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オーチャードホール 15:00〜 3階正面 ショスタコーヴィチ:祝典序曲 カバレフスキー:組曲「道化師」 プレトニョフ:ジャズ組曲 グラズノフ:バレエ音楽「四季」 東京フィルハーモニー交響楽団 指揮:ミハイル・プレトニョフ 今更ながら、書きそびれていたものを追掛けて書く事に。でもねぇ、去年の内から書きそびれてるのがある訳で、今更って言っても程があるだろ、という話でもあるのではありますが。 ま、ともあれ。 年度最後の東フィル定期。 あのですねぇ、私、正直、勘違いしてたんですよ。どっかで貰ったチラシには(ここにあるコレよコレ)、プレトニョフと小川典子が大写しになってる訳ですよ。で、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を弾く、と書いてある訳です。サントリーとオペラシティではね。 いや、ちゃんと読めば、オーチャードは別プログラムで、ピアニストいないじゃん、てのはすぐ分かる訳です。が、どっかで勘違いしたんですねぇ.... 別にわざわざチケット買ってる訳でなくて、定期会員なので、それは別に構わないと言えば構わない。どうせこれは聞きに来る。来るんだけれども、プログラムを改めて見て「あれ?今日....?」となった訳です。 ええ、勿論、勘違いする方がこれは悪い。なのではありますが、まぁ正直テンションガン下がりなのも事実ではあります。 いえね、それがさぁ、実際聞いてみたらこれが期待を大幅に上回る素晴らしい音楽でもう何と言ったらいいか、みたいな話であれば救いようもあるというものですが、まぁ、それほどの話でもなくて、ねぇ。 面白いっちゃぁ面白いんですよ。カバレフスキーの「道化師」って、木琴が活躍するアレね。徒競走の。あれはあれで確かに面白い。プレトニョフの自作自演(日本初演だとか。ま、そうだろうな)も、ああ、ロシア人って、クラシックの人って、ジャズってこういうもの、って理解してるのかな〜、みたいなものがあって、これもそれなりに面白い。 まぁ、でも、それだけのことだしねぇ。グラズノフの「四季」とか、なるほどねぇ、とは思うし、綺麗な曲ではあるけれど....という感じ。 だからといって、ラフマニノフの協奏曲や交響曲が凄く聞きたかったの?と訊かれると、まぁ、そういう訳でもないんですが。 コンサートとして、つまらなかったの?と訊かれると、まぁ、つまらないという程でもないし。 ええとね。 私は定期演奏会はなんだかんだでもう何年も持ち続けている訳ですが(正直、昔は定期演奏会なんて持ってなかった)、東フィルにせよ他にせよ、大体悩む訳です。というのも、正直言うと、プログラム見て「あ。これ聞きたいな」と思うプログラムって、精々3分の1くらいなんですよね。つまり、年8回公演あったら3回くらい。曲か、指揮者や独奏者。そこに某かの「引き」があるのって、そんなもんだと思うのです。 正直、来年のオーチャードはむしろ当たり年。9月にゼッダ、10月と3月にエッティンガー、そして11月にはチョン・ミュンフンがトリスタンを振る。十分当たりです。他に、アロンデラ・デ・ラ・パーラが2月にラプソディー・イン・ブルーや新世界をやる。これはちょっとは期待。でも、後2つはそれほど心躍らないかなと。でも、気が乗らないのが8分の2なら、いい方だと思います。まぁ、それでも、定期演奏会というのは、シーズン通して考えられているだろうし、気が乗らない曲でも聞いてみようという気になるから来る訳ですが。これが定期演奏会の、まぁ、会員側としての弊害。本当は4月に尾高忠明が振るんですが、これは他と被るので、流さざるを得ない。これももう一つの弊害。1年以上も先の事なんて分かる訳ないだろ、という。 まぁともあれ、だから、こういう日もあるさ、とは思ってるんですけどね.... でも、もうちょっとなんかあったんじゃないの?とも思わなくもないこのコンサートではありましたかね。
2013年03月31日
