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週末に、恒例となった<フードビジネス研究会>に参加。今回は都内のデパ地下ツアー。メジャーデパートを次から次へと巡る視察の一日。個人的にはこの数年、いやほとんど縁の遠い世界で、買物した記憶も無い。……ということで、あまりウキウキした気分とは言えないままスタート。が、すぐにその凄さに圧倒される。一店舗ずつメニューやディズプレーの特徴を丁寧に教えて頂くと、「なるほどー!」の連発になってくる。同じ惣菜でも、そのメニュー構成や見せ方、売り方まで、本当によく考えられていて、どれも美味しそうに見えてしまう。考えてみれば、デパ地下と言っても、各店舗のスペースは大変狭い。従業員の作業スペースも限られていて、その限られたスペースを120%有効活用している<オペレーション>も圧巻だ。講師して頂いたの知る人ぞ知るフードコンサルタントの先生曰く「ホテルやテーマパークの食は10年遅れている……」と。(行く前に言われた時は、多少、ムッとしたが)仕事柄、地方のテーマパークやリゾートホテルのお手伝いが多いが、その言葉には全く異論がなくなった。価格と味、そして、販売スタッフの方々の元気さ……など、とても太刀打ちできないかも。そして、こういった所で買物をしたり食事している人々が休日にお客さんで来ているのだ……と、目の当たりに一人考えているうちに冷や汗が滲んで来た。中でも印象的だったのは、お酒(リキュール)の<計り売り>だった。試飲をさせてもらいながら、気に入ったものを樽から出たコックでボトルに好きな量だけ買えるというモノ。その種類の豊富さ。入れ物になるボルトのデザイン……など、どれをとっても楽しい。それにしても辛いツアーだった。お腹一杯にしてから望まないと、何でもかんでも食べてしまって、胃袋もきついし財布もきつい。かといって、何も食べないで堪えるのも相当つらくて、ストレスになってしまう。いずれにしろ、それだけ夢中にさせるのだから、見方によってはレジャー施設の強敵とも言えるかもしれない。<食の最前線基地>は地下にあった。
2003/08/31
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この夏は、レジャー施設の<来場者行動調査>に明け暮れた。動向調査は尾行みたいなものだから、男一人ではあまりにも怪しい。そこで、毎回様々な人々の協力を得て行う。もちろん女性と。たいていはクライアント先のスタッフとご一緒する。そんな中、大変印象深かったのは、先日ご一緒したパートナーを組んだMさん。調査中、常にケータイを手にしている。何かあるとすぐに文字入力をしたり、写真のシャッターを押したり。ペンとメモ帳を片手にデジカメをぶら下げている僕の姿を横目に、ケータイだけでバンバン記録していく。「よく、ケータイでそんなに長文を打てますね」と尋ねると、なんでも、文字入力は、パソコンのキーボードより先にケータイの入力を覚えた世代だけあって、なんのストレスもないとのこと。(つまり20代になったばかり)基本的には電話としての会話と、たまにメールの送受信くらいしか使わないおじさん世代からみると、彼女の<文字記録、写真記録、ボイス記録、電話連絡、Web観覧…>と、まるでスパイ映画の最新ツールのように見えて来る。使いこなせばこんなに便利なんだというデモンストレーションを受けたような心境だった。夜、報告書を作成しようかなとノートPCを立ち上げると、彼女がケータイで入力した<報告書>が届いていた。あまり悔しいので、ケータイからメールで「ありがとう!」だけ入力して送信して寝る。
2003/08/30
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