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フィラメント電圧と電流のことを色々調べてみましたが、「うーん、奥が深い」という結論に達しました。(結構難しいです)【フィラメントの定電流点火のこと】フィラメントの点火について興味深い記事があります。オーディオ空間 幸せ日記の「最終アンプ」(7の1)定電流点火、寿命と音質 [原器を目指した「最終アンプ」]です。突入電流の話と、使い込んでフィラメントが痩せてきたらどうなるのかという話です。電源オン時の突入電流が気になる場合は、直列に抵抗を入れ遅延リレーで短絡させる方法も良さそうですね。別のとあるブログでは、あるメーカが「ヒーターが暖まってくると抵抗値が増して電圧が規定より上がりすぎるから定電流回路は良くない」と書いたことに対する考察がありました。フィラメント(ヒーター)の定格とは当然暖まって安定した状態でのことなので、確かにそのメーカの考え方は意味不明に感じました。オーディオ界隈では著名な方らしいのですが、とても気難しそうな方のブログだったので、リンクは貼りません。【フィラメントの規格と実測値のこと】etracerで特性を測るとき、フィラメント電圧と同時に電流も表示されます。手持ちに有るフランスMAZDAのDW601という真空管を例にします。規格では4V1Aらしいのですが、実測は4.0V0.9Aとなります。ここで1Aを信用してしまうと、単純計算で、点火時4.44Ωのフィラメントに1Aを流すと4.44Vが掛かってしまいます。(実際にはフィラメント温度上昇によりフィラメントの抵抗値は上昇するので、そこまで上がらないですが)それからDA100規格表ですと6.0V2.7Aですが、私の手持ちですと6.0V2.12Aです。もしかしたら、途中で仕様が変わっているのかも?と私は思っています。(もういちど測りなおしてみようかなあ...)皆さんのお手持ちのDA100のヒーター電流は如何でしょうか?もちろん直流点火と交流点火では条件も異なりますが、少なくとも直流点火ではそういう事がありました。定電流点火で定格運用させるのに重要な事項は、フィラメントを点灯させ電圧値が規格どおりになるよう定電流ユニットを調整するということでしょう。つまり、球の挿し換えや、その球を随分使い込だなぁという時に、必ずフィラメント電圧を確認してあげる必要があるのかなぁと思っています。余談ですが、古い時代の真空管で、何V~何Vの何Aという指定のものがあったと記憶しています。これは電流を守る方が良いか低い側の電圧で使うのが良いか、迷いますね。【規定電圧の5%説について】とあるプリメインアンプのフォノ段のヒーター電圧を極端に下げカソード温度を下げた設計のものがあるらしいです。そういうアンプは初段のエミッションが結構落ちてしまい、ヒーター電圧を既定値に戻すと復活するとか。電子があまり飛ばない状態で12AU6を6AU6の回路に挿しても動きますが、そこまで下げてしまうと宜しくないと思われます。それについては「6AU6は半分のヒーター電圧でも動くのか」で紹介しています。また、情熱の真空管のヒーター電圧と真空管特性の関係でも研究結果が書かれています。オークションで購入した球が物凄いエミ減でIpカーブがだらりと垂れてしまっているものは寿命を待つばかりです。そのままでは使い物になりません。フィラメントを徐々に規定より高めにして10~20秒ほどく焼いてみたりして、gmが変わらなければ本当にフィラメントのエミッション能力の限界です。その場合は捨てるしかないのですが、ここで重要なのは「自分の真空管だ」ということです。もう、何をやっても誰からも批判されることはありません。球の寿命と引き換えになりますが、フィラメント電圧を上げると垂れ下がったIpカーブが立ってきます。実用になるカーブのフィラメント電圧でこの真空管をアンプに挿して短命で最後まで使い切ってしまったほうが、私は良いと思っています。そうやって使っているのが私の「RES964シングルアンプ」です。いいんです。「自分の真空管で自分のアンプ」ですから。カソード劣化に関して記載のある記事を見かけました。HRLの真空管の仕組みと寿命・劣化フィラメント電圧に関する追記:大変興味深い記事を見つけました。「トリエーテッドタングステンフィラメントの実態」811Aのフィラメント電圧を20%下げてIpを50mAの稼働状態で3000時間以上のデータを取得したレポートです。予測値より劣化をしていなかったそうです。残念ながら他に追試されている方を見ていません。もう少しデータが集まると面白いかもしれません。【PX4は切れやすいの?】とあるブログの記事で、「そこの店主にPX4の在庫を聞いた時に、『よく切れる真空管だから止めておいた方がいい』とアドバイスされた。」と書かれています。ネットで調べてもPX4が切れやすいという記事を見たことがありません。この店主がどういう理由で切れやすいと言っているのかは謎です。これは、絶対ありえない話ですが、あまりコアボリュームや巻線に余裕がないけどPX25(4V2A)を灯せるトランスがあったとして、そこに電流が半分のPX4を挿すと当然のことながら4V以上になります。これをお店の常連さんが「PX4は切れやすい」話を店主に言っていたのなら、一寸怖いです。しかし店主もプロですから、さすがにそういう話で言っているとは思えません。今年中にPX4のアンプを作ろうと思っていますので、そのあたりの真相は知りたいです。というわけで、フィラメントの電圧と電流は「奥が深いなぁ」と感じましたが、私は電気に詳しくないので完全には理解出来ていません。
