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人は誰でも、褒められるとうれしいものです。職場の人間関係を円滑にしたり、一緒に働く人のモチベーションを高めたりするためにも、適切な言葉で賞賛を伝えたいものです。褒める時はどこに焦点を当てるかによって、相手の受け止め方が変わってきます。特に、行動や成果を誉めるのと、能力や人物そのものを誉めるのとでは、相手に与える影響が違ってくるでしょう。たとえば、部下のプレゼンテーションがうまくいった時に、「素晴らしいプレゼンだったよ」というのは、行動や成果を褒めていることになります。それに対して、「素晴らしかったよ。プレゼンが得意なんだね」と伝えると、その人の能力を褒めていることになります。これらは似ていますが、どちらかといえば、後者のほうが、次も期待されていると感覚を持たれるでしょう。障がい者の就労支援で、統合失調症で学習障害のある人が、確認に確認を重ねて仕事をする人がいます。その人に「君の仕事は、間違いがないといって、みんなが安心して仕事をしているよ」と褒めますと、彼は益々間違いないように仕事をします。そして、長期就労が実現しているのです。褒める行為をテクニックとしてとらえる必要はありませんが、言葉の選び方によって受け止められ方が異なるという点は意識したいものです。合掌
2022/02/28
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子供の頃は本好きが講じ、親も承知の下、興味ある本は片っ端から、「掛け売り・つけ」で持ち帰りました。独立する31歳でも本好きは変わらず。松下幸之助翁の本は、ほとんど買いあさりました。そのパナソニックの創業者で「経営の神様」と言われる松下幸之助翁の話しですが、面接の最後には「あなたは運がいいですか?」と、聞いていたというエピソードがあります。そして、「運が悪いです」と答えた人は、どんなに優秀でも採用を見送り、「運がいいです!」と答えた人を、採用するようにしていたそうです。しかし、松下翁が見ていたのは、「宝くじが当たる」というようなまれに起きる強運を持つ人でありません。その人が、前向きに物事を受けとめられるか、ひいては、その人自身が、運命を切り開ける人間なのかどうかを見ていたのです。では、運命を切り開くためにはどうあればいいのでしょうか。まずは、松下氏が見ていたように、物事を肯定的に受け止めることです。困難と思えることも<成長の糧>として受け止め、成すべきことを成せば、事態は好転します。そして、直感を大切にし、気づいたことは後回しにしない行動力と、一度決めたことは終始一貫、貫き通す精神力を身につけましょう。そうすれば、運のみならず人の好意も引き寄せられるはずです。何事も、肯定的に受け止め行動しましょう。合掌
2022/02/27
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今日は土曜日ですが、年に5回ある土曜出勤の日です。取引先である松下電器の週休二日制に習い、早くから週5日・月20日稼働を実行、20日稼働を維持するために、どうしても年間5回は土曜出勤します。今オミクロン株の猛威がなかなか治まりませんが、もし、家族が濃厚接触者となった場合は、7日間の外出自粛を求められ、通勤、通学、買い物などの外出ができなくなります。その買い物ができなくなった家族に対して、日本人ならではの<他者を思いやる和の精神>というか、物凄い補償が、しかも自宅玄関の外へ「置き配」という形で、行われているのです。それは、自宅待機の人数×3食×7日分の食料と日用品です。インスタントラーメンや缶詰だけでなく、今は電子レンジをチンすれば、食べられる食料が一杯あります。それが、自宅玄関前まで配達されるのです。しかし、この費用といえば大変な金額だと思いますが、これこそ“和の心”というのか、「他人が幸せでなければ、自分も幸せになれない」という考えが継承されているように思います。これは聖徳太子が没後1,400年以上になりますが、太子の十七条憲法に「輪を以って貴しと為す」と、漢文で記した「和」の精神を敬愛する日本人が、今も多くおられるということです。かつて、東日本大震災の際にも、極限の状況下で、生活必需品の配給に、列を乱さずに並んで受け取る日本人の姿から、他者を思いやる和の精神を見て、諸外国の人達から注目されました。その後に起きた大きな災害時でも、日本人が常に規律を保ち、冷静に行動する姿が報道され、海外の人々は、“和の心”と“思いやりの精神”を感じたといいます。和の精神は、職場や家庭でも必要です。日本人が代々受け継いできた精神を大切にしましょう。和の精神に誇りを持ち、周囲と協調しながら、日々過ごしたいものです。合掌
2022/02/26
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会長職となり、何かにつけ、創業当初の自分を振り返ると、色んな事が見えてきます。サラリーマン時代は、与えられた自分のことをすればよかったのですが、いきなり、多くの人を抱え、その育成が大変でした。性別、年齢、学歴や生い立ち、全てが違う人達に、作業を分担して一つのモノを仕上げてもらうのです。当然モノづくりですから、専用機械もあれば、汎用機械や治具・工具も使います。創業以来受注生産ですから、何を作るかにより、機械や、材料の手配をすると共に、それを素人集団で作業してもらうのです。手の早い人、遅い人、積極的に学ぼうとする人、逆に消極的で取り組みが遅い人。それよりも、100%受注生産ですから、すべての商品を図面化し、原価計算し、作業する人はその図面を見て仕事をする訳ですから、全ての人が図面を読めなければ仕事になりません。作業工程、作業時間を図るために、全員に作業日報を書いてもらいました。そうすると、50年前の日本の事ですが、信じられないことが判明しました。文字の読み書きができない人がいたのです。さらに、聴覚障害のご夫婦も採用しました。