2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全8件 (8件中 1-8件目)
1
昨日の夜、おばあちゃんのところへ行こうと家を出たら、家の目の前の道路が渋滞。というか、まったく動いていない。怪しげな歌のような祈りが聞えて来ていたので、そちらを見ると、駐車場にライトがポツポツ。白い十字架が掲げられていた。あ、そうだ。明日の日曜日は復活祭で、昨日の金曜日は何かそういうカトリックの催しがあるんだっけ。この金曜日、カトリック教徒は肉を食べてはいけないことになっているのだけど、私は関係ないので、というか、覚えてもいなかったので、思いっきり、ローストビーフを食べた。とにかく、駐車場のちょっと手前から、完全に通行停止になっていた。うちの目の前。通行止めになっている方向へ出かけていかなきゃならないのに・・・。面倒くさいけど、大回りして、おばあちゃんの家へ。87歳になったおばあちゃん、いつものように、歳は訊かれたくない、女に歳は関係ないんだ、と言っていた。その歳になってまで、まだそういうフレーズを言えるって素敵じゃないか。まだ女を捨てていないってことで。彼女、若い頃からいつも一歳サバをよんでいたらしい。・・・あれ? ということは、もしかして、私が覚えている87歳というのも、実はサバをよまれた歳で、実はもう88歳なのかもしれない・・・。確認してみないと・・・。私たちが到着するや否や、皆、子供を抱っこしたがった。もう、たらい回し状態。特に、義母と叔母で奪い合い。9時半から10時半まで、ずーっと、「今度は私が抱くんだ」とか「だめだ。私だ」とかやっていた。私はお菓子やケーキをバクバク。久々に会う従姉妹たちとの会話を楽しむ。ふと、夫を見ると、夫は夫で、従兄たち、男同士で固まって話をしていた。義兄イヴァンが来ないなと思って、義姉ステに訊ねると、「イヴァンは来れないって」と言っていた。帰りに夫に、イヴァン、どうして来なかったんだろう、と言うと、「聞かなかったのか? ティツィアナ(=イヴァンの奥さん)の父親の話」。誰も何も言っていなかった。「死にかかってるって」ええ!? どうして? 彼女のお母さんの具合があんまりよくないのはいつものことだけど、お父さんの話は聞いたことがなかった。何でも、前々から頭が痛くて、市の公立の病院に検査に行ったら、単なる頭痛だからと、薬をくれたんだそう。2回、そんなことをして、薬を飲み続けてもまだ頭が痛くて仕方がない。そういうわけで、昨日の朝、念のため違う病院に行ったら、脳や首が腫瘍だらけで、もう手の施しようがない、もう手術しても意味がないと言われたんだとか。酷い話・・・。まだ50歳なのに。こういう病院の悪い噂話、恐ろしいことに、イタリアでは結構耳にする。前にも、乳房のシコリを調べて欲しくて、検査の予約に行ったら、1年後に予約を入れられると言われて怒っていたおばさんがいたと書いたと思うけど。私の祖父も、病院側が病状に気付かなくて亡くなった。日本でもそういう話ってあるけど、でも、あんまり聞かない。というか、イタリアほど聞かない。病院て、信頼がないと駄目なものだろうに、イタリアでは、病院に行くのに、「大丈夫なんだろうか? 本当なんだろうか? 違う病院でも調べた方が良いんじゃないか?」という疑問が湧かずにはいられない。今回ティツィアナのお父さんに「単なる頭痛」という判断を下した病院、地元の病院だから、この辺の人はそこへ行く人が多い。でも、そこの病院で鼻を手術したイヴァンは、病院が骨を削りすぎて結局呼吸するのにちょっと問題が出てしまって、義母が倒れたときは、病状が分からない、これはストレスから来るものだろうということで精神科に入院させられ、そのまま退院。結局、後で、歯医者に行ったら、歯を抜いたのが原因ということが分かった。なんて話を聞いているので、私は絶対にその病院には行こうとは思わない。行っても信用できないでしょう。病院を信用できないって、恐いよな。具合が悪くなったとき、唯一の頼りなのに。ティツィアナのお父さん、本当に、もう、どうしようもないんだろうか?おばあちゃん、いつまでも元気でいてくれるといいな、と、いつも思うけど、彼女の誕生日にこういう話を聞かされて、昨日はますます強く思った。
