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『凍る月~漆黒の情人』夜光花途中で何度か「もうだめだ、これ以上読めんっ!」とか思って本を投げ捨てたい衝動に駆られた。それでも、もしかしたら最後で大どんでんがえしが待っているかもとか、この受攻めとも性格変わってくれないかなとか願いつつ、風呂本から個室本に格下げになって、2週間ぐらいダラダラかけてなんとか最後まで読み続ける。苦行だ……。やっぱり夜光さんは私には合わないんだな。これまで3冊ぐらい読んだけど、どれも微妙だった。文章はね、うまいと思うんだよ。萌えはないけど。なんだろう、なにが足りないんだろうとちょっと考えたら、自分は多分に過分なセリフに萌えるタチなので、セリフが練れていないと、まずだめだ。吐かれるセリフがどれも平凡。そして登場人物の性格がどいつもこいつも苦手なタイプ……。ましてやラブがあるかというと、どっちも弱くてよくわかんない。設定は上手に作りこめば、おどろおどろしさとか、ちょっとホラーテイスト出ると思うんだよ。横溝まではいかなくても、岩井志麻子とかさ、あのへんの雰囲気までもっていくことできると思うんだよ。それがなあ、かっこよく登場しておきながらヘタレな攻めとか、世間知らずでアフォっぽい受とか、どっちにも怒涛のような嵐のごとき情熱とか、愛ゆえに過剰な行動とっちゃうところがなくて、せっかくのケモミミ設定が生きてこない。設定がホラーっぽければ、プロットやエピソードがまったくつまらなくてもいいんだろうか。いや無理だよ。少なくとも自分には。もう白人テイストな屋敷とか容貌とか、金持ちっぽい設定はやめにしようよ。今時小学生じゃないんだから、底の浅い設定だとなにひとつ萌えないよ。ましてや執事がアレックスって……。ギャグなら許せるけど、もう笑うしかないな。これ、マンガだったらまだマシだったかもなあ……。イラストはBLマンガ描いている人だけど、全然好みじゃない。粗っぽい。なにひとつ、よい方向へ期待を裏切ることのない話だった……。ケモミミがだめなのか、夜光さんがだめなのか、どっちなんだ?
2007.09.30
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うー食べ過ぎた。昨日の夕食は、緊張して食べるどころではないかもと思っていたのに、あにはからんや、向こうも結構気を使ってくれて、楽しく会話しながら食事ができた。Yさんの紹介だから、どんな偉い人が来るのかと思ったら、自分より若かった……(これはちょっとショックでありましたよ)。奥さんはイギリス人で、ご主人の英語よりよくわかったしな。日本についての知識も豊富で、紫式部も安倍公房も知っていた。村上春樹について聞かれたけど、最後に読んだ「新刊」は「ウィーンの森」だからなあ……。とりあえず日本の現代小説の典型だとは思わないでほしいとだけ言った。NYより東京のほうが清潔なこと、ホスピタリティが優秀なこと、食事がヘルシーで美味しいことをしきりに絶賛していたけど、そりゃあね、外資系の一流ホテル泊まって、ガイド付きで東京観光していたら、どこだってよく見えるよね(貧乏人の僻み)。9・11の話は禁忌かなと思ったけど、Yさんの話題になったら、ケータリングを頼んでいたのはWTCビルにあるブランチで、ご主人の会社も近くにあったという。まあ話題はそれ以上にはならず、敢えてスルーしたけど。とりあえずNYに来たら是非連絡を、ともらった自宅の住所はロングアイランドだったからお金持ちではあるんだろう。あんまり共通の話題もなく(まあ、昔の映画の話ではちょっと盛り上がったが)、ひたすら出てくる料理についてウソ八百並べまくった。それにしてもYさんが予約してくれた店は、名前は伏せるが一見さんは行けないような高級割烹だった。天気悪いせいにして着物なんて着ていかなくて正解だったよ。要らぬ恥をかくところだった。キャビアもフォアグラも出てきたけど、その前にすでに越前ガニだの天然車えびのお造りだの食べちゃってるんだよ。そういう西欧的なねじまげた保存食は出さなくていいって!出てくる器がさ、重要無形文化財級の人たちの作品はまだわかるとして、某ハンガリーの名窯のハンドペインティングのシリーズとか使ってるし。ワイン頼んだらバカラだったし(しかしワイングラスは飲みにくいな……重すぎるよ)。ハンパないお金のかけかた。一体お一人様いくらとられるんだろう……ガクブル……。滅多にない機会だからお料理の写メ撮りたかったけど、なにしろついたてのむこうにずっと仲居さんが控えている気配がするんだよね……。これを気になると思うのが庶民だ……。お2人は明日から京都へ行くそうである。毎日こんな優雅な食事していたら、いくら和食でも太ると思うよ……。今日はまだおなかにいろいろ滞留しているっぽくて、なんか朝から気持ち悪い…整腸剤飲んで絶食だ。
2007.09.30
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『Fortune―君と出逢うために―』神谷和都上下巻の生温い少女マンガテイストのBL。登場人物の造形がもろハーレクインで赤面しながら読むにはなかなかよかったよ。でもハードなBLマンガを読み慣れた読者には耐えられないかもしれないな。このぐらいの甘さだと今や小学生でも喜ばないかもしれん。なんてったって恋愛小説の王道、みにくいアヒルの子(元戦場カメラマン)が王子様(モデル)に恋して(しかもツンデレおれさまな攻めと卑屈ネガティブ受け・障害者なあたりがしょっぱい)、王子様は最初っからゲイで、アヒルの心の美しさに感動して惚れちゃうストーリー。でもこの受けちゃん、ジャーナリスト的な感性もないのに、戦場に行ったらだめでしょ。そしてあれだけ障害あったら、シャッター押すだけの大御所ならともかく、ぺーぺーのスタジオカメラマンとしてはやってけないだろう。うーん夢のような甘甘ファンタジー。そういえばミャンマーがいま大変なことになっていて、ベテランジャーナリストの長井健司さんがミャンマー入りして3日目に射殺された。遠距離でその現場を取っていた別の国のジャーナリストの映像をテレビでみた。至近距離から一瞬だった。弾は肝臓から入って心臓を貫通、ほぼ即死状態だったという。「木口小平は死んでもラッパを放しませんでした」という美談を昔、誰かのエッセイで読んだが(明治時代の教科書に出ている話らしい)、ジャーナリストは死んでもビデオカメラを放さなかった。もちろんベルトで手に巻き付けてあって、簡単には外れないようになっているんだろうけど。戦場ジャーナリストはそんぐらいの覚悟が要る。撃たれて死ぬか地雷を踏むか、マラリアで死ぬか―。でもアルピニストがより過酷な山を目指すのと同じで、行きたい・取材したい・伝えたいという衝動は抑えられないらしい。僧侶には手を出せないから、民間人を殺すって発想はすごい。水島上等兵~帰ってこい! byビルマの竪琴なんかね、戦場とか宇宙とか行った人、時速400キロでサーキット走っている瞬間とか、あるいはチョモランマ登頂した人たちとか、極限に身を置くと、人間ってチャクラが開くんだろうな。第三の目? 別の何かを見ちゃって、現世に執着しなくなる(ような気がする)。私みたいな凡人はそうなりたいとも、極限にありたいとも思わないけど、選ばれた人間ばかりが「見える」わけじゃなくて、アーレフの教祖みたいに間違った方向へいっちゃう人もいるわけで。なんだろう欲望という人間の原初的な動機がまじるとおかしくなっちゃうのかな。非BLだけど、西炯子さんの「ひらひらぴゅーん」とかも読んだ。デビューから5年ぐらいの間の西さんは非常にとんがっていた。この人は歳をとっていて、たまたま絵を描き始めて、絵は下手だけど話は老成していて面白いとか思っていたけど、実際はデビューが早かった。たしか鹿児島で、川原さんとは一回りぐらい違う。真逆のキャラだけど、鹿児島っておもしろい才能排出するなあ。ウィングで延々連載していた色惚けじじいの話とか好きだった。なぜか絶対BLには来ないけど、かといって少女マンガでもTLでもレディコミでもない。カテゴリー不可な漫画ばっかり描いているような気がする。手練れすぎて職人なんだよね、西さん。面白いから好きなんだけどさ。今回の話も弓道部の男子それぞれの恋愛ストーリーなんだけど、二番目の、好きゆえに告白もできず遠くから見ているだけの女の子の日記を、その子に成り代わって妄想で書いちゃう話に笑った。あと緋色れーいちさんの「色をも香をも」。おっ、和ものだ香道だ盲目だとよろこんだものの見るべきもののない話ではあった。着物描けてないし……。御園えりいさん「可愛いひと。PURE」。この人は挿絵でしか見たことがなかった。これ以外には商業で漫画は描いてないのね。原作どおりのお話だった。西麻布のデザイン事務所まで片道30分近くの間、木原さんの新刊を読みはじめる。今回は初期設定が突飛だ。Hope以来のとんでも設定。設定がユニークすぎると、プロットが負けちゃって印象に残らない場合が多いけど、木原さんなら退屈させないだろう(まだ途中)。最近、週に1,2回しか電車に乗らないせいか、乗るとすぐ眠くなるなあ。
2007.09.29
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『コルセーア~記憶の鼓動』水壬楓子ほぼ2年ぶりのコルセーア新作。カナーレの過去も明らかになって、アヤースとの仲が公認になった今、恋愛成就話としてはエンドマークがついた1作目。でもやっぱりカナーレの過去にひきずられていろんな事件に巻き込まれていく(自ら巻き込まれに行く?)奇想天外冒険活劇(かな?)ストーリー。めっちゃ好みでめっちゃツボ満載。ベースとなっているのは地中海を舞台にした海賊もので、ラテン系もゲルマン系もブリタニアもいるコスモポリタンたち。カナーレの出自はベルギーあたりの貴族で、アヤースはスペイン? 頭領たちはイギリスだよね。ピサールはアラブだし。なんか想定できるけど、すべて架空の国だから! ファンタジーだから! そう割りきって読めるから、現代劇ではありえないクサくて腰くだけのセリフがツボに入りまくる。CDドラマではアヤースを森川さんが演じていて、低めのほうのお声で囁くもんだから乙女の腰はくだけましたとも!で、3作目(通巻4冊目)は、次の大部の複数巻シリーズの伏線というか、登場人物の頭数を揃えるためのお遊び番外編。今回アウラに大変化が起きていた! 水壬さんのBLってなぜか出てくる女性も魅力的で、時々どっちが主役だか分からなくなるんだが、基本的に男の敵とか当て馬としては書かない人なので清々しく読める(笑)。やっぱりホモもヘテロもありなところで恋愛はやってほしいと思うわけよ。で、アウラはプレヴェーサの紅一点ではあるけれど、子どもの頃からカナーレに恋していて、自分は将来彼と結婚するもんだと思っていたのに、なぜかアヤースに(つまり男に)とられちゃう。でも大人なアウラは心の底では恨んでいるかもしれないけど、アヤースは兄みたいなもんで、カナーレにはやっぱり幸せになってもらいたいと思っている。上に立つものの余裕だな。ところが今回! 以前、アウラがカナーレの宿敵にして兄であるジャン=ユーグ・ドーービニエ公に誘拐された時に、双方同意のもとに(多分ね)慰めあって妊娠していたことが判明。カナーレとしては自らの手で殺した兄の子どもになるわけで、かなり心境複雑、というところに、艦が嵐に巻き込まれて海に投げ出され、遭難してしまう。おいおい。しかし泳げないだろうに死なないところがさすが主人公。ちゃっかり大国2つに囲まれた二ノア公国(13の公子から成る自由緩衝地帯? かつてのドイツの12選帝侯のようなもの?)のある公子に拾われる。ところがカナーレは記憶を失っていたわけだな。おお~王道にしてマンネリな主題! と思ったものの、コルセーアになかで使うなら面白そうとも思う。今回のお話の軸は、ひとつはアヤースがカナーレを取り戻すまで、もうひとつは二ノア公国の5年に一度の選挙という政治的なトピックの二本。そこにレティとジル(こいつがただもんじゃなかった)の女装が加わるというお約束がついた。副主題であるはずの政治の話に、実はプレヴェーサの姫君であるアウラがからんできて、もうかっこいいのなんの。アウラ、惚れ直しちゃったよ。今回、だれよりも目立っていて誰よりもかっこよかったよ(BLとしては間違っているのかも……)!そしてジル! 脇役のくせにあんなに目立っちゃって~でもかっこいいから許す。アヤースとカナーレは水と油で腐女子の好みが別れるだろうけど、ジルみたいなタイプは割と誰からも好感をもたれるのではないか。あえてそういうキャラをつくっちゃうところが水壬さんが策士なところだよな。ショタにはレティとハロルドがいるし、ワイルド系もいるし、お好みのまま取り揃えましたって感じだ。ジルみたいな気の利いた(?)役回りは、知識と喋りならカナーレでも代替可能だけど、行動に起こすにはジルみたいな人材がぜったい必要だ。初登場のアウラの副官ライナスも、次回以降重要な働きをするんだろうけど、今回はまだ出自が貴族の三男坊で実はアウラに惚れていたということしか不明。まあとりあえずヘテロである、と(笑)。シーンとしてはエッチが3回。あいかわらず好きなようにされているカナーレ。そしてカナーレを保護した公子は、手を出すと思いきや不義の相手だった義母(といっても年下)に目の色が似ているから一瞬懸想しただけだった。ちぇっ。ジルが女装したまんま片手でドーテーの公子を天国におくっちゃうシーンは笑ったけど、ジルってアヤース並の長身だったよねえ……よくサッポーの女房の娼館に、彼のサイズに合うドレスがあったもんだ。まあお笑いネタだから、これはこれで楽しかった。女装っていえば花嫁だのメイドだの、受け系ばっかりだったから(いやジルも受けかもしれんが)、長髪で三つ編みにしていてもおそらく190ぐらいの長身という設定ならば、これまでにない長身女装受けという話もありかな。ああでも、せっかく悲劇の主人公という役回りなんだから、カナーレはもっとひどい目にあっていいよねえ。あんなにあっさり助かっちゃうのは面白くないかも(鬼……)。
2007.09.29
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夕方になっても巻頭特集のデータが来てなくて、どうしても今日終わらせたかったので、西麻布まで取りに行く。なにしろ弱小出版社なので、バイク便などという便利なものを滅多に使わせてくれない……(相手都合で相手持ちならOK)。途中にアメリカンなバーやハンバーガーショップがいっぱいあるんだけど、金曜の夜だけににぎわっていて、思わず吸い込まれそうになる。いいなあ……こっちは今夜はエンドレスだ。でもスタンドバーの止まり木が登れないような高さだ……。そんでもって交差点近くのファミリーマートにたむろってたアメリカ人の口から「ハーディーバラックス」という単語が聞こえてきた。まだあそこにあるんだな。五條さんの本を読んでいて不思議だったのが、なんで赤坂プレスセンターが出てこないかということだった。ハーディーバラックスこそ、米軍の情報収集の要だと思ってたので、横田と横須賀しか出てこないのが疑問といえば疑問。それともあそこはもう宿舎のみになっていて機能していないのかな。あそこも東京ミッドタウンになっちゃったとか?あ、それとも自分が読みとばしていて、実は登場してるとか? 星条旗新聞社は出てきたよね。以下引用ハーディーバラックス:デュアルユーズテクノロジー、すなわち軍事転用が可能な¥日本における最新の科学技術情報を収集する陸軍研究事務所極東事務所(ARO-FE: Army Research Office - Far East)と海軍研究事務所アジア室(ONRASIA: Office of Naval Research - Asia)、米軍準機関紙「星条旗新聞」(Stars and Stripes)、第500軍事情報群(500th Military Intelligence Group)の「保全連絡分遣隊」(The Security Liaison Detachment)、座間基地第78航空隊などをも擁する、れっきとした米陸軍施設であり、日本の科学技術・経済情報を収集する情報機関でもある。そのためヘリポートには、横田、厚木、座間の各基地からのヘリコプターが頻繁にやってくる。ハーディー・バラックスを活用する情報将校による日本に関する情報分析は、アメリカの国家戦略に生々しく息づいているのだ。ああ、やっと直しがきた。3時頃まで牛歩戦術で編集部にケンカ売ってたデザイン室のボスのエンジンがようやくかかる。しかもとっぷり暮れた9時頃から。遅すぎるよ! でも今日中に特集全部修正してくれたら、肩もんじゃうぞう! とりあえず待ちの体制に入ってすでに2時間経過……。ああ早く「終わった!」と言いたい。家に帰りたい……ネコパワーエンプティ……。色校は火曜の午後出て水曜夜戻しか……火曜の午前中は料理研究家のマダムと撮影用の小物集めるために表参道行ってやる! またなんかおいしいランチでも食べようっと。そうそうネットで拾った変な記事。ちょっと前だけど●5/28フロム・エー地下鉄/乃木坂・六本木駅 7分 月給26万4000円在日アメリカ人の為の新聞発行(地)●乃木坂(時)●10:00~18:45(資)●年40歳位迄※英語出来る方。(待)●諸手当有り・交通費支給(休)●週休2日制(応)●受付/29日より、電話連絡の上、履歴書、作品をご持参下さい。委細面談■星条旗新聞社 〒106-0032 港区六本木7-23-1*星条旗新聞社は普通にフロムAでシビリアンを募集しているらしい。バイトだけに安いな。どういう仕事をさせるんだろう。作品てことは記者とかカメラマンだよね、やっぱり。内部にまで入り込めるんだろうか。ナゾが深まる……。そういえば大学時代の友人が、横須賀基地で通信技士をしている日本人と結婚している。披露宴には呼ばれたが、子どもができてからはそれっきりだな。旦那は日本人ではあるが、生まれは確かベネズエラ。英語とスペイン語ができる人らしい。通信技士って、結構重要な情報バンバン飛び交っていそうな部署っぽいけど、どこまで秘密を握っているのかはナゾ。とりあえず日本人シビリアンも数千人単位で米軍のお世話になっていそうだな。妄想終わり。仕事に戻る。くそお帰りたいよお・・・
2007.09.28
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今日は朝から赤坂のデザイン事務所行って、ガンガン校正して修正してもらって、入稿の便が2回あって、それでも午後にはやなか珈琲まで珈琲豆買いに行って、ランチは久しぶりにBENE BENEでパスタを食べた。前菜が口に合わず萎える。すごい活動ぶりだ。おまけにこの1週間はひっきりなしに2~5階の間を非常階段つかって走り回り、ゲラのデリバリーをし続けた。階段を軽快に上り下りできるようになって、本当によかったよ。けど、なんかすごい湿気があるのか、気温はそれほど高くないのにびっしょり汗かいた。朝っぱらから赤坂の「坂」のてっぺんにあるオフィスまで歩いたからかなあ。いくら代謝が亢進しているからといってこの汗は異常だよ。髪の毛洗い立てみたいに濡れるし。もう汗かくの大嫌いなのに! できれば老後は日本を抜け出してカラハリ砂漠あたりでドライな人生を送りたい(死ぬって……)。なんとなく真冬であっても、日本より北ヨーロッパの気候のほうが肌に合う……基本的に寒いほうが好きだし。乾燥しすぎていて蕁麻疹出たときは驚いたけど、きっと住みついちゃえば慣れる。おまけに楽器がよく鳴るし。きっと自分の前世はハムスターとかじゃないだろうか(湿気が苦手な動物だよね)。リビアヤマネコとか?サンデー毎日の椎名さんの連載読んでいたら、日本で普及していて海外(欧米)で普及していないもののひとつに、ウォシュレット(これは登録商標だろうな。洗浄便座と言うらしい)をあげていた。これは私も常々不思議に思っていた。何故普及しないのか。それはデリケートなあそこ(この場合バックのほう)の粘膜を、どんな水かも分からない(汚染されているかもしれないのに)もので洗いたくないからだとあって、思わず飲んでいたお茶を吹きそうになった。あんたたち、ビデは何百年も使ってきたくせに、なんでヴァギナは平気でアナルはだめなんだよ(あーばっちり書いちゃった…)。そもそも廃棄物出すところじゃないか。それとも性交渉で粘膜使わない男の論理なのかしら。じゃあ、女の立場はいったい……。普通にゲイを容認しているような国が多いんだから、ウォシュレット使おうよ! 粘膜はちゃんと洗おうよ! セックスの前のシャワーと同じでしょ? エチケットでしょ?どんな水かもわからないって、なにかな、欧米のトイレ用洗浄水は下水を循環させているとでもいうのかな。たしかに、ヨーロッパの一般家庭で、水道水をそのまま飲んでいるのはあんまり見たことがない。レストランやカフェでも、日本みたいに水がタダで出てくるところはなくて、ほとんどボトルに入ったミネラルウォーターだな。ヘタするとグラスワインより高いし。しかも売っている水は硬水すぎて、日本人のなかにはお腹がゆるくなる人もいる。自分は大丈夫だけどな。でも、口から入れる水より下の口(笑)洗う水の清濁を問うという発想が解せない。そういえば数年前に亡くなったチェリストのムスティスラフ・ロストロポーヴィチ氏(こういう長い名前をすぐ覚えられて忘れないのはクラシック好きだった利点だな……BLの登場人物の名前はさっぱり覚えられないのに)は、日本のウォシュレットに感動して、「すぐヨーロッパに持って帰る!」といって、一人で勝手に欧米でのウォシュレット普及啓蒙大使を自認していたらしい。果たして向こうのトイレに設置できたかどうかは不明だけど。あれ、気持ちいいと思うんだよね。清潔だし。痔持ちはむこうにもいるだろうし。なのになぜ普及しないんだろう。ビデが不要になるのになあ……なんかフリーメーソンみたいな大昔からの秘密結社がビデの権利を一挙に握っていて、たとえ一国の君主であろうと首相であろうと、暴動が起きようと戦争になろうと、ビデ廃絶に異を唱えることができないとか、姦淫しても簡単に証拠が残らないようにするための必需品だとか、そんなことなんだろうか。いや、実はもうとっくにビデ一体型の電気式(マイコン搭載)洗浄便座は普及しているのかもしれない。最新のホテルとか泊まったことないし、よくわからない。
