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昨日、原宿駅から、途中2ヵ所立ち寄りながら渋谷まで歩いた。ブックオフ寄って古本10冊ほど買ったので、その重さを肩に食い込ませながら。そしたら今朝は朝からふくらはぎが痛い。なんだよこのヘタレな筋肉は……。多分1万歩も歩いてないぞ。原宿ブックオフ、BL売場縮小されていた。以前は小説と漫画が向かい合わせで、20本以上の棚があって完全に隔離された環境だったのに、小説は2階に残され棚は半分に縮小、漫画は1階の少女マンガの対面。まあ、本来あるべき姿にもどったんだろうけど、いつ行っても在庫が変わらない小説はさすがに動きがなさすぎて粛清されたと見える。それでも他の店舗と比べたら倍以上の広さだが。相変わらずわかりにくい場所にひっそりあるせいか、不思議と白髪頭の初老のおばちゃんとか、オタク丸出しのニキビ青年とかいるんだよなあ。初老になっても萌えがあるのはいいことだが、ああいう表紙の本は買いにくくないのかな。昨日は最後にいつもの漢方医の予約が入っていて、最近の状況を話す。初期の、すごい汗とか動悸とかはかなり改善されているけど、聴覚過敏と頻脈が気になると相談。「眠れるようになりました?」「ソラナックス飲めば、いい時は6時間ぐらい眠れます」「それはすばらしい! すべての根っこは不眠から来てますからね」一昨日の花火の日に脳貧血起こしたことも話す。「貧血と診断されたことは?」「ないですけど、健康診断では白血球数足りなくて貧血って書かれます」「脳貧血はご存知だと思うけど、起立性低血圧のことだから、病気の貧血とはまた違うんですよ。そういう性質みたいなもので。どれ、血圧測らせてね。96-60。いつもこんなもの?」「そうですねえ。しんどい時は上が90切りますけど」続いてお腹の触診と脈診。安静時で100/分。速いよお。「あら、本当に脈速いわね。これじゃちょっとお掃除しても100メートル走ったぐらい疲れるわね」「そうなんですよお。もう洗濯物干すだけで、ぐったり」「ちょっと血液検査してみましょうか。甲状腺かもしれないですねえ」とりあえず睡眠は多少取れるようになったので、しばらく薬は続けて、とにかく寝ること。それが定着すれば、他の症状も改善されるというのだが……。その日は私が最後の患者だったので、ちょっと雑談。出身地が同じなので、この先生とはなんか気が合うのだ。「先生、キレート治療ってご存知ですか?」「ああ、最近学会できましたね。本来、疾患のある人のための治療で、デトックスやアンチエイジングでのキレート療法はどうなんですかねえ。あれもアメリカから入ってきた療法でしょう?」「とりあえずデトックスできるならと思って、毛髪検査申し込もうと思っているんですけど」「おかしな商売にひっかからないでね。本来のキレート治療は点滴ですけど、病気でない人にやってどんな副作用でるか、わかってないですよ」「ええ。なんか結果によってサプリ療法とかで、結局売りつけられそうなんですけど」「漢方医もしているから言うわけじゃないけど、アメリカから上陸する美容やアンチエイジング治療は、なんの臨床蓄積もないんですよ。あの国の人たち極端だから、商売になれば、なんでもやるのよ。アンチも肌が若返れば内臓への影響はどうでもいいとか、副作用まったく考えないですからね。今はキレートと騒いでいても、どんどんエスカレートしてきますよ」「ああ、そういうとこありますね。アメリカ。エクササイズとかダイエットとか、皆極端ですもんね」「本来、自然のままで健康でいられるのが一番なんですよ。それを食事をないがしろにして、人工的に体だけ変えようとしても、どこかにゆがみが出ますよ」うーん。まだ時期尚早か。でも自分の毛髪から、大量の水銀だのカドミウムだのアルミニウムが検出されたら、それはそれで恐い話で……。長生きに興味ないけど、とりあえず働いているうちは健康でいたい。それだけなんだけどなあ。「言ったらショックかなと思って言わなかったんですけど、あなたの体はね、ほっとできない証なのよ」「は?」「つまり体が根本からリラックスできない。休みの日になると体調悪いでしょ?」がーん。考えたこともなかったけど、言われてみれば当たっている。土日ってほとんど動けない。「頭ではつらいと思っていても、体が休もうと思ってないのよ。つらいでしょうけど、もう少しお薬続けてみて」そ、それって、まるで土日も働けば健康になれると解釈していいのか? ずっと働きっぱなしのほうがいいってわけ? 心は筋金入りの怠け者なのに。ボーっとして年取っていきたいのに。体が満足してないの? 頭と肉体がバラバラなのね。どうりで。これ以上働いてどうするつもりなんだよ。以前、長年一緒に仕事してきたベテランのオバサマキャリアに思わずメール。「働き続けるのはごめんなので、後妻でいいから誰か紹介して!」すぐ電話がなった。「あ、また弱ってるでしょ、あなた仕事で追い詰められて弱ってくると『結婚したい』が口癖だよね。でもいくら紹介しても、2、3回で終わっちゃうじゃない。結局仕事や私生活に追い詰められての逃避でしょ。それ病気だから。結婚したって愛せない人に尽くしたりご飯作ったりできる?」「時々なら」「もうゴメンよ。あなたはね、自分で自分を養っていく運命なんだって」「そんなのやだ。結婚には興味ないけど、組織のなかで仕事するのも疲れた。同じような、疵舐め合うだけの中年男子はいないかなあ」「それで、仕事やめて専業主婦できるの?]「や、できません。私もパートぐらいなら働いてもいいから、代わりにハウスキーパー雇うの」「で、トシは離れているほうがいいのね」「そうそう」「……61歳独身の男性ならいるよ。身障者の旅行の添乗員やってる」「はっ、十分ストライクゾーンです。できればセックスなしでのおつきあいを望んでます」「彼ねえ、植物育てるの好きだったり、いい人なんだけど、時々女っぽいのよ。それでもいい?」「うっ・・・」(彼女はBLなんて知らないから、ホモ?とは聞けなかったけど、やっぱそっちの国の人なのかな)。「まあ、相手の都合もあるから、聞いてみるよ」「あ、あとこれだけは譲れないのが。アウトドアの嫌いな人がいいの! あ、ちがう。好きでもいいから誘わない人」「ケラケラケラ。ねえ、いっそアキバで若いオタクの子を手名づけたほうがいいんじゃないの?」「そういう子はもういるんで。それに、趣味が一緒の男女は色恋ごとになりませんから」「そういうものかしらねえ。まあ、忘れなかったら話しとくね」このオバサマからは、バブルはじけて呆然としていたころ、超大物を紹介されたことがある。あまりに恐れ多いので、数回会って本にサインもらって終わったけど、不思議な人だった。医者からの「休みの日に体が休まらない」を「一生働けと?」と変換して、思わず逃避に走った夜。ああ~でも今日も仕事いかなくちゃ。
2007.07.31
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あああ~食欲テーマで書くのは久しぶり。今日は朝から代々木公園→原宿→渋谷→目黒コースで夕方まで出っ放し。天候不安定だし、相変わらず湿度高くて不快だけど、「久しぶりに南国酒家でランチするぞっ」と土曜から考えていた。食欲不振も甚だしかったこの1月半をなんとか挽回すべく、昼から中華のフルコースだーっ!原宿だというのに、やっぱりここ来ると落ち着く。相変わらず接待ランチ族と有閑マダムと高齢カップルでいっぱいだ。リネンもいつも糊が利いていてシミひとつないし、男性フロアスタッフがタキシードなのも好み。なぜか女性フロアスタッフは、30年ぐらい前のウエイトレスみたいなダサい制服なんだが。品数多いけど少しずつだし、タイミング見計らってサーブしてくれるから、大丈夫、きっと食べられると祈る。前菜…スモークチキンと蒸しナスの山椒ドレッシング和え。大葉とプチトマト添え あれ、いつもより前菜の品数少ない。工夫もない。でもナス美味しい。スープ…しいたけ、たけのこ、春雨のタマゴスープ。しょうゆ味。相変わらず絶妙のトロミ。青菜炒め…青梗菜としめじ、固豆腐を素麺状にしたものの塩炒め。しろい素麺っぽいのが、最初なんだかわからなかったけど、高野豆腐になりかけの木綿豆腐のような感触の豆腐だった。ところてんみたいに、型抜きしてあるので断面は四角。2ミリぐらいの細さかな。珍しいというか、こういう扱い方のものは初めて食べる。点心…卵と白身魚のシュウマイと5色野菜の米粉包み。米粉でつくった皮で包んであるので、蒸しあがると透明になって中の野菜が見えてきれい。味は普通だったけど。漬物…ザーサイと大根の醤油漬けメイン…天然エビとホワイトアスパラ、ドライトマトの炒め物。これ絶品だった! こんなトマト初めて食べる! 茨城産の「甘えっこトマト」とかそんな品種名で、プチトマトより一回り大きくて楕円形。それをちょっと乾燥させたものを戻して、エビ、アスパラ、パプリカと一緒に塩で炒めてある。このトマトが、甘さと酸味のバランスが絶品で、おいしいのなんの。イタリアンでもこんな使い方みたことない。なんだこのトマト!あまりに美味しいから、お茶(中国緑茶)のおかわりした時に、「トマト炒めおいしいです。これ、夜のメニューにもあります?」と年配の男性スタッフに尋ねる。「ありがとうございます。ランチの反応を見て、今後検討させていただきます」。ないんだ。ごはんも相変わらずピッカピカ。高級店の名に恥じぬ炊き具合。デザート…わーこれなんだー!おいしー! オーギョーチー(だっけ?)をわらび粉100%でつくったみたいな、ふるふるプルプルのうす黄色い透明な物体が、白桃、黄桃、オレンジ、キウイ、チェリーが泳ぐシロップのなかに沈んでいる。口に入れるとすうっと溶ける。この絶妙の柔らかさ、口どけのよさ! 前回もおいしかったけど、今回はもっと感動した。絶対寒天じゃない、ゼラチンでもない。くず粉でこんなんできるかなあ? まさか本当にわらび粉? うーん。すばらしい。満足の1時間。あー満腹。おおっ完食! すばらしい! この店、夜はえらく高くつくけど、ランチはコストパフォーマンス抜群だ。あの悠長なサービスにさえ苛立たなければ、毎月行きたい。嬉しくなって、ついでに原宿のブックオフで古本漁っちゃった(関係性不明)。
2007.07.30
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『黒執事』2巻 枢やなこれはニアフォモと思っていいんだよね? 明らかに腐女子にしっぽ振ってるマンガだよね?第1巻からしてあやしかったが、なんか角川シエル系というか新書館ウィングス系というか、ゲイは出てこないけど限りなく香ばしいというやつか。相変わらずのホームズ・ワトソンごっこだけど、最近、やたらヴィクトリアンもの多くない?「エマ」「あんだろ」、BLでも甘野さんのシリーズや、ホワイトハートにもあったな。小説もなんだかやたら執事ものとか増えてない? なんだなんだ。いまブームなのか?そういえば執事カフェとかあったな。「お嬢様、お帰りなさいませ」とかいうやつ。体験ルポ読んだら、時間がくると「お嬢様、乗馬の時間です」と言われて席を立つように促されるらしい。「お嬢様」とか言われて嬉しいのか? 腐女子だけどその気持ちはわからん。執事って日本でいったら家司になるのかな。昔、長身痩躯のジェイムス・フォックスが主人で、黒髪のダンディ、ダーク・ボガードが執事役の、とっても怪しい映画を観てよろめいたことがあったけど、(ジョセフ・ロージー監督『召使』)家が斜陽になって、主人ひとりになると、執事としての仕事はなくなるから、単なるサーヴァントなんだけど、なんだかよしながふみさんが描いているシリーズとよく似ているんだが、二人だけになると、もう一心同体というか、執事なくしては夜も日も明けぬという感じで、フォモ映画ではないのにやたらとエロかった。一番エロかったのは、屋敷に帰ってきた主人の足を、足湯をしながら洗っているシーン。ストーリーなんてすっかり忘れているけど、そのシーンだけは今でもくっきり覚えているぞ。もう、足を舐めるんじゃないかという愛撫の仕方で、執事は仕事を遂行しているだけなのに、階級違いの召使に、貴族の坊ちゃんがよろめいていく話、と言う話は自分の妄想か(笑)。私はこの映画で、執事が新聞にアイロンをかけるのを初めて観たのだった。ウッドハウスのジーヴスシリーズを知ったのはもっと後で、しかも当時は邦訳がなかった。やっと最近邦訳がでたけど、最近増えている執事ものって、みんなジーヴスをモデルにしているとしか思えない。執事は本来、家全体を取り仕切るのが仕事で、主人一人に仕えるわけじゃないんだけどなあ。女主人にレディースメイドがいるように、主人にも男性の秘書的なお付きが別にいるんだよ。ジーヴスはコメディだから、あの設定は架空なんだけどなあ。あ、密林調べたら、「召使」DVDあるじゃないか! うわーっとと、高っ! なんで?フォモは出てこないけど、カズオ・イシグロの『日の名残』の映画版はよかった。家とともに年取った執事と女中頭の恋という、中年恋愛映画。この執事は働き者だった。どんなときにも表情ひとつ変えないんだけど、裏ではああわ黒執事はとりあえず人じゃないからな。ちょっとゴスロリ入ってます。「召使」DVDジャケそうそう、こんなマニエリズムっぽい実験映画だった。
