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すべては小沢一郎の政治的な「暗殺」からはじまったといえるだろう。日本には官僚と新聞社というコントロールができない2つの大きな固まりがあってどうにもならない。菅さんは医療と年金の一体的な改革のためにと消費税の値上げはやむを得ないと態度を明らかにしたが、国民に一方的に消費税を上げることを強いる以上は少しでも財政負担を少なくするための公務員の2割削減、天下りの廃止などをしなければならない。それが順序というもの。それなのにそっちの方はノーコメントである。官僚のサボタージュが怖いと言うがどんなサボタージュだろうか。官僚の言いなりになる新聞社がまたまた政治作文と世論調査をして世論を誘導する。早く国民が正体を見破って、自分の利益だけをはかって真実を見誤らせる障害物政治家を選挙で落としていくしかない。国民がコントロールできる手段はこれしかない。歳入が35兆円しかないのに、歳出は95兆円の予算。それがしかも2年目である。いくらなんでも無理なのではないだろうか。そのためには消費税を上げる。年金と医療のためにカネがかかっている以上やむを得ないが、その前にGDPの2割もとっている行政経費の削減をしなければならない。イギリスでは消費税15%が20%に上げられる。それなのに国民はそれほど文句を言っていない。これはなぜなのか。政府がやるべきことをやっているかいないかにつきる。中東は大荒れ。テレビのコメンテーター、新聞の論説委員は皆、「これからどうなるかわかりません、しばらく混乱が続くでしょう」という当たり前のコメント。しかし、日本の政治の現状については誰も口をつぐんでしまった。「これからどうなるかわかりません。しばらく混乱が続くでしょう」と人ごとのようには言えまい。
2011/02/28
今日は少し面白い話題。西太后は漢族の貧しい家の生まれだったという新説。中国の清代末年の統治者西太后は実にストーリー性のある傑物なので今中国の書店に何種類もの類書が並んでいる。その中の1冊に西太后は満州貴族の娘ではなく、山西省長治県の小さい村の貧農の娘だったという説を19年かけて劉奇という人がつきとめた話が書いてあり、謎が解けた感じになっている。西太后とは紫禁城に東宮と西宮があって、東宮には東太后、つまり本妻の慈安がおり、西宮は側室の慈禧がいたので慈禧は西太后といわれた。いま浅田次郎の日中合作テレビドラマで「蒼穹の昴」というのをやっているが、田中裕子が西太后に扮してそれらしくやっている。好演である。さて、西太后は48年間も在位し、激動の時代に辣腕をふるった女性だが、私が調べて感じたことは、この人は帝国主義に押しまくられた歴史の選択肢のなかでよく果敢に決断し、施政者としてはあまり間違っていなかったと思う。冷酷無惨な嫉妬心がよく言われるが、女らしいところもけっこうみせている。中国人全体からみたらそれほど嫌われていないと言える。さて、従来の定説では西太后はイホナラ氏と言われ、満州王族の血をひく生まれで、実父は満州族の高官だと言われていた。この恵征という高官はあちこちに転勤しているから慈禧がどこで生まれたかが不明でいくつもの説があった。安徽の生まれだとか北京の生まれだとか、山西の生まれだとか、モンゴルの生まれだとか、いろいろあるが慈禧の年齢と在勤の年が遭わず謎とされていた。ところが、最近の有力説ではこうなっている。まず山西省の長治県西は村という貧村の農民、王増昌夫妻の子として生まれたが、母親に早く死に別れ、父親は失踪したので、比較的豊かな商人である宋四元に買い取られた。しかし宋家も飢饉で没落したので、さらに12才頃の慈禧は人買市場に出され、そこで山西省の知府の家にメイドとして買い取られた。慈禧は美しく頭がよかったので、知府は養女にして育て、やがて17才のときに紫禁城の女官となり、そこでかん豊帝に見そめられて側室となった。かん豊帝が死ぬと、幼い我が子同治帝の摂政として垂廉政治を始める。慈安と慈禧、女ふたりに政治など任せられるかと言うことで、男たちの陰謀で排除されようとするが、このときは仲の悪い正妻の慈安とともにものすごい権力争いをして勝ち、政権を握る。やがて正室の慈安はわたしはもう政治はいやといって身を引いた後、慈禧は4億人の国家を総覧する最高権者に登りつめる。新説に従えば、慈禧は満州族ではなく、漢族である。慈禧は自分が貧しい農民の子で2度も売り飛ばされたということは外聞をはばかるために公表を許さなかったというが、長い間長治人ではないかという説があったのを今回それを実証したということになった。
2011/02/19