2007.09.27
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『SASRA (4)』Unit Vanillaやっと読み終わった……長い闘いだった……。なんか期待が大きすぎて、終わってみればあっけなかったけど、現在視点(プロローグとエピローグ)を挟んで、同じ運命とイコンを共有した主人公たちが古代エジプト~古代中国(秦?)~古代ローマ~中世中央ヨーロッパ~インカ帝国~江戸時代~大正時代と、延々転生する話は壮大だった。壮大すぎて疲れたよ……。でも入れ子構造とか、主人公二人の基本的な性格設定を共有するとか、全体のつじつま合わせが大変だったろうなとか、そのへんは楽しめた。歴史ものだしな。もうBLの場合は、日本だろうが世界だろうが歴史ものは、すべてファンタジーとして読んじゃったほうがいいんだろうな。へんに歴史上の人物とか登場しているもんだから、ついつっこんじゃうよ。最後の巻は、最初が大正末期~昭和初期を舞台にした孤児(実は華族の坊ちゃん)×仁侠受けというカップル、そしてエピローグだった。いなせなヤクザが受けというのは、なかなかいい趣向だ。しかも仁侠のクセに線が細くて、子どもの頃から自分が育てたような孤児に掘られちゃう。最後はお懐かしや「摩利と新吾」みたいな死に方だし。この話はもっとページをたっぷりとって、長い話にしたほうがよかった。読んでいて一番安心できる話でもあった。エピローグは想定通り。なにからなにまで予測できるんだけど、ウォッチャーであり章と章をつなぐ狂言回しでもある預言者の少年(実は受けに岡愡れ)がちゃんと成仏したのがよかった。まあ、これがないと、この話は延々とつづくことになるんだが。でもさ、都合よく飛行機が砂漠に不時着するとか、都合よく初代の二人の運命を決めた神殿が幻で見えてくるとか、都合よくキャラバンに拾われて生還するとか、あと後半も半死半生の目にあって「ここでも結ばれない運命なのか?」と思わせる展開だけど、預言者の少年が成仏した時点で、ハッピーエンドはサルでも予測できるから、これ、書いた人が違うんだろうな。やっぱり合作でないと実現しないお話だな。同じ魂を持つ登場人物が、時空を超えていくつものストーリーの主役になるって、一人で考えるのは少なくとも商業作品としては安易すぎる。単なる可能性というか、習作としていろいろ書いて提出、そのなかから一つをえらぶ、つうのが小説書きのセオリーだろう。4人とも単独でも結構名の売れた(というか固定ファンの多い)作家さんなのだろうけど、結構好きな作家さんである木原さんがどれを書いているのか、やっぱりわからないし、どの作品もすごい萌えツボがあったかというと、なかった。ま、でもいいや。表紙ゴージャスだしイラスト円陣さんだし。それだけでもよしとしよう。考えたら円陣さんこそ大変だよな。一人で8パターンのカップル描いたわけだから。顔はみんな同じだったろうか? 単なる着せ替え人形みたいなもんなのかな……。
2007.09.27
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土曜の夜の接待会食(仕事でもなんでもない。お世話になった人への義理を果たすため)のスポンサーからやっと連絡あり。アメリカからの客人を招待しといて、本人来られないということで、私が代わりにホステスを務める。今時古風に電話が鳴った。「あ、しをりさん? Yです、Y。土曜日よろしく」「あ~よかった! 連絡待ってましたよ。どんな方たちなのか全然分からないから不安になってました」「店の方は女将に話通してあるから。よく知ってる人だから。あ、でも銀座の店はね、今、お嬢さんがやってるそうだよ。飲み物だけ好きなの頼んでよ」「そうじゃなくて、ゲストのお二人のこと教えてください」「うちのケータリングのほうのお客さんだったの。寿司が好物なんだよ」「……だって予約してくださった店、お寿司屋さんじゃないでしょ? まさか2件目は寿司屋で私が払うことになってるとか?」「大丈夫だって。女将に頼んどいたから、コースの最後に出てくるよ」「……そんなに食べられないですよ。それより、お友だちじゃなかったんですか?」「ちがうよ。お客。夫婦で日本と韓国に旅行するから、いい店とガイドつけてくれって頼まれたの」「私、ガイドじゃないですよ……」「知ってるよ。だから1回だけ食事に付きあってやってよ。君、話題豊富だから。バイト代は食事代ということで」「……まあ、そのつもりでごちそうになりますけど……Yさんのこと、肴にしますよ?」「君とはしばらく会ってないじゃないの。招待しても来てくれないし」「もう飛行機乗るの疲れたんです。それより、いまどちらにいらっしゃるんです? 一緒に東京にくればよかったじゃないですか」「うんうん(これが口癖)。今ね、ハワイ。もう仕事してないしさ。適当に日本食の話とかしてやってよ。あ、それとさ、当日は着物着て来てよ」「!(なにを言うかと思えば……)それ無理ですよ! しばらく着てないから、絶対なんか失敗しそうですもん。イヤですよ」「そんなこと言わないで。日米友好でしょ? 当日、6時にホテルにむかえに行くようにハイヤー手配してあるから」「ショーファーつきですか。……えっ? ホテルって、それ、私が二人をむかえに行くってことですか? 着物着て? なんかコンパニオンみたいですけど、トウの立った」「うんうん。ほら、オレも……、あ、呼ばれてる。じゃ、そういうことで」プチッ。プーーーー………。それはないでしょ、Yさん。ハワイなんて電話番号も知らないよ……。あわてて最初に来たメールをたぐる。招待したご夫婦の名前と滞在期間とホテル名しか書いてない~~! Yさん~~たのむよ~~もっと情報を!Yさんは東京進出をすっ飛ばしてNYに店出して成功した、元は福岡の日本食レストランのオーナーだった人である。でもNYでやっていたのはおでんとラーメンを出す居酒屋で若い駐在員の心のオアシスになっていた。たまにニューヨーカーが器用にフォークにラーメン巻きつけて食べていたけど。Yさん、私がNYいた当時は、なにしろ英語ができない人でね……覚えようと言う気がなかったのかもしれない。いつもは通訳兼秘書代わりの男性が一緒だったが、私がいる間は、大事な友人の紹介だからと気を使ってくれて、週2、3回は夜食事に連れて行ってくれた。プラザホテルのオイスターバーも今は亡きワールドトレードセンターの100階にあったレストランも、スノッブな高級レストランだったキルテットジラフも、みんなYさんに連れて行ってもらった。でも私は緊張しまくる高級店より(なにしろウェイターやウェイトレスが客より高級なユニフォーム着てる)、バケツに入って出てくるカニを次々木槌でぶっ叩いてつぶしながら食べる甲殻類専門店が好きだったよ。そして、どの店行ってもメニューをオーダーするのは私の係だった。今思うとメニューすら読めなかったのではないかと思う。それでもNYでビジネスは成功するって典型の人だった。なにしろ人の能力を見極める目はピカいちで、当時プラザホテルの並びにあったニッコーホテルのレストランマネジャーを引き抜いたりしていた。おでん屋なのにな。それより着物だ着物!日本料理屋に行くのに着物来ていくなんて自殺行為でしょう。女将も仲居さんも全員着物だよ? 昔ならともかく、もう習慣的に着ていないから帯結べないよ……。なんでヤンキーにそこまで媚びなきゃならんの? 芸者を期待しているなら店に頼んでよう~私、イロモノじゃないから。……でもクライアントの言うことは聞かなくちゃな(いつの間にかビジネスとして考えている)。仕方ない美容院で着せてもらうか……。この場合紬でもいいのか? やっぱり訪問着? ああ~考えただけで頭いたい。20代の頃から、着物きてタクシー乗ると「これからお勤めですか?」って言われるんだよ。紬着てても。こんな地味な顔なのに、日本人体型で着物ハマりすぎるのが憎い……。
2007.09.26
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今日から仕事に巻きがかかる。昨日までのだらけた休日から一変、いきなり14時間労働……途中で会議が3時間もあって、冷房効きすぎとトイレ我慢してたら低血糖になって震えてきて倒れそうだった。ばかやろー!でもあと3日だ。なんとか今週で終わらせたい。今日はピリピリ感が出ていたらしく、なんか周囲に気を使わせてしまう。だって、ねえ、ほら、入ってないページあるし。誰かさんの担当だけだし。元上司だろうが年上だろうが、仕事しない奴には容赦しないもんね。でも丁寧語で冷たくお願いする自分は、自分でも怖いと思う。棒読みだし。ランチに本屋へ行ってマンガの新刊を6冊買って、ランチ時に3冊読んじゃう。……返品しに行きたい。夜。アイリッシュシチュー2日目。仕上げに刻みパセリを大量にふりかける。じゃがいもの塊を取りだしてポテトサラダにする(手抜きも甚だしい)。明日はカレー粉入れてカレー風味だ。一体何日食べるんだよ……。アイルランドフリークのTちゃん(英国留学者)より、ギネスビールで煮込むのは「ギネスシチュー」だと教えられる。ふむふむ。手羽先をコーラで煮たり、肉の塊をやわらかく煮込むときに炭酸使うのと同じか。アイルランド行きたいなあ……北アイルランドしか行ったことない……。週末はグラハム粉買ってきて手抜きソーダブレッドを焼こう。あ、なんか料理づいてるぞ。よしよし。
2007.09.25
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ちゃんと直角!寝ている猫の直角の足の角度からフレミングは電流の方向(だっけ?)をひらめいた。ユリイカ!
2007.09.24
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松屋でのおいしいもの散財計画が頓挫したので、今日もおとなしく家でDVDを観る。本日は「運命の逆転」。庶民の料理を作りながら、観るのはアメリカの上流階級の話だな。3連休だったというのに、なにも生産的なことをしなかったので、最終日ぐらいちゃんと料理しようと思い立つ。やっと涼しくなったので、ここはひとつちゃんとした煮込み料理をつくろう。というわけでアイリッシュシチューをつくる。肉食い復帰第1弾! シチューっといっても、ただ材料煮込んだだけですが。大きすぎてキッチンに置けない保温鍋(もらいもの)を出しといて、生ラムを求めてチャリにのる。大丈夫、乗り方忘れてない(笑)。ひとつ先の駅とJRの駅周辺まで生ラムもとめてチャリに乗る乗る。ハァハァ3日間の唯一の運動。ない……ないよ、生ラム……。精肉店ではジンギスカン用の薄切りしかない。ラムチョップ用の高いのでもいいのに「要予約」だって……。仕方がないので和牛シチュー用を購入。あとは大麦……日本では半分に挽いたものしか手に入らないから、オートミールで代用。確か家にある。→帰って探したらなかった(涙)。1時間半近くかけて材料そろえて帰ってきて、いざ仕込み。アイリッシュシチューはNYでお世話になったお宅で何度か夕食に出てきた。アイルランド系ではなかったけど。骨付きラムをどっさり使って、シチューというより肉料理。イギリスではあちこちのB&Bで、お客が自分しかいなくて2泊以上する時に、わがまま言って「夜食を」とお願いしたときに出てきた。なんというスープ? と聞いたら「アイリッシュストュー」と言っていたが、肉は小さな破片のみでNYのとは同じ料理とは思えなかった。でも大麦がとろとろに煮えていておいしかった。家族用に作っていたBBの奥さんは、ギネスビールどぼどぼ入れてたな。食べる時に、モルトビネガーで溶いたマスタード入れてもんまかった。どこのも「ただ煮るだけ」の典型なのに、おいしく感じるのはイングランドじゃなくてアイルランドの料理だからか?多分、あっちじゃ肉じゃがみたいなものだから、レストランとかにはなかったし(パブにはあった)、家ごとに味が違うんだろう。大麦(バーリー)を入れてトロミを出すところが労働者の味。ラムと煮込み肉によく合うタイムと岩塩があれば、あと何を入れてもいいみたい。というわけで、じゃがいもがそんなに好きじゃないので、1個を大麦の代わりに煮崩してトロミを出して、あとは途中でキャベツを入れる。本日の材料:和牛肩肉(シチュー用)200g、タマネギ、じゃがいも、ニンジン、セロリ、キャベツ(いずれも量は適当)。肉に塩コショウしておいて、野菜切って肉と一緒に鍋入れて水入れて、タイム、粒コショウ、ローリエ、セロリの葉っぱとパセリの茎を縛って入れて、ひたすら煮る煮る煮る(シャトルシェフにお任せ)。途中でキャベツ投入。仕上げに岩塩で味付け。おしまい。簡単だ(爆)。アイリッシュシチューとポトフとボルシチって、材料違うだけでみんな作り方がおんなじだ。アイスバインに野菜入れても同じだ。おおっと、ここでアイルランドとフランスとロシアとドイツがつながった。要するに朝、暖炉に材料仕掛けて野良仕事に出て、帰る頃に出来上がるようにしていたらしい。バーリーを入れるのは、スコッチブロス(スープ)もそうだけど、とろみもつくし暖まるしおなかにもたまるし嵩も出る。貧乏人の料理だな。とても口に合う(笑)。脂っこくないから肉も食べられる。できた~! 肉は小さく、スープっ気もあってNYとイングランドのBBで出てきたのとの中間っぽい。たまねぎと最初に入れたじゃがいもはすでに溶けてない。あ、ギネスビール買ってくればよかった……。そして今日初めての食事……胃に悪いかも(笑)。
2007.09.24
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キーンさん! わーいドナルド・キーンさんだ! しゃべってるし!昨夜、BS読書夜話ですごい久しぶりにキーンさんを観る。ありがとうNHKーBS!(滅多に感謝なんかしない)。私が彼のファンになったのは、父親が読んでいた「レコード芸術」にオペラの話を連載していた当時で、まだ髪の黒い80年代のキーンさんだが、なんか、頭はシルバーグレイになったものの、あまり変わらないな。若い頃より今のほうが「昔、ハンサムだった」と感じさせる老い方だ。でっかい目が印象的。クリアブルーだと思っていたけど、スモーキーブルーかな? それとも年とって白内障とかになると、濁ってきて色が変わってくるんだろうか。話すほうの日本語は相変わらずつたなく聞こえるのに、これでいて古典の原典なんかもすらすら読んじゃうんだからかなわない。古典の文法をぜひご教授いただきたいものだ。日本人で古英語(たとえばチョーサーを原文で、とか)が判る人がどれぐらいいるかと問うてみれば、中高大と10年英語やって、外国語の専門家も何千人といるだろう日本に、その専門家ほとんどいないっぽい。すごい。キーンさん、戦後すぐの日本の植民地だったところで捕虜の尋問してたのか。民俗学のフィールドワークみたいで楽しそうだ(笑)。85歳とは思えない。日本では京都に住んでいて、その時「日本は家の中にいても外を感じる――西洋ではない感覚に感動した」って、日本研究者はなんでもいいほうにとるなあ。単に木と紙でできた壁の薄い家に住んでいたからでしょ。自然を征服してきた白人文化と違うから、ほっといてくれ! ていうか、これだけ湿気が多い島国なのに、きっと紙でできていても住めるぐらい気候に恵まれていて、獣に襲われる心配もない、安全な国ってことなんだろうな。基本的にヨーロッパの先進国ってかなり北にあるからな(ロンドンの緯度は確か札幌ぐらい)。戦時中の日本人作家の日記を読み解くのが今後のライフワークって、まだ勉強したいのか……研究者って好きなことが勉強なんだよな。いいなあ。ああでも、日本は私小説の国だから、日記文学というカテゴリーはありだな。がんばってくれ。間違ってもサイデンおじさんみたいに、転んで頭打ったりしないでね。読みたくなったので密林ポチッた。本屋ぐらい行けや……。……アイリッシュシチューを煮込んでいるうちに雨降ってきた。楽譜買いにいくのやめた。
2007.09.23
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ソファに座っていると、自分の真正面のテーブルの上で居眠りを始める愚猫。夜になると膝の上というか腹の上に乗ってくるけど、テーブル乗り禁止にしてないので、この有様……ちゃんと躾をしなかったことを後悔する。ねむねむ・・・アップ(おひげが……)んぐぐ……ぐわしっ!んぴゅっ?秋だなあ……映画ばっかり観てないで……ボクまた寝る……んぐう~ZZZ(げっ歯類のように牙が出てる……)
2007.09.23
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家にあった古い全音ピアノピースのシャコンヌが、自分の知っているピアノ編曲版シャコンヌに比べて簡単すぎて不満なので、明日、ヤマハか山野に楽譜買いに行こう! と思い立つ。休日に自発的に出かけようとは天晴れな決断!PDFで楽譜がダウンロードできるサイトにはトランスクリプションがない。ブゾーニってもう版権切れているよね? シャコンヌなんてほかにも大勢の作曲家が編曲していそうだけど、自分に弾けそうなのはあるかなあ。いやそもそもブゾーニ版だって、多分和音がつかめなくて弾けるとは思えないけど。そうだ、11月にコンサートの予定が2本あって、学生時代にベロフだったかラーンキだったかのを聴いて以来、生でイスメライが聴ける! しかも邦人女性! そんなパワーのある日本人がいたとは!って、彼女がそういう曲を弾くことすら意外だよ。イスメライはサイトから楽譜が見られた。なんだ、それほど楽譜自体は混んでいないのね。リストとか得意な人なら弾けそうだ。ようするにあのアップテンポ感が難しいのか。あああでも後半、ほとんど4段譜だよ……大きな手が欲しい……。10月のレッスン用に練習してた「別れ」が、もうすっかり(自分の中では)弾けるようになった。ていうか「森の情景」はやっぱり簡単だ。「予言の鳥」あたりは雰囲気だすのが難しいけど。「別れ」の構造が、子供の頃弾かされたメンデルスゾーンにそっくりなので、ふんふんとちょっと記憶をたどったら、メンデルスゾーンのほうがシューマンより年下だよね。1歳下、か。お金持ちのユダヤ人で、早熟の天才で、当時忘れ去られていたバッハを復興させて、早死にしちゃったメンちゃんは、室内楽に好きなのが多いけど、無言歌もロンドカプリチオーソも厳粛なる変奏曲も自分には退屈だ。ピアノ向きの作曲家じゃなかったのかもしれない。というか、シューマンに比べると、音型が保守的というか古くさい。ウェーバーあたりの時代の人みたいだ。シューマンは生粋のゲルマンだよね。ロマンチシズムに満ち溢れすぎていて考えすぎで頭おかしくなっちゃってるけど。ピアノ曲に、シューマン独自の世界を構築したという意味ではショパンに比肩するし、ショパンと違ってピアノ曲以外にも優れた名曲は多いし。愛だの恋だのに溺れて、それを作品に投影してすごい作品残しているけど、当時のフランスが音楽の面では著しく遅れをとっていたので(まあ、パリにはショパンがいたが、ポーリッシュだしな)、シューマンのデレデレメロメロな音楽は群を抜いておしゃれだ。彼の活動拠点はどこだった?そういえば「バリー・リンドン」を観ていて、なんでこの時代にシューベルトのピアノ三重曲なんだよ! とキューブリックらしからぬ時代のズレが疑問だったんだが、こういうのが気になるというのがいかに自分の心が狭いかを思い知らされて悲しくなる。こんなだから「ムーランルージュ」とか、駄作にしか思えない。そもそも昔の美女しか受け入れられないって、了見せまいよ、自分。オーストラリア生まれとか聞いただけで田舎モノ扱いして、どんな美女でも2流に見えるし(二コール・キッドマン、ごめん)。でもクラシカルな美女という点では、スカーレット・ヨハンソンのほうが上だと思う。まあ、世代は違うけど。彼女に20年代あたりの上流階級のファム・ファタールを演じさせたい!久しぶりにヤマハまで行くなら(いや山野にするかもしれないけど)、帰りに松屋に寄ってチーズとかケーゼとかピクルスとかバルブアクーとか買ってやる! 明日は散財だ! そして夜、咳の発作が出ないように昼からワイン飲む!
