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イントロデューシング・ウェイン・ショーター

なんちゃってジャズマンのジャズ日記 ジャズアルバム紹介 イントロデューシング・ウェイン・ショーター

才人ウェイン・ショーターの初リーダー作。
見かけはハードバップだが不思議フレーズを連発
エレクトリックだろうが フュージョン だろうが、何を
どうプレイしてもいいが、どうして ウェザー・リポート
以降の ウェイン・ショーター テナーサックス
捨ててしまったのだろう。

ソプラノサックス を手に入れて音楽の幅を広げて
いったのが ジョン・コルトレーン だとすれば
ウェイン・ショーター ソプラノサックス に手を染めて
からは自分の世界を小さくしてしまった。


是非、この天才に テナーサックス をもう一度持ってもらいたい。

50年代の終わりに、 ジャズ・シーンの表舞台にひょっこり登場した
ウェイン・ショーターは、ヴィー・ジェイの『 ケリー・グレイト
ウィントン・ケリーのサイドメンで参加した。

そして、そこから2ヶ月を待たずにレコーディングされたのがこの初リーダー作。

破綻がないどころか「マック・ザ・ナイフ」を除く全曲を全てオリジナルで固め、
見かけは ハードバップ のスタイルをとりながらも「ブラック・ダイアモンド」等で
不思議フレーズを出しまくる。

ウェイン・ショーターの才人ぶりはこの初リーダー作で
容易に見て取れるだろう。

この日、 ウェイン・ショーターは多忙で、長らく日の目を見なかった
ブルーノート 盤『アフリケイン/アート・ブレイキー』録音にも駆けつけている




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