彼等には大変多くの事を教えてもらい、1990年から精神障がい者の就労支援を始めましたが、その時にこの経験が生きてきました。彼等から学んだことは、非常に猜疑心が強く、どちらかいうと消極的で取り組みに慎重でした。しかし彼等から教えられたことは、いったん取り組むと、丁寧な仕事ができる素地があることでした。“短所も裏側からのぞけば長所となる”江戸時代後期の思想家・佐久間象山の言葉ですが、まさにその通りでした。そして褒めて感謝すると、彼らはもの凄く積極的な仕事ぶりに変化しました。消極的で取り組みが遅いことを注意するのでなく、丁寧で慎重な仕事ぶりに、感謝し褒めただけなのです。以来、私は相手を変えようとするのではなく、捉え方と伝え方をポジティブなものに変えていこうとしただけなのです。精神障がい者の3人は、日報も誰よりも丁寧に報告してくれます。そして彼らは障害者としては、珍しい長期就労が実現しているのです。合掌
2022/02/25
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出来るだけ仕事に関係することと思い、毎日ブログを書いていると、同じようなことを繰り返し「書いているのかもしれません。健康で元気に働くためには、適度な気分転換が大切です。気分転換・リフレッシュするには、私は自然に触れ合い、自然の中に身を置き、深呼吸すると、心がやすらぎ、身も心もポカポカする気分になります。それが、いつもブログにも書きます<神峯山寺の墓参り>と<ゴルフ>です。それに敢えて追加すれば、ぶらりと日帰りで行ける<京都・奈良・大阪>の神社仏閣巡りでしょうか。創業当初は、夫婦二人で創業したものですから、結婚前は銀行勤めの家内が経理を担当し、私は、モノづくりに専念しました。自宅兼工場ですから、私たちは日曜日だけが唯一の休日でした。1972年当時の日本の会社は、大小に関わらず土曜日も仕事をしており、日曜日だけが休みでした。夫婦にとり、せめての休日は、京都・奈良・大阪にある神社仏閣巡りだったのです。今でも、家に居りテレビを観る時でも、BS放送の木々が美しく色づく田園風景や、雄大な滝、渓谷を紹介しているような番組になります。私は、それを観ることにより、リフレッシュすることができます。また、週一は可能な限りゴルフの予定を入れ、年50回以上が目標です。そして、貴重な1日を潰し高いお金を払うのですから、18ラウンド、一生懸命芝生の上を歩くことにしています。膝に水が溜まり、変形性腰椎症で、しばらくゴルフを辞めていましたが、再開して5年、これを実行していると全く体が変化しました。要するに適度な運動と、精神的にリフレッシュすることが良かったのでしょう。人は知らないうちにストレスを溜めているものです。時には喧騒を離れて、自然の中に身を置き、心と体を癒してみてはいかがでしょうか。合掌
2022/02/24
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「体が資本」といわれるように、働くためには健康の維持が大切です。自身の健康管理も、大切な仕事の一つと言えます。その方法は、十人十色でその人に合ったもので対応すべきでしょう。私は、40歳代の頃、お客様の接待係が自分の仕事と決め、連日、可食の接待に明け暮れ、肥満体・高血圧症でした。再三書いたと思いますが、その時に主治医から大変厳しい言葉を投げかけられるのです。「芦田さん、自分の身体もコントロールできないのに、従業員をコントロールしようというのは無理ですねー。摂食して、適度の運動をするだけですよ!なんでそれができないのですか?」自分の心の中では、「そんなこと言っても、昼間は仕事だし、夕方から夜遅くまでの接待は、自分が顔を出さないとお客様に失礼だし、これが自分の仕事だから仕方ない」でした。それを見ていた看護婦さんが、仕事をしながらできる、簡単な体操を教えてくれました。さすがこの厳しい言葉は、自分の心にグサリと刺さりました。一念発起、摂食、適度な運動を心掛けるのです。40年後の現在は、(身長m)2×BMI・22の標準体重をキチッと保ち、さらに血液検査の数値も、真中の基準値に揃うよう食事や運動をコントロールし、1~2を除いて全て真中に揃っています。それと健康な体を保つには、先日も書きましたが、仕事中の姿勢がもの凄く大切です。業務中の姿勢の悪さからくる体のゆがみが、筋肉をこわばらせ、いろんなところに支障をきたすようになります。さらに当社のお客様には足型測定機のメーカー様がいらっしゃいます。この会社は、“足から健康へ” をキャッチフレーズに、一人一人違う足型を測定し、足矯正インソールを提供し、その人を健康するといいます。このようにいろんな健康法があるように、日頃の身体のケア、定期点検も大切ですが、日常生活や業務中の姿勢や足型にも、改善点があるのかもしれません。合掌
2022/02/23
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毎朝、漆器のどんぶり茶わんで、納豆ご飯が私の朝食です。私は趣味といえばゴルフくらいで、後は神社仏閣回りと、その時に知り得た古来からの日本の伝統工芸品を楽しむことくらいです。うるしは神社仏閣の塗装に使われ、タンスや家具などの日用品、さらにうるしを使った代表的なもので「漆器」があり、これは、使用することにより色艶と硬さが増すという世界でも類を見ない特徴があります。英語では「JAPAN」とも呼ぶことがあり、それほど有名であるにも関わらず、最近は安価で買うこともできます。にもかかわらず、最近は漆器などの日本の伝統工芸品を知らない人が増えてきました。私はうるしの小物では漆器と箸に花瓶、天台宗ですから唐木の仏壇、座敷机、珍しいものでは絵・「漆額」を楽しんでいます。箸など身近な日用品にも、うるしの良さを活用した物が一杯あります。長年受け継がれてきた日本の伝統文化には、祖先の英知が詰め込まれています。是非、この良さを若い人にも知ってもらい、引き継いで欲しいものです。合掌
