全17件 (17件中 1-17件目)
1

オオシモフリエダシャクという蛾がいます。19世紀半ばまで、その蛾は白い蛾として知られていました。それから50年、その蛾は黒い蛾として知られるようになりました。白い蛾が黒くなったわけではありません。もともとその蛾には、白と黒の2種がいたのです。近代の工業化の進展は、樹木の幹を黒く汚しました。黒く汚れた幹にとまっていた蛾は、目立ち鳥に食べられました。その結果、ほんの50年で白い蛾はほぼ姿を消し、黒い蛾ばかりが生き残りました。人の罪は、生物の姿さえ、黒く変える汚れを持つのです。 【ウィキメディア】 「工業暗化」 ※上記の現象を「工業暗化」と呼びます。 ただしその試験方法には多くの問題があったことが、ウィキメディアに書かれています。 やや専門的ですが、関心がございましたら、どうぞ。
2012.08.30
コメント(16)

本日、2012年8月28日、ニホンカワウソ絶滅種認定のニュースが報道されていました。絶滅危惧種ニホンカワウソが、実は絶命しているかもしれない。これは私も、2012年1月14日の日記で書きました。【絶滅についての日記】 「もう逢えないかもしれない」昭和まで生息していたほ乳類が絶滅種に認定されたのは、今回が初めて。予想されていたとはいえ、とても残念なことです。高知県須崎市は、街全体でニホンカワウソの保護を進めていました。愛媛県の県獣は、ニホンカワウソです。四国の各市町村は、ニホンカワウソの生存を信じていました。絶滅指定されたとしても、絶滅を証明する術はありません。まぼろしのニホンカワウソが、これからも四国の人々の中に生き続けることを願います。 【ニホンカワウソ友の会】 「We are friends of otters!」
2012.08.28
コメント(12)

ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を製作したのは、パトロンからの報酬が目的でした。17世紀初め、パリなどでは倍率3倍の望遠鏡が売られていました。そもそも望遠鏡は、オランダの眼鏡職人ハンス・リッペルスライら、複数の技術者によって発明されたもの。当時、イタリアのガリレオは、ベネチア総督をパトロンにしていました。ところがガリレオは、オランダ人からこの総督に、望遠鏡がプレゼントされる情報を入手します。パトロンの歓心を失ってはならない。パトロンからの報酬を目的に、大あわてでガリレオは倍率8倍の望遠鏡を作成します。ガリレオの望遠鏡を支えたのは、ベネチアのガラスレンズ製作の技術でした。「高倍率の望遠鏡なら、敵艦を早く発見できる」これがガリレオが、パトロンへの望遠鏡プレゼントの宣伝文句でした。そして、目的どおり、ガリレオの報酬は2倍に引き上げられました。しかし、間もなくイタリア情勢の不安から、報酬は引き下げられます。仕方がなくガリレオは、望遠鏡で星をながめ始めます。それがやがて、木星の衛星発見や、地動説の発想につながります。現代でも、科学研究費の争奪は壮絶です。ひとの活動の原動力にある、名誉欲、金銭欲。つねに欲は、ひとの活動を支えています。
2012.08.26
コメント(24)

エディタコミュニティ終了後を考えています。私は「おきてがみ」を考えていましたが、情報を頂き調べますとウイルス感染例がありました。2010年頃に、身代金請求型のウイルスが、おきてがみで広がっているようです。ブログ間の交流は、「あし@」に移行する人が多いとのこと。移行するなら、「あし@」でしょうか。「あし@」か、「おきてがみ」、まだ決めかねています。両者の情報、何かありましたら、教えてください。
2012.08.24
コメント(15)

昨日、彩雲を見ました。うわさに聞く彩雲を見るのは、初めてのこと。彩雲は、雲が虹色に輝く現象。実にきれいな景色です。下記のウィキペディアには、彩雲のギャラリーもあります。様々な彩雲の写真をご覧ください。 【ウィキペディア】 「彩雲」
2012.08.23
コメント(18)