Jul 31, 2023
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真空管のフィラメントの直流点火と交流点火、これは永遠のテーマではないでしょうか。(どちらの派も譲らないというか...)直流点火はハム音が出ないのでローノイズですが、交流点火のほうが音が良いという人が一定数(かなりの割合)で居るようです。この直流点火と交流点火の話に関しては、達人のひとりごとの「300Bシングル・パワーアンプ(4) フィラメントの点火方法」や、オーディオ空間 幸せ日記の「「最終アンプ」(7の2)交流点火・直流点火 [原器を目指した「最終アンプ」]」が参考になると思います。交流点火のハムキャンセルに関しては、カトレアのハムキャンセルや、上杉研究所のハムキャンセルがあるようです。チョット気になるのは、交流点火で使用するハムバランサ。よく使われるのは100Ωで、中点であればほぼ50Ωとして....あくまで「仮に」の話ですが...フィラメントが自分で光っていてフィラメントの抵抗値も0Ωと仮定します。そうすると、フィラメントとカソード抵抗+バイパスコンデンサとの間には50Ωの並列(25Ω)くらいの抵抗があるように見えますよね。(傍熱管のカソードとカソード抵抗+バイパスコンデンサの間に25Ωが挟まっていると考えてみます)これって、ほんの僅かですが電流帰還が掛かっているようにも思えますが如何でしょうか?この25Ω足らずでの帰還がどれくらい影響があるかはわかりませんが、これも音質の違いに出るのでしょうか...。因みに私は直流点火派です。音質云々ではなく手軽にハム音を消せるからです。私のRES964シングルアンプは直流点火してあります。同時に電源のスイッチングノイズという問題もありますが、フィルタ回路などで何とか抑えています。私はいわゆる管球オーディオマニアのような拘りがなく、比較的低雑音で音が出れば合格みたいなところがありますので、妥協点が大変低いわけです。結局は、自分が納得出来る点火方式で良いのでは?という結論です。ところで、電源トランスから直流にする場合、電流容量の少ない巻線ですと発熱します。(たとえば4V2Aの巻線でDC電流2Aを引きだそうとするなど)1.4倍以上食うと思っておいた方がよいです。最後にひとつ、気になる事がありまして、交流点火と直流点火でのIPカーブに違いはあるのでしょうか?微妙に異なるらしいということはどこかで聞いたことがあります。たとえば球球コレクションの「PP5/400 初期型 エミ減! その②」です。私もいずれ、それを確かめてみようと思います。
Jul 30, 2023
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以前、「RS282という真空管」の写真で、プレートの内側にあるグリッドが接続されている写真です。これ、四極管を三極管接続しているのです。あと、「LMTの3033A、STCの4033X、STCの4033Lという真空管」で紹介している4033Lや、「R120という真空管」は、四極菅を内部で三極管接続している構造です。戦後頃の真空管にもよくあり、新型のDA30やPX25A(プレートが平たくないボックスプレートになっている)は、四極管を内部で三結にしたものだそう。私は持ってないのでわかりませんが、お持ちの方は確かめてみてください。そのような内部接続の根拠については、真空管のコアな世界の「三極管と五極菅の路地裏ばなし」で詳しく紹介されています。性能向上や耐電圧などを考え、このような構造になったのですね..。「純三極管でないと三極管とは言えない」「多極管の三結で純三極管の音は出ない」という考え方をしてしまいますと、「それを新型DA30に対して言えますか?」ということになります。EL3Nなども三結にすれば三極管の綺麗なIPカーブになります。そのままの多極管接続もきちんと設計すれば良い音がでますし、そうやって愛用されている方も多数居られます。つまり「みんな違ってみんないい」のです。「みんな違ってみんないい」からこそ真空管オーディオの世界は広くそして深いのだと私は思っています。
Jul 29, 2023
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スクリーングリッドの耐圧が低い球、よく見かけますよね。私は、「三結でかつプレート電圧≧スクリーングリッド電圧かつスクリーングリッド損失以内であれば大丈夫」と考えています。これについて言及したサイトがあります。Friends of Valves 自作真空管アンプの「3極管接続でスクリーン許容電圧を超えていいのかどうか」大久保システムズのビーム管のスクリーングリッドにまつわる謎真空管のコアな世界の三極管接続の第2グリッド抵抗はどこまで大きくてよいのかどれも参考になる記事です。プレート電圧が300V程度なら、スクリーングリッドとコントロールグリッド間で放電はしないかなと。勿論、メーカー推奨の方法ではないので、あくまで自己責任です。ただ、1つ気をつけなければいけない点があると私は考えています。それは、スクリーングリッド電流が多く流れるタイプの球です。例えば865やQE08/200(4B20)です。こういう球はもう電圧を抑えてゆくしかないですね。どちらにせよ865は4本組みを安く入手できたけど「失敗したなぁ」という感じ。何かうまい料理方法を考えなければ....。
