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一番なだらかで登りやすそうな岩肌になっているが、結構な角度はある。
人は、、いるかなあ。
9:13、登山口。
9時の部も強風でクローズ。
快晴で涼しいし、下はそよ風程度なんだが、、頂上では6倍になるらしいから吹いてるんだろう。。残念。
まあ、砂漠にぽつんと335mの岩山があったら、風が吹かない方がおかしい。7月は半分の確率だが、ダメな年は16%だし。
そのまま南へ廻る。
西面。
聖地みたいなくぼみもある。
9:18、少し南に離れて、砂漠の中にウルル-カタ・ジュタ・カルチャーセンター。
平屋で丸い建物などいろいろ、周りの砂漠にはデザートオーク。
先祖伝来の2匹の蛇(クニヤとリル)によって啓示を受けたデザインらしい。
中は撮影禁止で、アボリジニに関する資料やミニシアターや動物や昆虫の標本など、お土産屋さんも大きめ。
これはリゾートでの写真だが、こんな感じのアボリジナルアートの大物がいっぱい展示され説明されていた。
高いけど売店でも売っていた。
9:50、再びバスでウルルへ。
最後のチャンス、どうなるか?
10時、登山口。
人はいるけど空いていない。。
でもガイドさんが、最後は体験登山かマラウォークになるので降りていきましょうと。
ぜひとも登りたいってわけじゃないけど、せっかく来たのだから登って心残りをなくしたい。
って、みんな思ってた。
そしたら、オープンするという情報が入って、一斉に集まっていく。
登る人の半分は日本人だった、リゾートでは少数だったけど登るのは日本人ばかり。
脇にはアボリジニの訴え。
どうか登らないで!
聖地に観光で登るんだから当然だ。
さらに滑りやすく急な岩山のため、過去に負傷例多数で30名以上の死亡例があり、登るなら注意しなさいと書いてある。
ウルルはアボリジニのもので、オーストラリア政府は借りて管理をしているだけ、それでもウルルの観光収入はアボリジニの経済を支えているので観光はやめられない。特に38%の人がウルル登山を目的にくるらしく、登山も禁止にできない。
大人の事情なんだ。
でも、2020年までに、ウルルに登山に代わる観光ができて、登山希望者が20%以下になったら、登山禁止になるそうだ。実際に、希望者は減り続けており、円安と不況で日本人観光客も減少しており、可能性はあると思う。それで今のうちに登っておきたい人もいるわけだ。
10:02、時間は70分だけなので、往復2時間以上かかる頂上までは無理だが、急いで登る。
上をみると、赤い砂岩の岩山がすごい角度と迫力でそびえ立っている。
片道1.6km往復3.2kmの登山で、高さ335m、平均傾斜は30度、最大47度、といっても前半がずっと急坂の難路で、平均2時間半かかるらしい。
もちろん、装備は大切で、トレッキングシューズかできれば登山靴、伸縮性のあるズボン、上着、帽子、日焼け止め、イボ付き軍手、リュック、水は一人1L。
最初の50mは、そこそこの急さで鎖もないチキンロック。
元気だしなんとか登り切れる。
でも下をみると、結構な高さと角度で、高所恐怖症の人、足腰の弱い人は絶対無理。ここで怖いと感じたチキンは降りなければいけない。
(初めのうちは余裕で写真撮ってる。。)
チキンロックの終盤はきつくて、滑ると終わり(余裕で死ねる)なので、手をついて登る。
ここまででも、アンコールワットよりも危険できつい。
3分ほどで、鎖場にたどりついた。
こっからが、真の正念場。
最大47度、ほかもそれに近い上り坂というか、、断崖が待っている。
約600m、上の方まで延々と見えないところまで続いている。
命綱をしっかりと握って、足を踏ん張って、前屈みで登っていく。
見て、この角度、こんな急坂がずっと続いてるんだ。
そよ風程度で涼しいが、動いたので少しずつ暑くなってくる。
ここまででも、まだ高さは半分いってない。
白人さんは、この辺りで帰る人結構いたな。
頑張って、登る。
坂がきつくてだいぶ登ってきたので、息も切れて、疲れもたまってくる。
10:11、最初の休憩。
どこも急斜面なので、なんとか座って水を飲む。
下を見ると、かなり上がってきて、駐車場も小さくなって、そして、ウルルの赤い広大な大地が四方に広がる。
遠くにカタジュタも見える。
すさまじい絶景だ。
あとは、根性で登っては、
休んでの繰り返し。
若手は先に行ってしまい、メタボ軍団は脱落、おじさんおばさん集団になってしまった。
実は、体力も重要だが、手と足でよじ登るので、重さが一番こたえる。重い分、力がいるし、疲れがたまるし、足腰にくるし、あと身長があると鎖が低めなので負担かかるし、肥満の人はもれなく登れなかった。
白人さんが無理で、日本人が頑張るわけだ。
オレ、メタボ気味だし、水1Lx2、さらにカメラや貴重品、衣服などリュックにいっぱい詰めてたんで、やっぱ軽くしないといけないな。あと、ツレは登山靴だったが、オレはジョギングシューズで踏ん張りがきかなかったので、靴も重要だ。
だいぶ上がってきた。
それでもまだ急坂で大変、カメラも落としたりぶつけたら大変なので、TX30でずっと。
鎖場ももう少し、最後のここが急で、へばってるので、かなりきつい。
富士山の九合目ぐらいのきつさで、頑張っても体が動かない。
でも、休むところもないし落ちたら死ぬという超ハイリスクなので踏ん張る。
なんとか登り切って、上まで来た?
残念、、まだ続きがある。
10:35、やっと鎖場を登り終えた。
ここからは、台形の上の部分で、点線沿いに1kmの頂上を目指す。
なだらかにはなったが、ところどころに2m前後のアップダウンがある。
きついところには鎖もあるし、滑って落ちたらおしまいなのも同じ。
このずっと先には頂上のポイントがあるんだが、
10:37、もう折り返さなければいけない。若手軍団はすでに降りて行ってるし。
あと1時間あれば登れたんだが。
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