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去年、埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市に破られるまでは、日本の最高気温40.8度は山形市だった。そんな山形市でも冬は根雪になって多いときは40cmぐらいは積もる。さらに、米沢市、大石田町、尾花沢市、新庄市などの豪雪地は、今でこそ教科書に出てくるような二階から出入りすることはないが、1mは優に超える。
そんな厳しい土地柄の山形だが、おかげで、果物は甘く美味しく、米などの農産物もおいしく、牛肉も脂がのり、住む人は人情味あふれるところだ。
山形には、さくらんぼなどの果物、漬け物、そば、ラーメン、牛肉、いろいろおいしいものがある。最近、有名なのがそば街道に代表される田舎そば。最上川三難所そば街道、尾花沢そば街道、大石田そば街道、ほかにもたくさんの蕎麦屋がある。
好みにもよるが、村山市のあらきそば(そば粉100%で太くコシの強いそば)、大石田町の次年子そば(そば粉80~100%のコシの強いそば)、上山市の原口そば(そば粉100%だが比較的食べやすいそば)、南陽市の源蔵そば(そば粉100%だが細めで食べやすいそば)、あたりが有名だ。
今回は、次年子そばの中でも有名な七兵衛そばに行った。山形市はそんなに雪はなかったが、さすが、豪雪地大石田の山中にあるだけあって一番上の写真のようにすごい雪だ。道路脇は目印のポールが2m近く隠れる雪の壁ができている。それなのに道路は数cm程度の圧雪、雪国だけあって芸術的な除雪作業だ。(当然、滑る)
そんな山道を30分(雪がなければ20分かな)程度走ったところに、七兵衛そばはあった。雪に埋もれていい感じ。ちなみに、次年子は「じねご(ずねごにしか聞こえない)」と読み、昔は冬に生まれた子は雪がとけて翌年に届け出をしたことによる。
中にはいると、人数を聞かれ、番号札を渡され座って待つ。ここは、もりそば1050円しかないので注文する必要がない。
すぐに、大根、白菜などの漬け物、きくらげが山ほど出てくる。これが絶妙な味付けでうまい。ほどなく、そば粉90%の太いそばが大きなおわんいっぱいくる。香りもよく、歯ごたえもよく、絶品のそばだ。それを大根汁とそばつゆとネギを混ぜた汁につけて食べる。
うますぎる!、太くて硬めだが食べやすく、すごい量なのだがいくら食べてもおいしい。
なんとか完食すると、おばさんがおがわりすっがーとやってくる。ここは、おかわり自由なのだ。当然、お願いする。二杯目は男でもきつい。でもおいしいのと、大根汁の微妙なすっぱさ、漬け物の口直しが効いて、いつの間にか平らげる。人によっては、少し休んでは食べての繰り返しで4、5杯いけるそうだ。
そばつゆ。これもおいしい。
そば好きでもそうでなくても、死ぬほど食べたいところだ。
七兵衛そば
山形県北村山郡大石田町次年子266
0237-35-4098
11:00-18:00, 第一と第三木曜日・盆と正月・村の行事がある日は休み
駐車場あり
http://www.mitinoku.or.jp/tokusan/soba.htm
やまがたそば街道
流しそうめん 吾妻庵 2023年12月15日
柳家 2022年12月25日
伊勢そば 2022年04月18日