Jul 28, 2023
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いままで「6A4という真空管」や、「RAYTHEONの10という真空管」や、「1619という真空管」などの記事でIpの高圧が浮く現象を見てきました。このIpカーブが浮くやつです。特に段付きで浮くやつ。なまじカーブトレーサーを持っていると、「この現象」が気になって夜も眠れません。(いや、普通に寝てるけど)この現象について、同じく疑問に思われている方が居られます。真空管のコアな世界で紹介されている「6B4G・6AV5問題」「2A3 NEW STYLE」「2E24活用術」これらを見ていただくとわかるのですが、やはりこの現象に注目され、詳しく考察されています。僅かな浮き上がりは、Efを少し下げることで解消されることも書かれています。(ただし大電流側がタレない程度に)別の情報ですが、「使い込むと落ち着いてくる」という話も聞いたことがあります。新品同様のPX4など、「緩やかな浮き」はEfを少し下げれば良いのですが、大きな段付きの浮きなどは、Efを少し下げても完全に解消できない印象です。取り敢えずEfをチョット下げてみることをやってみて、Efを下げてもなおIpカーブが浮く現象を回避するには、諦めて素直にB電圧を下げることでしょうか。(高能率スピーカーを使って静かに聴いている私は1Wも要らないので)それと、負荷抵抗高めでロードラインを寝かせてあげるくらいでしょうか..。高圧側は電流が多く流れて真空管には若干厳しい動作となりますが、十分プレート損失内に収まっている動作であれば、大丈夫かと思われます。余談ですが、カーブトレーサーで高圧側でポーンとIpが飛ぶように上がって計測終了になるのは、放電です。ゲッターを暖めると放電開始の電圧が上にズレますが、「放電する球はどうやっても放電する球」と諦めた方が良いこともあります。ロードライン次第の話ですが、たとえば300Vで放電する球を250VのA級動作などですと、高圧側(バイアスが深い側)で放電が生じて多分歪みますし球の寿命も縮めてしまうと予想されます。普通のチューブチェッカーは動作の真ん中の250V近辺しか見ないので、見落としがちかと思います。でも、逆にカーブトレーサーを使ってしまうと、Ip特性ばかり気にしすぎて音楽に集中できませんね。(笑)
Jul 27, 2023
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6D-HH12という真空管を紹介します。見ての通り、非常に細長い管で特殊な8ピンソケットは、サブミニチュア管用8ピンのソケットが流用できます。(そのかわり球のアルミケースのツメは切り落とす必要があります)ソケットは1番から8番まで、PGKHHPGKの配列なので、そのままの配列でMT9ピンへの接続をしています。この配列は6FQ7と同じです。この真空管は、テレビチューナー高周波混合発振用に開発されたものだそうです。動作例としては、mosukeのオーディオ「6D-HH12 PP.AMPの実験」が参考になると思います。etracerで特性を測定してみましょう。Ep=120Vで7.7mA流れるところで測定します。【1本目】Eh=6.3V, Ih=0.30AEp=120V、Eg=-1.8Vで、1_Ip=7.66mA2_Ip=7.02mA1_rp=4507Ω2_rp=4802Ω1_gm=7599μS2_gm=7263μS1_μ=34.3V/V2_μ=34.9V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=0.29AEp=120V、Eg=-1.9Vで、1_Ip=7.62mA2_Ip=7.70mA1_rp=4923Ω2_rp=6964Ω1_gm=7480μS2_gm=8120μS1_μ=36.8V/V2_μ=40.3V/V7.7mA程度流すとμは35~40程度で、μが近いのは12AV7(μ=40)と思われます。TU-8200R(魔改造品)に挿してみました。自作アダプタのままでは6FQ7と同じ配列なので、更に6FQ7→12AU7の6.3V接続のアダプタを咬ませてあります。電流は3.2mA前後ですので、12AU7より0.5Vほど浅めです。それほど電流は流れていませんが、細身の球の割にヒーターが6.3V0.3Aで発熱量が多く、結構熱くなります。大丈夫でしょうか...因みに終段は、以前紹介しましたKT67です。こんな訳のわからない球でも音が出るのは本当に楽しいです。
Jul 26, 2023