2007.07.29
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時々猫番や風邪や腰痛で動けないときに食料調達してくれるマージャン仲間のSちゃん宅で、隅田川の花火を見る。本所吾妻橋にうあr5階建ての彼女の家の屋上からは、2ヵ所で上がる花火の両方が見られる。絶好の見物ポイントなのだ。例年、友人や親類10数人が集まって、屋上はビヤガーデンと化す。どうもこの時期、体調安定しない自分は、毎年声をかけられてはいたけど、去年、おととしは行けずじまい。来年は引っ越してしまうから、今年最後ということで、3年ぶりに出かける。しかし午前中に受けた鍼のおかげで、全身だるいのと、この湿気では、夜とはいえ外気にさらされて数時間過ごす自信がない。それにしても、いつも思うのだが、東京の人は花火が好きだな。うちなんてJR最寄駅が両国なもんだから、昼前から浴衣の男女がぞろぞろ降りてくるし、両国橋は10日ほど前から2メートル以上はある柵で、橋から人が落ちないようにガードされているし、当日の清澄通りは花火の見える東側の道路にじかにビニールシート敷いて、道路で花火見物する人でみっしりだ。当然、夕方からは道路封鎖され、歩行者天国と化す。江戸っ子ではない私は、熱い風呂も花火も神輿もまったく興味がないし、花火なんて実家では子供の頃からくさるほどみていたから、あんまりありがたいとか思わないんだよね。城下町だったから代々直轄の花火師の家とかあって、同級生の家はまさに花火屋だった。遊びに行くと、庭の奥にある仕事場で職人さんが和紙を重ねた半円形の玉に、小さな火薬を詰めていた。そもそも花火も神輿も人いっぱいなのがダメだ。集まったのは、もともとは仕事つがなりのSちゃんの友人であるMちゃん、Yちゃん、私(オール独身)。それとSちゃんの妹夫婦と子供たち。子供たちといっても21歳、18歳、16歳の女子で、みんなパパの遺伝子のおかげで大きいこと! 168、171、167センチって、私にとっては夢のような大きさだ。靴のサイズも24.5とか25とか。うらやましいなあ。日本人女子の骨格が変わったのって、1975年前後だと思うんだが、全員1980年以降生まれの彼女たちは、はっきりいって同じ民族とは思えないほど骨格が違う。手足が長くて、顔が小さくて、腰の位置が高い。なんかみていてほれぼれするよ。屋上のテーブルにはケータリングの豪華な料理が並んでいたが、なんか久々にすきっ腹にアルコールいれたら、途端に気持ち悪くなって、なんとか花火が終わるまで屋上で座っていられたものの、トイレの中で貧血→動けなくなった。動悸亢進、吐き気、頭痛、震えが一挙に来たよー。おいおい。よそ様の家で情けない……。Sちゃんの義弟に救出されて、ベッドへ運ばれる。首の後ろと額を冷やしてしばらく寝ていたら回復したけど、外はまだ帰宅客でごったがえしていて、タクシー拾えそうになかったので、そのままSちゃんちに泊まったのであった。Sちゃん友だちのなかでは、一番自分が若いのに、なんでこんなにへなちょこなんだ。同い年(学年は1個上)のイラストレーターのMちゃんなんて、半年ぶりにあったら真っ黒に焼けてて、「山登って来た」とかいうし、Sちゃんは相変わらず細いけど毎週ゴルフ行ってるし、Yちゃんは元水泳選手だから、がっちりの筋肉質だ。くっそー。で、私のヘタレぶりを疲労したら、「もうさ、このトシになると、美容より先に健康よね」「そうそう、健康だったら美容もついてくるしね」って、その健康すらあやうい自分はどうなるんだ。なにしろ、3人が私を見て最初の一言が「わっ顔色悪っ!」だったもんな。やっぱ、行かなきゃよかったよ(涙)。
2007.07.28
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今月もやっと終わった。明日まで持ち込まなくて良かった。あと6ページ残っているが、もう知ったこっちゃない。月曜は朝から3件、アポ入ってるもーん。直行しちゃうもーん! ルートシミュレーションしたら、久々に南国酒家でランチできるかもとか目論んでいるし。もう肩はギチギチに凝ってるし、右腕はまた痺れてきたし、頭痛はするし、なんで居職なのに満身創痍なんだ?明日は鍼だ。効きすぎて筋肉の不随意運動起こしちゃって、その後ぐったりしたけど、今度は大丈夫だろうな。今日は午後、ランチのついでにいつもの腐書店に逃避したけど、結構新刊並んでいたのに、漫画ですら読みたい本がなかったよ……。疲れていると萌え欲すら衰えてしまうのか。とりあえず、語シスコさんが4年ぶりぐらいに復活しているみたいなので、久々に「OPERA」を購入。あと「黒執事」の2巻。ショックな事件が2つ。ライバル誌が8月発行号をもって休刊。やはりこのジャンルはだめってことか? うちも10月号から背水の陣でリニューアルを計るが、なんか無駄なような気がしてきた。もひとつ。いちばん仕事の速いデザイン室のOちゃんが、妊娠4カ月で来月寿退社。彼女に抜けられるのは痛い。うちの猫たちも可愛がってくれた猫好きだが、ホンモノの子供が欲しくて、コンピュータお見合いに登録して8人目でゴールイン! やっぱり30過ぎると、勢いじゃ結婚できないよね。まず条件ありきか。彼氏が変わるたびにファッションがガラッと変わるわかりやすい子だったけど、今の趣味はおなかの子のパパのものなのね。どうりで最近乳がでかいと思った(笑)。でもおめでとう。
2007.07.27
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引き続き猫これぞにくきうでも室内飼いの猫はにくきう周りの毛がボーボーのままなので、まるっと見えない。外猫ちゃんは、過酷な環境を走り回っているので、毛も擦り切れていてにくきうも固いの。そういう子に外で会うと、なんか尊敬してしまう。
2007.07.27
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あああ~明日までに終わりそうにない。特集丸ごとレイアウト変更!わーん土日出たくない~。ふてくされたので猫代理。以前預かっていた友人の猫カギしっぽちゃん。うちの子見て猫に悩殺された彼は、このトラちゃん拾ったものの、住まいはペット禁だったので、私に10日ほど預けている間に速攻でペット可物件探して引っ越したあっぱれな猫飼いである。聞けば、実家が複雑な家庭で、子供の頃は家で飼っていた黒猫だけが友だちだったとか。いいなあ。そういう幼少時の猫の思い出が自分にはない。推定生後3カ月。うちの子比較成猫となった今でも2・5キロのスリムな美猫である。
2007.07.26
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校了間際は、全員気が立ってくる。今日も朝からデザイン室から突き上げられる。「○ページはいつ入るの? △ページも昨日もらえる予定だったんだけど?」担当者は現在、スタジオで特集の残りを撮影中である。「グラビアの原稿は? 写真入稿今日まででしょう?」そのページは今日の午前中に取材が済んだばかりです。こっちもつい言葉を荒げて、「そこ、自分の担当じゃないから。○○さんに聞いて」ああもう、朝からみんなイライラ。動悸亢進スタート!どきどきどきどきどきどき……(だいじょうぶだいじょうぶ。間に合うって。いつも間に合っているじゃない)ひたすら心のなかで謝りながら祈る。ああでも気が焦る。自分の担当分は終わっているが、いつも勝手に企画を立て、勝手にページ申請し勝手に取材を進めている一人が、結局最後まで残るのだ。「そんなにやりたかったら、せめて原稿を外部に任せるとかして。お願いだからスケジュールは守って」そう言いたいのは山々なのだが、人一倍仕事してくれるんで、そうも言えない。というか、長と自分は、結局彼女一人の頑張りに甘えているような気がする。怠け者の先輩でごめんよ。……あれ? いや、ちがうな。それはちがう。人一倍仕事しているように見えるだけだ。どうしていつもあんなに手間のかかる企画ばっかり立てるんだ?それで、広告の1本も取れたことがあるの? ああやだ。いじわるだな>自分。でも、あなたが来る前は、もっと順調にスケジュール通り入稿できていたんだよ。本当に。いつの間にこんなになっちゃったんだ?校了間際、毎晩10時過ぎまで、ヘタすると12時まで仕事しなくちゃいけないのは、もうこの年齢になるとキツイのよ。お肌に悪いんだから。マジで。お願い帰らせて。もう1行も読めませんって……。こんな時ばかり、計画好きで几帳面なA型の気質が出てくる自分がいやだ。普段は絶対Aだと思われないのになあ。悔しい。しかも他はB型とO型。ああもうどうしろと? 一緒に仕事してると、いつも自分ばっかりヤキモキして損しているような気がするよ。基本的にチームで仕事できない自分もダメだよな……。どうか今週でケリがつきますように。
2007.07.25
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『欧外の子供たち』森類やっと手に入った森欧外の末っ子による結構な暴露本。いやあ噂にたがわぬ面白さ。欧外のやさしさを一番受け継いだ、愛すべき人物だよ。ハンサムだし(笑)。長男で医学博士の森於菟の写真も見たことがあるけど、母親が違うのにやっぱり似ている。明治生まれの日本男子には珍しい、まっすぐ通った鼻筋、瞼に影が落ちる鼻上隆起。でもやっぱりこの末子は、物書きとしては大成しなかっただろうな。文章もとりたてて上手くもないし、森茉莉みたいな強烈な個性の文調でもないし、要するに森家の末子としての記憶、記録だけが貴重なんだ。それにしても、あれだけ長くダラダラと絵の勉強していただけあって、観察力というか、幼いころの思い出がすごい鮮明。おそるべき記憶力!欧外の死の前年に、家族で日在の別荘へ行った時の記憶なんて、映画を見ているようだったよ。10歳で父の死に遭遇し、ショックを受けるも、直後にもらったアイスクリームが嬉しかったとか、はっきり覚えているんだよね。勉強が嫌いで、小学校をさぼって姉の通う東洋英和(今の聖心?)に遊びにいっているうちに、女子だけの学校でおねえさま方に可愛がられ、欧外は「そんなに杏奴のそばにいたいなら」と、杏奴を類が通う公立?の小学校に転校させちゃう。いいのか!?そしてやっぱり母・志けが傑作だ。もう何から何まで破天荒すぎる。この人は頭で考えていることが直接音声となって出ちゃう人なんだな。以前読んだ森類の評伝に、類があまりに勉強ができないから、母親が「いっそ頭に病気がありますように」と祈る場面があったけど、これには続きがあって、病院行ってどこも悪くないとわかると、欧外の息子がバカであってはならないと思い込んでいるから「死なないかなあ。いっそ死んでくれないかなあ」とか言うのだ。そして、当時から天下の悪妻と評判の悪かった志けは欧外の死によって、本当に社会から孤立してしまう。子供たち以外、誰も味方がいなくなったのだ。ところで、森家の人々は、ずっと千駄木の観潮楼に住んでいたのかと思ったら、欧外亡き後は母屋には長男於兎夫婦が住み、志けと実子は離れで暮らしていた。でも類の中学が世田谷と遠かったので、一時渋谷のお屋敷町で借家(志けの実兄の持ち物)暮らしをしている。この時代の描写が生々しくてすごかった。二人とも絵を習うだけでなく、志けは杏奴に日本舞踊を習わせ、類に家庭教師をつけ、なんとか欧外の子として恥ずかしくない一芸に秀でた子にしたかったのだ。杏奴を嫁にやるなら、まず料理と裁縫だろう! 茉莉だって何もできずに16歳で嫁に行って、お人形でいたら、1月後に珠樹の兄が「茉莉さんにもそろそろ台所に立ってもらいたい」とか欧外に文句言いにくるんだよね。もちろん山田家は女中がたくさんいる資産家の家だが、料理でもなんでも家事って、自分がわからないと女中に指示もできないことに茉莉は気づいていた。だから恥をかくよりはとなにもしない奥さんでいたのだ。そんな志けの子供にかける執念もむなしく、類は中学を退学してしまう。働くでもなく学ぶでもなくぶらぶらしている類は、今で言うニートだ。欧外の息子と知りながら、叔父は自分の娘に「あんなやつのそばに近づくな」とか言うし。でも誘ったのはその従姉妹なんだが。それにしても、金に困らないことはいいことだ。欧外亡き後、志けは子供たち一人ずつに通帳を作って、そこに欧外の財産を均等に振り込んでいた。当時はその利息だけで、十分暮らすことができた。そして10代も後半になると各自、必要な額を銀行から引き出して、毎日芝居だ歌舞伎だ西洋料理だと遊び歩いていたのだ。ああ古きよきディレッタントの時代! 日本にもこういう高等遊民がかっぽしていた時代があったのね。中学を退学した14、15歳の頃から「革の長いすに座って待っていると、髪をポマードで七三に分けた銀行員から呼ばれ、1か月分の生活費が10分で得られるのである。それは財産から生まれる利子であって、財産そのものは永久に減じない」とかいう生活。まあ、それは後に幻想だったと知るわけだが。