2022/02/22
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2022年北京冬季オリンピックが終わりました。2008年の夏と今回の冬を開いたのは、北京が世界初ということで話題になっていましたが、それにしても、違反判定やドーピング問題など色々ありました。日本は3個の金メダルと合計18個のメダルは、過去最高とのことですが、昨日は、メダルを獲得した選手や、取れなかった選手の感想が、テレビや新聞で賑やかに報道されていました。なかでも、私が気になったのは、フィギアスケートの羽生結弦選手のファンに対しての「ありがとうございました!」と、自分は挫折の繰り返しで、その時の恩師への「感謝!感謝!」を繰り返したことです。彼は、2014年のソチ、2018年の平昌五輪の金メダルや、世界大会での数々の優勝、それに国民栄誉賞等、大変華々しい経歴ですが、挫折を繰り返し、それを恩師の言葉を糧に苦しい練習で乗り越えたとのこと。私はその時、テレビのドキュメンタリーで見たのですが、ソフトボール女子の上野由岐子投手のことを思い出しました。彼女は2008年の北京夏季大会で金メダルを獲得しました。しかし、その後、彼女は、“燃え尽き症候群”のような心境に落ちり、一時はソフトボールを辞めたいと考えるようになるのです。その時、12年後の東京オリンピックでソフトボールが復活するのです。そんな時、頑張れない自分に嫌気がさし、本当に辞めようと思っていたところ宇津木麗華監督から「これからは頑張るんじゃなくて、ソフトボールに恩返しをするつもりでやればいいのよ」と諭されたのです。その言葉に励まされた上野投手は、ソフトボールへの向き合い方が変わり、<金メダルを獲得することが、ソフトボールという競技、そして恩師の宇津木監督への恩返し>と信じるのです。そしてなんと13年後の東京2020オリンピック競技大会で、見事、2度目の金メダルを獲得するのです。先程の羽生選手も恩師との関係で、同じようなことが先日報じられていました。私たちも、他者への恩返しを力に変えて仕事に励みたいものです。合掌
2022/02/21
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自分の姿勢の良し悪しは知っているようで、なかなか気がつかないものです。私たちは、自分が気付いていない癖が意外に多くあるようで、私は人の姿勢を見て、自分の姿勢を修正しています。例えば、事務所で回りを見渡すと、デスクワークや、打合せ、会議等、話をしている時の姿勢が、人それぞれで、背中が丸くなっている人や、反対に腰が反り気味の人や、正しい姿勢の人もいます。日頃から、正しい姿勢を意識していなければ、悪い姿勢が定着してしまいます。アクテックでは、打合せや会議、朝礼が始まる前は、必ず、<姿勢を正して「礼!」>が、始まりの号令です。ところが、姿勢を正し、足元からシャキッとする人もいれば、ダラッとしたままの人もいます。それを直すのはなかなか難しく、良くない姿勢は、人に与える印象を悪くしてしまうことにもつながりかねません。不思議にも、<姿勢を正して「礼!」>で、みんながシャキッと揃う部門は、やはり、ベクトルも揃い、それなりの実績を積み重ねていきます。逆、バラバラの部門は、それなりのようです。また、悪い姿勢は肩こりや腰痛の原因にもなります。そのためにも、背筋を伸ばした姿勢で過ごすことを意識しましょう。デスクワークなどで長時間座る場合は、適度に立ち上がって体を伸ばすのもいいでしょう。正しい姿勢を身につけることは、体だけでなく心の健康にもつながります。背筋を伸ばすことを意識して仕事に励みましょう。合掌
2022/02/20
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ピクトグラムとは、絵文字、絵言葉ともいわれ、表現したい事物や情報から視覚イメージを抽出し、文字・言語を使わないで、図記号によって、誰もがそれと分かるようにしたものです。私が知ったのは、1964年東京オリンピックの時です。当時、私は東京におりましたが、言語が違う世界中の人が集まり、誰が見ても会場や食堂、トイレが分かり、情報伝達ができるというものです。現在では、駅や空港、ホテルなど様々な場所でピクトグラムを日常的に目にしますが、国際的に広く利用されるきっかけとなったのが、先ほどの前回の東京五輪だそうです。ところが、今開催中の北京オリンピックのピクトグラムを見たのですが、チョット、私は分かりづらいと思うものがあります。聞くところによれば、それぞれの国で、違ったピクトグラムを使うそうです。これが本当に世界の駅、空港などの公共空間で広く使われるなら、私は世界で統一すれば、それこそ、世界中の全世代の人達に通用するのではないかと思います。ピクトグラムは、オーストリアの社会学者が児童教育のために考案されたようですが、どうかそれを、世界で統一して頂けないかと思うのですが、皆さん如何でしょう。それともう一つ、スマートフォンで家族や友人と何気ない会話をする時、文字と一緒に入力する絵文字がありますが、このデジタル絵文字が、日本生まれだということをみなさんご存知ですか?1999年に始まった携帯電話のネット通信サービス「ⅰモード」に搭載するために、NTTドコモに在籍していた栗田穣崇(くりたしげたか)氏らにより、176種類の絵文字が開発されたのです。今は、広い世代でこれらの絵文字が使われています。その内に私たちは、多くの絵文字により、意思疎通する時代がくるのではないでしょうか。合掌
2022/02/19