2007.09.23
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『バリー・リンドン』ちょっと前にぶこふで950円で見つけた。こんなマニアックな名作が世に出回るようになるなんて、生きていてよかったよ(滅多に思わない)。いかにもハリウッドな緩急のある大袈裟なコスチュームプレイでなく、ヨーロッパ的な正統派コスチュームプレイ。ゆえに長大で退屈だけど映像と風俗観るだけでも面白い(わ、私だけ?)。大根役者ライアン・オニールを使っているのが妙なんだけど、演技というほどのものはしていないので、顔がよければいいとしよう。それより、もうマリサ・ベレンスンが出てくると、それまで主役だったライアン・オニールなんて、小姓に思えるほどかすむ。なんだあの硬質な美しさ。人形? 血が通っているように見えない。あの息子も陶器めいている。白人って時々こういう異常に研ぎ澄まされたというか、西欧的な美の基準をすべて兼ね備えたような人間が出てくる。豪華な刺繍を施した椅子の下側が風呂になっているという不思議な一人用半身浴槽のなかに使っているべレンスンの裸もまた、えーとなんだっけ、フォンテーヌブロー派? あの裸の女性二人がお互いの乳首を摘まみあっている有名な絵があるけど、あの裸にそっくりだ。ヨーロッパの女性のおっぱいは外側むいている!そしてあの髪型! 服飾史のテキスト見ていたとき、頭に帆船模型のっけて1メートルぐらいの高さになって(つまり身長+1M)る髪型があって大笑いしたけど、爛熟ってすごいよな。このべレンスンの髪型も相当だ。カツラだろうけど、あんなのどんなに髪の毛量があっても足りなさそうだ。ある意味、日本髪よりすごい。で、べレンスンがこの髪を解くと、意外なほど普通のただの美女になる。18世紀限定の美しさなんだな。そういえば羽田美智子も、スクリーンの中で着物着ている時以外、普通の人に見える。べレンスンって、他に映画に出ている時の印象は皆無なんだけど、あそこまできれいだと、たとえ演技が下手でも声が悪くてもセックスがヘタでも女の仕事がなにもできなくても許されるような気がする。アスリートの現役期間がみじかいのと同様、外見の美しさって期間限定だから、早めにお金持ち見つけないとその後苦労しそうだ。でも、この映画では、男にとってはやっぱり美しいだけと言うのは、高価な調度品や宝石と同じで、飽きてくるらしい。そのうち、家に縛り付けておくようになり、ほうっておかれる。人間の欲望はきわめてポジティブにできているから、金でも愛情でも現状で満足するということを知らない。もうこれ以上不要となったら、他に目が行くんだよな。この伯爵夫人べレンスンは、名誉も金もあるけど愛情は得られなかった。ライアン・オニールは叡智も勇気もあるけど名誉と金が得られなかった。古今東西人間の性ってここから始まるんだな。いっそ何も知らないほうが幸せなのかもしれない。これ、キューブリックなので意図はちゃんとあるんだろうけど、淡々と一人の男の人生を描くだけというのが、なんとも……まるで伝記映画のようだ。サッカレーの原作は読んでいないけど、ヴァニティー・フェアーを書いた人だから、支配階級批判だよね。そもそも19世紀当時に、すでに階級批判があったのに、20世紀になってからフォスターみたいなアッパー出身者が、「当時はよかった」みたいな、「支配階級万歳」(というか、そもそもそれ以外の階級が出てこない話)がもてはやされるのが不思議。やっぱり羨ましがるだけではだめで、みんななりたがりなんだよな。あらゆる文化は支配階級が育ててきたってことを認識し、自分たちも小金を持つと上を目指す。いいことなんだか、悪いことなんだか。アッパーだけじゃ生活必需品の果てまで誰が作るんだってことだよな。えー閑話休題。そもそもアイルランドの落ちぶれた領主の息子かなんかが、イギリス軍の恋敵を決闘で倒して出奔、志願兵として7年戦争に参戦して、その後、ベルギー、オランダと渡り歩きプロシア軍につかまり、詐欺師の密偵となり、ヨーロッパ中を回ってついに成り上がるというストーリー。この映画、室内シーンがすべて蝋燭の炎だけをライティングに使用したというのが当時話題になっていて、私は「そんなことできる撮影監督はアルメンドロスぐらいだろう」とずっと思っていたのに、違ってた。あれか、映っている燭台だけでなく、周囲のライティングもロウソクだったってことかな? 昔観た時は「すごく暗い」イメージだったのに、今観ると、まったく色褪せてなくてきれいな映像に驚く。デジタルリマスタリングってやつかな。フィルムは経年劣化して退色してくるから、名作の類は監督や撮影監督がまだ生きているうちにこういうことをちゃんとやってもらいたいものだ。室内シーンも暗くないし、むしろオレンジ色の炎がぼおっと人の顔を照らしして暖かい印象。そうか、この時代の貴族どもが、男も顔を真っ白に塗っているのは、夜遊びするときに映えるようにかな。芸者や舞妓もそうだよね。夜の職業=顔真っ白。あ、でもパトリック・マギーが演じてた詐欺師は朝から真っ白にしてたな。笑える戦争シーンとべレンスンの奇跡的な美しさと当時の風俗見るだけでも面白い。でも長すぎるので途中で実話モノの『A little thing called murder』を観ていたら、アメリカには奴隷所有罪という罪が今もあることを知る。大笑い。日本も維新のころから大して変わってない法律があるらしいけど、南北戦争直後の法律だよね。おかしすぎる。
2007.09.23
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金曜は疲れて帰ってきたから、すぐ眠れると思ったのに、眠剤のみ忘れたらやっぱり1時間ぐらいしか眠れず、朝の4時ぐらいから密林から届きたての『マッシュ』を観る。うん。まったく古さを感じない! 朝鮮戦争を描きつつ、製作当時進行中のベトナム戦争批判になっていて、手術しても手術しても送り込まれてくる傷兵たちを片っ端から切った貼ったでまた死にに送り出していく不条理。戦闘シーンのひとつもない反戦映画だわ。日本に遊びに行くのは、ちゃんと口実があって、「徴兵にとられて怪我をした議員の息子の手術ができるのはお前だけ」というご指名だった。でも戦後の日本の小倉基地で、そんな怪我するような演習やっていたんだろうか。疑問。バッド・コートがかわいい! ドナルド・サザーランドもエリオット・グールドも天つくようなのっぽだから、ちっちゃくて童顔のバッド・コートは、まるきりBLの受けだよ。で、巨大な一物ゆえに好奇の目で見られていた歯科医が、「こんなのあっても役に立たない。俺は実はゲイなんだ」って告白して自殺しようとするのを、皆が手伝ってやるシーンね。これが大爆笑。おまえらそんなにして遊ぶかよって。サザーランド、この頃30過ぎているのかなあ。すごいかっこいい。細くてのっぽで、短パンが似合う~足長い~萌えだ~萌え! 今や怪優としての名声のほうが高いけど(セックスシンボル・カリギュラ帝も演っていた)、この頃はなんかみずみずしいぞ。無事に病巣直して、縫い合わせる段になって「こいつ(患者)の階級はなんだ? 将校か、下士官か?」とか周囲に聞いて、「将官であります!」と聞くと、「縫い目粗めにしとけ」とか言う。もっとやれ~!!他になり手がなかったから司令官にまでなっちゃった、ただの信仰心厚いレッドネックの軍医(ロバート・デュバル。この人昔から老け役だったんだな)、おちゃめな2人の掟破りに振り回されるところなんて、憐れで笑いを誘う。いや笑っちゃいけないんだけど。どんな世界も、末端の現場なんて本部の目が届かないから乱れに乱れきっているんだな。賭けフットボールをもちかけてきた別の基地の司令官とマッシュの司令官の会話で、「こんな極東くんだりまで赴任しているんだから、楽しみぐらいなくてはね」「賭けがですか?」「フットボールだよ!」って。問題をすりかえるなー!8000フィート離れていれば、故郷に女房子供がいようと、夫がいようとお構いなしで、病気を防ぐためにも同僚と寝る寝る。マッシュは看護師として女性士官も赴任してくるから、そりゃあいい職場なんだな。もう何度でも観たい映画だ。褪せない面白さ。字幕で一回見て、さて次は字幕なしでもう一回……と思ったら、電話。ああうすっかり忘れていた。8月中に会おうねと5月ぐらいに話していた高校教師とやっと会う。ふうう。昔あまりに毎日会っていたもんだから、もう一生分顔見た気分なの。緊急ごとでもない限り、プライオリティは下なのよ。ごめん。寝てないのでシャワー浴びてしゃきりさせてから支度を始める。銀座でご飯たべてその後、ホテルのバーでもつれて行ってくれるのかと思いきや、そうだこいつは下戸だったよなと思い出し、ソフトドリンクも出すラウンジでグダグダと話をする。話し始めると面白いんだよな、これが。昔話ばっかりだけど。民間人としては、やっぱり公務員様の未知の話も聴けるが、ゆとり教育の成れの果てで、簡単な単語以外、イディオムすら覚えられない高校生に勉強教える苦労には、私は同情しかねるなあ。あ、ひらめいた。曲がりなりにも20年以上英語教えているなら、ポライト表現得意そうだ。月末の会食には彼にエスコートしてもおうかな。口ベタな人だけど、相手の言うことに話をあわせてうなづいてくれるだけでも、私がラクになる。そうだよ! なんでもっと早く気づかなかったんだろう。相手はご夫妻で来るんだから、こっちもカップルでいいわけだよね。よっしゃあ、そういうことで、相席をお願いする。
2007.09.22
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明日をつつがなく休むために今日頑張った。13時間エンドレス入稿……死ぬ……。もおおデザイン室からは「戻し待ってんだけど。今日一日ぶらぶらしちゃうよ?」とかイヤミ言われるし、わかってるよ~しばし待たれよ。先月の奇跡のようなスケジュールどおりの入稿は夢だったの?あああ右腕痺れて感覚ない……寒い……。マッシュも届いてるのに、もう疲れて死にそうだ。猫抱いて寝るぞもう。来週がラストスパート。なのに4日しかないの? 間に合うか……肩痛い……
2007.09.21
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おおお~いつも仕事をお願いしているイラストレーターさんのブログで「M☆A☆S☆H」のDVDが出ていることを知る! Fさん、教えてくれてありがとう~。マッシュ! 懐かしいよ、早く観たいよ! ハァハァ(焦るな自分!)どれどれ早速、密林の早便を……。これまた古い映画で、製作年度は1970年。当然リアルタイムで観ているはずはなく、学生時代に名画座(というのが昔々ありました)でアメリカンニューシネマを見まくっていた頃に偶然出会って、「まごうことなき迷作!」と感動したコメディだ。舞台は朝鮮戦争最中の朝鮮半島。南北の境界線である38度線近くの米軍野戦病院。Fさん自身は、主治医からこの映画を紹介されたらしい。ガッデム!パケ紹介はこちら朝鮮戦争の野戦病院に、人手不足から二人の医師が補充された。ところがこの医師たち、軍規を無視してやりたい放題。いかつい女性将校をからかうのに夢中になってしまう……。鬼才R・アルトマンが朝鮮戦争を題材にしたブラック・コメディの大傑作。馬鹿馬鹿しいまでのオフザケ・シーンに交錯するリアルな手術シーンが戦争の狂気を浮き上がらせる造りも見事なら、E・グールド、D・サザーランドら出演陣の個性も特筆もの。そう。病院なのにテント。衛生観念もへったくれもあったもんじゃない。ふざけた外科医二人の漫才が秀逸。これだけ軍隊や規律や愛国心を逆なでする映画はなかったろうと思う。ましてや70年代は、まだアメリカは「世界最強のオレオレ」を信じていたし(ベトナム戦争終結は75年かな?)。あらゆるリアルな軍規破りも、コメディにして逃げているところもいい。もううろ覚えだけど、D・サザーランドとE・グールドが休暇を取って米軍のヘリ(輸送機かなんかにちゃっかり同乗?)して日本に遊びにくるシーンがあった。すげえステロタイプで大笑いした。あんたたちが知ってる日本はこれか! と思った。あとレッドネックてんこもりの軍隊での、信仰の持つ意味ね。血を観ただけで青くなってぶっ倒れちゃう神父が、臓物の切った貼ったをしている隣で、ガタガタ震えながら(観ないようにしながら)最後の秘跡を与える。なんか、死にゆく命にそんなもの役に立つのか、と思ったキリスト教批判萠芽期の自分を思いだす。そしてガーターベルトの色っぽい女性士官のシャワーシーン! これはきっと「サイコ」より名作! 挙句、お堅いキャリア組だと思っていた彼女は自分の部屋(って言っても所詮テント)であえいでいるところを、部隊中に生中継されちゃう。「ああっ唇が熱い!」とか言っちゃって。以来、彼女のあだ名は「HOT LIPS」。ああ~楽しみ~早く届け! マッシュ!
2007.09.21
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夕べから久々に吐き気が止まらず、夕食食べそこねる。そのままお風呂に入ったらブラックアウト寸前で、あわてて横になるも脈が120オーバー。しばらく80台に戻っていたので、これは苦しい~。ゼイゼイハァハァ。ジョギングとか、常にこういう感じなんだろうなあ。やっぱり運動は自分には向かない。幸い、7~8分で100を切ってくれたので、安心してそのまま寝る。朝は頭痛で6時前に目が醒める。ちゃんとマイスリー飲んで寝たのに、あんまり効果がない……。会社に来てからも吐き気止まらず。お腹の調子が悪い時は薬を飲むより絶食したほうがいいって、利害関係のない(つまり自分が患者じゃない)医者も言うし猫をみていてもそう思う。でも別に胃腸に異常がないのに吐き気がして食べられないって悲しい。お寿司を思い描いてみる……うん、大丈夫。食べられそう。というわけで、吐き気を抑えつつ空きっ腹をかかえて昼は寿司屋へ行く。いつものおすし屋さんは遠すぎるので、時間もないからと秋葉原のガード下の銀蔵へ。小さな茶わん蒸しの付いたセットをシャリ小さめでオーダー。どうか食べられますように。基本的に白っぽいものは大丈夫だった。タイ、カンパチ、帆立、海老はおいしい。イクラと一本アナゴ生ぐさい。2つついてた中とろも1個でいいや。巻物ももう入らない~あああ~お寿司を残すなんて! 好物なのに!あ、茶わん蒸しおいしい。こういうのど越しの良いものがもっと食べたいぞ。夕方になると、案の定喉が渇いてきて、ミネラルウォーターをがぶがぶ飲みながら仕事。本当にすし飯って塩分高いよね。で、水の飲み過ぎでまた気持ち悪くなる。もう今週は4日しかないのに、仕事のモチベーションないぞ。肩も首もパンパンに張っていて痛いし。カモン! マッサージスト! とか思いながら、力技で7ページ分の原稿を書く書く書く書く。終わった。……土曜日、千葉まで行ってセミナー出席しないといけないかも。やだなあ。誰か代わってくれよ。って、3連休全部仕事の人がいるから言えない……。つくづく仕事が嫌いだと思うよ、ほんと(いい大人がそんなこと言うもんじゃないと、こないだ鍼の先生に叱られたよ。いいじゃん、どうせ被害の及ばないところで言ってるだけなんだしさ~。せめてものストレス発散なんだよ~)。本屋に寄ったら40~50代のオタク臭い男性がBL売場をうろうろしていた。書店営業ではない。編集にも見えない(独特の棚回りをするからすぐわかる)。雑誌を手に取ってまじまじ目次から見ているし。数冊手にとって買って領収書もらってなかったし。たまに間違ってこの売場に紛れ込んで、表紙のけばけばしさに驚いている男子は見るけど、こってりコレステロールの乗ったオヤジがいたのは初めてかも。幅広いなBLファン。それとも、あのぽってりした人もゲイかな。やっと帰ってくるも、やっぱりおなか空かない。水の飲みすぎだ。お寿司のバカ~!!
2007.09.20
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神田のガード下にあるベトナム料理の店でフォー・ガーのランチ。半年に1回ぐらい食べに来るけど、スープの味はおいしいのにいつもぬるくて残念だった。今日は自分が最後のランチ客だったらしく、一人っきりだったので、顔の凹凸の激しいウェイターに「すみません、スープがいつも温いので、熱くしてもらえますか?」と頼んでみる。ベトナム人というより明らかにインド系の兄ちゃん、おもむろに、「ランチ、スープ付きません」「えー、そうじゃなくて、フォーのね、スープがね」「あー、はい」どうやら伝わったらしく、ベンガル語かなんかよく分からない言葉で厨房に伝える。印僑だったら英語もうまいよねとか思って、練習台にしようとふと考えたけど(ヒマそうだったし)、考えたら月末の会食ではフォーマルイングリッシュを要求されているのに、街のウエイター相手にだらだら世間話をしてもだめかも。出てきたフォーはアツアツ、器の表面いっぱいに、下が見えないほどのパクチーが!うは~うれしい。昨日、ジャスミンライス食べながら、ああこれにパクチーが山盛りあれば……と妄想したので、今日は汁ものだけど、山盛りパクチーがかなってちょっとハッピー。サイドディッシュのベトナム風チャーハンは余分だよ。第一甘くて食べられない……。最近、酢をたっぷり使った料理には砂糖もたっぷり使われていることを知って、驚愕した。アジアンエスニック甘辛酸っぱい系は、どれも結構砂糖たっぷり入っているんだな。……そうだよね、考えたら甘味がないと酸っぱすぎるよね。 この店の1階はインド料理店で、どうも経営者が同じっぽい。昼下がりに客の呼び込みしているインド人の兄ちゃんは、スマイルで2階の扉も開けてくれ、3時になったら夜の材料もって2階に上がってきた。そういうからくりか。インドもベトナムも日本にくれば同じ?ああしかし、ガーだった……これで4日続けて鳥肉……さすがにもう飽きた。そろそろお寿司が食べたいと思う。明日の昼は遠出するかな。ランチ食べながら読んだ先週(なんでいつまでも先週号なんだ! →まだ全部読んでなかったから)のNewsweekの東京特派員の苦悩のなかに、デイリー・テレグラフの東京支局長をやっていたコリン・ジョイス氏のレポートが載っていた。曰く、まじめな記事を取りあげようとしても、本部(イギリス)から拒否される。「テロと戦争がひしめいている国際面において、もっぱら日本は明るい話題を提供する場所」らしい。日本が示す畏怖ほどイギリスは日本のことは興味がないんだな。わかっていたけどさ。名前に聞き覚えがあったので、そういえばと思ったら、この人がNHK新書から出していた『英国人記者抱腹絶倒』みたいな本をお正月あたりに読んだ。オックスフォード卒のエリート(たぶん出身クラスも上のほうだろう)なのに、日本に来たら日本語がさっぱりわからず「このオレサマに分からないわけがない!」とか思って、分かるまで勉強してついに記者になっちゃったんだよね、たしか。さすが傲慢! 最初からオリエンタリズムに変な幻想描いてないから、見る目が公正だ。どうも日本は経済大国の地位も転げ落ちて、もはや注目する価値のない国になっているらしい。ほとんどの東京特派員の記事は、通信会社が配信したニュースの焼き直しか、赤坂~六本木あたりのガイジンにちょこっと取材してお茶を濁してしまうという。日本語が全然わからない特派員もいるって、すごいな。まあねえ、だってまじめに靖国問題を取りあげようと本社に打診しても「そんな神社知らない!」とか言われるらしいよ。ああイギリス……。新聞記者や編集者ら知識人が回答者に連なるクイズ番組の問題:日本の芸者が纏足をやめたのはいつか? そんなもんだよね。極東に対するの知識なんてさ(すっかり卑屈)。今週のNWには世界に広がるゲイの輪、みたいなのが載っていた。再び世界的な広がりでゲイが蔓延しているらしいですわよ。なんだろうね、遺伝子に刷り込まれているものが目覚めているのかね。それよりエイズ渦はなくなったの?