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以前、46という真空管を買ってそれがエミ減でも私は泣きません(ラノベ風な長い題名)で大ダメージをくらった私ですが、幸運にも状態の良いRCA/Cunninghamの246を入手することができました。RCA Radiotronの刻印。裏にはCunninghamの刻印があります。RCA/Cunninghamに関してはEU Valveの「Cunningham」がわかりやすいと思います。規格はFrankさんの真空管資料室「RCA 46」規格表が参考になります。上から見たところ。etracerで三結特性を測定しましょう。Ep=250VでIp+Ig2が30mAのところで測ります。【1本目】製造番号E1Ep=250VEf=2.5V, If=1.65AEg1=27.5Vのとき、Ip+Ig2=30.07mAIg2=5.25mArp=2113Ωgm=2640μSμ=5.6V/V【1本目】製造番号E4Ep=250VEf=2.5V, If=1.66AEg1=29.8Vのとき、Ip+Ig2=29.83mAIg2=5.33mArp=2053Ωgm=2578μSμ=5.3V/Vこれはどちらも状態が良い感じです。前オーナーが実際に使っていたとのことですが、使用時間は大変短いと思います。アンプを作るとしたらUXとUYの両方のソケットを付けておいて、45と46三結を使い分けるのも良さそうですね。
Jul 25, 2023
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SIEMENSのDaという真空管を紹介します。お店の通販で購入しました。偶然にも特売価格だったので...。初期の板プレートの茄子型ではなく後期の寸胴なスタイルになっています。(トップ排気の板プレートの2本組なんてまず出ないですし、出ても数十万円ですので我々庶民には手が出ません)有名なC3gなどと同様に「ドイツ郵便」用の真空管です。郵便局で真空管売ってたら、めっちゃ幸せになれると思いませんか? しかも記念切手ならぬ記念真空管とか。(いや、ドイツ郵便社内の通信その他の業務で使用される真空管なので、一般向けではないです)特長は、不思議な板。こんな間隔で板が付いています。グリッドと電気的に接続されています。リボン1本で繋がっているので、放熱が目的とは思えません。私はそれを「謎板」と命名しました。いいんです。真空管は謎があったほうが魅力的です。そう思いませんか?(因みにVALVOからもDaは出ていますが、VaALVOのDaには謎板はありません)フィラメントは3点吊り。余談;Daではありませんが、BaとCaを使った「Ba.Ca 古典球 自作シングル真空管アンプの製作」は必見です。冗談抜きで必見です。目の保養になります。ところで買ったはよいものの、規格がわかりません。Radiomuseumの「Da」でピン接続とフィラメント電圧はわかりました。特殊な5ピンで、ソケットの出っ張ったピン側から右回りで・プレート・フィラメント・グリッド・無接続・フィラメントフィラメントはEf=5.8V,If=1.1Aであることはわかりました。ピンはドイチェポストの5ピンです。そう、E2dで使われる7ピン(6ピン+センターピン)ではなく、Caで使われるほうです。そうこうしているうちに、EU Valveさんの「German Post tubes (Part 2)」というページに辿り着きました。Ep=220VEg=-30VIp=50mAPp=13Wこれだけわかれば何とかなりそうです。EU Valveでも書いていましたが、旧型よりプレートが小さいです。ただし、旧型はニッケル板の裸プレートですし、新型はグレーのコーティングが施された近代的なプレートです。それを考えると旧型と新型ではプレート損失は同じなのかもしれません。VT-62 真空管アンプの愉しみ「」Ep(P-K間)が277Vの、かなり攻めた運用です。(整流管を変更してB電圧を上げたと書いてあります)個人的には240~250迄かなと思っています。etracerで特性を測定してみましょう。フィラメント点灯。Ep220VでIp40mAになるところで測定します。【1本目】製造番号14005Ef=5.8V, If=1.10AEp=220VEg=-31.5VIp=40.09mArp=1526Ωgm=2467μSμ=3.8V/VEfを落として確認します。Ef=5.5V, If=1.04AEp=220VEg=-31.6VIp=40.12mArp=1523Ωgm=2452μSμ=3.7V/V【2本目】製造番号14009Ef=5.8V, If=1.10AEp=220VEg=-33.4VIp=40.14mArp=1505Ωgm=2474μSμ=3.7V/VEfを落として確認します。Ef=5.5V, If=1.04AEp=220VEg=-33.4VIp=39.93mArp=1507Ωgm=2459μSμ=3.7V/V大変綺麗なカーブを描いています。0.3VほどEfを下げても全く動じないほどエミッションが良好です。新品もしくは殆ど使われていないようなコンディションかと。Ep=220V, Ip=40mA, RL=5kΩで0.8W出ます。フルスイングでプレート電圧は+120V~+310Vくらい振れます。200Vに落としても大体0.7Wなので、高能率なスピーカーであれば十分に鳴ります。どうしても直線性の良いところを使いたいのであれば、220Vのほうが良さそうです。しかしあの謎板は何だろう....