ああ、でも類は恵まれすぎているゆえに大成しなかったともいえるな。物書きなんて、やっぱり苦労してなんぼだろ。貧苦にあえぐか、病苦で早世するか、少なくとも恵まれた環境であっても、欧外は家族仲の悪さに悩み、漱石だって躁鬱っぽくて、長生きはしていない。そもそも二人とも本業は別で、小説を書くことで抑圧された自我を昇華させていたんだろうし。類が思春期になってちょっとは恋なんかもするが、あまりにおっとりしているためにあっさり失恋。そして自慰にふける罪悪感をどうすることもできなくなって、それを母親に告白する。「要するに女が欲しいんだね」。わかりやすいなあ、ママン。そして「パッパ(欧外)が、寄宿舎なんかに入れるなと言ったのは、こういうことになるからだったのに。でも手遅れだったね。で、「それじゃあ吉原にでも行っておいで。病気にだけは気をつけて」なんて言って送り出す。そういうものなのか?本当に容赦のない母親。そしてやっぱり茉莉! あんたが一番ヘンだよ。わかっていたけど。パリで夢のような日々を送った山田珠樹との帰国後の結婚生活は悲惨なものだった。自分の産んだ子供に興味がない茉莉は、家政婦と女中に育児をまかせっきり。自分がなにかに夢中になると、子供のことなんて忘れてしまう。母と弟がお菓子をもって訪ねてくると、子供のための菓子なのに、茉莉はもうそのお菓子以外、何も目に入らなくなる。自分の子供を守ろうとする本能に欠けた女。茉莉が離婚して帰ってくると、ママンは、まだあとに二人もつかえているのだからと、茉莉の再婚を画策する。そして東北大学教授と再婚し、仙台へ行くも、「仙台には三越も銀座もない」と暴言を吐き、1年足らずでのしをつけて送り返されてくる。すごいよ茉莉!志けが亡くなると、残された子供たちはどうなるか。すべては戦争を境に変わった。新円切り替えで、銀行の貯金は紙くず同然となり、当時は死後30年で著作権が切れるから、もう欧外の印税も当てにできなくなる。当時、類は結婚して、すでに子供が3人いた。森類、初めて働こうと思いたった。その時40歳!姉の紹介で評論社でアルバイトをするも、ろくに校正もできず、おつかいしかできないのであっさりクビになる。その時の同僚のセリフ。「役に立つ、たたない以前に、君が現代に生きていることが無理なのだ」とか言われちゃう。情けないぞ森類! 妻はけなげにもほそぼそと野菜を作り、鶏を飼い、近所の人には「主人が勤めに向かないものですから」とエクスキューズして、自分の着物を質屋にもっていく日々。ああ~いい嫁さんもらえて幸せだったねえ。純真ゆえに周囲をふりまわし、それでも許されるあたりは、死ぬまでお坊ちゃまだったんだな。すでに杏奴は画家の妻となり随筆家として名をなし、茉莉も浅草のアパートでぽつぽつと物を書き始めたころ。そして本屋を開業。なぜ本屋だったのか。まあ父と縁の作家が多かったし「自分は計算ができないから、掛売りの帳簿は妻まかせ」って、あんた、本当にバカだったんだね。でもやさしい父親だったんだよ。父泣き後、欧外関連の行事や出版ごとについて声をかけられるのは、長子であり医者でもある長男の於兎だ。類は、欧外の故郷津和野での記念式典にも呼ばれない。身内の恥を暴露したことで、杏奴、茉莉とは絶縁され(茉莉とはその後復縁)、森欧外という巨人の実子でありながら、最後まで陽の当たらない人生を送った森類。親が偉大すぎると、子供は苦労するといういい見本だ。
2007.07.25
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『プレイス』木原音瀬99年発行の3本の連作からなるストーリー。なんか読みにくいなあと思ったら、1行52字詰め1ページ18行。もうぎっちぎちに詰まってる。シャイノベルズとかだったら、1本で1冊できちゃうよ。木原さんにしては、イタタの少ないリーマンものだが、もう冒頭直後にファンタジー設定が待っていた。攻めが天使とのハーフだったよ(爆)。しかも、言葉遣いもやさしくて、思いやりがあって、仕事ができて、自分はこんな羽があるから、誰とも結婚しないと決めているノンケだったのに。それにこの優男が初体験でいきなり攻めだったのは驚いた。一方、後輩設定の受けは、自分の性癖自覚していて、羽つき男に一目ぼれなんだが、それを悟られたくなくてついそっけなく冷たい物言いをする。おまえはいじめっ子の小学生かと。けっこうイライラじらされる展開で、荒っぽい受をよくもまあ攻めはもてあましもせず相手にし続けたもんだ。あ、そうそう羽根つきの特典は、相手の言っていることのウソがわかっちゃうという能力。だから酔っ払って、まだノンケだった羽つきに介抱されている時に、うっかり「好きだ」とか口走っちゃって、それで羽つき男は「およよ」と意識するようになっちゃう。でもこの受けがさー。嫉妬深くて子どもっぽくて、口下手で、怒ると言うこと支離滅裂で。もう後半はイライラしながら読んだよ。でも、受けが子どもの頃、川で溺れそうになったのを、攻めが天使の羽根で飛んできて助けたという運命の出会い的なかくれエピソードがあって、つまり二人はくっつく運命だったんだって話だ。刺激はないけど、ほのかな愛はあって、羽根持ちなのに普通に社会生活送っていて、その仕事の業務内容とかやたら詳細に書き込んであって、木原さんの本にしては珍しい感じ。あ、そうそう、どっちもハンサムっぽいのも珍しいかも(笑)。木原さんの書く女性は、割と苦手なタイプが多かったけど、今回、同僚の若い女の子が、あっけらかんとしていい。好きになると速攻アタック、振られたら即、次のターゲットっていう恋愛命みたいな子。や、実際にいたら気持ち悪いけどさ。あと受けをもともと好きで、でもゲイだと知って今は友だちでいるという美女(既婚・子持ち)が、夫の浮気でキレて、受けのところに転がり込むのも異常。いくら相手がゲイといっても常識なさすぎ。そして結局、セックスなくてもいいから、二人で子供を育てようとかいうし。いつもの木原節はなかったけど、安心してよめる健全なBLだったよ。エッチも朝チュンっぽいし。
2007.07.24
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ああもうアニメをまともに見る時間もなく、いたずらにDVDのHDD容量を圧迫していく。4-6月のアニメでまともなのは「エマ第2章」と「鋼鉄三国志」(や、これは全然まともじゃないな)、あと「セイントビースト」は思ったとおりこっ恥ずかしくてまともに観られなかったし(これは声優イベントだけが盛り上がっている感じだ)、「エル・カサド」も飛び飛びでようわからん。もう声優萌えはできないのか。というか自分が声優萌えしていたころの声優さんたちが軒並み中堅~ベテランになっちゃって、20代の声優さんたちがさっぱりわからない。7月からのは「さよなら絶望先生」ぐらいは観ようと思っていたのに、1回目から観忘れるし。「シグルイ」も(泣)。絶望先生、神谷くんかあ……ちょっとイメージちがうなあ。どうも神谷くんってツンデレか悪役、幼女系ギャルゲーアニメのイメージあって、先生役には若いかなあと。ハチクロあたりから好きな声ではあったんだけど。いかにもアニメって役のほうが合っている。ところでMXテレビで「炎のミラージュ」を放映しているらしいんだが、これは5年前のと同じ? とすると今はやおい系に出なくなった速水さんの悩殺ヴォイスが聞けるのか。ちょっと気になる。「エマ第2章」面白かった。作画のクオリティ高いなあ。思わず第1章のDVDをヤフオクで落とす。この「エマ」といい「アンダロ」といい(そういえば先週のアエラで紹介されていた)、コアなファンもつヴィクトリア朝時代が堂々とマンガになって、口うるさい自分の目からも楽しめるというのはいいことだ。ホームズ信者のDNAがやっと花開いたって感じかな。それにしてもエンターブレインの雑誌って、読者層がいまいち不明だ。少年漫画・少女漫画と明確に線引かれたカテゴリーで育っているから、それぞれが青年漫画、レディコミ・BLと進化していっても違和感ないけど、バトルゲーム系とスペオペとヴィクトリアンと童話が同時に載っているっていうのは、どの層を狙っているのか不明。「エマ」は少年漫画のカテゴリーで売られているけど、アニメ化以降のプロモーションの力の入れようは、ロマンチック好き乙女を狙っているとしか思えない。「黒執事」とか腐女子売場でも人気だけど、掲載誌には、少なくともBL系の作家さんはいない。BLからそっち行った人はいるけど。男子・女子っていう区分けがもうなくなってきているのかな。太田出版の「f」みたいなサブカル雑誌は、レディコミ、BL両方読む女子には抵抗ないけど、作家の偏り方をみると男子にはどうかと思うし、茜新社の「OPERA」はサブカルに寄りすぎて萌えのないBLになってるし、なんか混迷している。少女・少年という区別でなく、SF、ファンタジー、ミステリーというジャンル別なら男女両方狙えそうだけど、漫画だとやっぱりSFは男子、ファンタジーは女子、ミステリーはそれぞれ両方ある、というふうに分化していそうだ。ゲーム系コミックだって、男女別なのに、女子狙いの作品多すぎて謎。スクエアエニックスもそうだなあ。
2007.07.23
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土曜の調子の悪さは多少軽減。でも土日はなるべく薬飲まずに寝ようと思うんだが、やっぱり飲まないと眠れず、2時に寝て3時に目覚め、以後、1時間ごとに目が覚める。だめだ。しかもなんか長~いや~な夢を断続的に見ちゃうし。目が覚めて「まだ早いよ、も一回寝る」と思って頑張って寝ようとすると続きが始まる。なんか、霞町の交差点に昔からある、曲線レンガ造りのビルの地下がB5ぐらいまでの巨大なエステになっていて、なぜかタカノユリのエステで、会社と同族会社という設定だった。取材で潜入するんだけど、なんだか丸1日かかって、いろんな場所に回されて、その都度裸に剥かれてあれやこれや施術される。で、終わって外へ出るとビルの1階から上はまるで地震か火事の跡のようになにもなくなっているというミステリー。年に1回も見ない(覚えていない)夢がどうしようもないもので、しかもそれを覚えているのが気味悪い。昼から会社でリニューアルに向けてのデザイン会議。日曜なのに。こっちは表紙のラフだけでも進めたいのに、もう「隔月にしたら」とか「ターゲットはぶれてないか」とか、根本に立ち返ってしまってループに嵌る。リニューアルはもう社長のOK出ているんだから、まあ期間的には確かに危ういけど、お願いだからゴーサイン出して欲しい。デザイン部にそっぽむかれると、もうどうすればいいのか。長の人、なんとか言ってやれよ!3時間話し合って結論でないまま「アポがあるから」と帰ってくる。5時にアメショに会いにライターT嬢来る。私に会いにでなく、猫に会いに(爆)。でも、数少ない萌え話できる友人だし、久しぶりだからとだらだらと飲み食いしながら猫を構う。萌え話といってもBLではなく、好きになる男の基準とか、二次元キャラが理想の男性でいいのかという話と、原作(小説・漫画)とアニメと舞台化、それぞれの萌えファンは、互いに仲が悪いとかいう話をだらだらしまくる。しかし実は互いの嗜好傾向はなにひとつ被らないというすさまじさ。ただ単に年齢が同じで、10代の頃の音楽経験と読んでいた本と漫画がかなりシンクロしていてマセていたことが共通点。今日も以前BSで放映した時代別ロックの殿堂60~70年代のフィルムを見ながら「ぎゃああ~ツェッペリンかっこいい~」だの「マーク・ボランかわいい~」だの「ジェフ・ベック全然変わらない~」だの久々に昔のロック萌えで楽しんだ。なんかお互い、出身地は全然違うのに、小学校低学年から英語習ってて、その頃からロック聴いててヒット曲はソラで覚えているというのが同じ。出てくる曲、一部だけでもほとんど口ずさめるって、幼少時の記憶は偉大だな。そうだよな、私、ジリオラ・チンクエッティの「雨」とか、意味わかんなくても今でもソラで最後まで歌えるもんな。なぜイタリア語の曲をソラで覚えていたのかは謎。この記憶の脳味噌をもっと有効なところに使っていれば、人生変わっていたかもしれん。T嬢には4歳上のお姉さんがいてその影響でマセていたのはわかるけど、私は一体どうしてこんな偏った方向に行ってしまったんだろう。おかげでクラスメートとは共通話題がなくて困った記憶がある。私はBLの話とやおいとBLの違いとかを話し、彼女は半年野球に萌えて、あとの半年は理想の男性アンドレ探し(ベルバラ)の話。不思議なのは、彼女がそういう架空のキャラや野球選手に恋して「結婚したい!」と口走ることだ。ファンであることと結婚するのは全然別のことだと思うぞ。でも彼女の中では、それが芸能人であろうとハリウッドスターであろうと「好き=結婚」なんだなあ。スポーツ一切興味ない自分は、野球の話題を振られてもまったくわからないんだが、結局萌えるとか何かに夢中になることって、ドーパミンが作用しているよね、という結論に落ち着く。で二人ともブログやっても、互いのブログは知らない(興味ない)という不思議な萌え友だちだ。とりあえず夜遅くまでお疲れ様。ケーキごちそうさまでした!