2007.09.19
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今日はマダムな料理研究家の先生と表参道でランチしながら次号以降の打ちあわせ。3連休(1日仕事だったけど)がずっと暑くて「まだ夏?」とか思っていたけど、雑誌屋はもうお正月の撮影準備をしなくては。「小物類がまだ全然出てないですよね。クリスマスも」ああ、そうだな。世間はやっとハロウィンの仕掛けがちらほらという感じ。今年は暑すぎて、小売業は棚卸しをする元気もないらしい。ランチは青山アンデルセンの路地を挟んだ地下の「ティーヌン」。トムヤムラーメン発祥の店。まだ西早稲田の本店しかなかったころ、当時は早稲田の事務所に出入りしてたので、たまに行ってた。小汚い普通のラーメン屋だったのに、おしゃれに変身して、いまやあちこちで見かける。トムヤムクンってそんなに日本人向けかなあ。好きだけど。この店は2年前まではコリアン系だったけど、いつの間にか変わってた。そしてなぜかいつもお客は外国人が多い。今日はいきなり「サワーディカー」とむかえられる。フロアスタッフが美男美女のタイ人ばかりなのは、場所柄採用基準が厳しいのだろうか。「さよなら~」もタイ語だったけど、覚えられない……。なんでミーティングにわざわざタイ料理かというと、今日会ったマダム、タイ語上級者なんである。オペラ科出身で家はシャンデリアと大理石をふんだんに使った洋風建築で、お父さんは商社勤務で海外生活経験があり、小さなころから西洋文化にどっぷり浸かっていたらしいのに、なぜか数年前に家族旅行で行ったタイにはまった。ヨーロッパ数カ国語を自然に操る彼女にして、タイ語は神秘の言葉だったらしい。以来、「タイ語で料理を教える教室」だの「タイ語カラオケ」だのに足を運び、3日休みがあれば一人でバンコクに飛び、あっというまに上級者になった。耳のいい人は、どんな言語でも上達が早いのね。いや、情熱の差だとは思うが。そしていまや大使館での催しにもスタッフとして呼ばれるらしい(このあたりがセレブだよな。あホンモノはゲストで呼ばれるほうか)。ここは他のティーヌーンと違って、ワンディッシュ(5種類ぐらい)+4~5種類のバイキングからなっている。年に2回ぐらいしか来ないので、実はこのバイキングが楽しみ。今日はスパイシーなシャキシャキ野菜のサラダに、辛くないヤムウンセン(当然辛くして食べた)、冬瓜とチキンのレッドカレー、根菜スープがあった。人参と大根の角切りとひき肉、溶き卵の根菜スープが、薄味でおいしい。ナンプラー加えただけで不思議アジアンテイストになるんだな。実は昨日は一日中お腹の調子が悪くて、今日はタイ料理無理かもと思ったけど、これなら食べられる。カレーは冬瓜がおいしそうだったので、メインディッシュのカオマンガイ(蒸し鶏の炊き込みご飯乗せ)にかけていただく。ああ~おいしい。サイドディッシュ用にちょっと薄味になっているカレーは、ごくごく飲める。冬瓜がよく合う!そういえば、北インド料理の店でも、大根カレーというのが出てきて美味しかったけど、水気のあるインド~アジア系のカレーには大根とか冬瓜が合うんだよね。そのうち自分でつくってみよう。あまり好物とはいえないインディカ米だけど、ここのカオマンガイはジャスミンライスを使っている。香り米ですね。ふわーんとそこはかとなくいい香り。もうレタスみたいなでっかい葉っぱのパクチーはないだろうか。このご飯巻いて食べたい。なんかエスニックだと肉が平気。不思議だ。でもチキン以上のものがまだちょっと食べられない(安上がりだ……)。帰りは当然、青山アンデルセンに立ち寄るんである。ここにはたまに大好きなニシンの酢漬けが置いてあるんだが、今日はマスタードソースで合えたサラダになっていた。当然お買い上げ。早く会社帰って冷蔵庫入れなくちゃ! 今日は甘いパンとニシンサラダの夕食! ワインはちょっと喘息出やすい時期なので御法度(泣)。土曜に病院でテオドールいっぱい出してもらったけど、不眠の上にアルコール重なるとどうも夜中に咳が出やすい(昨日、分かっていてワイン飲んで後悔した)。ここで買うパンは、朝食用のクロワッサンと、おやつ用のピーカン&フィグロール、そしてそして大好きなダークチェリーペストリーと相場が決まっている。でも、今日は旬のいちじくを使った期間限定の商品が4種類もあった! これは買わなくては。この時期のパン屋さんは、かぼちゃやお芋の期間限定フェアになりがちだけど、どちらもそんなに好きじゃないので、これはうれしい。いちじく大好き! フィグジャムとかわざわざ取り寄せてるし(こういうのを作らないで買ってしまうところが、自分はダメだと思うよ。ほんと)。いや無論、生にはかなわないんだけど。いちじく系のラインナップは、オーガニックフィグ&アプリコットの焼き菓子、フィグペストリー、フィグ入りヴァンプラン、フィグタルト……まだあったな。半生を練り込んだのも美味しいけど、フレッシュなのをそのままオーブンで乾燥させて乗っけたのもおいしそう~。あああ目が迷う~みんな誘ってる~~。結果、クロワッサンを諦めて、フィグペストリーと、ワイン入りの生地の間からぷちぷちのいちじくが女陰のごとく見えているフィグ入りヴァンブランを購入。ああいちじくってエッチな果物だよな。じゅるり。定番の全粒粉で焼いたハードタイプのピーカン&フィグロールとダークチェリーペストリーも買う。こんなに誰が食べるのってぐらい買う。糖分取りすぎだよねきっと……。実は果物は自分ではほとんど買わないので、旬のフルーツはパンやケーキやゼリーになったものを食べることが多い。血液中のカリウムが足りないから果物を食えと医者には言われているのに、モモとか大好きなのに、なぜ果物を買わないか。皮をむくのがめんどうだからだよ。もうぶどうとかみかんとか、味は大好きなのに、いちいちきれいに皮をむかないと食べられないので、時間がかかって途中で飽きる。リンゴとかナシも同様。一個で買えるものは、たまにデパートとかで衝動買いしちゃうけど、果物に関しては甘やかして育てた親を恨む。リンゴとかすりおりしがデフォルトだったといったら「お前は病人か!」と友だちにつっこまれた経験あり。そこまでしないと食べない子どもだったんだよ。「むくの面倒なんですよ」と言っているのに、なぜかナシとかリンゴとか、箱で送ってくる人がいる。当然、そのまま放置状態。ナシとかすごく足が早くてあっというまにベタベタになってしまうし、リンゴは料理に使おうなどとこじゃれたことは考えないので、気がつくとしなびている。とことん果物に向かない女。むいてくれれば食べるのになあ(わがまま)。生のリンゴ腐らせるくせに、アップルソースとかわざわざ輸入品置いてるスーパーまで行って買ってきたりする。間違ってるよな、きっと。ところで4月に買ったお米がまだたくさん残っていて、おととい炊いたらまずかった……コシヒカリなのに……。古い米の活用法をこれから探さなくちゃ。お~あるある。日本酒、みりん、サラダ油、はちみつ、お酢……こんなんでおいしくなるの? でもうち、半分は冷凍するからなあ……。結局すし飯にしても、そんなにおいしくならなかったし……猫がご飯食べてくれるといいのに。で、初めて家食撮ってみた。いや、パンは明日の朝と仕事中のおやつも入ってるけど、全部並べてみる。ダークチェリー以外全部いちじくだ……。昼にしっかり食べたので、今日は夜、食べすぎだ。ペストリー甘いよママン!そしてコーヒーカップに紅茶を注ぐ蛮行を冒す。C/Sはスポード。ここの定番シリーズはm、ソーサーに紅茶移し変えて飲んでいたころの名残で、ソーサーの傾斜が深い。
2007.09.18
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『僕のやさしいお兄さん』(1)今市子今さんは「百鬼夜行抄」は面白いけどBLはどうもね……という人は多いらしい。私もそうだった。とっても無理して描いている感がすごくしてしんどい。本来、そんなにBLとか好きじゃないんだろうなあと思う。この人の作品は、商業デビュー以前から同人誌を読んでいたけど、そこはかとなく漂ってはいたけどBLではなかった。ましてあの乾いた絵ではジュネでもなかった。なんだろう不思議ミステリ系? 百鬼もそうだけど、時々ひどく話がわかりにくいことがあって、編集があまり口出ししない人なんかなと思った。でも一貫して家族とかをテーマにしていて、エッチのないニアフォモでも絵が好みなのでここまでついてきたよ。しかし、これはよかった。久しぶりに今さんらしさもあって、ちゃんとBL(ほとんど逃げ腰の人が必ず出てくるという点でかなりヘンだが)になってるし。もう今さんの絵だと、高校生でも20歳オーヴァーに見えてしまうけど、今回のツボは主人公のおおじいちゃん(曽祖父)とじいちゃん(祖父)だな。なんてたって75歳と60歳! ビバ敬老BL! この2人は本当に親子なのか? 特攻隊の話はつくり話じゃないの? 戦前生まれのこの二人、とくに曽祖父の造形がかっこいい。だって高校生の主人公は、この2世代、3世代前の肉親が長身なので自分はチビだと思ってるんだよ(175cm)。これってどうよ(笑)。なんか、ナゾの無国籍系居酒屋のマスター然とした75歳に萌える(爆)。長髪、髭、めがね。ここまでなら中央線沿線には山といる。うちの社にもジジイじゃないけど、似たようなのが一人いる。でもこの爺さん、孫の葬式にアルマーニのスーツ着ちゃうんだよ。で、自分は特攻隊の生き残りとか吹いちゃってて、ひ孫(主人公)が感化されて、夢は空陸海いずれかの幕僚長!とか言っちゃう。いそうだぞ、こういう男子。なんか本当に久しぶりに今さんのBLにしては湿気の少ないコメディーになっていて買いだった。『アタ』藤たまき藤さんの不思議ワールド。相変わらず言葉が隅々まで詩のようですよ。でも、彼女は長編にうまみがあるような気がする。シリーズ連作でも1本が32ページとかだと、ちょっと彼女の上手さが生かしきれない感じ。同じ短編集なら以前読んだ「密告」のほうが好み。ちょっと大人な人たちが出てたしね。この人の絵にも慣れてきたなあ。この絵柄でBLというのも勇気あるし、ご本人、かなりキャリアはあるのにHP見てもファンシーな方で絶対絵本作家とか向いているっぽい。お話づくり、ネームのうまさはピカイチで同種の傾向のものを描く人はほとんどいないし、BLである理由はあまりない作品も多いのに、この世界から離れないのが不思議。学校に行っていない(つまり庇護されるべき)受というのがほぼデフォルトになりつつあるけど、今回は現代高校生もので、それだけに保父さんやる、ゲイを忌み嫌っている(でも同居している受のことはかわいくて心配で仕方がない)主人公と、そのクラスメートの医者の息子(真性ゲイ)がふたりして、いたいけで無節操に男とできちゃう受ちゃんを奪い合う話。あ、ちょっとちがうけど。『もっともそうな2人の沸点』語シスコ宙出版……主婦友かなんかの子会社じゃなかった? ハーレクインとか細々コミックス出しているのは知っているけど、最近「mellow mellew」メロメロ(爆)とかいうBLコミックス出してて、それに語さんが久々に新作を描いていたんだっけ。この雑誌、見事に一昔以上前の作家さんたちばかりで、そのあまりのオヴァ臭に私ですらちょっと引いた。今もバリバリ現役で人気があるならともかく、かつて一世を風靡した人たちばっかりだった。もう一冊「Hug」とかいうのも、甘酸っぱい感じのラインナップだったよな。だって表紙が小林智美……おそらく初期のジュネ信者さんを狙っているんだろうか。子育ても一段落(ていうかもう成人?)したから、ふたたび腐海に戻って来いといわんばかりだよ。この路線はどうなんだろうなあ。語さんも、絶頂期は一部のマニアックな人にしか認められなかった、ただのエロ作家だったから、もう筆を折ったのかと思っていた。今世紀に入ってからほとんど仕事していないよね。私も三浦さんの「シュミじゃないんだ」で知ったし。「Love & Catastrophes」は確かに名作だったよ。「大人の時間」も大笑いさせてもらったし。でも、これはこれまで単行本収録されなかったのがわかるよ。みいんなスラダンに見える。そういう当時の萌え撒き散らし商業作品なのね。『それではみなさん』(2)内田かおる掲載誌でもずいぶん引っ張ってやっと完結。4兄弟総攻めブラザーズかと思ったら、上から順番に受・攻・受・攻だった。やっぱり綿密な設定はこしらえていた(あとがきに一覧が載っていた)。3番目は一番ノンケっぽくて(単にオクテで)、案の定この巻では波乱を巻き起こす。あの引っ込み思案な二男が40オーヴァーの教師を受にしていたとは驚き! 8人の彩り豊かな男たちのどれも自分のツボでないところがすごいんだが(190近いヒゲ・マッチョは勘弁してほしい……)、ファミリードラマとしても面白い。でも年初に一時的に萌えていた内田さん神説はちょっと治まったよ。絵が時折荒っぽい。それにしても身長差30センチ以上、体重差も40キロとかあったら、当然小さいほうが攻めというのは、とても理にかなっていることがわかったよ。だって壊れちゃうもん(爆)。『PALM 30 蜘蛛の紋章』獣木野生BLじゃないけど、久々の新刊だから混ぜとく。やっと最終章に突入。そしてこれが何年かかるんだろう。伸さん時代の方が好きっちゃあ好きだけど、これは初期読者のさだめとして最後までおつきあいするかないだろう。それにしても、メインキャラのうち2人(うち一人は最大最強のキャラなのに)がもう死んでいるという前提の話を、またこれから延々読まされて泣かされるのかと思うと……。こういうアメリカンサーガともいえる話を、時間はかかるとはいえ作者の情熱が衰えることなく持続していて新刊を出すというエネルギーには頭が下がる。しかし最初のパームファンの一体何割がここまでついてこられただろうなあ。とりあえずお気に入りキャラ、カーターの過去編だ。この人……やっぱり自分で不運を呼び込んでいるとしか……ジェームズを受け入れられ素地はもう幼少時からあったわけだ。そして珍しく冒頭30ページ近くに、ジェームスの妻となるカーターの妹、ジョイの視点で書かれたエッセイが載っている。なんか伸(獣木)さん、そのうち小説書きそうだな……。あと読んだのは、鳥人さんの『彩おとこ』の3巻とか『グッドナイト』とか。もう内容忘れたよ。で合間に鈴木ツタの『あかないとびら』を読み直してまた笑ってた。まだシュリンクはずしてないマンガが2冊ある……。もうじき1月経過するぞ。ううロクシタンのハーブティーがんまい! 普段ラインにない商品なんてそんな! どこから仕入れているんだろう。自分で配合しても同じにならないような気がする……。
2007.09.18
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NHK-BSで「グラディエーター」を放映している。これもたんまりお金のかかった映画だなあ。ラッセル・クロウがマッチョだったことを知ってちょっとショックを受けたんだった。この映画の封切前に、繊細であるがゆえに精神を冒されていく数学者の役を演じていて、それがめっぽうお気に入りだったもんで「なんだよ~本来はこっち系の人だったんかい!」と裏切られた気分だった。で、プロモーションは散々見ていたように記憶しているけど、長すぎるので本編通して観たのは初めて。なんだ、『SASRA』2巻のゲルマン×ローマ軍は、この映画が下敷きなんじゃないか。時代もまさにマルクス=アウレリウス帝の御代、対ゲルマニア戦線の話だった。元ネタあるのか。なんだ。BL版(と、もう名づけてしまったよ)でのフォモ帝王コモドゥス帝もいかにも悪人っぽいご面相で登場。これがホアキン・フェニックスだ。アウレリウス帝がリチャード・ハリスか……オリバー・リードも出てるんだ。ついこのあいだの映画って気がしていたのに、もう鬼籍に入ってしまった人が何人もいるなあ。小説版では破れたゲルマニアの若者が売られて剣闘士として戦うけど、映画では裏切ったマキシマス(クロウ)が同じ目に遭っている。これって完全に設定パクリだったのかあ。どうりでよくできていると思った(笑)。まだ毛皮と腰ミノだけみたいな歩兵のみのゲルマニアと、華麗な馬具と鎧に身を固めた騎兵ローマ軍とでは時代が1000年ぐらい違っていそうだ。ゲルマニアってば原始時代!これ卑怯だよな、ローマ軍。騎兵×歩兵だよ? ゲルマン敵うわけないじゃないか。話せばわかるってことにはならんかったのか? お前ら見かけで人を判断しているだろう>野蛮人め。ありゃりゃラッセル・クロウの出演作としては、ビューティフルマインドよりこっちが先かあ。そういえばこの年のアカデミー賞はつまらんと思った記憶が……。こういう作品は英語がろくにわかんなくても、筋が追えるなあ。わかりやすすぎる。ディズニー映画かしらん。リドリー・スコットなのに。向こうの中学生向けぐらいの古代ローマのテキスト一冊読んでから観たら、役職から統治までまるっとわかるな。あ、でもクロウの役は架空の人物なわけね。
2007.09.17
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休日で時間のある時だけ集中的に好き勝手に弾いていると、老いた体には刺激が強すぎるのか、夜になると首から肩にかけてジーンと痛んできて偏頭痛がしてくる。土曜の夜と今朝、一度目覚めてからの痛みがハンパじゃなかったので、思わずイミグランを飲む。ああ大事にとっておいた最後の2錠がなくなった……。しかも昨日の夕食の組みあわせが悪かったらしく、朝からおなかが痛いよママン。イミグラン高いんだよ! そんなに頻繁に買えないんだよ! まあオジさんたちのバイアグラよりは安いけど。今日はどうせ友人が来るのは夜だと高をくくって、午後からのろのろ活動しはじめる。久々にバッハのシャコンヌを通して弾いたら例によって汗びっしょり……すごい体力使ってるんだろうか。外は暑そうだしな、なんかこういう基本の曲をかっちり弾けるようになるのはうれしい。ショパンの舟歌も弾いてみたけど、こっちは相変わらずいっぱいいっぱいな感じ。手がなあ……もう少し大きくて腱が伸びるといいのになあ……。シャコンヌ、すごい久しぶりに弾いたけど、ピアノで弾いても面白いのね。でも自分が耳に馴染んだ編曲と違う……と思ったらブゾーニ版じゃなかった。小林道夫先生編曲だったよ。おりゃーかんたんなんじゃ~~! どうせブゾーニ版は弾けないだろうしな。それにしてももう少し力が欲しい。これでステージで弾くと、自分の渾身の力を込めたフォルティッシモは、中学生男子の弾くメゾフォルテぐらいの音量しかなかったりするんだ。ああ今日は読み終わったマンガのこと書こうと思ってたのに、なんかうまくいかない。おなか痛い……猫あんかして寝る(部屋は24度でレッグウォーマー着用中)。
2007.09.17
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3巻目に入った途端に自分の読むペースが失速しっちゃった「SASRA」。なんかいろんなことに気づいたせいもあるけど、やっぱりインカというのが鬼門だった。地雷といってもいいかもしれない。なんでインカ帝国はだめなんだろう? 興味を持とうと思った時期はあったんだよ。中高一緒だった歴史友達が好きで、部屋にマチュピチュの遺跡のポスターとか貼っていたし。でも南米ってなんかだめ。生理的に受け付けない。日本から24時間以上かかるという点で近づけない。首都なのに高度が高すぎるという点で、自分には縁がないと思う。文化も宗教も言語にも民族にもさっぱり興味がない。なんだね。どうしても圧制者と先住者が恋に落ちるという設定がありえないと思ってしまう。そもそも、先住者が高貴な出だというぐらいで崇め奉ってたら征服なんてできないよな。自分たちの利益以外は一切目をつぶるというのが正しい制圧者の姿勢だろう。アフリカしかり、新大陸しかり。本国とは比べ物にならない豊かな土壌で、異国の珍しいものに囲まれてプランテーション農場、とかいうのは好きなんだよ。維新直後の日本に来た御用外国人なんかも、雇われの身ではあっても同じような夢を見てたんじゃないだろうか。ゆーれい万歳by ラフカディオ・ハーンみたいに(笑)。聖徳太子の祟りがあるからと何百年も布でぐるぐる巻きにされていた救世観音を「ボク見たいもんね!」といって衆目の目にさらしたフェノロサみたいに。圧制者は後の世には役立ついいこともいっぱいするけど、基本、現地の文化にとっては悪いことのほうが目に付くぞ。インフラ整備の功績は大きいがな。相変わらず美丈夫な攻め(大元は古代エジプトの王子)と柳腰の受け(同・神官)のカップリングだけど、萌えがない。ここで初めて言葉の齟齬が登場した。ははあ。BLでは金髪碧眼の兄ちゃんもふつーにペラペラ日本語しゃべっているから忘れられがちだけど、攻めは現地の言葉を解するということにはなってはいても、本来は互いに異なる言語を話すという設定は面白い。それよりさあ、連載当時(読んではいなかったけど)、この3冊目の後半に載っている江戸ものが木原さんじゃないかって噂だったんだよね。たしかに江戸編、浮いてました。浮きまくってました。不思議テイストで目が離せずあっという間に読んでしまったじゃないか。なんだろねえ。既存設定使いまくりなのに新しい! 動きがなくてさあ、ほぼ二人っきり設定でさ、でもやっぱり結ばれなくてさ。そうなんだよ! リーインカーネーションものでつなげるってことは、ラストのラストまで、それまでの転生者はハッピーエンドにならないってことなんだよ!江戸編、なにが特異だったかって、それまでの華麗さも優雅さも高貴さも、戦いとかのアクションシーンも一切ないんだよ。地に根を下した感じの、なんつうか平民ってかんじで。そりゃ禄のない下級武士と座敷牢・鉄仮面の組み合わせじゃなあ。ああこの設定は貴種流離譚+デュマの「鉄火面」そのものだわ~と思った。でもそれが江戸時代(爆)。不思議なテイスト。獣が飼いならされてペットになっていく過程がエロい。で、思ったんだけど、このシリーズ結局一人1冊じゃないのかな? そしてこの江戸編は木原さんでは絶対ない、と思う(弱腰)。なんかこういう話、いかにも書きそうではあるけど、彼女だったらいろんな意味でもっと面白くしそうだ。あ、でも4巻目は2本が連載時掲載作品だから違うか。なんとなく1人1冊の方が出版契約とか印税の処理が簡単だよねと深読みしてみる。そうか別に本当におなじ人が1冊書いてなくても、扱いはそうすりゃいいだけか。なんだ。3冊読み終わって、結局ラストの盛り上がりにつなげるためには、これまでの華麗な転生はみんなバッドエンドにちかくて、そんなに激しく盛り上がっちゃいけないんだってことに今更気づく。連作の難しさだよね。それならまったく同一のテーマで書かせて競わせればいいのに。人物設定や舞台背景は自由に作らせて、プロットは同じというのは、商業では難しいかもしれないけど、読んでみたくはある。あ、そうだ「マッチポイント」。何も起きないどころか、とんでもないことが起きたんだけど、それについての善悪の判断が一切なされないというミラクル展開だった。なんていうんだっけ? こういうの? ほらあのジョイスじゃなくてえとあの、そうそうプルーストの「失われた時を求めて」の手法? なんか名前ついてた……。要するに、主人公は上流階級の仲間にはいりたくて一応努力もして、お金持ちの女性と結婚して婿に入るんだが、たいくつな女房と小うるさい義父母の介入に辟易して女優志望のアメリカ人と浮気をする。そして本妻にはなかなか子供ができないのに、愛人はあっさり妊娠しちゃう。ありがちな「奥さんと別れて!」と愛人に迫られ、主人公ってば義父の狩り用のライフルで、彼女と隣のおばちゃんを殺しちゃう(一応完全犯罪を狙っている。でもライフルをなかなか組み立てられなかったり、撃ったあと放心しちゃったりとぶざま→このあたりが人間臭くて映画としてうまい)。警察も一応疑っては見るものの、追求の手は伸びないままで、「あれしか方法がなかったんだ!」と苦悩するところでおわり。そうかよ。これじゃ黒白はっきりつけたがるアメリカじゃ撮れない映画だわ。それにしても神秘的な美女だったヨハンソンが、いつまでたってもオーディションに合格しないどころか、妊娠するやあっという間にただの俗な女に成り下がってしまうのは悲しかった。もったいない。酔っ払いの演技過剰。地かもしれないけど。
2007.09.17
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スカーレット・ヨハンソンが激美しい。涙出そう……。ちょっと若いころのユマ・サーマンにも似ている古典的美女だ。なんつーか顔の配置がゴールデンプロポーション。無論からだも。なのにツンと上を向いた鼻とかぽってりした唇とか、子供っぽく見えたり色っぽく見えたり、不思議な女優だ。ウッディ・アレンがロンドンで撮った「マッチポイント」という映画を字幕なしで見ている。イギリスの上流階級の話で、英語が美しいよ……なんでみんなこんなにかっこつけて話すんだ? なかなか細部までは聞き取れないけど、テンポの早いアメリカのアクションとかよりはずっと「言葉」はわかる。ヨハンソンはアメリカ人だよね? 北欧系の名前だけど、そんなに大きくないし目鼻立ちもどちらかというと控えめだけど、肌は透き通るように白く輝くブロンドにサックスに近いベビーブルーの瞳。イギリス人の中だとアメリカ人の英語はやっぱりすぐわかる。「真珠の耳飾りの少女」(だったかな?邦題。フェルメールの映画)で初めて彼女を見た時は、まだ13、14歳の少女にも見えた。さて、映画は開始30分。人間関係は大体つかめたけど、まだ何も事件は起きてない。アレンの映画だからしてたいした事件は起きないんだろうけど、毎日テニスだオペラだ会食だと働かず遊興三昧の上流階級の子弟のなかに、すきあらばと近づくハングリーで努力家のアイリッシュ。ああなんかアレンっぽい。もともとNY舞台に、日常生活っぽいのに絶対こんな深淵なセリフは吐かんぞってぐらい練られた本書く人だからな。イギリスが舞台というのは案外合っているのかもしれない。しかし……相変わらず話すほうには自信がないのであった。こんなちゃんとした映画ばっかり観ていると、余計「話す」ほうには自信なくすよ……orz。
2007.09.16
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せっかく午前中から頑張って下ごしらえしたのに、客が来るのが明日に変更になった。スープカレーは別に寝かせなくてもいいのになあ……。サラダとデザートを所望していたので、それがなくなってカレーのみの夕食だ……。なんか他にないのか……?しかも炊きたてなのにごはんが不味いよ……今年になって数えるほどしかごはん炊いてないから、お米が古くなったんだ……ショック! 東北人としてはゆるせない味。仕方がないので半分冷凍にして、寿司飯にするとちょっとはましかもと思い、残りを散らし寿司にする。客人よ、明日はナンも買ってきてくれたまえ。結果、今日の夕食はちらし寿司+スープカレーどんな組み合わせやねん!予定が変更になったおかげでピアノがいっぱい弾けた。シューマンの協奏曲、ちょっと前に戯れに弾いてみたらば、まぐれで弾けたと思ったんだけど、やっぱり弾ける。聴くと弾くとじゃ大違い! 意外とテクニック面は簡単なんだ~。絶対ショパンよりは弾けるぞ、これ。まあイ短調だしな。しかし終楽章はテンション保つのが至難。速いしな。ピアノピースのケースをごそごそ漁って、昔弾いた曲をつらつら弾いてみる。メンデルスゾーン:ロンドカプリチオーソウェーバー:舞踏への招待こういうのは子供が弾いたほうが絶対上手いよ。かっちりしたメンちゃんがぐずぐずに崩れる。チャイコフスキー:四季 半分ぐらい(速い曲以外)シューマン:森の情景全曲はぁはぁ……汗びっしょりだ。男性ピアニストだと、よく汗で鍵盤が滑ったり、顎先から汗したたらせて弾いているのを目撃するけど、女流ピアニストさんが汗だくでピアノ弾いているのって、ほとんど見たことないなあ……露出多い服だとかえって背中が汗で光ったりしそうなのに……なんで私、こんなに汗かくかなあ。しかも簡単な曲ばかりで1時間も弾いてないのに。先にチャイコを弾くと、次のシューマンのほうが新しいと思っちゃう。チャイコは後期ロマン派じゃないよなあ。ロシアつながりでムソルグスキーと思ったけど、展覧会の絵しか思い当たらず、たまたまピースが出てきたプロコフィエフ。もうね、ラフマニノフ、プロコフィエフは手のサイズ的に無理だと早々に中学で挫折したんだけど、こないだ会ったピアニストさんの手が、ほんとうにほっそりしていて小さくて(それでも自分よりは大きいけど)こんなサイズでもイスメライ(バラキレフの難曲)弾くんだ~とか思って、やっぱり超絶技巧はそりゃ大きな手のほうが余裕はあるけど、要は柔軟性だよなあと思う。昔、小山実稚恵さんの手を見せていただいたときも、甲の幅なんかは私より細いぐらいなのに、1-2指間がくわぁっと鰐口みたいに広がったので驚いた。あれでオクターブは軽いだろう。で、オクターブの和音ですらアレグロ以上になるとキツイ自分には、10度以上がデフォルトのロシア後期ロマン派は諦めていた。戦争ソナタとか音の絵とか、すごい好きなんだけどなあ。とりあえず10曲の小品が入ったピースのなかから練習曲みたいなプレリュードを弾いてみる。これ軽快で大好き。ハ長調の明るい曲に見せかけといて、途中から無調っぽくなる。指と手首の柔軟性、それも数小節ごとにタッチの変化を求められる、一見簡単そうだけどぬるいテクニックしか持ち合わせていない自分には、いい勉強になる。途中で曲想が変わるところでは、右手に短いグリッサンドが頻繁に出てきてかっこいい!って自分で言うな!こういう曲を子供のころにしっかりやっておけば、今頃音楽の道も拓けていたんだろうなあ……(遠い目)。
2007.09.16
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午後から仕事で一橋大学まで行かなきゃいけないのに、そんな日に限って夜、友だちがご飯食べに来る(正確には猫をかまいに来る)。なに出そう……今から下ごしらえして間に合うもの……そうだカレーっだ!というわけで、タマネギときのこ類があったので、スープカレーを再び作る。数カ月前、おみやげにもらった札幌のスープカレー屋のスープでつくったのがおいしかったし、これなら肉入らなくてもいけるし。自分の作るカレーはいつもニンジンもジャガイモも入らない不思議あっさり系なんだが、せっかく人に出すんだし、ジャガイモも実は父親が丹精こめて作った(かどうかは定かではない)のが送られてきて芽が出そうなので、とりあえずチンして火を通しておいて、仕上げに崩して入れることにする。肉……やっぱりあったほうがいいよね……と思い、近所の肉屋さんで骨付きのモモを2枚。切れ目入れてスパイスすり込んでヨーグルトとカレー粉につけて、オーブン焼きにして仕上げに入れる。中村屋のチキンカレーみたいにはならないだろうが。あと具が足りないのでナスとシシトウを買って素揚げにしとく。これでよし、と。とりあえず出かけなくちゃ。おっと、ご飯ご飯、おコメセットするの忘れた!
