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この毘沙門天像、どこかで見たような気がしませんか。この像は、名古屋市の熱田神宮に隣接した、秋葉山円通寺にあります。実はこのコンクリート像も、作者は浅野祥雲です。毘沙門天の前の花筒に祥雲の銘があります。境内の南端にありますので、逆光で写真写りが悪い点はご容赦ください。毘沙門天が踏みつけている悪鬼をご覧ください。憎めないこの表情は、まさに浅野祥雲の作品です。毘沙門天の前には香炉があります。香炉を持つ小鬼が、実にかわいらしい。小鬼の表情をご覧ください。とても良い顔をしています。初詣で熱田神宮に行かれたら、ぜひ秋葉山円通寺のこの像もご覧ください。・・・今年はお世話になりました。また来年もよろしくお願いします。【楽天商品: 干支】
2019.12.30
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名古屋で遮光器土偶発見。熱田神宮で遮光器土偶に出会いました。「眼鏡之碑」とあります。名古屋眼鏡商業協同組合60周年で製作されたもの。名古屋眼鏡商業協同組合は、玉祖命(たまのおやのみこと)を崇拝しているとのこと。玉祖命は勾玉作りを司った玉造部(たまつくりべ)の祖神。勾玉と眼鏡のレンズの磨きには、似通った技術もあるのでしょう。神社では意外な出会いもあります。初詣では、改めて境内探索もよいでしょう。【楽天商品: ねずみ年】にほんブログ村
2019.12.27
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この怖いお方は何を踏みつけているでしょうか?この写真も、愛知県日進市の五色園の浅野祥雲のコンクリート像。ノーマルでは面白味に欠けたので、HDRモードでピクチャー効果をかけて撮影しました。実はこの方は夜盗。実に罰当たりなお方を踏みつけています。全体像はこちらです。なぜ、こうなったのでしょう。それは次の物語を題材にしています。・・・・・・・・・・・「夜盗耳四郎聞法の場」摂津の国の大盗賊、耳四郎は、法然の法話に心を動かされました。耳四郎は法然に罪を告白し、涙とともに念仏を唱えました。日々、念仏を唱える耳四郎でしたが、夜盗を止めることができずにいました。その姿を夜盗の仲間が快く思うはずはありません。耳四郎の寝こみをねらい、耳四郎の暗殺を企てました。刀を抜き、耳四郎に切りかかった夜盗。しかし、どうしたことでしょう。耳四郎の姿が、金色の仏様に代わっているのです。法然の念仏の功徳を知った耳四郎達。耳四郎と夜盗は懺悔して、法然の弟子となりました。・・・・・・・・・・・・・こちらは、法然の説法を聴く耳四郎。なんとも情けない表情をしています。味わい深い、物語でした。【日記1】「魅力的なコンクリート像 ― 五色園 ―」【日記2】「夏は厄介です ― 五色園2 ―」【楽天商品: イヤーフィギュリン 2020】
2019.12.23
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今回も愛知県日進市の五色園。浅野祥雲のコンクリート像を追います。聖人一行の正面に廻ります。更にその前に、もうひとりいるのが見えるでしょうか。次の写真の右端、中央よりやや下の草むらに白い服が見えます。では、道なき草むらに入りましょう。草で足元が見えず、しかも急坂です。滑落しないよう注意して撮影します。五色園のコンクリート像巡りは、夏は厄介なことで知られています。多数の蚊の群れ、マムシ、クモの巣が訪問者に襲い掛かります。さらに背の高い草が、足元を隠します。だから私は、秋を待って訪問しました。五色園には、さらなる難所が待っているのですから。【日記1】「魅力的なコンクリート像 ― 五色園 ―」【楽天商品: イヤープレート 2020】
2019.12.21
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名古屋市東区の長久寺にて、いつものコンデジ撮影。長久寺は、名古屋の空襲を免れた貴重な寺院。本堂の屋根の造りが独特です。撮影は拙いですが、紅葉も綺麗でした。長久寺の見所は別にあります。しかし見所とは別に、皆さんに感想をうかがいたいことがあります。これは長久寺の大師堂ですが、いかがでしょうか?私には、屋根の太陽光パネルが不適切に思えてなりません。寺院の景観を損なってまで、屋根にパネルが必要でしょうか。大師堂は再建品とはいえ、境内の建造物のひとつ。たしかに再生可能エネルギーの利用は大切。それでも屋根に置かない設置法もあったと思います。戦災を免れた長久寺。だからこそ、変わらない姿で後々までも伝えていきたい。【楽天商品: イヤープレート 2020】にほんブログ村
