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一生面倒みるよ。画像:miu(ミウ)
2003年10月22日
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いま、ウチのオフィスが入っている建物の1階にある中古家具屋に、Le Corbusier(ル・コルビジェ)が1928年にデザインしたLC6が置かれている。このテーブル、当時「新しい素材を用いて家具のデザインを革新する」というコルビュジェの概念に基づいて、航空機用の既存鋼型材を脚に用いて製作された。当時のインパクトも相当なものであっただろうが、75年の歳月を経た現在でもなお、新鮮さと美しさを失わないデザインである。 さてさて、そんなことはただの前置きで、ここからが肝心。問題だったのは、その値付けで、それが、なんと¥68,000で売られているのだ?!とっても好きなアイテムだったので、細かくチェックしたのだけど、殆ど無キズと言っていいくらいの美品。そんなものは即購入!といきたいところだが、既にオフィスも家も、もうテーブルは足りているし。ちなみに、新品を定価で買うと¥330,000。ネットなんかで安く買っても¥170,000~¥180,000くらいだろうか。この店、たまにこういうことが起きるから目が離せない。だって、そのテーブルがそういうものであることに気がついていないのだから…^^;
2003年10月21日
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気持ちよく晴れ上がった日曜の昼下がり、制作中である映像の素材を集めるため、南青山へ。骨董通りから根津美術館方面へ向かってみる。途中、大好きなブランドNeil BARRETT(ニール・バレット)や、年に一度のお祭りを終えたばかりのIDEE(イデー)なんかへも、寄ってみたい気持ちを抑えつつ、その前を通過。Blue Note Tokyo(ブルーノート東京)なんかでしっとりするにも、そろそろいい季節だなぁ…。 さてさて、気を取り直して、高いところから見下ろせるアングルを求めて、その辺りを歩き回る。挙げ句の果てには「居住者以外立ち入り禁止」なんて書かれた門をくぐって、古びたマンションの最上階へ。築年数が経っているような建物でないと、公共のスペースからオープンエアで外界を望むことは難しいのだ。やけに揺れるエレベーターを降り、だだっ広く暗い廊下を抜けてみると、そこには素敵な景色が拡がっていた。 ビジュー!PRADA。イモムシ?六本木ヒルズ森タワー。また、ご近所さんでは、窓を開け払って、のんびり仕事している人がいる。屋上にパラソルを立てて、語り合っている外国人たちがいる。根津美術館、青山霊園と、意外と緑も多い。殺伐とした印象だった港区も、ここから眺めると、なかなかの可愛い印象。「海抜250mの凄さより、25mならではの美しさ」といったところ。やはり、人や動植物の気配が感じられるところで生活したい。 ふつふつと、その一帯に興味が湧いてきた私は、撮影も不法侵入も程々に、少し先まで足を伸ばしてみることにした。今まで見つけられなかった場所がそこにある。そして、ろそろ引き返そうかと思ったその時、1軒のイタリア料理店と、バイクを囲んで話に夢中のイタリア人たちと出会った。私は、まだ昼食を採っていなかったことや、その懐かしい言葉の響きにつられて、一瞬足を止めた。そして、看板の下に広げられたメニューをちらりと覗くと、白衣を着た強面の1人がこちらを睨んだ。「Boun Giorno」。目があったら挨拶を交わすのが流儀。その途端、彼は目の色を変えると、次々とイタリア語で話し掛けてくる。「Fotografia?」(撮影?)「Mangia?」(食べる?)「Prego!」(こっちだ!)※本当はちゃんと敬語で言っているのだが、顔は怖いし、太ってもいるし、そんな口調に聞こえた。そうして、気の弱い日本人は、彼に連れられ、地下へのトンネルをくぐり、お店の中へ入っていった^^;。 「Boun Giorno~!」元気のいい挨拶が響き渡る。なんと、その店内はイタリア人ばっかり。壁や天井には、フレスコ画。なぜか窓の外には、しょんべん小僧?そして、公用語もイタリア語のようだ。ふらりと入ってしまった日本人客が、身振り手振りで注文している。こんなところにイタリアがあったなんて。私は、メニューをもらうと、いちばん量の少ない「Pranzo A」(Aランチ)を選択。それでも、プリモ、セコンド、ドルチェ、エスプレッソとフルメニューだ。しかし、プリモで「青のりちくわ」のようなフライが出てきたり、きっと有線だろうが、BGMに「デッドオアアライブ」が掛かったりと、日本人がやるイタリア料理店のような、すっかりイタリア気分を決め込んだような演出がない。でも、そこが、またリアルだったり。いやいや、とにかく、南青山の外れに、こんな穴場があったなんて。今度は、夜にでもまた出掛けてみよう~^^。Ciao Ciao☆画像:プラダ ブティック青山店(エピセンター・ストア)は、ジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンによる設計、施工は竹中工務店…お見事!
