全4件 (4件中 1-4件目)
1
![]()
週末は何時も彼女と過ごす。けれども、どっちかが風邪を引いただの、急に用事が出来ただの、中止となることもある。ヒマな土曜日は、まずは自室の掃除、それが終わったら、ビッグ(マックスバリュー北海道系のスーパー)へ行って買い出しに行く。拙者の体の70%はビッグで出来ていると思う(残りの30%は東光ストア、エスタの惣菜?)。ちなみに今日のお昼は菓子パンを、大阪の親戚からいただいた紅茶と一緒にいただく。菓子パンの定番は「日糧製パン」「ロバパン」である。日糧製パン~食パンは欠かせない ロバパン~北海道らしさがいい 朝の食パンは何時も日糧製パンだ。6枚切り77円、スーパーに山と積まれている。菓子パンは日糧とロバパン、たまに日糧のドーナツを買うこともある。日糧のドーナツは「ミスド」の4分の1の値段だ(笑)。物足りない時は、お惣菜コーナーのフライドチキンも買う。こちらもケンタッキーの4分の1の値段かも。 こんなささやかな幸せに浸りながら、昼下がりの時間は過ぎていく。ベッドに寝っ転ばり、札幌の澄み切った青空を眺める。夕方になり、かえって目も覚めてきたので、ぶらりと外に出たりする。近くの公園は既に秋の虫の音色である。札幌のB級グルメ札幌市へ越して数年になるが、北海道に住んでいるからって毎日ホタテや鮭を食べてる訳じゃない。本州にいた時分と同じように、時にはカップ麺で済ませることもあるし、北海道産の牛乳より安いインスタント飲料でごまかすこともある。ここで、北海道のB級グルメをちょっとご紹介・・・★スープがついてる分得した?~マルちゃん:焼きそば弁当 スーパーで何気なく買ったインスタント焼きそばが、北海道限定と気付くまでにそう時間はかからなかった。パッケージが既に「北海道限定」となっており、何が違うのか調べたら、飲むための中華スープがセットになっていた。これが北海道限定「やきそば弁当」 作り方を見て妙に納得する。熱湯を麺に注いで待つこと3分、湯をすてる時にそのまま捨ててはいけない。カップにあらかじめ中華スープを入れておき、そこにお湯を注いで中華スープを作るのだ。麺を茹でた時に出る油脂がスープにコクを出すのがミソなのである。 焼きそば弁当は、北海道では圧倒的なシェアを誇っていると云う。それは東洋水産の営業網が元々緻密だったことと関係しているらしい。うむ、東洋水産の工場を白い恋人パークの近くで見たな。近くのスーパーへ行くと、必ずこの「焼きそば弁当」が山と積まれていて、ペヤングとかは未だに見たことがない。★必勝祈願に 「カツゲン」 を飲んでみる? 北海道だけ流通している飲み物で「カツゲン」と云うものがある。カルピスを中途半端にしたような味の乳酸菌飲料で、札幌市内のスーパーでは牛乳の横にズラリと並べてある。ちなみに牛乳より値段は安い。これが例の「カツゲン」 どうしてもカルピスと比較してしまう。そして「んーカルピスに軍配だな」と思ったのは、個人的な趣向の性かもしれない。ある居酒屋で、はじめカツゲンが何であるか皆目分からないまま、カツゲンのソーダ割りを注文してしまい、一口飲んで吐き出しそうになったっけ(笑)。 このカツゲンと云う名前が勝負ごとに際して縁起がいいとされ、道内のスポーツ選手や受験生が愛飲すると云う。此の飲料の歴史は戦前に遡る。旧日本軍の兵隊さん用に「活素」と云う名で製造されていたらしい。それが何時の間にか北海道内で民生用として普及して今日に至っているのだ。製造元の雪印メグミルクでは、札幌工場内に「勝源神社」を設置している。見学が可能な工場なので、札幌観光のついでに参拝するのもいいかもしれない。★もっともっとB級な乳酸菌飲料に 「サツラク農協:ハミン」と云う、ヤクルトの成り損ないのような飲料がある。スーパーで時々一本9円で売られている。お客さんはみんな「つかみ取りしてビニール袋へ詰めて」いる。1本9円でヤクルト飲んだ気分に・・・まさに究極のB級グルメの世界である。
2014.08.31
![]()
先週の土曜日は彼女の家へ行った。そして今週の土曜日は彼女が拙者の家へ来る、このようなパターンダイヤが暫く続いている。彼女が家へ来る日は忙しい。早めに起きて部屋の掃除と洗面台の掃除。洗面台や風呂は、夏になると「ピンクのカビみたいなもの」が付着してしまう。使わなくなった歯ブラシでこすって取り除く。掃除が終わったら、ビッグ(マックスバリュー北海道系のスーパー)へ行って買い出しに行く。拙者の体の70%はビッグで出来ていると云っても過言ではない。「ビッグ・ビッグ・ザビッグ、きょーおーも行こうーザ!ビッグ!」と云う店内の放送は聴き飽きるほど聴いた。そこで豚肉と千切りキャベツとトップバリューのお好み焼きセットを買う。作るものに悩むと、結局はお好み焼きになる。そこがまた元大阪人、今日はお好み焼きだから歯ブラシを持参するようメールでも打っておく。初めて彼女にお好み焼きを作ったとき、「お好み焼きを食べるのは10年ぶりかもしれない」と感激され、そうか、札幌市民はお好み焼きを食べる習慣が無いのか!としみじみ感じたことがある。料理をするとき、食べてるときは音楽をかけるのが常だが、「東ドイツ行進曲集」が一番意気が上がる。シューマン「ピアノ協奏曲第1番」もよろしいが~お好み焼きを食べてんねん!