2019.12.19
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大きな弘法大師様。ここは、愛知県日進市の岩崎御嶽社。コンクリート像作家 浅野祥雲作の弘法大師座像です。この地にも浅野祥雲のコンクリート像がいくつかあります。しかし、この場所は浅野祥雲ファンの間では”難所”として知られています。なぜなら、岩崎御嶽山は霊山。そのため山中には無数の神霊碑や石仏、コンクリート仏があります。その数は余裕で1000を超えるでしょう。一方で、浅野祥雲の作品は、大半が無銘。この霊山の無数の像の中から、作風だけを手掛かりに浅野祥雲の作品を探さなくてはなりません。それ故に、浅野祥雲ファンにとっては難所です。今日は山頂の大駐車場にある、誰でも見つけることができる浅野祥雲作品を紹介します。【毘沙門天】大きな毘沙門天が,邪鬼を踏みつけています。踏みつけられた邪鬼の愛嬌ある表情。そこはかとなく伝わる和みが、浅野祥雲作品の魅力です。この像の台座の裏には、珍しく浅野祥雲の名前があります。列記されたほかの方の名前はぼかします。難所といえば、この駐車場。駐車場入り口は、車幅一杯の緩く曲がった急坂。大型車で来られた方には、別の意味での難所でしょう。弘法大師坐像と毘沙門天像の間のこの像は違うのでしょうか。わかりません。岩崎御嶽山は、奥深い霊山です。【楽天商品: スワロフスキー 干支】
2019.12.17
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にほんブログ村 ありがたい”へちま”があるお寺。名古屋市東区のへちま薬師(東充寺)です。へちま薬師は、東充寺の薬師堂。薬師堂には、たくさんのへちまが供えられています。このへちまで患部をさすり、祈祷を受けると病が治癒すると言われます。薬師堂は細部も綺麗。地域で慕われている様子がうかがわれます。へちまに秘められた、神秘の力。入浴時、体を洗う用具を、へちまに変えたくなりました。【楽天商品: イヤープレート 2020年】 にほんブログ村
2019.12.15
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ロボットが受け付けてくれる、変なホテル。変なホテル 東京浅草橋店に泊まりました。変なホテルとしてはシンプルですが、私は変なホテルは初体験。タブレットに氏名を入力してチェックインします。ロビーには店員もいますので、操作がわからなければ教えてくれます。受付のロボットは、アナウンスやお辞儀をしてくれます。大きな荷物用のクロークもあります。室内は意外と普通。ただし浴槽にビニルを被せる簡易サウナなど、変わった有料アメニティがあります。チェックアウトも端末でのセルフ操作です。未来感があるホテルを出ると、外は昭和感満載の浅草の街。夕食は昭和の音楽が流れる店での外食でした。あまりのギャップの大きさに、クラクラする宿泊でした。【楽天商品: シルバー925】
2019.12.14
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なんとも言えない表情。これも浅野祥雲が製作したコンクリート像です。この像がある場所は、愛知県日進市の五色園です。五色園は大安寺がある、日本唯一の宗教公園です。先日の久園寺の日記で、トンカツ1188さんからも五色園にも浅野祥雲の像があるとのコメントを戴きました。実はこの五色園の紹介も準備していました。五色園には約100体の浅野祥雲の像があります。浅野祥雲が昭和9年から10年かけて作り上げた像の数々です。写真の像は「身代わりの名号」。五色園の像は、親鸞聖人の伝説を表現しています。「身代わりの名号」は次の様な話。平次郎の妻おすわは、親鸞聖人を信心していました。しかし平次郎はそれを快く思わず、おすわは隠れて親鸞聖人を信心しました。