2007.07.22
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午前中早めに家事を済ませ、鍼治療へ。昨日、セミナー会場へ商品展示のために東神奈川まで雑誌もって出かけ、セミナー終わったのが8時半。それからまた雑誌もって社にもどった時には、両肩が苦しくて「あーまたきたよ~」といやな予感がしつつ、11時ごろ帰宅。明日は1カ月ぶりのピアノのレッスンもあるから、なるべく肩、腕は自然に脱力できるようにしておきたい。というわけで、鍼の先生にそれを訴えたら、いつもより太めの鍼を深めに刺して、低周波治療。肩にパッドを当てているうちはまだよかったけど、二の腕の上の辺りに移動して、低周波当てられたら、なんか今までにない刺激が筋肉に伝わって、指してある鍼を経由して指先までビリビリ響く。うーん、これかなり効いてるってこと?今日は込み合っていて、電気を当てる時間が終わっても「ちょっとまってて」と、5分ぐらい放置された。すると異様な筋肉の痙攣が起こりはじめた。おおっ不随意運動! 首も肩も力は抜けているはずなのに、ピクッピクッと大きく震えている。「センセー、これ効きすぎ? 勝手に中で筋肉暴れてる!」「おお、これはすごい。ちょっと待って、写メとろうか?」って、おいおい。患者の体で遊ぶな。「貴重な経験できていいでしょ」って、そんなあんまりな。実験動物にされている気分。やっぱり昨日、重いものを両手にぶら下げたせいで、鍼と電気が異常に刺激を与えたらしい。あーなんか、終わっても筋肉勝手に暴れそうな感覚残っていて気持ち悪い。帰りに駅近くのドラッグストアで洗剤だの目薬だの買ったら、それがまた重くて、家までの400メートルぐらいの距離を歩けない気がしてくる。なんだか耳鳴りがするし、吐き気が襲っている。どうしよう。血が下がっているのがわかる。ひ、貧血だ。あ、そういえば昨日、2時ごろ昼食食べたきり、22時間ちかく何も食べてないんだ。空腹で血糖値下がってるんだ。ど、どうしよう。途中の飲食店でトイレ借りるか? いや家まではもう少しだ、がんばれ、頑張るんだ自分!5分の距離を10分かけてやっと家にたどりつき、とりあえずトイレへ駆け込む。嘔吐感だけで当然なにも出ない。あードラッグストアで栄養ドリンク買ってくるんだった……。糖分と水分と爽快感を一緒に取ろうと、角の自販機でコーラを買う。氷入りのグラスにコーラいれてすこし飲む。あああ~糖分!からみつく猫たちを足蹴にしながら、なんとかベッドにたどり着き、レッスンキャンセルの連絡を入れ(先生ごめん。5月も行けなかったのに。隔月レッスンじゃ忘れちゃうよね)、バクバクという自分の心音聞きながら横になる。ああ~うるさい。脈計ると120/分ある。だめだ、寝よう。こういう時こそ、抗不安剤の活躍だ!ソラナックス2錠と、漢方薬のんでうつらうつら。目覚めたら9時半・・・。困ったときは猫代理。昨日、半身浴しながらいつものように本を読んでいたら、冬は恒例だけど夏は暑いから寄りつかない風呂場の蓋の上に次々と3匹が乗ってきた。およよ、これは撮らねばと、ザヴァアッと抜け出し、マッパのままデジカメを取りに行く。「そのまま、そのままよ~、はいチーズ!」撮っている飼い主は、手前で風呂に入っている。なかなかできないワザだった。カメラ目線ですか?遠近法ぐるんぐるん回転しながらお腹を撫でさせてくれるアメショたん
2007.07.21
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「マレーナ」いろいろやりながらのながら観だったので、ところどころ曖昧ですが。戦時中なのにまったく危機感のないイタリア(シチリア)が舞台。たしかアカデミー賞で外国語映画賞かなんか撮っていたような気がする。一人の美女マレーナ(夫は出兵中)をめぐって、小さな町の男どもが、子どもから老人までソワソワしちゃう話。モニカ・ベルッチ、色っぽすぎ。男の子なんて初恋にして一目ぼれで、でも高値の花で遠くから見ているしかなくて、一日中彼女のことで頭がいっぱいで、家では妄想オナニー、下着盗んで父親に見つかってしまう。なんて純情な! でも友だちと一緒の時には「あのケツがたまらん」とか言っちゃう。カフェでも彼女がとおりを歩くと、男どもは一斉に彼女に釘付け。またその美女も、体の線が丸わかりのワンピースとか、デコルテ大きく開いた服着て絶賛フェロモン発散中。「誘ってよ」と言わんばかりなのだ。ちなみにラテン語教師。彼女が煙草を取り出すや、一瞬でライター持った紳士に囲まれる。ホストクラブかっ!そんな彼女を見ているうちに嫉妬と興奮で失神→母親はインキュパスだっけ?淫乱の悪魔が息子にとりついたと思い、尼さん呼んで悪魔祓いの儀式をはじめちゃう(笑)。でも父親は「こいつたまってんな」とちゃんと見抜いていて、ケツの青い息子の手を引いて娼館に連れて行く。いい話じゃないか(爆)。親公認の筆下ろし。最後は、お決まりの裏切り者疑惑で、観衆の面前で裸にされ髪の毛を切られるマレーナ。このシーン、ヨーロッパの戦時中を舞台にした映画にはよく出てくるな。髪なんてまた生えてくるだろうけど、とりあえず公開処刑みたいなもんなんだろうから、少なくともこの街では生きていけない。なんかもっと深遠なテーマが隠されているようなんだけど、もう酔っ払って無理。寝る。とここまで書いて寝ちゃった本日午前2時。
2007.07.20
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『切除されて』キャディ・コイタアフリカの人権活動家が著した実録もの。しばらく前に献本で届いて、紙面用のレビューは書いたが全編読んでいなかった。なんか「いつの時代ですか?」って問いたいよ。先日、法事で帰った時、足入れ婚が昭和の時代まで続いていたことにショックを受けたけど、これは今でいったら同棲みたいなもんで合理的はあるんだろうけど、でも女児しか産まないから籍もいれずに里に返すってどうよ? ってちょっと腹立った。しかししかししか~し! 女性器切除というのは、いったいどういう風習なんだ?セネガル(多分ほかでもきっとある)に今も残る風習で、幼いうちに女性器(具体的には大陰唇とクリトリス)を切除する、女性割礼の一種。十にも満たない幼女の性器を麻酔もせずにかみそりで切り取るなんて、野蛮以外の何者でもない。彼女自身、7歳で妹たちと一緒に祖母の手で切除されたという。とどろく悲鳴、のたうち回るほどの痛みと恐怖。麻酔ぐらいしろよ。祖母は「清めの儀式」だと言った。祖母も母もそれが当然の社会で生まれ育ったのだ。確かに割礼は宗教的な行事だったりするけど、今でも行っているのは、イスラムとユダヤ教の男子割礼しか知らない。昔、フィリップ・ロスやアーヴィングの小説に出てきた。あれは生まれてすぐとか、2、3歳でやるんだよね? でも男子の割礼っていわば皮むきだから、むしろ推奨すべきかもしれないが、女の子に対するこれは、他の男に浮気しないための男のエゴでしかないような気がする。性器切除されると、傷は一生癒えることがないんだってさ。排尿のたびに痛んだり、不正出血が続いて早世する女性も多いらしい。あたりまえだ。むき出しになるんだぞ。男のそれは最初から外部に飛び出している器官だけど、女の性器は隠されているもんでしょ!当然自慰なんてできないし、切り取ることであらかじめ決められた男性以外とは一生セックスしないという証になる。でもセックスのたびに激痛で気が狂いそうになるそうだ。エクスタシーもオルガズムもないセックスなんて暴力以外なにものでもない。彼女は13歳で顔を見たこともない男性のもとへ強制的に嫁がされる。13歳!インドとかも結婚はやいよね。14~16が売れどきで、20歳過ぎればもう行き遅れと聞いた。まあ、一部の地方や部族だけかもしれないけど。日本も戦後、GHQから「日本男子は包茎が多くて衛生的じゃないから切れ」と言われたことがあるらしいけど、そんな集団割礼まがいが本当にあったかは謎。それより皮がないと不感症になるらしくて、アメリカではわざわざ包茎にする手術もあったりする(笑)。こうなると、1911年まで宦官が暗躍していた中国の男子去勢が気になる。あれはどこをどうするの? とウィキってみたら、陰茎だけを切除して、大事に取って置いて死後は柩に一緒に入れるらしい。へその緒みたいにとっておくとは知らなかった。どこかで、睾丸だけを切り取るところもあるって読んだ気がする。えー、なんかシモネタなので、気分をかえてもっとグロい話を(笑)。インドの一部地方では、今は法律で禁止されたらしいが、夫が死んだら妻も後を追って殉死させるところがつい最近まであったらしい。しかもキャンプファイヤーみたいに薪の山に投げ込まれて焼かれるという。未亡人は許されないってことね。女性割礼もそうだけど、どれも女を信用できない男が考えそうなことだ。あんたたちバカですか? 歴史はバカでつくられる。だから戦争はなくならない。もう勝手にやってろ。
2007.07.19
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萌えのない日は猫で埋める。1週間ぶりに腐図書売っているいつもの書店へ行く。読みたいのは木原さんだけなのに、和泉さんも微妙に気になって結局『SASLA』を2冊とも買ってしまう。今、健全な本も読んでいるので(森一族絶賛萌え中)、いつになったら手を出せるのか不明だけど、円陣さんのフェロモン垂れ流しイラストには逆らえない。とりあえず見て楽しむ。あと、連載が気になるマンガ雑誌の『Dear+』と伊藤理佐の『女いっぴき猫ふたり』の2巻。←外せない。自分的ミラーマンガ(爆)!理佐さん、あんなにこだわって建てた「一人用一戸建て」、もう売っちゃったのね。ネタにして減価償却→素が取れたら飽きちゃったんだろうか 信じられん。あんなオープントイレ、吹き抜けトイレの家、一体誰が買うんだろう……。<500万ぐらいなら買う(爆)。どうも伊藤理佐といい、三浦しをんといい、自分のツボをくすぐりまくってくれて感性似ている気がするし(なにを偉そうに……どっちかというと反応するポイントが同じという感じ)、とても年齢が違うようには思えない近さを感じる。ていうか他人とは思えないへたれぶりが、まだ結婚に夢もってもバチが当たらない年齢の女性とは思えんのだが。これって二人の作品がフケ文・フケ漫なのか、自分が若作りなのか、どっちだろう?自分的にはどんな年齢層をも取り込む、後世にまで語り継がれる普遍的作家だと思い込みたいのだが、む、無理かな?えー、預かり猫アメショーちゃん。しかしもはや姿は幻の珍獣ツチノコ・・・横からのお姿も、なんか胴体ビア樽みたいなんですが……猫亜種?しかし、こんな寝顔を見せられると・・・笑ってるし! チャシャ猫カワイス(萌)負けずにうちの子サービス。なんかキリッとしてません?(←馬鹿)デジカメをマニュアルにしてシャッタースピード優先にしたら、刹那を撮れるようになったけど、手がぶれてどれもピンが合わない……(泣)。
2007.07.18
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原稿進まないなあとTVスイッチON!おおっ! 「リトル・ブリテン」の新シリーズやっているじゃないか!30分番組に1本数分のコントを満載したバラエティだが、相変わらずお下品で最低なジョーク満載だな。イギリスってちゃんと階級別の番組あるんだよな。これはミドル~ロウアー向けかな?ゲイ、デブ、人種差別、シモネタおよび上流階級を揶揄するような下品ネタ満載。筋骨隆々とした女装マニアのヒゲ男子カップルとか(19世紀のバッスルスタイルのドレス着て、でもトイレは男子用)、ゲイを両親にカミングアウトしても驚かれもせず逆に相手を紹介しようといわれたり、車椅子のボランティアと思わせて実は逆ボランティアだったり(弱者の役に立つことで優越感に浸ることでポジティブになれる)、上流階級の息子が両親に恋人を紹介する席で「おやつ!」と言ってママの生乳吸ったり、ベビーカーでスーパーやってきてレジごと万引きする最凶の女の子とか、毎回やっていることがギリギリだ。日本だったら絶対倫理委員会でハネられそうだ。なかでも傑作なのはアッパーを皮肉った「首相補佐官セバスチャン」。筋金入りのおねえゲイだが、身長は首相よりでかい誘い受け(爆)。もうしぐさがすべて怪しすぎる。野党党首が面会に来ると、膝に乗ってフィンガーチョコを勧めながら「この黒い棒を口にすっぽり入れて!」とか言うのだ。いいのかイギリス! 腐女子にすら刺激が強すぎる。(リンクから一部動画が見れる)ゲイネタを子どもも見る時間帯のドラマで堂々と放映する国だもんな。そうだ、イギリスは男性同士結婚できるんだったよな。エルトン・ジョンが第1号?イギリスのギリギリなコメディといえば、私の時代だとモンティ・パイソンが思い浮かぶけど、あの頃より一段と下品さが増している。ゲイやデブや無学歴を徹底的に貶めて、無問題なのか?今は、ゲイの孫のためにアナルプラグを教会のバザーで買うおばあちゃんの話。となりで電動ディルドー手にとって「黒いのはないの?」とか言ってるし。なにからなにまで異常すぎる。ああ~刺激が強すぎて疲れる。さ、仕事仕事。
2007.07.17
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ただでさえ雨の日は体調悪いのに、先週締め切りだった小商いの原稿を1本書き忘れていた!どひゃーっ。メールと携帯に脅迫状催促状が届いていた。今夜は徹夜かなあ。とかいいながら早くも猫に逃避。生猫たちは、雨の日は20時間以上寝ていやがるし、アメショーちゃん来たら、三匹ラブラブになって飼い主はただのエサ係に成り下がってしまった。だから今日もはっちゃんとかよそ様の猫で癒されている。アメショーオーナーさんから、面白動画を教えてもらったので、ここにもコピペ。画質は粗いけど、BGM付きのナイス編集!小熊を追い掛け回すにゃんこすげえっ!垂直跳びは、3歳ぐらいまではうちの子もよくやったなあ。http://www.youtube.com/watch?v=_cCdoXIlKMw&NR=1http://www.youtube.com/watch?v=JZAHl5_LTGQ&NR=1http://www.youtube.com/watch?v=pIqhUCZgwXQ&mode=related&search=http://www.youtube.com/watch?v=GrMYBWsfDnw&NR=1http://www.youtube.com/watch?v=javzVjiENAo&mode=related&search=
2007.07.17