昨日、残念なニュースを知りました。長く私も利用させて頂いていた、エディタコミュニティが終了するとのことです。エディタコミュニティは、楽天以外の各種ブログユーザとの交流の場として利用していました。開設当初、ブログをつなぐ「空母」の様な存在と表現されていました。このエディタコミュニティを失うと、交流が困難になるかたも多く、途方にくれています。思えば、エディタコミュニティに参加したのは、ある事件がきっかけでした。その事件とは、ブログの乗っ取り。他人が私のブログを、エディタコミュニティに自分のブログの様に掲載していたのを偶然発見したのです。窓口にこの「乗っ取り」を報告し、対抗策として私自身が自分のブログを登録したのが入会のきっかけでした。今では懐かしい話となりました。各種ブログをつなぐエディタコミュニティの終了は、ブログの衰退を象徴する出来事に思えます。単にひとつのサービスが終了するのみではなく、せまる悲しい足音に、不安でいたたまれない思いです。・・・・・・・・・・・・・[重要]サービス終了のお知らせ 2012/08/21 いつもエディタマガジン・エディタコミュニティをご利用いただき、ありがとうございます。 この度、2012年10月22日(月)をもちまして、 「エディタマガジン」「エディタコミュニティ」のサービスを終了させて頂くこととなりました。 サービスを開始した2006年4月より、長きに渡るご愛顧を賜りまことにありがとうございました。 ユーザーの皆様には、サービス終了に伴いご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ございません。 引き続きアライドアーキテクツでは、みなさまにご満足いただけるサービスの提供に 努めて参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ■サービス終了スケジュール 2012年10月22日(月) エディタマガジン・エディタコミュニティのサービスの終了 (※ブログパーツも表示されなくなります) 2012年11月22日(木) ユーザーサポート窓口の閉鎖 ■退会手続きについて サービス終了をもって自動的に登録データの破棄をさせていただきます。 お客様ご自身で退会手続きを行なっていただく必要はございません。 ■お客様の個人情報について ご登録いただいた会員の皆様の個人情報につきましては、 サービス終了後、弊社が責任を持って消去させていただきます。 ご不明な点は下記からお問い合わせ下さい。 http://www.edita.jp/admin/question_form.php
2012.08.22
コメント(19)

体調が回復しましたので、今日はコメントをくださった方へご訪問いたします。それにしても、今日は雹(ひょう)が降りました。激しい雷雨とともに雹が降り、カンカンと金属音が響いていました。真夏の雹は、私は初体験。雷雨の影響かと思いますが、異常気象を感じます。
2012.08.21
コメント(9)

昨日は、朝6時には屋外にいました。必ずしも涼しくはなく、むしろ朝日が非常にまぶしい朝でした。低い位置から射す横方向の光は、直接、眼に入ります。しかも路面でも反射して、視線を落としても眼に光が入る状態でした。低く射す光を嫌いながらも、そのまま屋外で。やがて気温も上がってきたころ、ふらふらとめまいがするようになりました。吐き気を伴うめまいに、ダウン。横になるとさらにめまいがひどくなるので、座ったままの休憩でした。軽い熱中症。スポーツ飲料を飲みながら水分補給していたので、油断していました。原因のひとつは、眼から光があるように思います。眼に多量の光を受けると、皮膚が黒くなる。眼からの光で、日焼けすることは知っていました。しかし、これほど眼に受ける光で、体調が悪化するとは思いませんでした。まぶしい光を避けるように、サングラスをお勧めします。黒すぎるサングラスは、瞳孔が開いて逆効果。薄い色で、紫外線カットのサングラスを選びましょう。私は今日も、眼が疲れていますので、今日は養生させて頂きます。みなさんも、ご自身の体力を過信なされませんように。
2012.08.20
コメント(15)

イヌに似た、オオカミの鳴き声。しかしオオカミは、「ワンワン」と連続しては鳴かないと言います。野生のオオカミは、「ワォ」と鳴き、次に鳴くまで間を取るそうです。オオカミが鳴くのは、多くは敵の接近をしらせる警告のため。連続して鳴けば、敵にまで自分たちの存在を教えてしまいます。イヌが連続して「ワンワン」と鳴くのは、ヒトの聴覚が劣るため。ヒトにも分かるように、連続して鳴きます。事実、オオカミを飼育すると、イヌの様に連続して鳴くようになります。我が身の危険を招く連続鳴きですが、ヒトへの伝達を優先します。イヌも、オオカミも、ヒトに配慮して鳴くのです。ワンワンと鳴く、人への思いやり。やさしいこころを、イヌは持っています。【YouTube】 ※ 動物園で飼育されているオオカミは、やはり「ワンワン」鳴くようです。 人から給餌されるからでしょうか。 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2012.08.18
コメント(14)