2003年10月19日
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ワイン、チンザノ、派手なカットの施されたフルーツ盛り合わせで、夜を語り明かす。ふと、こういうときは、身を預けるソファの座り心地が、とっても重要な役割を果たすことに気がつく。部分部分の微妙な角度、深さと柔らかさ、ファブリックの感触、全体のサイズ。そのソファは、例えるならベッドのようだった。自然と力が向けてゆく仕掛けが、そこにある。だからかどうだか自分でも解らないが、私は、後ろの背もたれではなく、横の大きな肘掛けに、もたれ掛かる。そして、なんとなくウトウトしながら、小気味いい会話とBGMによる適度な音の刺激に、気持ちよさを感じていた。しかし、その一方で「ソファのデザインをすることになったら、この心地よさを思い出そう…」なんて、会話をしている意識とは、また別のレイヤーで、ぼんやり考えていたりもするのだ。 午前5時。新聞配達の自転車をタクシーで追い越しながら帰宅する。ドラキュラのように、朝日が昇るのを恐れながら、熱いシャワーを浴びる。これから眠ろうというのに、バスルームの扉を開けた途端、部屋がすっかり明るくなっていたりすると、とっても悲しいから。そして、髪の毛も乾ききらないうちに、今度は本物のベッドに潜り込む。そうしているうちにも、窓の外では、オレンジ色の光が、遠くの空を染め始めている。物静かな外の風景とは対照的な、慌ただしい家の中がちょっと可笑しい。 夢を見た。『物欲日記』を書いている。タイトルは「ジャンボ」。クジラのように滑らかな灰色の肌をした大きな生き物が見える。私はと言えば、それと戯れつつも、その背中を上へ上へと登っている。時折、つるんと滑り落ちそうになりながら。それが生き物だとは、解っているのか解らないのか…。 しかし、そんな大変そうな状況とは裏腹に、これは比喩的な表現なのだそうだ。その大きな生き物とは、昨年のdesignscope設立当初に、ひょんなことで繋がって以来、現在も取引の継続している某社。業界でのブランドも、名実共にトップレベルで、個人的にも、学生の頃から憧れていたような存在。実は、3日前に、そんな「ジャンボ」から、刺激的なオファーがあったばかりなのだ。今回、わざわざ夜を徹してまで話をすることになった発端は、そんなところにもあったりする訳だが、果たして、この事件、夢か現実か…。
2003年10月18日
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テーマ「都市と穴」。24時間で、全国各地から63チームのエントリー、最終的に47通りの回答(ここでは、あえて「作品」と言わないことにする)が寄せられ、その18時間後には代官山CHE GRILL&BARでプレゼンテーションパーティが開催された。 実はこの企画、ここ『楽天広場』と非常に似ているところがある。それは、公序良俗に反するか著作権を侵害しない限り、それはすべてそのまま公開されるという点。そこには、お節介な誰かによる何が良いか悪いかといった定義の押し付けはなく、ユーザーであるコンテンツの供給側と需要側のそれぞれが、自分の「好き」を見付けられて、コミュニケーション(価値観の共有)の「きっかけ」がつくれればそれでいい。実は「コミュニティ」というものが健全に成長するか否かの鍵はここが握っている。これまで公共の場では価値を持たなかった「パーソナルコンテンツ」流通の幕開けである。 なんて、まじめに捉えてみたりするのも、以前、私自身がこの手のベンチャー企業の立ち上げに携わっていたから。そこで出来なかったことを、今こうして、表向きは遊び感覚、でもその裏では本気印、で茶々?、を入れていたりするのだ。なにしろ、仕事の合間を縫って、運営チームに合流して「サバトチャンネル」に出演し、渋谷のハチ公前で提出箱を持つメンバー達と締めきりの時間を共に過ごし、その翌日には、地元の代官山でプレゼンテーションパーティを告知するティッシュ配りまで手伝ったくらいだから^^;。そして、その後は、そのまま審査~プレゼンテーションパーティ。でも、運営チームはもっと過酷なスケジュールだったはず…。みんな、おつかれさまぁ!でも、そんな運営チームの仲間が大好き。そこに集う人達が大好き。なんて書いてみても解ってもらえるだろうか?久しぶりに更新したのにね。画像:サバトフェスタのプレゼンテーションパーティ