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昨日はとりあえず喪服も化粧道具も靴も一切合財バッグに詰め込んで、どしゃぶりの中、朝5時半過ぎに家を出て、タクシーで八重洲口に向かう。早朝の車内はガラガラで1車両貸切状態だったので新幹線のなかで支度していたら、黒のストッキングがないことに気がつく。思わず車内販売のお姉さんに「すみません、黒のストッキングありませんか?」と訊ねる。突飛な質問に驚きもせず、30度のお辞儀をしながら「申し訳ございません、本日はあいにく販売しておりません」。さすがマニュアルどおりの回答だが、じゃあ「本日は」って、いつもは売っているのかと喧嘩を売りたくなったが、朝っぱらから大人気ないので「じゃあ」っと、ビールとほやの燻製を買う。寝ていないのでビール1本で爆睡だった。8時半過ぎに実家ちかくの駅に着きタクシーで父の本家に向かう。途中、コンビ二で止めてもらい、ストッキングゲット! 久々に履くヒールの高い黒のパンプスが歩きにくい。敷地700坪はありそうな典型的な農家の佇まいを残す父の実家は、門の正面に母屋、右側に作業小屋、左に離れのように納屋があり、前庭は見事に剪定された黒松や寒椿の木々で埋め尽くされている。子どもの頃は、良く厩があった裏庭で遊んだものだけど、小川が流れ、井戸があった裏庭は現在はすべて、ささやかな畑になっているという。昔は、土間に囲炉裏もあった母屋もとっくに建て替えられていた。田舎の在郷に行けば行くほど、古い慣習が残っていて、しきたりやマナーにうるさいものだけど、今はご近所の手伝いもなく、本当に親類縁者だけを招待する古法事だという。台所では見知った従姉妹が数人、エプロン姿で立ち働いていた。でも白でも割烹着でもなく、ホッとする。お手伝いといっても、次々訪れる訪問客にお茶を出すぐらいで、とりあえず仏間を中心に、ふすまをすべて取り払って30畳ほどになった広間に座布団を並べたりしていた。どうらや年下のまた従兄弟の次に私が若いらしく、訪れるのはほとんど50~70代。向こうは私を知っていても、私は誰も認識できない。誰? 「長らくご無沙汰いたしております」と三つ指ついて笑顔で乗り切る。ああ、正座も久しぶり。訪問客が雑談しているうちに、菩提寺の住職登場。白い絽の襦袢のうえに紗の着流しで現れ、仏間でおもむろに袈裟に着替える。うわー坊主の生着替え! なんかちゃんとルールがあるのか、不思議な着替え方だった。夏物の袈裟って、ほとんど紗でできてきて涼しそうだ。欲しい(笑)。真新しい卒塔婆を仏壇の左右に立て、法要開始。数珠数珠! 般若心経! 皆で般若心経を唱え、その後なんたらの教えを聞かされ、香箱が回されてくる。その間40分正座しっぱなし。ちなみに菩提寺は曹洞宗永平寺派である。えーっと、曹洞宗……親鸞、じゃないな。開祖誰?(汗)事前に福祉機器の原稿頼んでいる人に座圧分散の方法を聞いていたおかげで、足も痺れず無事法要終了。次はマイクロバスを仕立て、菩提寺の墓所に線香を上げに行く。これまた駐車場から墓地までが長く、慣れないヒールでつま先が既に悲鳴を上げている。ああ~カソリックの御ミサのような儀式が続く。そしてホテルで会食。ここでやっと席次表と、施主である本家の叔父が書いたという今回法要した先祖の由来がかかれた冊子をもらう。きたきた。田舎によくいる、ご先祖様探し&郷土史家きどり。父の実家は昔は庄屋で、戦後の農地改革でも土地を奪われることなく(奪う価値のないほどの田舎にあったかららしい)、地域の豪農だったらしいが、その後新幹線が通ったりバイパスが通ったりして、国や県からの土地の買い上げで財を成し、従兄弟の代からは農業をやめ、何万坪かある土地はすべて整地して工業団地や巨大ショッピングセンターや企業の倉庫として貸し出しているらしい。土地を管理するためだけに会社を作っているらしいが、これがつまり、相続による土地分割を防ぐ手段。ナルホド。会社帰属の土地だったら、親が死んでも兄弟姉妹が「遺産分割!」と言う権利はなくなる。永遠に惣領息子だけが土地を引き継ぐ権利を有するわけだ。まだまだ土地神話の残る田舎らしい発想だ。今回の古法事は、曾祖母の50回忌、祖父の33回忌、祖母と叔父の妻の13回忌をまとめてやっているので、この4人のゆかりの人が出席している。これは席次表をみてわかったことだけど、もうその縁の薄さといったら!叔父から見て、祖母弟の孫、祖母の弟の子の妻、父の妹の孫の夫、母の弟の長女の子、とか、私からみたら軽く4代は前のつながりで呼ばれた人たちがいる。存在を意識したことすらないし、探し出して案内を送る叔父の執念にも驚いた。係累の兄弟姉妹の生年没年戒名がすべて記載されていて、没年の理由のところに「日露戦争にて戦死」「支那事変にて戦死」「硫黄島にて戦死」とかある。日露戦争? すげえ。祖父の最初の奥さんなんて、体が弱く二人続けて女子しか産まなかったので、里に返されている。え、江戸時代ですか? 家を守るための養子縁組なんて日常的で、どこで本来の血縁が途切れているかすらわからない。大体、菩提寺の檀家総代だという大本家の現長男も、「こちらの家が当家の何代前の分家なのかもわからない」という。おそろしい話だ。戦前なんて兄弟多くて(祖父は7男6女13人きょうだいの長男だった)、でも幼児のうちに死んでいたり、長男以外はなにも相続できなかったから、本家に対するこだわりなんてないだろうし、父だって4男坊で農業になんてなんの興味もなかったから、早々と家を出ていて、本家に行くのは盆暮れの挨拶ぐらいだったのに、それでも法事となると列席せざるを得ない。こんなめんどうくさい縁戚関係がいやで、自分も早々を故郷を捨てたけど相変わらずなんだな。私の世代の従兄弟たちもそうなのか? とこっそり聞いてみたら、本家跡取りの長男は「いや、これが最後でしょう。僕はこんな面倒引き受けかねますよ」と渋い顔をしていた。でも土地をもっているというだけで、働かなくても生きていけるのはうらやましいよ。税金すごそうだけど。いわゆる高等遊民? でも所詮田舎者だから、贅沢は敵だと思っているのもなんかいじらしい(笑)。本格的な会席膳が次々出てきて、食事はすこぶる満足。子どもの頃よく遊んでくれた従姉妹のJちゃんと久々に会って、「お互い老けたねえ」と慰めあう。彼女も独身で猫飼いで仙台で公務員しているが、なんか久々に会ったら、ひとまわり小さくなっている。おねえちゃんだったのに。あれ? あ、私のほうが大きいんだ。並ぶと肩の線が5センチほど低い。そして、均整は取れているけどなんか細い。「Jちゃん、何号?」「えっ? あ、洋服? 3号」げえーっ3号! そんなサイズがあるの? 子供服? チ、チワワ? 吊るしの下限サイズの自分が幸福だと思い知る瞬間。「すごいねえ。大変でしょ」「そうよお。今回だって喪服買いなおそうと思って専門店行ったけど『あ、3号ですとこれとこれになります』って、選択肢なんてまるでないのよお」この一族は父や私をふくめておしなべて小さいが、彼女はとびきりだ。恐くて体重聞けなかったよ(笑)。一切合財終わって、暇を告げ、先週お父さんが亡くなった友人宅を訪問する。幼稚園から中学まで一緒だったが、お互い一人っ子で独身。しかも今、お母さんも入院しているという。「えっ、じゃあ大変じゃないの。頑張ってるねえ」「マクロ始めてから疲れなくなったのよ」出た! マクロビオテクス信者! 三十路になるまでジャンクフードが主食だったのに、変わるものだ。「もう玄米だけ食べていれば健康になれるのよ。肉、魚、卵、油は一切食べないの」そんなの死んでもいやだ。「たんぱく質は?」「玄米はね、かんでいるうちにナントカカントカに変化してたんぱく質になるの」そんなの聞いたことないぞ。「あ、それとね。電磁波にも気をつけて。恐いんだから。次に電子レンジが壊れたら捨てなさいよ」できないよ。ガス台なくても電子レンジあれば生きていけると思ってるもん。「高架の下も電磁波いっぱいなのよ。携帯も恐いからPHSにしたの」もうついていけん。「じゃあ、健康に暮らすためには、古代に還って自給自足しかないの?」「本当はね。でもそれができないから、せめて食べるものには気を使うのよ」「ヤフオクないと生きていけないくせに、PCの電磁波はいいわけ?」「あれは仕方ないわねえ」って、だめじゃん。「それより、犬! 犬は?」彼女は不人気犬種チャウチャウのブリーダーまがいをしている。「今、チャウが5頭とパピヨンが1頭いるよ。でも会社のほうで飼ってるの。社員も扱いになれているから、世話を換わってもらえて助かってる」彼女の会社はチャウが部長を務める不動産屋である(笑)。帰りにチャウたちに会って、改めて犬は臭いと思う。いやかわいいんだけどね。帰りの新幹線のなかで、やっと手に入れた『欧外の子どもたち』を読む。東京着いて立とうとしたら、両腿がつったように痛い! 正座の後遺症が今頃!そして今日、起きたら左腕に植物でかぶれたような痣が2ヵ所。何触ったっけ? もお~だから田舎は嫌い。あ、曹洞宗開祖は道元ね。井上ひさしの戯曲で知った(笑)。
2007.07.16
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主人不在のため猫代理今朝は朝の3時ごろまで「雨で新幹線が止まらないかなあ」とぶつぶつ言ってました。でも5時ごろ、諦めて支度を始めました。新幹線の時間は6時4分です。さて、間に合うのでしょうか。雨だからぼくら3匹は寝ています。いってらっしゃい。ぼくのにくきうはもっとかわいいぞ。ピント合ってません。こないだうちに撮影に来たとき、プロカメラマンが撮ってくれました。さすがです。ピントばっちりです。
2007.07.15
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雨の中、鍼治療4回目。もうしびれは、指先の感覚が鈍い以外ほとんどない。でも腕に刺してある置き鍼抜くと、途端にうすーくしびれてくる。なんかもう置き鍼なしではいられない体になっちゃったんだろうか?今日は初めて首の牽引もやった。「最初だから軽くね」と言ってたけど、なんかミシミシッと首の骨が伸びる感覚が気持ちいい。よく1年に30センチぐらい身長伸びちゃう成長期の男子が、「夜中に骨が伸びる音がする」って言うけど、こんな感じかな? それよりこれで首が少しでも長くなってくれると嬉しい。肩と首の筋肉が大分やわらかくなったので、今回から腰もやってもらう。腰椎のヘルニアをやって以来、我慢できないような痛みはないけど、どうも左側に違和感があったので。「ぎゃああ~いたいいたい~やめて~」再び。やっぱり初めて押されるところは、どこもかしこも痛いのだった。施術受けながら、「ヘルニアの人はね、整体や鍼で良くなる人もいるけど、完全に治るわけじゃないからね。また何年かして痛くなることもあるから」と言われた。中国3000年の叡智をもってしても、そんなものなのか。さて、昨日三越で線香買おうとして、その値段に中指立っちゃったが、そういえば家の近くに、線香屋があることを思い出した。周囲がどんどんマンションになっていく地域で、小さな木造平屋は目立つのだ。う~んやる気のなさそうな死んでいる店だ……でもカーテンが開いているのでおそるおそるガラス戸を開ける。おお~あるじゃないか! 1000円前後の欲しかった線香が。なにやらヒノキの香りぐらいまではいいけど、ラベンダーとかリリーとか、なんか洋花系の香りがかなりある。色もピンクとかイエローとか、すごい。「あのー、こういう変わった香りのお線香も、お仏壇用ですか?」「ええ、お好みですから」というわけで、「煙の少ない森の香り」とやらを買う。ふと壁側のショーケースに目をやると……げげっ、昨日の36000円どころじゃないお香が!ああ、これは香道で使うお香か。5センチ四方ぐらいの小さな桐箱に入って12万とかする。ああ、あれか?正倉院に収蔵されている、歴代の権力者が所望して削り取ったというランジャタイみたいなもんか?香道……そんなもんもあったなあ。ていうかやらされたなあ。和事の習い事は母親の趣味で、茶道華道香道琴三弦やらされたけど、結局上に行けば行くほどお金のかかる世界だった。銘だって号だって師範の免許だってお金で買うようなものだ。茶道と華道は型を知っているだけでも、なにかと役には立つものだけど、基本的にワビサビとかどうでもいいし、なんであんな竹の茶杓が何千万もするんだとか、理解できない人なので、こういう、お見合いの釣り書きにしか役に立たないものはつまらなかった。でも、小学校の頃やった、小さな浅い箱に砂を入れて枯山水を造っていくのは面白かったな。あれはなんだったんだろう? 箱庭療法?
2007.07.14
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『こどもの瞳』木原音瀬新刊の『牛泥棒』を読みかけているうちに、まだ読んでいない彼女の積読本があることを思い出し、そっちに手を出した。で、『プレイス』とこの本と『牛泥棒』を同時に読み始めたのだけど、『こどもの瞳』は昼時間に読んでいたので、先に読了。うーん・・・BL界きってのイタタ作家として知られる木原さん。この作品は8年前に書かれたものだけど、これまた痛い設定だった。記憶喪失ものや自閉症ものも痛くて新鮮(笑)だったけど、幼児退行の攻めと弟受け、ホンモノの子ども同居ですか……倫理的にどうかと。で、そんな父と叔父を見ていた子どもは、当然のように小学校の教師と危うくなる。京山さんの『仮面ティーチャー』までは、ジョークで済まされるけど、ヤヴァイよこの教師。犯罪スレスレ。体が大人でも頭が子どもだったら、たとえ犯罪犯しても無罪放免だろうけど、なんでそこまでキモチイイことに固執するかな。6歳の子どもが。うーん。もともとあの兄ちゃんは淫乱なのか?それと、幼少期だけの記憶はあるにしても、お互い一緒に育っていなかったら、あれだけ育ちや社会的なポジションちがったら、これからもめそう……あ、でも体の相性はバッチリだからBL的にはOKなんだな。いやはや。ヨーロッパの立憲君主制の国や、アメリカでもメイフラワー号からの名家だと結婚の障害って氏素性や人種や宗教だったりするけど、BLって基本、体が合えばなんでもありだよねえ。結婚してても、恋人は男性って設定で萌える話が読みたい。
2007.07.14
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蒸すなあ。なんて蒸すんだ。気温はそれほど高くないのに、ベタつくのが苦手。今日は着ていたアンサンブルの下がノースリーブだったが、カーディガンを脱ぐと見事に土方焼け……。毎年、気をつけてはいるのに、肘から下と足の甲だけ日焼けする。出勤時だけ、おばちゃんたちがつけてるアームカバーとやらを使おうかなあ。今日は、日曜の法事のために、午前中から抜け出してチャリで三越に行って、いろいろと入用なものを買う。ご仏前に供えるお菓子でしょ、数珠もチャラいのしか持ってないから買い直そうとか、お線香のしゃれたのもの要るよね、そうそう親類縁者の手伝い要員は白いエプロンか割烹着着用だった……ああ物入りな。白いエプロンなんてレースの恥ずかしいサロンエプロンしか売ってないじゃないか。割烹着、高いじゃないか!(12000円!)しかしもっと上行く予想を裏切る値段のものがあった。お線香。私は、普通の束になったものが4,5本入った箱入りのものに、御仏前ののし紙かけてもらおうと思っていた。ま、せいぜい1000~2000円位?ところがどっこい。さすが三越というべきか、なんというべきか。贈答用としてのお線香が5000~36000円とかする。高いのは桐箱に絹の紐掛けで、「樹齢○年の香木からなんたらかんたら……天然成分のみでつくりあげた希少品」とか説明書きがある。1000円の線香と36000円の線香では、先祖の供養に差が出るのか? 家にある瀬戸物入っていた桐箱に、100均で買った線香詰めて持っていったらだめですか?36000円の線香……今回、1日だけの日帰り法事のために往復に30000円の交通費かけて、のし袋の中身が1万円でお菓子が5000円で、ついでにやっぱり安い吊るしの黒のワンピースも買った。もうこれ以上お金かけられないよママン。別に直系でもないし、嫁でもないし、知っているのは叔父と従兄弟たちぐらいなのに、法事になんて呼んでくれなくて良かったよ……どっちにしろ、来月は旧盆でまた帰るんだから。ちょうど今日から、アメショーのお友だちも預かる約束をしているので、もう、3日みっちり3匹のネコにまみれる予定だったのに。あ~アメショーちゃんキター!まん丸むっちり、とろくてかわいい!友人のイラストレーターん家のネコだが、ペットショップで生後6カ月まで売れ残っていて、半額で叩き売りされていた純血種。半年もケージに入れられたままだったせいか、足腰弱くて、高いところに飛び乗ったりできない不憫な猫。今回は10日ご滞在なので、いっぱい写真撮ろう!