2007.09.16
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買った日の深夜2時から1時間読んで、続きは今日、病院で1時間半待っているあいだに読んだ。後半、ぐいぐい涙腺押されて、ジジババばっかりの病院待合室でサングラスの下で涙ながしながらBL読んでたのは私です……(恥)。なんだろこの人。新人さんらしいけど、とんでもない人が現れたな。BL的には微妙だけど、このセンスは得がたいものがある。ファンタジー系ノベルズのほうが受け入れられやすいんじゃないかなあ。もうちょっとエッチが控えめならホワイトハート文庫とか。古い言葉や表現を縦横に使いこなして、古い時代への固執をちゃんと作品として昇華してみせる手管は、佐倉朱里さんとかもそうかと思ったけど、たまにいるよね。多分他のジャンルを書かせてもいけるんだろうけど、恋愛ものって舞台的な広がりがないから、とりあえずBLなんだろうか。佐倉さんの場合、あの唐様の雰囲気出してた茉莉花シリーズの最後のあと書きで、とんでもない言葉へのこだわり書いていてちょっと引いたけど(あれはきっと編集や校閲に喧嘩売ったよね……)。文章はまだまだ生硬な感じもするし、述語を省略して体言止めっぽくして独特の余韻や余情を感じさせる表現は、個人的には好きだけど、これはクセだろうから、ダメな人にはダメだろう。しかも300ページ以上ある本編が、章立てもされておらず、さまざまな視点から書かれているあたりは、とっちらかった印象で、こなれていないなという感じがした(くりかえしの表現も気になった)。でも、それ以上に膨大な唐言葉由来、大和言葉由来の単語群の洪水にめまいがした。一体、どっから仕入れてるんだ?自分も仮名やカタカナでしか見たことなくて初めて漢字表現見た単語とかあった。暗くて重いストーリーなのはわかっていたけど、最初は江戸川乱歩の猟奇ものかと思った。次第に皆川博子さんあたりの現代擬古文調っぽく思えてきた。親の仇であって同時に恩人でもあるという設定は時代小説にはよくある。でもBLでは新鮮かも。すごく時間をかけて書いたことがわかって苦しくなる。たとえ戦前の教育受けている人であってもここまで古い言葉を使いこなせるだろうか。でも意外と大学で江戸文学やったり国学やってる若い人かもしれないと思ったり。そしてBLなのに下男×華族という中間層をすっとばした主従関係と、使い古されている設定ではあるけど、まるで貴種流離譚のごとき受けの生い立ちがツボ。でも主役の二人より、忠義を絵に描いたような家人の千代ばあさんが一番目立ってる。ちょっと重いけど、なかなか面白かった。
2007.09.15
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人間の脳って容量決まっているから、かつては格納していた知識や理解に至るシステムを、不必要になるとどんどん忘れていくのだろうか。いや、人間はそもそもの脳の10%ぐらいしか使っていないという話もあるよな……。新しいTOEFLのテキスト買ってきてちょっとやってみたけど、単純なケアレスミスが多くてひどいもんだったよ……。英単語力が一番あったのは大学のころだし、話す能力(この場合は度胸、だな)が一番あったのは頻繁に海外行ってたころだ。読解力も普通にペーパーバック読んでいた20代がピークなんだろうな……。旅先会話なんてたかが知れているし、個人に取材したり複雑に抽象的な表現を必要とされる会話は、そもそもそんなに得手じゃないから、英語で考えようとする努力をしなくなると、どんどん話せなくなることがわかった。もともと自分はリーディング→ライティング→ヒアリング→スピーキングの順にできなくなるから、頭の中は文語英語でいっぱいで、だから「お前の英語は超古い」とか言われるわけだな。年上のイギリス人に「おばあちゃんと話しているみたいだ」とかいわれたことあるしな(爆)。それをカバーするためにあえて発音をBBCイングリッシュにしたり(これはアメリカ行くと役に立つんだな。バカにされない)、ちゃんとしたビジネスシーンで使うことはほとんどなくても、一応丁寧表現でしゃべったりするんだけど(まあ助動詞の使い方だけだから)、そうすると、同じことを伝えるにももそもそと飾りが多くて時間がかかる。だから本当はくだけた場が苦手だったり。なんか、人生の半分以上英語に触れてきても、忘れるのはあっと言う間ってむなしいな。ピアノは表現力やテクニカルな面は弾かなくなると忘れるけど、楽譜の読み方は忘れない。自転車や水泳や車の運転も一回身に付いたら忘れない。なのに英会話ってどうして忘れるよ。すげーくやしい。語学の得手不得手って、IQとはなんの関係もないらしいけど、耳がいいから(ディクテーション得意だから)英会話上手い、ということにはならないのが悲しい。そういえばサイデンステッカー氏が亡くなったときに、彼とドナルド・キーン氏がともに戦時下か戦前の米海軍日本語学校で日本語をマスターしたことを知って、ほおおと調べてみたら、恐ろしいことに語学への適性は量られるにしろ、とりあえずズブの素人にひらがなから教えはじめて、14~16ヶ月で日本の新聞の社説を読みこなすまでに訓練したそうだ。あわわ……驚愕! だって漢字(表意文字)かな交じり文だよ?いまや日本人より日本人らしいピーター・バラカン氏ですら、ロンドン大学で毎日毎日漢字の書きかた練習して、2~3年とかかかっていたはずだ。……日本語の読み書きできるガイジンさんが、中国語も難なくマスターする理由が判った気がする。漢字の構造覚えれば、1を聞いて10を知ることぐらいたやすいし、普通我々だって中国語勉強するときは、音で聞いて覚えるのに(中日辞典が欧文で引くと知ったときはショックだった)、漢字の意味がわかれば、そりゃ理解は早いわな。維新のころに、日本も韓国みたいに表意文字捨てて表音文字にしようという運動があって(ハングルも表音文字だ)、つまり欧文表記(ローマ字)選択の道が一方にあった。石川啄木は妻に読まれたくないからローマ字で日記つけたりしてて、下手したら今頃日本文学もローマ字になってた可能性がある。でもそんなの、モンゴル語がキリル文字を選択してたり、ベトナム語は欧文表記だったりするから、十分考えられる。当初はそれによって教育の普及と国際化を狙っていたんだろうけど、モンゴルもベトナムも表記文字が変わったからといって国際化が果たせたという話は寡聞にして聞かない。固有の言語を維持保存するのは大事だな、という話。かといって何千とあるインドの言語やタミール語は、逆立ちしたって理解不能だぞ。アラビア語もそうだな。そんで今週のニューズウィーク読んでいたら、海外のコレスポンダントが日本語マスターする過程での笑い話というか、日本人は言われないとその面白さに気づけない新たな視点が載っていて、まあ笑った笑った。手元にないのでウロ覚えだけど、例えば濁点の有無。ほうかとぼうか、はげとはけとか、言われてみれば絶妙だよ。ディクテーションのときはつい濁点をつけ忘れて、あとで見ると自分で書いた日本語の意味がさっぱりわからなかったりするらしい。濁点って、ドイツ語のウムラウトとかフランス語のアクサンテギュみたいなもんだとずっと思っていたけど、ああ根本が違うなと。漢字の送り仮名とか、本当に皆どうやってマスターしてるんだろ。ま、まさかニンテン○ーDS?あ、でも当用漢字ぐらいなら、ラテン語由来とか、接頭・接尾語で英単語増やすのと同じ方法でいけるのかもしれないな。なんか日本人の知らない、外国人向けのすんごい漢字習得法のテキストとかありそうだよ。それはそれでイヤんな感じだ。
2007.09.14
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読みたいものがないからと手ぶらで本屋を後にするのは性に合わない。なにがなんでも自分好みのBLを見つけてやる! 水曜の敗北を胸にリベンジを誓い、再び本屋へ赴く。もしかしたら明日発売予定の鳥人さんの「試着室」が入っているかもしれないし!とりあえず事前に、6月ごろ三浦しをんさんがブログに書いていた最近(じゃないな、もう)のBLのおすすめを断片的に頭に入れていく。最近の彼女のレビューは褒め倒しが多いし、中にはもう読んじゃっているのもあるけど、3連休のうち確実に2日は休めるから活字読もうと思い、文庫を物色する。小説はルチルで分厚い近代物(明治期)を書いている新人さんと、本来なら自分の嗜好と合致する暗い話が多いのに、なぜか自分的にハズレの多い夜光花さんと、知らないうちに出ていた木原さんのBBN「無罪世界」を買う。あああ~木原さん専用レーベルの「牛泥棒」が読みかけのまんまだ!木原さん、サスラ以来地味に書き下ろしが多いな。今回はイラストがよしながさんで、あの白っぽい絵でBLの挿絵しなくてもいいのにと思う。好きなんだけどさ。思った通り「饒舌な試着室」もフライングでゲット。旧版持っているけど、結構ツボだった。年の差カップルだし。描き下ろしがあるらしいので、またもや買ってしまう。なんかこうしてムダして、自分は紙文化に貢献しているんだなと思う。およよ~表紙はゴールド箔押しと豪華だなあ。らしくない(笑)。鳥人さんがいまひとつメジャーになりきれないのは、目指しているところが「自分の描きたいものだけを描く」ことにあって、商業主義に徹しきれていないからだろうなあ。この間読んだ語シスコさんの、新刊なのに旧作ばかりという単行本もそうで、商業作品(とくに語さんの作品)としてはどれも微妙で、「ああスラダンだよ……」とちょっと懐かしい三井や花道が満載だった(笑)。通過儀礼が少女漫画だった自分には、当初語さんの絵とか衝撃だったけど、よく見りゃ少年漫画ではとっくの昔に主流の絵だったりする。このへんの謎が解けると一気に醒めるけど。鳥人さんは、よくご自分のブログで、締め切り間際に追い詰められて「もう漫画家辞める」だの「描けない」だのこぼしてる。15年ぐらいプロでやってきて、平気で泣き言垂れ流すところがちょっとイタタ。しかも編集とのやり取りとかわりと隠さず書いちゃうし。作者のプライベートが人気! 新作も続々登場! という種類の作家さんじゃないから、これはただのグチなんだろうけど、雑誌屋が編集後記で「今回は時間がなかったので……」とか「当初の企画と方向が違った」とか書けないよなあ。作家さんはいいよなあとちょっとうらやましかったり。それ以前に萌え垂れ流しのアニメ二次ネタ、声優ネタを分けてるところはもっと寒い。好きなことならなにやっても別にいいけど、入口同じだとあんまり意味ないと思ったり。でも三浦しをんさんが「シュミじゃないんだ」で絶讃したおかげで、長らく絶版だった「成層圏」は別版元で文庫化され、おそらく新書館に出遅れてコンタクトとったのがエンターブレインなんだろう。割と最近の作品というイメージのあった試着室が豪華版再刊って、時代に逆行してるよ……。エンブレがBLも出しているの知らなかったし……。で小説は「篝火の塔、沈黙の唇」と「凍る月」。鬼畜好きの自分向きの共通キーワードがヒットした。どっちも春ごろ出た文庫。文庫はほとんど買わないので、ちょっと三浦さんにおんぶにだっこだな。つまんなかったら責任とってね(笑)。おまけに雑誌「麗人ブラボー」。もう雑誌やめろよ>自分。どうせ読まずに処分しちゃったりするのにな……。約4000円の週末道楽。
2007.09.14
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既刊本は新書で3冊。もっと出せー!今月末に、1年半ぶりに「コルセーア」シリーズの新刊が発売されると、「小説リンクス」の広告に載っていた。うれし~。久々に出るのが・買うのが・読むのが楽しみなBLだっ! あああ心が躍る。しかも自分が予想していたプロットと同じ!なんでプロット先読みできるのに、創作が出来ないんだ……。子どもの頃読んでいた少女マンガの連載の先の展開を読み、ファンレターに書いたらそれきり連載がストップして、エッセイマンガに「先読まれてるし!」とか書かれた前科があるからなあ。当たると嬉しい反面、「それしか考えられんのか!」とか作者を呪ってみたり。のちにそんなのは(ストーリー予測)は実は簡単だってことを蓮実さんの講義で知ったり。今回は1冊読みきりの番外編ということで、カナーレってば、嵐で遭難して浜辺に打ち上げられて(海藻じゃないんだから……)、そこを高貴な人に救われるって設定らしいけど、アヤースやセサームは登場しないのかしら? あんなさんざん「殺してくれ」だの「一緒に死ぬ」だの言っておきながら、結局また別の男に身を任せるのだろうか。そんなことアヤースが許すだろうか。救いに来た途端にカナーレにとっての命の恩人を斬り殺しかねないよな。どうも記憶喪失ネタっぽいけど、それはないな。シャルクの件があるから忘れたフリしているだけかもしれない。自分から積極的に動けない受け、しかもツンデレというのが好みで、我ながらヘンタイ入っているよなあと思う。考えたらぐじぐじ悩んでいるだけのネガティブシンキング王・清澗寺の次男も同じだよな。立場的には自分が上位なのに、いつもされるがままに調教されている。清澗寺シリーズの時代である大正~昭和初期はまだ資料もふんだんにあるけど、西洋の時代もの、しかも海賊という特殊設定ではありもの使うのは難しいから、勢いファンタジーになって、エッチがなければ普通の新書で子どもが読んでもいいよなあと思うわけ。最近、4冊シリーズの転生もの「SASRA」を読んでいて、既存の時代(古代エジプト、古代中国、古代ローマ、中世中央ヨーロッパ、インカ帝国、江戸時代~以下続く)でBL書くのは本当に粗が出やすいなと実感したばかりなので、「コルセーア」みたいにファンタジーにして架空の大陸・架空の国(つまり十二国記?)にしちゃうことで、なんでもあり、間違いも指摘されないという逃げ道をつくることができるんだよな。ちゃっちいと子どもだましだけど、裏設定がしっかりしているから、つっこみどころがない。やられたと思った。この作品、年の差カップルとオヤジ満載の水壬さんの作品にしては攻め受けどっちも比較的若いし、時代的にも17~19世紀ぐらいのイメージで文明発達していない不便さがまたツボなんだけど、普段現代物ばかり読んでいるとつい「洗濯どうしてるんだろう」「トイレや風呂はどうしてるんだろう」とか考えてしまう自分が悲しい……。でも毎回攻めに破られている受けの服は、側仕えのハロルドが夜チクチク繕っているんだとか、そのハロルドは他の艦を襲った時に奪った酒樽の中にオプションで入っていたんだとか(つまり誘拐の誘拐だ)、アヤースが陸に上がったときに遊びに行く娼館の女将は実はプレヴェーサの御用商人の奥さんで、なんだよプレヴェーサ、ダブルで商人に搾取されてるじゃないか! とか、アヤースの1番のお気に入りの娼婦はその娼館の娘だとか、本編では書かれることのない細かい設定を、作者さんはしっかり作り込んでいるらしく(以前ブログに書いていた)、ここまでつくられると妄想の余地がないよと思ったり。でも同人も出している人だから、そのうちそっちでそういうこぼれた裏設定を使ってくれるといいなあ。ハロルドだけで一本とか(ショタになっちゃうか……)。ボディガードものの「エスコート」シリーズも6冊だか7冊あるうち2組ぐらいはめちゃくちゃツボ満載で泣かされたけど、同人誌では溢れたエピソードや、もっと読みたかったカップルの後日談とかも細々書いていて面白いと思ったし。でもって、シリーズものが多い人なので、それぞれ違うシリーズのボディガードとヤクザと国会議員が同じ高校を出ていたりと、同人では商業の版元別を乗り越えて縦横無尽にキャラが登場するのも、すごいと思った。自分はBLなんて主役二人の名前すら覚えないうちに読みおわっちゃうんで、複数の世界観を一つの作品のなかでミックスさせるなんて、骨が折れるだろう。水壬さんの笑えるヤクザものを読んでしまったから、ダークで大人なヤクザものが、どうも今ひとつフィットしなくなったり、後遺症も多い。明るいヘンタイはついついアホっぽくなりがちだけど、50代×20代とか、中学から手塩にかけて15年オーバーの国会議員×社長とか、男の愛人を自分の娘の家教にするとか、なかなかミラクル設定が多い人で、目が離せないよ……。ほかのジャンルでは読めない楽しみというのも、それはそれであるわけで、文章にクセがあるから苦手という人も多いらしいけど、自分にとっては非シリアスの神作家さんだ。去年からJ庭にも出ているみたいで、あれはこじんまりしているから自分も行けるかなと思ったり。御本人に会いたいというシュミはないけど、そこでしか買えない同人誌が読みたいと思ったり。でも池袋までいく交通費片道210円や時間を考えると送料かけても通販のほうがラクチン……と思っている時点でもうだめだよママン。
2007.09.14
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月末に初対面のアメリカ人ご夫妻と会食することになってるんだが、仕事でもないし共通のテーマも別にないんで、かえって困る。NYの知り合いの友だちというだけで、まだほとんど情報がない。紹介者は忙しいらしく、メールの返事がもう1週間もない。ご主人の仕事は保険だって聞いたけど、そんな根掘り葉掘り聞くのも失礼だろうしなあ。店も紹介者が勝手に予約してくれたのはいいけど(自分もちじゃないし)、初めていく敷居の高そうな日本料理店だしなあ……権八ぐらいがよかったのに。料理の説明ぐらいならできなくはないけど、それだけで3時間近くもつだろうか。在日の英語圏の人とは、むこうは英語、こっちは日本語で通じたりするから、本当に最近会話から遠のいた。なにしろ英会話は緑青吹くぐらいさび付いているし、どうしようやっぱTOEFLかいなと古いテキストを探すも、さすがに捨てちゃったらしい。でちょっと調べたら、以前と全然システムが違う! ががが……。なにこれ。総合点とかじゃないの? わっかりにく。これじゃぜんぜん目安がわからないよ……しかし口語に重点置かれてるのは確かだ。模擬とかあるのか知らんけど受けてみようか……。とりあえずニュース類とドラマは2週間副音声にしてみる。ラジオも聞こう。FEN(って今言わないんだって最近知ったが)でいいのか? ニュースとか天気予報は定型あるからわかっちゃうんだよ。とりあえず会社でシャパタイも見出しぐらいは見ているし。就活で覚えた時事英語の単語はいまでもびっしり覚えてたり。役には立ってないが。J-WAVEの英語じゃDJみたくなっちゃうだろうし。苦手はスポーツの話題だな。中継どころかありとあらゆるプロスポーツはルールすらおぼつかない。どうかスポーツネタを振られませんように……。もっとこう、なんだね。自分の話したいことと相手の話題のすり合わせの部分を強化したい……って強化もへったくれもあるかい、ろくに単語も出てこなくなってるのに。いつもの自宅でのひとりごと(いや、ちゃんと猫相手に話しているんだが)を、とりあえず英語にしてみるか。単語だけでも。ルー大柴みたいになりそうだ……。口をついて出るのは、大人はしゃべっちゃいけないスラングばかりだし(泣)。なんかね1回の会食のために、なんかお金使ったり苦労するのもばかげてる。自分に投資するのは医療費だけでいいよ。話題をとりあえず自分のいいやすいほうにもってくりゃいいんだよな。あと子供っぽい格好してバカだと思わせる(十分バカだけどさ)。って、最初から白旗揚げててどうするよ! しかもアメリカ人に対して!(すべてのアメリカ人よすまん)こういうときは、とりあえず中学の英語に戻ればいいのか? 単文ばっかでつなげていけるか? 自信ない……。読み書き得意だけど、頭の中でぐるぐる考えてから吐き出すから時間かかるんだよ。タイムラグのある会話じゃだめですか?
