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2009年度補正予算や2010年度概算要求を執行停止、あるいは白紙に戻して無駄を発見し、それを財源にする……と主張していた民主党政権ですが、成立から一ヶ月、早くもその態度にブレが見えてまいりました。 09年度補正、基地対策費は執行 北沢防衛相が方針転換 >防衛省は28日午前、大臣、副大臣、政務官による政務三役会議を開き、2009年度補正予算に盛った基地対策費を執行する方針を決めた。対象は自衛隊や米軍の基地周辺の防音工事費用など約296億円。北沢俊美防衛相は当初、執行を留保する方針を示していたが、沖縄県視察などを踏まえて方針を転換した。(日経.NET:09年9月28日)北澤防衛大臣「予算減額の考えない」>鳩山総理が来年度予算の概算要求の見直しを各省庁に指示したことに関連して、北澤防衛大臣は「減額する考えは私の頭の中に無い」と述べ、防衛予算の削減に消極的な姿勢を示しました。>防衛省では北澤防衛大臣が幹部を集め、来年度予算の概算要求の見直し作業を進めるよう指示しました。>北澤大臣は会見で、7年連続で削減されている防衛省関連の予算を、概算要求のおよそ4兆8000億円から削減することに消極的な姿勢を示しました。(You Tube/TBS NEWSi:09年9月29日)直嶋経産相が産総研視察「補正の執行停止難しい」>平成21年度補正予算の一部事業の執行を停止する政府の方針を受け、直嶋正行経済産業相は28日、茨城県の産業技術総合研究所(産総研)つくばセンターを視察した。>経産省関連では、予算規模の大きい研究機関などへの補助金が執行停止の中心になる見込みだが、直嶋経産相は視察後の会見で「全部いるものばかり。これからどうするかは、難しいところがある」と述べ、具体的な停止対象の選択に苦慮している様子をにじませた。(産経ニュース:09年9月28日)福島大臣は「ゼロ回答」 補正予算のムダ洗い直し> 福島瑞穂消費者・少子化担当相は24日午前、内閣府で副大臣と政務官による政務3役会議を開き、平成21年度補正予算のうち、福島氏が担当する予算に関しては執行停止する事業はないとの認識で一致した。>鳩山由紀夫首相は各閣僚に補正予算の「ムダ」を洗い出し、執行停止する事業を10月2日までに報告するよう指示している。これを受け、福島氏はこの日初めて正式に政務3役会議を開き、補正予算について検討。約3時間の会議で早々と結論を出した。(産経ニュース:09年9月24日) とまぁ、この調子でゼロ回答や見直しが増えれば、結局無駄を削って財源確保、と言う民主党の主張自体、単なる画餅だったことが証明されかねません。私は画餅だと思ってますが……そもそも、こんなこと言ってるようではダメでしょう。 松井官房副長官:無駄削減「財源見つけ出す壮大な実験に」>松井孝治官房副長官は28日、BS11の報道番組「インサイドアウト」に出演し、新設する行政刷新会議が担当する無駄削減について「財源を見つけ出す壮大な実験になる。これからの2~3カ月は、政治は変わりうるんだと国民に実感してもらう大事な期間になる」と決意を語った。(毎日jp:09年9月29日) 実験ってアンタ。 選挙前から、無駄を削ります、削れます、とアピールしていたのに、これから実験するとはどういう事なんでしょうか。実は根拠もなしに適当な事言ってました、と言うのも同然だと思うのですが、それで良いんですか? 民主党の政策を理解した上で投票した人は、民主党の無駄削減に大いに期待し、かつそれが実行できると信じていたから、投票したと思うんですが……実は実現の見通しが立っていませんでしたというのは、ほとんど詐欺同然でしょう。 まぁ、こういう日和る大臣がいたり、官房副長官が実験ですと言っちゃう辺り、当の民主党も実は自分たちの言ってる事が実行不能である、あるいは不完全にしか出来ない、という事は自覚してるのかもしれませんね。前原国交相が八ツ場ダム中止に拘るのも、何とかして実績を作りたい! と言う焦りの表れかもしれません。 適当な事を並べたことを、今更後悔しても遅いですが。
2009.09.30
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自民党総裁選は、予想通り谷垣貞一氏の勝利でした。まぁ、妥当かつ無難な選択だと思います。西村氏は民主党との政策の差がいまいち不鮮明でしたし、この時期に党内に分裂の種を蒔きまくった河野氏は、あまり賢明な人とは思えません。 その谷垣氏が、総裁として党執行部人事を固めました。自民党・谷垣総裁、党3役の人事を発表>自民党・谷垣禎一新総裁は29日、党3役の人事を発表した。幹事長には安倍政権から2年以上、国会対策委員長を務めた大島理森氏(63)、総務会長には田野瀬良太郎議員(65)、政調会長には石破茂前農水相(52)が決まった。若手議員は登用せず、党改革に向け、安定した手腕を優先した。(日テレNEWS24:09年9月29日) この人事を見ると、谷垣氏は本格的に民主党とケンカできる人材を登用してきたな、と言う感じです。 大島氏は長年国対委員長を務め、調整力に関して優れた人物ですし、石破氏は言うまでもありません。自民党では最強クラスの論客です。 田野瀬氏は谷垣氏の選対委員長で、総務会長をするには総裁、幹事長と気心が知れている必要があることからの抜擢でしょう。 個人的には、大島氏の後任で国対委員長に就任する川崎二郎氏に注目。剛毅な人柄で知られ、即断即決を旨とする人だけに、国会が揉めた時も退かずに対決姿勢を見せてくれるものと期待しています。 なんか総裁選がベテランVS若手、と言う構図で報道されたためか、若手が抜擢されていない! 自民党はもうダメだ!! と言う感じの報道が多いようですが、そもそもベテランの安定感を求めて谷垣氏が総裁になった以上、執行部人事も安定志向になるのが当然でしょう、常識的に考えて。どうせ、若手が抜擢されていたら、こんな若手で小沢に対抗できるはずがない! 自民党はもうダメだ!! と言う報道になったことでしょうよ。 相変わらず、マスコミは自民党相手にはケチをつけることしか出来ないようですね。そんな暇があったら、ブレまくる藤井財務相でも批判すりゃ良いのに。公平性もなければ、そもそも脳があるのかも怪しい脊髄反射ぶりは、日本のマスコミがいかにダメになったかを表していると思います。
2009.09.29
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前回に引き続き、最低人2838観察記、第八十五回です。 新聞記事の又書きだらけで自分の考えと言うものがなくなってきたマーサ氏ですが、民主党=絶対善と考えている限り、探せばツッコミどころは色々あるわけで、今回も現実歪曲フィールド全開で突っ走っているようです。 と言うことで、まずはこちら。捏造してるのはアンタだから、と言う日記。社民党福島党首自ら読売新聞の(「子ども手当」支給・額にズレ)の捏造記事を完全否定。改めて(所得制限は行う必要はないとの考えを示した) 福島瑞穂少子化担当相の発言についての日記ですが、福島氏の子供手当てついて「民主党案の所得制限なしを容認する」と時事通信が報道した事を引用して、福島氏が「所得制限が必要」と主張していたとする読売新聞の記事が捏造だと主張しています。 つまり、マーサ氏は福島氏の主張が最初から民主党案と同じ「所得制限必要なし」だったと言いたい訳ですが、こういうのを捏造と言います。福島氏が当初「所得制限が必要」と主張していた事を報道しているのは、読売新聞だけではありません。 まずはマーサ氏が捏造と主張する根拠の時事通信。 子ども手当、所得制限の検討を=社民・福島党首 >社民党党首の福島瑞穂少子化担当相は19日の読売テレビの番組で、鳩山内閣が重要政策として掲げる掲げる子ども手当について「お金(の支給)も大事だが、保育園や学童クラブの充実も必要だ。貴重な税金なので所得制限を設けるかどうか、政権の中で議論していきたい」と述べ、所得制限を設けることも検討すべきだとの考えを示した。(時事通信:09年9月19日) 続いて毎日新聞。 子ども手当:「所得制限を」社民と国民新>民主党が衆院選で目玉政策として掲げた子ども手当創設に関し、社民、国民新両党の閣僚が20日、NHKの討論番組で、所得制限を設けるべきだとの認識を示し、所得制限をしない立場の民主党との隔たりが改めて浮き彫りになった。>番組で、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は「限られた予算をどう有効に使うか知恵を絞り、社民党は所得制限を設けるべきだとの考えだった」と表明。国民新党代表の亀井静香金融・郵政担当相も「細かい所得制限は無理でも、大まかに1000万円とか何らか(の制限)を付けるのがいいのではないか」と同調した。(毎日新聞:09年9月21日) 要するに、福島氏は民主党との関係の中で考えを変化させていったわけで、読売新聞はなんら捏造を行っていません。マーサ氏は読売新聞を勝手に自民党の手先と決め付けて、デタラメと憶測による根拠のない批判を行ったに過ぎず、これこそ捏造行為として間違いないでしょう。 まぁ、マーサ氏は民主党が不利になるような記事は自分でトリミングして自民党批判だけを行った前歴があるので、この程度の捏造は日常茶飯事なのでしょうが、まともに報道を見て理解・認識する能力が欠如していることを全世界に見せ付けて、何が楽しいのでしょうか。私には理解不能です。 それにしても、マスコミの民主党及び連立政権関係者に対する優しさには頭が下がります。自民党の閣僚が福島氏と同じ行為をしていたら、「ブレた」として袋叩きにしていたでしょうから。こいつらには報道の中立と言う言葉はないのでしょうか? お次はこちら。よく記事を読んで判断してくれ、と言う日記。日米外相会談給油中止を事実上容認 記者団に国務長官(自民党が垂れ流していた油を民主党岡田外務大臣が止める事に成功) 毎日新聞の記事を引用している日記です。クリントン米国務長官が「日米外相会談給油中止を事実上容認」したと言うニュースはマーサ氏だけでなくいろんな人が取り上げていて、特に反米的な主張を掲げている人や、自民党の対米外交を批判してきた人は「給油中止を容認」だけを見て、対米従属からの脱却だとか気勢を上げています。 が、元の記事を見てもこう書いてあるわけでして…… >クリントン氏は「日本の(アフガンでの)警察支援は高く評価している」と歓迎し、アフガン、パキスタン両国の復興支援の重要性で一致した。 要するに、アメリカは復興支援などでより日本が深くコミットするなら、給油中止を容認する、と条件付けをしてきただけです。これを裏付けるように、同じ毎日新聞はこのような報道をしています。 米政府:給油打ち切り容認へ アフガン支援強化条件に>米政府は16日、鳩山政権が海上自衛隊によるインド洋の給油活動の打ち切りを正式決定した場合、アフガニスタン支援への協力強化を条件に容認する方針を固めた。米政府筋が明らかにした。(中略)>米政府筋は「撤収するだけなら国際社会における責任を放棄したも同然」と指摘。給油活動を打ち切る場合、日本が新たなアフガン支援策を策定するのとセットとするよう求める方針だ。(中略)>日本のアフガン支援を巡っては、ブッシュ前政権から要請があった陸上自衛隊の輸送ヘリコプター派遣のほか、警察官育成支援など民間部門での協力についても米国側の期待がある。(毎日新聞:09年9月17日) この17日の記事、クリントン国務長官報道を持ち上げている人は気付いてないか無視してるか、どっちかのようですが、それでいいんでしょうかねぇ。 今まで自民党政権は、危険なアフガンでの陸上活動に慎重な姿勢を示し、それをお断りする代わりに海上給油を続けてきたわけですが、民主党はその危険なアフガン本土での活動に舵を切るつもりです。自民党の対米追従外交を批判してきた人は、これをどう考えているのでしょうか? まして、にっくき自民党の残した政策がまた一つ潰れたと無邪気に喜んでいるだけのマーサ氏が、この重大性を認識しているのかどうか。私には認識できているとは思えません。 お次はこちら。読売新聞に対する捏造主張、その2。子ども手当ての捏造記事が判明し、訂正した自民党機関紙読売新聞が、今度は懲りずに給油捏造記事で鳩山内閣の倒閣を画策(読売新聞、今度はクリントン長官に確認に行くか) 日米外相会談に関して、読売新聞の「「密約」や給油活動には触れず」と言う記事と、毎日新聞の記事を並べて、毎日の方には「給油中止を事実上容認」と書いてある、だから読売新聞の記事は捏造だ! と言う主張のようです。確かに一見相反する内容に見えますが、実は読売の記事も捏造ではありません。毎日の記事をよく見ると、それがわかります。 >インド洋での海上自衛隊の給油活動中止についてクリントン氏は会談冒頭で、記者団に「日米関係は非常に幅広く深いもので、一つの問題で定義づけられるようなものではない」と述べ つまり、クリントン国務長官が給油について話した相手は記者団であり、岡田外相ではありません。毎日新聞に外相会談の要旨が載っているので見てみましょう。 日米外相会談:要旨> <アフガニスタン支援>>岡田氏 民生分野で積極的な役割を果たす。働く場を作り、職業訓練を含めてやっていくことが必要だ。政府で検討している。>両外相 (地域の)安定と復興はテロ撲滅と世界の安定にとって最重要課題だ。(毎日新聞:09年9月23日) この通り、外相同士の会談では給油の事については触れられていません。ですから、読売の報道は完全には捏造ではないことがわかります。もっとも、それなりに重大な事実であるはずの「給油中止容認発言」を伝えなかったあたり、読売も勝手に取捨選択して報道してるのは確かなので、擁護するつもりはないですが。しかし、マーサ氏のように捏造新聞扱いと言うのはあまりに酷いので、これこそ容認できません。 お次はちょっとしたネタ。まずお前の足元を見ろ、と言う日記。 自民党選挙戦残酷事情。未成年者を酷使!自民名寄支部職員ら逮捕=今津氏陣営-北海道警(低レベル支持者に低レベル候補者なればこそ) 先の衆院選での選挙違反の話ですね。もちろんこんな違反を許してはいけないわけですが、自民党ばかり責めるアンフェアもまた許されません。と言うことでこちらの記事をご覧ください。 岐阜4区今井氏派の運動員を逮捕 日当買収の疑い>衆院選岐阜4区で立候補し、比例代表で復活当選した民主党の今井雅人氏(47)の選挙運動に同行した未成年に報酬を渡したなどとして、岐阜県警捜査2課と可児署は17日、公職選挙法違反(日当買収、未成年者使用)の疑いで運動員の同県多治見市滝呂町、ポスティング業伊藤幸一容疑者(40)を逮捕した。(中日新聞:09年9月18日) いやぁ……自民の名寄支部員もそうですが、この人達もバカですねぇ。バレないとでも思ったんでしょうか。 さて、常識的に考えれば、自民党も民主党も、その支持者も、平均的な日本人と言う全体の中の部分集合であり、知的・道徳的レベルに極端な差があるわけがないはずですね。 マーサ氏みたいな差別主義者だけが、極端に差があると決め付けて、こういうアホな日記を書くわけです。つまり、民主党には未成年を酷使(笑)するような人間はいないと思い込んでいるわけですが、現実はこんなもんです。 もし、自民党支持者でマーサ氏レベルのバカが 民主党選挙戦残酷事情。未成年者を酷使!民主岐阜支部職員ら逮捕=今井氏陣営-岐阜県警(低レベル支持者に低レベル候補者なればこそ) なんて日記を書いたら、マーサ氏は怒りのあまり人体ビッグバンでも起こしかねないと思いますが、そう言うバカがいないことにマーサ氏は感謝すべきでしょう。 ネタが多いので、久々に二回に分けて次回に続きます。
2009.09.24