2007.07.13
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あー読み終わった本も数冊あるのに、脳味噌に余裕がないよ……。昨日から、ボランティアの電話相談やったり、ビッグサイトに取材と営業兼ねて行って5時間歩き回ったり、社長の昔話を拝聴するだけの会議が2時間かかったり、異様に手間のかかる原稿に赤字入れたり……湿気で体中ベタベタだし、久々に自律神経の発作起こして、震えが止まらなかったよ。そんなときは猫が代理を務める。夏の猫微妙な距離感で腹を冷やす二匹。後ろに見える白くて平たい物体は、夏用猫の大理石ベッド。冷たくてお気に入り。隣のダンベルは……二の腕細くしようと買ったはいいけど、重すぎて使用不能だった。
2007.07.12
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今日は午後出勤で、午前中は家で小商いの文章書き。編集主体の仕事ばっかしていると、取材は楽しいけど、書くのが面倒になるなあ。どんどん締め切りが過ぎ去っていくよ。現実逃避で引き出しの中を整理していたら、数枚のコンパクトフラッシュ発見! 中を見たら全部猫だった……どんだけ溺れてるんだよ。冬の寝姿その1 暖房なし まるで陰陽のタオの印のように団子になる。そういえば世の中にはくるくるねこの会というのがあって、自慢の猫の巻き具合画像が山ほどアップされている。アンモナイト編とか、複数猫の団子編とか。これなら投稿できるかもと、久々に覗いてみたらサイト中止中だった(泣)。冬の寝姿その2 On the ホットカーペット なぜか互い違い。いえ、決して作為はしていませんよ。気づいたらこういう恰好になっていた。なんか冷え切った夫婦のようだな。明日は夏の二匹をアップしよう。
2007.07.11
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日曜は、WOWOWで放映する「プロデューサーズ」を観ようと、7時半に美容院を出てダッシュで帰宅したのに、さあこれから面白くなるぞ、という山場に電話が鳴る。ほっといて留守電にしようかと思ったけど、先日、友人のお父さんが亡くなった電話を留守電にしておいて、慰めの言葉もかけられなかったばかりなので、またなにか緊急かもと思い、受話器を取る。「もしもし……」地獄の底から響いてくるようなハスキーヴォイスが……。あ~おまえかよ。(年上なのにタメ口)声だけは女のハートをくぎ付けにする美声のバスバリトン。そうだな、小杉十郎太と大塚明夫を足したような子宮に響く声。しかし、その実態は、腐れ縁のただの高校教師だ。年上の異性の飲み友達は4人いるけど、そのうち一番世間知らずで苦労しらずのお坊ちゃんだ。彼とだけはシモネタ話ができない。おまけに下戸。最近は年に数回電話で話して安否確認するぐらいだが、一時は毎晩のように会っていた。一緒に映画みて、ご飯食べてバイバイって感じで。「お久しぶり。元気?」「今年から職場が代わったので、ご連絡しようと思って……」「そういえば、年末にそろそろ移動になるかもって言ってたね」「新設校なんですよ。今年2年目の。それでこれまで学年主任やっていたのに、いきなりクラス担任もたされて……」きたきた。彼の話は長い。とにかく長い。一晩ホテルでお互い服も脱がずに話しあっていただけのこともある。そう、一時は周囲の友人は全員、私と彼がくっつくと思っていたらしい。ところがどっこい、どっちも結婚願望ないんだよね。だから余計に気楽なわけだが。ネットが普及してからは、もう固定電話はなくてもいいと思えるほどになったけど、私の長電話は、京都の女友達と8時間、郷里の幼なじみと6時間という記録があるが、この教師との11時間が堂々の1位だ。しかもいつも向こうからかけてくる。別に双方ともおしゃべりな方ではないのに、話題が切れない。女同士の萌え話と同じで、とっても無駄な時間を過ごして楽しかった時代。そんなに話したいなら会えよ? ごもっとも。でも会っても電話でも話す内容は同じだ。それ以上にもならないし、いちゃいちゃしたりするわけでもないからな。久々の電話で仕事の話をし始めた段階で、映画を観るのは諦めた。彼の愚痴を聞くかわりに、私も仕事や体の不調を愚痴ってやろう。彼は自分で自慢するほどのデモシカ教師である。家はビル持ちのプチ資産家だけど暮らしは慎ましく、無類の映画好きで、平日の日中、空いている映画館で好きなだけ映画を観たいという理由だけで、夜間高校の教諭になった。親所有の古い貸しアパートの一室を、レーザーディスクの倉庫にしていて、あまりの重量に床が抜けたと聞いた。それってどんだけ? しかもLDなんてもう死蔵品でしかないし。彼からは何度「教師やめて物書きになりたい」と夢を語られたことか。「何書くの? 作家になりたいの?」「うーん。映画評論とか……」「ムリに決まってるじゃない。志願者山ほどいるのに」「だから、どこか出版社紹介してくれるとありがたいんですが」「いや」というのを、90年代は月に1回ぐらい繰り返していたな。今ならブログで好きに発表できるけど、当時はインターネットすら普及していなかったから、「物を書く=出版」しか道がなかったしね。世間知らずだから「同人」なんて選択肢は考えつかなかったと思うし。でも、やさしくて、周囲に配慮することができて、他人のために自分の時間を割くことのできる暗い映画オタクな彼は、介護士か平凡な高校教師という職業が一番合っていると思うんだよね。好きでなったわけではない職業のくせに、真面目なもんだから、どんな小さな問題にも真摯に取り組みすぎてストレスで胃に穴が空いたりするタイプだ。到底民間の会社でノルマ課されて業績あげたりする仕事はできそうにない。ところで夜間高校って、昔は家が貧しくて働きながらとか、大人になった人がちゃんと高校を卒業したいとかいう理由で、苦学して通うイメージだけど、今は全然違うらしい。ほとんどドロップアウトした連中の受け皿と化しているという。それで、びっくりしたのが、夜間高校なのに朝・昼・夜の3部制だというのだ。つまり働いてもおらず、とりあえず高校ぐらいはと思っていても、どこも合格せず、親の対面上、なんとか学校には通っているという設定にしておきたいらしい。もっとすごいことに、その人数! 1クラス30人×8クラスあるという。この少子化の時代に! 意外な人気にびっくりだ。要するに、いろんなところで退学になったり、不登校だったり、問題おこしたり、ニートだったりする子が集まっている。そりゃ、勉強教える以前に苦労しそうな職場環境だ。教師の勤務体制は二部制で、朝からのシフトと午後からのシフトがあるそうだ。「今までより実質、拘束時間長くなって、来年からは土曜も授業という話が文科省で進んでるんですよ。もう。それに朝からの授業なんて、誰も出てこないですよ。心配して家に電話すると『まだ寝てます』とか親が言うんですよ。考えられませんよ。もう私、1年したら辞めるかもしれませんって校長に言ってあるんですよ」「あ、そう。で、どうするの」「どうしますかねえ。なんか物書いたりして、細々と暮らせればと思っているんですが」「公務員は年金額いいんだから、満額もらえるまで働きなよ」「でも退職金だって、われわれの前の世代は90カ月だったのに、今60カ月切っているんですよ。こんなひどい時代に教師だけではどうにもならない生徒抱えて、苦労しているのに……」は? 60カ月? なんですかその数字。そんなこと、退職金が出るかどうかも知れない中小企業の会社員(=自分)に言ったら殴られますよ? それをみすみすドブに捨てると? 私、今猛烈にあんたの急所蹴り上げてやりたいんですけど。瞬時に計算しちゃったよ。仮に彼の年俸が600万として(そんな額ではないはずだが)、90カ月で5400万、60カ月でも3600万。すげえな都立高校教諭。あんたの給料の一部が自分の血税かと思うと、腹立ってくるよ。なんかさ、お金に困らない家の子って、いくつになってもこんなだよな。仕事しなくても、一生食いっぱぐれないって保障があるから、仕事に必死にしがみつこうとしないんだな。仕事合わないのに、しがみついて体壊してる自分が、なんだか不憫に思えてきたぞ。公務員、もうボーナス出たよな。くそう、なんかおごらせよう。以前もブログに書いたかもしれないけど、彼はヘテロだが、異様にゲイにモテる。映画館や電車でしょっちゅう痴漢に遭っていた。私が以前、好きになったクリエイター仕事の相手が3人連続ゲイだったことはあるが、ゲイと聞いただけで顔をしかめる倫理観をもつ彼が、なぜゲイにモテるのか。無意識にゲイフェロモンでも出てるのか?私にとっては、異性を意識せずに済む、無味無臭の頼りない年上なんだが。BL読むようになって気づいたけど、小学校とかの頃、クラスに必ず1人ぐらいこんな子いたな。女の中に男が一人でも平気で、やさしくて、女言葉で、でもホモとかじゃないって子。たいてい姉が複数いたりするんだ。でもこの高校教師は兄一人だけだし、きっと未経験なだけで、意外と好みのタイプに言い寄られたら、簡単にフォモに転ぶかもしれんな。や、私が知らないだけで、とっくにそうかもしれん。BLによくあるよね? ヘテロの相手に告白できずに悩んで、女友達に相談する設定。これでも彼のほうが4つ年上で私は常にタメ口。彼は誰に対しても丁寧語。きっと育ちの差(笑)。見た目は普通のおじさんで、ガタイだってちょっと痩せ気味程度で普通だけどなあ。こんな柳腰で丁寧語では、今時のおちこぼれ高校生なんて到底仕切れないだろうなあ。一時、ヒゲ蓄えて耳が隠れるぐらいの長髪だったけど、その時期がいちばんゲイにモテてたなあ。トイレで後ろから襲われそうになったこともあるらしい。ってことはネコ?いやあ~~あの声で、あの子宮に響く声で受けなんて~~!・・・てな話を、彼を知っているBL好きの友人に話していたら、「それってつまり、あんたがゲイっぽい人が好きってことじゃないの?」と言われた。いや別に、彼はゲイっぽくないし、恋愛対象ではないんだよ。年上のくせに世間知らずで情けないからほうっておけないってだけだ。基本、私はすっごい年上か、すっごい年下しか受付けんのよ。甘えられるか、甘えさせるかしか興味ないから。±10歳以上希望。
2007.07.10
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水曜に7箇所入れた置き鍼は、腕の3箇所を金曜に、首の4箇所を日曜に取った。腕のしびれはほとんどなくなって、親指の先の感覚だけが鈍い。痛いぐらいにビリビリしてたのに、すごいな鍼、と思っていたが、腕の置き鍼を取ったら、今まで何かで釣られていたのか?と思うぐらい急に腕が重くなる。なんだなんだこの感覚。先週土曜に行けなかったので、昨日はランチもそこそこに仕事しまくって、8時で終わる診療所へダッシュ!「先生、腕の痺れ治りました! 鍼すごいっ!」「えっ? 早すぎるよ。私は神じゃないからね、きっと一時的なものか、治りかけているところに鍼がうまく入ったんだよ。一時的だったら、そのうちまたしびれてくるよ」なんたるお言葉。やっぱり2、3回では治らないのか。でも、置き鍼で腕の感覚が戻ったり、肩こりの痛みが軽減したのは、自分に鍼が合っているかららしい。「鍼もね、人によって打ち方さまざまあるし、合わない人もいるし。お金かかるけど、本当は銀の鍼だと、微妙な調節できるんだけどね」「銀の鍼! そんなものがあるんですか?」「うん。金もあるよ。あ、でもこのステンレスの鍼にメッキしたものだけどね。高いから、使い捨てにしないで、その人専用にキープしておいて、煮沸滅菌して再使用するの。銀はね、2,3回でダメになるから無理だけど」自分専用鍼! しかも金だとう? うっ、なんかちょっと魅かれる。プラチナはないのか?さて相変わらずマッサージは痛いが、ところどころ痛くない部分が増えてきた。もう背中の真ん中へんと首の中心は痛くない。でも肩と腕と脇のあたりがまだ痛い。そして叫びっぷりが、1回目が10とすると、6ぐらいになった。「あと数回で、この痛みが快感になるから」って、先生、どういう解釈すればよいのでしょう?鍼を刺したままの低周波治療が、前回より格段に効く。これだ、身悶える感覚! 周期的に波のようにジイイィ~~ンと筋肉に響くうねり。体の内部で、別の生き物が蠢く感じ。鍼が前回より深く入っているらしい。もいっかいマッサージされて、前回と同じ場所に置き鍼。値段聞いたら、1ヵ所100円也。そうそう、置き鍼、垂直に入ってないんですねって聞いたら、「そんなことしたら痛いでしょ」って、まっとうなご回答。正解は、注射刺す時のようにナナメに刺すのだった。ナルホド。よくツボの場所は「○○から指3本分」みたいな言い方するけど、その指の太さも、患者の体の大きさも違うのに、よく見えないツボや経絡を探り当てられるなあ。楽譜がないとピアノ弾けない、お手本がないと絵もかけないような自分は、そんな曖昧なものは理解不能だ。漢方のおかげか、鍼始めたおかげか不明だけど、お腹がすく感覚がもどってきた。最近、朝は野菜ジュースと栄養ドリンク、まともな食事は昼だけで、夜はトマトだけ、きゅうりだけ、スイカだけとかいう夕食だった。それも薬飲むために無理やりお腹に入れてる感じだったんだ。だって自律神経のせいで夕方になると吐き気がして、食欲なくなるんだもの。でも、今日は昼にまともな肉(豚冷しゃぶランチ)も食べたのに、夜、鍼治療受けて帰ってきたら、なんかお腹すいている。ヴィシソワーズが飲みたい! でもつくるの面倒! というわけで牛乳入れるだけのじゃがいもスープを飲んで、スイカを食べる。おい、土曜にスーツがきついとホザいてたのは誰だよ! 本当はやっぱり昔よりデブなのかもと思って、体脂肪計を引っ張り出す。うーん・・・少食に体が慣れてしまったか。体重変化なし。でも体脂肪はかなり減っている。ちょっとうれしい。