2007.09.13
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都会でとんぼを見ることは稀だけど、今日は靖国通りと昭和通りの交差点でギンヤンマをみかけた。ヤゴって水がきれいなところじゃないと育たないって小学校で習ったけど、一体どこで生まれたとんぼだろう。今年の夏は暑かったから、ヤゴも地上に出ないうちに頓死しちゃったのか、トンボを見たのは初めてかもしれない。相当よたっていて安全地帯の草むらでじっとしていた。頑張れギンヤンマ!秋になると深夜、たまにマンションの廊下の照明にとんぼが集まってきて(といっても1~2匹)、以前、弱っていたのか簡単に捕まえられたので、猫のおもちゃにしようと部屋に持ち込んだことがあった。ところがハエぐらいの大きさだと、猫は夢中になって追い掛け回すくせに、シオカラトンボの大きさにビビッたのか手出しせず。そのうち、家の中で死なせるのもかわいそうだと思い、放してやったっけ。高層マンションの上のほうには、ほとんど虫とか来ないらしいけど、確かにベランダ開けっ放しにしておいても、少なくとも5階のわが家には蚊は来ないし、ハエを見たのも1,2回だなあ。近くにあんまり緑がないせいか、ハチとか蝶々も来ない。鳥はたまに雀とドバト(一回キジバトが来た)がベランダに止まって、猫まっしぐら!にガラスに激突したりするけど。昆虫の飛翔限界高度ってどのぐらい? 渡り鳥みたいに上昇気流に乗って海渡ったりしないのかな? あ、イナゴだかバッタが群れで海渡る映画は見たことある。それでも生ゴミほうっておくとショウジョウバエは湧くし(汚いよ……)、鉢植えが部屋にあると、いつの間にか羽虫みたいな小さな虫が止まっていたりする。虫……欧米人は虫の声に風情を感じたり、蝶以外の昆虫を愛でたりしないらしいが、ミニマルなものを愛好するのはアジア人独特かな? 中国にはこおろぎ(鈴虫だったかも)を飼って拳闘(というのか? とにかく戦わせる)させたり、精巧な虫かごがあったりするけど、あの連中は散々愛でた後に手足むしって炒めて食べたりするからなあ。そういやファーブル昆虫記ってのも人気あるのは日本だけだと聞いたことがある。少なくともファーブルさんの生まれたフランスでは誰も知らなかったり。そして日本には数学者だの動物学者だの解剖学者に子供みたいに虫が好きな連中が多かったり。別にひけらかすわけでもなく自分で補虫して標本つくったりするのは実験みたいで楽しそうだけど、どこがどう違うのか素人にはほとんどわからない(つまり同じに見える)甲虫だけを何百匹も集めたりするのはよくわからない。子供の頃買ってもらっていた学研の「科学」に、よく標本セットとかついてきて、展翅板とか標本にするための色の付いた薬と注射器とか、虫ピンとか大好きだった。実際にやったことはないけどさ。今となってはどこが悪かったのかわからないけど(多分肺)、母親は自分でよく静脈注射をしていた。インシュリンは皮下注射だから糖尿じゃないよな。まだディスポとかない頃、病院にあるようなインジェクションの煮沸器とか、薬剤のアンプルを切る小さなハート型のヤスリみたいなものとか、子供心に見ていて楽しかった。そういや母の姉が薬局に嫁いだのをいいことに、医者にはナイショで勝手にトランキライザーとかもらって飲んでいたな。はっ! 私の病院と薬好きは母親譲りか! 今日、数か月分の払いすぎた医療費が戻ってきたよ(笑)。病院かかりすぎだっつーの。 さて今日は、ランチの後にお茶しながら本を読もうとヴェローチェに入ったら、大きな半円形のテーブルしか席がなくて、麗しいラテン系男子の隣に座った(彼の両側だけ空いていた)。スリムで小柄だけどライトブラウンの髪を後ろに束ねて、きっぱりくっきりした目鼻立ちでちょっとヒゲそり跡が濃いハンサム。なんつーかスパニッシュダンサーとかラテンのギタリストみたいなストイックな感じ。読んでいる本がスペイン語のペーパーバッグだったので(意味は分かんないけどさ、イタリア語っぽくて、クォーテーションが?。アメリカ行くと標識は英語とスペイン語が多い)、ラテンアメリカの人っぽくはは見えないし、スペイン人かなーと。激いい男なのに、ピンクに小花の刺繍の散ったシャツ(パイピングが手縫いで、かなり高級品と見た)がどうみても袷が女もの。でもって胸毛がくっきり透けて見えている。うーんゲイかな……(またそれかよ)。外資系とかあまりない地域だし、クリエイター系もいわゆるアキバ系しかいないから、どっから来たんだろうと不思議だったが、しばらくすると連れが現れた。おんなじようなシャツ着た白人男子だった。でも会話は日本語……妄想……膨らまない。
2007.09.13
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小説リンクス10月号というわけで今日は往復2時間強の移動に疲れたので早めに退社。雨も止んですっかり涼しい風が吹く中をいつもの書店で新作を物色。……がーん。読みたいものがない……。そういえば先週だかその前に買った数冊の漫画がまだ袋に入ったままだな。マンガも小説も、最近「これぞ!」と思うものに巡り合えないよ……とちょっとがっかりしながら雑誌のコーナー行ったら「小説リンクス」の新しい号が出ていて、なぜか2面平積み展開。いつもこんなに入荷しないのに何故? 小説誌はシュリンクかからないので中身確認したら、ああ今年もフェアが始まるんだと月日が経つ早さを実感する。去年は全サのCDまで応募したんだったよ。だって伏見と和貴の会話が入ってたんだもん! おおお~そんなこと思い出していたら、清澗寺(カンの字は門構えの中が「月」)の新作が載っている! またこの1作のために(しかも前編のみ)買うのか……。で、買った。そしたらミニ特集がついていて、8月末に同シリーズの新刊が出ていることを知る。チェックしてない……(ショック……)。確かに最近ロクなBL読んでないよ、ブログも身辺日記ばかりだよとちょっとわが身の怠慢を呪って、ああでも新作と言っても要さんが主人公か……スピンオフものだなと購入をためらってみる。でも表紙はめちゃ好み……チャイナ美人受け。この時期の日本なら満州国だろうけど(舞台は多分上海だが)、満州族と漢民族って違う種類なんだっけ? なんとなく満州族は朝鮮半島にもいそうだけど、そんなに華麗な美形はいなさそうだな……漢民族は裾野が広すぎてわからない。とりあえずフェア対象商品の腰巻が付いたら買おうと一旦諦めて、雑誌だけ買って家に帰って読む読む。読み終わった。セイカンジスゲー!!(激愛!)第一部完結編って、3兄弟の長男から始まって、二男三男父親スピンオフと続いて、この前後編が新書になると6冊か。7年で6冊でやっと1部完結? 長いよ……。全員できちゃっているから、第二部は世代が変わるのかな? でも兄弟全員ホモだから子供いないよ(爆)。父親も大概ヘンタイだったが、二男と深沢さんは本当にイイ! 今回、ますますヘンタイぶりに磨きがかかって……和貴様ってば、猿?濡れ場の単語が全部エロいのになぜか格調高くてヘンタイな敬語攻めに出会って心ときめかせたのはこの二人の「夜ごと蜜は滴りて」だった。ああこういうBLは新鮮だと感じ入ったものだ。もうタイトルからして凡百の官能小説顔負けのネーミングセンス。これに色っぽいことでは人後に落ちない円陣さんのイラストがついてたもんだから、もうたまらん。髪の毛一筋も乱れさせずに言葉でイかせる深沢もすごいけど、絶対言葉は乱暴にならないのになぜかあえぐと幼児語っぽくなる和貴様が好きだ。人間、認知症になると隠されていた本性が出るってきいたことがあるけど、和貴様は毎夜、本性むき出しにされるのよ~破滅への道に快楽があるなんてさあ、退廃もいいところだよ。今回もスゲーよ。命かけてるし。もう特別なお道具まであつらえちゃってさあ、深沢の愛の深さはとどまるところを知らないのであった。そんでもって「イキナサイ、カズタカ」だよ? その一言でいっちゃうカズタカってば……。読みたいのはこの作品だけだったけど、満足した。
2007.09.12
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もう毎日毎日雨ばかりでいやになるなあ。これで一雨ごとに涼しくなってくれるといいんだけど。湿気が多いと体がつらい。長湯して汗と疲れを出しきらないと、翌日の肩凝りや腕のしびれがひどくなるし。でも長湯は長湯で体力消耗するし。さて、昨日初めて使ってみてビビったロクシタンのボディーミルク、幸い肌は拒絶反応起こさなくてホッとした。よく見ると朝になってもキラキラは残っている。謎の人工的なボディーでいつもまばゆいばかりにギラギラしているkanouシスターズのお肌は、ファンデーションの後にラメをふりかけるだけじゃなくて、こんなの使って常日ごろから光らせているんだろうか。成分には表示がないし、超微粒子のせいか肌に載っている感触はないけど、金属だったらそのうち汗腺から吸収されたりしないんだろうか。デトックス流行りに逆行していることやっているのはどうかと。ヨーロッパ系のオイリーな基礎化粧のなかには、マカデミアナッツオイルだのアーモンドオイルを使ったクリームがあって、一度それでひどくかぶれたことがある(クラ○ンス)。でも冬の乾燥を防ぐにはあのぐらいのリッチなテクスチャーじゃないとだめだったので(自腹で行くヨーロッパはいつも安い冬場)、ランコムばかり使ってた。ニオゾームとか匂いすごかったけど、長いこと使ってたな。あそこはフランスらしくシリーズ名がブランド名の韻を踏んでいて、なんつうか文学的な香りのするコスメ?でも所詮肌の組成が違うのか、むこうで使っていた保護剤は日本で使うと失敗する。なのでもう頻繁に渡航しなくなった今は、混じりもんの少ない国産通販化粧品愛用者に成り下がる。なんてったって安いし。ああ身の丈にあった買い物。で久しぶりに使ったことのないブランドの入浴剤とかジェルとか使ってみたら、一応植物系でオーガニックだったので期待していなかったのになかなかいい! でもボディーミルクの成分にはシア脂が入っていて、これがどうもナッツ系らしい。かなり乳化作用が強いらしくオイリーな感じはないんだけど、他のナッツはダメでシアだけがOKなのか、ナッツ類がOKの肌になったのかがわからない。おまけのくせに一番大きいハーブティーが一番期待していなかったのに、これがまた美味。クセがあるので合わないものも多いハーブティーだけど、これはかなり自分のテイストに合う。なんか急にもったいなくなってきたぞ。えーっと、レッドグレープリーフ、ジャーマンカモミールフラワー、ローズマリーリーフ、ブラックカラントリーフかあ。カモミールとローズマリー以外初めてかも。もう果実以外にもぶどうの葉っぱまで使い尽くそうとするプロヴァンスの心意気やよし!ボトルも消費者に「面倒くさい」と思わせるリユース、リターナブルでなく、安価でこだわらないアルミ缶やプラスティック製で、安っぽいのにおしゃれなところがおフランス。こういうものを日常使いにする層にはこだわりがあると言わんばかりだ。おまけにチューブもプラボトルも子どもに人権のないヨーロッパらしく、日本ではなかなか出回らない、キャップしたまま中身を出せるタイプ(直接中身が外気に触れないようになっているけど穴が開いている)。さすが。間違って子どもが手を出すなんてゆめゆめ考えていないんだな。薬のボトルなんかもアメリカだと二重三重にプロテクトかかっていて、子どもの力では開けられなかったりするけど、ヨーロッパとは子供に対する前提が違う。好奇心おう盛な3~5歳のお子チャマなんて、口で言っても利かないから「しちゃいけないこと」を体で覚えさせるのかなあ。そういえばコペンハーゲンで幼稚園ぐらいのお子チャマのいる家を訪ねたら、勝手に親の寝室に入ったというだけで、真冬に外に出されていた。自分の家なのに……。日本なら虐待? いやいやその考えはきっとアメリカに毒されすぎているな。大陸では大人が幼児語で子供あやしたりするの見たことないからなあ……子どもを「it」扱いする世界は、それはそれで寒い気がする。でも日本もどっぷり染まっているけど、デ○ズ○ーあたりからはじまる子どもを甘やかす文化が、始末に負えない子どもを作ったとはいえないか? 特にわが国は自分も自覚あるけど、大人になっても幼児性高いしなあ。多分信仰の有無とかとも関係しているっぽいけど。よそゆきを着て毎日曜教会に行くという文化が「公の場ではだまって人の話を聞く」ことに与える影響は大きいだろう。新教の人たちは知らんけど。ベルサイユにねずみの国が出来ても、人が入らず客はアジア人とアメリカ人ばかりだと聞いたし。「さすがヨーロッパ大人の国!」とか思ったけど、向こうって高校出たぐらいの若者がすっごい冷めていて夢のないこと言ったりするから、子どもの頃にああした夢のある商業主義に毒されないと、なんとなく大人になっても夢が持てないのかと思ったり。いい年こいても萌えているのも問題だが、子どもに萌えは必要だ。それがなかったから反動で今のフランスとかアニメ萌え男子が生まれちゃったんだろうか。ああなんか最近説教くさいな自分。もうやめる。BL読まなきゃ。
2007.09.12
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「ER」の第12シーズンの放映が終わった。もうグリーン先生が死んで以来、荒れに荒れているこの作品だが、今回は特にひどかったな。一体何人死ぬんだ?救急救命病院にして、簡単に拳銃持った脱走囚に襲われるなんて、ありえね~! これでルカ・コバッチュが死んだりして、アビー・ロックハートも銃撃戦に遭遇したショックで臨月に大量出血して意識失ってたし、サム・タガードは刑務所脱走した元夫に息子を人質にとられて一緒に逃走しちゃってるし、基幹メンバーみんな死んでしまいそうだよ。カーター先生が去って以降は、チンピラみたいなドクターばかりでうんざりしてたけど、テレビドラマ業界のキャストは複数シーズンを生き残るのが難しいのか、出ているほうが飽きて降板するのかわからないけど、今や初期メンバーはアビー・ロックハート(看護師から医者になる。苦労人だがよくキレずに務められるものだ→ERの医師と片っ端からくっついている)と、足の悪かったケリー・ウィーバーだけだ。いやアビーも途中からだな。それにしても、今回のストーリーはお粗末きわまりない。みんな「ボウリング・フォー・コロンバイン」観てないの? あれは外国でしかヒットしてないの?アメリカみたいに他人が信用できなから好き勝手に銃を買って防衛するのと、スイスみたいな国民総武装の国って、根本的な思想が違う気がする。ヨーロッパ行くと空港なんかでふつうにライフル下げた軍人とか観られるけど(多分警官が銃持ってないのはイギリスぐらいだ)、あれはものすごい信頼関係のもとに成り立っているシステムだよなあと思う。唯一面白かったのは、インド人女医ニーラ・ラスゴートラと結婚して、軍医として戦地に赴き(一回行ってるから戻り、だな)地雷で吹き飛ばされて戦死したマイケル・ガラントの埋葬シーン。「軍医なのよ! 最前線に行っているわけないのよ!」とか叫んでも、移動中に地雷踏んだら一巻の終わり。妻より、望んで戦地を選んだ男。バカだ。地味でインテリで好きなキャラだったのにな。そういやERってインテリじゃない医者ばっかりだよ。ガラントの葬儀は映画なんかでよく見る、典型的な軍葬だ。棺を覆っていた星条旗を6人がかりで三角おむすびみたいにうやうやしく折りたたむのは、茶道の袱紗の折り方みたいなスタイルがあって面白いなあ。こういうのはどういう由来があって、いつごろプロトコルが完成したのか知りたい。所属や階位によって微妙に違ったりするのかな。それより、何事にも大ざっぱなアメリカ人が、戦死した軍人に関してのみやたら細々とした儀式を重んじる理由はなんだ? ところで、埋葬されたのはアーリントン墓地ではないよね? 戦死者専用の墓地が広々していて寒い。筋金入りの軍人らしかったガラントの父親がまた、有名な「今日が死ぬ日でよかった」という米軍人の心意気みたいな詩を朗読したもんだから、インド人のニーラには理解不能で、愛した人の両親に当たる当たる……。たりめーだ。美辞麗句といえども、死んでよかったなんて、未だにそんな愛国者がアメリカにどれだけいるんだよ。死んで助かるのは遺族だけじゃね?(遺族年金はすごいと聞いた)。ガラントが赴任したのは、内戦が続くアフリカのどこかだったけど、不当に虐待されている第三国の国民を救ったり、そうした国の治安維持のほうが家族より大事という米軍人の発想が私には理解不能。確かにそのおかげで、世界中の後進国だった文明国はどんだけ救われたか、日本を含め、戦後処理に関しては恩義は感じるべきかもしれないが、そういう「オレがオレがオレが」という思想はどんなに時代が変わっても、スペースシャトルが飛んでても変わることはないのだろうか。ソ連亡き今、アメリカにケンカ売るような仮想敵国なんてないんだからさ、もっと肩の力抜けよ、と思う。しかも、人のため(他国のため)を装って、その実すべては自分たちの繁栄のためだということを私は知っているぞ。戦争していたほうが経済発展するしな。今の不景気は貧困層の住宅ローンのこげつきらしいし。あらゆる先端技術が軍需から生まれたことだって知っている。サランラップなんて、フィルム保護のために誕生したとかいわれているけど、本当はミサイルを湿気から守るために生まれたんでしょ(軍人たちの妻、サラとアンが勝手にサンドイッチ包むのに使ったことで民需に転換したとに昔誰からか聞いた)。昔はモンロー主義とか言ってたくせに、そうやって他国を安心させといて力蓄えてたとしか思えないんだ。ヨーロッパやアジアだと「民族」的なテンペラメントである程度くくれるのに、アメリカにはそれがないのも問題だ。国のために死にに行くのが理想という、帝国主義だった頃の日本みたいな発想が、無学なレッドネックを中心とした連中には未だにはびこっていそう。大日本帝国の場合は千代田区にお住まいのあの人のためという大義名分だったが、「国」なんて不明瞭なものに命を捧げられるのは、アメリカがほぼ独立した大陸にあるからだろうか(カナダごめん。見えてないし)。ベトナム戦争は未だに是非が問われているし、90年代に入ってもNYでは、不具となった退役軍人が物乞いしてた(偽物かもしれんが)ぐらいだから、軍人とか戦争とか戦傷とかって、過剰に美化されて不可侵なものっぽい。すごい偏見入っているけど。そういえば環境対策について高村薫さんがうがったことを書いていた(アエラ最新号)。中国の遅れは言うに及ばず、日本とヨーロッパは率先して環境保全に金をかけているように見えるけど、それは既に繁栄しちゃっていいところを食い尽くした世代の言い分だとか、アメリカは環境対策に対しては開発途上国並だとか。言うなあ。たしかにまだ豊かさを知らない国にとって、環境壊してでも発展するほうが先だろう。アメリカの環境問題に対する意識の薄さは、豊かさ実感していない層があまりに多すぎるからじゃないのか? ……そんなにアメリカにケンカ売ってどうするよ。今月末はアメリカ人とご飯食べる約束があるに、こんな話題振ったらなぐられそうだな。
2007.09.11