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前回からの続きで最低人2838観察記、第八十六回です。 最初はこちら。それはお前の功績ではない、と言う日記。 東証大引け1万500円台回復(これが麻生内閣いや自民党が成しえなかった民主党鳩山内閣のまぎれもない事実であり結果である。) 東証平均株価が10500円台を「回復」したのは民主党の功績だ! と言うことだそうですが、発足して三週間、まだ何の政策も実施してない政権にそんな力があるわけがないでしょう、常識的に考えて。 そもそも記事をよく見るとこう書いてあります。 >8月26日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。 前回10500円台に達したのは麻生政権の時期です。とりあえず、日経平均株価の推移を見てみましょうか。 日経平均プロフィル:日経平均株価 2009年 月次データ 株価は2~3月にかけて7000円台の最安値をつけた後、8月に10639.71円という最高値まで、3000円以上の回復をしてきました。これはどう考えても麻生政権の功績です。 細かい所まで突っ込むなら、民主政権交代後の9月は10187.11円まで一時的に下げており、24日の反発も ・株式相場が高値圏で推移したことで買い安心感が広がった・4~9月期決算の配当権利付き最終売買日にあたり、配当取りを狙った買いが主力株に目立った。・世界的なパソコン市況の改善を期待して半導体関連銘柄も上昇した。・米調査会社が2009年のパソコン出荷予測を上方修正したことでハイテク株が買われた。・米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で景気底入れの判断を表明。輸出関連銘柄などの買いにつながった。 事が原因として挙げられています。民主党政権は一切関係がありません。 世の中の良い事を、検証も何かもすっ飛ばして、ダイレクトに「民主党のおかげ」につなげてしまうマーサ氏の行動は、政治と言うよりは宗教の域に突入しています。正直「政治について」「ニュース」「つぶやき」とかではなく、「民主党原理主義」とか「聖☆民主党教団」とか言うトピックを作って、そこで日記を書いていただきたいですね。それなら私は何も言いません。どうせそんな所に日記を書くのマーサ氏だけでしょうから。 あ、でも「たわごと」だけは書いててもOKだと思います(笑)。 お次はこちら。それはそんな大したことではない、と言う日記。民主党と自民党との事業仕分け書の受け取り後の最大の相違 ここで引用されている大塚議員の主張については、第六十七回にてツッコミ済みなので、とりあえずそれについては細かく言いません。とりあえず、マーサ氏が言うように >ご案内の通り自民党議員の場合、大臣となった人間は、その省庁の資料すら持たない、所謂(お客様)であるから と言う事実は存在せず、自民党の大臣も資料については把握しています。一方、大塚議員に対するマーサ氏の持ち上げっぷりはすごいものがあります。>民主党の場合、下記大塚議員の様に、膨大な省庁から渡されたペーパーをデーターに直すという作業を日常的にしており、当然今回の補正予算のデーターもある。 ペーパーをデータに直すねぇ……予算書コード番号を並べ替える程度の作業なら、表計算ソフトが使える人なら入社一年目の新人社員でも三十分もあれば出来る作業だと思うのですが。そんなに持ち上げるようなことでしょうかね。マーサ氏にとっては魔法のようなすごいことなのかもしれませんが。 さらに謎なのはこの主張。 >民主党の場合、下記大塚議員の様に、膨大な省庁から渡されたペーパーをデーターに直すという作業を日常的にしており、当然今回の補正予算のデーターもある。>であるから、この事業仕分け書を官僚が持ってきた場合、当然こちら側のデーターと付き合わせるわけであり、もし、官僚が故意に載せていない項目があっても、全て訂正把握そしてその官僚の処罰まで出来るわけである。つまり民主党においては(官僚のごまかし)がきかないというわけである。……?「こちら側(民主党)のデータ」と言っても、元が「膨大な省庁から渡されたペーパー」なんですから、結局「官僚が持ってきたデータ」には違いがないと思うんですが。民主党は官僚が作ったデータを元に官僚のごまかしを見つけ出して処罰できるほど慧眼の持ち主が揃っているのでしょうか。普通に無理だと思いますが。 マーサ氏は民主党と言うフィルターを通した瞬間、データが正確になると思っているようですが、情報処理とはそんな魔法みたいなものではありません。魔法を期待されては民主党も迷惑でしょう。 お次はこれ。また大企業ヘイトですか……よく飽きないな、と言う日記。自民党へは2000万円3000円の献金は出来ても、CO2削減には一銭でも出せないという売国企業リスト(トヨタ6400万、ホンダ3100万、キヤノン4000万日、産自動車 2400万) 自民党に献金する=邪悪、と言う単純極まりない思い込みから、マーサ氏が解放されることはたぶんないんでしょうね。これらの企業の技術開発をしている人が、この日記を見たらブチ切れても責められないと思いますけど。 そもそも、この企業リストって日本の各業界のトップクラスを載せたようなもので、これらの企業が売国企業だったら、とっくに日本は消滅してるでしょうよ。企業名を見た時点で、これらの企業が売国だと言う自分の思い込みが、如何にキ○ガイじみたものか、理解できるようだったら今のマーサ氏の体たらくはないですね。 お次はこちら。それはすごい暗黒社会ですね、と言う日記。野党自民党の手先の産経新聞、読売新聞、日本テレビ、TBSは民主党の耳元でそっと何度もささやく(マニフェストを少し位変えても国民は文句をいいませんよ)と そんな大マスコミが四社も自民党の手先だったら、先の衆院選における民主党の大勝利なんてなかったと思いますが。他の人達に聞いたら、たぶん百人中の九十九人までは、産経新聞以外は自民党寄りではない、と答えるでしょう。特にTBS。 そもそも、マーサ氏が何故これらのマスコミを自民党の手先呼ばわりするのかと言うと、民主党に疑問を呈したか、もしくは自民党を褒めたか。ただそれだけなんですよね。 例えば読売は麻生氏が若者文化に理解がある、と書いただけでマーサ氏に自民党機関紙扱いされましたし(第四十三回)、TBSは今も良く再掲載されていますが、高速道路無料化にアナウンサーの一人が異議を唱えただけで、会社ごとお馬鹿扱い(第七十六回)です。 日テレは元西松社員が出演して小沢氏の疑惑について証言したら、抹殺されるべき対象になりましたが、民主党有利の世論調査だけは信じてもらえたようです(第三十九回)。 このように、マーサ氏がマスコミを評価する価値基準は、民主党を褒めて自民党を貶せば良いマスコミである、と言う非常に単純なものです。世間では酷使様がマスコミと民主党がグルになって売国しようとしている、と言う陰謀論が花盛りですが、民主党狂信者からも酷使様からも罵倒されるとは、マスコミと言うのは大変な仕事ですね(棒)。 と言った所で、今回は終わり。久々に二本立てとなりましたが、たまにマーサ氏自身の考えが混じっていても、結局昔の日記を引用してたりして、進歩せず同じところをぐるぐると回っている様が垣間見えていとあはれ。 民主党に少しでも疑問を抱けば即背教者として抹殺される社会がマーサ氏は理想みたいですが、そんな所に住みたいと思う人間はたぶん当の民主党議員にすらいないと思います。
2009.09.24
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二回ほど間を空けまして、最低人2838観察記、第八十四回です。最近はマーサ氏も自分の考えを書かずに、新聞記事や報道のまた書きばかりになってきて、中身の無さが浮き彫りになってきました。 民主党をヨイショしないという理由であれだけマスコミをメチャクチャに非難していたくせに、そのマスコミ頼りの日記が増えまくるのはどうなんでしょうかね、人として。まぁ、ただ単に民主党寄りの記事さえ乗っていれば、そんな過去は忘れてしまえる幸せ回路満載の脳だから、マーサ氏の中では矛盾はないんでしょうけど。 と言った所ではじめます。まずはこちら。独裁政権待望きわまれり、な日記。お馬鹿メディアが知らない、亀井大臣、福島大臣が様々意見を言っても民主党が動揺しない理由。官僚言語を官僚以上に理解し、使える議員が民主党にはいる事を知るべき。 ご存知のように民主党は社民党、国民新党と連立政権を組んでいます。参議院では民主党単独で過半数を取れず、この両政党と組まないと参議院での主導権を握れないからですが、マーサ氏はそんなことは全く考えていないようです。 >メディアは何か勘違いをしているようだ。自民党及び亀井大臣、福島大臣は、その省庁に命じて法案の原案を作成するが、民主党のこれらの方々は(自ら法案の原案を作成)し(他の原案を野党的立場から修正する)事が出来るということである。>メディアはよく知っていた方が良い。これらの方々は(決して反対しない、騒がない、喧嘩をしない)不都合原案をただ静かに修正して当該大臣に返すだけである事を。 ふむ、つまり民主党の議員から見たら、福島・亀井両氏は単なるお飾りに過ぎず、二人が何か指示しても民主党側で勝手に書き換えるだけと。 酷い独裁政権ですね。連立組む意味が全く無い。と言うか、マーサ氏は福島氏にしても亀井氏にしても、独自の意思や考えを持つ人間であると言うことを全くわかってないとしか言い様がありませんね。こういう態度だから、民主党支持者にあらずんば人にあらず、と言う内容の日記を書きまくって平然としていられるんでしょう。それが人間としてどんなに恥ずかしい事か、知る由も無く。 本当に民主党側がこの二人をお飾りにできるようなら、そもそも連立を組む必要すらありません。それが出来ないから、この二人を入閣させているし、色々気も遣っているんですが。 なんか、初めて福島氏や亀井氏を応援したくなりましたよ、ほんと。政策面では全く賛同できるところは無いですが。 お次はこちら。ダブスタもここにきわまれり、な日記。さあー各委員長の皆様、自民党を見習って、自民党が敷いた素晴らしい環境の下、思い切り衆議院規則と委員長職権を使用しましょう。 以前、自民党が三分の二条項を使うことを狂気の沙汰扱いしておきながら、民主党が政権を取ったら三分の二条項で片端から自民党議員の辞任勧告決議を通して自民党を国会から追放しろ、と叫んだマーサ氏だけあって、自民党所属の委員長が委員長権限を使うことは非難しまくっていたにもかかわらず、民主党政権になった瞬間に、これで自民党に何も言わせるなというようになりました。 予想通り過ぎて頭が痛くなってきます。こんな事を言う事自体、マーサ氏が民主主義というものを何も理解していないことの現れでしょう。自分の応援している政党の名前を10の24乗回見直せと言いたいですね。 連立相手の政党から来ている閣僚への態度と言い、マーサ氏は民主党が憲法を停止し戒厳令を敷いて、二度と選挙を行わず民主党による一党独裁政権を樹立する、くらいの事をしないと満足できないようです。どっちがキ○ガイ沙汰なんだかわかったもんじゃありません。 お次はこちら。曲学阿世の徒がいた、と言う日記。「渋滞学」の権威東大先端科学技術研究センター教授は断言する。世界の常識は高速は無料の社会インフラ「1000円高速」は日本経済にマイナスであり常識では考えられない 引用された記事に紹介されている西成活裕教授ですが、渋滞研究の権威として、その世界では確かに評価されている人です。ですが、この記事で言っていることの多くはデタラメです。まずこちら。 >休日限定のうえ、ゴールデンウイークや夏休みにも適用したために、渋滞が起きるはずがない地点でも起きたり、渋滞区間がつながって大渋滞になったりした。東北道で70キロメートルの渋滞とかはあり得ない。 70km以上はありえない、と言う話だそうですが、東北道のお盆休み渋滞の最長記録は平成18年の8月12日に那須高原SA付近で記録された113.2kmです。 お盆時期の高速道路における交通状況(速報)【全国版】(MEXCO西日本:06年8月21日) 他にも70km近い渋滞が記録された例としては、平成19年に福島飯坂IC付近で68km、福島西IC付近で66.8kmと言う記録があり、有り得ないと言っても実際にあるんですがそこんとこどうなんでしょう、と思います。ちなみに、時期を見てもわかるようにいずれも高速道路1000円化政策が実施される以前の記録です。 一番問題なのはこの発言です。 >中国だってそうだ。最近行った上海では、沿岸部の空港から400キロメートル内陸にある合肥までの新しい高速道路が全線無料だった。 中国の高速道路が全線無料であるかのような言い方をしていますが、これは全くの嘘。中国の高速道路はほとんど全線有料です。 世界の有料道路の制度と運営>アジアでは何と行っても中国の高速道路の建設スピードが注目されます。毎年約3千kmづつ完成させ既に3万kmのネットワークが出来上がっています。情報が不足していますが、その可成りの部分が有料道路の模様で、海外資本を導入した民営会社、一部は地方政府が設立した株式会社が運営している様子です。(有料道路研究センター) もう一つ、証拠としては西成教授が「無料だった」と主張する上海~合肥間の高速道路について。この路線は南京~合肥間の「寧合高速道路」と上海~南京間の「滬寧高速道路」からなりますが、どちらも有料道路運営会社によって運営・管理されている有料道路です。 【サーチナ中国株】江蘇高速道路:付帯事業も好調 >◆江蘇高速道路(コウソエクスプレス、0177) - 株価 - 企業情報>【企業概要】江蘇省の有料道路運営会社。上海と南京を結ぶ滬寧高速道路(江蘇区間)のほか、国道312号線(上海-南京区間)など、長江デルタ地域内でも経済発展の著しい江蘇省内の主要高速・有料道路や橋梁などを運営。保有する道路は、中国の有料道路運営会社としては最大級の総延長700キロ以上、総資産は264億3000万元(いずれも2006年末時点)。【個別銘柄点評】安徽高速道路:今年も路線拡張工事を継続>安徽高速道路の2008年の通行料収入は前年比3%減の16億1000万元にとどまった。これは、同社が管轄するなかでも主力とみられる「合寧高速道路」が、路線拡張工事のため期間中の収益が7%減少したため。(サーチナ) まぁ、情報が古くて本当に上海―合肥間に無料の高速道路が開通している可能性については否定しませんが、それでも中国の高速道路が全て無料であるかのような印象操作をしている西成教授の発言には信が置けません。民主党津田議員が推進するマタニティーマーク(妊婦への心遣いマーク)について マタニティマークは津田議員が推進しているものではありません。推進しているのは厚生労働省であり、さらに言えば提案したのは自民党の有村治子議員です。 第169回国会 予算委員会 第4号 第4号 平成20年2月4日>○有村治子君 (中略)>次に、マタニティマークについて質問をさせていただきます。>四年前、私、妊娠、出産を初めてして、気付いたことがたくさんありました。(中略)>そこで、全国統一のマタニティマークを作るべきだ、そして自らが妊娠していることを周囲にさりげなく伝え、周囲も命をはぐくもうとするその取組を温かく見守る社会になっていくべきだと、私が首相官邸で提案をさせていただき、厚生労働省の担当のスタッフも、皆さんもう本当によく頑張ってくださって、マタニティマークが実現をしました。埼玉県の母子愛育会の方が応募していただいたこの作品が全国統一のマタニティマークになりました。(資料提示)「おなかに赤ちゃんがいます」と、胎児の出現を心待ちにしているほほ笑ましいお母さんの姿でございます。 マーサ氏は何かマーサ氏的に良いものに民主党の議員が関わっていると、検証をすっ飛ばして「それはその議員が考え出し普及させていることに違いない」と思い込む傾向がありますが、今回も見事その轍を踏んで自爆しました。全く進歩の見られない人ですね。 議事録をちゃんと熟読していれば、こんな間違いは避けられると言うのに(嘲笑)。 と言うことで、今回もこれに言及して締めさせていただきます。 議事録も禄に読まず理解出来ないお馬鹿自民党支持者が一人前に政策批判。これほど滑稽な話は無い。>議事録も禄に読まず理解出来ないお馬鹿 自己紹介ご苦労!!