Apr 19, 2003
コメント(0)
忙しい、はずなんだけど、現実逃避すべく呑気に日記を書いてる私。おかげで引越しの準備がちっとも進まない・・・。 昨日は子供の初めての予防接種。保健局にあらかじめ指定された時間に出かけていくと、うちの子供と同じくらいの年齢の赤ちゃんが3人。改めてイタリアの赤ちゃんを見ると、やっぱり全然顔つきが違う、うちの子供とは。肌の色も、何か違う。皆、白くて、ちょっと赤っぽくて。うちの子供、よく、いろいろな人に、「いい色に焼けてるのね」って言われる。私の子だから、そりゃ、白くはないだろう。予防接種にあたって、先生にいくつか質問を受けた。そのうちの、ひとつが、「最近中国に行きました?」。中国人だと思われたな、と思って、いいえ、私は日本人ですから、と答える。「ああ、そういえば、よく観ると、目の辺りが確かに日本人ですね」と、先生、フォーロー。いや、中国人の目も日本人の目も、あんまり変わらないと思うよ? 人によっては。私って、日本人には日本人に見てもらえるけど、中国人には、「この人は中国人かしら、日本人かしら?」と思われることが物凄く多いから。別にあんまり変わらないってことでしょう?後でこの質問をよく考えてみたら、これって、私が中国人に見えたから、今騒ぎになっている謎の肺炎を心配して質問したんじゃないか。なるほどね、そりゃ心配だわ。 初めての予防接種の内容は、三種混合、ポリオ、B型肝炎、それからもうひとつ。辞書が家にないから(もう新しい家にとっくに持って行ってしまった)、何だか分からないや。このうち、三種混合ならぬ、二種混合(ジフテリア、破傷風)、それからポリオ、B型肝炎が国に義務付けられた予防接種。百日ぜきとそのもうひとつの分からないもの(新しい家に移ったら、早速、何の事だか調べておかないとな・・・)は任意。「全部無料ですし、皆さん念のため任意のも受けさせるのが普通ですね」、と言われたので、受けることにした。注射は腿に。した瞬間、子供が凄い泣き叫んだ。抱き上げてちょっとあやすと、すぐに大人しく。ケロッと忘れてしまったんだな。良かった。次の予防接種の予約を6月に、保険局側から指定。この日にまた来るよう、言われる。ただ、私、もうすぐ隣の市に引っ越すんですけど・・・、と告げると、「そちらの市にも保険局がありますから、そちらで受けても同じ事です。ただし、そちらでの予約などはご自分でなさって下さいね」。ああ、引越しって面倒くさい。何から何まで変えないといけないんだから。私は子供の頃、3度引っ越しているけど、母はその都度大変だったんだろうな・・・。とりあえず、次回6月はこちらの市の保険局で受けることにして、それまでに新しい市の保険局に3回目の予防接種の予約を入れておくということにした。その方が、こちらまで来るにはちょっと遠いけど、新しい市での手続きの時間に余裕があって楽だから。2・3日以内に熱が出るかもしれないけど、それは普通のことで、その場合は薬を与えること、それから、いつもよりちょっと機嫌が悪くなることもあるけど、それも普通のことだと、先生に言われた。実は、ここ最近、体温計が壊れてしまったので、新しいのを買わないと、買わないと、と言っていたところだった(でも結局買わなかった)。これで新しいのを絶対に買わないといけない状態になったわけだ。早速、近所の医療品専門店に体温計を、薬局に指定された薬を買いに行く。新しい体温計を買うに当たって、子ども用の、耳や額ですぐに計れるものを買おうかと思っていた。ところが、50ユーロ以上するって・・・。医療品専門店の人は夫の知り合いなので、42ユーロにしてくれると言ったけど、42ユーロでも、高い! 普通のデジタルの9ユーロのものを買うことにした。ちなみにその後、薬局でもいくらするか訊いてみたら、56ユーロだって。高すぎる。便利だけど・・・。 夜になって、子供がちょっと不機嫌に。夫が、「熱があるんじゃないだろうな?」