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昨日、コートの衝動買いを抑えた反動で、食べ物買って電車に乗ろうと東急と駅のホワイエを歩いていたら、花屋の対面になにやらこじゃれたヒーリングコスメの店が目に付いたので、よく確かめもせずに「入浴剤を……」と訪ねて、進められるままに買ったのがロクシタングレープスパシリーズの限定セット。初めて買うブランドだ。なになに……プロヴァンスの太陽と大地の生産物、自然愛……センソラリティ、オーセンティシティ、リスペクトって、もしもし日本語でお願いしますよ!プロヴァンスねえ……興味ないよ。風強いし夏暑いしニンニクくさいし……。農民ばっかりのフランスの田舎に、小金もったイギリス人が別荘つくってガーデニングするところ?(ピーター・メイルの読みすぎ)イメージはボディショップのフランス版か。ボディショップも普及しすぎて無印良品並みになったし、ほんとうに言われているだけ品質がよいかというと、多分イメージが先行している。そういえばボディショップの創業者がガンで亡くなったと朝日のニュースに出ていた。アフリカの貧しい女性たちを支援するという目的で、結果的には搾取していなかったか? とかちょっと思ったけど、リユースボトルとかは先進的だったな。で、ロクシタンも同じようなイメージだけど、なにしろ全体に値段が高い。「限定品お安くなってます」という言葉に乗せられて1万円のセットを買ったら、いちばん大きいのはハーブティーだという笑い話。お風呂となんの関係が? 余裕ないな自分。でもボディーミルクとマッサージジェルとソープも入ってるから、とりあえずお試しだな。肌に合いますように。入浴剤はグレープシードオイルとグレープ果汁とブドウ葉エキスでできていてまるで調味料のようだ。ワイン好きにはたらまない(本当か?)。要するにワインの残り滓かとも思ったけど、最近風呂水の臭いが気になって仕方ないので、体によさそうなことはなんでもためしてみる。なんか飲めそうにきれいな色だが、400mlで4200円って高くないか? 2、3回で終わりそうだよ? そんでもって肌に合わなかったらどうすんだ!サイト見るとリネンウォーターとかピローミストとかインセンスとか、気持ちに余裕がないと使いこなせないようなぜいたく品ばっかりだな。自分には無理かも。で、さっそく使ってみた。最初にボディショップのバスオイル使ったときはバスタブにサラダ油入れたんじゃないかってほどベタベタして驚いたけど、これは普通のヨーロッパのバスオイルよりはサラサラしていて気持ちいいい。香料入ってないのでオーガニックグレープのかすかにすっぱいような匂いがする。嫌いじゃないけど日本人が好きな匂いかといえば、ちがうかも。たっぷり入れるのかとおもったら、1回50mlでいいんだって。8回つかえるのね。よしよし。ソープは泡立ちよすぎて疑問。界面活性剤入ってる? 匂いは無臭だし洗いあがりも好きなほう。それよりアンチウォータージェルがいい! こんなスルスルした使い心地のマッサージジェルは初めて! これ使えそう。膝の裏とかわきの下とかガンガンリンパをマッサージして老廃物を出す。腕が疲れないよ。これはよい! 継続決定。最後に風呂上りにボディミルク。普段は顔以外なにもつけないけど、まあお試しだし。これもスルスルサラサラして使い心地はいい。ヨーロッパのコスメ独特の薬臭いようなにおい。多分基礎っぽいのはこのぐらいの匂いに抑えておかないと、そのあと浴びるようにコロン使う人たちだから、匂いがバッティングしないように考えられているんだな。あ~塗り始めもサラサラしてるし、しばらく経ってからもベタつかないけど、なんかなんかなんか……ひええええ~肌が光ってるんですけど? キラキラキラキラ石英の粉撒いたみたいなんですけど! ラ、ラメ入り? なんかいや~な予感する。明日起きたら全身発疹できてたりして。あわてて成分みるも、なじみのないのは「シア脂」だけだな。シア脂? これが光るの? 謎。
2007.09.11
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昼間見たコートが夢に出そうだったので、振り切るためにファッションに詳しいUちゃんにメルメル。かくかくしかじか……。そしたらヒマだったらしく電話かかってきた。自分で自分のファッションセンス信じてないから(そもそもそういう素質がないし気にしたこともない)、たまにUちゃんに会うと「ひっどいわね……」とか言われてそのまま洋服買いに連れて行かれるんである。別に年相応に見えなくていいし、洋服買うならおいしいもん食べたほうが幸せだ。なのでここ2年ぐらい会ってない。「もうさ、新しい服なんて全然買わなくても、一生着られるぐらいクロゼットもチェスともいっぱいなんだよ。クズばっかりだけど」「女だったらそんなの当たり前。洋服は生モノだから。見てる人は見てるから。流行あるから」「あーそれは感じた。今日も東急見てたら、母親が若い頃着てたみたいな短いボレロ風のジャケットがいっぱいあった」「○○○○って言うんだよ(忘れた)」「別にそういうの気にする職場じゃないし、誰も見てないよきっと。それに流行の買ったら、翌年着られないから定番のがいい」「そのコート、UKのサイトにあった?」「見てない」「見たほうがいいよ。だまされるよ。あんたが見てシルクタフタに似てるポリエステルだったんなら、本当にテーラーメイドの紳士服裏地の可能性あるから」「んなバカな。トレンチコートだよ? それに裏地ってキュプラでしょ?」「だって三陽商会だし、日本人向けだから。生地だけ輸入してる可能性高い」「何度も言うけど、トレンチコートだよ?」「軽かったんでしょ? トレンチコートはそもそも重いんだって」「そうか。じゃあなんちゃってトレンチ」「日本で売ってるバーバリーのコートは雨の日着ちゃいけないんだよ」「んなアホな。トレンチコートも?」「撥水加工したってクリーニング出せば落ちるし、形がくずれる」「意味ないじゃん」「だからそういうもんなんだって」なんか根本的なところで話が通じないな。「で、そのコート買うんだ?」「え、だから買いたくないからメールした」「銀座行く? つきあったげる」「余計なもん買わせられるからいい(あ、ムッとしたっぽい)」「じゃあさ、表地どこ製か聞くといいよ。高級裏地はイタリアだから。コモ湖あたりの」「知ってる! フェラーリのエンツォの別荘がある!」「なに?」「いやこっちの話。そんなこと店員知ってるの?」「フロアマネジャーなら知ってる」「めんどうくさいからいい。そこまでして欲しくない」「あ、そ」おわり。そっけないよUちゃん。衝動買いするには勇気の要る値段だよ?そもそも綿ギャバよりポリエステルが高いってうそ臭い。表も裏も化学繊維だったら冬にバリバリ静電気起きそう。あ~ふっきれた。やめやめ。
2007.09.10
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午後イチからの取材が早く終わったので、久々に渋谷の東急のなかをぶらつく。この百貨店はダサさと紙一重なところが自分好みだ。某高○屋の店員みたく、客を見かけで判断しないし。今日は昼食の時間がとれないと思い、朝マックしたせいでお腹がもたれているから、いい運動になる(っていいのかデパートで)。婦人服売場で秋の洋服をみていたら、軽そうなコートが目に付いた。ライナー付きで冬まで着られるトレンチ。着てみたら軽いし! バーバリーなのに(笑)。そうか表地が綿じゃなくてポリエステルなのね……例のタータンじゃなくて、綾織りで地紋にかすかにチェックが入っている。これならバーバリーってわからない! いいじゃないか! でもポリエステル……そう言われると、高級紳士服の裏地にも見える……微妙だな。冬のウール以外は白っぽいコートしか持ってないから、ネイビーのトレンチいいかもしれない……とか思って裏地を確認したりしてるうちに、あっという間に背後に店員がしのびよる。「どうぞ~おためしください~(ニコニコ)」「あ~見てるだけです~」「こちら、秋の新作で、このお色しかつくってないんですよお」(うっ。限定? 限定品には弱い。弱いぞっ)「あ~別に新作でなくても~」「珍しい柄でしょう?」(話をそらすなよ)「綾織で地紋織り込んでるんですよね?(←イジワル)」「あ、ほら裏地もタータン使ってないんですよ。珍しいんですよ」(だから話をそらすなよ。別にバーバリーそんな好きじゃないし。でも気に入ったのは事実だ……)今日は時間がある、と思ったのが災いし「ちょっとはおってみていいですか?」とまんまと店員の欲しいセリフを吐かされる。「「どうぞ~(シメシメ)。お客様、38でよろしいですか? 36もございますよ?」36だと厚いセーター着てたらちょっと腕の付け根がきついかもなあ……山陽商会だしなあ。年々サイズが微妙に小さく感じるのは自分が太ったせいか、アパレルメーカーの陰謀か、どっちなんだ?>単に加齢でたるんでるだけですよ~自戒の念。結局着てみる。「あーやっぱり身長ないからダブルは重いですね~」「こちら、綿素材に比べるとかなり軽いんですよ~」(そうじゃねーよ。見た目がバランス悪くて重そうなんだよ)でも、そこはさすがプロ。あっという間にすそと袖をピンで留められる。「ほら、お直しすればピッタリ!」(たりめーだ! 直しても合わなかったら問題だろ)袖はお直しするとして、丈はどうしよう……スカートならこのぐらいでいいけど、パンツだと長いよな……って、もう買う気になってるし!おいおい仕事の途中でコート買ったらいくらなんでも会社に戻れないだろう! あ、でもお直し出すから手ぶらか!……安い買い物じゃないからとりあえず保留だ。どうせ買うなら銀座の本店で買うよ。どっちにしろ三陽商会(国産)だしな。それより食品売り場でおいしいもん買うぞ!成果……天然青森産ひらめのおさしみ、鱧の湯引き(梅だれ付き)、お漬物。生もの渋谷で買って神田まで運んで、食べるのは夜って、なんか間違っている気がする。それにこの時期の平目ってどうなんだろう……油は乗っていそうにないけど、天然のスズキよりは安かったし。このメニューだと絶対日本酒なんだろうなあ……いいもん。白ワイン飲んでやる。もう最近、世の中に肉なんてなくてもいいような気がする。仕事ではしょっちゅう「年寄りは肉を食え!」とか書いてるのにな。昨日のギョーザと野菜炒めが夜までもたれて閉口したよ。きっと秋になったら食欲復活するに違いないけど。早くもマツタケも出ていた。鱧とマツタケの土瓶蒸し食べたいなあ、割烹行ったら万札2枚飛ぶよなあ……。松下! 早稲田鶴巻町の松下行きたい! 誰かごちそうして!年々、ごちそうする側に回っている我が身がうらめしい……。Sちゃん行かないかな。コート買わなきゃ何回か行けるぞ、おい。消化しちゃうけど一時の喜びを味わってハッピーになるのと、10年は確実に着倒せるコート、秤にかけたら、コートだよなあ……。普段洋服は一人で行ってさっさと決めて買う人だけど、10年ものは数年で飽きたら悔しいので誰か第三者につきあってもらおう。どうか銀座のバーバリーに同じものがありませんように……(笑)。綿のコートは10数年前「一生もんですよ」という甘い言葉にだまされてアクアスキュータムを買った。ロンドンの本店では自分が着られるサイズはないので(みんな引きずるように長い……)、日本仕様のやつ(レナウン)。丈夫でいいんだけどさ、重くて重くて肩が凝る。一生着られなくていいから、軽くて着やすいのを作ってくれよ。イギリスものって着るもんでも革製品でも、100年もちそうな堅牢さだけど、すこしは時代を考えて改良してくれよ……。そういえばスマイソンで買ったブリーフケースは未だに同じデザインのものを他で見たことがないけど、マチがなさすぎてほとんど仕事用としては用をなさないしな……。王室御用達にはよくだまされるな自分。さて、今日会ったベテランピアニストさんは、背丈も自分とほとんど変わらず、すごい細いので驚いた。二の腕と手首の太さがあんまり変わらない。「鍛えているんですか?」「これ、ピアノ筋肉なんですよ~」げげっ。上膊にほとんどむだな脂肪がなくて、くっきり筋肉見えてるけど! なんかピクピク動かしてるし!「どうもね、ジムで鍛えるのとは違う筋肉の付き方しているみたいなんですよ。ほらっ」うわあ後ろ側がくっきりふたつに分かれてますけど。すごいなあ。ピアニストの筋肉って肘から下だけが発達するのかと思ってたのに。あんな細くてベートーヴェンのソナタ全曲とか、秋の20周年ではイスメライとか弾くのか……おそるべし。まあ、マラソンランナーとかみんな30キロ台っぽいもんな。ムダをそぎ落とした体型……落とすべきものはいっぱいあるが、ピアノ弾くだけでは贅肉なんて落ちそうにないよ(泣)。さて、もひとつくだらない話題を。今週のAERAの人物クロースアップはシャア・アズナブルだったよ。ついにここまできちゃったかAERA。これまでも人物以外の現象を取りあげたことはあったような気がするけど、ついに架空の人物、しかもアニメキャラ、しかも非主人公というのはいかに。なんとなく腐女子だやおいだのを取りあげるようになってからイヤな気をしてたんだよ。腐女子がいるのはいいとして、朝日新聞が取りあげることがどんだけ影響力あるのか考えてないよな。って、もう影響力なんてないのか?AERAってさあ、「朝日ジャーナル」なき後にその後継雑誌として創刊されたように記憶しているんだけど、時代とともにどんどん軟派になっていくのは、そのまま今の学生の思考がそうだと私は受け取っちゃうよ?だって「朝ジャ」は我々が学生のころは、マスコミ志望の必読誌だったし、結構政治ネタや経済ネタをわかりやすく、しかし朝日新聞だからしてあくまで野党っぽく扱うう雑誌で、自分は背伸びして読んでいた記憶があるが、当時編集長は筑紫哲也だったな。そんで「新人類」って言葉を作りだしてその旗手たちを毎号取りあげていて面白かった。あのなかで現在も若い人からも支持されて一線でいる人は、いったいどれだけいるだろうか。
2007.09.10
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今夜のTBS「世界遺産」は漠然と憧れていた屋久島が主役だった。縄文杉見るためには、すごい湿気のなか往復10時間歩くんだとか、そんな断片的な知識しかなかったけど、自然がミラクルだ。雪降ってるし! 山が1700M級まで行っちゃうと、あの緯度でも雪降るのね。知らなかった……。本州のあらゆる気候帯をカバーして、植物の固有種が多くて、ウミガメが産卵にきて森林限界まであるって、すべてを島内で自給自足できる佐渡島より魅力的だ。そして山頂登山の神事。あれは絶対自分には登れないな。巨大な礫岩がゴロゴロしてる。あはは、いいよいっそ諦めがつく。映像に映るのは初めてと言う、最近見つかった屋久杉も出ていた。樹齢2000年だと縄文杉とは言わないわけね。そうだなあ弥生杉になっちゃうからかあ。島だから自然が保存されたのか、開発の余地も魅力もなかったから温存されたのか、よくわからないけど、とりあえず世界遺産にまでなっちゃったら、手出しできない領域だなあ。体力のないシニア向けにインタープリターが案内してくれたりするコースはないのかな。いっそヘリにのって縄梯子で森の中降りるとか(これこれ無茶なことをいいなさんな)。自然は厳しいほどその景観はダイナミックというのがあちこちの景色見てきた自分の持論だけど、こんな東京23区と同じぐらいのところにこんだけ自然があると、移動に時間かからなくていいわい、とか思っていたけど幻想だったよ。平面移動じゃなくて垂直移動なんだもん。バーチャルでいいから、あの森の中に立てるようなシステムはないかな。音と湿気と臭いつきで。
2007.09.09
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さすがに栄養のあるもの食べないと力が出ないよな、と2日ぶりに空腹感を感じて昼前に駅の向こう側まで遠征。なんか日用品とかもいろいろ買っておかなきゃと思ってたのに、いざドラッグストアの前まで来ると、何が必要なのかさっぱり思い出せない……。記憶にある底値より高いと買わないという習性もあるしな。中華が食べたくなったけど(正確にはギョーザ)、一人で入るのはなんなので、半年ほど前に辞めた、でも駅が同じ男の子に電話してみる。いたぜ(にやり)。職場が同じだったころは一度としてご飯一緒に食べたりしなかったのに、もう何言ってもオーケーになると、「よしよしおねいさんがおごったるから出ておいで」とか言って、食事に付き合わせる。どうか彼に彼女ができませんように……(鬼)。中国料理店のランチなら一人でも入れるけど、ラーメンとかギョーザがメインのいわゆる中華屋には一人で入れない。大体量が多いし、カウンターだけだと常連さんじゃないとやっぱり入りにくいよね。時折すごくラーメンとか食べたくなるけど、ほとんど実現しないのはこの性格のせいだ。いや大抵の女子は一人じゃ入らないと思うが。会社の近所に、いつも混んでいるおいしそうな立ち食いそば屋があって、前をとおるとぷうんとかつおだしのいいにおいがするんだけど、立ち食いはカウンターが高すぎるのと長居できないので苦手。最近料理するモチベーションが落ちているので、材料買ってまで家食しなかったけど、そろそろ秋だし考えないとな。野菜炒め(この場合バラ肉がおいしいんだよね。しゃきしゃきのもやしも、なんか消化しなさそうだけどうまい)とチャーハンとギョーザと、Оくんのためにレバニラを注文。一口餃子が人気のこの店、夜はいつも混んでいるので初めて食べるよ。おいしい! しかしニンニクたっぷりだよ……。カウンターからつくっているところが見えるんだけど、野菜炒めなんて1分ぐらいでできちゃうのね。すごい火力! 食べるとさっぱりしてるけど、油もたっぷり使っていたな。私だってウェイパー使えば野菜炒めだろうがチャーハンだろうがおいしくつくる自信はあるが(ただしみんな同じ味)、この火力はなあ……。チャーハンをちょっともらって、野菜炒めとギョーザをぺロリと食べる。あああおなかいっぱい! せっかく駅の反対側まで来たので、3カ月もごぶさたしてるピアノの先生のとこへケーキ買ってごあいさつにうかがう。ピンポンと鳴らそうとしたら、いきなり玄関が開いてびっくり! 阿吽の呼吸? ひとしきり玄関先で近況を伝え10月からのレッスン再開をお願いする。よっしゃ、これで後に引けなくなった。練習しなくちゃ。駅前のケーキ屋さん、1年ぶりぐらいに入ったら品揃えが全然変わってて高くなってた。フルーツ系がおいしそうだけど、小ぶりのものが1個500円ってデパ地下のケーキ屋並みだなあ。材料が吟味されていればいいけど、この辺りでこの値段で勝負するのはきつそうだ……。昼下がりに入ったのに客は私一人で、もうドアまで開けてくれるサービスぶり。にんにく臭い客でごめんよ(そんなこと言ったら、先生はいい迷惑だったろうな。「どうぞ上がって」と言わなれなかったもんな……)。Оくん元気そう。同じ島で同期だった人とは時々会っているらしく、私が体調くずしてることも知ってた。「力仕事ならいつでもやりますから呼んでくださいよ」ってやさしいね。でも小動物系の君の体重はきっと私と同じぐらいだよ。……食べて8時間近く経つけど、まだもたれてる……。にんにく強烈だなあ…ビオフェルミン飲もう。
2007.09.09
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ぎゃははは、ゲラゲラおなか痛い……(笑いすぎ)宇宙戦争ちゃちすぎるよ。おもちゃみたい。セットは箱庭みたい。まるきりオーソン・ウェルズの時代のつくりで激笑える。なんだこれ。本当に21世紀の映画? 子供が観たら面白いかもしれないなあ。三つ足タコ型宇宙人……。リアルにETとエイリアンを足して2で割ったようなクローズアップって、創作物への知的所有権とかないのか?出てくる軍隊がベトナム戦争より古い……。はっ。もしかして時代設定自体が古いのか?そういえばパソコンとか出てこないしな。でもテレビ局のVTRは出てきた。車も向こうの田舎はみんなステーションワゴンだから、いまひとつ時代がわからない。トム・クルーズ一家、逃げ惑うだけで芸がない。もっと創意工夫しろよ。うわー老けたティム・ロビンス! 見たくない~(涙)。この人だけはいつまでも若々しくいてほしかった……。巨額の制作費かけてこういうダサい映画見せられると、ふっと世界の人口の何割かの人は飢えていることを思い出すよ。飢えと貧困に、音楽も映画も妄想も役立たない。文明国に生まれて良かった。感謝します(誰に?)。そんなわけで、今日はピアノもガツガツ弾いた。レッスン用の森の情景に飽きて、バッハとかチャイコフスキーとか浮気してたら、そうだ月曜日は某ピアニストにインタビューするんだったと思い出し、資料読まなきゃ……会社に忘れてきたよ……とか一人ボケツッコミしながら、この人はシューマンだよね。んじゃっとやおらイ短調の協奏曲を弾き始める。うはは~結構弾けるじゃないか。思ったより簡単?(勘違い)でも3楽章の途中で力尽きる。弾き続けるには体力が足りない……。シューマン独特の短い下降アルペジオの連続(しかもアジタート)とか、すんごい集中しないと外すからしんどいよ。お、月光の2楽章そっくりの和音構成! こういうのがドイツ的なのかな? ショパンには出てこないパターン。北ヨーロッパ的と言ってもいいかも。遊びで弾いているのが一番楽しいと思ったよ。そうそう。ここ数日フィンランドのこと考えていたので、手元にあったシベリウスのソナチネとかも弾いてみる。寒い曲……。やっぱりな。それより! 昨日まであんなに苦しかった右腕右肩が今日は痛くない。やっぱり休みだから? 仕事自体がストレスなのか>自分?