2003年10月17日
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なぜ「24時間」なのか?その意味についてよく考えてほしい。「作り込む」ことに執着するな。 もちろん「考え込む」時間などない。 新しい視点へ「切り込む」こと。 そして端的に「伝え込む」こと。個々がメディアを所有する時代。「クオリティ」の概念が覆される。『Creator’s Sabato Festa』いよいよ今夜から3日間開催です。是非遊びにいらしてください。※ちなみに私も審査員として参加します^^
2003年10月10日
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気がついている?雲の向こうから滑り降りてきた北風があなたの髪を揺らし肩を叩いて一緒に出掛けようって誘っていることを気がついている?燈色のドレスを纏った夕方の太陽がビルの窓ガラスを鏡にめかし込んで夜の空へ消えていったことを気がついている?いつもは出不精な夜の月が無数の星が輝く賑やかな繁華空でそっとお酒に酔っていたりすることをその先の先にある日常気がついている?
2003年10月08日
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1週間半ぶりです『物欲日記』。現在の日記記入率は26%、平均すると約4日に1回更新というペースなのですが、たまにこうやってポカンと穴が空いてしまいます。まぁ、ここでは穴ボコなのですが、その分、他ではコンモリと山が盛られているとでも思っていてください。4日に1回更新、「日記」と言いつつ、日記とはまた趣向の異なるものを書いている割には、がんばっていると思うんだけどなぁ…。えっ、そもそも「物欲」と言いつつ、物欲の話でもないじゃないかって?^^; まぁ、そんなペースで毎日朝から晩までを過ごしていると、スケジュールとスケジュールの合間に出来る微妙な隙間で、コンスタントにリセット、いや、リフレッシュしていかなければなりません。自分の場合、そのために行う儀式が「ゴハン」と「オフロ」。もちろん、人間食べなきゃ死んじゃう訳で…、そう考えると「ゴハン」の時間は他のすべてから解放されるひとときなのです。例えば、それまで夜を徹して進めてきたプロジェクトのプレゼンが午前中とかに終わったとします。そうすると、その後は、居心地のいい店で、ちょっと贅沢なランチなんかにして、ついでに小さめのアルコールなんかも戴いてしまい、ボーッと…。別に夜になったからと言って、ゆっくりとできる生活をしている訳ではないですからね、いいじゃないですかぁ、ねっ。一方「オフロ」の方は、もちろん、入らないと死んじゃう訳ではないですが、自分はエクステリア(自分の外側)をリフレッシュして、インテリア(自分の内面)も同調させるタイプゆえ、たまには昼間でも家に戻って「オフロ」に入ったりなんかします。 なんか、すっかり前置きが長くなってしまったのですが、今日書こうと思ったのは、そんなゆったりとした遅めのランチ時(といっても4時半とか…^^;)に出会った風景と感情『その先の先』について。でも、もう長くなってしまったので、それは、また次回書くことにします。さぁ~て、今日のランチは何にしようかな…^^画像:土曜日に出掛けた結婚披露パーティの会場にあった、ホネホネロック、じゃなくて、光の熱で揺れる葉のオブジェ
2003年10月06日
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