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昨年に続き今年も、やはりオンラインでの「障がい者雇用促進セミナー」の講演です。昨日のことですが、私は自社の会議室で、1時間ほど講演を行い、その後25分程、質疑応答が行われました。ただし、事前準備の打ち合わせもオンラインで行われ、実質1時間半の講演と質疑応答ですが、その倍の3時間半程を要しました。さらに私はアナログ人間ですから、デジタル人間のサポートが必要でしたこれは九州・宮崎県主催のセミナーで、コロナ禍の影響で、本来なら九州まで出掛けるところが、私は自社の会議室で済みましたが、視聴者は宮崎県の企業経営者や施設の方々です。ただ、パソコンやスマホで会議に参加するには、ある程度の慣れが必要ですので、リアルの講演と、まったく同じとは言えませんが、その内に、これが常態化することも充分考えられます。コロナ禍で世の中が変わったというのは、このようなことを言うのではないでしょうか。ただ講演者としては、視聴者の顔・姿が見えませんので、その反応が感じられず、非常にやりにくかったです。テレビ会議のように、相手の顔・姿が見えたら、リアルと変わりないと思いますが、講話のパワーポイントが画面いっぱいに出ており、講演者の私が横に、小さく見えているだけでした。就労支援をしている、知的障害や統合失調症といえば、何処の地域に行っても同じです。このような講演は、どの地域においても、就労支援する企業が1社でも増えることを願いボランティアで行っています。質疑応答の際は、実に的を得た質問がありましたが、誠実にこれまで行ってきたこと、経験したことをお話し、なんらかの参考になることを願うばかりです。合掌
2022/02/18
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アクテックは、1980年から精神障がい者への就労支援を続け、現在は知的障がい者も受け入れています。お陰様で、個人個人の仕事への適応力ということについては、大変勉強させてもらいました。当初は、障がい者の仕事への適応力をいうことで、苦労していましたが、そうでない人も、全く同じことであることに気がつきました。適応力を見る場合、まず教える側と教えられる側になります。その場合、関心は教えられる側に向きますが、実は教える側にあるのです。普通は、作業の段取り、順番を教えることに集中しますが、それだけでは、相手にやらせようとするだけなのです。仕事というのは、命令されてする仕事は、やらされ仕事と言い魂が入りません。自分がやりたい、やろうと思うまで、その仕事がなぜ必要か、それがどう活かされるのかをしっかり理解してもらうことです。それを説明した後、こんどは仕事の内容・段取り・手順です。そうすることにより、教えた仕事の意義を再認識し、習慣でやっている意味のない仕事や、マンネリ防止にもなるでしょう。一方、教えられる側も、色々感じることがあっても、まずは教えられた通りにやり、作業内容を理解することです。自分のこだわりに固執していては、双方にとって良い状態にはなりません。一旦それで、教える側教えられる側が納得したら、その後は環境の変化を恐れず、チャレンジ精神をもって、新しい環境に適応していきましょう。合掌
2022/02/17
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私達人類は、蒸気機関車の発明から、自動車、新幹線、飛行機と、移動手段は「早く、遠くへ」と、常に進化を目指してきました。ところが今は、温暖化ガス削減意識の高まる欧州を中心に少し変わってきました。欧州間の移動は、飛行機に押され、減り続けていた夜行列車の便数が、ここ数年、復活が相次ぎ、なかでも欧州は、思った時に思った所へ行ける自転車社会であり、家族全員でゆったりと移動しています。Slow Ride、Slow Life、持続可能な開発目標や脱炭素社会、高齢化社会等々、今は、「早く遠くへ」から、環境への優しさ、健康、楽しさ等、早さ以外の価値を求めて「スローな乗物」が注目されています。そんな中、アクテックでは、まさに「スローな乗物」・電動アシスト車両・「いーちゃりかー」の開発中です。しかし、人が移動する乗物です。車両自体の故障や損傷、事故による損害保険の問題があります。何せ、世の中に初めて送り出される全く新しい乗り物です。損保会社に現物を詳しく説明し、その保険を検討してもらっています。今日は損保会社や設計者も含めてその打合せでした。お互いに忌憚のない話し合いが行われ、大変有意義でした。今後もその都度集まり、一緒に議論する必要があります。いずれにしてもこれは大変重要で難しい問題です。合掌
2022/02/16
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いつもこの会長日記は、仕事に絡む難しい話で恐縮しております。今日は、ガラリと気分展開し、趣味・娯楽の話しです。趣味の時間を持ち、思いっきり娯楽を楽しみたいと思います。私たちの日常には、生活を明るく彩るための娯楽がいくつも存在しています。読書、映画鑑賞、スポーツなど、休日は趣味に興じて、心身のリフレッシュを図っている人も多いでしょう。私は目下のところ、5年前から再開したゴルフですが、一年を通して週一のラウンドを、全ホール歩くことが目標です。スコアは勿論気になりますが、もう80歳ですから、今さら上達するとは思えません。しかし、全ホール芝生の上を歩くことにより、体重は5~6kg減り、膝・腰痛は当時とは比較できない程良くなりました。そしてラウンド中、仕事と関係のない人との会話で、心身共に解放されます。娯楽には、気分転換以外にも大切な意義があります。それは、趣味に打ち込んでいる時の心です。楽しいことに集中していると、時間があっという間に過ぎ、心は朗らかになっていきます。そうした気持ちは、日々の仕事に取り組んでいる時とは異なる達成感があります。趣味と同じように、夢中で仕事に打ち込み、充実感を生み出すことは大切です。仕事にはつらく苦しい場面もありますが、やり切ったときのこと、お客様が喜ぶ姿などを考えながら取り組むことで、充実した仕事を実現できるでしょう。娯楽を大いに楽しむことは、仕事に対する心の働かせ方を学ぶことにもつながり、ひいては人生を楽しむコツをも学ぶことができるのです。合掌
2022/02/15