備前長船刀剣博物館「エヴァンゲリヲンと日本刀展」に行きました。アニメと刀剣のコラボによる異種企画展。受付嬢もアニメのコスプレです。入場の際に、エヴァのクリアファイルも配られました。話題はこの企画展向けに作成された、ロンギヌスの槍。長さ3.32m、重さ22.2kgfの、大きな鉄・ニッケル・コバルト合金の槍。刀匠三上貞直さんらの製作によるものです。大きな槍で、らせん状の本体。製作は、大変だったかと思います。他にもエヴァンゲリヲンをテーマにした、様々な刀剣18点も新作展示されていました。隕鉄を原料にした剣もありました。小さな博物館ですが、企画展は大盛況。駐車場も、遠くの神社の駐車場に誘導されました。若者の姿も多く見えました。刀剣愛好家は眉をひそめるかもしれませんが、この盛況ぶりは大成功でしょう。会場内、エヴァンゲリヲンの原画以外は写真撮影可も嬉しい点。意外に面白く拝見できた、博物館の異種コラボ。アニメファンは、ご覧になってはいかがでしょうか。各種アニメグッズ販売もありました。・エヴァンゲリヲンと日本刀展: 2012年7月14日~9月17日。 料金 一般700円、高・大学生500円、小中学生200円 (企画展では割引券など使えません)【備前長船刀剣博物館】 「エヴァンゲリヲンと日本刀展」・ロンギヌスの槍は、こちらのリンクから。【Web News】 「エヴァ"ロンギヌスの槍"公開」
2012.08.17
コメント(9)

イヌが生物の分類上、ネコ目イヌ科であることは、以前にもご紹介しました。イヌはネコの仲間です。 4000万年前、ミアキスというジャコウネコに似た動物がいました。この食肉目、ネコ目の動物をイヌは祖先とするため、イヌはネコ目とされます。ミアキスは、やがてダフィーナスとキノデクテスに分岐しました。そのキノデクテスは、ハイエナに似た動物でした。しかし、キノデクテスは絶滅。ただ絶滅寸前の2600万年前、分岐したトマークタスを残しました。このトマークタスが、現在のイヌ属の直系の祖先です。絶滅寸前で、今に生き延びたイヌ属。今では大繁栄を謳歌しています。それでも、イヌたちはネコ目です。永遠にネコの仲間であり続ける運命は、イヌたちのプライドのため、触れないでおきましょう。 ・・・・・・・・連休でブログ更新、ご訪問をお休みしています。申し訳ありませんが、ご容赦ください。
2012.08.15
コメント(20)

南カリフォルニアに、赤に黒い模様があるエスショルツ・サンショウウオが住んでいます。もしあなたが、サンホアキン渓谷から西側のカルフォルニアの海岸に沿って北上したなら、そこに住むサンショウウオが、だんだんと黒くなっていくのに気づくでしょう。サンショウウオが、その地域の種との交配で、徐々に姿を変えたものです。あなたが東の渓谷を南に行くと、サンショウウオは黄色に黒い斑点の模様の種に変わります。それから、渓谷をぐるっと回って戻ってみましょう。そこでは、元の赤に黒い模様のサンショウウオと、黄色に黒の模様のサンショウウオが出会う場所があります。この赤黒と、黄黒のサンショウウオは、元は同じ種。住む地域を移動する間の交配で、徐々に変異をとげたもの。しかし、この赤黒と、黄黒のサンショウウオは交配できません。住む地域を変えた、変異の過程で、別の種に変わってしまっているのです。生まれは同じでも、生き方がすべてを変える。命のあり方を決めるのは、生まれではなく、その生き方。だからこそ、環境がいかに変わろうとも、自分らしく生きたいと、真に思う。【参考】 デニス・マッカーシー,なぜシロクマは南極にいないのか,化学同人,2011年,211P
2012.08.09
コメント(29)

