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それにもかかわらず、在庫のかまぼこすべてを食品が不足していた避難所に配布、さらに、緊急用発電機を使い、残っていた材料で3月20日から生産再開、作りたてのサツマ揚げを町内すべての避難所に配り、21日からは石巻市と東松島市の避難所にも配布した。その後も無料配布を続け、4月18日に販売再開、5月22日に女川本社仮店舗を再開した。
さらにさらに、被災者をできるだけ採用して雇用支援をしたり、旧工場を無償貸与して他の企業を支援したり、自社のサイトや店舗で町の物産品を販売し流通を支援したり、マリンパル女川と連携し交流支援したり、食品放射能測定システムを確立し自社製品だけでなく市場や他社のものを無料検査し安全支援したり、、震災後に一番頑張った企業の一つだろう。もう、感謝を通り過ぎて、涙無しでは語れない。
その高政が、9月16日に、女川本店「万石の里」をグランドオープンした。
つい最近、行ったのだが、女川といっても、女川湾の反対側、万石浦の方にあったために女川の中では被害が少なかったのだろう。
万石の里は、大きな新しい建物で、工場も併設されていた。震災前から建設していて、震災の被害を乗り越え、完成したらしい。
店内は、ピカピカ光るほどきれいで、ずらっと、いろいろな蒲鉾が並び、試食などもあった。
奥には、休憩所など。
ここにきたら、かまぼこ焼かないと!
手焼き笹かまぼこ1本200円。
焼けるのに10分ぐらいかかるので、店内でお買い物や、ぶらっとしていると、ショーケースの奥がガラスになっていて、工場でかまぼこを作っているのがみえた。
希望すれば、近くで見学することもできる。
少しずつ焦げ目がついてきた。餅のように表面がぷっくらとふくらんでくる。
両面焼いて、できあがり。
一口、食べると、表面がこんがり香ばしくぷちっと、中は分厚くてもっちもち、上質の白身の魚そのもの、風味と香りが広がっていく。焼きたては抜群、絶品。
いろいろ買ってきた。
まずは、あげかま。たかまさあげ。105円。
ほどよい油っこさの皮で、中は白身そのものがもっちもちで詰まっている。おいしかった。
ぷちあげ。やさい。294円。
ねぎ、にんじん、しょうがが少しだけ入って、かまぼこのあっさりとした旨みと甘さ、野菜の風味が合わさって、つるっともっちりの食感もよく、とてもおいしかった。
石巻の白謙でもそうだが、プレーンより野菜あげのほうがおいしさが分かりやすい。
笹かま。吉次。168円。
いつの間にか、ほとんど食べられていた。。もっと買ってくればよかった。
ぶあつくて、ひんやりもっちり、白身の風味が抜群によい。ごはんにも合う。
さんまかりんとう。350円。
ぱりぱりとしたせんべいみたいで、さんまの風味と香りがほんのり、おいしかった。
苦しいときの友は真の友というが、震災後、地元の被災者は、苦しいときも高政あり、と思っただろう。
同じように、石巻でも頑張った企業やお店があって、今でもみんな感謝している。(逆に、いつまでも営業しなかった店や値上げ販売した店は評価を下げた。)
震災後、今なお、ずっと、がんばり続けている高政、女川のためにも高政のためにも応援したい。手焼き蒲鉾は絶品だし、何を食べてもおいしいし、とってもおすすめ。女川に行ったら、必ず寄りたいところだ。
http://www.takamasa.net/mangoku.php
高政 女川本店「万石の里」
宮城県牡鹿郡女川町浦宿浜字浜田21番地
0225-53-5411
8:30~18:00、不定休
駐車場あり