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北京オリンピックを見ていて、スタートの大切さがよみがえってきました。もう半世紀以上前のことですから、言うのもなんですが、私は背が高く、どちらかいうと走ることだけは得意でした。陸上部ではないのですが、学校の対抗戦ともなれば、呼び出され選手として走らされました。その時に、徹底的に練習したのが、スタートの瞬間、“ま”の計り方と、さらにスタートダッシュの練習です。100メートル走は、スタートの前に「位置について」「用意」という合図があり、「勝負の前のひと呼吸」ともいえる時間があります。フォームやスピードは勿論ですが、スタート前のひと呼吸が、その後の走りに影響します。私たちの仕事に当てはめてみると、業務前に行う<毎日の朝礼>や<今日やるべき仕事の確認>などになると思います。私は、一年中朝は起床5時です。一日の始まりは365日変わりません。物事の始まり、スタートが一番大切だと考えています。競技も仕事も、良いスタートが成功の秘訣であることに違いありません。そのためにはそれなりの準備が大切なのです。一日の始まり(起床)、出社時間、朝礼、出張などの出発時間。今日一日の仕事をより良いものとするために、集中力を高めてスタートの瞬間に臨みたいものです。合掌
2022/02/14
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ある心理学の研究によると、子供は一日平均400回も笑みをこぼすそうです。笑いは年齢とともに減り、小学生で1日平均300回くらい笑いますが、20歳で20回、70歳では1日平均2回だそうです。一方で、成人女性の1日の笑顔の回数は、化粧品会社アテニアの調査によると、20歳~30歳が約15回、40歳は約13回、50歳は約11回と、これも年齢を重ねるごとに減っているとの結果でした。年をとるほど、笑顔が少なくなる。特に働き盛りの男性はストレスが多いので、笑いが減ってくるようですが、80歳の私などは、努めて笑顔を意識して仕事や生活をする必要性があるようです。笑うことには、脳の働きの活性化、全身の血行促進、幸福感のアップ、筋力アップなどの様々な効果があることが科学的に立証されています。少し古いですが「笑う門には福来る」という諺があります。いつも明るく朗らかに過ごしていれば、自ずと幸せがやって来るという意味です。一日を明るくスタートするため、朝礼は笑顔で挨拶したいものです。もう一度、笑顔の力を見直し、笑顔や明るい表情を意識して、仕事や生活をしてみましょう。必ず、幸福感が高まり、仕事へのモチベーションアップにもつながってくると思います。合掌
2022/02/13
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アクテックは100%受注生産ですお客様から依頼されたもので、何をどう創るかという「品質」、それがいくらかという「価格」、さらにいつ迄にという「納期」が、すべて要求通りに出来て商談成立です。しかもこの3条件は、その時のお客様の都合により、「品質」「価格」「納期」の順番が、ある時は「品質」であったり、「価格」であったり、何よりも「納期」が、優先されることがあります。しかし、他の2条件がいい加減では許されません。他の2条件もすべて満たしていなければ、その案件はやり直すか、違約金となります。しかし、世の中は時間を守ることすら、できないのが普通です。一緒に、「時間を守る」について考えてみましょう。一人の行為は本人のみならず、周囲の人や物に対しても何らかの影響を及ぼしているものです。たとえば、空港で飛行機の出発時間が過ぎているのに、搭乗予定の人がそろわないことが原因で、離陸が遅れる場合があります。出発時間が遅れる原因となった人は、たまたまうっかりしていただけかもしれません。しかし、そのために仕事の予定や旅行のスケジュールが大幅に狂ってしまう乗客がいるかもしれないのです。時間を守ることが大切なことだとされているのは、定められた時間に遅れることが、他人の貴重な時間を奪うことにもなるからです。時間を守るうえでは5分前行動を心がけてはいかがでしょう。一歩先の行動を心がけると、時間と心に余裕が生まれます。また渋滞や電車が遅れるなどの不測の事態が起きても対応できるかもしれません。始まりを待つぐらいの余裕を持つことを意識して生活していきましょう。合掌
2022/02/12
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国にとって、建国した日というのは、物凄く大切だと思いますが、何をもって建国記念日とするかは、国によって大きく変わります。まず、その「国家概念は?」と問われると、大変難しいのですが、私は、その3要素として領域・人民・権力があり、権力が領域と人民を、内外の干渉を許さず統治する存在と定義しています。お隣り中国は、大変古い国だと思いますが、建国は1949年10月1日となっています。それは、外国からの侵略や、国民同士で資本主義・共産主義の闘いの末、毛沢東が建国したのが今の中華人民共和国です。お陰様で、日本は古い国で天皇を中心に、何回かの内戦はありましたが、四方を海に囲まれ、ずっと日本国として存在し、その建国は、初代天皇と言われる神武天皇の即位日2月11日を建国記念の日としています。しかもその神武天皇を祭ってある神社は奈良にあります。いずれにしても、日本神話や古事記、日本書紀は、関西が中心のようで、天皇は関西地区におられたようです。それにしても、昔はほとんどの家で、国旗を掲げたものですが、今はポツポツとしか見かけません。今の日本は、建国を祝うというような雰囲気がなくなってしまいました。日本国という国家意識や、日本人という国民意識をもう一度勉強する必要があるように思います。そういう私も、今日は、所属ゴルフ場の建国記念杯というゴルフコンペに参加しました。私自身が、今日はただの祭日と思っているのかもしれません。合掌