フェイスックの威力ドン・タプスコットの「デジタルネイティブが世界を変える」という本の中でフェイスブックについてふれている箇所にはこんなことが書いてある。「このソフトは学生同士が互いに知り合ったり、情報を交換するのを支援するようにつくられたソフトである」「フェイスブックこそ、自分本来の場所に戻れる場所なのだ。親友、あるいは、より広範囲の友人と自由に話す事ができる。ジョークを言ったり、遊びの計画を立てたり、など友達同士が一緒にいっしょにやる多くのことができる。フェイスブックにより、友人のオンラインコミュニティを作成することができる。知らない人、あるいは仲間に入れたくない人、をシャットアウトすることもできる。これは時間と空間に縛られないコミュニティである。いつでもどこにいれもコミュニティに参加する事ができる。」タプスコットには息子や娘がいて、あるときものすごくたくさんの仲間を呼び寄せたことがあり、どうしてこんない一夜にしてたくさんの仲間を集めたのかと聞くとフェイスブックで呼びかければすぐ同調者が集まってくるんだよ、と言った。 ソーシャルネットワークはごく少数の親友、もっと広い範囲の友人、友人の友人、というふうにひろがっていくサイトである。ハーバード大学生のクルス・ヒューズはオバマ事務所と契約してオバマのソーシャル・ネットワーキング・サイトに100万人を超えるオンラインコミュニティを構築した。コミュニティに参加している個人はなっとくの上でそれぞれ候補者のための集会や資金集めができるデジタルツールを提供した。こうしておどろくべき多数の若者がオバマに投票し、少額の寄付を提供した。この積み重ねがオバマの勝利をもたらした。最近フェイスブックを使った驚くべき事件が続けて2つ起こった。チュニジアで一人の青年が政府に抗議して自殺したというニュースがフェイスブックで発信されると、たちまちおどろくべき早さで数千数万の人々に伝わり、この人たちが抗議のデモに参加し、独裁政権が倒れた。同じ事がエジプトでも起こって今回のムバラク大統領の退陣となった。エジプトではインターネットを強権的に遮断するシステムを施していたが、このフェイスブックだけは個人グループ的なコミュニケーションツールとみなされて政府のコントロールから外れていた。その結果が今回の世界を揺るがすような人々の抗議集会となり、おどろくべき結果をもたらした。フェイスブックはこのような政治的な抗議のための手段のためのツールとしてつくられたものではないが、たまたまその情報をみた人が共感して街頭に出たら、100万人規模のデモになっていたという事だった。このフェイスブックは多くの人に瞬時にして情報を伝えられるすごいコムニケーション力があるということがあきらかになった。日本ではケイタイが異常発達したために、個人間のコミュニケーションに偏り、広い面におけるコミュニケーションが後れている。3人か4人の仲間同士が常にケイタイで連絡していて、返事がすぐこなかったらあの人は冷たいとか、仲間はずれにしたりする。なんだか、すこし世界の大勢とちがうのではないか。
2011/02/15
イスラム圏の人たちとアジア圏の人たちはどうちがうか。イスラム圏の人たちもアジア圏の人たちと同じように歴史において欧米の「白人」、ここで古めかしいが、「白人」という言葉を使うが、白人から圧迫、敗北を受けた。白人以外に黄色人種、黒人という人たちがいる。白人は皮膚が白く髪はだいたい金髪かブラウンである。アジア人は皮膚は黄色、茶褐色、頭髪は黒である。黒人の皮膚は黒である。しかし濃淡にいろいろある。これらは太陽光線による皮膚の日焼けが細胞に定着したもので、人種の劣弱とはまったく関係がない。しかし、長い世紀の間、皮膚に色がついている人種は劣っている人種と欧米人を中心に考えられてきた。黄色人種は黒人より色が薄いだけその分、、優秀だとさえ自傲してきた。ではイスラム圏の人たちは白人であろうか、黄色人種であろうか、あるいは黒人であろうか。答えは、彼らは白人だと考えている。事実、イスラム圏の人たちを写真などで見る限り皮膚は白く、白人と区別がつかない。褐色の人もいるが。皮膚の色が白人と変わらないと、彼らは白人に対して劣等意識をもたない。ローマ以来負けたという仇恨意識を持つ。イラン人に至っては、たまたまの偶然でイスラム教を受け入れてしまったがために自分たちはイスラム圏に入れられてしまったとなげいている人がいるという。ペルシアはアラブと違うのだと。イスラム圏の人たちは、イスラム教をキリスト教より優れたもの、それを超えるものだと思っている。この結果、イスラム圏の人たちは欧米の人たちの下位に立つことを潔しとしないどころか誇り高く、キリスト教徒は堕落に堕落を重ねて無宗教に墜ちたと見ている。したがってイスラム圏の人たちが欧米に習って宗教改革、産業革命、近代化を積極的にやろうとしたという事実を知らない。近代化理論はこの地域ではないに等しいのではないか。現在でさえ、欧米の下請け、安い労働力を売り物にして欧米の企業誘致、それを通しての技術移転を受け入れない。一方、アジア人は200年間、欧米人に対して劣等意識を持ったが故に、彼らから学ぼうという意識が強くなり、彼らの下位に立つことも仕方がないという意識を持った。このために、アジアでは日本に産業革命が起こり、今では、中国に大きな産業革命、近代化が起こっている。東南アジアでも同様なことが起こっている。以上述べた事がイスラム圏の人たちとアジア圏の人たちのおおまかな違いである。