Jul 23, 2023
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ご縁があってYO-186という真空管を譲っていただきましたので紹介します。旧ソ連製で、特性はPX4類似と云われています。ソケットのピンがバナナではなく独自の割ピン型です。合理的といえば合理的ですが....。PX4系の記事に関しては「PX4という真空管」、「4XPという真空管」、「PP3/250という真空管」を参照ください。規格がわからないですが、audio-dbのを見たところ、PX4より高耐圧のようです。rpはどうなんでしょうか。PX4は実測で1000~1100Ωくらいで、PP3-250は1300Ωくらいです。フィラメントはコイルスプリングでの3点吊りです。フィラメント点灯した様子。etracerで特性を測定しましょう。実は、片方は高圧でIpカーブが浮き上がり、もう片方は500Vで放電しました。これは古い球ではNOSであっても希にあることです。よりまして、Ep250V以下に抑え負荷を高目の5kΩにして小出力仕様とするのが無難そうです。なので今回のIp特性は450Vまでにしました。高圧を掛けないかわりに、Ep=250VのIp=40mAで、ガッツリ流れるところで測定します。【1本目】Ef=4.0V, If=1.02AEp=250VEg=-42.1VIp=40.48mArp=1334Ωgm=2989μSμ=4.0【2本目】Ef=4.0V, If=1.02AEp=250VEg=-41.9VIp=39.78mArp=1251Ωgm=3004μSμ=3.8数値を見ると、PX4よりrpが高くバイアス5Vほど深く..なのでgmも低目ですね。総じてYO186は「PX4類似ではあるがPX4より若干低感度な設計」と思われます。(Ipカーブを見ても疲れた感じはしません(ほぼNOSと云って良い)ので、私はそう考察しております)ただ250Vでのバラツキは殆ど無いので、そこはとても優秀です。今回、3.8Vの特性の画面をとりわすれてましたが、0.2V下げてもgmはそれほど殆ど落ちないので、エミッションは良好です。Ipカーブの高圧側での浮きに関しては、5kΩの負荷で小出力域では全く問題ないと思われます。大出力域では波形が若干潰れ気味になると予想されますが、高能率スピーカーを使っているので全く問題ないでしょう。今回の測定によって、確かにYO186はPX4類似といえることがわかりました。バイアスはやや深めの-40V前後で40mA前後ですので、PX4と挿し換えるときは電流値に注意したほうがよいかもしれません。(そしてやはりrpが若干高目な印象です)なかなか手に入らない球なので、大切に使いたいと思います。
Jul 22, 2023
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CV1197という真空管を紹介します。不思議な形ですが、UHF帯で使う真空管なのでピンまで最短距離の構造になっています。規格はThe Valve Museum「CV1197」規格表を参照ください。CV1197(NR88)は、特殊な形ゆえにソケットがありません。そこで....こんな風に....。(私の中では全然OK)引き回しが長いですが、gmが低い球なので大丈夫かと。etracerで特性を測ってみましょう。Ep=120V, Ig=2.0V基準です。【1本目】(赤印字)Eh=6.3V, Ih=0.23AEp=120VEg=-2.0VIp=4.05mArp=13282Ωgm=2600μSμ=34.5V/V【2本目】(白印字)Eh=6.3V, Ih=0.24AEp=120VEg=-2.0VIp=4.67mArp=12619Ωgm=2568μSμ=32.4V/Vrpは6AK5三結の倍近く、gmは半分くらいの印象。増幅率は6AK5三結とほぼ同じかな。つまり、パラレルにしてあげれば6AK5三結と同じくらいのrpになります。しかし残念ながら手持ちは無いので、パラにしてあげることは不可能。そもそも「そこまでしてやりたいか?」といえば「うーん」な案件ですし...。まぁいいです。TUBE-01Jに挿しましょう!通常の音量であれば歪みはそれほど感じません。たぶん動作点もズレまくっていますが、音が出たので成功です。真空管遊びって本当に楽しいです。
Jul 20, 2023
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随分前、秋葉原のお店でWestern Electricの416Cという真空管を、専用ソケットとセットで購入しました。見た目はカッコイイのですが...特殊なソケット形状なので、専用のソケットセットでないと使えません。そして、これを買ってチョット後悔するという話は後ほど...。規格は下記の通りです。(416Aと416Bですが、416Cと同等です)416A data sheet416B data sheet6.3V1.18Aですから出力管並です。因みにカソードが暖まりきるまで30秒~1分かかります。ヒーターとカソード間の耐圧は45Vしかありません。バージョンは4つあり、初期型は416A→416B→そして今回紹介する416C→最新のバージョンは416Dというのがあるようです。接続は下記の通りです。トップ :プレートネジ部 :グリッド太いピン :単なるガイドピンでNC。