2022/02/11
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毎日ウクライナが新聞トップを飾ると共に、北京オリンピックでは、欧州連合(EU)加入の国名が頻繁に出てきます。EUと聞くと、私は欧州通貨ユーロ危機当時のことを思い出します。ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインこれらのEU諸国は、かつては、EUの財政赤字ルールを大胆に無視し、世界的な金融危機に陥り、国名の頭文字を取り、PIGS(豚達)と批判されました。ところが、現在はこれらの国が立ち直り、各国ともにEU全体を上回る成長率を示しています。それと、世界の中で<幸福度の高い国ランキング>というのがありますが、上位は常にEU加盟国なのです。これは、国連の持続可能は開発ソリューションネットワーク(SDSN)が、2012年から、毎年3月20日の「国際幸福デー」に合わせて、世界の150ヶ国以上を対象に発表しているランキングデータです。幸福度が1位の国はフィンランド(4年連続)、2位はデンマーク、3位はスイスです。それでは日本はというと、なんと56位という結果です。日本は健康保険なども充実し、安全で安心の国と思っていました。人の幸福度は、その人の歩んできた人生、国の文化・風習により捉え方は様々です。フィンランドの場合、「自分らしく生き、ゆとりのある生活をしている」という、国民共通のライフスタイルがその背景にあるようです。私たちは、どういう時に幸せを感じるのでしょうか、仕事や生活をする中で起きるささやかな幸せを案外見過ごしているのかもしれません。日常で、うれしかったこと、楽しかったこと、感動したことを忘れていませんか。小さな幸せに目を向けながら、その喜びの心で他者に接し、よりよい人生を歩んで行きたいものです。合掌
2022/02/10
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誰しも仕事で失敗した経験はあると思います。そうした場合、ひどく落ち込む人もいれば、前向きに物事を考えられる人もいるなど、反応は様々です。この失敗の対処が非常に大切なのです。例えば、素直に反省できる人は、<何がいけなかったのか、うまくいくには、どうすればよかったのか>と考えたとします。すると、<今度はこうしよう>といった対策が生まれてきます。反対に、他人や環境のせいばかりにしていては、問題が解決しないどころか、同じ失敗を繰り返す恐れもあります。このように考えると、失敗した時の対処がその後に大きな違いを生むこともあるのです。失敗は誰しも好んでするわけではなく避けたいものですが、万が一失敗してしまった時には、何らかの措置を講じなければなりません。その際には、まず現状を素直に受け入れることも大切です。一人で解決できない時には、信頼のおける人に相談するのもよいでしょう。まずは事態を受けとめて、少しずつ問題解決していけばいいと思います。合掌
2022/02/09
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和食は四季折々の食材が盛りつけられ、、それらをみんなで一緒に囲み、食することで、人と人の絆は深まります。日本人にとって欠かすことができない「和食」は、2013年12月に、世界遺産(ユネスコ無形文化遺産)に登録されました。無形文化遺産とは形のない文化のことで、「うどん」や「寿司」といった個別の料理ではなく、「食文化」が世界遺産に登録されるのは、日本では初めてのことでした。日本政府は、登録申請の際、和食の特徴として以下を上げました。1.多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重。2.健康的な食生活を支える栄養バランス。3.自然の美しさや季節の移ろいの表現。4.正月などの年中行事との密接なかかわり。の4点です。ユネスコ無形文化遺産の目的は、形のない文化遺産を守り保護していくことです。文化や歴史を知り、日本の伝統的な食文化である和食を守っていきたいものです。ところが、現実の日本では、どうもそうではないようです。会社の昼食も1980年頃から、弁当屋に配達してもらい、当初は、50~60食あったものが、今は、コロナ禍もあり、5~6人に減っています。ところが毎週水曜日は、「カレーの日」になっていますが、その日は12食くらいに増えます。その他の人は、一番がコンビニで、残りが持ち込み弁当か、昼食抜きの人達です。私は、朝も和食ですが、今は年寄りもパン食になっており、お昼がこんな状況で、夜も昔の和食というのはあまりありそうにありません。今の若い人達に、なんとか和食の良さを知って欲しいものです。好きなものを食べるということでしょうが、文化や歴史を知り、日本の伝統的な食文化である和食を何とか守っていきたいものです合掌
2022/02/08
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会社の仕事は、多くの人の協力で成り立ちます。自分の心境・心の持ち方は、自分でコントロールできます。しかし、周りの人の心は、自分の思うように変えることはできません。「明朗な心、一日も一分も曇らしてはならぬのは、人の心である」と倫理研究所の創立者・丸山敏雄氏は言われます。これは私たちの心のあるべき姿を示しています。誰しもが曇りのない心で日々生活したいと思っていることでしょう。しかし、人の心はすぐに変わってしまうものです。物事が順調に進むと朗らかでいられますが、何か困ったことが起こるとすぐに暗転してしまいます。そして、いったん心がマイナスの状態に陥ると、なかなかそこから立直れずにいつまでも引きずってしまうこともあります。そのような時に大事なのは、一呼吸入れて、自分の心をじっと見つめてみることです。すると今まで見えなかったものが、見えてくるはずです。この時こそ、現状を真正面から受け止められるのです。それが<善処していこう>と心の反転が始める時といえるでしょう。丸山氏の明朗な心の一節を転記します。明朗の心、一日も一分も曇らしてはならぬのは、人の心である、朝は朗らかに起き、昼は朗らかに働き、夜は朗らかに休む。昨日も明るく、今日も明るく、明日も明るい。家の中も、工場も役所も、電車も汽車も、朗らかに明るく、そして町が、国が、地上が、春のように朗らかに、秋のように明るく、健康にのびる、実る、栄える。真に正しい事とは、まず己が救われ、それと一緒に人が救われることでなくてはならぬ。明朗こそ、まず己が救われるともしびであり、己の掲げた燈火で、人もまた救われる。そして世の中が光明に輝いて来る。朗らかな人の心は、世の曇りを照らす光である。明朗は、万善(ばんぜん)のもとであり、健康の朝光(あさかげ)である。合掌