2009.09.21
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自民党総裁選の候補者が出揃いました。谷垣禎一氏、河野太郎氏、西村康稔氏の三人です。前回総裁選で出馬した人も出るのかと思いましたが、麻生内閣の閣僚と言うことで、敗戦の責任を取って出ない、と言うことなのかもしれません。個人的には石破茂氏に出て欲しかったのですが。 さて、今回の候補者に関しては自民党HPの総裁選特設ページに詳しいです。正直これを読めば、私がここで説明を書く必要もないくらいでしょう。 自民党総裁選2009「再生への第一歩」とあるように、今後の自民党のあり方を占う上でも重要な総裁選になるのでしょうが、それぞれの候補者に関する感想を書いていきます。 まず谷垣氏。ポスト小泉と言われた四人の政治家、いわゆる「麻垣康三」の中で、未だ総裁・総理になっていない最後の一人です。専門は経済政策で、実務に優れ何事も卒なくこなす、と言う評価を受けているとされています。 ただし、リーダーシップに関しては若干手腕に疑問がもたれていると言う見方もあります。過去の総裁選で出馬を取りやめたりするなど、他の三人の後塵を何かと拝してきたからでしょう。 候補者データ内の政策面を見ると、三人の中で唯一谷垣氏だけが「政策にはコストが掛かる」と言う事をはっきりと主張しています。もともと谷垣氏は財政再建派で、将来的に消費税を10%まで上げる必要がある、と言う持論を持っています。 ごまかしをしない点は好感が持てますが、現在は不況で政府の財政再建よりも、景気の回復を優先しなければならない時期。その点谷垣氏が持論を押し通すのか、それとも曲げていくのか、ということに注目したいと思います。 次に河野太郎氏。前衆議院議長、河野洋平氏の長男であり四代に渡る政治家一族の出身。父洋平氏は自社さ連立政権(村山政権)時代の自民党総裁で、史上はじめて内閣総理大臣に就任していない自民党総裁となった人。もし太郎氏が総裁になったら、父と同じ道を歩むことになるわけですね。 気性が激しく、何度か上司と対立して役職を退く、と言う事をしています。その攻撃的な性格は、ひょっとしたら退勢に追い込まれた自民党を引っ張っていくリーダーシップに転換できるかもしれませんが、個人的には不安の種にしかならない気もしますね。 環境対策に熱心と言われていますが、反面支援業界(LPガス)に対する露骨な利益誘導を行っていると見られる面もあり、正直今回の総裁選ではあまりオススメできない人だと私は思っています。 最後に西村氏。今回の候補者では一番知名度の低い人かもしれません。候補者の中で唯一世襲ではなく、元通産省官僚。エネルギー・環境分野に強い人と評価されるほか、地方政治にも詳しいと言われます。 政策面で見ると、一番具体的に項目を列挙しているのは西村氏だったりします。当面の方針としては、まず来年の参院選と再来年の統一地方選に確実に勝利する事を目指しているようです。 政策を数々並べるのはいいとして、財源をどうするのか? と言うことにはあまり言及がなく、あっても「埋蔵金・無駄排除・道路特定財源活用。将来の安定財源確保を早期検討」……あまり民主党と変わらないような気がするのですが? こうして並べて考えると……まぁ、本命は谷垣氏でしょうね。私も今回は谷垣氏が良いのではないかと思っています。これから数年は経済が最大の課題になる時期ですから、経済通の谷垣氏が先陣を切って民主党と戦う姿勢を見せるのが良いでしょう。 最後に自民党全体に言いたい事。安倍政権から三年間、自民党はマスコミからの猛烈なバッシングに晒されてきました。そんな中で、自民党全体がマスコミ対策が不十分だったと言わざるを得ません。 相手は1のミスも100に増幅し、針小棒大を地でいく大げさな報道を繰り返す連中です。そう言う相手に、党内が結束してないかの印象を与えないよう、新総裁が誰に決まっても全力で盛り立てて欲しいと思います。
2009.09.18
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16日に鳩山新政権が発足した訳ですが、私は民主党政権に何ら期待を持っていません。強いて言うなら、どんな壮絶な自爆を見せて滅亡してくれるか、といった所ですが、政権が派手にすっ転んだ時の被害は、国民に来るんですよねぇ…… さて、その鳩山新総理ですが、就任会見でこんな事を言ったようです。鳩山新首相、内閣発足にあたり記者会見 「脱・官僚政治」への決意を強調>鳩山新首相は16日夜、内閣発足にあたって記者会見し、政権運営に向けた決意を強調した。>鳩山首相は午後6時ごろ、「日本の歴史が変わるという身震いするような感激と、さらに一方では、大変重い責任を負った。たぶん、いろんな試行錯誤の中で、失敗することもあろうかと思います。ぜひ、国民の皆さんにも、ご寛容を願いたいと。ある意味での未知との遭遇で、経験のない世界に飛び込んでまいります」と述べた。>鳩山首相は、「脱・官僚政治」への決意を強調し、これに先立ち閣僚には、平野官房長官を通じて、公約した基本政策の実現などの基本方針を指示した。>このあと内閣のメンバーは、皇居での認証式などの行事に臨んでおり、16日午後10時前から初閣議、続いて各閣僚の就任会見を行うという。(FNNニュースネットワーク:09年9月16日)>ぜひ、国民の皆さんにも、ご寛容を願いたいと これを見て、はらわたが煮えくり返ったので、ここからはちょっと素で行かせていただきます。 ご寛容を願う? お断りだ。自民党には漢字の読み間違いすら許さなかったお前が、自分の失敗は許してくれ? どの面下げてそんな腑抜けた事を言いやがるのか? テメェに出来ないことを他人に要求するバカが戯言言ってんじゃない。失敗予告するくらいなら、今すぐその座を下りて隠居でもしろ。 さんざん非寛容を煽ったお前の失敗を、少なくとも私は絶対に許さない。絶対にだ!