と言ったので、早速熱を計ってみることにした。ところが、この体温計、ディスプレイに数字が表示されない。壊れてる!! もう8時半だから、取り替えようにも店は閉まっている。夜の間に熱が出たりしないことを祈りながら、朝を迎えた。子供はだいたい普段通り。ちょっと、むずがったけど。今朝、早速子供を抱えて、医療品専門店へ。「おはよう。熱出なかった?」熱は出なかったけど、とにかく熱を計ろうとしたら、体温計の調子が悪くて、結局計れなかった。今日はそれを見てもらおうと思って持ってきた、と告げると、「あら、壊れてたの? ちょっと見せて」。スイッチを入れようとしている彼女に、説明書に書いてあるようには数字が表示されない、と言うと、「あら、ホントだ。すぐに新しいの持って来るわ」。新しく持ってきた体温計がきちんと働くか見届けた上で、そちらと交換。ちょっと世間話をする。彼女の友達が、日本人と結婚したそうで、その2人の子供もやっぱりうちの子供のような顔をしているとか。このフレーズ、これって曲者。「誰誰が日本人と結婚した(もしくは、日本人の彼女がいる)」ってイタリア人に言われた多くの場合、よくよく話を聞いていると、実は日本人じゃなかったりする。ある時は中国人、ある時はタイ人、またある時にはフィリピン人。とにかく日本人じゃないことが多い。ところが今回は、本当に日本人だった。「彼女の名前は『カオリ』って言ってね、彼ら、OO市に住んでいるのよ」。カオリという名前なら、それは日本人だろう。しかも、OO市にひとり(というか、唯一)、日本人女性がイタリア人男性と結婚をして住んでいるという話は聞いたことがあるし。 家に帰って、早速子供の熱を計ると、36.9度。平常だ。良かった。このまま、何事もなく2日が過ぎてくれるといいけど・・・。 さ、引越しの支度にかかろう。いつまでも現実逃避していちゃいけないね。ただでさえ、今日は夫のおばあちゃんの誕生日で、夜はお祝いに行くから、ちっとも引越しの支度が進まないし。おばあちゃん、今日でもう87歳。いつまでも元気でいてくれるといいな。今日は義姉ステの誕生日でもある。今夜会う前に、メッセージ、送らないと。私の誕生日のときはわざわざ電話してきてくれたから。
Apr 18, 2003
コメント(0)
一昨日、義母に預けた子供を迎えに行ったのは、午前2時過ぎ。平日のそんな時間だったので、外には誰もいない。車なんてほとんど走っていない。2・3km走らせるごとに一台すれ違うかすれ違わないか、程度。うちの辺りでは、大抵の信号が午後11時半か12時以降になると、黄色が点滅するだけになる。どうせ通る車なんて少ないんだから、赤にはしないけど、注意して横切るように、と。少し大き目の交差点に差し掛かったので、夫、車の速度を落とした。と思ったら、止まってしまった。さらに、クラクションまで鳴らした。こっちでは、車で走っていて知り合いとすれ違ったり、歩道に知り合いがいたりすると、クラクションを鳴らして挨拶する。もちろん、他の車に「お前、何やってんだ」とか「青だ。早く発て」の意味で鳴らしもするけど。午前2時過ぎ、周りにはだーれもいない静まり返った状態で、夫は何をしているのか? 不思議になって訊ねてみると、「マルージャが車盗もうとしてる」。え? どこどこ? と目を凝らしてみたけど、分からない。「ほら、あそこ」と、夫、マンションの駐車場を差す。確かに、何か、人らしきものが動いたのが見えた。何でも、車のドアを抉じ開けようとしていたそう。クラクションを鳴らしたら一瞬ビックリして、顔をあげてこちらを見たけど、私たちが車から降りてこないと踏んで、また作業を再開。いや、降りてなんて行けないよ。マルージャ相手に。モロッコ人で盗みを働いているような奴を相手に。逆に何されるか分からないもん。相手もそれが分かっているから、見られていると分かっていても平然と盗みの作業を再開したんだし。うちの車にも、実は、ドアを抉じ開けようとされた跡がある。おかげでドアの閉まりが悪くなった。うちの車、ガソリンが通ってる管を切られて、そこからガソリンを盗まれたこともある。