2022/02/07
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大変難しい問題で、そう簡単に答えが出てくるものではない。今の私は世代交代し、これまでの経緯を振り返り、この問題の答えらしきもの(?)を、なんとか次の世代に引き継ぎたいと思っています。それは、経営不振に陥り、日々悩み、苦しみ、その結果、どう経営改善していくかを、全社員に語りかけた時に、従業員が一丸となって改革・改善に挑戦してくれた時だったと思います。今日は休日ですが、過去の資料を整理していると、苦しかった時のことが、鮮明に思い出されます。工場移転、売上半減、その度に七転八倒、全精力を尽くし、トコトン従業員の立場から考えました。現在のアメーバ経営導入の際、最初に全員と面接し、要望や不満を聞いていった。結果、社長の思いで経営するのではなく、組織・システムで経営するため、組織から改善しました。数か月が過ぎ、全社員を一堂に集め、私の思いを語りました。「みんなが、ここで働いているのは、私のためでも会社のためでもない。自分の人生を全うするために、働こうと、自分で決めたからだよね。会社が悪くなったとみんなが思っている不満や要望は、社会現象や景気の性でもなく、また私や経営陣だけが解決することではなく、実は自分達が解決しなけれならない問題ではないでしょうか。」それが組織や人事制度を改革し、組織やシステムで仕事をしていくことになったのです。以来、一人、二人と賛同する人が増え、今では、小集団同士が話し合い検討し合って仕事ができるようになりました。自分の担当以外はやらないという態度だった社員が、状況に応じて他部門の仕事を積極的に手伝うようになり、会社全体で時々の問題を処理するようになりました。今後は、移りゆく社会問題に対して、その時々に応じ、臨機応変に対応できる会社にしていくには、その時に、自分はどうあるべきかではないかと思います。合掌
2022/02/06
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これは、私がこうありたいと願っていることです。江戸時代後期の儒学者で佐藤一斉の「言志四録」の言葉です。しかも論文ではなく、42歳~82歳にかけての語録であり、四緑の通り四篇から成っています。成立順に追うと次の通りです。言志録―42歳~53歳(246条)言志後録―57歳~66歳(255条)言志晩録―67歳~78歳(292条)言志耋録(てつろく)―80歳~82歳(340条) 総数1133条原文は漢文ですから、読み切れませんのでそれを訳したものを愛読しています。少にて学べば、則ち壮にして為すことあり。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず。さらにこれは、一斉先生が生徒に語りながら説かれた言葉です。少年の時に学んでおけば、壮年になってから役に立ち、何事かを為すことができる。壮年の時に学んでおけば、老年になっても気力が衰えることはない。老年になっても学んでおけば、ますます見識が高くなり、社会に役立つこととなり、死んでからもその名は残る。ようするに、学ぶことは一生大事ですよ!と説いているように思います。渡邉五郎三郎監修による「佐藤一斉一日一言」です。ちなみに、今日2月4日は「学問は経典の外にもある」です。「訳」古人は四書五経を読んでその心を養い、経典を離れて自己の志を明らかにしようとした。すなわち、経典を読むばかりが学問なのではなく、経典を離れたところにも学問はあるのである。合掌
2022/02/05
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昔人間の私は、2月4日は節分、イコール豆まきでしたが、今の節分は、その年の恵方(歳徳神)を、向いて食べるとよいとされる恵方巻です。昨日は縁起物ですから、家内と半分にしていただきました。今日は立春で昨日の節分は、季節の変わり目を節分といい年4回もあるそうです。80歳になる迄知りませんでしたが、昨日の職場の教養で、その辺のことをいろいろと知り、それを転記します。節分は、二十四節気の始まりにあたる立春の前日を指すのが一般的です。本来は季節の変わり目のことで、立春だけでなく、立夏、立秋、立冬の前日全てを節分といいます。節目は、こうした季節のほかにも、就職や結婚などの人生の節目、決算日や創業記念日などの事業・商売における節目といえるものもあります。また、社会人としては、移動や昇進なども節目といえるでしょう。あるいは、長期に亘って準備を進めてきたプロジェクトが完了することも、節目と呼べるのではないでしょうか。そうした節目ごとに物事の諸々の後始末をし、次に向けた準備を進めることが大切です。それにより、気持ちを新たにして、気力を充実させることができるのです。物事に節目や区切りがなければ、マンネリに陥るでしょう。日々の職場生活では、朝礼が働く意識へ切り替える役割を果たします。朝礼を上手に活用して、新鮮な気持ちで仕事をスタートさせたいものです。アクテックも朝礼を非常に大切にしております。小集団部門別採算制度による各部門には、進捗ボードがあり、そこには、年間・月間・週間・当日の目標数字とその内容が明記してあります。さらに、部門員全員の当日の仕事内容が示され、朝礼では、みんなのベクトルを合わせるために「フロソフィ」と「職場の教養」が輪読され、その所感が述べられるのです。合掌
