2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全3件 (3件中 1-3件目)
1

メキシコから親友が帰ってきた。彼の名は「ヒロ」(写真左)。私がまだ横須賀の家に住んでいた頃、あの『60段階段』を素っ裸で走り回っていた彼だ。現在18歳。かつてのやんちゃ坊主は、相変わらずやんちゃの消えぬまま(笑)いい男に成長していた…。 ヒロは小学生の頃、彼の家では買ってもらえなかったテレビゲームがしたくて、よく我が家の勝手口の鍵を開けておいては、こっそりと留守中に忍び込んだ。姉と一緒に来ると、いつしか殴る蹴るの取っ組み合いのケンカが始まって、周りの物を壊した。さらには、置いておいた財布にも手を出した。ヒロは中学生になると、夜な夜な出掛けて、友達と夜の街を遊び歩いた。私が終電とかで帰ってくると、駅のベンチで、見るからに悪そ~な友達とたむろしていた。(ヒロも悪そ~だった)夢は暴走族に入ること。(冗談?)その後、一応、ぎりぎりで高校にも入ったが、入学式でイヤになって、あっというまに辞めてしまい、落ちこぼれと言われた。母が教職に就いている手前もあって、家族やその周辺は、そんなヒロの扱いに困っていた。そして、悪い友達のところにしか居場所の見付からないヒロは、メキシコ料理店を営む父親の紹介で、単身メキシコに渡った。3年前のことである。 しかし、自分の見方は、ヒロの周囲とちょっと違っていた。自由奔放に生きる姿がとても羨ましく、誰とでも遠慮も歳の差もなく話が出来る姿勢が好きだった。財布に手を出した時は、わんわん泣きながら謝りに来た。駅で悪そ~な友達とわいわいやっている時でも、こちらの姿に気がつくと、すぐ「コウちゃ~ん」と寄ってきて途中まで話しながら帰った。そんなヒロの身に起こる様々な出来事や事件が、きっとすべて貴重な経験になっていくのだと思った。 メキシコに渡ったヒロは、その物怖じしない性格故に、すぐにたくさんの友達に囲まれ、たくさんの女の子とも付き合い(笑)、居候先のメキシコ料理店で人気者になった。さらに、アメリカンスクールにも通い勉強もした。日本とは異なる自由な空気が彼を大きく育てた。 そんなヒロが日本に帰ってきた理由は、実はホームシック。うっそー、という感じだったが、まだ18歳。これを機会に、これから旅をする機会はいくらでもあるだろう。最近は大検で大学も受かったそうだが、やはり行かないそうだ。2年も経てば成人して、また何をしでかしてくれるのか。これから益々目が離せない、可愛い舎弟である。画像:ヒロの着ている服のほとんどが自分のお下がり…同じ物がどうしてここまで品悪くまとめられるのか?(笑)
2003年02月22日
コメント(8)

渋谷ハチ公前のQFRONT壁面に設置されている街頭ビジョンQ’S EYEを編成運営しているメガピクチャーズが提供する携帯情報サービスサイト「シブヤマニア」で「スイッチテン」が紹介されています。ICレコーダーに携帯カメラ、そして首から下げているのは「ライフスライスカメラ」という、まるで現代の秘密諜報部員といった出で立ちのユビキタスマン・カワイ氏による取材がライブ感に溢れています。「シブヤマニア」携帯情報サービスサイト・EZweb公式サイト 「グルメ・タウンガイド」→「タウンガイド」→「シブヤマニア」・J-SKY公式サイト 「関東メニュー」→「タウン・レジャー」→「シブヤマニア」・i-mode …残念ながら準備中です。「ライフスライスカメラ」5分に1回シャッターが自動的に切れる小型のカメラ。首から常に下げておくことで人生を映画のフィルムのように切り取ることができる。関連サイト:「ライフスライス研究所」http://www.lifeslice.net/画像:ユビキタスマン・カワイ氏のライフスライスカメラ
2003年02月12日
コメント(2)

好きなものを見ると元気になるらしい。これが、ものづくりに携わる自分の性格についてあらためて実感したことだ。 とても寒くなった日曜日の昼下がり、代官山へ向かうバスを途中下車して駒沢通りを歩いた。顔なじみの中古家具屋『AVALON』と、年初にオープンした『目黒区総合庁舎』(旧千代田生命本社/設計:村野藤吾/1966年)を見たかったからだ。 まずは『AVALON』に入る。なぜか誰もいない。相変わらずぎっしりと家具が詰まっているものの、姉妹店であり、ウチのオフィスの下階にある『SONE CHIKA』と比較すると、少し格が上の品物を余裕を持って並べた店内が落ち着いた雰囲気をつくっている。店の奥を覗くと裏口の扉が開いていて、外にトレードマークの帽子姿の西垣くん(スタッフ)が見えた。洗剤のボトルとぞうきんを手にしゃがみ込んで、店に並べる前の商品をゴシゴシと磨いている。こちらには、まだ気がつかない。そんな以前と変わらぬ姿に和まされる。そう、この『AVALON』が昨年オープンする前は、彼も『SONE CHIKA』にいたのだ。 「こんにちわ~、久しぶりです~。」と声をかける。「あっ、どぉもぉ~、こんにちわぁ~。」とすぐに店の中に入ってきた。「こっちに一人でいて寂しいですか?」と、すかさずメンタルな部分を攻撃。「そうなんですよぉ~、たまにSONE CHIKAの頃から知っているお客さんが来ると、もう離さないんです。」と話しながら、彼の手には洗剤とぞうきんがずっと握られたまま。「いつもバスの中から眺めているんですよ。例のイタリアの白いソファ、まだありますね。座ってみてもいいですか?」「どーぞ、どーぞ!」座ってみると、今度は目の前の黒いソファに目がいく。「おっ、これは何ですか?いいですね~。コルビジェ…、みたいですよね。」「それが、コクヨらしいんです。」「ええ~っ、コ、コクヨ…?」値札を見てみる。「やっ、安い~!」 彼の制止で即決は何とか避けたが、サイズ等を詳しく教えてもらって店を出る。ふたつめの目的『目黒区総合庁舎』は、休みらしく閑散としていたので、外観を眺めるのにとどめて、足早に代官山へ。『SONE CHIKA』の前を通り過ぎると、「あっ、西垣くんから聞きましたよ~。」と坂本さん(SONE CHIKAのスタッフ)に声をかけられる。はっ早い…。「いま、オーナーが留守なんで、良かったら店を閉めてから、お部屋まで持っていきますよぉ~。一度合わせてみてください。」こうなってくると、もう止められない。古いエレベーターが、いつもよりさらに遅く感じる。 その夜、11時過ぎ。その「コクヨソファ」が持ち込まれる。いい…。「これ、頂きます。」その後も、終電ぎりぎりまで「コクヨソファ」と遊ぶ。支払いはまだだが、いい買い物?をしたと思う。う~ん、久々に物欲な日記になった。画像:一見コルビジェを連想させるソファはコクヨ製らしい?
2003年02月05日
コメント(8)
全3件 (3件中 1-3件目)
1