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泉州特産の水なすは、実に水分をたっぷりと含んだ茄子です。枝になっているものをちぎって、そのままかぶりついても美味しいと言われますが、浅漬けにすると適度な塩分が加わって、さらに美味しくなります。繊細な野菜のため、遠距離の輸送で傷むことが多く、もっぱら地元で消費されてきましたが、近年は居酒屋のメニューでも浅漬けを見かけることがあります。ちょうど売り場に出ていましたので、一度浅漬けを作ってみようと思い、買い求めてきました。水なすはちょうど卵を2まわりほど大きくしたような形で、実に含まれる水分のため、重さもどでかい鶏卵のようにずっしりと重いです。がくを外し、可食部分がなるべく残るようにへたを包丁で削ります。それから水で優しく洗い、水気を切って重さを測りましょう。仮に1個160gとしますが、複数個を同時に調理する場合も、塩分濃度を3%にするのは同じですので、重さに応じて食塩の量を変えてください。なすを漬ける水は100cc前後もあればいいでしょう。さて、なす160gの場合、水を90ccにしてみます。全部で250gですから、その3%は7.5g。塩を7.5g加えると、全体は257.5gになり、厳密には3%にはなりませんが、それは誤差の範囲とします。計量カップで水90ccを計り、塩を溶かしたら、水漏れしないビニール袋に、なすの皮を何か所か包丁で傷つけて入れ、食塩水を注いだら、空気を抜くようにして口を縛り、冷蔵庫で1昼夜置きます。翌日、なすは洗わずに、縦に6~8つに裂いていただきます。なすの実は、空気に触れると酸化しますので、食べる分だけ食卓に並べましょう。
2012年05月20日
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めったにないことですが、庭のプランターで作物を育てています。サラダ菜とラディッシュの種をまき、サラダ菜はときどき間引いて食べていました。今回は1か月足らずで、直径2~3cmのラディッシュを収穫しました(写真↓)。五色のラディッシュだそうで、今回穫れたのは紫、赤、ピンクの球です。葉は虫の這い跡がいっぱいあって、小さな虫もいそうなので食べませんでしたが、球をいただくことにしました。甘酢に漬けて、きゅうりもみと合わせました。ラディッシュは葉と細い根を取り、横に薄切りにして、砂糖を溶かした少量の酢に漬けます。きゅうりは板ずりをしてから薄い小口切りにし、まな板の上で少し塩を振って両手のひらでよく押し、最後に余分な塩分を出すために、ひと握りできる分ずつ握ってよく水気を絞り、ボウルに取ります。乾燥わかめ少々を少しのお湯で戻し、全体が冷めてからボウルに合わせます。そこへ酢醤油を少なめに加えてさっくりと混ぜ、冷蔵庫で半時間ほど、なじませておきます。食べるときに、きゅうりもみを小鉢に分け、上に甘酢漬けのラディッシュ数枚を飾りました。ラディッシュは皮があざやかな赤紫色になり、白い実とのコントラストがきれいです。長女はなぜか酢だこに見立てたようで「ラディッシュはたこの代わり?」と言いました。薄切りのラディッシュは味があまりなく、また酢に漬けて色が変化したため、球の色の違いもよく分からなくなりましたが、庭で穫れたものをいただいた、という思いで、美味しくいただけました。
2012年05月13日
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