太いピンの右側 :カソード太いピンの左側 :ヒーター太いピンの対角側:ヒーターetracerで特性を測定しましょう。IpカーブはIg=-0.5Vから-3Vまでです。測定点はEp=250VでEg=-1.0Vのところです。【1本目】64238Eh=6.3V, Ih=1.18AEp=250VEg=-1.0VIp=15.03mArp=6135Ωgm=35295μSμ=216.5V/V【2本目】64521Eh=6.3V, Ih=1.20AEp=250VEg=-1.0VIp=13.68mArp=6646Ωgm=32376μSμ=215.2V/V高感度な球の割にバラツキは少ないと思います。因みにIpカーブを-0.5Vスタートにしているのは、0.0~0.5Vは急に電流が流れる様なカーブを描くからです。つまり、-0.5Vより上は全く使い物になりません。250Vの上限もあり、大きな入力電圧では下手をすると球の寿命を縮めます。(素のライン入力なら半分以下に絞る必要あり)250Vで15mA(3.75W)も流すとμが200以上あり、しかもrpは僅か6.5kΩ前後です。放熱さえしっかりしておけば、たった1段で深いバイアスの出力管を押せる計算です。ただしグリッド電圧(入力電圧側)のスイートスポットが非常に狭く、バイアス-1Vのとき±0.35V(0.7Vp-p)までが限度です。つまりライン入力から半分くらいまで絞って使うので、実質μ=100の真空管を扱う感じです。12AX7などよりはrpがずっと低いので、回路に組み込んだときの増幅率は12AX7よりも高いはずです。そして電流の低いところでは、Ipカーブの寝た所を使うことで当然ながら直線性は悪化しますので、ある程度電流は流したいところ。さてその放熱ですが...グリッドの下にあるケースの部分(21.7mmΦ)を何とか一廻り咥えて放熱するのが無難そう。ただ、それは工作が難しいので、3mmくらいのアルミ板に22mmの穴を開け、真空管をソケットに挿した後に穴の開いた放熱板を被せてネジなどで押さえてあげる程度が個人で出来ることでしょう。の程度でも多少は効果があるかもしれません。また、太いガイドピン側もソケットに太い裸線を接続して少しでも放熱するなど。今回の測定で、大変気難しい球であることが確認できました。確かに高μ低rpですが、それなら普通に12AU7の2段構成の回路にするほうがよほど安くてマシかと。それに物凄い発熱量なので、フォノ回路に組んだところで熱雑音に悩まされるのではないかと思います。実は内心、買って失敗したなと思ってます。(笑)
Jul 17, 2023
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KT67という真空管を紹介します。Marconiのラベル。管の上部は角張った造りです。厳重なシールドになっていますね。このタイプはヒーターがよく見えません。ヒーター点灯時はこんな感じ。本当に僅かに見えるくらい。規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベースの「MaconiKT67規格」を参照ください。ケンさん(JA2OP,JA1KGW)の「ロクタル管物語」も興味深い記事です。アンプに挿して動作させている記事では60年代 懐かしの宝箱「実験アンプで未試聴管を聴く KT-67(マルコーニ)」があります。是非ご覧下さい。この真空管、ソケットはロクタルなのですが...7C5とピンアサインが同じなら7C5用アダプタが使えるかと思いきや、1、2、3、4....なんと9ピンです。では、どうするかと...とえばアダプタを自作するしかないです。余談ですが、ロクタル管の嫌だなぁというところは、「挿しにくい」「挿さりが浅い」ことです。ソケットが悪いと、固いのを無理矢理挿すと球が割れたりします。今ひとつ好きになれません。etracerで三結特性を測定しましょう。Epが280VでIp+Ig2が60mA流れるところを測定します。【1本目】7207Ef=6.3V, If=1.24AEp=280VEg1=-18.8VIp+Ig2=60.44mAIg2=1.38mArp=1013Ωgm=9891μSμ=10.0V/V【2本目】7208Ef=6.3V, If=1.24AEp=280VEg1=-18.4VIp+Ig2=59.45mAIg2=2.20mArp=1045Ωgm=10005μSμ=10.4V/Vかなりの高gmですね。これは引き回しを間違えると発振しそうです。そしてrpは約1kΩとかなり低いですね。残念なことに直線性は悪く、高圧になるほどIpカーブが寝ています。因みに、60年代 懐かしの宝箱「実験アンプで未試聴管を聴く KT-67(マルコーニ)」では、「映像増幅用」と書かれています。自作アダプタを介してTU-8200R(魔改造品)に挿してみました。電流検出抵抗器を変更して35~40mA程度です。物凄く高感度で、プリ側のボリュームは結構絞ります。(12AU7よりμの低いものは見当たらないので諦めます)高感度の球は神経質な音か?といえば、実際はそうでもなく、それはたぶん、「高感度だから発振するかもしれないと」いう自分の気持が神経質な音として思い込んでしまうのかもしれません。直線性が悪い球ですが、実際にアンプに挿して聴いてみると、そんなに歪みっぽくは感じません。なかなか良い音だと思います。ますます真空管が増えてゆきますが、私の計算によると...