2007.07.10
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半年に1回しか美容院に行かないのは女としてどうかと思うが、基本的に自分がおしゃれに興味がないのと、美容師の腕がよくて、パーマが半年持つからだ。前髪がうざくなったら、もちろん自分でジョッキリするさ。すると「またっ。俺のカットじゃないよこれっ」って怒られるが。だって、天パーだから、セミロングにストパーかけるのに二人がかりで5時間かかるんだ(涙)。マッサージもしてくれるけど、この長さは一種拷問。そこは下は8歳、上は93歳までと客層が広く、男性客も多い。そして、全然おしゃれなところではない。なんたって高田馬場だ(笑)。以前、早稲田の編プロに居た頃、帰り道に見つけたところで、接客や客の快適性などには一切力をいれていないのに、なぜか流行っている。美容業界の7不思議だ。料金だって、むしろ高いほうかもしれん。10年同じ担当だが、私のやっかいなクセ毛は、もう彼以外には扱えないと信じている(単に暗示をかけられているだけかもしれん)。髪もほとんど痛まず「いかにもストパー」風に見えず、しかも半年もったら儲からないだろうと心配するほどだ。料金も、いわゆる○○○ハビットみたく高くない。担当のYくん、10年見てるが全然変わらないな。見た目フリーターか貧乏大学生だ。でもその風貌がお年寄りに大人気(笑)。やせてて貧相な体で明るいキャラのせいか、「これでおいしいものでも食べなさい」って、マダムたちにチップもらったりするらしい。あのグダグダの服装や当たり障りのない会話術も作戦なのか? そうなのか?私は美容院ではほとんど会話しない人なので、いつも持ち込んだ本を読んでいるんだが(しかもBL)、彼が勝手に一人語りするのをフンフンと10年(でもたった20回)聞かされているから、もう彼の家族構成から子どものころの遊びから、親が教師なのに勉強できなくてグレたとか、奥さんが若白髪でいつもタダでカラーリングさせられるとか、ここはいろいろチャレンジさせてくれるから当分独立しないとか、私生活丸見えだよ。ゲイとナルシストの多い男性美容師のなかでは、ごくまっとうで腕はいいから、遠いんだが通ってしまう。今日は、隣の席で、私が5時間かかっているうちに3人の男性が次々カットされていたが、一人、頭の薄いのを気にしているらしい(でも見た目20代後半)男性が、美容師さんに「ウーロン茶で髪洗うと、毛が濃くなってくるんですよ」ってしきりに力説していて、美容師さん、どう受け答えすればいいのか困っていたよ「今、美容院って、みんなどれぐらいの頻度で来るの?」ときいてみた。「男性やショートの人は襟足のびてくると気になるから月1回。若い女性は2月に1回かなあ。マダムになるほど自分でシャンプーしなくなるから、毎週来る方もいるし。もちろん夜の接客業で、お着物の方は、セットのために毎日来ますよ」みんなすごいんだなあ。私、エステも苦手だし、基本的に他人に体を触られるのがいやなのかもしれないな。あ、マッサージは別よ、あれは治療だもん。
2007.07.09
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ああ~やっと週末。先週は横浜で仕事してて、おまけに貧血でぶっ倒れてロクな週末じゃなかった。洗濯ものいっぱい、猫の毛退治もいっぱい。そうそう、来週の日曜、日帰り帰省して、父方の実家の法事に行くんだった。いくら黒でも、仕事着のテーラードスーツじゃまずいよね、と夏の礼服を探す。20世紀中に買ったはずだよ……と汚部屋と化している納戸のクロゼットを漁る。あれえ~ないよ?引っ越してから一度も着てないということは、ハンガーにかけてないんだな。あったあった、本棚にしている食器棚の上に三越の箱に入ったまんま(笑)。さて、シワのばしておこう……と寝室運んで、「古いけど、デザインおかしくないよね?」と無理やり納得させる。ついでに試着。・・・き、きつい。なんで? 体重変わってないよ? ないはずだよね?ジャケットのアームホールがきついよ。ファスナー上げるのに息詰めないと上がらない(涙)。おまけにお腹とお尻がパツンパツンで横にシワが寄る(泣)。ふとサイズタグを見る。W56……。来週までに4センチ痩せられるか? 袖切ってノースリーブにするか? これが着られた時代をもはや思い出せない。年をとるって、こういうことか。たるんでるんだ。体中。ブルブル。やっぱり筋肉欲しいよう。さて、これから午前中、仕事がらみのイベント会場まで運転手を勤め、午後は半年ぶりの美容院。はああ~美容院嫌いなので、また疲れそうだ……。
2007.07.08
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『鴎外の三男坊』去年の暮頃、ワインを飲みながら、森茉莉がパリで飲んでいたワインはなんだったんだろうとか考えて、久々に森茉莉全集など引っ張り出してパラパラめくっていたら、ふと、そういえば末っ子の弟はなにしてたんだっけ? と考えた。以前、森まゆみさんの書いた森家の評伝を読んで、まるで「渡鬼」のごときファミリードラマが妙に面白かったのと、そういえば森茉莉も小堀杏奴もエッセイを読んでいたり、なぜか家には昔から森鴎外全集があったりしたので、森一族は自分の好みに合っているんだろうと思っていた。長男は立派な医者だ。二人の娘は文筆家として名を成した。しかしまてよ、一人いたな……。それが末っ子の類だということに気がついた。明治時代に国費でドイツ留学し、医学だけでなく文学も文化もすべて吸収して帰国した森鴎外(林太郎)のすごいところは、子どもたちにドイツ名の和名を与えたところだ。長男:於兎(オットー)、長女:茉莉(マリ)、二男(夭折):不律(フリッツ)、二女:杏奴(アンヌ)、三男:類(ルイ)。そして於兎の子供たちは漢字忘れちゃったけど、マックス、レオ、ハンス、ジョージとか、そんなの。明治時代だよ。最初に知ったときは、少女マンガの世界かと思ったよ。そんでもって茉莉の長男は爵(じゃっく)だし。明治~大正時代にこの名前はさぞや目立っただろう。森類のことが気になり始め、でも唯一知られた著書『鴎外の子供たち』がなかなか手に入らず、たまたま仕事の資料を探しに来た会社近くの小さな区立図書館で『鴎外の三男坊』(山崎國紀)という評伝を見つけた。初めて知る、森家の末っ子。かな~り面白い。父親が偉大すぎるのと、兄姉がユニークすぎる家に生まれ育った彼の不幸は、まず勉強嫌いから始まった。小学校にあがった類が、あまりに勉強ができないので、教師が心配して「確かに脳の病気で勉強のできない子供はいます。しかし類くんはどこも悪くないのに、一番勉強ができません」と母親に言いにきた。そしたら母は、「いっそ頭の病気だったらどんなに肩身が広かろう。どうか病気でありますように」とか言って、病院連れていくのだ。すげえ。前妻の子である長男於兎はすでに医学の道で父と同様に留学するほどの秀才であり、鴎外が愛してやまなかったおばかな茉莉は16でさっさと資産家の家に嫁に出していた。類は2歳違いの姉、杏奴の奴隷だった。父が亡くなり、年の離れた長男はとうに独立し、茉莉が嫁に行くと、偉大な欧外の名を汚すまいとする母の元で、杏奴と類はふたりだけでひっそりと育つのだ。なんかすでに淫靡なんですけど(笑)。どうにも勉強に興味がもてず、中学を中退すると、類は母に命じられて著名な画家に弟子入りする。そして後日、杏奴と二人でパリに遊学したりするのだ。でも画家になれなかった類。小さな本屋を開業しながら、文学同人に参加し細々と文筆に励むも、書くことで身を立てることもできなかった類。店番を妻に任せ、自転車で本を配達をする欧外の息子。妻を愛し、4人の子供たちを均等に可愛がり、よき父親だったところは、欧外とそっくりだ。でも抜きん出たものがない類には「森鴎外の息子」という肩書きだけが生涯まとわりついた。彼の最晩年の、長女へ宛てた手紙は涙ものだ。老いて、こんなにも美しい手紙を娘に書き送ることができるなんて、彼の才能は開花するのが遅すぎたのだろうか。それにしても晩年の類が、激いい男(老人だが)なのに萌えた(笑)。
2007.07.07
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先週の土曜に貧血でブラックアウトし、日曜日も浅い眠りのままで体が重かったので、ついにKちゃんから紹介された鍼灸マッサージもしている接骨院に予約を入れた。家から2駅。タクシーで1メーターだった。それが月曜日の話。MRI画像も持って行って、現在の状況を話して、とりあえず自律神経失調症と頚椎の異常による肩・首のこりをなんとかしてもらいたかった。聞けば、2週間前、ジムで私を看てくれたスポーツドクターの師匠だという。ありがたや。MRIを撮った理由が、指の痺れだったというと、絵の具筆と小さなトンカチみたいなもので、左右の腕を肩から指先まで叩かれたり、筆でこすられたりして、感覚の違いを確認する。「左が10だとしたら、右は?」という感じで、約20分ほど、痺れの確認。そしてうつぶせになって触診開始。「いままでどんな治療してたの?」「えっと、整形外科からの薬と、あとは痛くて我慢できないときは会社の近くのてもみんとか、クイックマッサージで……」「マッサージもね、街でチェーン展開しているのはスポーツマッサージだから、本当に弱っている人がやられたら、揉み返しがくるんだよ。ああ、これひどいね。運動以前の問題だよ」「はあ」(なんとなくそんな気はしていたけどさ)「全身の神経が興奮している状態。筋肉も」「えっ、筋肉って興奮するんですか?」「筋肉疲労がその状態。このへん、どこ押されても痛いでしょ?」「ぎゃああああ~~やめてやめていたい~!!」背中の脇の下辺りなのに、激痛が走る。「これをね、ほぐさないと鍼入んないよ。まずちょっとほぐすから、どんなに叫んでもいいからね」って、あんまりな……。上半身だけ20分ほどマッサージ受けて、一休み。ぜいぜい。涙出るほどどこもかしこも痛いよ~(涙)。円座枕に顔を埋めてどんだけ泣き叫んだか。「さて、これで鍼入るかな。まず痺れをとろうね。それから頚椎にくっついている筋肉をやわらかくする。自律神経はそのあとね」というわけで、アルコール消毒後、手の甲、腕、肩、首に和鍼を入れていく。鍼は以前も経験してるけど、ちゃんとディスポの鍼を出して説明をしてくれる。以前はディスポじゃなかったから、珍しい。綿棒みたい。衛生的でなにより。「これが和鍼ね。最初は一番細いのからいくから。これで太さが0.1ミリね」細っ!トントンとおなじみの感触が体内に鈍痛を起こさせる。「きたきたっ」「痛い?」「うーん……ズーンって響く感じ」「痛かったら言って」「はーい」てなわけで、鍼が入るとそのまま低周波治療器のパッドを鍼と鍼の間に吸着させていく。そのまま約20分。へええ~鍼入れたまま電気マッサージするのは初めてだ。以前は、刺してすぐ抜かれた気がしたけど。その後、またマッサージを受け、最初の問診から約90分。丁寧な先生だ。「本当はしばらく1日おきぐらいで治療したほうがいいんだけど、無理なのかな?」「土曜以外無理です。平日は夜遅いし……。午前中なら会議がなければ、来られるかも……」「わかった。とりあえず明日はちょっとまだ痛いと思うけど、来られる日がわかったら電話して」てなわけで、一時しのぎではなく本気で治療してくれそうな先生だったので、水曜に午前中1時間半遅れて出社すると会社に連絡し、再訪。マッサージはまだ痛いが、初回ほどではなかった。鍼治療は前回同様、入れたまま電気治療。その後、置き鍼(皮内鍼)を7箇所打たれる。やったー(笑)。「今日のは4ミリね。様子みながら調整していくから。痛かったりしびれがひどいようなら、2,3日で取っていいけど、そのままにしておいても1週間ぐらいで自然に取れるから」(4ミリなんてまだ皮下脂肪だと思うんだけど、効いてるんだろうか……)と疑問もあったものの、以降、今週は体がややラクだ。暑さに負けてない気がする。鍼が効いているのを実感。うれしいなあ~。次回は月曜だ。保険外診療なのがキツいが、鍼治療合ってるかもしれん。で、今日は月2の漢方医の女医さんのとこへ行く。ソラナックス飲んでも相変わらず眠れないんだが、自律神経失調症のほうも確実に快方に向かっているとのこと。そうだよ、ちょっと動いたぐらいで心臓バクバクいわないし、地下鉄の階段登れるし(笑)、震えも来ない。自分でも顔色がいいと思うし、社でも言われたし。あとは時々襲われる吐き気と貧血と不眠だけだ。大量の薬をもらって会社に戻ると、営業のSさんから「うわ~なにその薬の量! うちのばあちゃんみたい」と笑われる。いいよ~笑っても~薬ないと生きてけないもん。総務のおねえさまは、やはり以前ストレスによる自律神経失調症で、円形脱毛症になったそうだ。いろんな症状があるものだ。子どもの頃から、シールとかラベルとかみると、はがしてみたくてウズウズするタイプなので、別にしびれも痛みもないけど、鍼、取ってみたくてたまらないんだけど(笑)。そういえば鎌倉には犬猫に鍼治療してくれる獣医がいるらしい。ところで猫画像アップすると、アクセス数が跳ね上がる。すごいね猫族。犬はやっぱりアウトドアのイメージあるから(大型犬ね)、引きこもりには猫なんだな。実家では犬飼ってたし、生来犬派だったのになあ……猫の毒おそるべし。
