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たくさんの方から誕生日を祝うメッセージを頂きました。本来であれば、個々にちゃんとしたお返事をさせて頂かないといけないところですが、相変わらずの状況ゆえ遅れてしまう場合もあるかと思い、まずはこの場を借りてお礼を言いたいと思います。 心のこもったメッセージをありがとうございます。生まれてからこれまでの間に起きた「まるで偶然のようで、だけど必然としか思えない」そんな出会いの数々に感謝しています。これからも時間を重ねるにつれて、そんな出会いのパーツのひとつひとつを積み重ねてゆくことで、自分というものが出来ていくのだと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。 それからもうひとつ。手の温もりを何よりとして、デジタルなものをずっと避けてきた父親からも、お祝いのメールが届きました。しかし、その中身は父親から息子に向けた、ありきたりの言葉などではありませんでした。「久しぶりに映画を観に行った。映画監督の篠田正治さんの講演で『スパイ・ゾルゲ』の話を聞いて観たくなった。今まで生きてきた昭和という時代の総決算として、ぜひ観ておきたいと思ったから…」なんていうものでした。その映画の中に蘇った、彼が生きてきた時代の風景。そして、合わせ鏡のように心の中に蘇ったのは彼自身の人生。少ない言葉数の中に、常に自分よりも一歩先の時代を生きてきた一人の男性としての、一人の人間としての、何気なくも厚みを感じる言葉でした。
2003年07月28日
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「物質的な構造」と「意味的な構造」 の極端な反比例が刺激的に感じる。「物質的な構造」<「意味的な構造」 想像力は、物質的な構造を超える。「物質的な構造」>「意味的な構造」 分析力は、意味的な構造を築く。 ごめんね、お仕事モード…^^;
2003年07月22日
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こんな時でも本を買う。午前11時、南青山での打ち合わせの帰り、「IDEE」(イデー)に立ち寄った。ガラスの扉越しに、腰の曲がったおじいちゃんが、胸に「Sputnik」(スプートニク)と書かれたオレンジ色のTシャツを着て、ペタペタとモップを掛けているのが見える。オープンしたての時間帯、そこには、いつも以上にゆるい空気が流れている。家具や植物を眺めながら、3階の書籍コーナーまで辿り着く。あまり時間を掛けずに、目にとまったものを2冊程手に取った。『日本の家 空間・記憶・言葉』『R THE TRANSFORMERS/都市をリサイクル』。よく「無」などと表現される、研ぎ澄まされた日本建築の精神的な「宇宙」が読みとれる本と、建設当初の目的とはかけ離れた目的で再生される、ひとつの建築に積み重ねられた「時間」が読みとれる本。何が「無」であって、何が「有」であるかは、ものの見方ひとつで自由に入れ替わる。 オフィスに戻ると、それらを目に付くところに置いた。時折、パラパラとめくるが、まだちゃんと読まない。なぜなら、いま気掛かりな仕事をたくさん抱えているから。打ち合わせから戻ってきては、パラパラ…。飲み物を買いに行ってきては、パラパラ…。家に帰る前に、パラパラ…。まるで、グラビアでもめくるように、1回数秒くらいづつ眺める。たぶん、それは編集者の意図に反した見方なのだろう。けれど、それを一冊の本として構成された文章としてではなく、開いたその一瞬一瞬で、目にとまった単語や写真をランダムに拾っていってみる。そして、自分の中で勝手に構成を繰り返す。それは、イメージによって自由にカタチを変える。 いつか、ちゃんと読もうとは思っているけれど。いつかな…。
2003年07月17日
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眠っているのか 覚めているのか夢みているのか 現実なのか判らないけれど その中間で世界でいちばん 永い1秒を感じながら世界でいちばん 身近い1ミリを感じる歌っているのか 話しているのか遊んでいるのか 真面目なのか判らないけれど その中間で世界でいちばん 恋い1パーセントを感じながら世界でいちばん 想たい1グラムを感じる漂っているのか 流れているのかその夢遊の中間で…
2003年07月15日
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昨夜はオフィスに泊まり。昼間、近所のプールでひと泳ぎした後、シャワールームでヒゲを剃る。またオフィスに戻れば、相変わらずやるべきことは山ほど残っている。しかし、今夜は涼しい風が吹いていたことも手伝って、そんな自分へのご褒美として、夕食を『代官山食堂』で取ることにした。ひとりの時は、ついつい閉店間際に値引きされたスーパーマーケットの弁当で済ませがちだから、ちょっとした贅沢である。 夜7時半頃、『代官山食堂』前の広場では、10人くらいの小学生が鬼ごっこをして駆け回っている。最近、こういう素朴な風景を見ることはとても珍しい。「こんばんは。いつも、ここ、こんなでしたっけ?」すっかり顔見知りの店員さんに尋ねる。「いえいえ、そんなことないですよ~。珍しいですね~」今夜も、いい具合に空いているその店に入り、外に面した席に腰掛ける。照明は暗く落とされ、ソテツの木が風に揺れて、ゆったりとしたBGMが流れている。「まだ仕事があるんで、普通の食事がしたいんです」そう言ってメニューをもらう。と言っても、夕食時にひとりで来たりすると、さすがに何を頼むか迷う。「ちょっと待ってもらってもいいですか?」見慣れたメニューを手に、しばらくにらめっこ。 ところで『代官山食堂』は、その名前と裏腹に「南の島」をコンセプトにした店である。ハワイと言うよりは、バリ島とかそちらの方だろうか。生春巻きやナシゴレン、グリーンカレーを出すと言うと判りやすいだろうか。 「え~と、カルボナーラに、グラスビールの小さい方」「おいおい、アジアンリゾートな店じゃなかったんかい!」「えっ、仕事中にビールかい!」っていうツッコミが今にも聞こえてきそうだ。席を立っている間にグラスビールがテーブルに運ばれている。「これ、たぶん大きい方のだよな…」というサービスなビールをゆっくり飲みながら、さっきの子供達をボーっと眺める。そうしていると、さっきまでは特に気に留めなかったBGMがよく聞こえるようになる。「三線(さんしん)の音…」三線は、ご存じ沖縄の三味線。歌う本人が、三線でゆったりとした伴奏をつけるスタイルは沖縄独特である。「珍しいな。今日は沖縄かぁ…」そう思って耳を傾けていると、いつの間にか、子供の笑い声も、他の客の話し声も、徐々に消えて、沖縄の音だけが聞こえてくる。沖縄、リゾート、そして独り。忘れかけていた情景が目の前に蘇り、頭が空っぽになってしまった。全身にピリピリと電気が走ったような感覚。「まいったな、やっぱりアルコールも手伝ったかな…」なんてことをひとりで考えているとき、テーブルの携帯電話が震えた。メール。「会いたいよ」ちょっとワガママな返事をした。
2003年07月09日
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しばらくお待ちください日ごろより『物欲日記』をご利用いただきまして誠にありがとうございます。現在『物欲日記』は、デザインスコープの本業務混雑中のため、掲示板のみの営業となっております。日記については、しばらくお待ちいただいてから再度アクセスするか、七夕にお願いをするか、「書けよコラァ」とプレッシャーをかけるかしてみてください。ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。デザインスコープCopyright (c) 2002-2003 Designscope,Inc. All Rights Reserved.
2003年07月07日
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