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新国立劇場 14:00〜 3階正面 昨日「今年は椿姫はあまり惹かれる公演が無い」とか言っていたのだけれど、今日棚卸ししてみたら、ハンガリー国立の公演があったなぁ。まぁ、忘れてたくらいだからあんまり期待してないとも言えるのだけど。ヴィオレッタだけは揃えてるんだけどな。あと、藤原もデヴィーアを連れてくるんですよね。久々のスター主義。 今日が楽日の「アイーダ」。今回2度目です。 昨日寝るの遅くて、ちょっと眠かった... まぁ、なんだね。毎々聞いてる3階席の方が、色々分かっていいかなと。 出来としては前回同様、最後まであまり落ちる感じではありませんでしたかね。 歌手では、改めて聞くと、アムネリスのコルネッティが4幕に向けていい味出してる感じかなと。アイーダとラダメスは、結局、声は大きいし、ただ大きいだけでなくて確かにいいんだけれど、歌の上手さとか、捌きとか、そういう意味ではやや大味なんですよね。それでも、ピンで歌ってるとそれなりにいいのだけれど(例えばアイーダの3幕のアリアとか)、なんというか、合わせる、アンサンブル、という点では、ややアレかなと。 無論、アイーダというオペラとしては、アイーダやラダメスはそれでいいじゃない、という面もあるんだけれど.... 歌手として、仕事してるのはアムネリスだったかなぁ。 演出。 馬ー!!<もーえーっちゅーに 1幕、「清きアイーダ」を歌ったあとのラダメスとアムネリスの絡みが、キスに繋がってるのですよね、そういえば、この演出では。で、その流れからすると、ラダメスの4幕でのアムネリスへの「額に口づけ」というのは、決裂した後の振る舞いだけに、意味が出て来る。 つまり、ラダメスは、ラダメスなりに、アムネリス「も」愛していた部分はある、ということなのでしょうね。そういうことになる。 生かしてやる事と引き換えにラダメスを我が物にしようとするアムネリスが、ラダメスに手酷く拒絶されて怒り狂い、司祭達に引き渡してしまう、その刹那に怒るアムネリスを引き止めて額に口づける。これは、アムネリスからすれば、一種の「赦し」なのだとは思いますが.... 一般に、アムネリスのは横恋慕だ、というのが基本だと思うんですよね。だから、アムネリスは一種の悪役になる。一方、ここでのラダメスは、アムネリスにもアイーダにもいい顔している訳で。理屈としては、確かに分かりやすくなります。でも、整合性を取る事が必ずしも妥当な演出になるとは限らない。 無論、この流れが、幕切れ、むしろアムネリスのラダメスへの祈りを中心に置く事に繋がるのだとは思いますが...... うーん。なんか引っ掛かるんですよね...... ゼッフィレッリの原演出って、こうなってましたっけ? 結局、二度目は3幕以降ちょっと飽き気味だったのは、多分、私がそんなにアイーダ好きじゃないからなんでしょう。やっぱりね、同じヴェルディの長尺ものでもねぇ、色々あるんだし.....
2013年03月30日
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※日付を間違えてたので修正しました。3/13→3/16 新宿文化センター 15:00〜 1階中央 ヴェルディ:椿姫(演奏会形式・ハイライト) ヴィオレッタ:サンドラ・パストラーナ アルフレード:西村悟 ジェルモン:上江隼人 アンニーナ:北澤幸 グランヴィル:デニス・ビシュニャ 東京交響楽団 指揮:園田隆一郎 積み残しまくっているコンサートから、比較的最近のを。<要するにもう大方は諦めた。記録としてはね。Twitterには残してるしね。 公益財団法人東京都歴史文化財団(東京文化会館)(<なげーよ!)と公益財団法人新宿未来創造財団主催の「フレッシュ名曲コンサート」なる公演。ま、お客はあんまりフレッシュじゃなかったな。<余計なお世話 ヴェルディ生誕200年記念ということで、椿姫、但し演奏会形式でハイライト。合唱がいないんですね。確かにこれだと歌手は5人で十分。要するに合唱が出る所はばっさり省いてしまう訳です。意外と様になるもんです。 目玉は若手のソプラノ、サンドラ・パストラーナということだと思いますが、流石にちょっと他とは違って、声も出てるし確かにいい。但し、第一幕のアリアがどうも今一つ、急ぎ過ぎというか違和感有り。実はこの幕、着ているドレスの裾がどうも長めで、或いはそれが気になってのことだったのか。この後は結構良かったし、声は最初からちゃんと出ている風だったので、恐らくはそういうことではないかなと。勿体無い事です。2幕、3幕は十分良かったのでねぇ。 他は、まぁ、いいんじゃないでしょうか..... ちょっとパストラーナに対しては地味だしねぇ。 いまいちだったのは、ジェルモン。それほど大したこと無いのに前出過ぎ。大人しくしてりゃいいのに。 アルフレードは、これはもっと若手なので、それを考えればよくやってたんではないかと。あとの二人は、ちょっと役不足ではないかと思いますが、ま、そういう公演だから。 オケも特段の不足無し。指揮がいいのか、オケ(コンマスはニキティン)がいいのか。ま、どっちでもいいか。特段の出来でもないし。 ヴェルディイヤーと言う割には、椿姫はそれほどいい公演が組まれている訳ではないので、まぁ、良かったかなと。
2013年03月29日