Jul 15, 2023
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RCAの5556という真空管を紹介します。この球は1972年39週と49週製造なので、新しいです。保守用か何かで製造されたものかと...。てっぺんは複雑な構造です。フィラメントは1点吊りのΛ型。72年製造なのに、1点吊りのトリタンフィラメントとは...。この5556はPJ8という真空管の互換球でもあります。規格についてはThe Valve Museumの「5556」規格とFrankさんの資料室の「PJ8規格表」を参照ください。etracerで特性を測定しましょう。Epを350VかけてIpが20mA流れるところで測定します。規格表に350Vの9mAで0.6Wと書かれていますが、Ipが寝込むところに来ますのIpがで低すぎると思います。【1本目】1972年39週Ef=4.5V, If=1.01AEg=-19.9VのときIp=20.07mArp=5842Ωgm=1489μSμ=8.7V/V【2本目】1972年49週Ef=4.5V, If=0.99AEg=-19.2Vのとき、Ip=20.00mArp=5919Ωgm=1484μSμ=8.8V/Vマイナス領域で使うなら0.3W程度です16~20kΩの負荷が最適なので、20kΩなら東栄変成器のOPT-3Sなど小さなものしかないです。もう少しプレート損失に余裕があれば..。フィラメントが前回紹介した205D/nや205D-Lと同じUXソケットの4.5V管なのですが、205Dアンプに挿すと明らかにプレート損失オーバーとなりますので、残念ながら挿せません。出力が小さい球ですから、14kΩ~20kΩの小さいトランスでこぢんまりとしたアンプに仕上げるのが良いのかもしれません。
Jul 12, 2023
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205D/n、205D-Lという真空管を紹介します。私の手持ちは、Wester Electricの205Dではなく、Full MUSICの205D/nや、PSVANE 205D-LなどのUXベースのもので、ソフトン製のアンプに挿しています。過去の記事は「205Dシングルアンプを購入」とPSVANEの205D-Lを挿してみるを参照ください。規格ではプレート損失は音声運用では最大14Wになっていますが、PSVANE 205D-Lの電極を見ると14Wもあるのか疑問です。(せいぜい10~12Wかと)Full MUSICの205D/n板レートですが、両隅に放熱板という構造で、プレート損失は高そうです。そしてなぜか、フィラメントが見える方向にゲッターを飛ばしています。なぜそういうセンスのないことをするのかわかりません。フィラメント点灯時。PSVANE 205D-Lは、WEのものを模倣した造りで、見た目はとても良いです。数十万円の超古典管をおっかなびっくり使うより安心ですね。(笑)フィラメント点灯時。205Dの規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベースの「205D規格」が参考になります。205Dは耐圧400Vとなっていますが、実はPSVANE 205D-Lは390V程度の常用運用では放電する個体が多いといわれています。WEそっくりの耕造は素晴らしいですが、どうも工場のエージングもそこそこで耐圧試験などもごく短時間の緩いものではないかと推測されます。手持ちのPSVANE205D-Lも1本放電で商社から交換品を送って貰いました。それでも最初の使い始めは、たまに放電気味だったりして苦労しました。今は通電時間も十分で中の真空度も安定したのか放電は全く起きません。etracerで特性で測定しましょう。手持ちのアンプ同様にEp=386Vを掛けたときIp=30mAになるところに合わせます。Efは規格通りの4.5Vと手持ちのアンプ同様の4.0Vで測定しました。【Full Music 205D/N 1本目】Ef=4.5V, If=1.12A, Ep=386VEg1=25.3VIp=29.93mArp=4583Ωgm=1515μSμ=7.0V/VEf=4.0V, If=1.04A, Ep=386VEg1=24.3VIp=30.03mArp=4695Ωgm=1486μSμ=7.0V/V【Full Music 205D/N 2本目】Ef=4.5V, If=1.12A, Ep=386VEg1=24.1VIp=30.18mArp=4437Ωgm=1678μSμ=7.4V/VEf=4.0V, If=1.03AEg1=23.5Ip=29.97mArp=4581Ωgm=1643μSμ=7.5V/V【PSVANE 205D-L 1本目】Ef=4.5V, If=1.60A, Ep=386VEg1=28.0VIp=29.84mArp=4209Ωgm=1657μSμ=7.0V/VEf=4.0V, If=1.44A, Ep=386VEg1=27.8VIp=29.97mArp=4227Ωgm=1630μSμ=6.9V/V【PSVANE 205D-L 2本目】Ef=4.5V, If=1.00A, Ep=386VEg1=24.0VIp=30.27mArp=4443Ωgm=1636μSμ=7.3V/VEf=4.0V, If=0.89A, Ep=386VEg1=23.8VIp=30.06mArp=4540Ωgm=1603μSμ=7.3V/VPSVANEはバラツキが大きいですね。まずフィラメント電流からしてバラついています。PSVANEよりFull MsicやLinlaiを好む人が多いのは、電気特性のバラツキ少なさを評価しているのかもしれません。海外のレビュー記事でもPSAVANよりLinlaiのほうがバラツキが少ないという記事がありました。ソフトンのアンプ技術解説を見るとわかるのですが、初段のECC82の上にガチガチの半導体回路が組まれて終段に直結している回路です。プレート電流は常に制御されていますが、壊れたときのことを考えると....古典管にとっては際どい回路です。念のためプレート寸前の所にポリスイッチ(リセッタブルヒューズ)を入れたい気分にもなります。フィラメント点火は徐々に電圧が上がる回路で、4.5Vではなく少し低目の4.0Vになります。(中国製の真空管はフィラメント切れが早い時期にくると言われるので低目の設定なのだと思います)因みにこのアンプは、プレート電圧386Vプレート電流30mA前後(プレート損失11.7W動作)の設定で、割とプレート損失ギリギリです。しかし、私の経験的に音が良く感じるのは電流を十分に流したほうが歪みが少ない印象で、勿体ながってチビチビ使うやりかたは音が痩ていたり変に歪みっぽいことがあります。ただ、使用されているトランスが5kΩ:6Ωなので、8Ωの純抵抗相手にした場合でも、相当ロードラインは立てた状態です。本来なら14k:8Ωくらいにしたいところですが強いNFBで解決しているのかもしれません。205Dはrpが実測で4.5kΩ程度あるので801A並に結構高いんですよね...。しかし聴感は悪くはないので、これでよしとしましょう。ソフトンの300Bシングルアンプは大変小型で安価なので、オススメです。(ソフトン製で一番出ているモデルじゃないかな...)