盗まれたガソリンよりも、修理代の方が遥かに高くついた。うちの車はボロ車だからまだ良いけど、新しい高級車に乗っている人なんて、絶対に車を外の駐車場になんて停められない。翌日、早速、車に引っ掻き傷を発見するだろうから。こういう国で生活していると、日本てつくづく平和だなと思う。うちの兄、怪物みたいなアメ車を、外の駐車場に平気で停めているし。しかし、車を盗まれたり、傷つけられたりするのって、嫌だな。だって、車って、高価なもので、しかも、修理代も結構つく。さらに、生活の足として使っているから、皆、車を持っているわけでしょう? それを奪われたら、どうやって仕事に行けばいいんだか・・・。日本みたいにバスや電車がたくさん走っているわけでもないんだから。
Apr 17, 2003
コメント(0)
今日は午前中に家の購入が正式に完了。はー、やっとマイホームだ。11時半からだったのだけど、何だかんだとやっていて、結局1時くらいまでかかった。そして、その間、書類にサインした数ったら・・・。30くらいしたかもしれない。多すぎて覚えてもいない。夫なんか、最後の方、もう、サイン、崩れまくってた。彼のサイン、いつもは名前と名字が離れているのに、今日は最後の方、もう、すっかり繋がっていた。私は間違わないか心配だったのだけど(何度かサインを間違えたことがあるから・・・)、ゆっくり落ち着いてしたので、形こそ崩れはしていたけど、何とか間違いはしなかった。いや、あるんだ、一度思いっきり間違えたことが。何を思ったんだか。日本のデパートでなんだけど、クレジットカードで買い物をした。会計をして、サイン、というときに、名字の綴りを間違えて書いてしまった。文字をひとつ抜かしてしまった。すぐに気付いたのだけど、もう既に名字の最後の方。枠の最後の方。どうしよう、偽造カードとか、盗んだカードだとか思われちゃったら、なんてちょっとヒヤヒヤ。「すみませーん、サイン間違えました。どうしたらいいんでしょう?」と店員さんに訊ねたら、「あ、じゃあ、欄外に書いていただければ結構ですよ」。欄外に書いた。怪しまれず、無事に切り抜けられた。考えてみれば、盗んだカードとか思われたとしても、調べれば私がカードの持ち主本人であることが分かるんだからどうってことないんだよな、と、後で気付いた。ちょっと馬鹿。ありがちなことだけど・・・。さて、昨日のことなのだけど、結局、ミラノの領事館には行けなかった。高速を飛ばしてミラノの料金所に着いたら、渋滞が。3時半過ぎで、渋滞。7時ごろあの辺りを通ると、全然動かないのは知っているけど、3時半過ぎでも渋滞があっただなんて、計算に入ってなかった。なので、当然、4時半まで開いている領事館には行くことが出来ず終い。来月上旬までに何としても日本側に出生届を出さないと、子供は日本の国籍を取れないので、来週にでもひとりで行くよ、と私が言うと、そこでまた、「独りでは行くな」と。夫だけじゃなく、夫の兄たちや奥さんまで言い出した。じゃあ、誰と行けばいいのさ。夫はもう仕事の休み取れないって言うし。だいたい、皆働いているから、平日の昼間にはるばるミラノまで一緒に行ってくれる人なんて見付からないよ。フェスティバルの方は、楽しかったけど、とにかくタバコの煙が凄かった。おかげで目が痛かったし、喉は痛くなるし、頭は痛くなるし・・・。どうしてこんなに喫煙者が多いのか。タバコなんて、健康に悪いだけなのに。やめられなくなってしまった、というのもあるんだろうけど。会場にタバコの煙だけじゃなく、ドラッグの臭い、それから汗臭いのがミックスされて充満していたおかげで、気分が悪くて外に出た。そしたら、ミラノの空気ってスモッグだらけで汚いはずなのに、まるで山にでも行って新鮮な空気を吸ったような気分に。ミラノの空気が奇麗だと感じるなんて、凄いよ。
Apr 16, 2003
コメント(0)