2007.07.06
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河出書房が出している『文藝』別冊シリーズの「森茉莉」を読んでいる。思えば、お耽美志向~ジュネ~BLへの進化(退化?)のきっかけは森茉莉だった。もうこれだけでトシが知れるというものだ(笑)。小学校高学年か中学のころ。母の読んでいた本(無類の本好きの母親は、新刊はもとより、複数の小説月刊誌、週刊誌の連載までくまなく読んでいた)の中にあった『甘い蜜の部屋』。今改めてみると、ポルノ小説のようなタイトルだな。おそらく現在の腐女子の萠芽ともいえる耽美好き女子は、もれなく森茉莉の育った環境やその後の生活に憧れた。晩年暮らした、紙ゴミにまみれて床の見えない部屋で、なんと一番下は畳と一体化して古新聞が土に還っていたという伝説をもつ、下北沢のアパートの一室。他人にとってはゴミ同然でも、彼女にとっては宝物だった、ガラクタの数々。そんなものにすら憧れた。彼女が食べるもの、得意な料理を真似しようとした。サブカルが特殊なものじゃなくなって、どんな奇矯なシュミでも認知される現代では、別に「ああ、いるよね、こんな人」で終わってしまうけど、「森鴎外に一番愛された娘」という破格の肩書きを持つ彼女の最晩年が、他人が見たら悲惨な貧困生活なのに、それを楽しんでいるところがすごい。少女マンガと雑多な流行小説と文学全集と乱歩とホームズで育った自分に、ロマンチックなタイトルと、ルイス・キャロルのアリスの世界と澁澤龍彦をミックスしたような小説は夢のような毒だった。後年、『赤毛のアン』を通過するかどうかで、女子の脳味噌の成長は大きく方向を異にすることを知って、アンを読まず、早々と森茉莉を通過してしまった自分は、まっとうな良妻賢母になどはなれないだろう(なりたくない、だな)と、中学の頃に悟った覚えがある。家には森鴎外全集はあったけど、森茉莉全集はまだ刊行されていなかったと思うし、母の本棚に『父の帽子』と『甘い密の部屋』はあったけど、森茉莉に関しては、その後、自分で全集まで揃えた最初の作家だ。なんだ、西洋を舞台にした少女マンガの世界がとっくの昔に文学にあったんだという驚きと、不思議な文体。眩暈のするような耽美の世界。でも母によると、昭和初期の女流文学には、もっととんでもないものがめっちゃあって、彼女が学生時代を過ごしたミッション系女学校の寄宿舎では、戦中戦後にレズ小説を回し読みしていたらしい。おそるべし戦中の女学生!それで記憶に残っているのが野溝七生子の『女獣心理』。最近復刊されたものを読んだけど、レズではなかったし、まあ、ちょっと少女マンガチックだわね。でもこれが80年前に書かれた小説と思うとやっぱり驚愕。そのうち腐海にはまって、すっかり忘れていた頃に、森まゆみさんの『欧外の坂』を読んで、鴎外とその妻が傑作な夫婦だと知って、国語で習った「文豪」とのギャップに笑った。後妻の志げは、明治時代にしてはっきりもの言う女性で、鴎外は恐妻家だったんだよね。そのうちに再び森茉莉を思い出した。私は、天然のインテリの金持ちが大好きだから、茉莉の夫だった山田珠樹とその父親にも憧れたバカだ。パリ時代を綴ったエッセイは、森茉莉がいかに世間知らずのお人形だったかに腹が立って、山田珠樹に同情したものだったが、よく考えるとすべてのエッセイは、一人暮らしを始めて「贅沢貧乏」していた頃の茉莉が、過去を回想して、恥も外聞もなく「世間知らずだった自分」をさらけ出しているんだよね。一方、珠樹は親の金で高等遊民をやっていただけで、平凡な学者として終わっている。この別冊の中では、森茉莉についての本も書いている作家の笙野頼子と森茉莉の同人誌を出していた長谷川さんの対談が面白かった。「境界の天使」という賛辞を送っていて、うまい言い方に唸らされた。上品と下品、贅沢と貧乏、お嬢様とあばずれ、インテリとエセインテリ、どっちにも転びそうで、ギリギリのところで落ちない。それはもう天性のものなんだろう。人間は無垢な精神のまま老いていくことができるんだという見本。天衣無縫な老人なんて、周囲には迷惑なだけだろうが、茉莉はそれを許された。あ、ミケランジェリを思い出すなあ。ピアノの世界の妥協を許さぬわがまま王子。白石かずことの対談は、編集なしのまんま肉声掲載に近くて、あちこち話の飛ぶ森茉莉の思考回路の一片がうかがえて楽しい。自分もこういう、一見ちょっと頭のおかしい、でも実は深い背景があって回りから大事にされる年寄りになりたい(笑)。
2007.07.06
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困ったときの猫画像。その1珍しく良く取れているうちの黒女王。鼻水たれでひ弱なのに、病院連れて行くと「黒光りしてますね」と言われる毛並み(笑)。皮がよく伸びて抱くとぐにゃぐにゃする。ついでに二匹のナイショ話。黒い子はテレビの上が大好きなので、薄型にできない不幸(涙)。
2007.07.05
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『愛玩少年』水上シンまごうかたなきお耽美エログロマンガ。あ、いやグロは少なめだが。元祖「エロチシズム」という単語を思い出させてくれた。結構なお味でございました。意外にもエッチ度は低めだが、まさかゲートルに萌えるとは思わなんだ。まさかあれか? 綾波レイの包帯と同じ属性なのか?>ゲートル本当に、30年前の作品といっても通用する独特の古臭い絵が新鮮(笑)。軍服ものだし、「さぶ」系だし、でも吸血鬼、アルビノ、女装の少年、丘の上の館と、キワモノ系満載だ。80年代のジュネマンガって、こんなテイストだったなあとしみじみ。まだレディコミもなくて、少女マンガテイストでない異端系マンガ描く人たちは、ガロぐらいしか発表の場がなくて、でも文学愛好趣味の少女には合わなくて、書籍扱いの新書館の『ペーパームーン』とその後の『グレープフルーツ』が結構マニアックでよかった。エッチはないけどフォモはあったし。トトアケルさん(漢字失念)とか、時代間違っちゃってたよね。今なら良かったのに。そのうち朝日ソノラマが『ネムキ』の前身『眠れぬ夜の奇妙な話』と『ハロウィーン』を創刊してくれて、ホラーというか猟奇ものもありなのねって認知されて、このテの作品が量産されていたなあ。好きだったけど。朝日ソノラマ、解散しちゃうんだってね。まだ銀座4丁目に本社があった頃、よく出入りしてたよ。やっぱりマニア受けの紙媒体だけでは利益が出ないということか。メディア展開に乗り遅れたのが敗因なんだろうな。こういうお耽美って、山岸涼子のミシェル・デュトワシリーズが初体験だったと記憶しているけど、ああ~そんなこと考え出したら読みたくなったよ。実家の物置のダンボールとかに入っているだろうか。
2007.07.04
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と言って邪魔をする愛しい駄猫。持ってるデジカメが古くて、動いているものにはなかなかシャッターチャンスが合わないのだが、昨日新しいカードリーダーを試していたら、絡んできたので撮っちゃった。なかなか登場しない女王猫(黒)は、よほど上手く撮らないと目鼻がどこかもわからない(泣)。いつもはっちゃんブログ見て感動しているが、やっぱプロはすごいよ……。
2007.07.03
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『あかないとびら』鈴木ツタあ~面白かった。鈴木さん、エロい『麗人』で描いている作品が、一番面白いよ。デビュー作の『HAND WHICH』もよかったけど、なんか気弱な見た目と行動と、頭の妄想が違いすぎるフェロモン撒き散らしのドMくんがかわいくて愛しいぞ。好きな相手がドSで良かったね(笑)。電車の中で男にチカンされても抵抗できないヘタレな受くん、あこがれの先輩の下で仕事できることだけでも幸せなのに、先輩がおしおき代わりに「脱げよ」とか言われ、青くなる受くん、心の中では「やったー!うっそいいんですか先輩!よっしゃー、いただきます、有難う神様!」って……拝んでくわえるだけで天国なわけね(笑)。これが2本の連作+おまけつき。でもこの受くんの発するフェロモンって、実際あるようだな。ピアノ講師をしている友人が、いつもいつも「高校生ぐらいの思春期の生徒の匂いがタマラン」とこぼす。彼女にとってはそれは不快な匂いらしいので、「汗とか足のにおいじゃないの?」と確認すると「全然違う。運動部の子はシャワーしてから来るように言ってるし、年中だもの。なんかケモノみたいな野蛮な思春期ホルモンの匂いってあるのよ」って、それがきっとフェロモンなんだな。考えてみれば、人間だって哺乳類なんだから、子作りできる体制が整えば自然と互いにそういう匂いを発して当然だし、当然それは10代半ばだもんねえ。でも普通はさ、メスのフェロモンをオスがキャッチするはずだよねえ。学生時代も、女の目からは全然美人でもかわいくもないけど、男切らしたことない子っていたもんねえ。あれはやっぱり常夜灯に集まる虫みたいなもんですか? それとも猫にとってのまたたびみたいなもんなんだろか。次の作品は、高校からの同級生同士、一方的片思いというよくあるパターンの連作で、これは「やられたら倍返し」が身上のドSの攻めの言葉攻めがナイス(笑)。ノンケだってかわいくて気持ちよければ、相手は男だってオーケーなのかと本気で考えてみる。もひとつ、魔性の若さを誇る(爆)ニヒル系(私語?)39歳売り専(昼はコンビ二バイト)も超笑った。来るもの拒まず格安お買い得で、しかも読み手の期待を裏切る受だったし(笑)。26歳の見た目受けくんは、あこがれの彼をストーカーしていきなりアオカン顔射あり、しかも刑事(笑)。他の雑誌でもこのテンションで書いてくれよ、鈴木さん。そういえばデビュー作のカバー下に、爆笑もんのカムアウトが載っていたが、この本のカバー下にも妙な仕掛けがしてあった。こういうの喜ぶのは、結構トシのいった腐だと思う。自分みたいな(笑)。
2007.07.03
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『歯科医の憂鬱』榎田尤利あああ~こんなに長くBLからご無沙汰するとは。しかもこれも大分前に読み終わっていたやつだよ(涙)。ったく、健康じゃないと本も満足に読めないというのは新たな発見だ。ランチ時読了本。榎田さんのキャラ文庫は初めてだけど、どうやらお得意のシリーズものらしく、藤井沢商店街を舞台にした他の作品も人気らしい。総フォモ商店街?板金屋2代目×歯科医カップル。ブルーカラー×国家資格エリート、年下攻×年上受、元ヤンキータメ口×丁寧語常識人、直情径行熱血親分肌×ゲイであることに後ろめたさを感じて生きている気弱で神経質、とまあ何から何まで正反対なんだが。あ、そこがツボか。歯科医の顔と素の顔が違うことで興味引かれた板金兄ちゃん(腕よしキップよし)は、偶然恐喝まがいに金をせびられている受けを見ちゃったからさあ大変……。まあ、攻め視点の「歯科医の憂鬱」より、後半の受け視点の「歯科医の秘密」のほうが、お話としてはやや面白かった、かな? 愛する恋人を守るために、非力ながら医療機器を武器にするなんて、まあなんて健気な。でも、榎田さんのいつもの軽快さというか、笑えるツボが少なかったな。この受は別に女でもいいしって、まあこれを言っちゃあおしまいだが。育ちや価値観違うカップルって、徹底的に話合わないとうまくいかないのに、最初に体合わせちゃうと難しいよねえ、というのが自分の実感。虚構のラブストーリーだからハッピーエンドだけど、この先、この二人はうまくいくのかなあ。それとも男×男だと、社会的な壁は障害にならないのか?
2007.07.02
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本の備忘録が数冊たまっているが、まだ完成していない。文章書いている場合じゃないぐらい調子わるいので、猫で欠けた日を埋める。貧血だとわかっているので、休日診療の病院探すのも面倒で、ひたすら睡眠薬飲んで寝こける。勝手に冷蔵庫を開けてしまううちの愚猫(白)は、最近、開けっ放しのドアに飛び乗る技術を覚えた。吊るしてあるハンガーを足がかりにするのだが、掛かっている洋服が軽いと自分の重さで失敗するので、冬限定の芸らしい。そして人には見えないなにかをジッと見つめている。
2007.07.01
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