Jul 9, 2023
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46という真空管を紹介します。手持ちはRAYTHEONの46です。RAYTHEON独自の4ピラーです。RAYTHEON独自のボックスプレートです。フィラメント点灯。規格はFrankさんの真空管資料室「RCA 46」規格表が参考になります。etracerで三結特性を測定しましょう。Ep=250VでIp+Ig2が30mAのところで測ります。【1本目】Ep=250VEf=2.5V, If=1.39AEg1=25.5Vのとき、Ip+Ig2=30.00mAIg2=4.06mArp=2682Ωgm=2106μSμ=5.6V/Vああ、なんかエミ減気味な気がします。【2本目】Ef=2.5V, If=1.45AEp=250VEg1=21.7Vのとき、Ip+Ig2=29.75mAIg2=3.83mArp=3567Ωgm=1714μSμ=6.1V/V残念。かなりくたびれています。1本目と同じ特性くらいにするにはEfを少し上げればいけそうです。(寿命は縮まりますが、どうせ棄却値を迎えそうなエミ減球です。試してみます。)とりあえず2.7V点火で。Ef=2.7V, If=1.55AEg1=25.5Vのとき、Ip+Ig2=29.29mAIg2=3.76mArp=2634Ωgm=2147μSμ=5.7V/Vなんとか持ち直しました。ボックスプレートのほうが面積的にエミッションの減少にも敏感で不利なのでしょうか?たまたま買った球がエミ減だっただけかもしれません。もう、いっそのこと2.8V位ギンギンにフィラメント電圧掛けて短命に使い切ったほうが音が良くて、球が死んでも悔いは無いかも。とか思い始めた7月8日の夜でした。
Jul 8, 2023
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信越トレイルのトレイル開きに参加してきました。6月30日(金曜)の夜に出発....ですが、なぜか途中で映画を鑑賞。めっちゃ良かったです。7月1日(土曜日)、長野はずっと雨模様...ホームセンターで買い物をして、その駐車場でボーッと過ごしました。夕方、みゆき野癒でお風呂タイム。高社山は頂上が雲で見えませんでした。戸狩のペンティクトンで前夜祭。「いただきます!」7月2日(日曜日)、雨が止んでいます。「おはよー!!」加藤則芳氏もご満悦の様子。トレイル開きのお祓いを受けます。送迎バスで、スタート地点の涌井に到着。「今日も一日がんばるぞい!」さぁ、出発です。毛無山を目指します。「頑張って歩こう..」すっかり良い天気になり、黄色い花は鮮やかな色です。晴れて良かったです。オニグルミだそうです。梅の実みたいな爽やかな緑色。これがシワシワのゴツゴツになるとは思えないくらい。前半は林道歩きです。白いモシャモシャしたお花。ピンクの金平糖のような色をした花。水彩インクで染めたような水色の紫陽花。不思議な形の花。出会った蝶たち。木漏れ日の中を歩きます。桑の実だそうです。ウツボグサ池で一息。斑尾のスキー場が見えます。広々とした場所に出ました。どんどん進んでいきましょう。ここにも池が。小さく愛らしい花。僅かに頭を出したギンリョウソウ。毛無山に到着!「がんばった!」山頂からすぐの所にある見晴らし台。蕾かな?実かな?謎のキノコ。希望(のぞみ)湖に到着。「ここがゴールと勘違いしちゃった..」霧の中を歩きます。涼しくて気持ちよいです。小さい花も頑張って咲いています。苔の森。そしてブナの森。今回のトレッキングは、何と「おやつ地点」が設置されていた!「美味しそう!!」湿原地帯に近づき、ひとりポツンと黄色い花が。幻想的な風景です。僅かにピンクがかった白い花。花びらが随分大きい花。花の蕾でしょうか...。霧のかかるブナの森は神秘的です。赤池に到着!「おつかれさま~!」バスで送迎され、戸狩の駐車場に到着。「さぁ、帰ろう。」途中、みゆき野癒でお風呂に入り、レストランみゆき野で食事。「がっつり行くよ!」今回も楽しい旅行でした!毛無山での見晴らし、そして霧のブナの森は幻想的でした。また訪れたいです。
Jul 2, 2023
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