2011/02/11
我が家でアクシデントが起こった。可愛がっていたアメリカンショートヘアの雄猫メイが死んだのである。3,4日、姿が見えないのでてっきり外で事故にあったか、あるいは猫取りに遭ったか、近所を歩き回って探した。みつかる偶然などないに等しいことは承知の上だが、そうしなくてはいられない心境だった。市役所の環境政策課や西多摩地区の動物愛護センター、果ては警察、交番などにも問い合わせたが、保護している事実はなかった。 ところがである。なんとなんと、実は押し入れの中で死んでいたのである。家内が発見して大騒ぎになった。息子がたまたま来ていたので、始末してもらった。血をはいていたので何かの急病ではないかというのが結論になった。 この猫は、2年半ほど前に我が家に迷い込んできて、それから飼っていた。かわいいやつで私が机で仕事を始めると、すぐ机の上に乗ってじゃまするし、パソコンのキーボードの上に乗ったりする。寝るときは私のベッドのそばで寝る。朝は布団の上に乗って前足でぐいぐい押してえさをねだる。 この猫がよわりだしたのは、メスのクロが先に死んでからである。かわりにメスの子猫を息子がもらってきて育てた。しかし、この老猫にとっては迷惑だったようで、じゃれついてくるのを適当にあやすが、すぐソッポを向いた。 とにかくそれ以来、数日間、私もこの猫の死になぞらえて、我が身もある日突然、このような結末にいたるのではないかという恐怖感に襲われた。猫でさえ、これほどのショックなのだから、もし家族の誰かに不幸が起こったら、そのショックは耐え難いほどになるだろう。身近にいる人間やペットはやはり愛情が行き交っていて、それは人間の幸福の最大の根拠になっている。日々の暮らしに何事もなければそれが幸福というものだろう。そういうことをしみじみと感じてようやく恐怖感から立ち直った。
2011/02/10
欧米の伝統的で確定的な政策は日本と中国を常に離反させておくことで、中国と接近することを積極的に策すような日本の施政者は常に罰せられる。その好例が田中角栄と小沢一郎である。小沢一郎は政権交代を実現すると、すぐ民主党代議士300名を連れて北京を訪問し、日本の防衛は第7艦隊だけでよいといい、習近平副主席を天皇と会見させ、鳩山首相と東アジア共同体を唱道した。これがアメリカの嫌悪感、伝統的なアジア政策に違反した。小沢下ろしの最初の謀略が検察によって小沢秘書のいきなり逮捕で始まった。これで小沢の首相就任はなくなった。日本の官僚は小沢の登場をおそれ、官僚に情報を依存している大新聞は小沢が記者クラブ廃止を画策していることに敏感に反応してさかんに小沢の「政治とカネ」疑惑を大々的に宣伝し、官僚と共同戦線をはった。こうして小沢一郎は片隅に追い詰められ、鳩山首相は普天間問題でさかんに「迷走」と叩かれて退陣した。民主党は分裂し、党内の権力闘争がますます苛烈になった。 これに漁夫の利を得た菅さんは、小沢離れ、小沢をいじめることで自分は国民の支持を得られ、権力が安泰になるだろうと浅はかに考えた。大新聞は最初は菅さんをさかんに立てていた。ところが国民はこういうことに見抜き始めていた。菅さんが民主党のマニフェストを実行しないばかりか、進め方が遅すぎること、米軍基地の辺野古建設をあっさり認めてアメリカの言いなりになったことに違和感を感じ始めた。自民党は民主党の弱体化につけこんで政権奪回のチャンスと攻めまくっている。それもこれも「政治とカネ」にこだわりすぎたためである。まさに後遺症極まれり。ここでこの問題は裁判所にまかせ、新聞社がいくら情報の煙幕を張ろうとも、政治記事は見ない、読まない、ことである。世論調査の電話がかかってきてもはっきり誘導質問は拒否することである。菅さんがいくらだめだといってもこの前の施政演説では消費税の値上げやむなしといい、全体においてはいいことを言っている。だが、野党はまるっきりコメントもせずに全否定、倒閣、総選挙だ、と言っている。いま、民主党にはもうすこし政治経験を積ませることが必要で、ここでまた自民党に逆戻りになるようではもう希望がなくなる。政党間の争いでは互いに協力すると言うことがまったくあり得ない世界である。人間の平常な社会を反映するものとは言い難く、異常な世界だ。それなのにそういう政治記事ばかり大新聞は報道するから社会はますます混乱状態になる。菅さんにのぞむことは「政治とカネ」はしばし休戦、民主党も野党はダマレと一喝したらどうなのか。ここで政権交代の成果を台無しにしたら菅さんは日本政治を百年後退させることになる。
2011/02/02
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