あー、天気悪い。雨降りそう。昨日はあんなに良いお天気だったのに。これじゃ、洗濯物が乾かない。困ったな。子供が生まれてから、洗濯物の量がめっきり増えた。我が家の洗濯機はいつも回っている、(洗濯機の音が)うるさい、とこの間夫が言っていたけど、仕方がないじゃないか。イタリアの洗濯機って、終わるの遅いんだもん。綿の白物を洗うときなんて、2時間くらい回ってる。化学繊維で1時間。一日3回洗濯機を回すとなると、それこそ、半日かかる。うちの母がやってきたとき、「スピーディ(モード)はないの?」なんて言っていた。ないってば、そんなもの。あったらとうに使ってる。さて、今日は午後からミラノの日本領事館に行って来る。子供の出生届を日本側に出すために。この日本側への出生届、生後3ヶ月以内に出せばいいことになっているのだけど、私はもっと早くに行きたかった。ところが、今日は領事館の近くでコンサートがあって、それに行くので、どうせだからついでに行こうということに。本当は、ひとりで行きたかった。ミラノの店をフラフラしてみたかった。いや、もちろんブランド物の店じゃなくて。イタリアの普通の収入じゃ、そんなもの、間違っても手が届かない。ひとりで行こうと思ったのに、その案、夫に却下されてしまった。「ミラノにはマルージャ(アラブ圏の人々)がたくさんいて危ないからダメだ」って。でも、夫はなかなか休みが取れないから、じゃあ、いつ行くんだ、と訊くと、「4月15日、ミラノでコンサートがあるだろう? その時に一緒に行けば旅費が浮く」。『旅費』がかかるんだ、ミラノに行くには。コンサート、というか、フェスティバルなので(平日なのに!!)、午後2時半開演。私たちは1時半に家を出て、子供を義母に預け、2時に義兄イーゴル宅へ。義兄イヴァンと合流して、いざ、車でミラノへ。イーゴルの奥さんのステもいるので、総勢5人。心配なのが、領事館の開館時間。4時半までなんだよね。それで、いろいろ記入しないといけない届け出のときは、閉館30分前には来てくれと言われた。4時までに、領事館にたどり着けるんだろうか? だって、領事館はミラノの中心街。ミラノ中心の道って、一方通行とか右折禁止・左折禁止、というのが物凄く多い。だから、大体目的地に着いたというのに、道路標識に従って車を走らせていると、目的地になかなかたどり着けなくて、同じところをグルグル廻るという羽目になりがち。地元の人は馴れているから良いかもしれないけど、道を知らないよそ者には辛い。運転するイーゴルは、「平日の昼間だから、(高速を)飛ばせる。大丈夫、大丈夫」と言っていた。大丈夫なことを祈ろう。フェスティバルは、何時に終わるか分からないけど、夜中に終わる。帰って来るのは夜中の3時とかになるんだろうな。私は子供に母乳をあげているのだけど、その間あげられないから、胸がパンパンに張って痛くなって来る。なので、当然、搾乳機を持っていかないといけない・・・。トイレに篭って搾乳しないといけないだなんて・・・。フェスティバルで心配なのが、タバコの煙。普通、コンサートに行って帰って来ると、髪の毛も服もタバコ臭くなるほど、タバコの煙が会場に充満しているもの。母乳をあげているから、タバコの煙は心配・・・。大丈夫なんだろうか。帰ってきて、翌日、明日の朝っぱらから、公証人立ち会いのもと、家の購入の手続きがある。寝てないし疲れてて、必要な書類を忘れた、なんてことにならないように、今日のうちに必要なものを用意しておかないと。何よりも、ラリっていて自分のサインを間違えないように気を付けないと(実際に、数度間違えたことがある。疲れていなくても。適当にごまかしてみた)。今日の持ち物ももう一度確認しないとな。こちらの市役所でもらってきた書類と、パスポートと、あ、そうだ、印鑑を持っていかないと。でないと、拇印になってしまう。ああ、天気悪い。せめて雨が降らないといいな。
Apr 15, 2003
コメント(0)