男子マラソンの世界記録保持者、ケニアのパトリック・マカウ選手。彼の心臓左心室は、常人の1.6倍の大きさがあります。さらにマラソン時、彼の心臓はその1.6倍に拡張します。この話から、スターリングの心臓の法則を思い出します。心筋は、弛緩期に進展しているほど、強い収縮力を発揮するというのがその法則。つまり、大きく膨らむ心臓ほど、強い力で血液を送り出します。まさに法則どおりの、マラソン選手の心臓。極めて論理的なのに、論理を超えた、脅威を感じる力です。・・・・・・ちなみに、下記のウィキペディアは、完全に間違っています。これほどの間違いを、初めて見ましたので、ご紹介します。ネット情報の信頼性については、十分にご注意を。【間違ったウィキペディア】 「フランク・スターリングの心臓の法則」
2012.08.06
コメント(23)

国際アマチュアボクシング連盟(AIBA)の疑惑について、追加情報。問題のボクシングは、下記のNHK配信をご覧になるのが良いかと思います。リンク先の「経過・結果」の下の、再生ボタンをクッリクください。ラウンド毎にご覧になれます。【NHK】 「男子バンタム級 2回戦 」このリンクは、見逃した他の試合をご覧になるのにも便利です。今回の1ラウンドで6回のダウンをカウントしなかった誤審(?)で、下記の裁定が処せられました。トルクメニスタンは、アゼルバイジャンの隣国です。・勝者とされたマゴメド・アブドゥルハミドフ(アゼルバイジャン)は敗戦・トルクメニスタン人レフェリー追放・アゼルバイジャン人国際競技役員を行為規定違反で追放AIBAは、2004年アテネオリンピック・ボクシングでも、採点疑惑を受けています。その結果、国際オリンピック委員会(IOC)から100万ドル以上の資金供給を2年間凍結されました。しかし、今回、AIBAは1000万ドルの献金を、アゼルバイジャンから受けています。つまり制裁を受けても、その10倍の見返りが「誤審」で得られる計算です。国際アマチュアボクシング連盟(AIBA)のオリンピック介入自体を見直すべきではないでしょうか?
2012.08.05
コメント(17)

オリンピック ボクシング不正判定疑惑。2011年9月22日に、英国BBCから驚愕の報道がされていたことが判明しました。【BBC】 「ニュース(英文)」報道によると、国際アマチュアボクシング連盟(AIBA)にアゼルバイジャンM・アブドゥハミドフ選手から、900万ドル(約6億8000万円)の献金があったとのこと。2011年にBBCは、アゼルバイジャンの選手が2個の金メダルを取ると予言しています。AIBAは献金は認めていますが、メダルとは無関係と否定。調査を進めたはずですが、今回の事態につながりました。オリンピックが、迷走しています。【過去の日記】 「誤審を超えて」
2012.08.04
コメント(21)

驚きのニュース、ご紹介します。ロンドンオリンピック、男子ボクシング。1ラウンド6回のダウンを取った清水聡選手。ダウンを一度もカウントしないレフェリー。客席からのブーイングの嵐。しかも、清水選手敗戦の判定。レフェリーはオリンピック追放になりましたが、この驚きのニュース、一度ご覧ください。今回のオリンピック、大丈夫でしょうか。【NEWS】 「ロンドンオリンピック ボクシング」リンク先には、3Rの動画もあります。
2012.08.03
コメント(14)

「指南」の日記では、「指南する」についてのコメントを多くいただきました。これは皆さんのコメントどおり、「指南車」に由来します。検索すると、下記の指南車が出てきます。【ウィキペディア】 「指南車」昨日リンクした、方位磁石の「指南」の画像を探すとき、私も検索で出るのは指南車ばかりで困りました。指南車は、左右の車輪の作動を利用して、常に人形が一定の方向を示します。「史記」に書かれた仕組みですが、あまり実用的には思えません。車輪が空転すれば、大幅に指す方向が狂ってしまいますから。しかし人形が一定の方向を指し示すことから、「指南」は「導く」の意味になり、やがて「指南する」という言葉が生まれたとのこと。また皆さんのコメントから、中国では方位磁石(コンパス)を「指南針」と呼ぶことを知りました。ありがとうございました。さらに「指南」の「スプーン」は「レンゲ」では?とのコメントも頂きました。なるほど、そのとおりと思いましたが、そこは「洋食器」のブログですから「スプーン」ということで。いつも皆様からのコメント、楽しみに拝読しています。「それから」はやめてしまっていますが、これからもよろしくお願いします。
2012.08.02
コメント(13)
全17件 (17件中 1-17件目)
1