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いやーこの間も書きましたが、まだ結構残ってるんですよね、チケット。 チケットぴあしか見てないんですが、在庫僅少も含めて、結構残ってます。この間見た時はG409とか売り切れの筈だったのに、今見たら幾つか残ってるらしい.... 売れ行き悪いなぁ.... 確かに、人気の公演は売り切れてるんですけどね。小曽根真とか、コルボ指揮のフォーレのレクイエムとか。でも、コルボでも、グノーのレクイエムの方はまだ少しありそうだとか、ホールCのアンテルコンタンポランの公演はまだ残ってたり、渋さ知らズとかも残ってるし。 というわけで、28日00:00時点の、小ホールの公演残状況をご紹介。他のプレイガイドで売れ残ってる分もあるかもしれませんし、すぐ売れちゃった、という可能性もあるので、悪しからず。チケットは生モノ... 3日 ホールB5:132, 136 ホールD7:156, 157 4日 ホールB5:233, 236, 237 ホールD7:251, 254, 257 5日 ホールB5:332, 334 ホールD7:351, 355, 356 ホールG409:361, 365, 366, 368 個人的にお薦めは、3日はD7の157、「暗がりのコンサート」。 4日は、B5の236、ヴォックス・クラマンティスの「聖なるパリ」と題した宗教曲集。 5日は、D7の351、リチェルカーレ・コンソートの公演。「パリのバロック」と題したクープランとラモーの曲集。 (うち2件は自分も買ってたりするのだが(笑))
2013年03月27日
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というわけで、一般前売りももう始まって1週間以上経ったラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンですが、漸くボランティアの選考結果が来ました。 無事採用であります。(まぁ今更ですが...)宜しく御願い致します。 今年は3日間全日程にシフトを入れました。まぁ、物好きっていやぁ物好きですが、もうね、あれこれ聞き過ぎた反動で、もういいんですよ.....ま、演目的に、どうしても聞きたい!ってのもそれほどではないし。抑えるとこは抑えてますしね(謎)小曽根も取った、コルボも取った、リチェルカーレ・コンソートもアンポンタン(違)もヴォックス・クラマンティスも取ったし、これだけ取っときゃ十分でしょう.... しかし、さっき見たのですが、まだ、ホールB5とか、買えるとこがあるんですよね。ピアノ・ソロとかは売り切れてるのに、不思議なものです。
2013年03月26日
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新国立劇場 14:00〜 2階左端 ヴェルディ:アイーダ アイーダ:ラトニア・ムーア ラダメス:カルロ・ヴェントレ アムネリス:マリアンネ・コルネッティ アモナズロ:堀内康雄 ランフィス:妻屋秀和 エジプト国王:平野和 伝令:樋口達哉 巫女:半田美和子 新国立劇場合唱団 東京シティ・バレエ団/ティアラこうとう・ジュニアバレエ団 東京交響楽団 指揮:ミヒャエル・ギュットラー 演出:フランコ・ゼッフィレッリ 再演演出:粟國淳 皆様御存知新国の目玉・ゼッフィレッリ演出のアイーダの...何度目だ?の再演であります。やはりこのアイーダは人気があるんでしょうねぇ.... 久し振りに2階、それも隅の方となると多分初めてなのですが、どうも定在波がソプラノの中高域で出る。いや、外題役のラトニア・ムーアが結構ビンビンと飛ばしていたので、ビビリが出てるのかな、と思ったのだけど、あの響き方はやっぱり定在波のような.... いつもの3階席がやっぱりいいなぁ.... とはいえ、2階席から見ると、見え方としてはやっぱりこの辺がいいかなぁと。でも、2階のまともな席はS席だし....ブツブツ..... というセコい話は扨措いて。 全体的に言うと、まぁいいんじゃない?という感じでしょうか。絶賛する程ではないけれど、新国としてはレベルを保っているかな、という感じ。 歌唱陣の評価は、まずは褒めておいていいんじゃないかと思います。言い始めるとキリはないのであって、ラトニア・ムーアは最初は結構飛ばしていたものの、後半はちょっとアブナい感じもあったかな、とか、ラダメスのカルロ・ヴェントレも、声は出ているけれど、決して歌が上手い感じではなくて、もうちょっと捻れないのか、とか、アムネリスのマリアンネ・コルネッティは、往年のオブラスツォワあたりを思わせる感じの、失礼ながら熟年歌手の歌唱で、他の二人に比べるとちょっと立ち上がりがなぁ、とか、まぁ色々言えてしまう感じ。 