2009.09.17
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前回に引き続き、最低人2838観察記、第八十三回です。いよいよ民主党政権発足を前に、マーサ氏は暴走をますます加速させているようです。内閣人事が発表されたら、絶頂のあまりイってしまうんではないでしょうか。まぁ、普段から常人の到達できない極みにいってしまって帰ってこないわけですが…… では始めます。まずはこちら。それ当たり前だから、と言う日記。公共土木施設、被害は132億円 兵庫県豪雨災害(民主党が主張する公共工事の例を当該の工事で説明する。私が見てきた事実を基に)>※ 民主党が公共工事で一番問題としているが、その地の工事でありながら、自民党に献金をしている大型ゼネコンがその地の工事を成し、その地の建設会社が潤わないと言う事である。 そんな話、聞いた事も見た事もないのですが。災害復旧工事は緊急性が高いことから、すぐに動ける地元業者にまず発注されるものですし、それ以前に、地方自治体レベルだと災害復旧を含め、公共事業は地元業者に発注されるのが普通のはずです。 加えて、国土交通省は地元建設業者の活動領域を拡大する、と言う事業を今年から始めており、地元建設業者の活動は今後さらに活発になることが予測されています。 国交省/地域建設業の活動領域を拡大へ/耐震や環境分野進出に助成>国土交通省は10年度から、地域建設業の活動領域拡大に向け、建設業と地域の相互発展を促進する事業に取り組む方針だ。地域の建設会社が地元の自治体や大学、研究機関などと連携し、耐震、維持管理、環境などの分野で本業を拡大させる場合に、事業の立ち上げ費用の一部を助成する。(日刊建設工業新聞:09年8月20日) それ以前からも、国交省と地元建設業者は災害時に協力すると言う協定を結んでいるところが多くあります。一例を挙げます。 地元建設業協会と「災害時の応急復旧に関する協定」を締結しました。>沼津河川国道事務所と、沼津河川国道事務所管内にある(社)三島建設業協会、(社)沼津建設業協会、(社)富士建設業協会の地元3地区の建設業協会が、「災害時の応急復旧に関する協定」を締結しました。(中部地方整備局) 自民党がゼネコンに仕事を独占させていたら、こんな協定や事業は存在すら出来ません。マーサ氏は自民党に献金しているゼネコンを憎むあまり、それらのゼネコンが地元業者の仕事を奪っていくと勝手な妄想を抱いているだけです。 お次はこちら。やはり自民党に献金している業界なんて滅んでしまえ、と言う日記。連立政権:原発推進それとも凍結?電力業界やきもき(あわて者の電力業界。あなた方の行くところはこれまで献金をしてきた自民党。民主党にきても仕方無いのでは) >東京電力の自民党への異常な献金の謎が今明らかに と書いて、電力業界なんて自民党に献金をしているような邪悪な団体なのだから、民主党は関知すべきではない、と言うのがマーサ氏の主張です。相変わらず正気の沙汰とは思えないですね。 電力業界の協力なしに、民主党の主張しているCO2削減は目標を達成できない(協力があっても難しいとは思いますが)はずですが、その業界を敵に回せと言って何がしたいのでしょうか。 民主党と連立を組む事になっている社民党は、原発を全て廃止しながらCO2排出を25%削減するという主張を掲げており、原発の増設を推進する民主党とは立場を逆にしています。 第一与党が連立相手としてそんな政党と組むとなれば、業界としては危機感を強めるのも当然でしょう。 マーサ氏は電力業界を完全に敵に回して、次期参院選では一切電力業界の選挙協力が得られなくても構わない、という主張なのでしょうか? まぁ、既に電力総連が民主党から離反しかかっているようですから、放って置いてもそうなるかもしれませんが。 「25%減」民主支援労組が批判 政調会長は理解求める(朝日新聞:09年9月9日) マーサ氏はこういうニュースを見たら、労組は裏切り者だとブチ切れるのでしょうか? それはそれで見てみたいですね。 お次はこちら。素で言ってる事の意味がわからん、という日記。自民党の頭の悪い議員の馬鹿の一つ覚え(予算委員会で民主党、社民党間の防衛に関しての閣内不一致をあげつらい、統一見解を要求し、そして速記停止を企むか)>どうせ、今度の補正予算を審議する際の予算委員会で、防衛問題において、民主党と社民党との考え方の相違を付き、閣内不一致を申し立て、統一見解を求め、速記停止を企んでいるのだろうが 何が言いたくて、何が問題なのか、言ってる事の意味がさっぱりわからないという妙な日記です。 自民党が閣内不一致を指摘することが許せない、という事なのでしょうか? しかし、閣内不一致の追求は民主党のお家芸です。 「総理の年金加入実績回答拒否は閣内不一致」菅代表>民主党の菅直人代表は27日の定例記者会見で、同日政府が、小泉総理の年金加入実績を明らかにするよう求めた質問主意書(城島正光議員提出)への回答で、「個人に関する情報であり、お尋ねの事項については、政府として答弁を差し控えたい」としたことに関して、「坂口厚生労働大臣は昨日月曜日までに回答する、と答えており、閣内不一致だ」と批判。 (民主党HP:04年4月27日) 核保有発言めぐる閣内不一致を追及する 会見で高木国対委員長>「安倍総理は非核三原則を守ると言いながらも、まさに(こうした発言に対して)野放し状態だ」と指摘。「閣内不一致、まさに異常な内閣である」とも述べ、形が見えるようなことを考慮しながら、内閣がひとつの方針を明確にするよう、予算委員会等の開催を求め、追及していく考えを示した。(民主党HP:06年11月2日) 民主党の閣内不一致追及は綺麗な追求で、自民党のそれは汚い追及だとでもマーサ氏は言いたいのでしょうか。連立政権で閣内不一致を追求するのは戦術としては常套のものです。まして、閣僚人事を巡って組閣以前から各党の意見が対立しているようでは、マーサ氏が >その程度の問題は民主党内で既に解決済みだと思いますよ。 と言っても、説得力など皆無を通り越して虚無の域に突入しています。ただでさえ説得力がないと言うのに。 それとも、速記停止を求めることが許せないというのでしょうか? しかし、速記停止と言うのは審議が紛糾し、その対処で各党理事の話し合いが始まったときに行われるものです。 別に閣内不一致を追求されなくても、審議が紛糾すればなる可能性はいくらでもあるのですが、マーサ氏は民主党が自民党をはじめ野党議員を言論だけで納得させ、審議紛糾を防げるとでも思っているのでしょうか? そんな事はどんな政党にだって不可能だと思いますけどね。 お次はこちら。また議事録の読み間違いですか、な日記。お馬鹿自民党が野党になると、こんな質問しか出来ない(邪魔をしているのは自由民主党と官僚である、これ、ステレオタイプの彼らの考え方なんですよ。) 自民党はアホな質問しかできないとマーサ氏は主張したいようですが、そもそもそうした「ステレオタイプ」な考え方をしているのは誰かと言えば、「アメリカの在京の大使館」です。第129回国会会議録 衆議院予算委員会 第3号 平成6年2月22日 ちなみにこの発言をしている柳沢議員は、「産む機械」発言で有名な柳沢伯夫氏です。ここで柳沢議員の発言の前後を見るとこう書いてあります。 >○柳沢委員 私は、羽田外務大臣が非常にわかりやすい言葉で外交交渉に当たられているというのは、外務大臣が自民党時代に農業交渉をやっていた姿をそばで見ていますから、それはもう十分わかるんです、非常に説得的な議論をされているのは。(中略) 、そこで今後の対処方針ですけれども、マクロの部門の減税については、これは誤解だったんでしょう。私は、そう言っては悪いのですが、アメリカの在京の大使館が変な偏見を持っているんですね。(赤字:マーサ氏引用部分) この時柳沢氏が話題にしていたのは、当時の細川内閣がクリントン政権下でのアメリカとの間に抱えていた経済上の問題についてです。クリントン政権は日本に内需拡大のための減税を求めており、細川総理(当時)はこれを受け入れる意向を示していました。 しかし、このころはバブル景気崩壊直後で税収が激減しており、細川政権は減税の穴を埋める収入をどうするのか、と言う指摘を野党だった自民党から受ける事になりました。 財源の裏打ちがないと言う指摘を受け、細川政権は減税を一年限りの時限措置とします。この事は議事録内の柳沢氏の発言にも見られます。 >減税を技術的な理由から、財源の裏打ちがないのにというこの健全財政の観点から一年にした。 この事は当然恒久減税を求めていたアメリカにとっては不満であり、自民党が「何かマクロで細川政権のやろうとしていることを妨害した」と言う偏見に基づく批判として柳沢氏に伝わった、と言う経緯になります。しかし、アメリカの主張が誤解だというのは、羽田牧外相(当時)が同じ議事録の中で語っています。 >○羽田国務大臣 確かに、先方の皆さんと話し合ったときに、今御指摘のとおりのやはり誤解というのはあったと思う。 減税を一年時限にしたと言うのは、与野党合意の下で行われた事であり、これが自民党のせいだと誤解された事について、自民党が質問を求めるのは当然の事です。マーサ氏は議事録の一部だけを読んで、「当時も自民党はつまらない質問をしていた」と誤解して、脊髄反射でこの日記を書いたに過ぎません。相変わらずアホです。 ちなみに、細川政権に決定的打撃を与えた「国民福祉税構想」を考えたのは、マーサ氏にとっての神、小沢一郎新生党代表幹事(当時)だったりします。自民党と小沢氏のどっちがアホかは言うまでもありません。 と言うことで、マーサ氏はまたしても民主党は無謬であり、この世の悪は全て自民党が元凶である、と言う偏見に基づいて、アホな日記を書き散らしてしまったことになります。なお、このマーサ氏の一連の日記を見た友人の反応。 「こう言うのを集めたら、SS(ナチス親衛隊)とか紅衛兵みたいのが出来るんだろうなぁ」 全く持って同感。
2009.09.16
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そろそろネタが溜まってきましたので、第八十二回をはじめたいと思います。最低人2838観察記です。 この世の良き事は全て民主党が発祥だ、と言い出してもおかしくなさそうなマーサ氏ですが、この度本当にそう言い出し始めました。その日記がこれです。 民主にならい「次の内閣」 野党の覚悟、自民若手が提案(自らの頭で何も創造出来ない自民党が、ついに究極、民主党の(影の内閣)をパクリ) >これまで自民党は、民主党の高速道路無料化をパクリ、1000円を、子ども手当てをパクリ、定額給付金をとしてきたが、さすが自民党、ついに民主党の(影の内閣)をパクリ。>この調子でいけば、今度民主党政府が行う、政務官100人体制、総理の周囲に大臣を常駐させ、常に枢機に与らせるという、(総理大臣育成プログラム)までパクルのではあるまいか。「影の内閣」を自民党がパクったとマーサ氏は言っていますが、引用している記事内にもあるように、影の内閣とは元々英国(正確には英労働党)が創始したものです。 影の内閣とは野党が設立する政策立案機関の事で、英国では与党の組織する内閣同様、影の内閣も公職として扱われ、議会内に専用執務室を持っていたりします。健全な議会政治において政権交代と野党の政策立案能力の向上が必須であるという考えに基づくものです。 このようにオリジナルは英国発祥なのですが、民主党がこれを導入したことは、同党の政権交代にかける意気込みをあらわす物で、別にパクリでもなんでもないと思います。良い事は模倣されるのが世の常ですから。マーサ氏はそれすら我慢できないようですが。 しかし、彼が賞賛する民主党の影の内閣(次の内閣)は、日本オリジナルですらありません。日本で始めて影の内閣を組織したのは、社民党の前身に当たる日本社会党で、1991年に「社会党シャドーキャビネット」として影の内閣を組織しています。 次に影の内閣を組織したのは、小沢一郎現民主党代表代行が自民党離党後に結成した新進党で、1997年に組織した「明日の内閣」です。 自民党がパクリだと言うなら、小沢氏もパクリだろう……と指摘したら、マーサ氏は人体ガンマ線バーストでも起こしかねないので言いませんが、民主党もまた様々な制度を模倣し、取り入れてきた事は確かです。その中にはもちろん自民党から取り入れたものもあります。 例えば、マーサ氏が民主党政権の利点として強調しまくる「副大臣・政務官100人制度」ですが、これはもともと橋本内閣から小渕内閣にかけて議論が進み、小渕内閣時代の1999年に正式に設置されています。国会審議の活性化及び政治主導の政策決定システムの確立に関する法律>第一条 この法律は、国会における審議を活性化するとともに、国の行政機関における政治主導の政策決定システムを確立するため、国家基本政策委員会の設置及び政府委員制度の廃止並びに副大臣等の設置等について定めるものとする。 これに基づき、これまでの政府・与党は副大臣と政務官を合わせて七十人、各省庁に配置してきました。民主党はこの辺を隠して、百人もの国会議員が省庁に行けば政治主導が出来る! と喧伝していますが、どう考えても過剰宣伝です。JAROを呼べ!! で、その過剰宣伝にころっと騙されてるバカがマーサ氏というわけです。何時もどおりのパターンですね。 民主党が「パクった」と言えば、もう一つあります。と言うことでお次はこちら。それじゃ役に立たないだろうが! と言う日記。 国家戦略室はまず予算に専念 この民主党の国家戦略室構想ですが、実はこれも原型は自民党の考えたものだったりします。民主党がパクったと言ったら、マーサ氏は口から相対論的ジェットでも発射しかねないので言いませんが。 自由民主党政務調査会調査役の田村重信氏のブログに、その辺りの事が詳しく書かれています。 国家戦略局と自民党国家戦略本部・21世紀臨調提言>国家戦略という言葉、自民党が国家戦略本部をつくり、国家戦略を検討し、「国家戦略本部・箱根提言」(平成16(2004)年9月3日)を出した。(たむたむの自民党VS民主党) これを見ると、「箱根提言」の中から民主党が採用し実行しようとしている政策も数多くあることがわかります。例えば「主要党役員の入閣と人事面での内閣・与党の一元化」。これは民主党もよく言っていますね。 民主「首脳会議」新設へ 政府、与党の一体性確保>政府側では、新設する「国家戦略局」が予算編成など政策全般の司令塔となる。首脳会議に戦略局担当相が参加することで、政策の擦り合わせを含めた政府、与党の一体性を確保する狙い。(くまにちコム:09年9月11日)「官僚機構の掌握」や「大臣・副大臣・政務官はチームに」といった提言についても言うまでもありません。