番を迎えてほしいという期待を込めて、この会が行われます。年々、私はこの学び舎において、少しずつ「ただいるだけの人」になりつつあります。というのも、私よりも塾生たちに対して深い想いを持ち、情熱的に取り組んでいる先生たちが、たくさんいるからです。私自身もその情熱に触れ、改めて自分の役割を考えることが多くなっています。塾生たちの成長を支える先生たちとともに、素晴らしい会に参加できることは、私にとっても大きな喜びです。(追記)毎日のように彼らの成長に驚かされる日々が続いています。私よりも優秀な人たちに囲まれ、その中には、すでにリーダーとなり、高等部を任せられるような存在になっている塾生たちもいます。彼らの姿を見ていると、私も「見放されないように」と、自分自身を奮い立たせて努力を続けなければならないと強く感じます。年を重ねることで得た経験だけでは、到底追いつけないくらい、彼らや彼女たちの情熱や努力には頭が下がります。最近では、彼らの一部が寝袋を教室に持ち込み、昼夜を問わずに準備や開発に取り組む姿を目の当たりにしました。その姿勢に触れ、私自身もその情熱に応えるべく、さらに努力を重ねる必要があると痛感しています。私たちがこの学び舎で目指すのは、単に知識を与えることではありません。塾生一人ひとりが自分の可能性を最大限に引き出し、社会で活躍できる力を身につけることです。そのために、私はこれからも一層精進し、彼らの成長を支え続けていきたいと心から思っています。激励会を通じて、塾生たちが目指すべき未来をしっかりと見据え、その道を共に歩んでいけることに、改めて感謝の気持ちを抱きながら、私の役割を果たしていこうと決意を新たにしています。
2014.03.09
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