でも、この3人とも、最終的には最後まで一応保ったし、ムーアは質感のある歌唱がなかなか印象的だし、ヴェントレも存在感としてはムーアに伍するだけのものではあるし、コルネッティも4幕での歌唱はなかなかのもので、入魂の歌唱とでも言って良いかと。 まぁ要するにどっちにも取ろうと思えば取れるもので、でもどちらに傾いたかと言えば、肯定的な方。一つには、荒っぽい、乱暴な歌唱にまでは行かなかったところ。まぁ、この曲自体結構乱暴な曲なので、それもあってOKというところなのかもですが。それと、やはりこの3人の声がそれなりに質のいいものだったというところでしょうか。 日本人歌手では、準主役級にアモナズロの堀内康雄。この人も結構ヴェテランになりましたが、この3人に引けを取らない出来ではありました。ランフィスの妻屋秀和も、まぁ安定したもので、この辺で取り敢えずケチが付かないな、と。 オーケストラは東響。まぁ、大体に於いて、凱旋行進曲さえがっつりやっておけば文句は出ない訳で(酷いな>自分)、それ以外も含めて全体にあまり不満の残るような出来ではありませんでした。 というか、正直言うと、個人的には、割とどーでもいーんですよ、アイーダは。そんなに好きじゃないし。音楽も、結構七難隠す類いの音楽だし。とはいえ、力押しで誤摩化すような感じではないので、悪い印象は無いのですが。 まぁ、どちらかというと、皆アンサンブルをしっかりやろう、という感じではなかったのだけれど、それを最終的には取り纏めていった指揮者の力量、でしょうか。 合唱は、まぁ、いいと言えばいいんだけど、どのみちアイーダだし.....(酷いな>自分) 演出。 馬ー!!(笑) まぁ、正直、この公演はゼッフィレッリのあの豪奢な舞台を観るが為の公演みたいなもんで。だから割と細かい所はいいかなー、みたいなところもあるのですが。 細部に微妙に手が入っているのでは?という気がしたのだけれど、どうだろう?特に第4幕、ラダメスとアムネリスのやり取りが微妙に甘いというか、アムネリスと決裂する所でラダメスがアムネリスの額に口づけする、あれって前からああいう演出だっけか?それと最後。アムネリスらがラダメスの死後の平安を祈る内に音楽が終わり、それから照明が落ちて、アムネリスらのランプの光が瞬く中幕が降りる、というのも、こうだったかなぁ....音楽が鳴り終わらない内に明かりが落ち、幕が降りる、だったような気がするのだけれど、どうだっけ? いや、この4幕、これで随分とアムネリスの扱われ方が変わってしまう気がするのですけどね。これってオリジナルなんだっけかなぁ? ま、いいですけどね。 予定通りならもう一度観に行くのだけど、悪くないと言う割には、ちょっとおなか一杯気味ではあります(苦笑)
2013年03月24日
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ご無沙汰しております。 いやーもー一ヶ月振りのエントリーですよ。 その間急に出張で2週間程空けていたりで、実はコンサートもあんまり行ってなかったりします。まぁ、行ってるんですけどね、少しは。 さて。その間に、フレンズ先行前売りが始まり、各プレイガイドの先行も始まり、先週土曜日から一般発売が始まってしまいました。 のですが。 うーん.....なんだか駆け出し悪い気がするのは私だけでしょうか..... まだ結構残ってるんですよね。 めんどくさいのでチケットぴあの状況だけ見たのですが(3/20 22:00)、今のところ、ホールレベルで完売なのはG409のみ。小ホールであるホールB5、D7も、一部の公演だけですが、まだ買えるんですよね。 ホールAはどうやら全公演残っている模様。意外と残っているのがホールB7。全て、という訳では無いですが、確か初日の5/3はまだ全公演残ってる模様。他の日も結構買えます。 一方で、割と売れているのがホールC。小曽根真の公演と、コルボ指揮のフォーレのレクイエムはさすがに売り切れですが、そのコルボのグノーのレクイエムの方はまだ買えるという。よみうりホールも、似たような感じで、まだまだ結構買えます。 やっぱり、今年のテーマは地味目ですかねぇ。地味目というか、人気が出にくい内容ではありますわな。確かに。アンサンブル・アンテルコンテンポランとか、そりゃ聞きたくはあるけど....それに、ギター物も、それほど人気が出るという種類のものでは、まぁ、無いですわな。 その分、初回のような、意外な音楽との出会いみたいなものがあれば、それはそれでいいことだとは思うんですが。
2013年03月20日
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