親鸞聖人から授かった名号に、隠れて礼拝するおすわ。平次郎はそれを浮気と誤解し、おすわを切り捨てました。平次郎はおすわの遺体を竹藪に埋めて家に帰ります。すると驚いたことに、切り捨てたはずのおすわが家にいます。慌てて埋めた場所を掘り返すと、そこには血に染まった名号がありました。その名号は「帰命」の文字が、真っ二つに切られていました。名号がおすわの身代わりとなったのです。その後、平次郎も親鸞聖人を信心するようになったそうです。五色園の像は、最近の何度もの修復で、色が塗りが直されました。そのおかげで、鮮やかな像の数々を見ることができます。浅野祥雲の像は、よく見ると味わいがあります。五色園の像のご紹介は、今後も時々あるかと思います。 【楽天商品: 2020年イヤープレート】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2019.12.12
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にほんブログ村 この大仏様「北の大仏」があるお寺。それは先の日記でご紹介した、名古屋市の久国寺から徒歩数分の普光寺です。大仏は黄金色、緑の螺髪と、本来の大仏様の姿をしています。これで髭を生やせば、建立当時の奈良の大仏様の姿になります。普光寺は見所が満載。その一部を紹介しましょう。小さな石仏も。この石仏は造形が面白い。愛知県も見ごたえがある寺院がありますね。 【楽天商品: 2020年イヤープレート】 にほんブログ村
2019.12.09
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名古屋市の久国寺にいあるのは、岡本太郎の梵鐘だけではありません。浅野祥雲の観音像があることも、愛好家の皆さんの間で有名です。浅野祥雲は、コンクリート製の像を多数製作したことで知られています。「浅野祥雲って誰?」という方、桃太郎神社や関ヶ原ウォーランドのコンクリート像なら、中部圏在住者はご覧になった方も多いでしょう。これらの多数の像の作者が、浅野祥雲です。【桃太郎神社】 (画像はウィキペディアから)【関ヶ原ウォーランド】 (画像は関ヶ原ウォーランドH.P.から)いかがでしょうか?B級感があるユニークな像ですね。では、久国寺の浅野祥雲作の観音像をご覧ください。大きくて、コンクリート製としては精緻な像。久国寺では浅野祥雲の作品もお見逃しなく。 【楽天商品: 2020年イヤープレート】
2019.12.07
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岡本太郎作の梵鐘「歓喜」。この梵鐘は、名古屋市の久国寺にあります。前から私も行きたいとブログに書いていましたが、ようやく機会を得ました。久国寺は名古屋の繁華街、栄の北東、名古屋城の東にあります。これほど名古屋の中心部近くにありながら行けなかったのは、最寄り駅が清水駅という、私にはなじみがない名鉄瀬戸線にあったためです。久国寺のある北区の界隈は、驚くほど静かです。参拝者もおらず、長々と梵鐘を眺めることができました。見事にトゲトゲな梵鐘です。しかしそれは単にトゲではなく、人の腕が外に向かって突き出した様子を示しています。この人の姿が、梵鐘の名前「歓喜」の由来なのでしょう。他にも面白い図柄もあります。図柄は曼荼羅のイメージとのこと。よく見ると、梵鐘の下方では、人々が怪物に追われています。下方の人々の腕は梵鐘から突き出ておらず、上方に昇った人々のみが腕を梵鐘の外に突き出すことを許されています。煩悩という怪物から脱却した、人々の歓喜を表しているように思いました。この梵鐘は、大阪万博より前の1965年に製作されました。梵鐘には”Taro 1965”と”岡本太郎 昭和四十年”の2種のサインがあります。もちろん梵鐘は突けませんが、軽く指で弾いても良く響きます。鐘とトゲ(人の腕)を指で弾いた時の音の違いが分かります。やはりトゲは高音を響かせるようです。除夜の鐘では、計108人まで鐘を突くことが許されます。鐘を突く幸運な方は、その”歓喜”の音色を堪能ください。【楽天商品: 2020年 ロイヤルコペンハーゲン 干支フィギュリン】
2019.12.02
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