2007.09.08
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え? この映画観るの初めて? てっきり観てるかと思った。なんか久々の金のかかったつくりもの映画。昔はこの手のパニック映画好きだったのに、年々苦手になる。騙されてるとわかっていながら心拍数が上がる上がる(笑)。「召使」観てから、たっぷり2時間ピアノと遊んで、ひさびさにぐっしょり汗かいて、楽器演奏も体力なきゃなあ……とかつらつら考えながらシャワー浴びてまたソファに横になったら、なにやらDNAゲノムみたいなアップが出てきて「お、科学映画?」と思ったら「宇宙戦争」だった。これってウェルズの原作だよね?なんかパニック映画なんて「インディペンデンス・デイ」以来かも。劇場ででっかい音のドルビーサラウンド聞くのも疲れるし、長時間ドキドキしながら観るのもしんどいお年頃(ババアだしな)。なにしろトム・クルーズが嫌い。たまに演技としてはうまいと思うことあるけど、トップスターがこんなかっこわるい体型でどうするよ? ブルース・ウィリスだってまだマッチョとしてはバランスがいい。この人の体って、典型的な労働者だよねえ。でもまあ、しっかりお父さん役とか演じて、順調にオヤジになっているのには関心した。しかも無学でサバイバル本能だけで生きてるようなアメリカンの役。ぴったりじゃないか(笑)。あーどうしよう。もう目が離せない。お、軍隊が出動してるから兵器や軍用車の鑑賞でもするか。
2007.09.08
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リトルブリテンの2シーズン目はたった6回で終わったのかな? 昨日の夜中から再放送をやっているので、見逃しがあるかもと思って予約録画する。で、今日見ようと思ったら、ハードディスクの具合が悪い……。DVDのほうはちゃんと再生されるのになあ……。下品なイギリス萌えを期待していたのに、観られなかったので悔しくなって今日は半日イギリス祭りを決行することにする。遅いブランチ(3時だ)は、ハロッズで買った銀のポットにフォートナムのダージリン(もらいもの)をたっぷり入れて、マグは定番のウェッジウッドのワイルドストロベリー(もらいもの)、紀伊国屋のイギリスパンを焼いて、フォートナムの厚切りブラッドオレンジのマーマレイド(もらいもの)をたっぷり。プレートはV&A博物館で買った18世紀イタリアンモチーフの染付けのレプリカ。おお、半分以上もらいもんの食事だな。……ロンドンの安宿で出てくる、うっすいトースト食べたいなあ……10枚切りの食パンなら上手くできるかなあ……それと硬水で入れた安いティーバッグのミルクティーも飲みたいなあ……自分的にははっきり言ってまずいんだが、イギリス庶民の味。水飲むよりはマシな味。そしてアマゾンでポチッたまま3カ月以上放置していた「召使」のDVDを観る。ウハウハ(笑)。おおう何年ぶりだ?15年? 20年はいってないよね? 映画そのものは40年以上前の古典だ。いや、おもしろいよ、やっぱり。高かったけど悔いなし!まだロンドンビギナーだったころ、バービカンセンター近くのナイトシアターで偶然観たのが最初。まだBLもジュネも自分のなかには刷り込まれていなかったのに、フォモ臭敏感に察知した。それらしいシーンはないんだけどね。設定自体が異様というのは、初めて和泉桂さんの「夜ごと蜜は滴りて」を読んだ時の衝撃と似ていることに気がついた。これ心理劇だよね?主役がダーク・ボガードとジェームス・フォックスというだけでもクラクラするけど、製作陣はジョセフ・ロージーにハロルド・ピンター、カメラはダグラス・スローカムというものすごい豪華メンバー。こんな作品が存在すること自体奇跡だな。ハロルド・ピンターは演劇界の重鎮だし、ジョセフ・ロージーはレッドパージでアメリカ追われた共産主義者、ピンターも一般にはアメリカ行ってからのほうが有名だけど、地味でマニアックな映画撮ってたのね。スローカムは、最初に驚いたのは「未知との遭遇」だったけど、チャイコフスキーがホモなこと描いたケン・ラッセルの「恋人たちの森」もスローカムだな。Slocombeという綴りは、何系なんだろう?この作品、日本で劇場公開されたのかなあ。ビデオで出ていたのは覚えていて、某雑誌の映画特集にも原稿書いた。当時はダーク・ボガードのファンで、彼の色っぽさしか眼中になかったけど、エロいだけじゃないよ。DVDの箱書きには「召使によって破滅させられるイギリス人貴族。ホモセクシュアル、麻薬、逆転する主従関係と、イギリスの貴族階級の末路を容赦なく描ききった衝撃の名作!」とある。すげえな。43年前の映画だよ?ジェームス・フォックスはいかにも傲慢な貴族階級の子弟という感じがいい。植民地の開拓をまかされて長いこと本国を離れていたという設定から、長男でないことがわかる。久々に帰国して、タウンハウスで一人暮らしをはじめる。そこで必要だったのが召使。この場合、バトラーではなくやっぱりサーヴァントなんだな。ひとりで何でもこなせる有能な使用人。あくまでサーヴァント。大きな屋敷で複数の使用人がいないと、使用人の中での呼称階級は生まれないのだろうか?面接で過去の経歴を聞くシーンがあって、参考になる。「ところで料理はできるかね?」「はい。得意です。とくにスフレが……」って、クオリティ高いのね。伝統的な執事の仕事をプライベートに使うという感じかなあ。朝は朝食一式トレイに乗せてベッドサイドへ運び、新聞にアイロンをかけ、冬は帰宅した主のために高価そうな陶器のボウルで足湯を使わせる。献身ってなんかエロさと紙一重だ。J・フォックスは普通に上流階級の女性と恋愛を楽しむんだけど、家に女性がくるとボガードが小姑のようにチクチクとこの女性の無知を指摘していじめる(笑)。やれワインの知識がないの、風邪を引いている主の部屋に花を飾るとはなにごとか、センスが悪い、ご主人様に似合わない……。すげえよ召使。すべてを任せてる主人がまた、女性がボガードを嫌っても聞き入れないんだよね。このへんが主従関係のなぞめいたところ。なんかちょっと宮部みゆきさんの「火車」を彷彿とさせるのっとりストーリー。計算づくで淫乱なボガードもいいけど、天然で頭の弱そうな淫乱のサラ・マイルズがまた……。貴族、騙され易すぎっ! 義務と名誉(ノブレス・オブリッジ)とかどこ行ったのというぐらい、なんにも仕事らしい仕事しない貴族ってアホだな。植民地での活躍ぶりなんて、いくらでも吹けるもんな。植民地勤務といえば、ジョージ・オーウェルを思い出す。ハメをはずせるのは帰る場所があるからっていうのを、オーウェルの人生から学んだけど(大好きなんだよ)、彼みたいなもとは血統がいいのに貧乏で、イートン校で苦学するという笑い話は、20世紀半ばまでは普通にあったような気がする。
2007.09.08
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今朝は結局朝4時近くまで交通情報係やって、朝はいつもより30分早く出社して会社の近くでモーニングを食べる。寝ないと朝から食べられるんだな。出張組は結局、中央も東名も山越えできずに、ファミレスも追い出され、石和近くの健康ランドみたいなところに泊まったという。5時頃「今露天風呂入ってる」のメールにちょっとムッとした。まあ、少しでも寝てくれ。特に運転手は大変だから。今日昼過ぎに帰ってきたけど、なんで高速も国道もほとんど通行止めだったかというと、降水量が200M/時を超えると、大型ダンプの水しぶきで前が見えなくなるからだと初めて知った。しかも山道だったら直線はほとんどなく、ワインディング……怖すぎる~。平時でも隣車線に大型車が来るとビビる自分には絶対運転不可能だ。本当に行かなくて良かった~。あー右腕が苦しいよ~痺れてるというより、もう感覚なくなってきたし。明日も鍼だ……。病院も行ってテルネリンもらおうかなあ……。今日は短い会議に出て、あとはひたすら原稿整理。夕方、前から売り込みのあった男性レーターさんと面談。うちのジャンルに男性が売り込んでくるのは珍しいと思って作品見ると、五味太郎さんみたいなメルヘンタッチ。しかもオールデジタル。「お若いのに、珍しいタッチですね。絵本画家とかめざしてるんですか?」「いや、いろいろ模索中で。ご要望があればどんなタッチでも」「うち、納期キツいし安いですよ?」「スケジュールさえ合えばなんでもやります。使ってさえもらえれば……」20代半ばだという青年は、これ以上痩せられないというほど痩せている。なんか欠食児童みたいだ。ロクに食事しなくてもマックのことなら何でもわかる、ソフトも周辺機器も高いの持ってるっぽい。今時だなあ。「いままでこのジャンルでお仕事したことは?」「医学系雑誌でカット描いてました」「テクニカルでなく?」「え?」「あ、いえ。普通のカット?」「はい。えーと、見本は持ってきてないんですが……」なかなか営業慣れしてるなあ……。ライターさん、レーターさんは2カ月に一人くらい売込みがあって、実際に会って作品見せてもらったりするけど、実際に使えるのは半分ぐらい。でもこの青年は少なくとも主婦やりながらカット描いている人よりはプロ意識高そう。雑談しているうちに、お互い映画好き、昔のゲーム好きなことがわかる。そうとわかったらもうタメ口だかんね。そして仕事出すよ。発注基準なんて所詮そんなもんだ(笑)。あ、自分の場合、もひとつ猫好きな人には仕事出すぞ(爆)。「ねえ、男の人に聞いたら失礼にならないのかなあ。君、そんなにやせてて、何キロあるの?」「え、体重っすか? えーと、去年計った時は47キロ……」がびーん。身長は普通に170以上はありそうなのに。「それって大丈夫なの?」「え? ちゃんと喰ってますよ。自分、ロックやってたんで、回り同じようなヤローばっかりだったし」「はああ、ロックねえ。確かにみんな細いよねえ」ロックやってる子は痩せてなきゃと変換しちゃったけど、身長20センチ以上違うのに、あの太ももは明らかに私より細い。腕も手の甲も静脈浮いてて、採血簡単そうだ……。久々に自由業の若い男子を間近で眺めて、まあ価値観はいろいろだなと改めて思った午後。マッチョは遠慮したいが、あんなに痩せていると座っててお尻痛くなったりしないのかなあ……。
2007.09.07
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久々の関東直撃台風なので、遠距離通勤の人は速やかに帰るべしと7時頃総務より社内メール。遠距離じゃない人はいいわけね。でも帰るもんね。部内では約1名夕方から諏訪での取材のため、昼過ぎに車で出かけたが、無事の帰還を祈る。別に泊まってきてもいいけどさ。本当は運転手の交代要員として私も同乗するはずだったのを、すっかり忘れてて出社して、「あ、ごめん。アポ入ってるわ」でエクスキューズしちゃったよ。社カメのSさん、ごめん。でも大雨の中運転するのは本当に自信ないから。そもそも高速しか自信ないから(笑)。8時前に帰宅して、昨日の残りの具だくさんみそ汁の夕食。あ~あ今日もきっと総カロリー1000いってないな。今朝久しぶりにスカートはいたらグルグル回ったよ。いいことなんだけどさ。も少し食事の支度するためのモチベーションがほしい。てか、大好きな炭水化物系がほとんど食べられなくなっている。まあたんぱく質とビタミン摂ってれば死ぬこたないだろうが。初回を見逃していた「シグルイ」の#1~#5をまとめてみる。うう~漫画とはまた違った残酷さ加減が味わい深い。漫画読んでないとわかりにくいところはあるけど、アニメならではの動きのすごさや音響効果が抜群だ。声優陣がやたら豪華だし。力也さんが脇役なんてあまりないぞ。望くんも久々に主役だ。喉つぶしたって本当なのかな。大分変わってはいるけど。チョーさん、シリアスでナレーションする時ぐらい元の名前に戻したほうがいいよ……。実際に人を斬らなくなってからの武士なんていかほどの価値があろうものかと、江戸時代には全然興味がなかったけど、真剣使わなくても○○流の秘剣とかずっと精進して研究していたのね。江戸時代の下級武士って虚しいな……。漫画のほうは8巻の牛股の話がめちゃくちゃ残酷なんだけど、そこまではやらないのかなあ。アニメといえば「さよなら絶望先生」が期待していなかったのにえらく面白い。スローにしたりリピートしたりストップモーションかけて何度も観るなんて、エヴァ以来じゃないかな。作り手が遊んでいるのが手に取るようにわかって楽しい。かなりエッチだぞ、このアニメ。第一オープニングがエロい。緊縛もので妊娠させてどうするよ。最初、神谷くんの声は若すぎるかもと思ったけど、ちょっとヘンタイ入った糸色一にはぴったりだ。カフカとかフィリピーナの生徒とか、爆乳の帰国子女とか個性豊かな面々もいいぞ。昔からあるギャグを映像で面白く見せるというのは新鮮だ。ちょっとシュールすぎるけどな。うわあー出張組から勝沼で渋滞に嵌ったので情報頼むとメール来た! 高速も国道も通行止めってかわいそう……行かなくてよかったよ……お疲れ様。
2007.09.06
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朝ちゃんと支度して「雨だから電車だな……」と思っているうちにどんどん体が動かなくなる。いいや今日ぐらい休もう……メルメル……。幸い今週はそんなに忙しくないしな。疲れが取れないまま寝室に引きこもり、遮光・防音・防煙カーテンのおかげで昼夜の区別なく寝る寝る。目覚めたら夕方4時。右腕は相変わらず痺れているけど、痛いほどではない。マッサージに行きたいなあ……。朝、野菜ジュース飲んだきりだったのでなんかつくろうと冷蔵庫を開けるも、酒と調味料以外入ってないよ……。うーんとおいしいものが食べたい!いそいそと支度して浜町のピーコックまで行く。本能の赴くままに食べたいものだけカートに入れたら、ゆば、豆腐、油揚げ(なんかどれも原材料が同じだな)、小松菜、三つ葉、オクラが入ってた。質素だな(笑)。これはちゃんとダシとって、全部入りの味噌汁しかないだろう。小松菜と油揚げの残りは明日、煮びたしにする。うまー! 植物性たんぱく質過多なお味噌汁! もしかして大豆系に飢えてたんだろうか。大豆そのものは好きではないんだが(豆乳も苦手)、加工品は好きだ。同様に牛乳そのものは飲めないけどチーズは好きだ。どんぶり一杯たべて落ち着く。半日寝ていたのでもったいない平日ではある。今日はお風呂が臭く感じませんように……。渋谷まで映画を観にいく元気が失せて、WOWOWで「チャーリーとチョコレート工場」を観る。3回目か。ジョニー・デップの女顔がすてきだ。ロアルド・ダールみたいな話だが、デップが出たがる話はアンチディズニーだな。めちゃくちゃアイロニーに満ちている。これ、子供に見せたら怖がるだろう。ウンパルンパ族……いそうだ(笑)。ステロタイプな子供たちがいそうで怖い。
2007.09.05
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9月に入って、めっきり朝晩過ごしやすくなって、ああやっと自転車通勤できるかも! と思っていたら、今週に入ってがっくり体調が悪い。もう月曜から肩も首も腕もバリバリに張って痛くて痛くて、またぞろ右の指先がジンジン痺れて感覚がなくなってきた。昨日はずっと聴覚過敏で耳栓しないとデスクに座っていられなかったし、今日は朝からひっきりなしに吐き気がするし。なのに仕事は絶好調ってどういうこと?昨日の午後出た色校正は問題なく24時間ですべて戻す。ほら、やればできるんじゃない! 赤字もいつもより少ないし。あとは関係各者様に「今月もありがとうございましたっ」って頭下げて回ればいいだけじゃん! って、これがいけないのか?普段しなれてないコメツキバッタ状態が、知らず知らずのうちにストレスになっているんだろうか?昨夜は眠剤飲んで時間的には5時間は寝ているのに、なんか全然寝た気がしないし。腕は相変わらず痛いし。しかも今日は夕方、夕立が来る直前に「うわっ低気圧っ」と体が感じて急に動きが鈍くなる。やれやれ。昼にスモークサーモンとクリームチーズのベーグル齧りながら次号の付録の打ち合わせをライターさんとして、どこに昼食が入ったのかわからない状態で、赤字の付け合せをしていても、ずっと気分が悪い。ああでもこの色校戻せば、今日は5時半に頸部エコーの予約が入っているから早退だ早退! 絶対に戻るもんか!雨上がりのムッとする湿気のなか、電車でクリニックに向かう途中で、地下鉄のエレベーターに乗る直前にかるく眩暈。およよ。久しぶりに歩くのがつらい。クリニックでは大声で名前を呼び間違えられる。エコー検査は出張女医さんの仕事だった。まさか臨床工学技士さんじゃないだろうな。結果は来週以降。エコーかけながらの穿孔検査を想定していたから、あまりに簡単に終わったので拍子抜け。でも左側の輪状軟骨の周囲が赤く映っていたのはなんですか?辛抱溜まらずその足で鍼へ。3日と置かずとはまさにこのことか。腰は左側が痛いのに、手足の指先は右側がおかしい。冷たくて感覚が鈍い。また頚椎管狭窄が悪化したか。「よくなりかけてたんだけどねえ」と先生も不思議顔。「ストレスですかねえ」「それはあるねえ。神経は鍛えられるもんじゃないからねえ」電気治療器のパッドが、ごく弱流でもめちゃくちゃ効く! あああ~腕なんて身悶える! それでも首の後ろ側はもまれても痛くないんだよね。あきらかに筋肉じゃなくて神経がまいってる感じだ。神経を癒す方法なんてわからん。だめだもう疲れた。本当に仕事にはもどらずに帰宅。おなか空きすぎて気持ち悪い。たまらずまだ混みあう前の横丁のこじゃれたすし屋で3,4品つまむ。貝類がおいしいけど、時期的にはもう大丈夫なんだろうか。四肢のさきっぽが冷たいのでゆっくりお風呂に入ろうと思ってバスタブにお湯張ったら、水道水臭くて閉口……。いつもは気にならないのに、聴覚だけじゃなくて臭覚まで敏感になってるの? かなわん。風呂水まで蒸留水使うわけにはいかん……ともらいもののクナイプを入れるも、日本人向きの香りじゃなくてさらに閉口……。明日、最終上映の回の映画(ショートバス)観に行きたいなあ……。こないだWOWOWで80年代のNYの青春群像を観ていて「ああこのころのホッとトピックスはエイズだったんだな」とぼんやり思っていたのに、21世紀のNYはゲイもヘテロもバイもなんでもありの60年代後半のフリーセックスに戻っているようだ。本当か?くそー今日は寝るぞ。
2007.09.04
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『帝王の犬ーいたいけな隷属者』愁堂れな読み終わった瞬間に買ったことを後悔した。こういう話にイラストつけるレーターさんも大変だなあ。と思ったら御園えりいさんだった。レーターはよほど売れっ子じゃない限り、作家さんを選べないもんなあ。あ、でもこういうのが好物というレーターさんもいそうだが。愁堂さんは一部に異様に人気がある作家さんだとは知っている。版元別ではフェアまで組まれたりするし。でも「ああ、これがそうか」と思った「きゃううん」系。そしてまるで作文教室の課題のような視点を変えての書き分け。わかりやすすぎて笑った。「俺はA。仕事は○○。こいつは俺の犬だ」「ボクはB。Aに仕える犬です」でもひょっとひねって、もしやこいつが主人公ですか? の傍観者的なCが出てきて、Cから視点のAとBを延々語る。なんだかなあ。そして多くのBL読みのベテランが、そういう特徴をわかったうえで、「ゲラゲラゲラ。これはないよな」と笑いながら楽しんでいるらしい。そうか、そういう読み方もあるのね。それにしても主役は誰ですか? タイトルにまでなっている攻めさんは、羞恥プレイしかしていない悪役なんですけど? あそうっか「犬」が主役で、帝王は脇役? それにしちゃインパクトありすぎのタイトル。書いているうちに主役変わったとか? んなアホな。設定も造形も使い古されていてつまらん。しかしエチシーンで豹変してアホっぽくなる受けは新鮮だ。弟のために自ら望んで性奴となった美人受けちゃんが「自分は犬だ」と卑下する場面と、後半、SMショーかなんかで犬に犯されそうになって失禁するシーンは、一応重ねてみたわけね。なるほど。犬犬いうBLはもう腐るほどあるし、ホンモノの犬を出すなら、せめて吉田珠姫さんの石黒氏シリーズぐらいぶっ飛んでほしいよ。中途半端で萌えない。ブファッと吹いたのが、最後の最後で受けが極まって発する言葉。作家さん自身はぺ○スの幼児語を初めて書いたとか嬉しそうだったが、そんなのはいまさらで、アホアホ系なら普通だろう。それより「ずこずこして」に激吹いた。これって擬音じゃなかったのか! どうみても「ずこずこしてキモチイイ」と読めるんだけど、形容動詞で使うのは初めて見たぞ。用法的にいいんだろうか。それとも新しい使い方ですか? それまでの受けの行動発言からは信じられないエロエロぶり。ああこのへんが愁堂さんなのか(爆)。趣味じゃなかったよ……どうして買ってしまったんだろう。あ、そか。御園さんのイラストだからだまされたんだな。御園さん、あんまり売れっ子じゃないけど、少女まんがチックなきれいな絵(古い、とも言う)を描く人なんで、まさか中身がこんなに鬼畜だとは思わなかった。☆1つ。土曜に、BLの新刊売場をぼんやり眺めていて、最近のイラストの傾向を知る。文庫が顕著だけど、どんどん自分の苦手な方向へ行ってる感じがする。特に小山宗佑さんが挿絵描いてるのはだめだ。ご本人のほかのフィールドの仕事は評価しているけど、線そのものに色気を吹き込む絵描きさんだっている中で、モノクロの描線がハーフトーンというのは弱いよ。目もキツネ系で表情に乏しいし、のびのびかけてないよ。やっぱり小山さんの絵には巨乳と武器が不可欠だよ~戻って来い!ソースケ! どうしてBLに来ると気構えちゃうのかなあ。版型小さいからって、絵まで萎縮しちゃってどうするの。特殊設定のファンタジーは円陣さんに描かせたらいいし、ダークな裏社会なら奈良さんとか、その亜流の高階佑とか、華やかだったら蓮川さんあたりかなあ。お耽美系は実相寺さんとかそれこそ掃いて捨てるほどいるし。佐々木久美子さんも好きだなあ。着衣のデッサンに時折ぎょっとするけど色使いに個性があって。「鈴の音がきこえる」頃のような漫画をまた描いてほしいけど、もうイラストの仕事しかしないのかなあ。
2007.09.03
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