こうした提言は早急に実行されてしかるべきだと思いますが、民主党の「国家戦略室」とやらは、まずは予算に専念すると言うことだそうで。 民主党にとって、空手形を切りまくった財源案をどう辻褄を合わせていくか、という事が国家戦略の立案並みかそれ以上の重要課題になっていることの、いい表れだと思います。こういうのを自縄自縛と言うのでしょう。アホですね。 もちろん、それに何の疑問も抱かないマーサ氏は、より深刻なアホであるわけですが。 お次はこちら。いい加減CO2とエタノールの正体を理解してくれ、と言う日記。温暖化ガス排出量「50年に80%削減可能」年間25 環境省が試算(環境省が民主党のマニフェストCO2、25パーセント削減を裏付け)TBSの馬鹿さ加減も同時に裏付け 温暖化ガスを2050年までに80%削減する、と言う環境省の試算を、民主党の「2020年度までにCO2を1990年度比25%削減する」と言う目標が達成できる根拠だと主張しているようですが、そもそも両者は目標達成までの期間も削減目標のパーセンテージも全く異なる試算です。 環境省の試算は2050年度までの長期目標で、その前に中期目標が存在し、それは「2020年度までに2005年比15%削減」です。民主党の目標よりも緩やかなものを踏まえた目標であり、これをごっちゃにして民主党の試算が正しいと主張するマーサ氏は、TBSよりも一那由多倍ほど知能が足りません。 他に書いていることを見ても、そもそもマーサ氏には科学的知識が足りているのか、激しく疑問になる内容ばかりです。 >現在自民党が平気で供給している国際的にも批難を浴びている毒物CO2を垂れ流し続けている(生ガソリン) CO2を「毒物」と主張するのもアホ極まりないですが……マーサ氏はCO2が「二酸化炭素」だと理解しているかどうかも怪しいですね。ビールやサイダーを飲んだ事がないのでしょうか? 生ガソリンが国際的批判を浴びている、と言うのも初耳です。エタノール混合ガソリンは未だに全世界的に供給が開始されているモノとは言えません。最もバイオエタノール混合燃料の普及が進んでいるブラジルでさえ、100%エタノール燃料に移行していないのですから当然です。 世界で走っている自動車の主流は今でも純粋にガソリンや軽油を燃料とするエンジンで駆動する内燃機関式自動車であり、ガソリンを売っているという理由で他国を批判するようなDQN国家など存在しません。そんな馬鹿な事をするのはマーサ氏だけです。 そもそも、エタノール式自動車は環境対策の切り札とは看做されていません。あくまでもつなぎの技術であり、本命は電気自動車、特に燃料電池式自動車だと考えられています。 燃料電池車普及で共同声明 トヨタなど世界大手8社>トヨタ自動車や米ゼネラル・モーターズ(GM)、ドイツのダイムラーなど世界の自動車大手8グループは9日、燃料電池車を2015年以降に本格的に普及させることを盛り込んだ共同声明を発表した。自動車保有の増加に伴い温室効果ガス排出量が増えるため、「エコカー」の必要性が高まるためだ。>声明には、ホンダ、日産・ルノー連合、米フォード・モーターなども名を連ねた。2015年以降に燃料電池車を「量産できる」と指摘した上で、燃料の水素を補給する水素スタンドなどインフラ整備が必要だとした。>燃料電池車は、水素を燃料とし、空気中の酸素と反応させて生み出す電気でモーターを動かす。走行中に二酸化炭素を排出しないため「究極のエコカー」とされるが、製造コストが高い点が難点とされる。(47NEWS:09年9月9日) 実際、トヨタやホンダは燃料電池自動車の生産・販売を開始しており、一部の地方自治体などでは導入が始まっています。しかし、これらの企業を自民党に献金していると言う理由だけで憎悪しているマーサ氏は、相変わらず馬鹿な事を言っています。 試験研究税控除トヨタが7500億.ホンダが4757億、キヤノン2736億そして自民党献金トヨタが6400万です、ホンダが3100万キヤノン4000万(各企業はまともに税金払え!) まともに税金払え、と来ましたか……自民党への献金のために減税されてるわけではない、と何度指摘されれば気が済むのでしょうか? 民主党が本気で「2020年までにCO2を25%削減したい」と思ってるのでしたら、世界最先端の環境技術を有するこれらの企業は、ますますの技術開発を補助するために減税措置を継続すべきなのですが。いかに民主党が租税特別措置を見直すといっても、流石にこれらの企業への措置は止めない、と信じたいです。 もしやったら、日本経済終了の号砲になりかねませんし、経済対策とは豪快に矛盾する政策であり、世間は「民主党は平気で矛盾する政策を実行しようとするバカ政党」と看做すことでしょう。いや、すでに高速道路無料化とCO2削減が矛盾するとして批判されまくっていますが。 マーサ氏も、いい加減「研究開発税制廃止と環境対策を同時に訴えることは矛盾している」と言うのを理解して欲しいのですが、たぶん無理でしょうね。この人は結局自分が部分部分で満足できることしか理解できていません。 企業を潰しても「自民党に献金する邪悪な企業がつぶれた」と考えて満足し、そのために大不況がきたり環境対策が失敗したらブチ切れる、と言う刹那的反応しか出来ないと思われます。 物事がどう関連し、影響を与えあっていくか、と言う複雑系の考えが理解できない限り、今後もこういうアホな日記を書き散らしては、嘲笑と失笑の対象になっていくことでしょう。
2009.09.13
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衆院選以前、麻生氏に対して猛烈なバッシングが行われたいたのは皆さん記憶に新しいと思います。漢字が読めないと言っては叩き、発言がブレたと言っては叩き、とそのバリエーションは豊富でしたが、その中にあったのが「庶民感覚がわかっていない」と言う攻撃です。 麻生氏がホテルのバーや高級クラブで飲食したと言うだけで、「庶民感覚がない」「この不況下に国民を放置して贅沢をしている」と、それはもう散々なものでしたが、ではこれはどうでしょうか。 鳩山代表、最低予算1万円以上の高級日本料理店で昼食 >60パーセント以上の高い支持率を得ているという民主党・鳩山代表だが、5日午後、最低予算1万円以上の高級日本料理店で昼食をとっていたことが分かり、一部のネットユーザーから注目を受けている。>報道されているところによれば、鳩山代表は5日、祖父・鳩山一郎元首相の墓参りなどを終えた昼過ぎ、東京・紀尾井町のホテルニューオータニの日本料理店『千羽鶴』で昼食をとっていた。鳩山代表の動静を伝える記事でそのことが報じられると、同日本料理店のランチは最低でも「¥10,000」することをネットユーザーが目ざとく発見し、物議を醸している。>ネット上には、このことに関して「実際、麻生家より数段上の資産家。庶民感覚があるわけない」「お金持ちが金を使うのは、むしろ、良いこと」「そんなのどうだっていい」など、多様な意見が寄せられている。過去に麻生首相の“ホテルバー通い”がマスコミに大々的に取り上げられていただけに、メディアの“バランス”を問う声も中にはあるようだ。 私は鳩山氏が高いお店で食事をしたことそれ自体については、特に非難する気はありません。政治家に庶民感覚など必要ない……むしろ邪魔だと考えている方ですし、」「お金持ちが金を使うのは、むしろ、良いこと」と言う意見に賛成だからです。 問題は二つ。まず、鳩山氏自身の姿勢です。鳩山氏は麻生氏のバー通いを批判し、庶民感覚がないと言っていました。 第171回国会会議録 衆議院本会議 第2号 平成21年1月6日(火曜日)>○鳩山由紀夫君 国民の皆さん、民主党の鳩山由紀夫です。(中略)>麻生総理は、政局より政策、ポイントはスピードと繰り返しながら、第二次の補正予算も提出せず、緊急雇用対策の立法措置も怠りました。総理が、年内は大丈夫などと無責任に言い放ち、ホテルのバーでくつろぎながら対策は万全とうそぶいているとき、ちまたでは、仕事を失った人、住まいを失った人、就職内定を取り消された若者たちがどんどんふえ続けました。 鳩山氏には人の振り見て我が振り直せとか、自らの行動を顧みると言う事はないのでしょうか? しかも、鳩山氏が高い昼食を食べている時に、大塚議員は「もう経済対策はしない」と言い放っていたわけで、補正予算を提出しようとしていた麻生政権に比べ、遥かに酷い態度であるとしか言い様がありません。 政権に就くことが確実になった今、鳩山氏の人品と言うものが、この一件からも透けて見えるように思います。正直許し難い。 次に、同じような事をしても麻生氏は叩くのに、鳩山氏に対しては叩かないマスコミのダブルスタンダードです。批判するどころか、賞賛すらしています。 グルメな鳩山代表のいきつけのお店を総力取材しました。 ここで取り上げられたお店には予算10000円オーバーのお店もありますが、麻生氏がこういうお店に行っていたら、間違いなく今頃マスコミの総攻撃にあっていると思います。麻生氏が行けば、庶民感覚がない。鳩山氏が行けば、セレブでグルメ。この扱いの差は明らかにおかしい。完全に偏向報道と判断して良いレベルです。 日本のマスコミに公平性を期待するほうがバカなのかもしれませんが、ここまで酷いのは流石に容認できません。少しでもマスコミの不当な報道に対し疑問の声をあげる人が増えることを願います。
2009.09.12
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組閣も終わらないうちから、民主党は日本経済にとどめを刺したいようです。 10年度はマイナス予算も選択肢=景気対策からの脱却視野-民主政調副会長>民主党の大塚耕平政調副会長は8日、インタビューに応じ、2010年度予算編成で財政出動を伴う景気対策からの脱却を検討する考えを明らかにした。「予算規模を圧縮するという選択肢も念頭に置く」としており、経済状況を踏まえながら前年度当初予算比でマイナスとなる可能性もあるという。麻生政権下での09年度一般会計当初予算は、昨秋以降の急激な景気悪化に対応するため、過去最大の88兆5480億円に膨らんでいた。>マイナス予算は、財政再建を掲げた小泉政権下で2回編成されているが、国の一般会計は社会保障費が毎年増大しており、減額は容易でない。>また、財政法が規定している会計年度ごとに予算を作成する単年度主義に関しては「(省庁が)配分された予算をすべて使い尽くす発想になりやすく、予算の硬直化、肥大化を招いた」と弊害を指摘。複数年度にまたがって予算編成する複数年度予算は「十分検討に値する」と言明した。(時事ドットコム:09年9月8日) この記事を見て、私は確信しました。大塚耕平議員は経済の専門家どころか素人以下の無能であり、こんなアホに経済を任そうとしている民主党は、歴史に学ぶと言うことを知らないクズ政党です。「財政出動を伴う景気対策からの脱却」と言いますが、こんな事が出来るほど日本の経済は立ち直っていると、民主党は判断しているのでしょうか? 恐らくどんな専門家に聞いてもそんな事は言わないでしょう。 とりあえず、国際的レベルの専門家の皆さんによる意見。 IMF専務理事:「現実的な危険」-景気対策の性急な打ち切りに警告>国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は、政策当局者による景気対策打ち切りが早過ぎ、景気回復を危うくする「現実的な危険」があるとの認識を示した。見解はベルリンでの4日の講演内容に盛り込まれていた。 >ストロスカーン理事はこの中で、「回復の脆弱(ぜいじゃく)さを考えると失速のリスクがある」とし、「緩和的な金融・財政政策からの早過ぎる撤収が主たる懸念だ」と論じている。 >同理事はまた、フランスやドイツの例を挙げて世界経済は悪化期を「脱しつつあるようだ」とする一方で、回復は「鈍い」可能性があると指摘した。金融業界については、「銀行の健全性を回復させる取り組みが完結せずに終われば」、一段の不安定化のリスクにさらされるとの見解を示した。 (ブルームバーグ:09年9月4日) <G20>景気刺激策の継続など共同声明を採択し閉幕>日米欧に新興国を加えた主要20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議は5日午後(日本時間5日深夜)、共同声明を採択し、閉幕した。声明は「景気回復が確実になるまで金融・財政政策を継続する」と景気刺激策維持を表明、金融機関の幹部報酬に関する国際基準を設けることや銀行に一層の資本増強を求めることを盛り込んだ宣言も採択した。>声明は、世界経済について「改善している」としたが、失業率の上昇などを背景に「引き続き慎重」との見方も示した。金融・財政の異例の政策を通常の状態に戻す「出口戦略」に関しては、議論の必要性について合意したが、時期など詳細は明記しなかった。(毎日新聞:09年9月5日) 現実に経済危機に第一線で向かい合っている人たちは、まだ経済危機は終わっていないし、それに立ち向かうためには財政出動が必要だと判断しているわけです。大塚議員と言うか、民主党は自分たちがこの人達以上に経済に精通していると思っているのでしょうか? そんな勘違いをするのは、どこぞの最低人2838だけで十分です。 マイナス予算にするというのは、要するに緊縮財政をすると言うことですが、緊縮財政で再建されるのは国の財務状況だけで、景気回復には役に立たないどころか、足を引っ張る政策となります。最初に引用した記事にもあるように、小泉氏は典型的な緊縮財政論者で、国債発行に三十兆円枠を設けるなど、緊縮財政路線をとろうとしました。2001年の事です。 この頃、前年の2000年ころまでは「ITバブル」と呼ばれる好況が起きていたため、緊縮財政路線をとって国の財務状況を好転させる好機と見られていました。しかし、緊縮財政路線に転じた直後、アメリカの金利上昇を切っ掛けにITバブルは失速。9.11同時多発テロでとどめを刺され、世界は不況期に突入します。 この結果、緊縮財政もあって日本の経済はマイナス成長を記録しました。 経済成長率の推移(社会実情データ図録) 2001年に日本の経済成長率はマイナス0.8%を記録しています。グラフを見ると1998年にもマイナス1.5%と言う大きな落ち込みが見えますが、この年は橋本内閣の時代です。この時も橋本内閣は緊縮財政路線を打ち出しましたが、当時は「失われた十年」の真っ只中で、結果として日本経済に大打撃を与える事になってしまいます。拓銀や山一證券が破綻したのもこの時期です。 しかも、この時は経済悪化で税収も激減し、緊縮財政で国家の財務状況は好転するどころか、むしろ悪化しました。 