RE:-語学の道は険しいねぇ-shaquillさん、長いお手紙ありがとうございました。日記じゃなくて。 確かに、異国に住んでいるからって、その国の言葉がベラベラになるってものじゃないですね。本人の心がけようですもの。「その国の言葉を習得したかったらその国に行ってしまうのがいちばん」とは思いますけど。語学を勉強しにその国に行くのと、結婚や仕事の関係でその国に行くのはわけが違いますよね。語学上達のコツ、私は、その言語漬けの生活をすることだと思います。その際、子供が段々言葉を覚えていくみたいに、自然に耳から覚えていくだけじゃなくて、まず、文法の基本を頭に叩き込んで、それから、生活の中で子供が言葉を覚えていくみたいに、ボキャブラリーを増やしていく。もちろん、語学学校に通えばいちばん良いのでしょうけど、そのチャンスがない場合、の話。生活の中で、出来るだけ話す機会を増やす。自分の意見をどんどん言う。あとは、例えばパートナーがその言語を母国語としている人だったら、毎回自分が間違いを犯したときに注意してもらうようにする。これを続けていれば、上達は早いと思います。shaquillさん、発音が良いそうですが、だったら耳が良いってことなんですよね。言葉をどんどん耳から頭の中に入れて、その言葉を実際に口から出す、実際に使うという作業をしていたら、上達すると思いますよ。頑張って下さいね!! 韓国語-英語のスイッチって大変そうですね。両方とも母国語じゃないですからね。ところで、shaquillさん、夢って何語でみます??私はイタリアに来てしばらくした頃、こんな夢をみたことがあるんです↓。車に、夫と私、夫の兄夫婦、それから彼らの好きなアメリカ人ミュージシャンとで乗ってたんですね(この辺り、夢ならでは)。それで、イタリア人3人は英語が分からない。アメリカ人はイタリア語が分からない。というわけで、私が通訳に。ところがこのアメリカ人、ものすっごい早口。イタリア人3人は3人で同時に違うことを言う。私は英語・イタリア語の訳をするのに物凄く苦労。「何で母国語でもない英語とイタリア語間の通訳を私がしなくちゃならないんだ」と日本語で考えていたら、頭痛がしてきて目覚めた、という夢でした。起きたら本当に頭が痛かったんですよ。嫌な夢でした。 学生時代、なかなか経験できないことをしたんですねー。イタリアで英語が通じないって、本当。ローマとかミラノとか、外国人観光客の多いところは何とか通じるんですけどね。しかも、イタリア人の喋る英語って癖がありすぎてわけが分からないですよね。フランスでも英語って通じませんでしたね。通じてもやっぱりイタリアと同じで癖があって分かりにくかったり。私もフランスでフランス料理、どころか、パンばっかり食べていた覚えがあります。10日間くらいしか留まらなかったけど、3キロ痩せました。若いうちはそういう自由気ままな貧乏旅行も楽しいですよね。良い思い出になって。 韓国語、頑張って下さいね!! 日記ならぬ、お手紙でした。2003/04/14 22:51:33自分の目の形に満足してますか?ちょっとの間、日本語入力ができなくて、苦労した。私はイタリア語版WINDOWSにIMEをインストールして日本語入力をしているんだけど、そうすると、画面右下の言語アイコン(って言わないよね・・・)をダブルクリックして、入力する言語を選んでから、日本語入力、ってことになる。ところが、先日、以前から調子の悪かったマウスが、とうとう逝ってしまった。以前から替えよう、替えよう、とは思っていたんだけど、言うが易し、ってやつで、考えていただけでちっとも実際に行動に移さなかった。そしたら、ある日突然、マウスが固まって動かなくなってしまったわけ。ありがちな話。さて、マウスがないと、キーボード操作をしないとならないわけだ。これが、面倒くさい。長い。ただでさえPC音痴な私なのに・・・。だからだな。余計に苦労した。もう嫌だ、マウス抜きのPC操作なんて。皆さんもお気を付けて。調子の悪いものを替えようと思ったら、すぐに替えましょう。週末は、引越しの支度に明け暮れた。今度の日曜日が、イタリアでは復活祭、翌日の月曜日は休日となる。その上、25日の金曜日は独立記念日でまた休日。2週続けて連休となるわけ。だから、来週末に引越しすることにした。そうそう、ちなみに、5月1日もメーデーでお休み。これだけ休日があれば、引越しの後片付けまで終わるでしょう。土曜日の夕方、サントから電話があった。