の雰囲気ではないな。他に音源はいくらでもある。久宝留理子に松田樹利亜?世代を感じさせるが、彼女もベルリンの壁崩壊前に生まれてるから意味は分かる。日々大活躍?やることも無くなったら何となく外へ出る豊平川に架かる橋を渡り、昼下がりのすすきのを通り、何となく大通公園へ行きつく。公園の噴水を眺めながら、俺たちの将来を語り合う。話すネタも尽き、赤く染まる夕日を背に来週の予定を確認し合い、それぞれ家路に就く。少し騒がしくなりつつあるすすきのを通り過ぎ、夕暮れの豊平川を眺めながら、これまでの出来事を反芻し、自分の将来に思いを馳せる。家へ帰って、さっきの豚肉と千切りキャベツの残りを使って再びお好み焼きを食べることになる訳である。国家人民軍第一行進曲をかけながらね。
2014.08.17
女とギャンブルで身を滅ぼす「破滅型」の天才ヴァイオリニスト~パガニーニの数奇な生涯を描いたこの作品、アルバトロスフィルムっつーことはドイツ映画じゃな?それだったら見に行こうという妙な好奇心から鑑賞してきた。 パガニーニのCDは1枚だけ持っている。有名なヴァイオリン協奏曲Nr.1、Nr.2である。Nr.2は、有名な「ラ・カンパネラ」が終楽章にある。この程度の知識なので、何かおいしいネタを仕入れるのもいいと思ったし、映画館の大きなスピーカーで浴びる程音楽を聴くのもいいと思っていた。こんな感じのおっさんですわな 主演のギャレット氏がそもそもヴァイオリニストだけあって、99%音楽で勝負したような映画だということは十分想像できたが、案の定、99.999%音楽で勝負した映画だった。ところで、ヴァイオリン・ソロのアクロバットな表現に大した興味もない拙者が耳を通常の3倍くらい広げたつもりで聴いたのは、アリア:愛しい人よ だった。 このアリアは、ロンドンで興行主兼指揮者の屋敷へ宿泊したパガニーニが、その家の娘であり歌手でもあるシャーロットと恋に落ち、演奏会のアンコールで彼女に歌ってもらう曲である。映画製作サイドのオリジナルだと思う。 原曲はヴァイオリン協奏曲第4番の第2楽章からだが、いゃーこのアリアがお見事だった。あまりに出来がいいので、映画館で売ってたオリジナルCD「愛と狂気のヴァイオリニスト(限定盤)」でも買おうかと一瞬思った。当然、劇場で高らかに歌い上げられたアリアが収録されていると思い込んでいたのだ。こんな感じのおっさんですわな(失礼・・) とりあえず家へ帰ってからアマゾンで同じCDを検索してみた。こういう時、頼りになるのは「amazon de」のサイトだ。ドイツ側のサイトは試聴がけっこう出来るのである。 ところが、お目当ての曲は無かった。「愛しい人よfeaturing ニコール・シャージンガー / Io Ti Penso Amore featuring Nicole Scherzinger」は、現代風にアレンジされた曲で、演奏会での感動的な名演を再現したものでは無かった。映画の中だけのオリジナルとは憎いもんだ。それ以外にも見所はけっこうあった。このイタリア男はとにかくええ加減で、周囲の人間はただただ振り回されるばかり。演奏会当日、主役である本人がいつまで経っても舞台に上がってこない。指揮者は待ちきれず、「ジャジャーン!」と、ヴァイオリン協奏曲Nr.1の前奏を開始する。ヴァイオリンソロまでだいぶ間があるんだけど、やっぱり来ないもんだから、前奏は時間稼ぎにどんどん減速していく。しまいに「そりゃねーだろ」ってほどの低速に・・・映画見ている方も窒息しそうになるな。 イタリア男はやっぱりええ加減・・・そんなイタ公に生真面目なアングロサクソン系の女性がついつい引っかかってしまう・・・そんな絵に描いたような愛憎劇の結末は見てのお楽しみなので、これ以上は申し上げません。 途中で苦笑したのは、劇中のギャレット氏がグラサンをかけて人を避けるように過ごす場面が、一瞬だけかつての佐村河内守氏を彷彿とさせるものであった。どちらも世間を騒がせたが、顔も中身もパガニーニの方が比較にならないほど濃かった訳だ。
2014.08.09
![]()
雪降っただけで犬みたいに感動してたのは遠い過去のハナシ。さすがの拙者も札幌生活に飽きてきた。色白の北海道美人に週末会いに行くのもまぁ愉しいが、市内のデートスポットは行き尽くして途方に暮れる。最近、やっと未開拓の場所を見つけた。百合が原公園と云う札沼線の郊外にある公園。お目当ては「リリートレイン」とか云う観光列車なのであります。北海道一のスピード(要はのろい)を誇り、イングリッシュガーデン的な庭園の中を進む。云ってみればそれだけなのだが、とにかく他に暇潰しが効かない。駅舎もなかなか立派なもので、切符売場に売店にレストランまで併設。リリートレイン線は踏切だって本格的に整備されている。おもちゃではないのですぞ。試しにリリートレインに乗ってみましたよ。遅いなんてもんぢゃない。歩いた方が早いぐらいの遅さ。何やら各ご家庭から提供される廃油を燃料にしているらしい。こう云う話を聞くと心配に思うことがある。まさかみんな、自家用車に乗って廃油を届けに来るボケをカマしていないよね?百合が原公園の光景以上、まったりした週末の一日でした。
2014.08.02
全4件 (4件中 1-4件目)
1