さらに歴史を遡れば、戦前の昭和二年(1927年)に起きた金融恐慌でも、井上準之助蔵相(浜口雄幸内閣)の緊縮財政路線は景気を悪化させ、回復路線に乗せたのは高橋是清蔵相(犬養毅内閣)の財政出動路線でした。「不況時に緊縮財政」と言うのが大間違いであることは、歴史的に証明されているのですが、民主党はこれをやろうとしています。だから民主党は「歴史に学ばないバカ」であり、大塚議員は「素人以下の無能」なのです。 不況下に緊縮財政が何故駄目かと言うと、不況時には個人も企業もお金を使うのを躊躇い、貯蓄による財産防衛に走るからです。しかし、経済を良くするには本来消費が必要です。消費がなければ企業の需要が発生せず、業績が上向きません。したがって、企業が個人に払う給与も低迷します。 しかし、不況時にはデフレキャップが発生して供給過剰となり、物が売れません。これを解消するには、個人でも企業でもない存在、つまり国がこれらに代わって財政出動を行うことで、景気を刺激し内需を拡大する必要があります。 麻生政権の積極的な財政出動は、まさにこの原則に則った、正統的な不況対策でした。これをバラマキと批判した連中は、こぞって歴史を知らない馬鹿者揃いだといっても言い過ぎとは思いません。 小泉路線を批判しておきながら、小泉政権と全く同じミスを犯そうとしている民主党は、本物のアホ集団です。確か「政権交代こそ最高の景気対策」とか言ってたような気がするので、政権交代した今、景気対策は済んだということなのかもしれません……って、そんなわけあるか!! 流石に民主党内でもこの方針には異論があるようで、民主党の経済面でのブレーンとして知られる榊原英資・早大教授が苦言を呈しました。 景気対策ないと「鳩山不況」も…民主ブレーン・榊原氏 >榊原英資・早大教授(元財務官)は9日、日本記者クラブで講演し、民主党が2009年度補正予算を原則として執行停止する方針を示していることについて、「公的需要がかなり減少し、(このままでは)何年かたつと『鳩山不況』と呼ばれる可能性がある。第2次景気対策を打つべきだ」と述べた。>榊原氏は民主党の経済分野のブレーンとして知られており、今後、新たな景気対策を求める声が広がる可能性もある。>榊原氏は「(新政権が)減額補正したら経済がむちゃくちゃになる」とも述べ、子ども手当支給や高速道路無料化の前倒しも検討すべきだと訴えた。(読売新聞:09年9月9日) 子供手当てや高速道路無料化なんぞどうでもいいですが「第2次景気対策を打つべき」と言うのは全くの正論。どうか榊原氏の提言に、民主党幹部が耳を傾けますように、と願って止みません。 ドンドンドンドン!邦 夫「誰だ?」由紀夫「あんちゃんだよ。お前のあんちゃんだよ」邦 夫「ほんとに俺のあんちゃんか?」由紀夫「ほんとにあんちゃんだよ」邦 夫「それじゃあ、俺の質問に答えてみろ。民主党による政権交代が実現した今、真っ先にやらなければならないことは?」由紀夫「政権交代」邦 夫「やっぱり、あんちゃんだ!」(by「ドリフ大爆笑)よりバカ兄弟コント)
2009.09.11
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小ネタを一回挟みまして、最低人2838観察記、第八十一回です。このペースだと、今年中には確実に百回行きますね。なんぞ天変地異でもおきてネットどころでないという事態にならない限りは。 それはさておき、普段から「民主党支持者にあらずんば人にあらず」と言う態度を隠さないマーサ氏ですが、流石にこれはいかんだろう、と言う日記を書いてくれました。政治的信条で人を差別するのも、ここまで極まるとこの人の文章に慣れている私でさえ唖然とします。 民主党の子供手当の経済効果(長期、短期)(学生、母親の負担。奨学金借金約200万円)子供手当は(短期の消費喚起)と(長期の経済活動障壁を取り除く)>ちなみに一部の(全く働かない怠け者自給自足の山奥での引きこもり自民党支持者、公明党支持者)には、将来的にも絶対結婚出来ない、しない人達にはこの経済効果の恩恵は無く、ただ増税のみとなります。……いや、アンタ山奥で自給自足の生活させるのが理想だったんちゃうんかい……というか、自給自足してるなら「全く働かない怠け者」じゃないだろう、とツッコミ入れたくなりますし、一日中パソコンの前に座って、こういう憎悪と偏見に満ちた日記を書き殴っているアンタはひきこもりじゃないのかとか、もうツッコミどころだらけで何を言って良いのかすぐには思いつきません。 そもそも、日本で「山奥で自給自足の生活をしている人間」なんて、超極小の割合でしか存在しないだろうと思いますが、自民党、公明党支持者に対する憎悪と偏見の凄まじさだけは特に良く伝わってきます。どういう教育と生活をすれば、ここまで歪んだ精神の持ち主が育つのか、知りたくもあり知りたくもなし。 他にも、一と全の区別が付けられないマーサ氏のアホっぷりを伝える文章が、この日記には多数存在します。 >現在、日本の経済浮揚の足を引っ張っている要因の一つに、学生が抱える(学生1が背負っている人約200万円もの奨学金借金)がある。 奨学金を受け取っている学生の割合は、そうでない学生よりもずっと少ないと思いますが…… 日本学生支援機構 平成20年度事業報告書 日本学生支援機構に拠れば、平成20年度に新たに奨学金を受けた人数は約40万人。現在、奨学金を受けている人の延滞率は12.7%だそうなので、確率的にはこのうち48000人くらいが延滞者になる、と言う計算になります。 これに対し、奨学金を受ける対象となる新規入学者(高専、大学、大学院、専修学校生)は平成20年度で100万人です。 全入学者の40%が奨学金制度を利用し、4.8%が延滞者になる、と言う状況は、果たして経済浮揚を引っ張るほどの重石なのでしょうか? さらに言えば、この延滞額と言うのは約2400億円です。億と兆の区別も付かなさそうなマーサ氏なら、経済浮揚を引っ張るほどの巨額に見えるのかもしれませんが、日本の経済規模から言えば、誤差レベルの数字です。これが「経済浮揚の足を引っ張っている」などと主張するのは、アホ以外の何者でもありません。 後半はまたしても例によって12兆6000億円の随意契約批判。この辺のマーサ氏や民主党の主張がどれだけデタラメかは第三十四回や、2009年6月18日の日記で指摘済みなので、細かいところまでは改めて言いませんが、正直言ってこういう根拠レスな数字を何時までも聖典の如く振りかざす事の愚を、いい加減悟ってもらいたいですね。ウソも百回繰り返せば真実になると言いますが、それはウソの出来がいい場合だけです。 お次はこちら。憎しみが極まれば相手の事が正確に見えなくなる、と言う日記。現在民主党政策批判をしている企業に共通する事。(CO2削減をあきらめたキャノン、鹿島、トヨタ、ホンダ等自民党系企業の事) マーサ氏がキャノン、鹿島、トヨタ、ホンダと言った企業を「自民党に献金している」と言うだけで憎悪し、無茶苦茶なデタラメを並べ立てて糾弾している事はこれまでも取り上げてきましたが、今度は「CO2削減をあきらめた企業」と言うレッテルを貼ることにしたようです。 言うまでもなく、この企業名を見れば、普通の人はマーサ氏の主張に対して「コイツは馬鹿か?」と言う感想しか持てないと思いますが、一応指摘していきましょう。 まずキヤノン。この会社はマーサ氏がCO2削減の切り札として全世帯に無料設置すべき、とあつかましいことをほざいた太陽電池パネルを子会社のキヤノンアネルバなどで生産しているのをはじめ、全業績の10%程度を環境技術の売り上げが占めるメーカーです。 次に鹿島建設。建設現場の事務所用に太陽光発電システムを設置する、と言う事業は国交省のCO2削減事業のモデル事業として選ばれている他、CO2を吸着する特殊なコンクリートを開発するなど、環境に適応した建設技術の開発を行っています。 トヨタ、ホンダに関しては細かく説明するまでもないですね。世界でもっとも先進的なハイブリッドカーを開発しているメーカーです。 これらの企業を掴まえて「CO2削減の努力をしていない!」などと主張するのは、はっきり言って正気を疑われてもおかしくないレベルの妄言です。マーサ氏はこれらの企業に対する憎悪が募るあまり、マトモに企業価値を見ることが出来なくなっているだけですね。 お次はこちら。例によって馬鹿はテメェだ、と言う日記。 お馬鹿自民党支持者の皆さん、高校無料化は世界の常識であり、日本が遅れているだけなのですよ。それも知らずに(ばらまき)などといっていたら、あなた(馬鹿)が露見しますよ 民主党の言う高校無料化が「ばらまき」として批判されてるのは、私学まで授業料を補助すると言ってるからです。 民主党政策集INDEX2009 >高等学校は希望者全入とし、公立高校の授業料は無料化、私立高校などの通学者にも授業料を補助(年12万~24万円程度)します。この内容を具体化した「高校無償化法案」は参議院で可決されましたが、引き続き同法案の成立を目指します。 公立の中学校、高校で授業料を無償化することには、私もそれほど異議を唱える気はありません。財源がしっかり確保できればの話ですが…… しかし、私学まで授業料を補助すると言うのは、明らかにやりすぎです。諸外国では~と言いますが、無償化はあくまでも公立校止まり。私学に関しては、やはり授業料を取るのが普通です。 また、公立でもある程度授業料を取る国も存在し、日本以外の先進/準先進国では韓国、イタリア、ポルトガルが高校の授業料を有償としている国です。もちろん、これらの国は国際人権規約A規約を批准しています。 他には、大学が無料であることで有名なフランスでも、エリート養成校というべき「グランゼコール」と呼ばれる国立の高等教育機関は、公立校でも授業料は有償であり、決してその費用は安くはありません。グランゼコールを受験するための特別コースを設けている学校も私立であることが多く、その授業料は相当な上流階級でもなければ払うことすら困難なほど高額です。「諸外国では高等教育は無料」と言うのは、日本の教育制度批判のために大げさに喧伝されている場合も多く、決して鵜呑みに出来るものでもありません。なお、マーサ氏は国際人権規約を留保していることを根拠に >現在の日本の教育制度レベルは、ルワンダ以下マダガスカルと同様である。 などと書いていますが、もちろんこれはウソ。ルワンダもマダガスカルも国が貧しいため、義務教育が存在していません。この二国に限らず、アフリカや中南米では国際人権規約を批准していても実行できない国はザラにありますし、アメリカのように高校教育まで無償化していても、国際人権規約を批准していない国もあります。 外国の教育制度の話が長くなりましたが、いずれにせよ私学にまで授業料の補助を出そうとする民主党のマニフェストは、それこそ世界的に見れば「非常識」の部類ですし、そんなものを盾にして民主党支持者意外を馬鹿にしているマーサ氏は、自分こそが本物の馬鹿と言うことでファイナルアンサーです。 お次はこれ。内容がないのはお前だろう、と言う日記。 内容の無いメディアとお馬鹿な自民党支持者は、民主党政策を批判する前にまず、民主党がホームページに公表している調査権に基づく調査結果から成された事業仕分けを見よ! 民主党が行った「国の事業仕分け」に関する日記ですが、見事なまでに中身のない日記です。 >現在民主党のホームページに、調査権に基づく調査の結果から成された事業仕分けと、法人12兆1000億円の仕分けと廃止理由と金額を公表しています。 とありますが、マーサ氏がちゃんとこれらの調査結果を読まず、最初から全て正しいものだと鵜呑みにして日記を書いていることは明らかです。礼賛する割には「ここが素晴らしい」と書かないあたり、恐らくマーサ氏にはこの事業仕分けを読んで評価する能力がないのでしょう。まぁ、もっと簡単な議事録や新聞記事ですらですら誤読するのですから当然ですが。 私個人の感想としては、この事業仕分けにはサンプルの偏りがあるという疑いが濃厚だと思っています。この事業仕分けは国の事業全体(2767件)を網羅したものではなく、そのうち87件を抽出して分類したものですが、事業廃止すべき、とされた中に、この調査以前から批判してきた国営メディアセンター、八ツ場ダム、地方合同庁舎の建設など「目立つ物件」が含まれています。 また、継続してよし、とされた事業が一件しかなかったというのも怪しいです。民主党に都合の良いようにサンプル恣意的な抽出を行ったのではないか、と言う疑いが捨て切れません。 >私としては、皆さんが理解出来れば大変うれしく思いますが、果たして皆さんが見ても理解出来るかどうかは疑問ですが。ただ、常識的な頭を持っていれば、これは十分理解出来ると思います。 とりあえず、ぜひマーサ氏の「理解」とやらも聞いてみたいところですね。十中八九、デンパだと思いますが。 ともかく、民主党の勝利以来、マーサ氏はますます差別的傾向が強くなったようで、日記のタイトルに「自民党支持者のお馬鹿」と付けずにはいられないようです。かつて小泉氏は「ワンフレーズポリティクス」と批判され、今回民主党も「政権交代」のワンフレーズしかないと言われています。 マーサ氏はさしずめ「ワンフレーズタイトルブログ」と言う所かもしれませんが、そのレベルの低さは、小泉氏や民主党と較べると、マリアナ海溝よりもなお低く、地の底に潜り込んで出てきて欲しくない、と思いますね。
2009.09.09
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今日はちょっと小ネタで。民主党の躍進と共に連立与党入りが確実視されている社民党ですが、調子に乗ったのかまた意味不明なことを言い出しました。 陸自相浦 12日、銃携帯し佐世保市行進 労働団体など中止申し入れ>陸上自衛隊相浦駐屯地(佐世保市)は創立記念行事の一環で、12日に同市中心部の商店街アーケードを迷彩服姿で小銃を携行した隊員約220人のパレードを実施するが、社民党佐世保総支部と佐世保地区労は7日、同駐屯地に対してパレードを中止するよう申し入れた。>パレードは離島防衛を担う陸自西部方面普通科連隊の発足に伴い、2002年から実施し今回で7回目。12日にアーケード約1キロを同隊隊員が実弾を装てんしていない小銃と機関銃を携帯して行進する。1回目は銃を携帯しなかったが、03年以降は銃を携帯して商店街や国道で行進している。>7日に同駐屯地を訪れた社民党などの代表者は「実弾が入っていなくても事故が起きないとは限らない。わざわざ市中で銃を持って威嚇的なパレードをする必要があるのか」と問いただした。同駐屯地幹部は「市民に自衛隊の真の姿を見てもらうために実施している。申し入れは司令に報告する」と答えた。>社民党などの代表者は同日、市に対してもパレード中止を要請するよう申し入れたが、末竹健志副市長は「安全に配慮され、商店街も協力的であることから、市としては中止を要請する考えはない」と応じた。(西日本新聞:09年9月8日)……こんなのが与党になるのか…… とりあえず、実弾の入っていない銃より、ナイフで刺してくる九条狂信者の方がよっぽど怖いと思うんですが、そこんとこどーよ、社民党さん。