今からピザを作るから食べに来ないかとの誘い。ありがたく誘いを受けることにした。このサント、フルネームが面白くて、初めて聞いたとき、私、思わず吹き出した。サント、というのは、イタリア語で「聖なる」という意味。問題の彼の名字が、サマ。フルネーム、サント・サマ。ずいぶん偉そうな名前じゃないか。日本人にしか分からない感覚だけど。さて、サントのフルネームはどうでもいいとして、彼の奥さんは、以前書いたアンナリータ。彼女、うちの子供がすっかりお気に入り。「私の理想の赤ちゃん」という誉めぶり。特に、この目が、って。でもさ、目は思いっきり日本人の私の目なんだよね・・・。イタリア人夫婦のあなたたちには無理ですって。こちらでは、アジアの目は「アーモンド型の目」って言われるのだけど、うちの子供の目は、グリッとした大きなアーモンド型。それがとっても良いらしい。行く方々で、「目が素敵」と言われる。土曜日はアンナリータのお母さんもいたのだけど、彼女、「憧れるわぁ。あなたたちみたいな目」と言っていた。「逆に日本人は欧米人のような大きな目に憧れたりするものだけど」と私が言うと、「無い物ねだり、てやつね」。そうだよなぁ。そういうのってあるよなぁ。「しかも、アジア人は、私たちが、アーモンド型の目が羨ましいって言うと、からかわれていると思ったりしてるんでしょう? 本当なのに」私は自分の目がもっとパッチリしていた方が良いとか、そういう目に対する不満はないから、別にからかわれているとか、思わないけど、確かに、目が小さくて、大きい目に憧れている人は、からかわれているとか思うのかもしれない・・・。アンナリータのお母さん、事あるごとに私の目をじーっと観て、「素敵な目ね。本当に素敵だわ・・・」とやっていた。その日、5回くらいそんなことされたかもしれない。そんなにたくさん、真っ向から誉められると、何か、居心地悪い。しかも、自分で「素敵な目」とか思っているんなら、そんな風に誉められたら良い気分になるのかもしれないけど、私は全然そんな風に思わないから。2003/04/14 16:33:11
Apr 14, 2003
コメント(0)
ゲストブックに頂いたshaquillさんの書き込みを見て、思ったことをちょっと書きます。普段日本語韓国語英語の3カ国語を使っているとしたら、やっぱり韓国語が一気に伸びるっていうのは難しいと思う。でも、逆に、長い目で見れば3カ国語を自由に使いこなせるようになるから、実はそっちの方が良いのかもしれない。私なんて、普段日本語とイタリア語を一緒に使う機会がないものだから、通訳しろと言われると、とっても苦労する。頭の中で、日本語とイタリア語をうまく消化する習慣が付いていないから。何て言うか、日本語の世界とイタリア語の世界は完全に切り離されたもの、という感じ。現に、日本人妻&イタリア人夫皆で食事に行くときなど、物凄い疲れる。こういうのって、慣れだな。私ももっと日本語を使う機会を増やさないと。今のところ子供に一生懸命話し掛けているけど、まだ返事は返ってこない。まだ小さいから当たり前だって。英語、なのだけど、私はもうすっかり忘れてしまった。テレビなんかでアメリカ人が喋っているのを聞いていると、もう、さっぱり分からない。昔は一応日常会話程度はできたのに。こんなもの、昔は分かった自分が信じられない。以前、電車の中でこんなことがあったっけ。その日は鉄道ストライキがあったのだけど、私が乗るはずだった電車は、動いていなかった。私はそのとき、どうしてもミラノからローマに行かなければならなくて、外国から来る国際線のフィレンツェ行きにとりあえず乗り込んだ。イタリアの電車では、車掌さんが切符をチェックしに廻ってくるのだけど、私の切符を見ると、車掌さん、追加料金を請求。私は予め買っておいたミラノからローマ行きの普通切符と特急券を持っている。乗っている電車は特急。なのにどうして追加料金を請求されるのかと不思議に思って訊ねると、この電車は国際線だから、例え乗る区間が国内だけだったとしても、特別料金が必要、と言われた。日本人の私は、素直に、なるほど、と思って、追加料金を支払う。