2022/02/04
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オミクロン株のピークが、すぐにも終わりそうに言われますが、連日、新規感染者が過去最多と報道されます。社内も、家族のお子さん等が感染され、濃厚接触者となり休暇届が増えてきました。オミクロン株というのは、想像するより感染力が強いから、世界的にこうなっているのでしょうが、問題は、感染者の近くにいた濃厚接触者と言われる人達です。家族ともなれば、自分は全く症状がなくとも、昔は2週間、それから10日間、今は5日間ともいわれていますが、社員を見ても最低1週間は、自宅に軟禁されるような状況になります。このコロナまでは、刑事事件でも起こさない限り、自分の身が拘束されるというようなことは考えられませんでしたが、このコロナで一辺に世の中が変わり、身近な人がコロナに感染すれば、軟禁されるのです。もし、自分が、そうなればどうすればいいのだろうと考えますが、要するに自宅に軟禁され、外部との接触を断たれれば、突然社会から遮断され、相当な閉塞感に襲われると思います。そういえば閉塞感と言えば、私は30年程前から、精神障がい者の就労支援を始めましたが、そのきっかけが、その当時の<隔離された精神病院>の病棟を見学した時です。檻のある監獄のような病院・病室であり、こんな閉塞感のある所で過ごせば、正常な人もおかしくなるであろうと思ったのです。そして彼らを預かり、彼らの仕事ぶりをじっと観察すると大変なことを発見しました。彼らは、周辺の人とは積極的に交流することはなく、むしろ、自分で閉塞的な環境をつくり、そんな環境でも、自分の仕事に没頭できるのです。それはむしろ周囲の障害のない人にはできないことでした。私が彼等から学んだことは、閉塞感の中でも、関心のあることを日課にし、規則正しい生活をする。関心あることで仕事をし、それを誉めてもらえば、さらに励みになり、それに没頭できることでした。今のコロナ禍の中で、閉塞感を打破するには、自分の得意な関心事に打ち込むことではないでしょうか。自分の関心のあることを意識してみましょう。合掌
2022/02/03
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日本は至る所に温泉があり、天国といわれる代わりに、世界有数の地震国です。さらに活火山は、アメリカ・ロシア・インドネシアに続き4番目で、123山の活火山が、日本に存在します。活火山というのは、今現在噴火している火山だけでなく、過去1万年以内に噴火し、尚且つ、まだ噴火の可能性がある火山も含むのです。温泉があれば、間違いなく活火山でしょう。実は明日から、パシフィコ横浜で「第26回震災対策技術展」が開かれ、アクテックは、震災時に、避難車として、または避難所としても使える、電動アシスト4輪車両の「いーちゃりかー」を出展します。7年ほど前に、UR都市公団の高齢化に伴い、買い物や用足しの「送迎車」として開発したのですが、それがマスコミで報道され、見学に来られた地方自治体等は、津波や災害時の「移動車」としての要請でした。まだ開発中なのですが、特許等の申請が済みましたので、昨年の12月に試作車を初公開したところ、このコロナで、車が入れない公園等での「キッチンカー」「移動販売車」の要望が一番多かったのです。要するに、公開するたびにニーズが出てくるのは、今のSDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素社会、高齢化、災害対策等、時世の要請に基づいたものだということだと認識しております。まだまだこれからだと思いますが、その都度、ド真剣に取り組んでいきますので、宜しくお願いします。関東地方の方は、パシフィコ横浜の「第26回震災対策技術展」にお立ち寄りください。合掌
2022/02/02
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私たち人間の心理状態の特性は、多くの心理学者により、いくつかの原理というか法則に分類されています。そして、気がついていないかもしれませんが、それが、ビジネス・商売にも生かされています。人から何かをしてもらった時に、お返しをしたくなる心理状態を、「返報性の法則」といいます。卑近な例では、恋愛のテクニックにもよく用いられますが、余りにも生々しいので他の例を挙げます。例えば、友人や職場の同僚から、旅行のお土産をもらったら、<今度、自分が旅行に行った時は、この人には、必ず、私もお土産を買ってこよう>という心理になるでしょう。ビジネスの場合を例に上げると、それをうまく利用したのが、皆さんご存知の「試食」です。店員から直接試食を手渡されることによって、その味いかんに関わらず商品を買ってしまうのです。しかし、この法則は、良い方向のみに働くわけではなく、人に対するマイナスの態度にも敏感に作用するのです。相手に無愛想な態度をとられたら、自分の態度も無愛想になることは、これも「返報性の法則」の作用なのです。また、人に尽くそうと行動しても、見返りを求める気持ちがどこかにあると、相手がそれを察知して、自分が望むような結果が得られないこともあるかもしれません。要するに、どのような状況にあっても、自分を優先するのではなく、相手のために尽くすことが、巡り巡って自分に返ってくることにつながるのです。年をとり、色んな社会現象を見ていると、自分もその枠の中で行動していたのがよく分かります。もう少し早く気がついておれば、自分の人生も変わったかもしれません。合掌
2022/02/01
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