長崎中華街、オランダ坂、孔子廟（福岡・長崎・大分旅行二日目3）

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2014年11月07日

長崎中華街、オランダ坂、孔子廟（福岡・長崎・大分旅行二日目3）

カテゴリ：観光

100円パークに停めて、歩いて行く。
九州231.jpg

横浜、神戸とともに日本三大中華街とされ、約120m四方に、中華料理店や中国雑貨店など約40軒がある。
江戸時代の鎖国下でも長崎は対中貿易港と認められ、約1万人の華僑が住み、その名残とされている。
東門「青龍」から入る。
九州232.jpg

奥まで続いているが、14時だし、チェックしていた江山楼へ。
奥にもあるが、入り口右の新館にした。
九州234.jpg

王さんの特上ちゃんぽん1620円は、濃いめまろやかな白濁スープに、もっちり麺が絡み、具はフカヒレ、イカ、エビ、すり身、野菜、キノコなどしっかりめいろいろ、なかなかのおいしさ。
まあでも高いので、ちゃんぽん864円でいいかな。
九州235.jpg

皿うどん864円は、甘みあるあんかけに細麺ぱりかり、野菜ともやしとカマボコ、バラ肉でやさしい感じ。こちらもなかなかだが、特上に比べるとうまみが少ないか。
本場の長崎ちゃんぽんと皿うどんが食べれてよかった。
長崎出身のさだまさし御用達らしい。
http://www.kouzanrou.com/
江山楼

九州239.jpg

江山楼を出て、中央の十字路へ。
九州238.jpg

更に西へ歩くと、先に西門「白虎」。
直線120mぐらいなんで、思ったより小さい。
九州240.jpg

蘇州林で、ごま団子162円はもっちもちで餡、肉まん324円はあったかもっちり具しっかり。

http://www.sosyuurin.com/
蘇州林

九州242.jpg

南門「朱雀」で、門の裏に朱雀。道路向こうは湊公園の表門。

九州244.jpg

最後に北へ。
北門「玄武」で、亀と蛇。
九州246.jpg

新地橋から、北門を振り返ると、長崎新地中華街が一望できる。

http://www.nagasaki-chinatown.com/index.html
長崎新地中華街

九州247.jpg

車で少し移動し、14時半、オランダ坂。
東山手の石畳のきつめの坂道で、通りには洋風住宅、日本最初の女学校の活水学院など、異国情緒あふれる。当時は、外国人居留地で、坂を通行する異人をオランダさんと呼んでいたので、オランダ坂となった。
九州248.jpg

下から上まで結構な距離があり、駐車場もないけど、少し登った活水学院との分かれ道の坂が有名。
坂と洋風住宅少しで何もないので、札幌時計台、高知のはりまや橋とともに日本三大がっかりとされているが、雰囲気あるし、他とセットものなので、見応えはあると思う。
ちなみに車は通れるけど、坂とすれ違いが大変なので注意。

http://www.nagasaki-tabinet.com/detail/index_105.html
オランダ坂

オランダ坂から細道を下ると、
九州249.jpg

孔子廟。
1893年に清国と華僑が協力し建てた日本唯一の本格的なもの。総本山は中国山東省にある。
目の前の100円Ｐに停め、
入場料600円、黌門（がくもん）から入る。

九州250.jpg

孔子は、紀元前551年に魯の国に生まれ、論語をつくり、儒教を広めた。
孔子の教えは多数あるが、五常（仁、義、礼、智、信）、朋、遠方より来たる、亦楽しからずや、が出迎える。
でも、中国、4000年の歴史で、儒教の発祥国なのに、今でもマナー悪いよね。。
九州251.jpg

入ると、正門の儀門（ぎもん）と庭に碧水橋（ひすいきょう）。
儀門の脇には、石獅子と龍蝠（りゅうふく）。
橋の奥がすい星門で、日本の鳥居の原型。その奥が楷樹（かいじゅ）。
九州253.jpg

儀門。
入り口５つ、真ん中は神と皇帝のみ通れる。
廟は、中国らしい極彩色で飾られ、お香のかおり。
九州254.jpg

聖廟に入ると、回廊が凵型に続き、奥に大成殿がある。
九州255.jpg

廟内には、孔子の高弟72賢人の石像がずらりと並ぶ。
大理石で、約1.5トンあるらしい。
九州256.jpg

大成殿へ。
1893年建築、原爆にも耐えた文化財。
軒下の左右には有教無類、教えは誰にでも。
龍を彫った御道石（みどうせき）、一角獣のかく端（かくたん）、石人・翁仲（こうちゅう）などの石像が迎える。
九州257.jpg

殿内は薄暗く、中央に孔子座像。
お参りを。
太宰府でもお祈りしたし、頭よくなったかな。
九州258.jpg

右側が麒（き）（雄）、左側が麟（りん）（雌）。
中国古来から伝わる想像上の神獣、麒麟だ。
奥にはぐるりとお宝。
九州260.jpg

剣、銅鑼、いろんな像や飾りなど。
九州262.jpg

大成殿の奥には、中国歴代博物館。
立派な３階建てで、２階から入る。
中には、北京の故宮博物館などから提供された貴重な文物、青銅器、磁器、美術工芸品などが展示してある。
緻密な装飾の置物とか凄かったが、撮影禁止。
九州263.jpg

１階のお土産屋さんから出る。
書写のコーナーもあった。
九州265.jpg

帰り道。
大成殿を囲む高弟72賢人の石像、一つ一つ違うんだな。
九州267.jpg

回廊の両廡（りょうぶ）には、論語全文16018字が大理石に彫ってある。
漢文の授業を思い出した。

孔子廟、横浜中華街の関帝廟のイメージでもっと小さいかと思っていたが、予想より立派で、博物館も故宮に行ったような雰囲気で、見応えがあった。
中華街は小さいけど、孔子廟は大きいので、600円の価値はあるし、ぜひ。

http://www.city.nagasaki.lg.jp/nagazine/hakken0301/index.html
長崎孔子廟

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