車掌さん、私のしばらく後に外国人旅行者の切符をチェック。同じように追加料金を請求していた。ところが、この外国人旅行者、英語でどういうことか説明しないと払わないと言う。そりゃそうだよな、無駄に金を請求されるとしたら、説明がほしいよな。車掌さん、片言英語で説明したけど、分かってもらえない。そのうち怒鳴り合いになってきた。たまりかねた車掌さん、ちょっと待ってて、とその場を離れる。と、何と、私のところに来た。日本人ですよね。あそこのニュージーランド人旅行者、あなたと同じように普通乗車券と特急券しか持っていないんです、これは国際線だから追加料金を支払わないといけないと説明して下さい、と言う。振り返って、勝手にニュージーランド人旅行者を呼び寄せる。おいおい、誰が良いって言った? この車掌さん、日本人の女がひとり旅=英語が喋れる、と勝手に思ったんだろうか? 私は英語なんてできないし、しか旅行者じゃないってば。そういうわけで、ニュージーランド人、私に、どういうことだ、説明してくれと英語で迫る。車掌さん、私に、早く説明しろとイタリア語で迫る。困った。結局私も、車掌さんのような片言英語、わけの分からない英語で、思い切りつっかえつっかえ、これは国際線の特急で、国内線の特急とは違うから払わないといけないんだよ、と何とか説明。分かってもらえた。これって、ずいぶん前の話。あのときは、ずいぶん自分の英語力の低さに驚いたものだけど、今なんて、もう、全然分からなくなってしまっているから、驚くどころではないだろうな。情けなすぎる・・・。去年、英語を口から発する機会があったのだけど、物凄い簡単なことを言うのにも、つっかえつっかえ。単語が全然出てこない、という状態だった。情けない・・・。だから、長い目で見たら、今のところ韓国語があんまり上達しなくても、3カ国語を使いながら生活していた方が良いんじゃないでしょうか? 長いこと韓国に住んでいたらそのうち韓国語ももっとできるようになるでしょうし。
Apr 3, 2003
コメント(0)
先日、日本人の友人がうちに遊びに来た。子供を見るために。その時のことを思い出して、昨日、夫が、「彼女たちとお前のイタリア語って違うよな」。確かに、私自身違いを感じる。彼女たちはいろいろな日本人と交流が深いからか、日本人訛りのイタリア語を話す。ほら、あるじゃないか、英語でも。日本人訛りの英語って。あんな感じで。私は日本人としてはひとり、かなりポツンと離れたところに住んでいるため、あんまり周りの(って言ってもかなり遠い)日本人と交流がない。いや、交流はあるんだけど、時間の関係もあってやっぱり気軽に会うということがあんまりできなくて、メールや電話でのやりとりになる。会って実際に話すことってあんまりない。そういうわけで、普段はイタリア人たちの中でのみの生活。だから、イタリア語を覚える段階でも、日本人訛りというものは出なかった。むしろ、最初の頃はドイツ人訛りのイタリア語を話していると言われていた。私は音感には自信がある。だから、イタリア人社会のみで生活していたら、当然のように、喋り方がすっかりこの辺のイタリア人に似るということに。特にいつもよく喋る人。例えば、夫のイタリア語に。日本人の友達と違う点が、もうひとつ。ボキャブラリー。私と同い年の彼女たちの旦那様というのは、ある程度の年上、うちの夫とは10歳以上違う。彼らとうちの夫とは、育った環境も違えば、職種も違い、興味もまったく違う。そういうわけで、彼らのボキャブラリーとうちの夫のボキャブラリーは違うわけで、当然、その彼らや彼らの周りの同じような人間と頻繁に喋ることになる妻の私たちのボキャブラリーまで違って来る。そういうわけで、彼女たちがどちらかというと文語的な喋り方、難しい言葉を使う傾向があるのに対して、私はかなり口語的な喋り方で、簡単な言葉を使う傾向が。同じ時期にこちらに来た者同士なのだけど、こんなに差が出てしまうだなんて・・・。やっぱり周りの環境の影響って大きいんだな、思った。
Apr 1, 2003
コメント(0)
全8件 (8件中 1-8件目)
1