2009.09.08
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八十回目を迎えました、最低人2838観察記です。最近マーサ氏の日記は「自民党支持者のお馬鹿」ばかりでバリエーションに乏しいです。こんな事ばかり書いていて、本物の馬鹿は、実は自分ではないのかと少しは自省するところが見られないあたりが、マーサ氏のマーサ氏たる所以でしょう。普通の人なら恥ずかしくてこんなことはしませんね。 さて、今回はかつてのマーサ氏の日記で、予想通り完璧に大外ししたものが一つありましたので、ちょっと取り上げてみたいと思います。 自民党が根拠無しに毎年減税している(ナフサ減税)3兆円。国民から毎年徴収している消費税2兆6000億円 この日記はかつて第五十六回で取り上げたものですが、マーサ氏は議事録を誤読して、ナフサ減税は自民党が還流献金を受け取るために行っている不当な減税であると勘違いし、ナフサ減税を止めて財源にしろと主張していました。 これに対し、私はナフサ減税は石油化学業界の国際競争力を維持するために必要なもので、国際的に見てもごく当たり前の措置である、と指摘しました。 そしてこの度、民主党は常識的に考えてナフサ減税を継続すると言う決定を下しました。 民主、租税特別措置3割廃止で1兆円超捻出>民主党も政策的意義や効果があると判断すれば、措置の継続や恒久化を検討する考えだ。石油化学製品の原材料となるナフサへの免税措置(3兆7890億円)については、プラスチックなど幅広い製品価格の上昇にはね返るため、すでに免税の継続方針を示している。(読売新聞:09年8月7日) 何故か読売新聞もナフサ減税の規模が三兆円以上だと書いていますが……ともあれ、流石の民主党も、租税特別措置の中に手を付けられない物があることは理解したようですね。それはそれで、自分たちの財源論の根拠が怪しいものであったことをどう説明するのか、と言う問題に直面するわけですが。 なんにせよ、ナフサ減税が継続されることになったのは非常にめでたいことであり、マーサ氏の幻想財源論のひとつが、彼が支持する民主党の手によって根本から覆されることになったのは、大変素晴らしいことです。同時に、本物の馬鹿、新聞を読めない馬鹿が一体誰であったのかも明らかになりました。 情報を下さった「さささん」、誠にありがとうございました。 では、ここからは何時もどおりのツッコミを入れて行こうかと思います。まずはこちら。それ周知の話だから、と言う日記。 高速無料化の経済効果 国交省、一転試算認める(CO2、310万トン削減も同時に国交省認める) 9月6日の朝日新聞の記事を引用した日記ですが、こんなものは別に新事実でも何でもありません。国交省が高速道路無料化の試算を行った事は国会でも既に話題にされており、民主党が高速道路無料化を主張する際の根拠の一つとなっています。 まず、今年の二月二十日、衆議院の予算委員会で馬渕“渋滞するところは有料にします”議員が次のような質問をしています。 第171回国会 衆議院予算委員会 第17号 平成21年2月20日>○馬淵委員 これは、先ほど来申し上げているように、走行便益というのは最も費用対効果の中で大きいんです。その便益を算出した、これは推測の計算結果なんですよ。これを否定されるのは全くおかしな話なんです。>今お話で、なぜそのようになっているかわからないとお話しされました。私もこれは不思議だなと思ったんです。>そこで、この資料について私も丹念によく見てみましたが、この資料、これは国総研から入手をいたしました。もう一つ、同じ書類名の資料がございます。この国総研の報告書とこれと違う点は、グラフの線がこれは一本多いんですね。>どういうことかというと、この一本多い線というのは、これは十割引きの検討を行っておられるんですよ。この十割引きというのは、つまり無料化じゃないですか。無料化の検証を行っておられるんですよ。 この後、三月に国交省は無料化時の試算も加えた資料を民主党側に提出しています。民主党はこれを元に高速道路無料化時の経済効果を出してきたので、最大七兆八千億円と言う一番大きな数字を出してきました。マーサ氏もこの数字は引用していますね。 シンクタンクによる高速道路無料化による7兆8000億円の経済効果(ドイツ、アメリカで実証済み)衆議院国土交通委員会平成21年3月27日議事録 この時点で「国境賞が資料隠しをしていた?」事実は明らかになっているわけですが、何故今更新しいニュースのように報道されたのでしょうか? むしろこの時点で民主党は国交省をもっと攻めるべきだったと思うのですが、何故かそうしていませんね。 思うに、この資料自体、相当に出来の悪いものだったと考えるのが自然でしょう。引用されている記事内にもありますが、この資料は「道路建設の費用対効果を判断する際に用いる走行時間短縮、燃料費などの削減、交通事故減少の三つを金額に換算して合計している」 程度のものに過ぎず、「鉄道やバス利用からマイカーに切り替えたりすることによるCO2の増加量」 が試算されていなかったり、それらの公共交通やフェリー等の減益等、高速道路無料化による影響が心配されている件については一切触れられていません。もし資料が正確なものだったら、馬淵議員が「渋滞するところは有料」などと逃げ口上を言うはずがないですからね。 いずれにせよ、議事録を読み込んでいる事を自慢にしているマーサ氏にしては、この議事録のやり取りに気付かず、朝日新聞の記事を新事実のように扱ったのはマヌケとしか言い様がありません。 お次はこちら。いやそれが普通ですから、と言う日記。 自民党自ら(事前通告)という墓穴を掘り野党として臨む委員会ってどうなんだろう(更に昨年自民党が振り回した委員長職権と衆議院規則の始末をどうつけるのだろう)>つまり(個別的、具体的な質問は、事前通告を願います)と言う事であるが、もし野党自民党が、民主党政府にこれをした場合どうなるか、恐らく民主党政府は各専門議員が政務官となっているわけであるから、これら(事前通告)に全員が官僚を手足に使い、細部にわたるまで解析し、さらにその解析資料が今までの様に(いかがわしい資料)であるか無いかを検証し、委員会に臨むであろう。 この日記を読むと、マーサ氏が国会での質問や答弁と言うものを全く理解していないことがわかります。 国会での質問は、する側が政府に対し事前に内容を通告するのが常識で、これは答弁する大臣にも考えを整理して準備する時間を与えることを通じて、効率的な議事の進行と議論の内容を向上させるために定着した慣例です。 マーサ氏自身「細部にわたるまで解析し」と書いているように、国会でいいかげんな答弁は許されません。例えばうろ覚えで間違った事を言えば、虚偽の答弁をしたとして糾弾される恐れがあります。 そう言う事態を防ぐため、また政府が質問に対して後日回答として逃げることを防ぐため、事前通告というのが慣例化されているわけです。とはいえ、法で決まっているわけではないので、戦術としてぶっつけ本番で質問をする事もあります。やってるのは主に野党時代の民主党でしたが。 しかし、この戦術は大臣を格好悪く見せようとする単なる嫌がらせに過ぎませんし、それすら大臣の対応次第では無効化されます。一例を挙げましょうか。 第166回国会 衆議院本会議 第12号 平成19年3月8日 この日の本会議では、民主党の田名部匡代議員が当時の柳澤厚労相に事前通告無しの質問を行いました。これに対し、柳澤大臣はスマートに答弁を返しています。 >○国務大臣(柳澤伯夫君) 田名部議員にお答え申し上げますけれども、実は、きょうの御質問については事前のお話が全くない上に、この議場における声も、必ずしもそちら側でうまく聞こえるという構造にないわけでございます。(中略)>あとの御質問がもしありとすれば、それはまた再質問をいただくか、さらには委員会等で御質問をいただくかしてお答えを申し上げたいということを申し上げます。(拍手) このように、事前通告なしで質問をしても、「改めて再質問するように」で終わりです。戦術として全く意味がありません。マーサ氏は民主党の議員が全部ぶっつけ本番で質問をしていたとでも思っているのでしょうか? だとしたらアホ過ぎます。議事録のどこを読んでいるのでしょうか? 答えはもちろん「マーサ氏の都合のいい部分だけ読んでいる」ですけどね。ともかく、自民党側も与党の頃には「官僚を手足に使い、細部にわたるまで解析し」て、答弁を作成しているわけです。別に民主党の専売特許というわけではありません。 日記の内容はさらに混迷を増していきます。 >そして自民党さん、昨年は特に委員長職権と衆議院規則を振り回していましたが、与野党逆転した今、自民党はこの委員長職権と衆議院規則を民主党が使用した場合、自民党はどうするのだろう。 そりゃ、自民党が使った時には散々非難したくせに、自分たちは平気で同じ事をするのか、とダブルスタンダードを批判するだけだと思いますが。マーサ氏は何を言いたいのでしょうか? と言うか、マーサ氏の認識では「委員長職権と衆議院規則を振り回す」のは質問から逃げる行為だと言うことのはずですが、民主党がそこまで自民党に追い込まれると考えているのでしょうかね、マーサ氏は。まぁ、最近の馬渕、長妻ら各議員の体たらくを見てると、そうなる可能性は十分だと思いますけどね。 最後はこれ。短いですが、マーサ氏の人品が良くわかる日記です。 議事録も禄に読まず理解出来ないお馬鹿自民党支持者が一人前に政策批判。これほど滑稽な話は無い。 >その答えは委員会の自民党議員の質問を見ていればよく分かるでしょう。そうだ、自民党支持者のお馬鹿は議事録を読まないのだ。すまん。 ものすごく勝ち誇った文章ですねぇ…… 確かに、私は観察記を書くときくらいしか議事録を読みませんし、そうでなくても国会の議事録をほとんど神聖視して、これさえ読めば政治の全てがわかるように思っているような人間は、自民党支持者に限らずほとんどいないと思います。 しかし、大事なのは議事録に書いてあることを読み取る読解力と、理解する知識であり、そのどちらもマーサ氏には徹底的に欠けています。だから、ナフサ減税が自民党の悪行だと勘違いしたり、ゼネコン八兆円丸投げ説や長崎方式で国家予算半減説、浄化槽で四十兆円財源説といった珍説のオンパレードを作ってしまうんですよ。 ここで改めて言いますが、「議事録も禄に読まず理解出来ないお馬鹿」と言うのは…… マーサ2838さん、あなたの事です。
2009.09.07
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前回に引き続き、最低人2838観察記、第七十九回です。 我が世の春に浸るマーサ氏ですが、そろそろ足元に大穴が開いてる事に気付かないと、マズイ情勢になってきたようです。民主党の主張がブレていることを、マスコミが指摘し始めました。まぁ、議事録だけでこの世の全てがわかると思っているマーサ氏は、穴の底に叩きつけられるまで、それに気づく事は無いでしょう。 と言うわけで始めます。まずはこちら。まだ言ってるのか……という日記。 自民党と組み国民の血税を食い潰してきたキャノン、鹿島、大林、清水等の下される評決や如何に 相変わらず、経団連系の大企業や御手洗経団連会長が憎くてたまらないようです。それにしても、日記の中でちゃんと「試験研究税控除」と書いているのに、この人はその意味を理解していないのでしょうか? その税控除によって各企業は新製品開発に資金を投入することが出来るわけで、トヨタやホンダの場合、マーサ氏の大好きなエタノール混合ガソリン対応自動車や電気自動車の開発が進むんですけどね。 それ以前に、意味不明なのは「評決」と言う言葉です。別にこれらの会社は裁判にかけられているわけではないのですが……まぁ、マーサ氏の事ですから「俺が裁いてやる」と言う事なのかもしれません。いい加減「研究開発税制=自民党に献金するための財源」と言う誤った考えを改めないと、自分が逆に名誉毀損で訴えられて評決を受ける身になりそうなものですが。 そして、やはりしつこく書き続けているのが、この一節。 >皆さん、これを点検しておいて下さい。御手洗は確実に一度失敗をしている事を。それは海外法人も献金出来る様にする事を自民党を使い委員会で画策したが、これを民主党に潰され、現在の財界において(使い物にならない)と言う事を証明している事を。 外資でも献金できるように政治資金規正法を改正したときは民主党も賛同していると何度も指摘しているのですが、民主党がマーサ氏の主観的に汚い行為をした事を、どうしても認められないようです。いい加減現実を見て欲しいですね。 と言うことで、そのときの記事を改めて貼っておきます。 外資50%超でも献金0K 政治資金規正法を改正(47NEWS:06年12月13日)>外資系企業による政治献金の規制を大幅に緩和する改正政治資金規正法が13日午前の参院本会議で、与党と民主党などの賛成多数で可決、成立した。 与党になった今、民主党に対し、これらの企業も積極的に献金を行うようになるかもしれません。その時になったら、マーサ氏はどんな顔をするのでしょうか? 今から楽しみではあります。あ、民主党は企業献金を受け取らないとか言ってたんでしたっけ……それでバブル的に膨れ上がった人数を賄うだけの活動資金をどうするのか、他人事ながら心配なのですが。 お次はこちら。馬鹿はテメェだ、と言う日記。 自民党支持者の馬鹿、よくお読み。シンクタンク山崎養世事務所代表(民主党の語る高速道路無料化は無理では無い。)借金処理の前倒しによる高速道路無料化 内容自体は以前に書いた日記にもある、山崎養世氏による、国会で高速道路無料化について証言した際の議事録です。それに勝ち誇るように「自民党支持者の馬鹿、よくお読み」と付けられており、今回の選挙結果でマーサ氏が如何に図に乗っているかを示していますが、この度めでたく、マーサ氏も大好きな民主党の馬渕澄夫議員により、梯子が外されました。 民主党・馬淵澄夫議員「渋滞しそうな高速道路は無料化しない」(You Tube) これは馬淵議員がテレビ朝日「報道ステーション」に出演した際の動画です。なにかグダグダと馬渕議員が言い訳をしていますが、まとめるとこんな感じです。 >馬淵:「渋滞しそうな所は国土交通省にシミュレーションさせて高速料金を取ります」>古館:「へえ!国民のみなさんは首都高速と阪神高速以外は全部無料だと思ってますよ!」>馬淵:「渋滞しそうなら有料です」>古館:「渋滞しそうな所なら大体分かりますよね。東名高速とか有料ですか」>馬淵:「どこの路線が渋滞しそうかは申し上げられません」>古館:「今でも渋滞してるんだから分かるじゃないですか!」>馬淵:「どこが無料にならないと路線名を上げると、地元の方の感情がありますから選挙前は言いにくかったんです」 露骨な民主党よりの報道を繰り返してきた古館アナでさえ呆れかえった口調です。と言うか、「地元の方の感情が」と言う発言自体、高速道路無料化は民主党にとって無党派層を釣るための撒き餌だったと言ったようなものですね。呆れ果てるしかありません。 マーサ氏に関して言えば、明らかに山崎氏の高速道路無料化というのが「国債による借金の付け替え」であることを理解しておらず、無駄遣いをやめれば返済できると安易に考えているようなので、馬鹿の極みであるとしか言いようがありません。 お次はこちら。梯子を外されたのはマーサ氏だけではない、と言う日記。 自民党よ民主党鳩山代表が1人で無い事をまず、知れ!(鳩山代表の発言は、常に完全に裏付けされるものである) >民主党鳩山代表が如何なる発言をしようとも、その発言は大塚、古本、長妻、馬渕等これまで自民党が苦しめられてきた民主党議員に完全に裏づけされるという事である。 マーサ氏の大好きな民主党の若手議員が、鳩山氏の発言を裏付けてくれるそうです。しかし、高速道路無料化については、先の日記でも上げたように馬淵議員がウソだと暴露してしまいました。 他の議員たちも、ここ数日ろくな事を言っておりません。まずは大塚議員。NHKの「クローズアップ現代」に出演した際に、公共事業ついて語っていますが…… アナ「公共事業を停止したら景気が冷え込みませんか?」 大塚「一部の業者と一部の地域だけだから限定的な話です」 とまぁ、こんな調子だったそうで。民主党政権が出来たら、公共事業が根こそぎ叩き潰されてゼネコンが絶滅すると思い込んでいたマーサ氏にとっては、「騙された」とブチ切れて良いレベルだと思われます。 お次、長妻昭議員。TBSの「朝ズバ」に出演した際の発言。 「いいですか!いいですか!よく聞いてください。わたくしどものマニフェスト、公約で”実現する” とは言っていません。あくまでも ”実現を「めざす」”と言ってるんですよ。 子ども手当て26,000円支給を「めざす」 高速道路無料化、徹底した無駄遣い削減を「めざす」 実現したとしてもそれが永久的に続くとは言っていません。維持できる保障はないんですよ」 とりあえず、司会者でも誰でもいいので、このアフォを張り倒すべきだと思ったのは私だけでしょうかね…… 古本氏はまだ何も言ってないようですが、他の連中がこの調子だと、早晩ボロを出しそうな気がします。しかし、政権を取るための目玉政策の多くが「実行できるかどうかわからない」と言うのは、詐欺以外の何者でもないですね。無責任にも程があります。 お次はこちら。取らぬ狸の皮算用、と言う日記。 自民党支持者のお馬鹿さん達、民主党の財源を語る前に、せめて新聞、議事録を読もうか。ね。各新聞発表と議事録参照 また「自民党支持者のお馬鹿」と言う言葉がタイトルに入っている日記ですが、これを言う度にマーサ氏は自分が頭良いような気分になれるのかもしれませんね。錯覚なのですが。「せめて新聞、議事録を読もうか」だそうですが、そもそもマーサ氏がマトモに議事録を読解できてないのは明らかですし、新聞云々に至ってはブラックジョークとしか思えません。 と言うのも、この計算根拠のほとんどが怪しいのは、ここ数日の新聞報道で紹介されています。まずは補正予算の執行停止の話題ですが、こんなニュースが飛び交っています。 09年度補正予算:基金4割執行済み 民主、予算回収難航も(毎日jp:09年9月5日)補正予算の基金、6割執行済み 民主、財源に影響か(朝日新聞:09年9月4日) 中には琉球新報のように七割が執行済み、と言う報道もあるようですが、マーサ氏が「民主党菅代表代行が執行を停止した4兆5000億円の基金」と主張している基金のかなりが執行済みで、回収するには地方自治体との対立が必至、と言う状況に陥っているようです。 民主党内では基金を受け取った自治体に対し「来年度以降の交付金を差し止める」形でそれを回収する、と言う主張をしている議員も出ているとかで、下手すると全国の地方自治体を敵に回す可能性も出てきました。しかし、民主党は「霞が関の解体・再編と地域主権の確立」と言っていたはずですが、基金の強制回収には官僚の手を借りねばならず、しかも地方主権を踏みにじる行為なわけで、安易に財源論を弄んだツケがこれから回ってきそうですね。 >自民党松浪氏指摘分5兆8000億円+自民党鶴保氏指摘分約5000億円 これに関しては、第七十一回、第七十二回でツッコミを入れておきましたので、改めて言及はしません。 いずれにせよ、適当な根拠(とすら呼べないもの)を元に安易な計算をして、それを実行する段になって困る民主党は、アフォ以外の何者でもありませんし、それを鵜呑みにするマーサ氏は、最初から結論(民主党は全て正しい)ありきで、新聞や議事録を読んでもまったく意味が無いとしか言い様がありません。 ドンドンドンドン! 邦 夫「誰だ?」 由紀夫「あんちゃんだよ。お前のあんちゃんだよ」 邦 夫「ほんとに俺のあんちゃんか?」 由紀夫「ほんとにお前のあんちゃんだよ」 邦 夫「それじゃあ、俺の質問に答えてみろ。どう見ても不可能な財源案を出して、どう解決する気だ?」 由紀夫「故人献金」 邦 夫「やっぱり、あんちゃんだ!」 (by「ドリフ大爆笑」よりバカ兄弟コント)
2009.09.07
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政治ブログ界の産業廃棄物、マーサ2838氏の観察記録を更新しました。 今回は第九十回です。マーサ2838氏に物申す・第九十回シリーズインデックス
2009.09.01
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選挙も終わりました事ですし、そろそろ何時もどおりのネタを書いていこうと思います。と言うことで、最低人2838観察記、第七十八回です。 民主党大勝と言う結果を受けて、マーサ氏は一度は撤退したかに見えた「政治について」に戻ってきたようなので、こちらも引き続き追撃を行います。ただ、マーサ氏の投稿しているトピック全てに、この本家へのリンクを出そうかとは思っていますが。 さて、調子に乗りまくるマーサ氏ですが、おかげで現実は見えていないようで、さっそくやらかしてくれました。自民党を歴史的大敗北に招いたお馬鹿自民党支持者(自民党支持者が賢明であれば、自民党議員石破茂は落選しなかった) 石破氏は落選などしていないわけですが。 【09衆院選】石破氏当選 逆風しのぎ8選 鳥取1区>鳥取1区は、自民前職の石破茂氏(52)=公明推薦=が党への逆風をしのぎ、民主新人の奥田保明氏(49)=国民新推薦=ら3人を破って8選を果たした。投票締め切り後、早い段階で「当選確実」の報が流れ、鳥取市内の選挙事務所に集まった支持者らの間には安堵が広がった。(MSN産経:09年8月31日)>民主党支持者の私から見ても石破茂が何故落選したのかが不思議である。 と書いていますが、何故マーサ氏がこんな間違いをするかの方が、私には不思議ですね。寝ないで選挙速報を見てたんじゃないのか……? >自民党支持者よ、いま少し賢くなれ。せめて議事録程度は読んで、薄っぺらいマスコミ報道だけで物を書くようなお馬鹿な行動は是正せよ。 マーサ氏は脳内ソースで日記を書くような、バカの極みとしか言い様がない行動を是正しましょう。 と、まずは小ネタ程度で。お次は少し大きなネタです。嫌がらせしてるのはどっちだと言う日記。幸せな野党自民党(民主党新政府は、これまで自民党にされ続けてきた政治的嫌がらせを、自民党にする事は出来ない)>考えてみれば、自民党はなんと幸せな野党なんだろう。これまで散々民主党に行ってきた政治的嫌がらせを受けなくて済むのだから。 昨今の政局を見ている限り、民主党が自民党に対して行った嫌がらせの数々のほうが、よほど目立っている気がするのですが。審議拒否、自分の提出した法案に反対、膨大かつ無意味な質問主意書の提出など、枚挙に暇がありません。 そういうのは見えない聞こえないらしいマーサ氏が「自民党の嫌がらせ」として挙げているのが、以下のようなものです。 >茂木元衆議院厚生労働委員長による長妻議員の発言を勝手に議事録から削除 これは、2007年10月の衆議院厚生労働委員会で長妻議員の「与党というものは一度でも(政府の)不祥事を追及したことがあるのか」という発言が、生労働委員長の茂木敏充厚生労働委員長(当時)により会議録から削除されていた、と言う事件です。 この削除に対し、茂木氏は長妻氏の当該発言が国会の本会議先例集にある、「発言者は、私語に応酬することができない」と言う先例に触れたため、削除したと回答しています。実際に長妻氏が当該議事録の削除前の記録を残していますので、見てみましょう。 衆議院厚生労働委員会速記録(議事速報)>○長妻委員 当然、五千万件の処理というのは、これはどんどんやっていただく、これは当然ですよ。しかし根本解決策を逃げているんですね、政府は。期限も言わない。(発言する者あり)ですから、もう一回、今与党席から私の質問はしつこいしつこいと言われましたけれども、確認しないと逃げるんですよ、政府はこれまで。与党というのは、一度でも不祥事を追及したことがあるんですか、政府の。何がしつこいんですか。きちっと確認しないと被害者の補償が進まない、逃がすわけにはいかないんですよ。(赤字:削除部分) 確かに、与党側の野次に答える形で該当発言がなされたようですね。まぁ野次る方もどうかと思いますが、それに対する長妻氏の発言も相当に品位を欠いていると思います。 そもそも、民主党自身、割と議事録の削除要求は出しているんですけどね。例えばこれ。 野中・自民幹事長「白々しい」発言=議事録から削除>25日に開かれた衆院議院運営委員会の理事会で、民主党は鳩山代表の小渕前首相に対するお見舞いを野中広務自民党幹事長が本会議で「白々しい」と中傷した問題について、議事録で「白々しい」を「遺憾である」と修正するという大島議運委員長の見解を受け入れることで合意した。 (民主党HP)亡国への道―民主党のポピュリズム>民主党は1日の衆院議院運営委員会理事会で、麻生太郎首相が先月29日に行った所信表明演説で同党の国会運営を「政局を第一義とし、国民の生活を第二義、第三義とする姿勢に終始した」などと批判したことについて、「(行政府の長である)首相が口を挟むことではない」と反発し、議事録から削除するよう求めた。これに対し自民党は、「(首相は)事実を指摘しながら合意形成のルールを打ち立てるべきだと言った」として拒否した。(たむたむの自民党VS民主党・元記事時事通信:08年10月8日) 個人的には、議事録削除、またはそれを要求することは良い事だとは思いません。しかし、それを自民党の専売特許のように言うマーサ氏は、例によって「悪い事は全部自民党に押し付ける。民主党のそれは見ないフリをする」と言うダブルスタンダードをしているに過ぎません。 お次はこれ。 >衛藤元衆議院予算委員長による理事会で認められた資料隠し これについては、マーサ氏が別に日記を書いているようなので、そっちを参考にします。 自民党が資料を隠して強引に補正予算を通過させようとしているの事(何故自民党は資料を隠さなければならないのか) このやり取りを見て、どこを見れば「衛藤氏が資料隠しをしている」と読めるのか、さっぱり理解できないわけですが。むしろ民主党側が官僚側に「もっと資料があるんだろう」と詰め寄って、官僚側が誤魔化そうとしているのに対し、江藤氏は「ちゃんと答えるように」と誤魔化さず答弁することを求めています。 >○衛藤委員長 経済産業省大臣官房総括審議官瀬戸比呂志君、明快に、簡潔にお答えください。>○衛藤委員長 経済産業省大臣官房総括審議官、委員長から申し上げますが、質疑者に対しての答弁は、明快に、正確にお答えください。>○衛藤委員長 総括審議官に申し上げますが、委員は一枚かどうかということを聞いているわけですから、そこを明快に答えなさい。 こういった部分ですね。 この後、瀬戸氏が一枚ではない事を認めますが、これに対し質問者の川内議員は「だましたんですか」「おかしいですよ」と言った相手を指弾する発言をし、その度に衛藤氏に「この答弁に基づいて、委員として質問をしてください」と注意されています。衛藤氏は資料隠しの擁護をしているのではなく、川内議員の感情的な発言に対し注意をしているわけです。 他の項目については、いまいち詳細が不明です。 >原田元財務金融委員長による(ボケたふり)の委員会進行 原田元財務金融委員長というのは原田義昭氏(福岡五区)の事だと思いますが、過去に原田氏について触れたマーサ氏の日記は見つからず、何の事か不明です。まぁ、人をボケ扱いする時点で失礼かつ不謹慎極まりないと思いますが。 >省庁への資料を野党に渡す前の検閲>野党への資料隠し おそらく汚染米問題の際に、自民党の国対から各省庁に「民主党がどんな資料を要求したか」について相談するよう求めた件の事だと思いますが、これが検閲などと言うものではなかったことは、第三十八回で指摘しています。 >会計検査院等院への圧力 これも何の事か不明。マーサ氏が会計検査院を取り上げる時は、会計検査院の活躍で無駄遣いが発覚した(そして大体誤読)と言うのが多いのですが、圧力がかかっているところが無駄遣いを暴くことができるというのは、どう考えても矛盾しています。 >そして何より三分の二条項の乱用 法律で決まっていることを「乱用」と言われても困るわけですが。だいたい、マーサ氏は民主党が与党になったら三分の二条項を使えと主張してたはずですがね。自民党のこれまでの政策に対しての(国民裁判)を実現しよう。 しかも、問責決議案、議員辞職勧告決議案をこの条項で可決する事で、自民党議員を政界から追放しようという主張。乱用と言うのはマーサ氏が主張するようなことです。 しかしまぁ、見事なまでに図に乗ったものだと思います。民主党が勝利したとは言え、それはマーサ氏の正しさを担保するものではありません。どれほど民主党が勝ったとしても、それとは無関係にマーサ氏の主張は間違いだらけなのです。 今後も引き続き、マーサ氏が調子に乗り続けている限りはソース付きで彼の主張を叩き潰すことに躊躇は有りません。
2009.09.01
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